JP2811280B2 - 細径金属管の曲げ加工装置における曲げロール装置 - Google Patents

細径金属管の曲げ加工装置における曲げロール装置

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JP2811280B2 JP12295094A JP12295094A JP2811280B2 JP 2811280 B2 JP2811280 B2 JP 2811280B2 JP 12295094 A JP12295094 A JP 12295094A JP 12295094 A JP12295094 A JP 12295094A JP 2811280 B2 JP2811280 B2 JP 2811280B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、細径金属管を多数箇
所で曲げ加工する装置、特に自動車の燃料配管、ブレー
キ配管等のように各曲げ部の曲げ方向が同一平面上にな
く、三次元方向に異なっている場合に適した細径金属管
の曲げ加工装置における曲げロール装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】細径金属管の曲げ加工装置としては、従
来各種知られているが、本発明者は各曲げ部の曲げ方向
が同一平面上になく、三次元方向に異なっている場合に
好適な曲げ加工装置を先に提案した(特開平2−112
828号公報、特開平2−165819号公報)。
【0003】この曲げ加工装置は、曲げ加工時、金属管
が振り回されて次の定位置に配置されるとき曲げロール
と干渉しない構造となし、また精度よく曲げ加工でき、
さらに一つの曲げ加工を1動作で完了することができる
とともに、全曲げ加工終了後の金属管の取出しが容易で
ある等の特徴を有するもので、その構造は、図4にその
一例を示すごとく、金属管2の全長にわたる曲げ形状に
ほぼ合致する姿形状に成形された固定型枠1と、この固
定型枠の所定位置に設けられたガイド部材3、およびア
クチュエータにより固定型枠1の外方から該型枠に向っ
て移動する曲げロール4を備え、この曲げロール4を固
定型枠1に向って前進または円弧動させることによって
金属管2の曲げ加工が行われる仕組みとなっている。図
中、5は型枠の支柱、6は固定型枠の一端に付設したク
ランプ治具である。
【0004】すなわち、この曲げ加工装置は、直状の金
属管2の一端をクランプ治具6にて固定し、各曲げロー
ル4を順次固定型枠1に向って前進または円弧動させな
がら金属管2を固定型枠1およびガイド部材3に沿うよ
うに圧接させて、曲げ加工をが施されるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記曲げ加工装置にお
いては、曲げ加工時に金属管が振り回されて次の定位置
に配置されるとき、曲げロールとの干渉を避ける必要が
ある。このため、この曲げ加工装置における曲げロール
4は図5に示すごとく、例えば固定型枠1にブラケット
7を介して取付けられたアクチュエータ8のピストンロ
ッド先端に、シリンダー9を介して伸縮自在に取付け、
前工程の曲げ加工時における金属管の回動中(振り回し
中)に次工程の曲げロール4との干渉が避けられるよう
になっている。シリンダー9のピストンロッド10は、
この曲げロール4の軸を兼ねている。
【0006】しかしながら、曲げロール4をシリンダー
9等の流体圧にて伸縮自在に取付けて金属管との干渉を
避ける方法は、シリンダー9の作動タイミングやストロ
ークが僅かでも狂ったりすると曲げロールとの干渉が起
り易いため、作動タイミングやストローク設定が非常に
重要であり、またそのための制御系も複雑となりコスト
が高くつくこと、また曲げロール4用の軸を兼ねている
シリンダー9のピストンロッド10の軸受が金属管曲げ
毎に横荷重を受けるが、本来標準シリンダーの軸受は軸
方向の荷重については充分に考慮されているものの繰返
し受ける大きなラジアル荷重については考慮されていな
いため、長期の使用によりピストンロッド10の伸縮に
作動不良を起し易く、また狭いスペースにシリンダーの
流体供給配管を設けなければならない上、この配管が邪
魔になり曲げ加工動作に支障をきたすこと、さらにシリ
ンダーを支持する治具にはある程度の剛性を持たせる必
