JPH08185243A - 情報処理機器 - Google Patents

情報処理機器

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JPH08185243A
JPH08185243A JP6337001A JP33700194A JPH08185243A JP H08185243 A JPH08185243 A JP H08185243A JP 6337001 A JP6337001 A JP 6337001A JP 33700194 A JP33700194 A JP 33700194A JP H08185243 A JPH08185243 A JP H08185243A
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Yuichi Fujishima
祐一 藤嶋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般文章や図形等の入力書式に自在に対応し
てディスプレイを縦横転回させるときの操作性を高めた
情報処理機器を提供する。 【構成】 上面にキー入力部有する機器本体10、機器
本体10に取り付けられた平板状のブラケット10(支
持部材)、表側に表示画面31を有し、ブラケットの表
面にほぼ90°転回可能に支持されたディスプレイケー
ス30(表示ケース)を備え、ブラケット10側には第
1〜第3ガイド溝22〜24を、ディスプレイケース3
0側には第1〜第3転回支軸32〜34をコイルスプリ
ング47(弾性部材)によってディスプレイケース30
を転回付勢し、ディスプレイケース30が90°転回す
る区間一方側の第1定位置(横長姿勢)から他方側の第
2定位置(縦長姿勢)へまたは逆方向へ向かうときの初
期動作を助成し、かつ各定位置に復帰したときは緩衝す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワードプロセッサや
パーソナルコンピュータ等OA機器のごとき情報処理機
器に関し、さらに詳しくは、ディスプレイ表示画面を文
章や図形の入力書式に対応して縦横転回させる機構を備
えた情報処理機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にデスクトップ型と呼ばれる比較的
大型の機種、あるいはラップトップ型とかノート型と呼
ばれる小型機種のワープロやパソコンなどの情報処理機
器では、文章や図形を作成する入力キーは横長に標準配
備され、そのキー配列に順応し易いようにディスプレイ
表示画面も横長に形成されることが多い。書式サイズと
して最近では例えばA4書式が多くなってきているが、
そうしたA4書式による文章を上行から下行へ順次入力
して作成する場合、横長の表示画面に対して縦長の入力
表示となるから、入力中、最上行から最下行までの文章
全体を表示画面で見渡すことができない。近年、このよ
うな不具合を解消するために、一般文章や図形の入力書
式に対応させて表示画面を横長表示、縦長表示のいずれ
にも自在に縦横転回して変更可能にしたものが開発され
ている。例えば、そうした情報処理機器として、本願出
願人は既に実願平2−101952号(実開平4−58
725号公報)によって小型データ処理装置を提案して
いる。この小型データ処理装置の概略は、ブラケット部
材を機器本体に蝶開自在にヒンジ連結して取り付けてあ
って、ブラケット部材上にディスプレイを単一転回軸を
介して縦横転回可能に担持させた構造となっているもの
である。ディスプレイは機器本体上のキー入力部を閉塞
して保護できる蓋を兼用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願出願人により提案
された上記小型データ処理装置の場合、表示画面のディ
スプレイを入力作業にあわせて縦横転回できる点で非常
に便利で有効であり、初期の目的は達成されている。し
かしながら、ディスプレイが単一軸による一軸転回構造
であるがために、ディスプレイに操作力を加えた際の円
滑な転回操作性に改良の余地を残している。したがっ
て、この発明では、一般文章や図形等の入力書式に自在
に対応してディスプレイを縦横転回させるときの操作性
を高めた情報処理機器を提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明による請求項1の情報処理機器は、上面に
キー入力部が設けられた機器本体と、キー入力部の後方
で機器本体に取り付けられた平板状の支持部材と、表側
に表示画面を有し支持部材の表面にほぼ90°転回可能
に支持された表示ケースと、を備え、支持部材および表
示ケースのいずれか一方に所定の軸間距離をおいて複数
の転回支軸を設け、他方には各転回支軸に係合して案内
