JP2806906B2 - 携帯用パーソナルコンピュータ - Google Patents

携帯用パーソナルコンピュータ

Info

Publication number
JP2806906B2
JP2806906B2 JP8274509A JP27450996A JP2806906B2 JP 2806906 B2 JP2806906 B2 JP 2806906B2 JP 8274509 A JP8274509 A JP 8274509A JP 27450996 A JP27450996 A JP 27450996A JP 2806906 B2 JP2806906 B2 JP 2806906B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
personal computer
drive device
floppy disk
main body
connecting portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8274509A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10125050A (ja
Inventor
賀章 大野
Original Assignee
群馬日本電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 群馬日本電気株式会社 filed Critical 群馬日本電気株式会社
Priority to JP8274509A priority Critical patent/JP2806906B2/ja
Publication of JPH10125050A publication Critical patent/JPH10125050A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2806906B2 publication Critical patent/JP2806906B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、媒体交換型の情報
記憶装置を付設した携帯用のパーソナルコンピュータに
関する。
【0002】
【従来の技術】図14は実開平5−23248号公報に
開示されている従来の携帯型パーソナルコンピュータの
第一の例を示す斜視図である。
【0003】図14のパーソナルコンピュータは、容易
に携帯することができるように小型に構成されており、
このため、フロッピィディスクドライブ82をパーソナ
ルコンピュータ本体81の側面に装着し、フロッピィデ
ィスク85を挿入するためのフロッピィディスク挿抜ス
ロット83をパーソナルコンピュータ本体81の側面に
開口するようにしている。従って使用者は、図14
(b)に示すようにフロッピィディスク85の前部を掴
んだ手87を図14(a)に示すように持ち変えた後、
矢印G方向に移動させてフロッピィディスク挿抜スロッ
ト83の中に挿入するという操作を行う必要がある。更
に、フロッピィディスクドライブ82においてフロッピ
ィディスク85に対して書込みまたは読出し動作(デー
タアクセス)が行われていることを示すアクセス表示ラ
ンプ84は、フロッピィディスクドライブ82と一体に
構成されてフロッピィディスク挿抜スロット83の近傍
に設けられてるため、使用者は、パーソナルコンピュー
タ本体81の正面からアクセス表示ランプ84の点滅状
態を見ることが困難である。従ってデータアクセスの最
中に排出ボタンを押してフロッピィディスク85の排出
を指令してしまったり、フロッピィディスク85を挿入
したまゝいわゆるオンロードの状態で電源の切断を行っ
てフロッピィディスク85のデータを破壊してしまうこ
とがある。このような誤操作を防止するため、パーソナ
ルコンピュータ本体81の正面の使用者から見え易い位
置にもう一つのアクセス表示ランプ86を設けたり、ソ
フトウエア上に使用者の注意を促す機能を付加する等の
対策が必要である。
【0004】図15は従来の携帯型パーソナルコンピュ
ータの第二の例を示す斜視図である。
【0005】本例は、フロッピィーディスク85の挿抜
やアクセス表示ランプ94の視認を容易にするため、フ
ロッピィディスクドライブ92をパーソナルコンピュー
タ本体91の正面の下部に装着したものである。
【0006】このような構成にすると、フロッピィディ
スク85の挿抜およびアクセス表示ランプ94の視認や
排出ボタン95の操作は容易になるが、座標入力手段で
あるグライドポイントスイッチ97がフロッピィディス
クドライブ92の上に設けられることになるため、パー
ソナルコンピュータ本体91の厚さEが厚くなる。これ
に伴ってキーボード98の打鍵位置も高くなり、使用者
が長時間の打鍵を行ったときの疲労が大きくなる。従っ
てこれを緩和するため、打鍵する使用者の手を載せて休
息させるためのパームレスト部96aおおび96bをキ
ーボード98の手前に設ける必要があり、その分だけパ
