JP2806769B2 - エレベータの冠水予測退避装置 - Google Patents
エレベータの冠水予測退避装置Info
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Description
るのを事前に予測して退避させるエレベータの冠水予測
退避装置に関するものである。
ると、昇降路のピット内に雨水が溜まり冠水する恐れが
あるので、エレベータの管理者または保守員は、冠水を
事前に予測し手動でエレベータを最上階に退避させる必
要があった。
ように、エレベータの管理人または保守員は、雨量やそ
れまでの経験(エレベータが設置されたビルの地形上の
特徴等を考慮した冠水経歴)に基づいて冠水を避けるた
めに、事前にエレベータを手動で最上階に退避させなけ
ればならないが、冠水を経験に基づいて予測し退避させ
るようにしているため、必ずしも退避させる必要の無い
エレベータも退避させざるを得なく、エレベータの利用
者に迷惑をかけたり、また、退避させたままにして利用
者に迷惑をかけ、逆に、退避が必要なエレベータを退避
させずに冠水させてしまったりすることもあり、冠水時
の復旧作業に時間がかかるといった問題点があった。
ためになされたもので、適確にエレベータの冠水を予測
し無人で退避させることができるエレベータの冠水予測
退避装置を得ることを目的とする。
るエレベータの冠水予測退避装置は、雨量計を備えてエ
レベータ管理番号と雨量データを送信すると共に受信さ
れる制御指令に基づいてエレベータの運行をそれぞれ制
御する複数のエレベータ制御装置と、これら複数のエレ
ベータ制御装置に公衆回線を通して接続されて上記各エ
レベータ制御装置からのエレベータ管理番号と雨量デー
タに基づいて今後の雨量予測を行い冠水が予測されるエ
レベータ制御装置に対して冠水退避指令を出力する制御
手段を有するエレベータ監視センター装置とを備えたも
のである。
測退避装置は、制御指令に基づいてエレベータの運行を
それぞれ制御する複数のエレベータ制御装置と、これら
複数のエレベータ制御装置に公衆回線を通して接続され
て天気予報データに基づいて今後の雨量予測を行い冠水
が予測されるエレベータ制御装置に対して冠水退避指令
を出力する制御手段を有するエレベータ監視センター装
置とを備えたものである。
測退避装置は、上記エレベータ監視センター装置に、上
記エレベータ管理番号に対応するアドレス位置に上記雨
量データを記憶する雨量データテーブルを備え、上記制
御手段により、該雨量データテーブルに記憶された雨量
データから雨量の中心を求め、単位時間当たりの該中心
の移動量に基づいて所定時間後の雨量予測を行うことを
特徴とするものである。
予測退避装置は、上記エレベータ監視センター装置に、
上記エレベータ管理番号に対応する冠水経歴データを記
憶した冠水経歴データテーブルを備え、上記制御手段
は、上記雨量予測に加えて冠水経歴データに基づいて冠
水予測を行うことを特徴とするものである。
測退避装置においては、複数のエレベータ制御装置から
公衆回線を通して送信されるエレベータ管理番号と雨量
計による雨量データに基づいて、エレベータ管理センタ
ー装置の制御手段により、今後の雨量予測が行われて冠
水が予測されるエレベータ制御装置に対して冠水退避指
令が出力され、これによって、エレベータ制御装置は、
迅速かつ無駄無くエレベータを退避させてエレベータの
冠水を防ぐ。
測退避装置においては、エレベータ監視センター装置に
より、天気予報データに基づいた今後の雨量予測が行わ
れて冠水が予測されるエレベータ制御装置に対して冠水
退避指令を出力することにより、安価なシステム構築と
迅速な冠水予測及び冠水退避が実行される。
測退避装置においては、上記エレベータ監視センター装
置の制御手段により、上記エレベータ管理番号に対応す
るアドレス位置に上記雨量データを記憶する雨量データ
テーブルに記憶された雨量データから雨量の中心を求
め、単位時間当たりの該中心の移動量に基づいて所定時
間後の雨量予測を行うことにより、正確な雨量予測が行
われて冠水予測が実施される。
予測退避装置においては、上記エレベータ監視センター
装置の制御手段により、上記雨量予測に加えて、上記エ
レベータ管理番号に対応する冠水経歴データを記憶した
冠水経歴データテーブルの冠水経歴データを用いて冠水
予測を行うことにより、高精度に冠水予測が行われる。
する。図1は実施例1に係るエレベータの冠水予測退避
装置を示す全体的な概略構成図である。図1において、
1はエレベータ2が設置されているビル、3はエレベー
タ監視センター装置であり、エレベータ2とエレベータ
監視センター装置3は公衆回線を通して接続されてい
