JP2808768B2 - 暖房用床仕上げ材 - Google Patents

暖房用床仕上げ材

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JP2808768B2 JP1339933A JP33993389A JP2808768B2 JP 2808768 B2 JP2808768 B2 JP 2808768B2 JP 1339933 A JP1339933 A JP 1339933A JP 33993389 A JP33993389 A JP 33993389A JP 2808768 B2 JP2808768 B2 JP 2808768B2
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昭八 斎藤
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、床に内蔵された伝熱管によって暖房を行う
床暖房に関し、特に伝熱効率の向上を図ることのできる
暖房用床仕上げ材に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の床暖房においては、伝熱管が設けられ
た暖房パネルを根太等の上に敷いた上で、その上から床
仕上げ材を敷き詰め、これによって暖房用の床板を形成
していた。
[発明が解決しようとする課題] ところが、従来の床暖房の床板においては、暖房パネ
ルあるいは床仕上げ材に反り等が発生すると、暖房パネ
ルと床仕上げ材との間に隙間が生じてしまい暖房パネル
から床仕上げ材への伝熱効率の低下してしまうという欠
点がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、床
仕上げ材の反り等が生じても伝熱管からの熱を効率良く
床仕上げ材に伝えることのできる暖房用床仕上げ材を提
供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するため、裏面に溝が形成
された床仕上げ材と、この床仕上げ材の溝にはめ込ま
れ、該溝に弾性接着剤で固定された伝熱管と、前記床仕
上げ材の裏面を伝熱管を含めて覆うように設けられた反
射材と、この反射材に積層された断熱材と、この断熱材
に積層された補強材とを備えてなる暖房用床仕上げ材を
提供する。
また、暖房用床仕上げ材が根太等の上に敷き詰められ
た際の各伝熱管のピッチPは、 P=K×D2/t 11.0≦K≦30.0 ただし、Kは定数 Dは伝熱管の内径 tは床仕上げ材の厚さ に設定することが好ましい。
ここで、PとD2とを比例関係にしているのは、D2に比
例して床仕上げ材に伝達する熱量が増減するからであ
る。すなわち、D2に比例して床仕上げ材に伝わる熱量が
増減するから、D2に比例して伝熱管のピッチを増減する
ことにより、総ての伝熱管から床仕上げ材に伝わる熱量
が一定になるようになるからである。
また、Pとtとが反比例関係にあるのは、伝熱管から
床仕上げ材の表面に伝達する熱量はtに反比例するめで
ある。すなわち、tに反比例させて伝熱管のピッチを増
減することにより、総ての伝熱管から床仕上げ材表面に
伝わる熱量が一定になるようになるからである。
さらに、定数Kを11.0以上30.0以下に設定したのは、
11.0未満に設定すると、各伝熱管が近接しすぎて、過熱
ぎみになるとともに配管が困難になるためであり、30.0
を超えると、伝熱管と伝熱管との間隔が離れ過ぎてしま
い、伝熱管と伝熱管との間の中央部に低温の部分が生じ
てしまうからである。
[作用] 本発明においては、たとえば根太上に敷き詰めること
により、床仕上げ材によってなる床面が直接形成され
る。そして、各伝熱管の端部を継手等でつなげることに
より総ての伝熱管が連通された状態にる。
この伝熱管に例えば温水を流すことにより、温水によ
って供給される熱が伝熱管を介して床仕上げ材に伝わ
り、床面による暖房が得られる。したがって、伝熱管か
ら床仕上げ材に熱が直接伝わるから、該床仕上げ材に反
りが生じたとしても、伝熱管から床仕上げ材への熱伝達
に支障を来すことがない。しかも、床仕上げ材の裏面に
反射材が設けられているから、裏面側に放射熱として逃
げる熱が減少し、また断熱材が設けられているから、裏
面側に熱伝導によって逃げる熱も減少する。さらに、断
熱材に補強材が積層されているから、断熱材が根太等か
ら圧力によって局部的に変形することがなく、このため
各床仕上げ材の表面の高さがほぼ均一になる。
また、伝熱管が床仕上げ材の溝に弾性接着剤で固定さ
れているから、熱膨張等によって伝熱管や床仕上げ材が
伸縮しても、これらの伸縮量の差を弾性接着剤で吸収す