ーソナルコンピュータ本体91の奥行Fも長くなる。従
ってパーソナルコンピュータ全体の大きさが大きくなっ
て携帯性が悪くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
携帯型パーソナルコンピュータのうち、前者の場合は、
フロッピィディスクドライブをパーソナルコンピュータ
本体の側面に装着しているため、フロッピィディスクの
挿抜がやりにくく、また、アクセス表示ランプが見にく
いため、データアクセスの最中に排出ボタンを押してフ
ロッピィディスクの排出を指令してしまったり、フロッ
ピィディスクを挿入したまゝオンロードの状態で電源の
切断を行うという誤操作を行ってフロッピィディスクの
データを破壊してしまうことがあるという欠点を有して
いる。。このような誤操作を防止するため、パーソナル
コンピュータ本体上の正面の使用者から見え易い位置に
もう一つのアクセス表示ランプを設けたり、ソフトウエ
ア上に使用者の注意を促す機能を付加すると、コストが
上昇するという別の問題を発生する。
【0008】また、後者の場合は、フロッピィディスク
の挿抜やアクセス表示ランプの見易さ等は改善される
が、パーソナルコンピュータ全体の大きさが大きくなっ
て携帯性が悪化するという問題点を有している。
【0009】本発明の目的は、上述のような従来の携帯
型パーソナルコンピュータの欠点を解消し、パーソナル
コンピュータ全体の大きさを小さくすることができるた
めに携帯が容易であり、しかも記憶用媒体の挿抜を前面
から行うことができ、またアクセス表示ランプも前面か
ら見ることができるため、操作性に優れていて誤操作の
惧れの少ない携帯用パーソナルコンピュータを提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯用パーソナ
ルコンピュータは、記録媒体を挿入・排出する記録媒体
挿抜スロットおよび前記記録媒体の排出を指令する媒体
排出ボタンおよび前記記録媒体に対する書込みまたは読
出し動作が行われていることを示すアクセス表示ランプ
を同一面に配設し挿入された記録媒体に対して情報の書
込みまたは読出しを行うドライブ装置と、パーソナルコ
ンピュータを携帯するときは前記ドライブ装置をパーソ
ナルコンピュータ本体の内部に引き込んで保持し前記パ
ーソナルコンピュータを使用するときは前記ドライブ装
置をパーソナルコンピュータ本体の外に引き出して保持
するスライド機構部と、前記ドライブ装置を前記パーソ
ナルコンピュータ本体の外に引き出したとき前記ドライ
ブ装置の記録媒体挿抜スロットの面する方向を変えかつ
その姿勢を水平状態または垂直状態にすることができる
保持機構部とを備えるものであり、特に、前記ドライブ
装置をフロッピィディスクドライブ装置またはCD−R
OMドライブ装置とし、さらに、前記ドライブ装置の上
面にテンキーボードを設け、前記パーソナルコンピュー
タ本体の前記ドライブ装置の収納位置の下方にメモリカ
ード挿入口を設けたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0012】図1は本発明の第一の実施形態の使用状態
を示す斜視図、図2は図1の実施形態を携帯するために
ドライブ装置をパーソナルコンピュータ本体の中に引き
込んだ状態を示す斜視図、図3は図1の実施形態におけ
るドライブ装置の引き出し動作を示す斜視図、図4は図
1の実施形態におけるドライブ装置の向きの変更動作を
示す斜視図、図5は図1の実施形態におけるドライブ装
置の保持姿勢を垂直状態としたときの状態を示す斜視
図、図6は図1の実施形態における媒体挿入動作を示す
平面図、図7は図1の実施形態のスライド機構部および
保持機構部の詳細を示す分解斜視図、図8は図1の実施
形態のスライド機構部の第一の動作状態における可撓性
スチールベルトとローラ組との位置関係を示す図で、
(a)は平面図、(b)は正面図、図9は図1の実施形
態のスライド機構部の第二の動作状態における可撓性ス
チールベルトとローラ組との位置関係を示す図で、
(a)は平面図、(b)は正面図、図10は図1の実施
形態のスライド機構部の第三の動作状態における可撓性
スチールベルトとローラ組との位置関係を示す図で、
(a)は平面図、(b)は正面図である。
【0013】本発明の第一の実施形態は、ドライブ装置
をフロッピィディスクドライブ装置としたものである。
図1に示すように、記録媒体であるフロッピィディスク
を挿入してそれに対して情報の書込みまたは読出し動作
を行うフロッピィディスクドライブ2は、パーソナルコ
ンピュータ本体1の側面に設けられており、フロッピィ
ディスクドライブ2は、スライド機構部(詳細は後述す
る)によって、パーソナルコンピュータ本体1の中に引
き込んだり(図2の矢印B)、パーソナルコンピュータ
本体1の外に引き出したり(矢印A)することができ
る。フロッピィディスクドライブ2は、フロッピィディ
スクを挿入したり排出したりするためのフロッピィディ
スク挿抜スロット3と、フロッピィディスクの排出を指