る。そして、上記エレベータ監視センター装置3にはデ
ィスプレイ4が設けられており、図に拡大して示すよう
に、このディスプレイ4には、エレベータ監視センター
装置3の降雨監視地域5と、この監視地域5内の降雨地
域6と、該降雨地域6に比較して雨量が多い降雨地域7
と、降雨地域の移動方向と速度を表す矢印8と、今後の
降雨予測地域9とが区別されて表示されるようになされ
ている。
機械室の構成図を示すものである。図2において、10
はかご11と釣合錘12を昇降させる駆動機であり、1
3はエレベータを制御するエレベータ制御装置、14は
公衆回線を通してエレベータ監視センター装置3とデー
タの送受を行うためのモデムであり、これらの構成はビ
ルの屋上に設けたエレベータ機械室15内に設けられる
一方、機械室15の上には雨量計16が設けられてい
て、この雨量計16によって測定された雨量データは上
記エレベータ制御装置13及びモデム14を介して所定
周期毎にエレベータ監視センター装置3に収集されるよ
うになっている。
ー装置3のブロック構成図である。図3において、この
エレベータ監視センター装置3は、モデム3a及びシリ
アルポ−ト3bを介して上記エレベータ制御装置13か
らの雨量計16の雨量データを入力すると共に、エレベ
ータ制御装置13に冠水退避指令等の指令を送出し、ま
た、キーボード3cからのキー入力及び外部記憶装置3
dからのデータを入出力するための入出力部3e、CP
U3fと、処理プログラム及び入力データ等を記憶する
メモリ3g、及びディスプレイ4を制御するためのディ
スプレイコントローラ3hを有する。
3は、上記各雨量計16からの雨量データを収集するこ
とにより、降雨地域を知ることができ、図1に示す降雨
地域6及び7から降雨予測地域9と予測雨量を割り出
し、もしも降雨予測地域9の降雨量が所定値より多いと
きには、この降雨予測地域9に設置されているエレベー
タに対して遠隔からモデム14と公衆回線経由でエレベ
ータ2に対して最上階に退避するよう指令を出すように
なされ、一方、該エレベータ監視センター装置3から最
上階退避の指令を受けたエレベータは、最上階に自動的
に退避するようになされている。
憶装置3dに備えられる各エレベータの位置情報テーブ
ル17aで、各エレベータ毎に付されたエレベータ管理
番号に対応した位置情報が格納されており、例えばエレ
ベータ管理番号「000001」は図1に示すディスプ
レイ4上のアドレスを示すX座標とY座標の座標位置
(0、0)が、エレベータ管理番号「000002」は
図1に示すディスプレイ4上のX座標とY座標の座標位
置(0、1)が格納され、このエレベータ位置情報テー
ブル17aに基づいてエレベータ管理番号からディスプ
レイ4上のX座標とY座標の座標位置が特定できるよう
になっている。
ーブル17aと同様に、エレベータ監視装置3の外部記
憶装置3dに備えられる雨量データテーブル17bで、
上記各雨量計16からの雨量データを上記ディスプレイ
4の該当する座標上のアドレス位置(N、M)に書き込
むようになされ、例えばX座標とY座標の座標位置
(1、1)の雨量計16の雨量データ「5」が、X座標
とY座標の座標位置(2、5)の雨量計16の雨量デー
タ「10」がそれぞれ書き込まれ、また、所定周期毎に
書き換えられようになされ、例えば時刻t0 での雨量計
のデータが「20」を示す雨量の中心の座標位置(2、
3)は、時刻t1 では、その中心の座標位置が(3、
3)に移動するようになっており、各時刻(所定周期)
毎に雨量データが書き換えられる。
ベータ監視センター装置3に送信してこのエレベータ監
視センター装置3からの指令に基づき動作するエレベー
タ制御装置13の動作フローチャートを示す。以下、こ
のフローチャートにしたがって説明すると、まず、エレ
ベータ監視センター装置3からのデータ受信がない状態
の時に、降雨があった場合(ステップS1、S2)に
は、雨量計16の雨量データを上記エレベータ監視セン
ター装置3に送信する処理を実行する(ステップS
3)。
上記エレベータ監視センター装置3に伝送するデータ構
造図としては図7に示す構造を有する。すなわち、デー
タ構造としては、テキストスタートSTXの情報に続い
てデータの長さを示すデータ長情報、データ、テキスト
エンド情報ETX、及びブロックチェックキャラクタ情
報BCCで構成されており、具体的なデータとしては、
エレベータ制御装置を特定するエレベータ管理番号でな
る発信元情報と、エレベータ監視センター装置を送信先
とする送信先情報、及び雨量データでなっている。
おいて、エレベータ監視センター装置3からデータを受
信した場合に、その受信データが冠水退避指令である場
