JP2003345459A - 電子機器及び電子機器本体に着脱可能な拡張装置 - Google Patents

電子機器及び電子機器本体に着脱可能な拡張装置

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JP2003345459A
JP2003345459A JP2002154071A JP2002154071A JP2003345459A JP 2003345459 A JP2003345459 A JP 2003345459A JP 2002154071 A JP2002154071 A JP 2002154071A JP 2002154071 A JP2002154071 A JP 2002154071A JP 2003345459 A JP2003345459 A JP 2003345459A
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Japan
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electronic device
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device main
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Application number
JP2002154071A
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English (en)
Inventor
Munehiro Yoshida
宗弘 吉田
Toshio Arai
俊雄 新井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 拡張装置の汎用性の向上及び生産効率の向上
等を図る。 【解決手段】 拡張装置に装置本体部と該装置本体部の
両端部から同じ方向へ突出された一対の被取付部とを設
け、電子機器本体の取付面に対して離接する方向へ弾性
変位可能とされると共に拡張装置が電子機器本体に取り
付けられた状態において取付面に押し付けられる弾性変
位部を拡張装置の少なくとも一方の被取付部に設け、拡
張装置を一対の被取付部が上記一対の取付面を両側から
挟み込むようにして電子機器本体に取り付けるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器及び電子機
器本体に着脱可能な拡張装置に関する。詳しくは、電子
機器本体と該電子機器本体に対して着脱可能な拡張装置
とを備えた電子機器及び当該拡張装置についての技術分
野に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器本体と該電子機器本体に着脱可
能であり所定の機能を拡張するための拡張装置とを備え
た電子機器がある。このような電子機器には、例えば、
PDA(Personal Digital Assistant)と称される情報
機器があり、拡張装置としてバッテリーパック(充電装
置)、通信用のモジュール、キーボード等が備えられて
いる。
【0003】図17及び図18は、従来の電子機器(P
DA)を概念的に示したものである。
【0004】図17に示す電子機器aは、電子機器本体
bと拡張装置cとを備え、電子機器本体bの一端面にコ
ネクター部dが設けられ、拡張装置cの一端面にコネク
ター部eが設けられている。
【0005】電子機器aにあっては、電子機器本体bに
設けられたコネクター部dに拡張装置cに設けられたコ
ネクター部eが接続され電子機器本体bと拡張装置cと
の各一端面が突き合わされることにより、拡張装置cが
電子機器本体bに取り付けられる。
【0006】図18に示す電子機器fは、電子機器本体
gと拡張装置hとを備え、該拡張装置hに一方に開口さ
れた挿入凹部iが形成されている。電子機器本体gの一
端面にはコネクター部jが設けられ、拡張装置hの挿入
凹部iの内部にはコネクター部kが設けられている。
【0007】電子機器fにあっては、電子機器本体gが
挿入凹部iに挿入されることにより、電子機器本体gの
コネクター部jに拡張装置hの挿入凹部iの内部に設け
られたコネクター部kが接続されることにより、拡張装
置hが電子機器本体gに取り付けられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の電子機器aにあっては、電子機器本体bの一端面に
設けられたコネクター部dに拡張装置cの一端面に設け
られたコネクター部eを接続し電子機器本体bと拡張装
置cとの各一端面を突き合わせるため、拡張装置cの一
端面の形状及び大きさを電子機器本体bの一端面の形状
及び大きさに対応させる必要がある。従って、拡張装置
cは電子機器本体bのみに用いられる専用の装置とな
り、汎用性に乏しく、生産効率の低下や製造コストの増
大を来たすという問題がある。
【0009】また、上記した従来の電子機器fにあって
は、電子機器本体gを拡張装置hの挿入凹部iに挿入す
ることにより拡張装置hが電子機器本体gに取り付けら
れるため、挿入凹部iの形状及び大きさを電子機器本体
gの形状及び大きさに対応させる必要がある。従って、
上記電子機器aと同様に、拡張装置hは電子機器本体g
のみに用いられる専用の装置となり、汎用性、生産効
率、製造コスト等の点で問題がある。
【0010】そこで、本発明電子機器及び電子機器本体
に着脱可能な拡張装置は、上記した問題点を克服し、拡
張装置の汎用性の向上及び生産効率の向上等を図ること
を課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明電子機器は、上記
した課題を解決するために、拡張装置に装置本体部と該
装置本体部の両端部から同じ方向へ突出された一対の被
取付部とを設け、電子機器本体の取付面に対して離接す
る方向へ弾性変位可能とされると共に拡張装置が電子機
器本体に取り付けられた状態において取付面に押し付け
られる弾性変位部を拡張装置の少なくとも一方の被取付
部に設け、拡張装置を一対の被取付部によって電子機器