令するための媒体排出ボタン(排出ボタン)5と、フロ
ッピィディスクドライブ2の中に挿入されたプロッピィ
ディスクに対する書込みまたは読出し動作が行われてい
るとき、そのことを示すアクセス表示ランプ4とが同一
面に設けてある。フロッピィディスクドライブ2は、パ
ーソナルコンピュータを使用するときはパーソナルコン
ピュータ本体1の外に引き出した状態とし、パーソナル
コンピュータを携帯したり移動させたりするときはパー
ソナルコンピュータ本体1の中に引き込んだ状態とす
る。フロッピィディスクドライブ2をパーソナルコンピ
ュータ本体1の中に引き込むときは、フロッピィディス
ク挿抜スロット3等のある面をパーソナルコンピュータ
本体1の側面と一致するようにする(図2参照)。パー
ソナルコンピュータ本体1の外に引き出したフロッピィ
ディスクドライブ2は、保持機構部(詳細は後述する)
によって、フロッピィディスク挿抜スロット3等のある
面をパーソナルコンピュータ本体1の正面と一致するよ
うにその向きを変え(図4参照)、かつその状態で水平
状態から垂直状態(図5参照)に保持姿勢を変えること
ができる。フロッピィディスクドライブ2をパーソナル
コンピュータ本体1の中に引き込むときは、フロッピィ
ディスクドライブ2の保持姿勢を水平状態とし、更に、
フロッピィディスク挿抜スロット3等のある面をパーソ
ナルコンピュータ本体1の側面と一致するようにする
(図3参照)。
【0014】次に、上述のように構成したパーソナルコ
ンピュータの使用法について図1〜図6を参照して説明
する。
【0015】パーソナルコンピュータを使用していない
ときは、図2に示すように、通常はフロッピィディスク
ドライブ2をパーソナルコンピュータ本体1の中に引き
込んで収納した状態としている。この状態からパーソナ
ルコンピュータを使用するときは、図3に示すように、
フロッピィディスクドライブ2を矢印A方向に引き出
し、続いて図4に示すように、矢印C方向に90度回転
させてフロッピィディスク挿抜スロット3等を有する面
を正面に向ける。次に、図5に示すように、フロッピィ
ディスクドライブ2を起して垂直状態とした後、フロッ
ピィディスクドライブ2を矢印B方向に押し、図1に示
すようにパーソナルコンピュータ本体1に接近させる。
これによって準備動作が完了するので、図6に示すよう
に、フロッピィディスク85を正面からフロッピィディ
スクドライブ2に挿入してパーソナルコンピュータの使
用を開始する。
【0016】パーソナルコンピュータの使用を終了し、
携帯や移動のためにフロッピィディスクドライブ2をパ
ーソナルコンピュータ本体1の中に収納するときは、上
述の順序と逆の順序で操作する。
【0017】すなわち、図1の状態にあるフロッピィデ
ィスクドライブ2を、図5に示すように矢印A方向に引
き出した後水平に倒して図4に示すような状態にした
後、矢印D方向に90度回転させてフロッピィディスク
挿抜スロット3等を有する面を側面に向ける。続いて図
3に示すように、フロッピィディスクドライブ2を矢印
B方向に押込んで図2に示すようにフロッピィディスク
ドライブ2をパーソナルコンピュータ本体1の中に収納
する。最後に表示部を折畳むことによって収納作業が終
了する。
【0018】スライド機構部は、図7に示すように、フ
ロッピィディスクドライブ2の出入方向と平行に配設さ
れ、中央部にスリット7を有する可撓性スチールベルト
8と、可撓性スチールベルト8の両端部を保持するスラ
イダ6と、パーソナルコンピュータ本体1に設けてある
ローラ軸受け11aおよび11bによって回転自在に保
持された2個のローラ9および10を1組とする3組の
ローラ組36および37および38とで構成されてお
り、可撓性スチールベルト8は、各組の2個のローラ9
および10の間を交互にその通過方向をかえながら通過
し、屈曲しながら3組のローラ組36および37および
38に装架されてその両端部をスライダ6に保持されて
いる。可撓性スチールベルト8の形状は、厚さが一定で
あり、スリット7の幅は、その一方の端部から一定距離
の位置において最小であり、その位置から両端部に向っ
て直線的に大きくなっている。一方可撓性スチールベル
ト8全体の幅は、スリット7の最小幅の位置において最
大であり、その位置から両端部に向って直線的に小さく
なっている。従って可撓性スチールベルト8の有効幅
は、一方の端部から一定距離の位置において最大であ
り、その位置から両端部に向って直線的に狭くなってい
る。可撓性スチールベルト8を保持するスライダ6の一
方の端部には、可撓性スチールベルト8の張力の調整を
行うためのテンションブラケット14および調整ねじ1
6が設けてあり、調整ねじ16は、スライダ6に装着さ
れているインサートブッシュ17を介してテンションブ
ラケット14に結合されている。スライダ6の他方の端
部には、テンションブラケット14を介してスライダ6
に設けてあるピボット18と点接触している。従って可
撓性スチールベルト8は、調整ねじ16を回すことによ
って所定の張力に調整することができる。3組のローラ
組36および37および38のローラ9および10は、