するガイド溝を設けるとともに、弾性部材によって表示
ケースを転回方向へ付勢するように構成されている。ま
た、この発明による請求項2の情報処理機器は、上面に
キー入力部が設けられた機器本体と、キー入力部の後方
で機器本体に取り付けられた平板状の支持部材と、表側
に表示画面を有し、支持部材の表面にほぼ90°転回可
能に支持された表示ケースと、を備え、支持部材および
表示ケースのいずれか一方に所定の軸間距離をおいて3
つの転回支軸を設け、他方には各転回支軸に係合して案
内する3つのガイド溝を設けた構成となっている。この
請求項2の発明では、3つの転回支軸の少なくとも1つ
に弾性部材を連結し、弾性部材によって表示ケースが9
0°転回する区間一方側の第1定位置から他方側の第2
定位置へまたは逆方向へ向かうときの表示ケースの初期
動作を助成するとともに、第1定位置および第2定位置
のそれぞれに復帰した表示ケースを緩衝するように構成
できる。また、請求項2の発明では、表示ケースの第1
定位置が表示画面の横長位置で、第2定位置が表示画面
の縦長位置であるようにすることもできる。さらに、請
求項2の発明では、表示ケースの第1定位置および第2
定位置に対応させて、クリック感をもって係脱する一対
の凹部および凸部のいずれか一方を前記表示ケースに設
けかつ他方を前記支持部材に設けることができる。一
方、請求項1と請求2の発明においては、支持部材を機
器本体に蝶開自在にヒンジ連結して、支持部材の蝶開動
作に伴われる表示ケースによって機器本体のキー入力部
を閉塞するようにもできる。
【0005】
【作用】表示ケースの表示画面が横長姿勢のときを第1
定位置とし、縦長姿勢のときを第2定位置とすると、表
示ケースを第1定位置から第2定位置へ、もしくはその
逆方向へ転回させるとき、支持部材上で表示ケースは複
数の転回支軸とそれに対をなす複数のガイド溝によって
円滑に転回操作でき、また表示ケースを転回させる際の
初期転回力に弾性部材の付勢力が加わって助成し、表示
ケースが第1定位置および第2定位置に復帰した位置で
の衝動を弾性部材で緩衝する。なお、この発明では、機
器本体に対して支持部材が固定してあって、そうした支
持部材に表示ケースを縦横回転させる機種(大型のデス
クトップ型等)、あるいは請求項6でいうように、機器
本体に対して支持部材を蝶開自在にヒンジ連結し、この
蝶開動作する支持部材に伴って表示ケースでキー入力部
を閉塞して保護するようにした、表示ケースが蓋部材を
兼用する機種(小型のラップトップ型等)のいずれにも
対応できる。
【0006】
【実施例】以下、この発明による情報処理機器の実施例
として、小型機種のワードプロセッサもしくはパーソナ
ルコンピュータへの適用例を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、例えばワープロなどの文章作成装置にお
いて、表示画面を横長姿勢から縦長姿勢へ縦横回転させ
る形態の斜視図を示している。機器本体10の上面キー
入力部には文章や図形を作成する各種の入力キー11が
標準配備され、機器本体10を上からこの発明でいう表
示ケースであるディスプレイケース30で閉塞すること
によって、保管時に入力キー11を保護する比較的小型
機種のラップトップ型もしくはノート型と呼ばれるもの
を示している。ディスプレイケース30は例えば液晶表
示装置(LCD)等を内蔵し、表側に文章や図形の入力
画像を表示する表示画面31を備えている。装置は、機
器本体10の後部に印字装置12を配置したプリンタ一
体型とすることもできる。
【0007】また、機器本体10の入力キー11の後部
に設けられた両側一対の軸受部には、この発明でいう支
持部材であるブラケット20が下端両側のヒンジ部2
1、21を軸支させて蝶開自在に連結されている。ディ
スプレイケース30はこのブラケット20の前面側に担
持された形になっていて、図1に示す第1定位置の横長
姿勢から図3に示す第2定位置の縦長姿勢へほぼ90°
の角度区間を転回可能である。しかも、ブラケット20
は機器本体10に対して蝶開動作するから、この動作に
伴われてディスプレイケース30は蓋部材として入力キ
ー11を閉塞して保護するようになっている。
【0008】図5は、ディスプレイケース30が横長姿
勢の上記第1定位置にある状態を示す図1を背面から見
た図であり、図6は第1定位置から上記第2定位置に向
かう転回途中の図2を背面から見た図を示し、そして図
7は縦長姿勢の第2定位置となっている図3を背面から
見た図である。各図に示すように、本実施例では、この
発明でいう複数の転回支軸をディスプレイケース30側
に設け、それに対応した複数のガイド溝を平板状のブラ
ケット20側に設けている。また、転回支軸の設置数
は、2つの転回支軸による二軸構成、3つの転回支軸に
