JP2809146B2 - 重量物用反転装置 - Google Patents

重量物用反転装置

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JP2809146B2 JP7218707A JP21870795A JP2809146B2 JP 2809146 B2 JP2809146 B2 JP 2809146B2 JP 7218707 A JP7218707 A JP 7218707A JP 21870795 A JP21870795 A JP 21870795A JP 2809146 B2 JP2809146 B2 JP 2809146B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属粉末の成形用金型
等の重量物を反転させる際に利用される重量物用反転装
置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】重量物用反転装置の従来技術として、特
開平6−183527号公報に、重量物を固定あるいは
搬送するために扛重盤があって、扛重盤の作用面が軸体
を横切らない平面上に設置されており、又駆動機構が軸
体に軸着された旋回基台に取り付けられていることによ
り、安全確実且つ迅速容易に重量物を反転できるように
したもの、あるいは実公昭61−30816号公報に、
こう重盤で狭着保持した状態で転動させるので、反転が
正確且つ確実にできると共に、人力を要せず、また金型
に衝撃を与えるおそれがないもの等が、各公報に示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、プレス装置に
組み込まれた粉末成形金型装置は、異なる成形品を製造
するため、たびたび金型装置中の金型の交換が必要とさ
れる。この金型の交換に際して、金型装置の上部を構成
する上型装置は重量物であるため、上型装置中の金型を
下面側にしてチェーンブロック等でつり下げて、金型装
置の下型装置から取り外される。そして、次に上型装置
に別の金型が取り付けられる。このため、金型の交換作
業は下側から上向き方向で行なわなければならず、無理
な姿勢での作業であって、安全面からも良くないうえ、
金型の交換作業で金型に傷をつけたりし、成形製品に欠
陥を生じる。
【0004】従来のやり方を更に詳細に説明する。金属
粉末の多段成形に於いては、次のような作業方法を行な
っていた。粉末成形金型装置の上型装置をクレーンでつ
り上げ、途中で停止し、図4に示した金型のパンチ押え
2を、ボルト20−1を緩めながら取り外す。すなわ
ち、図5に示したパンチ押え2のワリ型の如く、3コの
ボルト穴が付されている時、最後の1コのボルト20−
1がまだ残っている場合には、取り外すべき半分のパン
チ押え2が傾いてくるので、傾きを手で修正しつつ、パ
ンチ押え2が不意に落下しないよう、下方から上方に手
で支えながら、パンチ押え2のワリ型半分を取り外さね
ばならない。下を向いて作業しているので、ボルト等は
見にくく、不自然な姿勢となる。同様にして、パンチ3
−1も取り外す。
【0005】更に粉末成形金型装置の上型装置全体をク
レーンで移動させ、図6に示したようなアングルで組ん
だ台の上に置く。そして、そのアングル台21の上部中
央の間に、下から手を入れて以下の作業をする。クレー
ンから外した上型装置16の治具であるパンチホルダー
1を、ボルト20−2を緩めながら慎重に取り外す。ボ
ルト20−2については、前述と同じく、最後の1コに
なった時、パンチホルダー1が傾かないように、又、勝
手に落下しないように注意しながら取り外すことにな
る。同様にして、パンチ3−2も順次下から手を入れ
て、落下に注意しながら取り外す。
【0006】取り外すべき下方に人間の目はない。すな
わち、下方に顔があれば、取り外し状況が良く見える
が、危険である。従って、手だけを金型の下方に入れて
作業をするという不自然なものであった。又、金型、治
具の交換作業において、金型、治具に傷が付くと、成形
された粉末製品に欠陥が生じる。以上から、作業性を改
善し、且つ、欠陥のない製品を製造する要望が強かっ
た。本発明はかかる点に鑑み、重量物である金型装置の
金型の交換等の作業を、自然な上向き姿勢で行なうこと
ができるともに、安全で作業時間を短縮しうる重量物用
反転装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の重量物用反転装
置は、重量物の突出部が下方に延びるように、重量物が
載せられる載置台に開孔を有し、載置台がギヤードモー
ターにより、反作業側に180度上下反転する反転装置
である。そして、載置台の作業側への回転を阻止するス
トッパーを反転装置に有し、載置台への重量物の取り付
けが手動クランプと油圧クランプを併用するとともに、
油圧クランプの油圧が設定値以下では前記ギヤードモー
ターを非作動とするものである。
【0008】
【作用】これにより本発明の重量物用反転装置は、粉末
成形用金型、再圧縮金型及び治具等の重量物の交換、手
入れ、あるいは補修等に対して有効に働く。作業方向に
は重量物が反転してこないようにストッパーが付されい
る。重量物は手動及び油圧クランプにより載置台に固定
されおり、且つ油圧クランプの油圧が設定値以下では反
転用のギヤードモーターは作動しないので、重量物用反
転装置は安全となる。
【0009】
【実施例】以下、図示した実施例にもとづき、この発明
を詳細に説明するが、図1−図3に示すように、この実
施例に係る重量物用反転装置は軸体22を受ける軸受1
3、載置台12、載置台12を回転させるための駆動機
構であるギヤードモーター14、トルクリミッター15