本体の一対の取付面を両側から挟み込むようにして電子
機器本体に取り付けるようにしたものである。
【0012】本発明電子機器本体に着脱可能な拡張装置
は、上記した課題を解決するために、装置本体部と該装
置本体部の両端部から同じ方向へ突出された一対の被取
付部とを設け、電子機器本体の取付面に対して離接する
方向へ弾性変位可能とされると共に電子機器本体に取り
付けられた状態において取付面に押し付けられる弾性変
位部を少なくとも一方の被取付部に設け、一対の被取付
部によって電子機器本体の一対の取付面を両側から挟み
込むようにして電子機器本体に取り付けるようにしたも
のである。
【0013】従って、本発明電子機器及び電子機器本体
に着脱可能な拡張装置にあっては、一対の被取付部が一
対の取付面に押し付けられた状態で拡張装置が電子機器
本体に取り付けられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面を参照して説明する。尚、以下に示す実施の形態
は、本発明を、電子機器としてPDA(Personal Digit
al Assistant)に適用し、その拡張装置としてキーボー
ド装置に適用したものである。
【0015】電子機器(PDA)1は電子機器本体2と
該電子機器本体2に着脱可能な拡張装置(キーボード装
置)3とを備えている(図1参照)。
【0016】電子機器本体2は扁平な縦長の略長方形状
に形成され、前面2aの周縁部には、前面2aの他の部
分より稍前方に張り出された枠部4が設けられている。
(図2参照) 電子機器本体2の前面2aには、略上半部に液晶表示部
5が設けられている。
【0017】電子機器本体2には、各種の操作を行うた
めの複数の操作部が設けられており、該操作部として表
示アイコン7、7、・・・、入力エリア8、8、アプリ
ケーション釦9、9、・・・及びカーソル釦10が設け
られている。
【0018】前面2aの液晶表示部5の下側の部分はペ
ン入力部6として設けられている(図2参照)。ペン入
力部6には、表示アイコン7、7、・・・及び手書き入
力を行うための入力エリア8、8が設けられている。
【0019】表示アイコン7、7、・・・として、例え
ば、ホームアイコン7a、メニューアイコン7b、キー
ボードアイコン7c、検索アイコン7dが設けられてい
る。ホームアイコン7aを操作するとホーム画面(アプ
リケーションの一覧画面)が液晶表示部5に表示され、
メニューアイコン7bを操作すると現在のアプリケーシ
ョンのメニュー画面が液晶表示部5に表示され、キーボ
ードアイコン7cを操作するとキーボード画面が液晶表
示部5に表示され、検索アイコン7dを操作すると検索
画面が液晶表示部5に表示される。また、液晶表示部5
の各画面上の表示、例えば、アプリケーションの表示を
後述する入力ペンにより操作すると、当該アプリケーシ
ョンが起動される。
【0020】表示アイコン7、7、・・・として、例え
ば、文字表示アイコン7e、7e、・・・も設けられて
おり、該文字表示アイコン7e、7e、・・・を操作す
ることにより、文字入力時の漢字変換、変換候補の確
定、仮名入力モードの切替及び日本語入力モードのオン
・オフを行うことができる。
【0021】アプリケーション釦9、9、・・・は、前
面2aのペン入力部6の下側の位置に配置されている。
アプリケーション釦9、9、・・・として、予定表釦9
a、アドレス釦9b、仕事釦9c及びメモ帳釦9dが設
けられている。予定表釦9aは日程や予定を管理するた
めのアプリケーションを起動するための釦であり、アド
レス釦9bは住所や電話番号を管理するためのアプリケ
ーションを起動するための釦であり、仕事釦9cは処理
する仕事や用事を管理するためのアプリケーションを起
動するための釦であり、メモ帳釦9dはメモを取るため
のアプリケーションを起動するための釦である。アプリ
ケーション釦9、9、・・・を操作すると、各アプリケ
ーション釦9、9、・・・に対応した所定のアプリケー
ションが起動される。
【0022】カーソル釦10は、前面2aのペン入力部
6の下側の位置において、アドレス釦9bと仕事釦9c
との間に配置されている。カーソル釦10の操作によ
り、液晶表示部5に表示されていなかったアプリケーシ
ョン画面を液晶表示部5に表示することができる。
【0023】前面2aの下端部には、電源のオン・オフ
を行うための電源釦11が配置されている。
【0024】電子機器本体2の左右両側面は、それぞれ
拡張装置3を取り付けるための取付面2b、2bとして
形成されている。
【0025】一方の取付面2bには、ダイヤル摘子12
が設けられている。ダイヤル摘子12はジョグダイヤル
と称される摘子であり、回転操作することによりアプリ
ケーション等の選択を行うことができ、押圧操作をする
ことにより選択したアプリケーション等の起動を行うこ
とができる。
【0026】一方の取付面2bには、ダイヤル摘子12
の直ぐ下側の位置に、バック釦13が設けられている。
バック釦13を操作することにより、直前に行った操作
の取消等を行うことができる。
【0027】電子機器本体2には入力ペン14が収納さ
れており(図3参照)、電子機器本体2から入力ペン1
4を取り出してペン入力部6の表示アイコン7、7、・
・・、入力エリア8、8及び液晶表示部5に表示される
各画面に対する操作を行うことができる。
【0028】電子機器本体2には、その上面2cに開口
されたカードスロット15が形成されている(図3参
照)。カードスロット15にはカード型の記憶媒体、例
えば、メモリースティック(ソニー株式会社の商標名)
を装着することが可能であり、電子機器本体2との間で
情報信号の授受を行うことができる。
【0029】電子機器本体2の取付面2b、2bの上端
部には、それぞれストラップ取付部2d、2dが設けら
れている。
【0030】電子機器本体2の下面2eには、インター
フェースコネクター16が設けられている。インターフ
ェースコネクター16は、各種の外部機器(周辺機器)
や拡張装置3との接続を行うためのコネクターである。
【0031】拡張装置3は、例えば、一部を除いて樹脂
材料によって形成され、装置本体部17と該装置本体部
17の左右両端部からそれぞれ後方へ突出された被取付
