JP2003067115A

JP2003067115A - カードリーダーを内蔵するキーボード

Info

Publication number: JP2003067115A
Application number: JP2001256680A
Authority: JP
Inventors: Yuichi Tajima; 優一田嶋
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 2001-08-27
Filing date: 2001-08-27
Publication date: 2003-03-07

Abstract

(57)【要約】【課題】設置場所の自由性とカードの挿入や抜取りを
容易にすることとカードを保護性と収納性の向上とを同
時に実現させる。【解決手段】カードリーダー（ライター）と一体にな
ったキーボードであって、カードリーダー部（３０）を
キーボード（１０）と蝶番構造で接合している。カード
リーダー部（３０）はその接合部を軸として動く構造で
あり、その設定角度がキーボードの底面（１１）とほぼ
平行な角度からほぼ垂直な角度まで自在に設定できる角
度維持機構を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は単数または複数のカ
ードリーダー（ライター）を内蔵するキーボードに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来のカードリーダーを内蔵するキーボ
ードについて図面を参照して詳細に説明する。

【０００３】図９は従来の一例を示す斜視図である。
（例えば、実用第３０５９６７号参照）。図９に示すカ
ードリーダーを内蔵するキーボードは、キーボード本体
２００とカード読み取り装置３００とを含んで構成され
る。カード読み取り装置３００はキーボード本体２００
上のキーセット領域２２０の外側のどこにでも取り付け
ることができる。カード読み取り装置３００は、キーボ
ード本体２００に適切な方法で接続される。

【０００４】カード読み取り装置３００は、キーボード
本体２００に一体的に提供されており、キーボード本体
２００の表面に対して垂直になるようにアレンジされて
いる。カード読み取り装置３００はカード４００を受領
する開口部であるカード受領スリット３１０を有してい
る。

【０００５】カード４００は、例えば磁気カード、ＩＣ
カード、光学バーコード、ホールバンチカードである。

【０００６】カード読み取り装置３００は、特定情報が
正確であるか、特定情報の読み取り及び特定情報が不正
確であるかのどのカード読み取り装置３００内のカード
４００の読み取り状況を表示する複数のライトＬ１、Ｌ
２、Ｌ３を含んでいる。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のカード
リーダーを内蔵するキーボードは、カードリーダーをキ
ーボードのキー配置面にほぼ垂直に設置しており、キー
ボードの高さ方向へ突起している。これは、収納性がな
い。その理由は、パソコンデスクのキーボード収納引出
しや、通常の机の引出し等へ収納する事が、引出しの深
さの制限によりできないためである。また、設置場所の
自由性がない。その理由は、キーボードの奥側へディス
プレーやパソコンを置く場合が多いが、その場合それら
の機器の操作の妨げになるためである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】第１の発明のカードリー
ダーを内蔵するキーボードは、カードリーダー（ライタ
ー）と一体になったキーボードであって、カードリーダ
ー部（３０）をキーボード（１０）と蝶番構造で接合し
ている。

【０００９】第２の発明のカードリーダーを内蔵するキ
ーボードは、第１の発明において、カードリーダー部
（３０）はその接合部を軸として動く構造であり、その
設定角度がキーボードの底面（１１）とほぼ平行な角度
からほぼ垂直な角度まで自在に設定できる角度維持機構
を有する。

【００１０】第３の発明のカードリーダーを内蔵するキ
ーボードは、第２の発明において、前記角度維持機構は
一定以上の力が加わった場合にのみ角度が変化できるよ
うなバネ（１６）を有する。

【００１１】第４の発明のカードリーダーを内蔵するキ
ーボードは、第２の発明において、カードリーダー部
（３０）の軸３４の一部に凹凸（３３）を有する。

【００１２】第５の発明のカードリーダーを内蔵するキ
ーボードは、第２の発明において、凹凸（３３）に押し
付けられるものであって、凹凸（３３）に対応する凹凸
（３３ｂ）をもつ部品（１７）を有する。

【００１３】第６の発明のカードリーダーを内蔵するキ
ーボードは、第２の発明において、凹凸（３３）に対す
る押し付け力を設定するバネ（１６）を有する。

【００１４】

【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。

【００１５】図１は本発明の第１の実施形態を示す斜視
図である。キーボード１０は、端末２０とケーブル１３
またはワイヤレス方式によって接続され、キーボード回
路と、カードリーダー回路と、端末２０とが相互に信号
をやりとりできる。インジケータ１４にはキーボードの
入力モードやカードリーダーの動作状態等が示される。
キーボード本体奥の側面１２は、本発明品を使わない時
にこの面を底面にして立てておくことが出来る形状にな
っている。