よる三軸構成のいずれも可能であり、以下、三軸構成に
よるディスプレイ転回機構について詳述する。
【0009】平板状に形成されたブラケット20では、
装置の水平横方向へ延びる第1ガイド溝22、所定の曲
率R等でもって湾曲して斜め上方へ延びる第2ガイド溝
23、そして第1ガイド溝22に直交する形で装置の垂
直縦方向へ延びる第3ガイド溝24がそれぞれ形成され
ている。これら第1〜第3ガイド溝22〜24の形状な
らびに配置位置は、ともにディスプレイケース30が横
長姿勢(第1定位置)から縦長姿勢(第2定位置)へ、
あるいはその逆方向へ縦横転回する軌跡に対応させて形
成されている。第1ガイド溝22の場合、次に説明する
第1転回支軸32が図の左右方向へ直線往復動による軌
道を描いて動作するため、それを案内してディスプレイ
ケース30の縦横転回に対応できる溝長さL1で形成さ
れている。第2ガイド溝23の場合は、第2転回支軸3
3を案内してディスプレイケース30の縦横転回に対応
できる曲率Rおよび円弧溝長さL2でもって形成されて
いる。また、第3ガイド溝24の場合は、第3転回支軸
34が図の上下垂直方向へ往復動による軌道を描いて動
作するため、それを案内してディスプレイケース30の
縦横転回に対応できる溝長さL3でもって形成されてい
る。
【0010】ブラケット20の平坦な前面側にはディス
プレイケース30が支持され、図4および図8に示すよ
うに、このディスプレイケース30の背面には上記第1
〜第3ガイド溝22〜24に係合して案内される第1〜
第3転回支軸32〜34が突出して設けてある。各転回
支軸の軸間距離はP1、P2に設定してある。
【0011】ブラケット20の背面図である図8に示す
ように、第1〜第3ガイド溝22〜24に係合させた第
1〜第3転回支軸32〜34には、図9〜図11に示す
ように、それぞれのガイド溝幅よりも十分に大径を有す
る鍔状のフランジ部材25、26、44が止めビス2
7、28、45(図5参照)で結合され、フランジ部材
24、25、44によって第1〜第3転回支軸32〜3
4が第1〜第3ガイド溝22〜24から脱落するのを防
止している。
【0012】ここで、上記第3ガイド溝24および第3
転回支軸34からなる三軸目の部分では、ここに係合し
て上下方向へ直線動作する図12に示す可動ロッド40
が配置されている。この可動ロッド40は直線棒状に延
びるスプリングガイド部41を有し、このスプリングガ
イド部41を第3ガイド溝24の下端に設けられた貫通
孔24a(図13参照)に挿通させて図の上下垂直方向
への摺動が可能である。また、可動ロッド40の上端は
凹面43を有する押し上げ部42となっていて、第3転
回支軸34に下方から当接できるようになっている。こ
の第3転回支軸34には上述の鍔状フランジ44が止め
ビス45で結合されているから、可動ロッド40の上端
押し上げ部42を上から覆って第3ガイド溝24からの
脱落を防止できるようになっている。
【0013】図13以下の各図で明らかなように、可動
ロッド40の軸周りには、この発明の要旨部材である弾
性部材としてのコイルスプリング47が弾着され、図1
3に示す圧縮状態から可動ロッド40を第3ガイド溝2
4の上端に押し上げる方向へ付勢している。つまり、デ
ィスプレイケース30の表示画面31が横長姿勢となっ
ている図13の第1定位置では、可動ロッド40を押し
上げて第3転回支軸34を介しディスプレイケース30
を縦長姿勢の第2定位置へ向かって転回させる方向へ付
勢している。さらに、可動ロッド40が上下一往復した
第2定位置では、図15に示すように再びコイルスプリ
ング47を圧縮するようになっている。つまり、コイル
スプリング47は可動ロッド40を介して、ディスプレ
イケース30を横長姿勢(第1定位置)から縦長姿勢
(第2定位置)へ転回付勢し、逆に縦長姿勢(第2定位
置)から元の復帰位置である横長姿勢(第1定位置)へ
転回付勢するようになっている。
【0014】また、実施例では、可動ロッド40の上下
動作に伴いディスプレイケース30が横長姿勢および縦
長姿勢にそれぞれ達した位置にてクリック感覚をもたせ
るため、上記鍔状フランジ44の外周に弾性撓みが可能
な弾力部48を設け、この弾力部48の外面に突出させ
て凸部49を設けてある。ブラケット20にはその凸部
49が係脱する凹部材29、29が止めビス29aでも
って第3ガイド溝24の両側に一対固定して設けてあ
る。
【0015】なお、上記構成に加えて、図示はされてい
ないが、ディスプレイケース30をブラケット20に対
して横長姿勢(第1定位置)または縦長姿勢(第2定位
置)にて位置決めロックするためのロック手段を設けて
おくことができる。また、それら両ロック位置での位置
決め構造として、図5以下の各図に示されているよう
に、ディスプレイケース30の背面にストッパ39を突