部18、19とから成る(図1及び図5参照)。拡張装
置3には複数の操作キー20、20、・・・が配置され
ており、拡張装置3はキーボード装置として用いられ
る。
【0032】装置本体部17は横長の板状に形成され、
左右方向における中央部に下方へ稍突出された突部17
aが形成されている。
【0033】装置本体部17の前面には操作キー20、
20、・・・が配置されている(図4参照)。操作キー
20、20、・・・としては、例えば、所定の文字・記
号・数字を入力するための入力キー20a、20a、・
・・、他の操作キー20、20、・・・と組み合わせて
使用され特定の機能を実行させるための機能キー(ファ
ンクションキー、シフトキー、コントロールキー、オル
トキー)20b、20b、・・・、入力した文字等を削
除するためのバックスペース・デリートキー20c、入
力する文字等の種類を変更するためのロックキー20
d、入力位置を移動するためのタブキー20e、スペー
スの入力等を行うためのスペースキー20f、入力した
文字等の確定を行うためのリターンキー20g、カーソ
ルの移動(上下移動)等を行うためのカーソルキー20
ha、20ha、カーソルの移動(左右移動)等を行う
ためのカーソルキー20hb、20hb、所定の画面を
液晶表示部5に表示するための表示キー20ia、20
ib、20ic、20id及び所定のアプリケーション
を起動するためのアプリケーションキー20ja、20
jb、20jc、20jdが設けられている。
【0034】カーソルキー20ha、20haは、電子
機器本体2に設けられたカーソル釦10と同様の機能を
有する。表示キー20ia、20ib、20ic、20
idは、それぞれ電子機器本体2のペン入力部6に設け
られたホームアイコン7a、メニューアイコン7b、キ
ーボードアイコン7c、検索アイコン7dと同様の機能
を有する。アプリケーションキー20ja、20jb、
20jc、20jdは、それぞれ電子機器本体2に設け
られた予定表釦9a、アドレス釦9b、仕事釦9c、メ
モ帳釦9dと同様の機能を有する。
【0035】装置本体部17の突部17aには、スライ
ド操作されるホールド摘子21が設けられている。ホー
ルド摘子21を一方へスライドさせてオン状態とする
と、操作キー20、20、・・・に対する操作を受け付
けない状態となる。
【0036】装置本体部17の後面には、その略下半部
に浅い切欠部17bが形成され、該切欠部17bは下方
及び後方に開口するように切り欠かれている(図5参
照)。
【0037】切欠部17bの下端寄りの位置には、左右
に離間して第1の受部22、22が設けられている。第
1の受部22、22は、装置本体部17を形成する上記
樹脂材料より柔軟な材料、例えば、シリコンで形成され
たシート状の部材が切欠部17bに貼り付けられること
により形成されている。
【0038】装置本体部17の後面の被取付部18、1
9の直ぐ内側の位置には、それぞれ縦長の矩形状を為す
第2の受部23、23が設けられている。第2の受部2
3、23は、例えば、第1の受部22、22と同様の材
料であるシリコンで形成されたシート状の部材が装置本
体部17に貼り付けられることにより形成されている。
【0039】左側の被取付部18には、その外周部にス
トラップ取付部18aが設けられている(図5及び図6
参照)。
【0040】被取付部18には、右方に開口された凹状
を為すケーブル収納部24が形成されている。ケーブル
収納部24には巻回用突部25が設けられている。被取
付部18には、ケーブル収納部24の内外を連通する引
出口24aが形成されている。
【0041】右側の被取付部19には、その外周部にス
トラップ取付部19aが設けられている(図5及び図7
参照)。
【0042】被取付部19には、その内面側に配置用凹
部19bが形成されている(図7参照)。
【0043】装置本体部17の内部には図示しない回路
基板が配置され、該回路基板に接続用ケーブル26の一
端部が取り付けられている。接続用ケーブル26はケー
ブル収納部24を介して引出口24aから外部へ引き出
されており(図6参照)、他端部に接続コネクター27
が取り付けられている(図1参照)。接続コネクター2
7は、電子機器本体2のインターフェースコネクター1
6や、他の拡張装置、例えば、電子機器本体2に充電す
るための充電装置のコネクター等に接続される。
【0044】被取付部18には、上下に離間してケーブ
ル収納部24の近傍の位置に取付穴18b、18cが形
成されている(図6参照)。
【0045】被取付部18はケーブル収納部24を開閉
する開閉蓋28を有している(図5及び図6参照)。開
閉蓋28は、例えば、樹脂材料によって形成され、板状
を為す略長方形状のベース部29と、該ベース部29の
長手方向における両端部からそれぞれ同じ方向へ突出さ
れた係合突部30、31と、ベース部29の長手方向に
おける一端部から係合突部30と反対方向へ突出された
引掛部32と、ベース部29の長手方向における両端部
を除く部分から引掛部32と同じ方向へ突出された押し
当て部33とから成る(図6参照)。
【0046】係合突部31はベース部29に連続する基
部31aと該基部31aの先端部から略直交する方向へ
突出された係止部31bとから成る。
【0047】押し当て部33には、その先端面(内面)
33aに連続する傾斜面33bが形成されている。傾斜
面33bはベース部29から離間するに従って前方へ変
位するように傾斜されている。
【0048】押し当て部33には弾接部34が設けられ
ている。弾接部34は、開閉蓋28の材料より柔軟な材
料、例えば、シリコンで形成されたシート状の部材が押
し当て部33に貼り付けられることにより形成されてい
る。弾接部34は、その表面が先端面33aから僅かに
突出した状態で貼り付けられている。
【0049】開閉蓋28は、係合突部30が取付穴18
bに挿入されると共に係合突部31が取付穴18cに挿
入されて被取付部18に取り付けられる。開閉蓋28
は、例えば、係合突部30、31がそれぞれ取付穴18
b、18cの開口縁に係合されることにより被取付部1
8からの脱落が防止されている。開閉蓋28が被取付部
18に取り付けられることにより、ケーブル収納部24