【００１６】図２（ａ），（ｂ）は図１に示すカートリ
ーダー部３０の詳細を示す斜視図および断面図である。

【００１７】カードリーダー部３０はスマートカードな
どの内部データを読み書きするものである。カードリー
ダー３０はキーボード１０と一体構造としているが、軸
３４を中心に可動するように接合されている（ちょうつ
がいのような構造）。カードリーダー部３０にあるカー
ド挿入口３１はキーボードの横方向を向いており、キー
ボード１０の横方向からカードを挿入する構造である。

【００１８】図２（ａ）はカードリーダー部３０のみの
形状を示し、図２（ｂ）はカードリーダーの角度維持機
構に示す。

【００１９】軸部分３２の一部と軸受け部分の一部に、
カードリーダー部３０の角度を維持する為の構造を備え
ている。軸部分３２には凹凸３３を設け、そこへ対応す
る凹凸３３ｂを持つ部品１７を軸受け側からバネ１６の
力で押付けるる。

【００２０】バネ１６は、カードリーダー部３０の角度
を適切に維持できるような強さで部品１７を押してい
る。

【００２１】カードリーダー部３０が可動方向への力を
受けた場合、軸部分３２が回転しようとする。すると凹
凸３３とかみ合っている部品１７は、凹凸３３から力を
受けＢの方向へ動こうとする。ここで、カードリーダー
部３０が受けた力が小さいと、部品１７はＢの方向へ動
くことなく静止している為軸部分３２は回転せず、カー
ドリーダー部３０は角度を維持する事ができる。

【００２２】また、カードリーダー部３０が受けた力が
大きいと、部品１７はＢの方向へ動き軸部分３２が回転
する為、カードリーダー部３０は角度を変える事が出来
る。

【００２３】カードリーダー部３０は、カード４０を挿
した状態でカード４０がカードリーダー部３０からはみ
出す構造でもよいが、カード４０がカードリーダー部３
０からはみ出ない構造にすれば、カード４０をより確実
に保護する事が出来る。

【００２４】カード挿入口３１付近は手前側が開いてお
り、オペレータはキーボード１０を操作する体勢のまま
挿入口３１を直接見ることが出来る。

【００２５】カード４０についてはスマートカードに限
らず、その他のＩＣカード、メモリーカード、磁気カー
ド、光記録カード等にも応用が可能である。

【００２６】図３（ａ），（ｂ）は図１に示すキーボー
ドを第１の使用例を示す側面図である。カードリーダー
部３０は軸３４を中心として回転できるので、カードリ
ーダー部３０を手前に起こせばキーボード底面１１に対
してほぼ垂直な状態となり、奥に倒せばキーボード底面
１１とほぼ平行な状態になる。

【００２７】図４（ａ），（ｂ）は図１に示すキーボー
ドを第２の使用例を示す側面図である。図４（ａ）のよ
うにカードリーダー部３０を起した状態で、キーボード
１０の奥の側面１２が机５０に接するようにすれば、本
発明品を立てておく為のスタンドとして利用できる。

【００２８】図４（ｂ）のようにカードリーダー部３０
を奥に倒した状態にすれば、引出し５１のなかに容易に
収納できる。

【００２９】端末２０は、パーソナルコンピュータ（以
下パソコン）や、ワークステーション、ネットワーク端
末、ＰＯＳ端末などで、キーボード回路からキー入力信
号を受信し処理をしたり、カードリーダーを通してカー
ド４０の内部データを読出したり、カードリーダーを通
してカード４０へデータを書込んだり、その他の計算処
理等をするものである。また、キーボード１０と一体型
であってもよい。

【００３０】オペレータは、カードリーダー部３０に可
動方向へ力を加え、その角度を変えることが出来る。こ
のときカードリーダー部３０はキーボード底面１１に対
しほぼ垂直な状態からほぼ平行な状態までの間で設定で
きる。カードリーダー部３０をキーボード底面１１とほ
ぼ垂直の状態となるよう設定すれば、設置面積は通常の
キーボードと等しくすることが出来る。