要があるため重量の増大を招き、曲げロールをスイング
させるアクチュエータの負荷も大きくなる等の問題点が
ある。
【0007】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、流体圧シリンダー方式に替え
て、バネ等の弾性部材を用いた極めて簡易な手段で金属
管との干渉を自動的に回避でき、金属管の曲げ加工を円
滑に行うことが可能な曲げロール装置を提供しようとす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、金属管の全
長にわたる曲げ加工形状にほぼ合致する姿形状に成形さ
れたガイド部材付き固定型枠と、アクチュエータにより
前記固定型枠に向って移動する曲げロールを備えた細径
金属管の曲げ加工装置において、前記曲げロールを金属
管の接触圧で下がり、非接触時には復帰するように上下
動自在に弾性支持したことを要旨とするものである。
【0009】
【作用】曲げロールの弾性支持手段としては、例えば曲
げロール支持アームにバネ等にて常時上方向への押圧力
を付与する機構を用いることができる。具体的には、例
えば固定型枠に取付けられて曲げ加工用アクチュエータ
と接続される可動アームに固着したブラケットの一端に
ロール支持アームの一端を回動自在に軸着し、該ロール
支持アームとブラケットの間にバネを掛けてロール支持
アームに常時上方向の押圧力を付与する機構を用いるこ
とができる。この機構の場合は、金属管が曲げロール支
持アームの弯曲背面から曲げロール上に乗ると同時に、
該金属管の回動力で前記バネに抗して曲げロールが押圧
されてロール支持アームが下方へ回動することにより金
属管が曲げロール上を通過して円滑に固定型枠上に移載
され、金属管が曲げロールから離脱すると同時に曲げロ
ールは再びバネにて元の位置すなわち金属管の曲げ平面
上に復帰する。
【0010】したがって、この発明によれば、例え前工
程の曲げ加工時に、金属管が振り回されて金属管の回動
動作中に曲げロールと干渉する場合であっても、すなわ
ち前工程の曲げ平面上に曲げロールが存在する場合、曲
げロールはバネにて弾性支持されているため金属管が曲
げロール上に載置すると同時に該金属管の回動力で前記
バネに抗して曲げロールが押圧されので、曲げロールを
その干渉から回避できる。そして、曲げ加工時には再び
バネにより曲げロールが曲げ平面まで復帰するので、金
属管の曲げ加工動作が支障なく継続される。
【0011】
【実施例】図1はこの発明に係る曲げロール装置の一例
を示す部分斜視図、図2は同上曲げロール装置の一実施
例の側面図、図3は曲げロール装置の他の実施例の側面
図で、10は可動アーム、11はブラケット、12は金
属管のガイドとなる弯曲した背面12−1を有する曲げ
ロール支持アーム、13は枢軸、14は曲げロール支持
アーム12に固定されブラケット11に当接するストッ
パー部材、15はバネである。
【0012】すなわち、この発明は一端が固定型枠1に
取付けられた曲げ加工用の可動アーム10に固着された
ブラケット11に、曲げロール支持アーム12の下端部
を枢軸13にて上下方向に回動自在に取付け、この支持
アーム12に固着され下端をブラケット11に係止させ
たストッパー部材14とブラケット11との間に掛けた
引張バネ15により曲げロール支持アーム12に上方向
の力を付与した構造となっている。可動アーム10の他
端は曲げ加工用のアクチュエータ7のピストンロッドに
接続されている。曲げロール4は該支持アーム12の上
端部に軸支されている。
【0013】この構造の場合、曲げロール支持アーム1
2は、通常はバネ15により上方向の力を付与されてス
トッパー部材14により所定の高さ位置すなわち曲げロ
ール4が曲げ平面上に存在するようにセットされてい
る。この状態で、前工程の曲げ加工により曲げロール支
持アーム12の背面方向から接近してくる金属管2が該
支持アームの弯曲した背面12−1に当接すると、その
回動力に応じて曲げロール支持アーム12が枢軸13を
支点にバネ15に抗して下方に回動し、続いて金属管2
が支持アームの弯曲背面12−1に摺接しながらさらに
移動して曲げロール4上に載り該曲げロール4に金属管
2の回動力がかかると、曲げロール支持アーム12がバ