合には、この指令に基づいて冠水退避動作を実行する
(ステップS4、S5)。他方、冠水退避指令でなく、
冠水退避動作から復帰動作への指令である場合には、こ
の指令に基づいて冠水退避復帰動作を実行し(ステップ
S6、S7)、復帰動作の指令でなければ、その個別の
指示にしたがった処理または動作を実行する(ステップ
S6、S8)。
送信データに基づいて動作するエレベータ監視センター
装置3内のCPU3fによる動作フローチャートを示
す。まず、雨量計を設置したビルからのデータを受信し
た場合、その雨量データを収集し、上述した図5に示す
雨量データテーブル17bの座標上の該当するエレベー
タ管理番号の位置に雨量データを記録する(ステップS
11、S12)。そして、その雨量データテーブル17
bに基づいてt時間後の降雨地域を推測する処理を実行
し(ステップS13)、予め設定された降雨量以上の地
域を、冠水が予想される地域とする(ステップS1
4)。そして、その冠水が予想される地域のビルを図4
に示すエレベータ位置情報テーブル17aから検索し
(ステップS15)、冠水が予想されるエレベータのエ
レベータ制御装置13に対して冠水退避指令を指示する
(ステップS16)。
3から上記エレベータ制御装置13に伝送するデータ構
造図としては図9に示す構造を有する。すなわち、デー
タ構造としては、図7に示す構造と同様に、テキストス
タートSTXの情報に続いてデータの長さを示すデータ
長情報、データ、テキストエンド情報ETX、及びブロ
ックチェックキャラクタ情報BCCで構成されている
が、具体的なデータとしては、エレベータ監視センター
装置を発信元とする発信元情報と、エレベータ制御装置
(エレベータ管理番号)を送信先とする送信先情報、及
び例えば冠水退避指令や冠水退避復帰動作指令等のエレ
ベータに対する指令でなっている。
後の降雨地域の推測は、図10にしたがって実行され
る。すなわち、図10において、まず、時刻t0 での降
雨地域の中心を計算する(ステップS13a)。例えば
図5に示す雨量データテーブル17bにおいて、時刻t
0 の降雨地域の中心は雨量データの値が最も大きい座標
位置での中心となる降雨地域の座標位置を求める。この
場合、雨量データの値が最も大きい値「20」を示す座
標位置は、X座標が「1」で、Y座標が「3」である座
標位置(1、3)の他に、(2、2)、(2、3)、
(2、4)、(3、3)があるが、これらの中心となる
座標位置は(2、3)となり、時刻t0 の降雨地域の中
心位置を、(X0 、Y0 )=(2、3)と表す。
降雨地域の中心を計算する(ステップS13b)。上述
したのと同様にして、例えば(X1 、Y1 )=(3、
3)とする。そして、これらのデータに基づいてt時間
後、つまりさらに次の周期での時刻t2 における降雨地
域の位置を予測する(ステップS13c)。このとき、
X軸の移動量を単位当たりの移動量(X1 −X0 )/
(t1 −t0 )として求め、Y軸の移動量も単位当たり
の移動量(Y1 −Y0 )/(t1 −t0 )として求め
る。また、各地域のt時間後、つまり次の周期での時刻
t2 における降雨量を予測する(ステップS13d)。
t2 時刻での各地域の降雨量はt時間前、つまり時刻t
1 での降雨地域の降雨量がそのまま移動したとみなす
と、各地域の降雨量は、時刻t1 のX2 −(X1 −X
0 )/(t2 −t1 )、Y2 −(Y1 −Y0)/(t2
−t1 )で表される地域と同等で、このようにして求め
る予測雨量データを雨量データテーブルに書き込む(ス
テップS13e)。なお、図1に示す降雨地域の進行方
向及び速度を示す矢印8もここでの処理を経て求まる。
予想されるエレベータに対しての冠水退避指令の指示
は、図11にしたがって実行される。すなわち、図11
において、冠水が予想される全エレベータに対しての冠
水退避指令の指示が完了していなければ(ステップS1
6a)、該当するエレベータ制御装置13への発信動作
を行い(ステップS16b)、接続が完了したときに冠
水退避動作の指示を行い(ステップS16c、S16
d)、全エレベータに対して冠水退避動作が完了いれ
ば、終了する(ステップS16e、S16a)。
レベータ制御装置13から公衆回線を通して送信される
エレベータ管理番号と雨量計16による雨量データに基
づいて、エレベータ管理センター装置3のCPU3fに
より、今後の雨量予測を行い冠水が予測されるエレベー
タ制御装置13に対して冠水退避指令を出力するように
したので、エレベータ制御装置13は、迅速かつ無駄無
くエレベータを退避させてエレベータの冠水を防ぐこと
ができるという効果を奏する。
アドレス位置に上記雨量データを記憶する雨量データテ