が閉塞される(図8参照)。
【0050】開閉蓋28の被取付部18からの取り外し
は、例えば、引掛部32を把持して係合突部31を支点
として回動させるようにすることにより行うことができ
る。開閉蓋28が被取付部18から取り外されることに
より、ケーブル収納部24が開放される(図6参照)。
【0051】電子機器1においては、接続用ケーブル2
6の一部をケーブル収納部24に収納することができ
る。接続用ケーブル26のケーブル収納部24への収納
は、上記のように開閉蓋28を被取付部18から取り外
し、収納しようとする一部を屈曲させて巻回用突部25
に巻き付けるようにして行う(図6参照)。
【0052】このように接続用ケーブル26の一部をケ
ーブル収納部24に収納することにより、接続用ケーブ
ル26の被取付部18から外部へ引き出される部分の長
さが短くなり(図6参照)、逆に、接続用ケーブル26
の一部をケーブル収納部24に収納しないで引出口24
aから外部へ引き出すことにより、接続用ケーブル26
の被取付部18から外部へ引き出される部分の長さが長
くなる(図9参照)。
【0053】従って、電子機器1にあっては、接続用ケ
ーブル26の長さの調節を行うことができるため、使い
勝手の向上を図ることができる。例えば、拡張装置3を
電子機器本体2に取り付け接続コネクター27をインタ
ーフェースコネクター16に接続して使用する場合に、
接続用ケーブル26の長さを長くすれば拡張装置3を電
子機器本体2のインターフェースコネクター16から遠
い部分に取り付けることができ、電子機器本体2に対す
る拡張装置3の取付位置の選択の幅を広げることができ
る。逆に、拡張装置3を電子機器本体2のインターフェ
ースコネクター16に近い部分に取り付けたときに接続
用ケーブル26の長さを短くすれば、接続用ケーブル2
6が邪魔とならず、拡張装置3の操作キー20、20、
・・・に対する良好な操作性等を確保することができ
る。
【0054】尚、接続ケーブル26の長さの調節可能な
量は任意に設定することができるが、拡張装置3にあっ
ては約3cmとされている。
【0055】図10は、拡張装置3と共に他の拡張装置
3Aを使用する場合の一例を示すものである。
【0056】拡張装置3Aは、例えば、上部にカード型
の記憶媒体が装着される図示しないスロットと内部に補
助バッテリーを有する装置であり、電子機器本体2が装
着される装着部3aと該装着部3aの一端部から突出さ
れたコネクター配置部3bとを備えている。装着部3a
のコネクター配置部3b側の端面には第1のコネクター
3cが設けられ、コネクター配置部3bの第1のコネク
ター3cが設けられた側と反対側の面に第2のコネクタ
ー3dが設けられている。
【0057】拡張装置3Aの装着部3aには電子機器本
体2が装着され、第2のコネクター3dに電子機器本体
2のインターフェースコネクター16が接続される。電
子機器本体2には拡張装置3が取り付けられ、第1のコ
ネクター3cに拡張装置3の接続コネクター27が接続
される。電子機器本体2に拡張装置3Aが接続されると
共に拡張装置3Aに拡張装置3が接続されている状態に
おいて、拡張装置3の操作キー20、20、・・・を操
作することにより各種の入力作業や各種のアプリケーシ
ョンの起動を行うことができる。
【0058】このような使用状態においては、拡張装置
3の接続コネクター27を電子機器本体2のインターフ
ェースコネクター16よりも遠い位置にある拡張装置3
Aの第1のコネクター3cに接続する必要があるが、電
子機器1にあっては、上記したように接続用ケーブル2
6の長さの調節を行うことができるため、接続用ケーブ
ル26の長さを長くすることにより確実に拡張装置3の
接続コネクター27を拡張装置3Aの第1のコネクター
3cに接続することができる。
【0059】尚、拡張装置3にあっては、被取付部18
にケーブル収納部24を形成することにより、操作キー
20、20、・・・が配置されキーボードとして機能す
る装置本体部17の薄型化を図るようにしているが、例
えば、ケーブル収納部24を装置本体部17の後面側に
形成することも可能である。
【0060】拡張装置3には板バネ部材35が取り付け
られている(図11参照)。板バネ部材35は、バネ性
を有する金属材料が所定の形状に折り曲げられることに
より形成され、基端部35aと該基端部35aから略直
角に折り曲げられた第1のバネ部35bと該第1のバネ
部35bから180°反対側へ折り曲げられた第2のバ
ネ部35cとから成る。
【0061】板バネ部材35は、基端部35aが装置本
体部17の内部の被取付部19側の端部に取り付けら
れ、第1のバネ部35b及び第2のバネ部35cが配置
用凹部19bに配置されている。第1のバネ部35b及
び第2のバネ部35cは被取付部19の内面に沿って位
置され、第1のバネ部35bと被取付部19の内面との
間には隙間が形成されている。
【0062】板バネ部材35は、第1のバネ部35bが
基端部35aに対して弾性変位され、第2のバネ部35
cが第1のバネ部35bに対して弾性変位される。
【0063】板バネ部材35の第2のバネ部35cに
は、第1のバネ部35bと対向する面と反対側の面に、
押さえ部材36が取り付けられている(図11参照)。
押さえ部材36は、例えば、樹脂材料によって形成さ
れ、被取付面部37と、該被取付面部37から突出され
た押さえ部38とを有している(図7及び図11参
照)。
【0064】押さえ部材36は被取付面部37が板バネ
部材35の第2のバネ部35cに取り付けられており、
押さえ部38が配置用凹部19bから被取付部18側へ
突出されている。
【0065】押さえ部38には、その先端面(内面)3
8aに連続する傾斜面38bが形成されている。傾斜面
38bは被取付面部37から離間するに従って前方へ変
位するように傾斜されている。
【0066】押さえ部材36は板バネ部材35の第1の
バネ部35b及び第2のバネ部35cの弾性変位に伴っ
て左側の被取付部18に離接する方向へ変位される。従
って、押さえ部材38と第1のバネ部35bと第2のバ
ネ部35cとによって弾性変位部39が構成される。
【0067】押さえ部38の先端面38aには弾接部4
0が設けられている。弾接部40は、押さえ部材36の
