JP3012353U - 床暖房装置 - Google Patents

床暖房装置

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JP3012353U
JP3012353U JP1994015374U JP1537494U JP3012353U JP 3012353 U JP3012353 U JP 3012353U JP 1994015374 U JP1994015374 U JP 1994015374U JP 1537494 U JP1537494 U JP 1537494U JP 3012353 U JP3012353 U JP 3012353U
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JP1994015374U
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敏夫 飯塚
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敏夫 飯塚
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工コストを下げ、また液漏れを無くすこと
ができ、さらに床面全体を均一暖房すること。 【構成】 床板10の下部空間を構成する構造材である
根太11間に横架されたステンレス鋼製の支持金具20
と、該支持金具20を介して下部空間内に配置される、
発泡スチロール等からなる複数枚の断熱材30と、表面
にパイプ埋め込み用溝41を設け、断熱材30の表面に
載置された、複数枚の熱伝導パネル(銅板パネル)40
と、該複数枚の銅板パネル40にわたってそれらのパイ
プ埋め込み溝41に沿って埋め込まれる熱媒体パイプ
(銅製のシームレス配管)50とを具備して構成され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、施工が簡単で、液漏れが生じるおそれがなく、床面全体を均一に暖 房することができる床暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、快適な住居環境を提供する目的で種々の床暖房装置が提供されてい る。この床暖房装置は床面を放熱面とするもので、代表的なものとしては例えば 銅管を蛇行するように屈曲加工して構成したヒートパネルが知られている。この ヒートパネルを施工する場合には、暖房する床板の下部空間の底面全体に1本の 銅管を蛇行するように屈曲加工して配置することが困難であることから、ほぼ畳 1畳分の大きさのヒートパネルセグメントを形成しておき、このヒートパネルセ グメントを暖房する床板の下部空間の底面全体に敷設した後、各ヒートパネルセ グメントの銅管同士を接合するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、銅管同士を液漏れするおそれのないように確実に接合すること は、熟練を要する上に、非常に手間の係る作業であり、ヒートパネルの施工コス トを高騰化させる要因になっていた。また、長期間使用している間には、接合箇 所の腐食の劣化等によって液漏れが生じるのは避けられないが、このような場合 に、銅管同士の接合箇所が多いことから、液漏れ箇所を探すのに手間と労力がか かる問題があった。さらに、床面全体を均一に暖房するには、銅管の蛇行回数を 増やして蛇行する銅管間の隙間を可及的に狭くしなければならず、使用する銅管 量が多くなってコスト高になり、また床面の隅の部分まで暖房することは非常に 難しい問題があった。
【0004】 本考案は、これらの点を鑑みてなされたものであり、施工コストを下げ、また 液漏れを無くすことができ、さらに床面全体を均一暖房することが可能な、床暖 房装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の床暖房装置は、床板の下部空間を構成する 構造材に支持された支持金具と、該支持金具を介して該下部空間内に配置される 複数枚の断熱材と、表面にパイプ埋め込み用溝を設け、前記断熱材の表面に配置 された、熱伝導率の高い複数枚の熱伝導パネルと、該複数枚の熱伝導パネルにわ たってそれらのパイプ埋め込み溝に沿って埋め込まれる熱媒体パイプとを具備し てなることを特徴とする。
【0006】 ここで、前記パイプ埋め込み溝を、前記熱媒体パイプが密着して埋め込まれる ように断面ほぼU字状に形成することが好ましい。
【0007】 また、前記断熱材は、その表面に前記熱伝導パネルのパイプ埋め込み溝が嵌合 する凹部を設け、前記熱伝導パネルは、薄肉銅板をプレス加工することによって 前記パイプ埋め込み溝を前記凹部に嵌合するように裏面側に膨出させ、前記熱媒 体パイプは、銅製のシームレス配管を使用することが好ましい。
【0008】 また、前記支持金具を、前記構造材である大引上に配置された根太間に横架さ れるように形成し、該支持金具の根太に固定される長さ方向両端部分に、前記熱 伝導パネルの表面に向けて折り曲げられて該熱伝導パネルを前記断熱材の表面に 固定する固定片を、一体に設けることが好ましい。
【0009】
【作用】