出成形し、これを突き当て係合させる係止凹部20aを
ブラケット20の上端に設けて置くことができる。さら
には、横長姿勢から縦長姿勢への切替え(第2定位置)
に対応したスイッチング回路を設け、切替えごとに表示
画面31の入力書式を横長表示モードから縦長表示モー
ドへまたはその逆モードを転換させるようにすることも
できる。
【0016】以上の構成によって実施例の情報処理機器
は次のように作用する。図1および図5のように、表示
画面31が横長の姿勢にあるとき、ディスプレイケース
30は転回を防止して位置決めロックされている。ロッ
クを解除して図2のように例えば時計廻りの方向へ手動
操作してディスプレイケース30を転回させ、図3に示
す縦長の姿勢にする。すなわち、図5のように、ディス
プレイケース30がロック状態にあるとき、背面のスト
ッパ39がブラケット20の上端係止凹部20aに当接
して横長姿勢の第1定位置に保持されている。このロッ
ク状態では、可動ロッド40はディスプレイケース30
側の第3転回支軸34によってコイルスプリング47に
抗しそれを圧縮した状態で押し下げられている(図13
参照)。
【0017】ディスプレイケース30のロックを解除す
ると、可動ロッド40はコイルスプリング47の弾性伸
長力によって押し上げられ、ディスプレイケース30側
の第3転回支軸34を押し上げることによって、ディス
プレイケース30を時計廻り方向(背面から見た図5で
は反時計廻り方向)へ適度な力で跳ね上げて転回させ
る。この跳ね上げによる転回は初期動作として、ディス
プレイケース30を手動操作して転回させ始めるときの
負担を軽減し、初期の転回力を助成する(ホップアップ
動作)。続いて、ディスプレイケース30を転回させる
と、図6のように、第1転回支軸32は第1ガイド溝2
2にて図の左から右方向へ案内されて溝長さL1を移動
し、第2転回支軸33は湾曲した第2ガイド溝23に案
内されて図の斜め右上がりに溝長さL2を移動する。
【0018】図3および図7のように、ディスプレイケ
ース30が90°転回して表示画面31を縦長姿勢とし
た第2定位置に達すると、この段階で上下一往復した可
動ロッド40はコイルスプリング47に抗した形で、再
び第3転回支軸34によってコイルスプリング47を圧
縮した状態で押し下げられる(図15参照)。この第2
定位置にあってもディスプレイケース30はロック手段
によって位置決めされる。
【0019】一方、縦長姿勢の第2定位置でロック状態
にあるディスプレイケース30を再び横長姿勢の第1定
位置へ戻す場合、ロックを解除するとその瞬間、ディス
プレイケース30は第3転回支軸34を介してコイルス
プリング47の弾性伸長力によって逆に押し下げられ
る。第1定位置へディスプレイケース30が復帰する転
回操作は上記とまったく逆の手順で行われ、ディスプレ
イケース30が第1定位置の横長姿勢になる瞬間、ディ
スプレイケース30の自重も加わった降下衝動をコイル
スプリング47を圧縮することで緩衝する(図5、図1
3参照)。コイルスプリング47による緩衝作用という
点では、縦長姿勢に達した瞬間においても同様である。
【0020】横長姿勢の第1定位置から縦長姿勢の第2
定位置へ、またはその逆方向への転回操作時、各定位置
ではディスプレイケース30の位置決め感覚は、鍔状フ
ランジ44の外周の凸部49がブラケット20側の凹部
材29に係合する際の弾性クリック感覚で認識すること
ができる。
【0021】この発明の情報処理機器としては、ディス
プレイケース30の横長姿勢による第1定位置から縦長
姿勢の第2定位置に至る一連の動作を、実施例のように
第1〜第3転回支軸32〜34の三軸による転回軌跡を
基本構成としている。しかし、前述したように二軸構成
にても達成できるが、三軸による転回軌跡でディスプレ
イケース30を手動操作する場合、ブラケット20に対
して極めて円滑な転回動作が得られるものであり、三軸
のうちの一つを利用して初期転回力の負担を軽減助成す
る上記ホップアップ動作(二軸でも可能である)の機構
を設置する自由度が高められるなど、二軸に優るもので
あることが発明者らによって確証されている。但し、二
軸の場合であっても、そのうちの一軸に上記コイルスプ
リング47のごとき弾性部材を作用させた構造とする
と、縦横転回中のディスプレイケース30の動作に適度
な制動作用が働き、さらには転回力を助成するなど、操
作性を優れたものにすることができる。
【0022】また、この発明の場合、実施例のようにデ
ィスプレイケース30が蓋部材を兼用してブラケット2
0のヒンジ連結により機器本体10を閉塞するラップト
ップ型に限定されることなく、機器本体側に固定された
ブラケットに対してディスプレイケースを横長姿勢から
縦長姿勢を移行させる比較的大型機種のデスクトップ型
