JP2807458B2 - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JP2807458B2 JP62277229A JP27722987A JP2807458B2 JP 2807458 B2 JP2807458 B2 JP 2807458B2 JP 62277229 A JP62277229 A JP 62277229A JP 27722987 A JP27722987 A JP 27722987A JP 2807458 B2 JP2807458 B2 JP 2807458B2
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正治 井川
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、数値制御工作機械を制御する操作盤,表示
装置等を備えた数値制御装置に関するものである。 <従来の技術> 従来、数値制御工作機械において、例えば、研削盤の
砥石交換を行う場合の段取り替えにおいては、段取り替
え操作を習熟した熟練者が行うか、または作業者が操作
説明の記載された取り扱い説明書を調べ、記載された操
作方法に従って段取り替えを行っていた。 <発明が解決しようとする問題点> しかしながら、このような従来の段取替え作業例え
ば、研削盤の砥石交換の段取り替えにおいては、習熟者
でなければ段取り替えができず、段取り替えに習熟して
いない作業者が行った場合には作業者が操作説明の記載
された取り扱い説明書を調べ、これを見ながら段取り替
えを行うため時間がかかったり、また誤操作するなど作
業性が悪いという問題があった。 <問題点を解決するための手段> 第1図は本発明を明示するための全体構成図である。 本発明は操作盤Mに設けられ作業者が行うべき段取り
替えのモードを選択する作業モード選択手段400と、こ
の作業モード選択手段400で選択された段取り替えのモ
ードを読み込む作業モード読み込み手段500と、前記作
業モードに対応する段取り替え操作手順を示す表示デー
タを記憶する段取り替え表示データ記憶手段600と、前
記選択された段取り替えのモードに対応する段取り替え
操作手順を示す表示データを段取り替え表示データ記憶
手段600から読み込み前記表示装置に表示する作業モー
ド表示手段700と、前記表示装置に表示された段取り替
え操作手順をマーキングするマーキング手段800と、前
記操作盤Mが前記マーキング手段800でマーキングされ
た段取り替え操作手順に従って前記操作盤Mが操作され
た時に前記マーキングを次の段取り替え操作手順に移動
するマーキング制御手段900と、前記マーキング手段800
によってマーキングされた段取り替え操作手順が電源断
の操作手順であるか否かを判定する電源断指示判定手段
1000と、前記電源断指示判定手段1000によってマーキン
グされた段取り替え操作手順が電源断の操作手段である
と判定されたときに現在表示中の表示データと前記マー
キング手段によってマーキングしている操作手順を一時
的に記憶する操作手順一時記憶手段1100と、電源断の操
作後に行われる作業者による電源投入の操作に応答して
前記操作手順一時記憶手段1100に記憶された表示データ
と操作手順を前記表示装置に表示して電源断の操作以前
の操作手順とマーキングを再現表示した後前記マーキン
グ制御手段900を再実行する操作手順復帰手段1200とを
設けたものである。 <作用> 操作盤Mに設けられた作業モード選択手段400により
選択された段取り替えのモードを作業モード読み込み手
段500で読み込み、作業モード表示手段700が、この作業
モード読み込み手段500で読み込まれた段取り替えのモ
ードに対応する段取り替え操作手順を段取り替え表示デ
ータ記憶手段600から読み込み、表示装置に表示する。
そして、この表示装置に表示された段取り替え操作手順
の中から、次に行われるべき段取り替え操作手順がマー
キング手段800によってマーキングされ、このマーキン
グされた段取り替え操作手順に従って操作盤Mが操作さ
れると、マーキング制御手段900によって次に段取り替
え操作手順にマーキングが移動される。 また、マーキング手段800によるマーキングが電源断
の操作指示にされると、電源断指示判定手段1000によっ
て電源断の指示がされたことを判定し、操作手順一時記
憶手段1100が表示装置に表示されている表示データとマ
ーキング手段800によってマーキングされている操作手
順を記憶する。 さらに、作業者が電源断して作業手順に従った作業を
実行後に操作盤Mによる電源投入の操作に応答して操作
手順復帰手段1200が操作手順一時記憶手段1100に記憶さ
れた表示データと操作手順を電源の再投入時に表示装置
に表示して電源断の操作以前の段取り替え操作手順画面
を再現表示し、電源断以前と同様にマーキング制御手段
900によってマーキングされた段取り替え操作手順に従
って操作盤Mが操作されると次の段取り替え操作手順に
マーキングが移動される。 <実施例> 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第2