各組に対応してパーソナルコンピュータ本体1に設けて
あるローラ軸受け11aおよび11bによって支持され
ている。スライダ6は、ローラ組36および37および
38のローラ9および10が可撓性スチールベルト8を
転動するときの反力によって移動する。このため、スラ
イダ6の底面には、ローラ9および10を通過させる溝
が設けられており、この溝の両端部は、ローラ9または
10と接触してスライダ6の運動を停止させるストッパ
12および13となっている。
【0019】保持機構部は、多関節機構となっている。
すなわち、図7に示すように、スライダ6の端部に形成
した第一の凸型連結部19と、フロッピィディスクドラ
イブ2のケース20の1側面に、スライダ6の凸型連結
部19に対して直角に形成した第二の凸型連結部21
と、それぞれ凸型連結部19および凸型連結部21を嵌
挿する凹型連結部23および凹型連結部22を有するジ
ョイント24とで構成されている。凹型連結部23は、
ウエーブワッシャ30および32を介して連結ピン29
によって凸型連結部19に回転自在に連結されており、
連結ピン29は、止め輪28によって保持されている。
一方凹型連結部22は、ウエーブワッシャ26および2
7を介して連結ピン25によって凸型連結部21に回転
自在に連結されており、連結ピン25は、止め輪31に
よって保持されている。凹型連結部23の外周部には、
その回転運動を規制するためのストッパ33が形成され
ており、スライダ6の先端部にも、ストッパ33に対応
する位置にストッパ34が設けてある。なお、フロッピ
ィディスクドライブ2のケース20の他の側面には、フ
ロッピィディスク挿抜スロット3と排出ボタン5とアク
セス表示ランプ4とを装着するするためのスロットが設
けてある。
【0020】次に上述のように構成したスライド機構部
の動作について、図8〜図10を参照して説明する。
【0021】3組のローラ組36および37および38
のローラ9および10は、パーソナルコンピュータ本体
1に設けてあるローラ軸受け11aおよび11bによっ
て支持されて自由に回転することができる。スライダ6
の一方の端部には、取り付けの際の捩れを緩和するため
にピボット18を介してテンションブラケット15が取
り付けられており、可撓性スチールベルト8は、このテ
ンションブラケット15に取り付けられている。一方ス
ライダ6の一方の端部には、テンションブラケット14
が取り付けられており、可撓性スチールベルト8は、こ
のテンションブラケット14に取り付けられている。テ
ンションブラケット14は、調整ねじ16によってスラ
イダ6に対して移動可能であり、従って可撓性スチール
ベルト8は、調整ねじ16によってその張力が調整され
る。可撓性スチールベルト8はその厚さが一定であり、
中央部のスリット7の幅は、右端から一定距離S1 の位
置において最小の値u2 となっており、その位置から両
端部に向って直線的に大きくなっていて、右端の幅はu
1 、左端の幅(スリット7の長さはS0 )はu3 となっ
ている。また、可撓性スチールベルト8全体の幅も、ス
リット7の最小の値u2 の位置において最大の値m2
なっており、その位置から両端部に向って直線的に小さ
くなっていて、右端(長さL1 )の幅はm1 、左端の幅
はm3 となっている。従って可撓性スチールベルト8の
有効部分の幅(有効幅)は、一定距離S1 の位置におい
て最大(m2 −u1 )であり、両端部に向って直線的に
狭くなっている。可撓性スチールベルト8の長さはL0
である。
【0022】スライダ6が移動すると可撓性スチールベ
ルト8も一緒に移動し、各ローラ組のローラ9および1
0は、可撓性スチールベルト8上を転動する。このと
き、ローラ9および10に接触している部分の可撓性ス
チールベルト8の有効幅が変化するため、可撓性スチー
ルベルト8に曲げモーメントが発生し、ローラ9および
10に対して力が発生する。これらの力の方向および大
きさは、各ローラの位置によって異ったものとなり、こ
のため、スライダ6に対してそれらの反力としての駆動
力が働いてスライダ6が移動する。
【0023】ローラ9および10の半径をそれぞれra
およびrb 、可撓性スチールベルト8の厚さをt、ロー
ラ9および10と接触する部分の可撓性スチールベルト
8の幅をそれぞれh1 (X)およびh2 (X)、可撓性
スチールベルト8のヤング率をE、断面二次モーメント
をIとすると、1組のローラ9および10に働く力f
(X)は、次式で与えられる。
【0024】
【0025】ここで、0<X<S1 のときは、
【0026】
【0027】−(S0 −S1 )<X<0のときは、
【0028】
【0029】となる。
【0030】また、0<X<S1 のとき、f(X)=f
1 (X)とすると、
【0031】
【0032】となる。
【0033】ここで、
【0034】
【0035】であるから、結局、
【0036】
【0037】となる。すなわち、f1 (X)は変位Xに
対して単調に減少する。
【0038】次に、−(S0 −S1 )<X<0のとき、