本考案の床暖房装置によれば、まず支持金具を床板の下部空間の構造材に適宜 間隔をおいて取り付け、次いで該支持金具を介して複数枚の断熱材を下部空間の 全体にわたって敷き詰めると共に、各断熱材表面にそれぞれ熱伝導パネルを載置 する。次いで、床板の下部空間全体に載置された複数枚の熱伝導パネルにわたっ て熱媒体パイプをパイプ埋め込み溝に沿って埋め込む。この後、熱媒体パイプを 熱媒体の供給源に接続する。使用に際しては、熱媒体パイプに温水等の熱媒体を 循環させると、該熱媒体の熱が熱媒体パイプ及び熱伝導パネルを介して床面全体 に伝えられ、該床面が放熱面となって部屋を暖房する。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について、図1乃至図7を参照して説明する。
【0011】 図1は本考案の床暖房装置の一実施例を示す一部裁断、一部省略して示した斜 視図、図2は熱伝導パネルの斜視図、図3は支持金具の斜視図、図4乃至図6は 施工手順を説明する説明断面図、図7は施工完了後の拡大断面図である。
【0012】 本実施例の床暖房装置は、床板10の下部空間を構成する構造材である根太1 1間に横架されたステンレス鋼製の支持金具20と、該支持金具20を介して下 部空間内に配置される、発泡スチロール等からなる複数枚の断熱材30と、表面 にパイプ埋め込み用溝41を設け、断熱材30の表面に載置された、複数枚の熱 伝導パネル(銅板パネル)40と、該複数枚の銅板パネル40にわたってそれら のパイプ埋め込み溝41に沿って埋め込まれる熱媒体パイプ(銅製のシームレス 配管)50とを具備して構成されており、パイプ埋め込み用溝41に沿って銅製 のシームレス配管50を埋め込んで施工することによって、1本の長尺なシーム レス配管50でも施工を可能にした点に大きな特徴点を有している。
【0013】 支持金具20は、図3に示すように、根太11間の間隔とほぼ同じ長さで、断 面ほぼコ字状の細長の本体部分21からなり、該本体部分21の長さ方向両端部 に、根太11の側面にクギ等の固定手段で固定される側板部分22を一体に立設 し、また該側板部分22の上端に、銅板パネル40を断熱材30の表面に固定す る固定片23を折り曲げ可能な状態で(三角形状の切り欠きを入れて折れ曲がり 易くした状態で)上方に延長するように設けてある。
【0014】 断熱材30は、銅製のシームレス配管50を循環する熱媒体の熱が床下から逃 げないようにするものであり、床板10の下部空間を構成する別の構造材である 大引12に接触しないようにして該下部空間の根太11間に支持金具20を介し て敷設され、表面に銅板パネル40のパイプ埋め込み溝41が嵌合する凹部31 が形成されている。
【0015】 銅板パネル40は、シームレス配管50を屈曲させつつ蛇行させて配置すると きのガイドをし、配置後は、該シームレス配管50を支持すると共に該シームレ ス配管50を循環する熱媒体の熱を床板10全体に伝える作用をするもので、図 2に示すように、平面形状が方形状で、薄肉銅板をプレス加工することによって 銅製のシームレス配管50が密に嵌合するように断面ほぼU字状のパイプ埋め込 み溝41を2個裏面側に膨出させると共に、該パイプ埋め込み溝41と平行な両 端部を同じく裏面側に折り曲げて形成してある。パイプ埋め込み溝41は銅板パ ネル40を断熱材30の表面に載置するときに凹部31に嵌合する。
【0016】 銅製のシームレス配管50は、熱媒体としての例えば温水が循環するもので、 該熱媒体の熱を銅板パネル40及び床板10に伝える。
【0017】 次に、上記床暖房装置の施工手順を図4乃至図6を参照して説明する。
【0018】 図4に示すように、床板10の下部空間には、大引12上に該大引12に直交 するようにして根太11が複数本適宜間隔をおいて取り付けられている。
【0019】 まず、図5に示すように、各根太11間に支持金具20を根太11の軸線方向 に沿って適宜間隔をおいて配置し、各支持金具20の側板部分22をクギ等で根 太11の側面に固定する。次いで、図6に示すように、支持金具20間に断熱材 30を載置して該断熱材30を根太11間にほぼ隙間なく敷設すると共に、銅板 パネル40をパイプ埋め込み溝41が凹部31に嵌合するようにして断熱材30 の表面に同じくほぼ隙間なく敷設し、固定片23を銅板パネル40の表面側に折 り曲げて銅板パネル40を断熱材30の表面に固定する。この後、銅製のシーム レス配管50をパイプ埋め込み溝41に沿って押し込む。これにより、銅製のシ ームレス配管50はパイプ埋め込み溝41に沿って床板10の下部空間内に蛇行 するようにして配置される。しかる後、銅製のシームレス配管50の一端開口部 を熱媒体である温水の供給源(温水タンク)の供給ポートに接合する一方、他端 開口部を該供給源の戻しポートに接合する。
【0020】 使用時にあっては、温水タンクから適宜温度に加熱された温水を銅製のシーム レス配管50内に循環させると、温水の熱は該銅製のシームレス配管50から銅 板パネル40に伝導される一方、銅製のシームレス配管50及び銅板パネル40 から床板10全体に伝わり、床板10が放熱面となって部屋を暖房する。
【0021】 上記実施例の床暖房装置によれば、銅製のシームレス配管50をパイプ埋め込 み溝41に沿って埋め込んで施工するようにしているために、1本の長尺な銅製 のシームレス配管50で施工が可能である。このため、配管同士の接合が必要な く、銅製のシームレス配管50の接合部分は温水の供給源のみで、施工が非常に 簡単で、熟練を要さずに、短時間で施工ができ、施工コストを大幅に低減するこ とができる。