材料より柔軟な材料、例えば、シリコンで形成されたシ
ート状の部材が押さえ部38に貼り付けられることによ
り形成されている。弾接部40は、その表面が先端面3
8aから僅かに突出した状態で貼り付けられている。
【0068】拡張装置3は電子機器本体2に以下のよう
にして取り付けられる。
【0069】先ず、電子機器本体2の前方に拡張装置3
を位置させる(図11参照)。拡張装置3を液晶表示部
5の下側に位置するようにし、被取付部18、19が左
右に位置するように、かつ、被取付部18、19が装置
本体部17から後方へ突出する向きとなるようにする。
【0070】拡張装置3を電子機器本体2に近付けてい
くと、電子機器本体2の枠部4の外縁にそれぞれ開閉蓋
28の傾斜面33bと押さえ部材36の傾斜面38bと
が摺接される(図12参照)。電子機器本体2の枠部4
の外縁にそれぞれ傾斜面33bと傾斜面38bとが摺接
されることにより、弾性変位部39が開閉蓋28から離
間する方向へ変位される。弾性変位部39が変位される
ときには、板バネ部材35の第1のバネ部35bが基端
部35aに対して弾性変位されると共に第2のバネ部3
5cが第1のバネ部35bに対して弾性変位される。
【0071】拡張装置3をさらに電子機器本体2に近付
けていくと、電子機器本体2の取付面2b、2bに、そ
れぞれ開閉蓋28に設けられた弾接部34と押さえ部材
36に設けられた弾接部40が弾接され、開閉蓋28の
押し当て部33と押さえ部材36の押さえ部38とが電
子機器本体2を挟持するようにして拡張装置3が取り付
けられる(図13参照)。拡張装置3が電子機器本体2
に取り付けられた状態においては、電子機器本体2の下
端部に装置本体部17に設けられた第1の受部22、2
2が弾接され、枠部4に装置本体部17に設けられた第
2の受部23、23が弾接される。
【0072】上記のように、拡張装置3が電子機器本体
2に取り付けられた状態においては、電子機器本体2の
各部に弾接部34、弾接部40、第1の受部22、22
及び第2の受部23、23が弾接されるため、拡張装置
3が電子機器本体2に取り付けられた状態における電子
機器本体2及び拡張装置3の傷付きを防止することがで
きる。また、拡張装置3の電子機器本体2への取付状態
が安定し電子機器本体2に対する拡張装置3のガタツキ
が生じないため、拡張装置3の操作キー20、20、・
・・に対する良好な操作感を確保することができる。さ
らに、弾接部34、弾接部40、第1の受部22、22
及び第2の受部23、23が滑り止めとしても機能する
ため、拡張装置3の電子機器本体2からの脱落を防止す
ることができる。
【0073】尚、上記には、拡張装置3が電子機器本体
2に取り付けられたときに押さえ部材36を被取付面2
bに押し付ける手段として板バネ部材35を用いた例を
示したが、押さえ部材36を被取付面2bに押し付ける
手段としては板バネ部材35に限られず、例えば、コイ
ルバネやゴム部材等を用いることができる。
【0074】拡張装置3が電子機器本体2に取り付けら
れた状態においては、電子機器本体2に配置されたアプ
リケーション釦9、9、・・・及びカーソル釦10の各
先端部が拡張装置3の切欠部17b内に位置される(図
13参照)。従って、拡張装置3が電子機器本体2に取
り付けられた状態において、拡張装置3によるアプリケ
ーション釦9、9、・・・及びカーソル釦10に対する
意図しない操作が行われることがなく、誤操作の防止を
図ることができる。
【0075】拡張装置3の電子機器本体2からの取り外
しは、拡張装置3を電子機器本体2から引き抜くことに
より行うことができる。拡張装置3を電子機器本体2か
ら取り外すことにより、弾性変位部39は弾性復帰して
電子機器本体2への取付前の元の状態に戻る(図11参
照)。
【0076】上記のように拡張装置3を電子機器本体2
に取り付けた状態において、電子機器本体2の何れかの
ストラップ取付部2d、2dと拡張装置3の何れかのス
トラップ取付部18a、19aとの間にストラップ41
を取り付けることが可能である(図14参照)。このよ
うにストラップ41を取り付けることにより、拡張装置
3の紛失を防止することができる。
【0077】上記のように拡張装置3を電子機器本体2
に取り付けた状態において、拡張装置3の接続コネクタ
ー27を電子機器本体2のインターフェースコネクター
16に接続する(図15参照)。電子機器本体2には、
予め拡張装置3を動作させるためのソフトウェアーがイ
ンストールされており、接続コネクター27をインター
フェースコネクター16に接続することにより、操作キ
ー20、20、・・・に対する操作により各操作に応じ
た動作が実行される。
【0078】以下に、操作キー20、20、・・・を操
作したときに行われる主な動作を列挙する。 ・シフトキー20b+コントロールキー20b+カーソ
ルキー20ha→文字列の先頭または最後までの選択 ・シフトキー20b+カーソルキー20hb→文字列の
選択 ・シフトキー20b+コントロールキー20b+カーソ
ルキー20ha→ダイヤル摘子12の押しながらの回転
操作 ・シフトキー20b+コントロールキー20b+タブキ
ー20e→前の画面に戻る ・コントロールキー20b+入力キー(C)20a→選
択文字のコピー ・コントロールキー20b+入力キー(X)20a→選
択文字のカット ・コントロールキー20b+入力キー(V)20a→選
択文字の貼り付け ・コントロールキー20b+入力キー(D)20a→選
択文字の削除 ・コントロールキー20b+入力キー(L)20a→バ
ックライトのオン・オフ ・コントロールキー20b+入力キー(H)20a→ホ
ーム画面の表示 ・コントロールキー20b+入力キー(M)20a→メ
ニュー画面の表示 ・コントロールキー20b+入力キー(F)20a→検
索画面の表示 ・コントロールキー20b+カーソルキー20ha→ダ
イヤル摘子12の回転操作 ・コントロールキー20b+リターンキー20g→ダイ
ヤル摘子12の押圧操作 ・コントロールキー20b+バックスペース・デリート
キー20c→バック釦13の操作 ・コントロールキー20b+タブキー20e→次の画面
に移動。
【0079】上記のように、電子機器1にあっては、拡