ーブル17bに記憶された雨量データから雨量の中心を
求め、単位時間当たりの該中心の移動量に基づいて所定
時間後の雨量予測を行うようにしたので、正確な雨量予
測が行われて冠水予測が実施されるという効果を奏す
る。
計16のデータから今後の雨量を予測するだけであった
が、図12に示す各エレベータの冠水経歴データを記憶
した冠水経歴データテーブル17cを図3の外部記憶装
置3dに備えるようにすることにより高精度にエレベー
タの冠水予測を行うことができる。例えば、今後の雨量
が15mm/h(1時間に15mmの雨量)と予測され
た場合は、図12によれば、エレベータ管理番号が「0
0001」、「00002」のものは退避の必要は無い
が、エレベータ管理番号が「00003」のものは過去
に冠水したことがあるので、退避が必要であることがわ
かる。
エレベータ監視センター装置3内のCPU3fに基づく
動作フローチャートを示す。まず、雨量計を設置したビ
ルからのデータを受信した場合、その雨量データを収集
し、上述した図5に示す雨量データテーブル17bの座
標上の該当するエレベータ管理番号の位置に雨量データ
を記録する(ステップS21、S22)。そして、その
雨量データテーブルに基づいてt時間後の降雨地域(及
び雨量)を推測する(ステップS23)。このt時間後
の降雨地域(及び雨量)の推測は、実施例1と同様にし
て、図10に示すサブルーチンに従って推測する。そし
て、降雨が予想される地域及びその地域のエレベータ管
理番号を図4に示すエレベータ位置情報テーブル17a
から検索し(ステップS24、S25)、そのエレベー
タ管理番号の地域が上記推測された雨量による冠水経歴
があるか否かを図12に示す冠水経歴データテーブル1
7cから検索し(ステップS26)、予想降雨量が冠水
経歴以上の場合には、実施例1と同様にして、図11に
示すサブルーチンにしたがって冠水が予想されるエレベ
ータのエレベータ制御装置13に対して冠水退避指令を
指示する(ステップS27、S28)。
タ監視センター装置3のCPU3fにより、雨量予測に
加えて、冠水経歴データテーブル17cに記憶したエレ
ベータ管理番号に対応する冠水経歴データを用いて冠水
予測を行うようにしたので、過去の冠水経歴データを参
照して高精度に冠水予測が行われるという効果を奏す
る。
に示す如く、エレベータ機械室15の上に雨量計16を
設置し、その雨量データを基にした降雨地域の予測と予
測雨量から退避すべきエレベータを選択したが、エレベ
ータ機械室15上に雨量計16を設置してない場合に
も、この発明を適用できる。実施例3では、図14に示
すように、実施例1と同様な構成でなるエレベータ監視
センター装置3と気象庁等における天気予報作成装置1
8とをモデム14を介して接続し、天気予報作成装置1
8からのデータを利用して降雨地域と雨量の予測を行い
退避すべきエレベータを選択するように構成している。
このようにすると、各エレベータに雨量計16の設置の
手間が省け、安価にシステムを構築できる。なお、図1
4において、19は操作卓を示す。
エレベータ監視センター装置3からの指令に基づき動作
するエレベータ制御装置13の動作フローチャートを示
す。以下、このフローチャートにしたがって説明する
と、エレベータ監視センター装置3からデータを受信し
た場合に(ステップS31)、その受信データが冠水退
避指令である場合には、この指令に基づいて冠水退避動
作を実行する(ステップS32、S33)。他方、冠水
退避指令でなく、冠水退避動作から復帰動作への指令で
ある場合には、この指令に基づいて冠水退避復帰動作を
実行し(ステップS34、S35)、復帰動作の指令で
なければ、その個別の指示にしたがった処理または動作
を実行する(ステップS34、S36)。なお、上記エ
レベータ監視センター装置3からエレベータ制御装置1
3への送信データのデータ構造は実施例1と同様に図9
に示す構造でなっている。また、上記エレベータ監視セ
ンター装置3での動作は実施例1と同様である。
もので、上記エレベータ監視センター装置3の機能を気
象庁等における天気予報データ作成装置18に統合した
ものであり、気象庁等から直接の指示でエレベータを退
避させることができ、実施例3に比較して全体の時間と
コストを削減できる。
れば、複数のエレベータ制御装置から公衆回線を通して
送信されるエレベータ管理番号と雨量計による雨量デー
タに基づいて、エレベータ管理センター装置の制御手段
により、今後の雨量予測を行い冠水が予測されるエレベ
ータ制御装置に対して冠水退避指令を出力するようにし
たので、エレベータ制御装置は、迅速かつ無駄無くエレ
ベータを退避させてエレベータの冠水を防ぐことができ
るという効果を奏する。