図において、10はアンギュラスライド型研削盤、20は数
値制御装置である。前記研削盤10は砥石車Gを軸承する
砥石台11と工作物Wを載置する工作物テーブル13を備え
ている。 前記砥石台11および工作物テーブル13は、駆動回路1
6,17によってそれぞれ回転駆動されるサーボモータ12,1
4によって移動されるようになっている。このサーボモ
ータ12,14にはその回転位置を絶対位置として検出する
アブソリュートエンコーダ18,19が接続されている。 このアブソリュートエンコーダ18,19の出力信号はイ
ンタフェース29を介してCPU21に入力されている。 15は工作物Wの軸方向の位置決めを行うための端面定
寸装置である。 前記数値制御装置20は、CPU21、RAM24、ROM25、パル
ス発生器23、インタフェース26,27,28,29により構成さ
れ、パルス発生器23から送出される指令パルスが駆動回
路16,17に供給されるようになっている。 前記RAM24には、制御系の各系における段取り替え時
の作業者の操作手順を表示装置38に表示するためのデー
タと各操作手順No.nに応じたシーケンサ40からの入力信
号Sの状態も合わせて記憶した段取り替え表示データエ
リア241と、作業モードに対応する作業モード番号Mを
記憶するモード記憶エリア242と、段取り替え時の作業
者の操作手順を順にマーキングするために操作手順No.n
に対応するNo.nをマーキングNo.iとして記憶するマーキ
ングNo.記憶エリア243とが形成されている。その他、NC
データを記憶する図略のデータエリアが形成されてい
る。 インタフェース26には表示制御回路37が接続され、こ
の表示制御回路には表示装置38が接続されている。ま
た、インタフェース27には、前記RAM24の段取り替え表
示データエリア241に段取り替えデータを設定するデー
タ書込シートキー361,作業モードを選択する作業モード
選択スイッチ362,段取り替え設定スイッチ363等の操作
スイッチ群を備えた操作盤36と、手動パルス発生装置39
と、NCデータを記憶したバブルカセットを接続するバブ
ルカセット入出力装置34とが接続されている。 また、研削盤10のシーケンSUを制御するために、シー
ケンサ40が接続されており、このシーケンサ40による制
御の状態を示す信号がインタフェース28を介してCPU21
に接続されている。 50は数値制御装置20とシーケンサ40の電源をON−OFF
制御するための制御盤である。 次に上記構成の装置により、操作盤36の作業段取り替
え設定スイッチ363が押圧され、選択スイッチ362の作業
モードが砥石交換の場合の段取り替えを行うときのCPU2
1の動作について、第3図,第4図,第5図のフローチ
ャート,第6図により説明する。 ステップ100では前記作業モード選択スイッチ362の作
業モードに対応する作業モードMをRAM24に記憶するた
めの変数Mの内容を零にリセットし、マーキングNo.iを
カウントするためのカウンタiと作業手順No.をカウン
トするカウンタnに1をセットする。 ステップ101では前記作業モード選択スイッチ362によ
り指令された作業モードMを読み込みRAM24に記憶す
る。ステップ102では前記ステップ101により読み込まれ
た作業モードMに対応する段取り替え作業手順データを
RAM24より読み込み表示装置38に表示する。例えば砥石
交換の場合は、第6図に示すような操作手順No.1〜5ま
での砥石交換操作手順の画面が表示(この状態では画面
にはマーキングされていない。)される。作業者はこの
表示装置38に表示された段取替え作業手順に従って操作
盤を操作し砥石台を後退端まで後退させる。 一方CPU21はステップ103においてこの段取り替え作業
手順に従って作業者が操作盤36を操作した時のシーケン
サ40からの入力信号S′を常時みており、この入力信号
S′が入力されると同時に表示装置38に矢印MKがマーキ
ングされる。 このステップ103の詳細は第4図に示すフローチャー
トのようになる。 すなわちステップ200では作業者の操作盤36の操作に
よるシーケンサ40の入力信号S′の状態を読み込む。こ
のとき例えば作業者が第6図に示す砥石交換操作手順N
o.1の「砥石台を後退端まで移動させる。」という操作
手順に従って操作を行ったのであれば、その操作盤36の
操作に対応したシーケンサ40の動作状態を示す入力信号
S′を読み込む。次のステップ201では表示装置38に表
示された操作手順の操作手順No.nに対応するシーケンサ
40の入力信号Sの状態をRAM24から読み込む。ステップ2
02では前記ステップ200により読み込まれたシーケンサ4
0の入力信号S′の状態と前記ステップ201により読み込
まれた表示装置38に表示された操作手順No.nの操作手順
に対応するシーケンサ40の入力信号Sの状態が等しいか
どうか判定する。この判定が等しくなければステップ20
3移行し作業者に操作が間違えていることを報知し、再
び前記ステップ200に移行する。ステップ202の判定が等
しいならば、次のステップ204に移行する。このステッ
プ204では表示装置38の画面上に表示された操作手順No.