への適用も可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による情
報処理機器は、支持部材(ブラケット)に対して表示ケ
ース(ディスプレイケース)をその横長姿勢から縦長姿
勢またはその逆方向へ縦横転回させる操作が、例えば第
1〜第3転回支軸の三軸構成による軌跡動作とコイルス
プリング等に弾性部材の転回付勢支援によって円滑に行
われ、操作性を格段に向上させることができ、表示画面
の回転機構を備えたワープロやパソコン等のOA機器用
に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報処理機器の適用実施例とし
てワープロ等の表示画面が第1定位置である横長姿勢に
ある状態を示す斜視図。
【図2】表示画面を縦長姿勢へ転回中の形態を示す実施
例の斜視図。
【図3】表示画面が第2定位置である縦長姿勢になった
状態を示す実施例の斜視図。
【図4】表示画面が縦長姿勢にある状態を示す部分断面
による実施例の側面図。
【図5】図1に対応してブラケット側から見た背面図。
【図6】図2に対応してブラケット側から見た背面図。
【図7】図3に対応してブラケット側から見た背面図。
【図8】実施例のブラケットの背面図。
【図9】実施例の第1転回支軸に設けられるフランジ部
材の平面図。
【図10】実施例の第2転回支軸に設けられるフランジ
部材の平面図。
【図11】実施例の第3転回支軸に設けられるフランジ
部材の平面図。
【図12】実施例の第3転回支軸に設けられる転回ロッ
ドの正面図。
【図13】図1に対応した要部の背面図。
【図14】図2に対応した要部の背面図。
【図15】図3に対応した要部の背面図。
【符号の説明】
10 機器本体 11 入力キー 20 ブラケット(支持部材) 21 ヒンジ部 22 第1ガイド溝 23 第2ガイド溝 24 第3ガイド溝 30 ディスプレイケース 31 表示画面 32 第1転回支軸 33 第2転回支軸 34 第3転回支軸 40 可動ロッド 47 コイルスプリング 29、49 弾性クリック感係合部の凹部と凸部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面にキー入力部が設けられた機器本体
    と、 キー入力部の後方で機器本体に取り付けられた平板状の
    支持部材と、 表側に表示画面を有し、支持部材の表面にほぼ90°転
    回可能に支持された表示ケースと、 を備え、 支持部材および表示ケースのいずれか一方に所定の軸間
    距離をおいて複数の転回支軸を設け、他方には各転回支
    軸に係合して案内するガイド溝を設けるとともに、弾性
    部材によって表示ケースを転回方向へ付勢するようにし
    てなることを特徴とする情報処理機器。
  2. 【請求項2】 上面にキー入力部が設けられた機器本体
    と、 キー入力部の後方で機器本体に取り付けられた平板状の
    支持部材と、 表側に表示画面を有し、支持部材の表面にほぼ90°転
    回可能に支持された表示ケースと、 を備え、 支持部材および表示ケースのいずれか一方に所定の軸間
    距離をおいて3つの転回支軸を設け、他方には各転回支
    軸に係合して案内する3つのガイド溝を設けたことを特
    徴とする情報処理機器。
  3. 【請求項3】 3つの前記転回支軸の少なくとも1つに
    前記弾性部材を連結し、前記弾性部材によって前記表示
    ケースが90°転回する区間一方側の第1定位置から他
    方側の第2定位置へまたは逆方向へ向かうときの前記表
    示ケースの初期動作を助成するとともに、第1定位置お
    よび第2定位置のそれぞれに復帰した前記表示ケースを
    緩衝するようにしてなることを特徴とする請求項2記載
    の情報処理機器。
  4. 【請求項4】 前記表示ケースの第1定位置が表示画面
    の横長位置で、第2定位置が表示画面の縦長位置である
    ことを特徴とする請求項3記載の情報処理機器。
  5. 【請求項5】 前記表示ケースの第1定位置および第2
    定位置に対応させて、クリック感をもって係脱する一対
    の凹部および凸部のいずれか一方を前記表示ケースに設
    けかつ他方を前記支持部材に設けたことを特徴とする請
    求項2および3記載の情報処理機器。
  6. 【請求項6】 前記支持部材を前記機器本体に蝶開自在
    にヒンジ連結して、前記支持部材の蝶開動作に伴われる
    前記表示ケースによって前記機器本体のキー入力部を閉
    塞するようにしてなることを特徴とする請求項1または
    2記載の情報処理機器。
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