ることができ、伝熱管や床仕上げ材に無用な応力が生じ
ることがない。すなわち、伝熱管と床仕上げ材の伸縮量
の違いによって、伝熱管が曲がったり、床仕上げ材に反
りが生じたりするなどの不具合が防止される。
さらに、伝熱管のピッチPは、 P=K×D2/t 11.0≦K≦30.0 ただし、Kは定数 Dは伝熱管の内径 tは床仕上げ材の厚さ に設定されているから、一定の熱量で、床面がほぼ均一
の温度に加熱される。
[実施例] 以下、第1図ないし第3図を参照して本発明の一実施
例を説明する。
第1図ないし第3図において、1は床仕上げ材であ
り、この床仕上げ材1は木質系の積層材で長方形状の板
状に形成されたものであり、その長手方向の一方の側面
には細長い突起2が形成され、他方の側面には他の床仕
上げ材1の突起2が係合する係合溝3が形成されてい
る。また、床仕上げ材1は、その表面4が仕上げ面とな
っており、裏面5には、その長手方向に沿って2本の平
行な溝6が形成されている。そして、各溝6には、伝熱
管7が挿入されている。
伝熱管7は、銅管を偏平状に形成したものであり、そ
の偏平な方向を床仕上げ材1の表面4に平行に向けた状
態で取り付けられている。そして、この伝熱管7は、弾
性接着材で前記各溝6に固定されている。
弾性接着材は、銅粉等の熱伝導性のよい金属粉末入り
のエポキシ系の接着剤で構成されており、硬化後に伸縮
自在で強靱な弾性体となるものである。
また、上記床仕上げ材1の裏面5を伝熱管7を含めて
覆うように反射材8が設けられ、この反射材の下側には
断熱材9が積層され、この断熱材9の下側にはさらに補
強材10が積層されている。
反射材8は、アルミニウム箔によって形成されたもの
であり、金属粉末を有さない弾性接着材で床仕上げ材1
に接着されている。
断熱材9は、発泡ポリエチレンによってシート状に形
成されたものであり、前記反射材8に接着剤等の手段で
固定されている。
補強材10は、木質系の積層材によって長方形状の板状
に形成されたものであり、前記断熱材9に接着材等の手
段で固定されている。
上記のように構成された暖房用床仕上げ材は、根太11
上に敷き詰められて、床面を形成する。この状態におい
て、各隣接する伝熱管7間のピッチPが下記の式によっ
て設定されている。
P=K×D2/t ……(1) 11.0≦K≦30.0 ……(2) ただし、Kは定数 Dは偏平に成形する前の伝熱管の内径 tは床仕上げ材の厚さ また、隣接する伝熱管7は、その端部がU字状に湾曲
された継手12によって連結され、全体として、1本の伝
熱管7となる。
継手12は、ろう付けにより連結するものか、あるいは
形状記憶合金製のものが用いられる。
上記のように構成された暖房用床仕上げ材で床張りを
行うには、床仕上げ材1の各突起2と係合溝3とを嵌め
合わせながら根太11上に敷き詰める。そして、各床仕上
げ材1等を根太11に釘等により固定した後、各伝熱管7
の端部を継手12で接続する。
また、上記伝熱管7に温水を流すことにより、該温水
による熱が伝熱管7を介して床仕上げ材1の表面4に伝
わり、該表面4からの放熱により暖房がなされる。
上記のように構成された暖房用床仕上げ材によれば、
伝熱管7で直接床仕上げ材1を暖めるので、たとえ床仕
上げ材1に反りが生じたとしても、伝熱管7から床仕上
げ材への熱伝達に支障を来すことがなく、一定の温度で
床仕上げ材1を暖めることができる。しかも、伝熱管7
が偏平に形成され、その偏平な方向が床仕上げ材1の表
面4に平行に向けられているので、該表面4側に効率よ
く熱を伝えることができる。さらに、従来のように暖房
用パネルを用いることなく、床仕上げ材1によって直接
床面を成形することができるから、施工工数を低減する
上でも極めて有利である。そして、床仕上げ材1の裏面
5に反射材8が設けられているから、裏面5側から放射
によって逃げる熱を減少させることができ、また断熱材
9が設けられているから、裏面5側から熱伝導によって
逃げる熱も減少させることができる。さらに、断熱材9
に補強材10が積層されているから、該断熱材9が根太11
等から直接押圧されて局部的に変形することがなく、こ
れにより各床仕上げ材1の表面4の高さをほぼ均一にす
ることができる。
また、伝熱管7が床仕上げ材1の溝6に弾性接着剤で
固定されているから、熱膨張等によって伝熱管7や床仕
上げ材1が伸縮しても、これらの伸縮量の差を弾性接着
剤で吸収することができ、伝熱管や床仕上げ材に無用な
応力が生じることがない。すなわち、伝熱管7と床仕上
げ材1の伸縮量の違いによって、伝熱管7が曲がった
り、床仕上げ材1に反りが生じたりする不具合を防止す
るこができる。
さらに、弾性接着剤には、熱伝導性のよい金属粉末が