【0022】 また、配管同士の接合部分がないことから、液漏れのおそれはなく、仮に液漏 れが生じたとしても温水の供給源との間の接合部分が殆どであり、液漏れ箇所の 発見が容易である。
【0023】 また、銅製のシームレス配管50自体に腐食等で孔が生じたり、あるいは湯垢 等で詰まったりした場合には、新しい銅製のシームレス配管50と交換するが、 この交換作業においても、取り外し、接合箇所は供給源との間の部分だけで、修 理作業も非常に簡単である。
【0024】 また、銅板パネル40に熱を伝導して銅板パネル40からも床板10に熱を伝 えるようにしてあるので、隅の部分も含めて床板10全体に熱を均一に伝えるこ とができる。また、床板10全体に熱を均一に熱を伝えるために、銅製のシーム レス配管50の蛇行回数を増やして配管間の間隙を可及的に狭くするようなこと をしなくても済むことから、銅製のシームレス配管50の使用量を減らすことが 可能である。
【0025】 また、断熱材30によって熱媒体である温水からの熱が床下に逃げる割合は非 常に少なくなり、殆どの熱が床暖房に使用され、エネルギー効率を向上させるこ とができる。
【0026】 なお、上記実施例では、熱伝導パネルとして銅板パネルを使用した場合を示し たが、これに限定されず、アルミニウム板等の熱伝導率の優れたパネルを使用す ることが可能である。また、熱媒体パイプとして銅製のシームレス配管を使用し た場合を示したが、これに限定されず、アルミニウム板等の熱伝導率の優れたパ イプを使用してもよい。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の床暖房装置によれば、断熱材の表面に敷設した熱 伝導パネルのパイプ埋め込み溝に沿って熱媒体パイプを埋め込むようにしている ので、1本の熱媒体パイプで施工することが可能で、このためパイプ同士の接合 作業がなくなり、施工が容易となって、施工コストを下げることができ、また液 漏れを無くすことができる。また、熱媒体パイプと熱伝達パネルで熱を床に伝え るようにしてあるので、床面全体を均一暖房することが可能である。さらに、断 熱材により熱が床下に逃げるのを防ぐために、エネルギー効率がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の床暖房装置の一実施例を示す一部裁
断、一部省略して示した斜視図である。
【図2】熱伝導パネルの斜視図である。
【図3】支持金具の斜視図である。
【図4】施工手順を説明する説明断面図である。
【図5】施工手順を説明する説明断面図である。
【図6】施工手順を説明する説明断面図である。
【図7】施工完了後の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 床板 11 根太 12 大引 20 支持金具 23 固定片 30 断熱材 31 凹部 40 銅板パネル(熱伝導パネル) 41 パイプ埋め込み溝 50 熱媒体パイプ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床板の下部空間を構成する構造材に取り
    付けられる支持金具と、 前記支持金具を介して該下部空間内に配置される複数枚
    の断熱材と、 表面にパイプ埋め込み用溝を設け、前記断熱材の表面に
    配置された、熱伝導率の高い複数枚の熱伝導パネルと、 前記複数枚の熱伝導パネルにわたってそれらのパイプ埋
    め込み溝に沿って埋め込まれる熱媒体パイプとを具備し
    てなることを特徴とする床暖房装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の床暖房装置にして、 前記パイプ埋め込み溝は、前記熱媒体パイプが密着して
    埋め込まれるように断面ほぼU字状に形成されてなるこ
    とを特徴とする床暖房装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の床暖房装置にし
    て、 前記断熱材は、その表面に前記熱伝導パネルのパイプ埋
    め込み溝が嵌合する凹部が設けられ、 前記熱伝導パネルは、薄肉銅板をプレス加工することに
    よって前記パイプ埋め込み溝を前記凹部に嵌合するよう
    に裏面側に膨出させてなり、 前記熱媒体パイプは、銅製のシームレス配管であること
    を特徴とする床暖房装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載の床暖房装置
    にして、 前記支持金具は、前記構造材である大引上に配置された
    根太間に横架されるように形成され、該根太に固定され
    る長さ方向両端部に前記熱伝導パネルの表面に向けて折
    り曲げられて該熱伝導パネルを前記断熱材の表面に固定
    する固定片が一体に設けられていることを特徴とする床
    暖房装置。
JP1994015374U 1994-12-13 1994-12-13 床暖房装置 Expired - Lifetime JP3012353U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180132315A (ko) * 2017-06-02 2018-12-12 조영글 바닥 난방장치

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