ネ15に抗してさらに下方に回動して曲げロール4が下
降する。そして、金属管2が曲げロール4上面を通過し
て外れると同時に回動力が解放され、バネ15にて曲げ
ロール支持アーム12が再び元の高さ位置に復帰する。
この場合、曲げロール支持アーム12に付与するバネと
しては、該支持アームが金属管の回動力で容易に下降
し、かつ金属管が離れると同時に元の高さ位置に復帰し
得る程度の力を有するものを用いることはいうまでもな
い。
【0014】上記曲げロール装置においては、曲げロー
ル4は所定の高さすなわち次工程の曲げ平面位置に突出
しているので、前工程の曲げ加工時に金属管2が振り回
されて曲げロール4と干渉するおそれがあるも、この曲
げロール4はバネ15にて上下動自在に弾性支持された
支持アームに取付けられているため、金属管2が曲げロ
ール支持アーム12および曲げロール4上に載っても該
金属管の曲げ動作(回動力)でバネ15に抗して下がる
ので、金属管2はスムースに固定型枠1上に移載され、
同時に曲げロール4は元の高さ位置に復帰し金属管の次
工程の曲げ加工態勢がとられる。しかる後、次工程の曲
げ加工用のアクチュエータ7が作動して曲げ状態に入
り、金属管2の次工程の曲げ加工が行われる。
【0015】なお、曲げロールを弾性支持する手段とし
ては、ここに例示した機構に限るものではなく、例えば
図3に示すごとく、曲げロール支持アーム12の上端部
と可動アーム10との間に圧縮コイルバネ15´を設置
して曲げロール支持アーム12を弾性支持する方式を採
用することができる。またこの他にも、図示していない
が、枢軸にバネにて回動力を付与する方法、あるいは蛇
腹等を用いて構成することも可能であり、また曲げロー
ル自体を直接弾性材で支持する方式を用いることも可能
である。
【0016】
【発明の効果】この発明は上記のごとく、以下に記載す
る効果を奏する。 (1) 曲げロールがバネ等により弾性支持されているの
で、前工程の曲げ加工時に、金属管が振り回されて曲げ
ロールと干渉するような場合、曲げロールは金属管の旋
回動作により下方に押圧されて下降するのでその干渉か
ら回避できる。 (2) 曲げ加工時には再び弾性力で曲げロールが曲げ平面
まで復帰するので金属管の曲げ加工動作が支障なく継続
される。 (3) 曲げロールの作動源にバネ等の弾性材を用いている
ので、従来の流体圧シリンダー等による曲げロール装置
に比べ構造が簡単であり、かつコストも安価につく上、
狭いスペースに設けるのに好都合であり、さらに曲げロ
ール支持部材も軽量化できることにより曲げ加工用アク
チュエータの負荷も軽減できる。 (4)細径金属管の曲げ加工装置の小型化がはかられ、曲
げ加工装置のコストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る曲げロール装置の一例を示す部
分斜視図である。
【図2】同上曲げロール装置の曲げロール支持部分を示
す側面図である。
【図3】同上曲げロール装置における曲げロール支持手
段の他の実施例を示す側面図である。
【図4】この発明の対象とする細径金属管の曲げ加工装
置の一例を示す概略斜視図である。
【図5】同上装置における金属管曲げロール装置の構造
例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 固定型枠 2 金属管 3 ガイド部材 4 曲げロール 5 型枠の支柱 6 クランプ治具 7 アクチュエータ 8 シリンダー 10 可動アーム 11 ブラケット 12 曲げロール支持アーム 12−1 弯曲背面 13 枢軸 14 ストッパー部材 15 バネ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属管の全長にわたる曲げ加工形状にほ
    ぼ合致する姿形状に成形されたガイド部材付き固定型枠
    と、アクチュエータにより前記固定型枠に向って移動す
    る曲げロールを備えた細径金属管の曲げ加工装置におい
    て、前記曲げロールを金属管の接触圧で下がり、非接触
    時には復帰するように上下動自在に弾性支持したことを
    特徴とする細径金属管の曲げ加工装置における曲げロー
    ル装置。
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