張装置3としてキーボード装置を用いており、電子機器
本体2に取り付けて使用することにより操作性の向上を
図ることができ、電子機器1の使い勝手の向上を図るこ
とができる。
【0080】また、拡張装置3には、電子機器本体2に
設けられた表示アイコン7、7、・・・(ホームアイコ
ン7a、メニューアイコン7b、キーボードアイコン7
c、検索アイコン7d)やアプリケーション釦9、9、
・・・(予定表釦9a、アドレス釦9b、仕事釦9c、
メモ帳釦9d)、カーソル釦10と同様の機能を有する
操作キー20、20、・・・(表示キー20ia、20
ib、20ic、20id、アプリケーションキー20
ja、20jb、20jc、20jd、カーソルキー2
0ha、ha)が設けられている。従って、拡張装置3
を電子機器本体2に取り付けて電子機器本体2の表示ア
イコン7、7、・・・やアプリケーション釦9、9、・
・・等を操作できない状態となったとしても、操作キー
20、20、・・・によって表示アイコン7、7、・・
・やアプリケーション釦9、9、・・・等を操作した場
合と同様の動作を行わせることができ、良好な操作性を
確保することができる。
【0081】以上に記載した通り、電子機器1にあって
は、電子機器本体2の取付面2b、2bに対して離接す
る方向へ弾性変位可能とされる弾性変位部39を設け、
被取付部18、19によって被取付面2b、2bを挟み
込むようにして拡張装置3を電子機器本体2に取り付け
るようにしている。
【0082】従って、弾性変位部39が変位する分、取
付面間の間隔が異なる電子機器本体に拡張装置3を取り
付けることが可能であり、拡張装置3の汎用性を向上す
ることができると共に電子機器1の生産効率の向上及び
製造コストの低減を図ることができる。
【0083】尚、上記には、弾性変位部39を被取付部
19に設けた例を示したが、これに加え、被取付部18
にも弾性変位部を設けてもよい。
【0084】また、電子機器1にあっては、開閉蓋28
のベース部29からの押し当て部33の突出量を電子機
器本体2の取付面2b、2b間の間隔に合わせて任意に
変更し、この任意に変更した開閉蓋28を有する拡張装
置3を当該電子機器本体2に取り付けるようにすること
が可能である。
【0085】さらに、上記には、電子機器1がPDAで
ある例を示したが、本発明は、例えば、携帯電話、パー
ソナルコンピューター、ゲーム機器等の各種の機器に適
用することができる。これらの電子機器本体に取り付け
られる拡張装置として、例えば、ゲーム用のコントロー
ラー装置、バッテリーパック(充電装置)、通信モジュ
ール、通信モジュールやカード型の装置等の通信媒体や
記憶媒体用のスロットを備えた装置等に適用することが
できる。
【0086】図16に、電子機器本体に取り付けられる
拡張装置として、ゲーム用のコントローラー装置の一例
を示す。
【0087】拡張装置(コントローラー装置)3Bは、
装置本体部17Bと該装置本体部17Bの左右両端部か
らそれぞれ同じ方向へ突出された取付部18B、19B
とから成る。拡張装置3Bの装置本体部17Bの前面に
は複数の操作キー20B、20B、・・・が配置されて
いる。
【0088】操作キー20B、20B、・・・として、
例えば、カーソル等を任意の方向へ移動させるための十
字状の移動キー20k、メニューの選択等を行うための
選択キー20l、20l、スクロール操作を行うための
カーソルキー20m、所定の画面を表示するための表示
キー20na、20nb、20nc、20nd、所定の
アプリケーションを起動させるためのアプリケーション
キー20oa、20ob、20oc、20odが設けら
れている。
【0089】カーソルキー20mは、電子機器本体2に
設けられたカーソル釦10と同様の機能を有する。表示
キー20na、20nb、20nc、20ndは、それ
ぞれ電子機器本体2のペン入力部6に設けられたホーム
アイコン7a、メニューアイコン7b、キーボードアイ
コン7c、検索アイコン7dと同様の機能を有する。ア
プリケーションキー20oa、20ob、20oc、2
0odは、それぞれ電子機器本体2に設けられた予定表
釦9a、アドレス釦9b、仕事釦9c、メモ帳釦9dと
同様の機能を有する。
【0090】このように拡張装置3Bには、電子機器本
体2に設けられた表示アイコン7、7、・・・(ホーム
アイコン7a、メニューアイコン7b、キーボードアイ
コン7c、検索アイコン7d)やアプリケーション釦
9、9、・・・(予定表釦9a、アドレス釦9b、仕事
釦9c、メモ帳釦9d)、カーソル釦10と同様の機能
を有する操作キー20、20、・・・(表示キー20n
a、20nb、20nc、20nd、アプリケーション
キー20oa、20ob、20oc、20od、カーソ
ルキー20m)が設けられている。従って、拡張装置3
Bを電子機器本体2に取り付けて電子機器本体2の表示
アイコン7、7、・・・やアプリケーション釦9、9、
・・・等を操作できない状態となったとしても、操作キ
ー20、20、・・・によって表示アイコン7、7、・
・・やアプリケーション釦9、9、・・・等を操作した
場合と同様の動作を行わせることができ、良好な操作性
を確保することができる。
【0091】被取付部18Bからは接続用ケーブル26
Bが引き出されており、該接続用ケーブル26Bの一端
部に接続コネクター27Bが取り付けられている。接続
コネクター27Bは、電子機器本体2のインターフェー
スコネクター16や、他の拡張装置、例えば、電子機器
本体2に充電するための充電装置のコネクター等に接続
される。
【0092】被取付部18B、19Bの少なくとも一方
には、拡張装置3と同様の図示しない弾性変位部が設け
られている。
【0093】拡張装置3Bの電子機器本体2への取付
は、上記した拡張装置3の電子機器本体2への取付と同
様であり、被取付部18B、19Bが被取付面2b、2
bを挟み込むようにして取り付けられる。
【0094】上記した実施の形態において示した各部の
具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の
具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによ
って本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあ
ってはならないものである。
【0095】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明電子機器は、互いに反対方向を向く一対の取
付面を有する電子機器本体と該電子機器本体に着脱可能
であり所定の機能を拡張するための拡張装置とを備えた
電子機器であって、拡張装置は装置本体部と該装置本体
部の両端部から同じ方向へ突出された一対の被取付部と
を有し、電子機器本体の取付面に対して離接する方向へ
弾性変位可能とされると共に拡張装置が電子機器本体に
取り付けられた状態において取付面に押し付けられる弾
性変位部を拡張装置の少なくとも一方の被取付部に設
け、拡張装置は一対の被取付部が上記一対の取付面を両
側から挟み込むようにして電子機器本体に取り付けられ
るようにしたことを特徴とする。
【0096】従って、弾性変位部が変位する分、取付面
間の間隔が異なる電子機器本体に拡張装置を取り付ける
ことが可能であり、拡張装置の汎用性を向上することが
できると共に電子機器の生産効率の向上及び製造コスト
の低減を図ることができる。
【0097】請求項2に記載した発明にあっては、拡張
装置の一対の被取付部に、それぞれ弾性材料によって形
成され電子機器本体の取付面に弾接される弾接部を設け
たので、拡張装置の電子機器本体への取付状態が安定し
電子機器本体に対する拡張装置のガタツキが生じないた
め、拡張装置の操作キーに対する良好な操作感を確保す
ることができる。さらに、弾接部が滑り止めとしても機
能するため、拡張装置の電子機器本体からの脱落を防止
することができる。
【0098】請求項3に記載した発明にあっては、拡張
装置の被取付部に電子機器本体との電気的な接続を行う
ための接続用ケーブルが引き出される引出口を形成し、
被取付部の内部に引出口に連続し接続用ケーブルの収納
が可能なケーブル収納部を形成したので、接続用ケーブ
ルの長さの調節を行うことができ、電子機器の使い勝手
の向上を図ることができる。
【0099】請求項4に記載した発明にあっては、拡張
装置の上記装置本体部に複数の操作キーを配置し、拡張
装置をキーボード装置として用いたので、電子機器本体
に取り付けて使用することにより操作性の向上を図るこ
とができ、電子機器の使い勝手の向上を図ることができ
る。
【0100】請求項5に記載した発明にあっては、電子
機器本体に複数の操作部を設け、拡張装置の上記操作キ
ーの少なくとも1つを、上記操作部の少なくとも1つと
同じ機能を有するようにしたので、電子機器本体に設け
られた操作部が覆われた状態で拡張装置が電子機器本体
に取り付けられ操作部を操作できない状態となったとし
ても、操作キーの操作によって操作部を操作した場合と
同様の動作を行わせることができ、良好な操作性を確保
することができる。
【0101】本発明電子機器本体に着脱可能な拡張装置
は、互いに反対方向を向く一対の取付面を有する電子機
器本体に着脱可能であり所定の機能を拡張するための拡
張装置であって、装置本体部と該装置本体部の両端部か
ら同じ方向へ突出された一対の被取付部とを有し、電子
機器本体の取付面に対して離接する方向へ弾性変位可能
とされると共に電子機器本体に取り付けられた状態にお
いて取付面に押し付けられる弾性変位部を少なくとも一
方の被取付部に設け、一対の被取付部が上記一対の取付
面を両側から挟み込むようにして電子機器本体に取り付
けられるようにしたことを特徴とする。
【0102】従って、弾性変位部が変位する分、取付面
間の間隔が異なる電子機器本体に拡張装置を取り付ける
ことが可能であり、拡張装置の汎用性を向上することが
できると共に拡張装置の生産効率の向上及び製造コスト
の低減を図ることができる。請求項7に記載した発明に
あっては、上記一対の被取付部に、それぞれ弾性材料に
よって形成され電子機器本体の取付面に弾接される弾接
部を設けたので、拡張装置の電子機器本体への取付状態
が安定し電子機器本体に対する拡張装置のガタツキが生
じないため、拡張装置の操作キーに対する良好な操作感
を確保することができる。さらに、弾接部が滑り止めと
しても機能するため、拡張装置の電子機器本体からの脱
落を防止することができる。
【0103】請求項8に記載した発明にあっては、被取
付部に電子機器本体との電気的な接続を行うための接続
用ケーブルが引き出される引出口を形成し、被取付部の
内部に引出口に連続し接続用ケーブルの収納が可能なケ
ーブル収納部を形成したので、接続用ケーブルの長さの
調節を行うことができ、電子機器本体の使い勝手の向上
を図ることができる。
【0104】請求項9に記載した発明にあっては、上記
装置本体部に複数の操作キーを配置しキーボード装置と
して用いたので、電子機器本体に取り付けて使用するこ
とにより操作性の向上を図ることができ、電子機器本体
の使い勝手の向上を図ることができる。
【0105】請求項10に記載した発明にあっては、装
置本体部に配置した上記操作キーの少なくとも1つを、
電子機器本体に設けられた操作部の少なくとも1つと同
じ機能を有するようにしたので、電子機器本体に設けら
れた操作部が覆われた状態で拡張装置が電子機器本体に
取り付けられ操作部を操作できない状態となったとして
も、操作キーの操作によって操作部を操作した場合と同
様の動作を行わせることができ、良好な操作性を確保す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図16と共に本発明の実施の形態を示
すものであり、本図は電子機器を示す斜視図である。
【図2】電子機器本体の拡大斜視図である。
【図3】図2とは異なる角度から見た状態で示す電子機
器本体の斜視図である。
【図4】拡張装置に設けられた各操作キーを示す拡大正
面図である。
【図5】拡張装置の拡大斜視図である。
【図6】拡張装置の一方の被取付部を示す拡大分解斜視
図である。
【図7】拡張装置の他方の被取付部を示す拡大斜視図で
ある。
【図8】拡張装置の一方の被取付部をケーブル収納部が
開閉蓋によって閉塞された状態で示す分解斜視図であ
る。