含まれているから、伝熱管7から床仕上げ材1へ効率よ
く熱を伝えることができる。
さらにまた、伝熱管7のピッチPは、 P=K×D2/t 11.0≦K≦30.0 ただし、Kは定数 Dは偏平に成形する前の伝熱管の内径 tは床仕上げ材の厚さ のように設定されているから、一定の熱量を床仕上げ材
1の表面4に供給することができるとともに、表面4の
全体に亙ってほぼ均一の温度にむらなく加熱することが
できる。
なお、上記実施例においては、伝熱管7として断面を
偏平に形成したものを示したが、断面が円形状のもので
あってもよいことはいうまでもない。
また、伝熱管7としては、銅の他にアルミニウム等の
他の材料で形成したものであってもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の暖房用床仕上げ材によ
れば、裏面に溝が形成された床仕上げ材と、この床仕上
げ材の溝にはめ込まれ、該溝に弾性接着剤で固定された
伝熱管と、前記床仕上げ材の裏面を伝熱管を含めて覆う
ように設けられた反射材と、この反射材に積層された断
熱材と、この断熱材に積層された補強材とを備えてなる
から、根太等の上に床仕上げ材を直接敷き詰めて暖房用
の床面を形成することができる。したがって、伝熱管か
ら床仕上げ材に熱を直接伝えることができ、このため、
床仕上げ材に反りが生じたとしても、伝熱管から床仕上
げ材への熱伝達に支障を来すことがなく、一定の温度で
床仕上げ材を暖めることができる。しかも、従来のよう
に暖房用パネルを用いることがないから、施工工数の低
減を図ることができる。そして、床仕上げ材の裏面に反
射材が設けられているから、裏面側から放射によって逃
げる熱を減少させることができ、また断熱材が設けられ
ているから、裏面側から熱伝導によって逃げる熱も減少
させることができ、結果的に、省エネルギー化を図れ
る。さらに、断熱材に補強材が積層されているから、断
熱材が根太等から直接押圧されて局部的に変形すること
がなく、これにより各床仕上げ材の表面の高さをほぼ一
定にすることができる。
また、伝熱管が床仕上げ材の溝に弾性接着剤で固定さ
れているから、熱膨張等によって伝熱管や床仕上げ材が
伸縮しても、これらの伸縮量の差を弾性接着剤で吸収す
ることができ、伝熱管や床仕上げ材に無用な応力が生じ
ることを避けることができる。したがって、伝熱管と床
仕上げ材の伸縮量の違いによって、伝熱管が曲がった
り、床仕上げ材に反りが生じたりする不具合を防止する
ことができる。
一方、伝熱管のピッチPが P=K×D2/t 11.0≦K≦30.0 ただし、Kは定数 Dは伝熱管の内径 tは床仕上げ材の厚さ に設定されている場合には、一定の熱量を床仕上げ材の
表面に供給することができるとともに、表面の全体をむ
らなくかつ適温に加熱することができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示す図であっ
て、第1図は暖房用床仕上げ材の断面図、第2図は第1
図のII−II線に沿う断面図、第3図は第2図のIII−III
線に沿う断面図である。 1……床仕上げ材、4……表面、5……裏面、6……
溝、7……伝熱管、8……反射材、9……断熱材、10…
…補強材、11……根太。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−130311(JP,U) 実開 昭64−53809(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24D 3/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏面に溝が形成された床仕上げ材と、この
    床仕上げ材の溝にはめ込まれ、該溝に弾性接着剤で固定
    された伝熱管と、前記床仕上げ材の裏面を伝熱管を含め
    て覆うように設けられた反射材と、この反射材に積層さ
    れた断熱材と、この断熱材に積層された補強材とを備え
    てなることを特徴とする暖房用床仕上げ材。
  2. 【請求項2】請求項1記載の暖房用床仕上げ材を根太等
    の上に敷き詰めた際に各伝熱管のピッチPが P=K×D2/t 11.0≦K≦30.0 ただし、Kは定数 Dは伝熱管の内径 tは床仕上げ材の厚さ に設定されていることを特徴とする暖房用床仕上げ材。
JP1339933A 1989-12-27 1989-12-27 暖房用床仕上げ材 Expired - Lifetime JP2808768B2 (ja)

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