を有してなる。
【0010】もちろんギヤードモーター14のかわり
に、手動式でチェーン及び歯車を動かして載置台を回転
させてもよい。手動式は金型、治具等の回転状況を確認
しつつ慎重に反転させるのに適している。軸体22は、
適宜の間隔を有して立設された1対の軸受13の間に水
平架設保護されてなるもので、例えば工場内の床面等に
直接立設されるとしてもよい。図1に示すように作業側
と反対方向に安全のためのガード11を設け、該重量物
用反転装置近傍を通行する作業者に対し、回転物である
金型、治具等が接触しないよう安全を確保している。ス
トッパー9により、作業側には反転しないように、反転
の方向を一定のものとしている。
【0011】載置台12には3ヶ所の開孔19−1、
2、3が付されてあり、中央の大きい開孔19−1に
は、上型装置16中の金型の突出部4、左右の小さい開
孔19−2、3には金型の治具突出部であるシャフト
(ガイドポスト等)18が入り込むようにされている。
中央の大きい開孔19−1に入り込んだ上型装置16中
の金型のツバの部分23を手動クランプ5及び油圧クラ
ンプ6により固定する。手動クランプ5は油圧クランプ
6の万一の故障にも安全なようにしたもので、手動と油
圧を併用している。
【0012】作業としては、まずレバー7で手動クラン
プし、その後油圧でクランプする。油圧の圧力は設定値
以上であることを確認するとともに設定値以下では、反
転用ギヤードモーター14は作動しない。金型の治具突
出部であるシャフト(ガイドポスト等)18が通過する
開孔19−2、3にはゴムパッキングを装着し、シャフ
ト(ガイドポスト等)18に傷がつかないような構造と
した。
【0013】なお、クランプ5、6は、T型溝状の溝付
スライド8により、移動するようになっており、的確な
クランプ位置を決めることとしている。 T型溝状の溝
付スライド8は、クランプ5、6及び重量物が180度
反転しても落下することがない形状である。また、 T
型溝の終了端にはT型溝に挿入したクランプが載置台1
2から外れて外側に抜けないようにクランプ用ストッパ
ー10が付いている。
【0014】クレーンワイヤーをクレーン用アイボルト
17に掛け、クレーンにて持ち上げた上型装置16を載
置台12上でつり下げ、載置台12の開孔19−2、3
の中へ金型の治具突出部であるシャフト18を入れ込
む。ストッパー10を操作して、前述のように、まず手
動クランプ5、次に油圧クランプ6を作動させて、上型
装置16中の金型のツバの部分23をクランプする。そ
の後、上記クレーンのワイヤを外し、載置台12を反作
業側に反転させる。反転させたことにより、上型装置の
金型、治具の組み立て分解作業が容易となり、従って金
型、治具の交換がスムーズに行える。
【0015】当然ながら、交換中、上型装置16中の金
型が落下する危険はなくなり、しかも作業姿勢として、
組み立て分解作業が容易な姿勢がとれることとなる。金
型交換が終了すると、載置台12を反作業側に180度
回転させ、クレーンのワイヤーをクレーン用アイボルト
17に掛け、安全を確保して、クランプ5、6を外し、
上型装置16をつり上げ、下型装置の所へ移動し、上型
装置と下型装置をセットする。特に、交換する上型装置
中の金型、治具の数が多い場合、本装置が有効である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように重量物を反作業側に
180度反転させて交換、整備、あるいは補修等の作業
を確実に、且つ迅速容易に実行できる。また、手動クラ
ンプと油圧クランプを併用するとともに、油圧クランプ
の油圧が設定値以下では反転用ギヤードモーターを作動
させないので、組み立て分解作業時の金型、治具の落下
等による傷の発生がなく、高品質の品物の生産を可能と
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】重量物が載置され、クランプされている概況で
ある。
【図2】重量物用反転装置(上型装置を含む)を横から
示したものである。
【図3】重量物用反転装置(上型装置を含まない)を横
から示したものである。
【図4】上型装置の例である。
【図5】図4のパンチ押え2の平面図である。
【図6】粉末成形金型装置の上型装置全体を置くアング
ル台の例である。
【符号の説明】
1:パンチホルダー 2:パンチ押え 3−1、2:パンチ 4:突出部 5:手動クランプ 6:油圧クランプ 7:レバー 8:T型溝状の溝付スライド 9:ストッパー(載置台用) 10:ストッパー(クランプ用) 11:安全のためのガード(反作業側) 12:載置台 13:軸受 14:ギヤードモーター 15:トルクリミッター 16:上型装置 17:クレーン用アイボルト 18:金型の治具突出部であるシャフト(ガイドポスト
等) 19−1、2、3:開孔 20−1、2:ボルト 21:アングル台 22:軸体 23:金型のツバの部分

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量物の突出部が下方に延びるように、
    重量物が載せられる載置台に開孔を有し、該載置台がギ
    ヤードモーターにより、反作業側に180度上下反転す
    る反転装置において、該載置台の作業側への回転を阻止
    するストッパーを該反転装置に有し、該載置台への重量
    物の取り付けが手動クランプと油圧クランプを併用する
    とともに、油圧クランプの油圧が設定値以下では前記ギ
    ヤードモーターを非作動とすることを特徴とする重量物
    用反転装置。
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