【図9】接続用ケーブルの長さを調節し、被取付部から
突出される長さを長くした状態を示す拡大斜視図であ
る。
【図10】接続用ケーブルの被取付部から突出される長
さを長くして、別の拡張装置に接続する例を示す拡大斜
視図である。
【図11】電子機器の拡大分解断面図である。
【図12】拡張装置が電子機器本体に取り付けられる途
中の状態を示す拡大断面図である。
【図13】拡張装置が電子機器本体に取り付けられた状
態を示す拡大断面図である。
【図14】拡張装置が電子機器本体に取り付けられ接続
コネクターが接続される前の状態を示す斜視図である。
【図15】拡張装置が電子機器本体に取り付けられ接続
コネクターが接続され状態を示す斜視図である。
【図16】別の拡張装置を示す拡大斜視図である。
【図17】従来の電子機器の一例を示す概略斜視図であ
る。
【図18】従来の別の電子機器の一例を示す概略斜視図
である。
【符号の説明】
1…電子機器、2…電子機器本体、2b…取付面、3…
拡張装置、17…装置本体部、18…被取付部、19…
被取付部、20…操作キー、24…ケーブル収納部、2
4a…引出口、26…接続用ケーブル、34…弾接部、
39…弾性変位部、40…弾接部、3A…拡張装置、3
B…拡張装置、17B…装置本体部、18B…被取付
部、19B…被取付部、20B…操作キー、26B…接
続用ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 1/00 312G Fターム(参考) 4E352 AA02 AA05 AA16 BB02 BB08 BB09 BB10 DR05 DR07 DR19 DR42 FF09 GG20 GG23 4E360 AA02 AB02 AB12 AB17 AB20 AB42 EC05 ED03 ED17 ED23 ED27 FA14 GA06 GA46 GA53 GB26 GB46 5B020 BB02 CC01 KK12 KK22

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに反対方向を向く一対の取付面を有
    する電子機器本体と該電子機器本体に着脱可能であり所
    定の機能を拡張するための拡張装置とを備えた電子機器
    であって、 拡張装置は装置本体部と該装置本体部の両端部から同じ
    方向へ突出された一対の被取付部とを有し、 電子機器本体の取付面に対して離接する方向へ弾性変位
    可能とされると共に拡張装置が電子機器本体に取り付け
    られた状態において取付面に押し付けられる弾性変位部
    を拡張装置の少なくとも一方の被取付部に設け、 拡張装置は一対の被取付部が上記一対の取付面を両側か
    ら挟み込むようにして電子機器本体に取り付けられるよ
    うにしたことを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 拡張装置の上記一対の被取付部に、それ
    ぞれ弾性材料によって形成され電子機器本体の取付面に
    弾接される弾接部を設けたことを特徴とする請求項1に
    記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 拡張装置の被取付部に電子機器本体との
    電気的な接続を行うための接続用ケーブルが引き出され
    る引出口を形成し、 被取付部の内部に引出口に連続し接続用ケーブルの収納
    が可能なケーブル収納部を形成したことを特徴とする請
    求項1に記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 拡張装置の上記装置本体部に複数の操作
    キーを配置し、拡張装置をキーボード装置として用いた
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 電子機器本体に複数の操作部を設け、 拡張装置の上記操作キーの少なくとも1つを、上記操作
    部の少なくとも1つと同じ機能を有するようにしたこと
    を特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 互いに反対方向を向く一対の取付面を有
    する電子機器本体に着脱可能であり所定の機能を拡張す
    るための拡張装置であって、 装置本体部と該装置本体部の両端部から同じ方向へ突出
    された一対の被取付部とを有し、 電子機器本体の取付面に対して離接する方向へ弾性変位
    可能とされると共に電子機器本体に取り付けられた状態
    において取付面に押し付けられる弾性変位部を少なくと
    も一方の被取付部に設け、 一対の被取付部が上記一対の取付面を両側から挟み込む
    ようにして電子機器本体に取り付けられるようにしたこ
    とを特徴とする電子機器本体に着脱可能な拡張装置。
  7. 【請求項7】 上記一対の被取付部に、それぞれ弾性材
    料によって形成され電子機器本体の取付面に弾接される
    弾接部を設けたことを特徴とする請求項6に記載の電子
    機器本体に着脱可能な拡張装置。
  8. 【請求項8】 被取付部に電子機器本体との電気的な接
    続を行うための接続用ケーブルが引き出される引出口を
    形成し、 被取付部の内部に引出口に連続し接続用ケーブルの収納
    が可能なケーブル収納部を形成したことを特徴とする請
    求項6に記載の電子機器本体に着脱可能な拡張装置。
  9. 【請求項9】 上記装置本体部に複数の操作キーを配置
    しキーボード装置として用いたことを特徴とする請求項
    6に記載の電子機器本体に着脱可能な拡張装置。
  10. 【請求項10】 装置本体部に配置した上記操作キーの
    少なくとも1つを、電子機器本体に設けられた操作部の
    少なくとも1つと同じ機能を有するようにしたことを特
    徴とする請求項9に記載の電子機器本体に着脱可能な拡
    張装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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