【００３１】また、設置場所により、カードリーダー部
３０を起こした状態では不都合な場合は、可動範囲内で
角度を変更することが出来る。

【００３２】オペレータがカード４０を挿入する際また
は抜取る際、カードリーダー部３０の角度を同様に設定
することが出来る。オペレータは挿入や抜取りの操作が
容易になるよう、カードリーダー部３０の角度を設定で
きる。

【００３３】また、カード挿入口３１は手前側が広く開
いており、オペレータはキーボードを操作する体勢のま
まで、挿入口３１を視認しながらカード４０の挿入また
は抜取りが出来る。

【００３４】カード４０がカードリーダーに挿入されて
いる場合は、誤ってカード４０に手が触れることがあ
る。例えば、キーボードの奥にある書類を取ろうとした
場合などである。このときカード４０に無理な力が加わ
ってもカードリーダー部３０が可動範囲内で動きカード
４０の破損を防ぐことができる。また、カードリーダー
部３０からカード４０がはみ出ない構造であれば、さら
に確実にカード４０を保護する事が出来る。

【００３５】図５は本発明の第２の実施形態を示す斜視
図であり、カードリーダー部３０の取り付け位置をキー
ボード１０の中央奥部にしてある。

【００３６】図６は本発明の第３の実施形態を示す斜視
図であり、カードリーダー部３０の取り付け位置をキー
ボード１０の左端奥部にし、カード挿入口３１を左側に
設けてある。

【００３７】図７は本発明の第４の実施形態を示す斜視
図であり、キーボード１０に対し立方向にカードリーダ
ー部３０を取付けてある。

【００３８】図８は本発明の第５の実施形態を示す斜視
図であり、カードリーダー部３０を手前に起こした状態
ではカードリーダー機能をＯＦＦにし、カード挿入／抜
取りを可能とする。そしてカードリーダー部３０を奥に
倒した状態ではカードリーダー機能をＯＮにし、カード
抜取りが出来ないようにストッパ１８にてロックする。

【００３９】なお、カードリーダー部３０を複数装着し
たり、カードリーダー部３０とカードライター部を追加
したり、カードリーダー／ライターを取付けてもよい。

【００４０】

【発明の効果】本発明のカードリーダーを内蔵するキー
ボードは、カードリーダー部にフレキシブルな回転機構
を追加したので、設置場所の自由性とカードの挿入や抜
取りを容易にすることとカードを保護性と収納性の向上
とを同時に実現できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施形態を示す斜視図である。

【図２】（ａ），（ｂ）は図１に示すカートリーダー部
３０の詳細を示す斜視図および断面図である。

【図３】（ａ），（ｂ）は図１に示すキーボードを第１
の使用例を示す側面図である。

【図４】（ａ），（ｂ）は図１に示すキーボードを第２
の使用例を示す側面図である。

【図５】本発明の第２の実施形態を示す斜視図である。

【図６】本発明の第３の実施形態を示す斜視図である。

【図７】本発明の第４の実施形態を示す斜視図である。

【図８】本発明の第５の実施形態を示す斜視図である。

【図９】従来の一例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１０キーボード１１底面１２奥の側面１６バネ１７部品２０端末３０カードリーダー３１カード挿入口３３凹凸３４軸４０カード

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】カードリーダー（ライター）と一体にな
ったキーボードであって、カードリーダー部（３０）を
キーボード（１０）と蝶番構造で接合している事を特徴
とするカードリーダーを内蔵するキーボード。
【請求項２】カードリーダー部（３０）はその接合部
を軸として動く構造であり、その設定角度がキーボード
の底面（１１）とほぼ平行な角度からほぼ垂直な角度ま
で自在に設定できる角度維持機構を有する請求項１記載
のカードリーダーを内蔵するキーボード。
【請求項３】前記角度維持機構は一定以上の力が加わ
った場合にのみ角度が変化できるようなバネ（１６）を
有する請求項２記載のカードリーダーを内蔵するキーボ
ード。
【請求項４】カードリーダー部（３０）の軸３４の一
部に凹凸（３３）を有する請求項２記載のカードリーダ
ーを内蔵するキーボード。
【請求項５】凹凸（３３）に押し付けられるものであ
って、凹凸（３３）に対応する凹凸（３３ｂ）をもつ部
品（１７）を有する請求項２記載のカードリーダーを内
蔵するキーボード。
【請求項６】凹凸（３３）に対する押し付け力を設定
するバネ（１６）を有する請求項２記載のカードリーダ
ーを内蔵するキーボード。