nにマーキングされる。これは例えば、第6図の矢印MK
のようにマーキングされる。 ここで上記したような段取替え作業ではその作業中に
一旦電源を切るような作業が必要となる場合がある。従
ってかかる段取り替えにおいて、電源を切る必要がある
場合には、電源を切って再び電源を投入しても続けて段
取り替えが行えるようにするためステップ205〜207で示
す処理が実行される。 例えば、第6図の砥石交換の場合には、操作手順No.2
に示すような電源を切るという操作が必要となる。この
場合にも操作手順画面の作業手順No.nにマーキングでき
るようにマーキングNo.iをRAM24に記憶させる。 次に、電源投入時に実行される第5図に示す処理によ
り第6図に示す砥石交換操作手順の画面が再び表示され
る。 この電源投入時の処理は以下のステップ300〜305のよ
うに行われる。 ステップ300では前記ステップ101で記憶した作業モー
ドMをRAM24から読取る。ステップ301では前記ステップ
300で読み込んだ作業モードMが段取りのモードかどう
か判定する。この判定が段取り替えでないと判定された
場合には次にステップ302に移行し、初期メニュー画面
を表示装置38に表示する。前記ステップ301の判定が段
取り替えと判定されたならば、ステップ303に移行し、
前記ステップ301で読み込まれた作業モードMに対応す
る段取り替え作業手順をRAM24から読み込み表示装置38
に表示する。次にステップ304でRAM24からマーキングN
o.iを読み込み、第4図のステップ204に移行し再びマー
キングされた段取り替え操作手順画面が表示される。 以上のステップ200〜207の処理が終了すると、再び第
3図のメインフローのステップ104に移行する。 ステップ104では、マーキングNo.iが操作手順No.nの
最終No.と等しいかどうか判定し、この判定が等しくな
ければ、次のステップ105に移動し、カウンタn,iにそれ
ぞれ1を加算し、前記ステップ103に移行する。次の作
業手順にマーキングするための処理が再び行われる。ス
テップ104の判定が等しい場合にはこの段取り替えの処
理が終了する。 以上のステップ100〜105の処理により、段取り替え時
の作業手順を表示装置38の画面上に表示でき、この時の
作業者による操作盤36の操作に基づくシーケンサ40の入
力信号S′により、表示装置38の画面上の段取り替え時
の作業手順にマーキングできる。 <発明の効果> 以上述べたように本発明は、段取り替え操作手順を表
示して次に行うべき操作手順のところにマーキングを行
って作業者に作業を指示し、マーキングされている作業
手順に従って作業を行うと次の段取り替え操作手順に順
次マーキングが移動して行くようにしたので、段取り替
え操作時に操作手順の記載された取り扱い説明書を調べ
る必要がなく、作業性を向上できるとともに、どの操作
を行っているのか画面を見ることにより確認でき、不慣
れな作業者でも操作ミスを未然に防ぐことができる。 また、段取り替え中に電源を一旦切って作業を行う場
合においても、再び電源を投入すれば、、電源を切る以
前の操作手順にマーキングがなされた状態の段取り替え
操作画面が表示され、電源再投入後の作業においても電
源を切る以前と同様に操作手順を実行する毎に順次マー
キングが移動するので、電源再投入後の作業においても
取り扱い説明書を調べる必要がなく、作業性を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明を明示するためのブロック図、第2図は
本発明の実施例の全体構成図、第3図〜第5図は第3図
において使用されているCPUの処理手順を示したフロー
チャート、第6図は砥石交換における操作手順を表示し
た画面を説明するための図である。 21……CPU、24……RAM、25……ROM、26……操作盤、38
……表示装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉戸 弥寿徳 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 審査官 横溝 顕範 (56)参考文献 特開 昭61−249247(JP,A) 特開 昭62−32505(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23Q 17/00 G05B 19/405

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.数値制御工作機械を制御する操作盤及び表示装置等
    を備えた数値制御装置において、前記操作盤に設けられ
    作業者が行うべき段取り替えのモードを選択する作業モ
    ード選択手段と、この作業モード選択手段で選択された
    段取り替えのモードを読み込む作業モード読み込み手段
    と、前記作業モードに対応する段取り替え操作手順を示
    す表示データを記憶する段取り替え表示データ記憶手段
    と、前記選択された段取り替えのモードに対応する段取
    り替え操作手順を示す表示データを段取り替え表示デー
    タ記憶手段から読み込み前記表示装置に表示する作業モ
    ード表示手段と、前記表示装置に表示された段取り替え
    操作手順をマーキングするマーキング手段と、前記操作
    盤が前記マーキング手段でマーキングされた段取り替え
    操作手順に従って前記操作盤が操作されたときに前記マ
    ーキングを次の段取り替え操作手順に移動するマーキン
    グ制御手段と、前記マーキング手段によってマーキング
    された段取り替え操作手順が電源断の操作手順であるか
    否かを判定する電源断指示判定手段と、前記電源断指示
    判定手段によってマーキングされた段取り替え操作手順
    が電源断の操作手順であると判定されたときに現在表示
    中の表示データと前記マーキング手段によってマーキン
    グしている操作手順を一時的に記憶する操作手順一時記
    憶手段と、電源断の操作後に行われる作業者による前記
    操作盤の電源投入の操作に応答して前記操作手順一時記
    憶手段に記憶された表示データと操作手順を前記表示装
    置に表示して電源断の操作以前の操作手順とマーキング
    を再現表示した後前記マーキング制御手段を再実行する
    操作手順復帰手段とを設けたことを特徴とする数値制御
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61249247A (ja) * 1985-04-27 1986-11-06 Ikegai Corp 作業誘導画面を有する数値制御工作機械
JPS6232505A (ja) * 1985-08-06 1987-02-12 Mitsubishi Electric Corp 数値制御装置

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