センター装置により、気象庁等の天気予報データに基づ
いた今後の雨量予測が行われて冠水が予測されるエレベ
ータ制御装置に対して冠水退避指令を出力するようにし
たので、安価なシステム構築と迅速な冠水予測及び冠水
退避が実行されるという効果を奏する。
監視センター装置の制御手段により、上記エレベータ管
理番号に対応するアドレス位置に上記雨量データを記憶
する雨量データテーブルに記憶された雨量データから雨
量の中心を求め、単位時間当たりの該中心の移動量に基
づいて所定時間後の雨量予測を行うようにしたので、実
際の雨量データに基づき正確な雨量予測が行われて冠水
予測が実施されるという効果を奏する。
タ監視センター装置の制御手段により、上記雨量予測に
加えて、上記エレベータ管理番号に対応する冠水経歴デ
ータを記憶した冠水経歴データテーブルの冠水経歴デー
タを用いて冠水予測を行うようにしたので、過去の冠水
経歴データを参照して高精度に冠水予測が行われるとい
う効果を奏する。
測退避装置のシステム構成図である。
置されたエレベータ機械室周辺を示す構成図である。
監視センター装置のブロック構成図である。
監視センター装置の外部記憶装置に備えられたエレベー
タ位置情報テーブルの構成図である。
監視センター装置の外部記憶装置に備えられた雨量デー
タテーブルの構成図である。
監視センター装置からの指令に基づき動作するエレベー
タ制御装置の動作フローチャートである。
制御装置からエレベータ監視センター装置へ送信される
データのデータ構造図である。
監視センター装置の動作フローチャートである。
監視センター装置からエレベータ制御装置へ送信される
データのデータ構造図である。
テップS13に係る降雨地域の推測処理を示すサブルー
チンのフローチャートである。
テップS16に係る冠水退避指令動作を示すサブルーチ
ンのフローチャートである。
データテーブルの構成図である。
タ監視センター装置の動作フローチャートである。
予測退避装置のシステム構成図である。
タ監視センター装置からの指令に基づき動作するエレベ
ータ制御装置の動作フローチャートである。
予測退避装置のシステム構成図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 雨量計を備えてエレベータ管理番号と雨
量データを送信すると共に受信される制御指令に基づい
てエレベータの運行をそれぞれ制御する複数のエレベー
タ制御装置と、これら複数のエレベータ制御装置に公衆
回線を通して接続されて上記各エレベータ制御装置から
のエレベータ管理番号と雨量データに基づいて今後の雨
量予測を行い冠水が予測されるエレベータ制御装置に対
して冠水退避指令を出力する制御手段を有するエレベー
タ監視センター装置とを備えたエレベータの冠水予測退
避装置。 - 【請求項2】 制御指令に基づいてエレベータの運行を
それぞれ制御する複数のエレベータ制御装置と、これら
複数のエレベータ制御装置に公衆回線を通して接続され
て天気予報データに基づいて今後の雨量予測を行い冠水
が予測されるエレベータ制御装置に対して冠水退避指令
を出力する制御手段を有するエレベータ監視センター装
置とを備えたエレベータの冠水予測退避装置。 - 【請求項3】 上記エレベータ監視センター装置に、上
記エレベータ管理番号に対応するアドレス位置に上記雨
量データを記憶する雨量データテーブルを備え、上記制
御手段は、該雨量データテーブルに記憶された雨量デー
タから雨量の中心を求め、単位時間当たりの該中心の移
動量に基づいて所定時間後の雨量予測を行うことを特徴
とする請求項1または2記載のエレベータの冠水予測退
避装置。 - 【請求項4】 上記エレベータ監視センター装置に、上
記エレベータ管理番号に対応する冠水経歴データを記憶
した冠水経歴データテーブルを備え、上記制御手段は、
上記雨量予測に加えて冠水経歴データに基づいて冠水予
測を行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
に記載のエレベータの冠水予測退避装置。
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JP31650693A JP2806769B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | エレベータの冠水予測退避装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH07172724A (ja) | 1995-07-11 |
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