f(X)=f2 (X)とすると、
【0039】
【0040】となる。
【0041】ここで同様に、
【0042】
【0043】であるから、、結局、
【0044】
【0045】となる。すなわち、f2 (X)は変位Xに
対して単調に増加する。
【0046】更に、
【0047】
【0048】となるので、f(X)はX=0で連続であ
り、その最大値は、
【0049】
【0050】となる。
【0051】パーソナルコンピュータを携帯するとき
は、図2に示すように、フロッピィディスクドライブ2
をスライド機構部および保持機構部と共にパーソナルコ
ンピュータ本体1の中に収納する。このとき、可撓性ス
チールベルト8は、3組のローラ組36および37およ
び38に対して図8に示す相対位置となるように移動し
ている。
【0052】図8において、ローラ組36および37お
よび38の反力をそれぞれfa およびfb およびfc
すると、ローラ組36および37は 0<X<S1
なる領域A内に位置し、ローラ組38は −(S0 −S
1 )<X<0 となる領域B内に位置する。また、|f
b |=|fc |であるため、fa とfb とfc の合力F
は、 F=fc −fa −fb =−fa となる。
【0053】すなわち、ローラ組36および37および
38の反力の合力Fはスライダ6をパーソナルコンピュ
ータ本体1の中に引き込む方向に働き、ローラ組36の
ローラ10がスライダ6のストッパ13に接触して停止
した状態を保持する。
【0054】パーソナルコンピュータを使用するとき
は、フロッピィディスクドライブ2をスライド機構部お
よび保持機構部と共にパーソナルコンピュータ本体1か
ら外に引き出す。このとき、可撓性スチールベルト8
は、3組のローラ組36および37および38に対して
図9に示す相対位置に移動する。
【0055】図9に示した状態では、ローラ組36は領
域A内に位置し、ローラ組37および38は領域B内に
位置し、|fa |=|fb |であるため、合力Fは、 F=fc −fa +fb =fc となり、スライダ6をパーソナルコンピュータ本体1の
外に引き出す方向に働く。このためフロッピィディスク
ドライブ2は、スライダ6の移動に伴なってパーソナル
コンピュータ本体1の中から外の方向に移動し始める。
【0056】スライダ6がさらに移動して、図10に示
すように、3組のローラ組36および37および38が
領域B内に位置するまで移動すると、合力Fは、 F=fc +fa +fb となり、ローラ組38のローラ9がスライダ6のストッ
パ12に接触する位置まで移動して停止する。
【0057】次に、保持機構部の動作について説明す
る。
【0058】図4に示すようにフロッピィディスクドラ
イブ2のフロッピィディスク挿抜スロット3等を有する
面を正面に向けるため、フロッピィディスクドライブ2
を矢印C方向に90度回転させると、図7に示すよう
に、フロッピィディスクドライブ2は、ケース20の凸
型連結部21がジョイント24の凹型連結部22に対し
て水平方向に回転する。回転したフロッピィディスクド
ライブ2の位置は、ウエーブワッシャ26および27の
ばね力によって保持される。
【0059】更に図5に示すようにフロッピィディスク
ドライブ2をそのフロッピィディスク挿抜スロット3等
を有する面を正面に向けたまま垂直状態になるように持
上げると、図7に示すように、ジョイント24の凹型連
結部23は、スライダ6の凸型連結部19に対して垂直
方向に回転し、フロッピィディスクドライブ2を垂直状
態とする。このとき、ジョイント24に設けてあるスト
ッパ33がスライダ6に設けてあるストッパ34と接触
してフロッピィディスクドライブ2の運動を規制する。
フロッピィディスクドライブ2の姿勢は、ウエーブワッ
シャ30および32のばね力によって保持される。
【0060】フロッピィディスクドライブ2を垂直状態
としたまま、フロッピィディスクドライブ2をローラ組
36および37および38の反力の合力Fに逆らってパ
ーソナルコンピュータ本体1の方に押すと、フロッピィ
ディスクドライブ2は、パーソナルコンピュータ本体1
の上面の右端部に設けてる凹型ストッパ35(図3〜図
5参照)の上に載置され、図1に示した状態となる。こ
のとき、ローラ組36および37は領域A内に位置し、
ローラ組38は領域B内に位置するため、ローラ組の反
力の合力Fは、スライダ6をパーソナルコンピュータ本
体1の中に引き込む方向に働き、フロッピィディスクド
ライブ2は、その状態で安定的に保持される。
【0061】図11は本発明の第二の実施形態を示す斜
視図である。
【0062】本実施形態は、基本的構成は図1の第一の
実施形態と同じであるが、フロッピィディスクドライブ
42のケース40の上面にテンキーボード46を搭載し
たものである。このように構成することにより、数字を
多数入力する必要があるとき、テンキーボード46を利
用して入力できるため、数字入力の能率を向上させるこ
とができる。従って本実施形態においては、フロッピィ
ディスクドライブ42は水平状態で使用する。なお、テ
ンキーボード46を利用しない場合は、フロッピィディ
スクドライブ42を垂直状態とすることもできる。携帯
や移動のためにフロッピィディスクドライブ42をパー
ソナルコンピュータ本体41の中に収納すると、テンキ
ーボード46も同時に収納される。
【0063】図12は本発明の第三の実施形態を示す斜
視図である。
【0064】本実施形態は、基本的構成も図1の第一の
実施形態と同じであるが、媒体交換情報記憶装置とし
て、フロッピィディスクドライブの代りにCD−ROM
ドライブ51を装着したものである。本実施形態の使用
方法および動作は、図1の第一の実施形態と同じであ
る。CD−ROMドライブ51は、垂直状態でも水平状
態でも動作可能であるため、使用者の希望する状態で使
用することがでる。なお、図11の実施形態と同様に、
CD−ROMドライブの上にテンキーボードを搭載する
ことも可能である。
【0065】図13は本発明の第四の実施形態を示す斜
視図である。
【0066】本実施形態は、パーソナルコンピュータ本
体61のフロッピィディスクドライブ62の収納位置の
下に、メモリカード69を挿入して装着するためのメモ
リカード装着部68を設けたものであり、メモリカード
69を装着するときは、フロッピィディスクドライブ6
2を垂直状態として挿入する。本実施形態の使用方法お
よび動作は、上記のメモリカード69の装着以外は、図
1の第一の実施形態と同じである。なお、本実施形態
は、図11の第二の実施形態および図12の第三の実施
形態に対しても適用することが可能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯用パ
ーソナルコンピュータは、パーソナルコンピュータを携
帯するときは挿入された記録媒体に対して情報の書込み
または読出しを行うドライブ装置をパーソナルコンピュ
ータ本体の内部に引き込んで保持し、パーソナルコンピ
ュータを使用するときはドライブ装置をパーソナルコン
ピュータ本体の外に引き出して保持するスライド機構部
と、ドライブ装置をパーソナルコンピュータ本体の外に
引き出したとき、ドライブ装置の記録媒体挿抜スロット
の面する方向を変え、かつその保持姿勢を水平状態また
は垂直状態とすることができる保持機構部とを設けるこ
とにより、パーソナルコンピュータを使用するとき、記
録媒体を挿入・排出する記録媒体挿抜スロットおよび記
録媒体の排出を指令する媒体排出ボタンおよび記録媒体
に対する書込みまたは読出し動作が行われていることを
示すアクセス表示ランプを使用者の正面に位置させるこ
とができるため、パーソナルコンピュータ本体の大きさ
を大きくせずに操作性を向上させて誤操作を防止するこ
とができるという効果がある。また、ドライブ装置を水
平状態でも垂直状態でも使用できるため、使用者の好み
に合わせた使用法を選択できるという効果もある。更に
ドライブ装置を垂直状態で使用するときは、パーソナル
コンピュータの占有面積を小さくできるため、狭い場所
でも使用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態の使用状態を示す斜視
図である。
【図2】図1の実施形態を携帯するためにドライブ装置
をパーソナルコンピュータ本体の中に引き込んだ状態を
示す斜視図である。
【図3】図1の実施形態におけるドライブ装置の引き出
し動作を示す斜視図である。
【図4】図1の実施形態におけるドライブ装置の向きの
変更動作を示す斜視図である。
【図5】図1の実施形態におけるドライブ装置の保持姿
勢を垂直状態としたときの状態を示す斜視図である。
【図6】図1の実施形態における媒体挿入動作を示す平
面図である。
【図7】図1の実施形態のスライド機構部および保持機
構部の詳細を示す分解斜視図である。
【図8】図1の実施形態のスライド機構部の第一の動作
状態における可撓性スチールベルトとローラ組との位置
関係を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図であ
る。
【図9】図1の実施形態のスライド機構部の第二の動作
状態における可撓性スチールベルトとローラ組との位置
関係を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図であ
る。
【図10】図1の実施形態のスライド機構部の第三の動
作状態における可撓性スチールベルトとローラ組との位
置関係を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図で
ある。
【図11】本発明の第二の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図12】本発明の第三の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図13】本発明の第四の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図14】従来の携帯型パーソナルコンピュータの第一
の例を示す斜視図である。
【図15】従来の携帯型パーソナルコンピュータの第二
の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・41・61・81・91 パーソナルコンピュー
タ本体 2・42・62・82・92 フロッピィディスクド
ライブ 3・83・93 フロッピィディスク挿抜スロット 4・84・86・94 アクセス表示ランプ 5・95 排出ボタン 6 スライダ 7 スリット 8 可撓性スチールベルト 9・10 ローラ 11a・11b ローラ軸受け 12・13 ストッパ 14・15 テンションブラケット 16 調整ねじ 17 インサートブッシュ 18 ピボット 19・21 凸型連結部 20・40 ケース 22・23 凹型連結部 24 ジョイント 25・29 連結ピン 26・27・30・32 ウエーブワッシャ 28・31 止め輪 33・34 ストッパ 35 凹型ストッパ 36・37・38 ローラ組 46 テンキーボード 52 CD−ROMドライブ 68 メモリカード装着部 69 メモリカード 85 フロッピィディスク 87 手 96a・96b パームレスト部 97 グライドポイントスイッチ 98 キーボード

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を挿入・排出する記録媒体挿抜
    スロットおよび前記記録媒体の排出を指令する媒体排出
    ボタンおよび前記記録媒体に対する書込みまたは読出し
    動作が行われていることを示すアクセス表示ランプを同
    一面に配設し挿入された記録媒体に対して情報の書込み
    または読出しを行うドライブ装置と、パーソナルコンピ
    ュータを携帯するときは前記ドライブ装置をパーソナル
    コンピュータ本体の内部に引き込んで保持し前記パーソ
    ナルコンピュータを使用するときは前記ドライブ装置を
    パーソナルコンピュータ本体の外に引き出して保持する
    スライド機構部と、前記ドライブ装置を前記パーソナル
    コンピュータ本体の外に引き出したとき前記ドライブ装
    置の記録媒体挿抜スロットの面する方向を変えかつその
    保持姿勢を水平状態または垂直状態とすることができる
    保持機構部とを備えることを特徴とする携帯用パーソナ
    ルコンピュータ。
  2. 【請求項2】 前記ドライブ装置をフロッピィディスク
    ドライブ装置としたことを特徴とする請求項1記載の携
    帯用パーソナルコンピュータ。
  3. 【請求項3】 前記ドライブ装置をCD−ROMドライ
    ブ装置としたことを特徴とする請求項1記載の携帯用パ
    ーソナルコンピュータ。
  4. 【請求項4】 前記ドライブ装置の上面にテンキーボー
    ドを設けたことを特徴とする請求項1または請求項2ま
    たは請求項3記載の携帯用パーソナルコンピュータ。
  5. 【請求項5】 前記パーソナルコンピュータ本体の前記
    ドライブ装置の収納位置の下方にメモリカード挿入口を
    設けたことを特徴とする請求項1または請求項2または
    請求項3または請求項4記載の携帯用パーソナルコンピ
    ュータ。
  6. 【請求項6】 前記ドライブ装置の出入方向と平行に配
    設された可撓性スチールベルトと、前記可撓性スチール
    ベルトの両端部を保持するスライダと、前記パーソナル
    コンピュータ本体に設けてあるローラ軸受けに回転自在
    に保持された2個のローラを1組とする3組のローラ組
    とを有し、前記可撓性スチールベルトを前記ローラ組の
    各組の2個のローラ間を交互に通過方向を変えながら通
    過させて屈曲させながら前記ローラ組に装架したスライ
    ド機構部を有することを特徴とする請求項1または請求
    項2または請求項3または請求項4または請求項5記載
    の携帯用パーソナルコンピュータ。
  7. 【請求項7】 前記可撓性スチールベルトの形状を、厚
    さを一定とし、一方の端部から所定の距離の位置におけ
    る有効幅を最大とし、その最大の有効幅の位置から両端
    部に向って直線的に有効幅を小さくしたスライド機構部
    を有することを特徴とする請求項6記載の携帯用パーソ
    ナルコンピュータ。
  8. 【請求項8】 前記スライダの端部に形成した第一の凸
    型連結部と、前記ドライブ装置のケースに前記第一の凸
    型連結部に対して直角に形成した第二の凸型連結部と、
    前記第一の凸型連結部および前記第二の凸型連結部のそ
    れぞれを嵌挿する第一の凹型連結部および第二の凹型連
    結部を有するジョイントと有する保持機構部を備えるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3
    または請求項4または請求項5または請求項6または請
    求項7記載の携帯用パーソナルコンピュータ。
JP8274509A 1996-10-17 1996-10-17 携帯用パーソナルコンピュータ Expired - Fee Related JP2806906B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8274509A JP2806906B2 (ja) 1996-10-17 1996-10-17 携帯用パーソナルコンピュータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8274509A JP2806906B2 (ja) 1996-10-17 1996-10-17 携帯用パーソナルコンピュータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10125050A JPH10125050A (ja) 1998-05-15
JP2806906B2 true JP2806906B2 (ja) 1998-09-30

Family

ID=17542696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8274509A Expired - Fee Related JP2806906B2 (ja) 1996-10-17 1996-10-17 携帯用パーソナルコンピュータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2806906B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3982941B2 (ja) 1999-04-12 2007-09-26 富士通株式会社 記憶装置
JP4564685B2 (ja) 2000-07-19 2010-10-20 キヤノン株式会社 画像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10125050A (ja) 1998-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5443320A (en) Information processing system with printing function
EP0604069B1 (en) Improved portable computer and method
US7446757B2 (en) Foldable display, input device provided with the display and foldable keyboard, and personal computer provided with the input device
JP3322021B2 (ja) 情報機器
US6301101B1 (en) Hand held tablet computer having external mechanisms for facilitating positioning and operation
JP2737516B2 (ja) 情報処理装置あるいは印字装置
US20080304215A1 (en) Communication device with stickup structure
JPH0895669A (ja) 電子機器システム
JP2003529161A (ja) ユニバーサル・デジタル・モバイル装置
JPH08185243A (ja) 情報処理機器
US20110102979A1 (en) Electronic device including pop-out stylus
JP2971286B2 (ja) 情報処理装置
JP2806906B2 (ja) 携帯用パーソナルコンピュータ
US6290411B1 (en) Stand utensil for keyboard and keyboard with stand mechanism
EP0606760B1 (en) Portable electronic computer with tracking device
KR930005832B1 (ko) 전자기기
JPH11224056A (ja) ディスプレイの姿勢設定装置とこのディスプレイの姿勢設定装置を備えた情報端末機器
EP1515439A2 (en) Voice recording device
JP4171377B2 (ja) 車載用機器の前面パネル装置
JP3405394B2 (ja) 情報処理装置
JP2737667B2 (ja) 表示装置の保持機構
JPH05313786A (ja) 情報処理装置
JP2000214787A (ja) 表示装置のチルト機構
JP2003345459A (ja) 電子機器及び電子機器本体に着脱可能な拡張装置
JP2003067115A (ja) カードリーダーを内蔵するキーボード

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980707

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees