JP6599664B2 - エレベータ監視システム - Google Patents

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Description

この発明は、エレベータを監視するためのシステムに関する。
特許文献1に、エレベータ装置を監視するためのシステムが記載されている。特許文献1に記載されたシステムでは、監視センタが緊急地震速報を受信すると、エレベータのかごに備えられたスピーカから適切なアナウンスを行う。
特開2011−148577号公報
日本では、多数のエレベータ装置を遠隔で監視するシステムが普及している。特許文献1に記載されたシステムは、このような監視システムを利用して、地震が発生した際に監視対象のエレベータ装置に適切な動作を行わせている。しかし、地滑りに対しては適切な対応がなされていない。地滑りは、地震とは異なり局所的に発生する。このことが、対応を困難なものとしていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされた。この発明の目的は、地滑りが発生する可能性がある旨の情報を監視対象のエレベータ装置或いはそのエレベータ装置の保守員に配信できるエレベータ監視システムを提供することである。
この発明に係るエレベータ監視システムは、監視対象の複数のエレベータ装置と通信する通信装置と、複数のエレベータ装置から取得した診断結果の情報を処理するための装置であり、複数のエレベータ装置の位置情報が記憶された情報処理装置と、地滑り監視装置と、を備える。地滑り監視装置は、大雨警報又は土砂災害警戒情報を受信する情報受信手段と、地滑り地形に存在するエレベータ装置の位置情報が記憶された記憶手段と、情報受信手段が大雨警報又は土砂災害警戒情報を受信すると、記憶手段に記憶された位置情報を含むエリアに大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されているか否かを判定する地滑り判定手段と、大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されていると地滑り判定手段によって判定されると、記憶手段に位置情報が記憶されたエレベータ装置のうち大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されているエリアに存在するエレベータ装置に、警報を発報する発報手段と、地滑り地形分布図と情報処理装置に記憶された複数のエレベータ装置の位置情報とに基づいて地滑り地形に存在するエレベータ装置を特定し、特定したエレベータ装置の位置情報を記憶手段に記憶させる登録手段と、を備える。
この発明に係るエレベータ監視システムは、監視対象の複数のエレベータ装置と通信する通信装置と、複数のエレベータ装置から取得した診断結果の情報を処理するための装置であり、複数のエレベータ装置の位置情報が記憶された情報処理装置と、地滑り監視装置と、を備える。地滑り監視装置は、大雨警報又は土砂災害警戒情報を受信する情報受信手段と、地滑り地形に存在するエレベータ装置の位置情報が記憶された記憶手段と、情報受信手段が大雨警報又は土砂災害警戒情報を受信すると、記憶手段に記憶された位置情報を含むエリアに大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されているか否かを判定する地滑り判定手段と、大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されていると地滑り判定手段によって判定されると、記憶手段に位置情報が記憶されたエレベータ装置のうち大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されているエリアに存在するエレベータ装置を担当する保守員の携帯端末に、警報を発報する発報手段と、地滑り地形分布図と情報処理装置に記憶された複数のエレベータ装置の位置情報とに基づいて地滑り地形に存在するエレベータ装置を特定し、特定したエレベータ装置の位置情報を記憶手段に記憶させる登録手段と、を備える。
また、この発明に係るエレベータ監視システムは、監視対象の複数のエレベータ装置と通信する通信装置と、複数のエレベータ装置から取得した診断結果の情報を処理するための装置であり、複数のエレベータ装置の位置情報が記憶された情報処理装置と、地滑り監視装置と、を備える。地滑り監視装置は、大雨警報又は土砂災害警戒情報を受信する情報受信手段と、地滑り地形に存在するエレベータ装置の位置情報が記憶された記憶手段と、情報受信手段が大雨警報又は土砂災害警戒情報を受信すると、記憶手段に記憶された位置情報を含むエリアに大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されているか否かを判定する地滑り判定手段と、大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されていると地滑り判定手段によって判定されると、大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されているエリアに保守員が出動しているか否かを判定する保守員位置判定手段と、大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されていると地滑り判定手段によって判定されると、大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されているエリアに出動していると保守員位置判定手段によって判定された保守員の携帯端末に、警報を発報する発報手段と、地滑り地形分布図と情報処理装置に記憶された複数のエレベータ装置の位置情報とに基づいて地滑り地形に存在するエレベータ装置を特定し、特定したエレベータ装置の位置情報を記憶手段に記憶させる登録手段と、を備える。
この発明に係るエレベータ監視システムは、監視対象の複数のエレベータ装置と通信する通信装置と、複数のエレベータ装置から取得した診断結果の情報を処理するための装置であり、複数のエレベータ装置の位置情報が記憶された情報処理装置と、地滑り監視装置と、を備える。地滑り監視装置は、降水量情報を受信する情報受信手段と、地滑り地形に存在するエレベータ装置の位置情報が記憶された記憶手段と、情報受信手段が降水量情報を受信すると、記憶手段に記憶された位置情報を含むエリアの実行雨量を計算する実行雨量計算手段と、実行雨量計算手段によって計算された実効雨量が閾値を超えているか否かを判定する地滑り判定手段と、実効雨量が閾値を超えていると地滑り判定手段によって判定されると、記憶手段に位置情報が記憶されたエレベータ装置のうち実効雨量が閾値を超えているエリアに存在するエレベータ装置に、警報を発報する発報手段と、地滑り地形分布図と情報処理装置に記憶された複数のエレベータ装置の位置情報とに基づいて地滑り地形に存在するエレベータ装置を特定し、特定したエレベータ装置の位置情報を記憶手段に記憶させる登録手段と、を備える。
この発明に係るエレベータ監視システムは、監視対象の複数のエレベータ装置と通信する通信装置と、複数のエレベータ装置から取得した診断結果の情報を処理するための装置であり、複数のエレベータ装置の位置情報が記憶された情報処理装置と、地滑り監視装置と、を備える。地滑り監視装置は、降水量情報を受信する情報受信手段と、地滑り地形に存在するエレベータ装置の位置情報が記憶された記憶手段と、情報受信手段が降水量情報を受信すると、記憶手段に記憶された位置情報を含むエリアの実行雨量を計算する実行雨量計算手段と、実行雨量計算手段によって計算された実効雨量が閾値を超えているか否かを判定する地滑り判定手段と、実効雨量が閾値を超えていると地滑り判定手段によって判定されると、記憶手段に位置情報が記憶されたエレベータ装置のうち実効雨量が閾値を超えているエリアに存在するエレベータ装置を担当する保守員の携帯端末に、警報を発報する発報手段と、地滑り地形分布図と情報処理装置に記憶された複数のエレベータ装置の位置情報とに基づいて地滑り地形に存在するエレベータ装置を特定し、特定したエレベータ装置の位置情報を記憶手段に記憶させる登録手段と、を備える。
また、この発明に係るエレベータ監視システムは、監視対象の複数のエレベータ装置と通信する通信装置と、複数のエレベータ装置から取得した診断結果の情報を処理するための装置であり、複数のエレベータ装置の位置情報が記憶された情報処理装置と、地滑り監視装置と、を備える。地滑り監視装置は、降水量情報を受信する情報受信手段と、地滑り地形に存在するエレベータ装置の位置情報が記憶された記憶手段と、情報受信手段が降水量情報を受信すると、記憶手段に記憶された位置情報を含むエリアの実行雨量を計算する実行雨量計算手段と、実行雨量計算手段によって計算された実効雨量が閾値を超えているか否かを判定する地滑り判定手段と、実効雨量が閾値を超えていると地滑り判定手段によって判定されると、実効雨量が閾値を超えているエリアに保守員が出動しているか否かを判定する保守員位置判定手段と、実効雨量が閾値を超えていると地滑り判定手段によって判定されると、実効雨量が閾値を超えているエリアに出動していると保守員位置判定手段によって判定された保守員の携帯端末に、警報を発報する発報手段と、地滑り地形分布図と情報処理装置に記憶された複数のエレベータ装置の位置情報とに基づいて地滑り地形に存在するエレベータ装置を特定し、特定したエレベータ装置の位置情報を記憶手段に記憶させる登録手段と、を備える。
この発明に係るエレベータ監視システムであれば、地滑りが発生する可能性がある旨の情報を監視対象のエレベータ装置或いはそのエレベータ装置の保守員に配信できる。
この発明の実施の形態1におけるエレベータ監視システムの構成例を示す図である。 地滑り監視装置の構成例を示す図である。 大雨警報及び土砂災害警戒情報の発表状況の一例を示す図である。 大雨警報及び土砂災害警戒情報の発表状況の一例を示す図である。 地滑り地形分布図の一例を示す図である。 図5に示す地滑り地形に存在するエレベータ装置の位置を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ監視システムの動作例を示すフローチャートである。 実行雨量の概念を示す図である。 実行雨量の半減期を説明する図である。 地滑り監視装置による地滑り判定機能を説明するための図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータ監視システムの動作例を示すフローチャートである。 地滑り監視装置のハードウェア構成を示す図である。
添付の図面を参照し、本発明を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1におけるエレベータ監視システムの構成例を示す図である。監視センタ1は、遠隔の多数のエレベータ装置を監視する。監視センタ1は、例えばエレベータ装置の保守会社等に設置される。監視センタ1は、監視対象となる各エレベータ装置と通信が可能である。
各エレベータ装置は、例えばかご2及びつり合いおもり3を備える。報知装置4は、エレベータの利用者に情報を報知するための装置である。報知装置4の例として、表示器及びスピーカ等が挙げられる。報知装置4は、例えばかご2に設けられる。かご2が停止する乗場に報知装置4を設けても良い。かご2が停止する一部の乗場にのみ報知装置4を設けても良い。
かご2及びつり合いおもり3は、主ロープ5によって昇降路に吊り下げられる。エレベータの巻上機は、例えば駆動綱車6及び電動機7を備える。主ロープ5は、駆動綱車6に巻き掛けられる。駆動綱車6は、電動機7によって駆動される。電動機7は、制御盤8によって制御される。制御盤8に通信装置9が接続される。通信装置9は、外部との通信を行う。各エレベータ装置は、通信装置9によって監視センタ1と通信する。
監視センタ1は、例えば、通信装置10、情報処理装置11及び地滑り監視装置12を備える。通信装置10は、外部との通信を行う。監視センタ1は、監視対象の多数のエレベータ装置と通信装置10によって通信する。情報処理装置11は、エレベータ装置から取得した情報を処理する。例えば、監視対象のエレベータ装置では、診断運転が定期的に行われる。エレベータ装置は、診断運転を行うと、診断結果を監視センタ1に送信する。情報処理装置11は、各エレベータ装置から取得した診断結果の情報を処理する。
携帯端末13は、エレベータ装置の保守員が所持する装置である。携帯端末13は、位置情報を監視センタ1に送信する。情報処理装置11は、各携帯端末13から取得した位置情報を処理する。即ち、情報処理装置11によって各携帯端末13(各保守員)の位置が検出される。
地滑り監視装置12は、地滑りの発生を予測し、地滑りの発生の可能性があるエリアに存在するエレベータ装置に適切な情報を送信する。監視センタ1は、地滑りの発生を予測するために必要な情報を外部の気象情報センタ14等から取得する。気象情報センタ14は、例えば気象庁及び気象庁の業務支援センタである。
図2は、地滑り監視装置12の構成例を示す図である。上記機能を実現するため、地滑り監視装置12は、例えば記憶部15、情報受信部16、登録部17、地滑り判定部18、保守員位置判定部19及び発報部20を備える。
情報受信部16は、大雨警報を受信する。大雨警報は、気象情報センタ14から発せられる警報である。具体的に、大雨警報は気象庁から発せられる。また、情報受信部16は、土砂災害警戒情報を受信する。土砂災害警戒情報は、気象情報センタ14から発せられる情報である。具体的に、土砂災害警戒情報は、避難勧告等の目的で市区町村から発せられる。情報受信部16は、大雨警報或いは土砂災害警戒情報と同等の情報を気象情報センタ14から受信しても良い。
図3及び図4は、大雨警報及び土砂災害警戒情報の発表状況の一例を示す図である。図3及び図4は、気象庁から発表される土砂災害警戒判定メッシュ情報の一例を示す。図3及び図4に示す例は、5kmメッシュの情報である。図3及び図4に示す情報は、例えば10分毎に更新される。
記憶部15に、地滑り地形に存在するエレベータ装置の位置情報が記憶される。例えば、国立研究開発法人防災科学技術研究所から、地滑り地形分布図が提供されている。地滑り地形分布図は、一定の区域について地滑り地形の分布を示した図である。上記一定の区域は、関東地方でも良いし、日本全国でも良い。地滑り地形は、地滑り変動によって生じた或いは生じつつある地形の総称である。地滑り地形では今後も地滑りが発生し易い。図5は、地滑り地形分布図の一例を示す図である。
監視センタ1は、エレベータ装置を監視する。このため、監視センタ1には、監視対象となる全てのエレベータ装置の位置情報が登録されている。例えば、各エレベータ装置の位置情報は情報処理装置11に予め記憶されている。外部から取得した地滑り地形分布図と情報処理装置11に記憶された各エレベータ装置の位置情報とに基づいて、地滑り地形に存在するエレベータ装置を特定できる。図6は、図5に示す地滑り地形に存在するエレベータ装置の位置を示す図である。地滑り地形に存在するエレベータ装置を特定すると、その位置情報が記憶部15に記憶される。
記憶部15への位置情報の登録は、地滑り地形に存在するエレベータ装置を特定した後に手動で行っても良い。また、記憶部15への位置情報の登録を登録部17によって自動で行っても良い。地滑り監視装置12が登録部17を備える場合、登録部17は、例えば外部から地滑り地形分布図を取得する。また、登録部17は、監視センタ1の監視対象となる全てのエレベータ装置の位置情報を情報処理装置11から取得する。登録部17は、取得した地滑り地形分布図と各エレベータ装置の位置情報とに基づいて、地滑り地形に存在するエレベータ装置を特定する。そして、登録部17は、地滑り地形に存在するエレベータ装置を特定すると、その位置情報を記憶部15に記憶させる。
地滑り判定部18は、エレベータ装置が設置されているエリアに地滑りが発生する可能性があるか否かを判定する。地滑り判定部18は、例えば、情報受信部16が受信した情報と記憶部15に記憶された情報とに基づいて上記判定を行う。
保守員位置判定部19は、エレベータ装置の保守員の位置を判定する。各保守員(各携帯端末13)の位置は、情報処理装置11によって検出される。保守員位置判定部19は、情報処理装置11から各保守員(各携帯端末13)の位置情報を取得する。
発報部20は、エレベータ装置及び保守員への発報を行う。例えば、発報部20は、地滑りが発生する可能性があると地滑り判定部18によって判定されると、地滑り警戒警報を配信する。その後、地滑りが発生する可能性があると地滑り判定部18によって判定されなくなると、発報部20は解除指令を配信する。エレベータ装置に対する配信は、例えば通信装置10を介して行われる。保守員の携帯端末13に対する配信は、例えば情報処理装置11を介して行われる。
以下に、図7も参照し、地滑り監視装置12の機能について具体的に説明する。図7は、この発明の実施の形態1におけるエレベータ監視システムの動作例を示すフローチャートである。
地滑り監視装置12では、大雨警報或いは土砂災害警戒情報が出されたか否かが定期的に判定される(S101)。大雨警報及び土砂災害警戒情報の何れも出されていなければ、各エレベータ装置では通常運転が行われる。通常運転は、発生した呼びにかご2を順次応答させる運転である。
気象庁等から出された大雨警報及び土砂災害警戒情報は、情報受信部16によって受信される。情報受信部16が大雨警報或いは土砂災害警戒情報を受信すると、大雨警報或いは土砂災害警戒情報が出されたことが地滑り監視装置12において検出される(S101のYes)。
情報受信部16が大雨警報或いは土砂災害警戒情報を受信すると、地滑り判定部18は、記憶部15に記憶された位置情報を含むエリアと大雨警報或いは土砂災害警戒情報が出されたエリアとが一致するか否かを判定する(S102)。即ち、地滑り判定部18は、記憶部15に記憶された位置情報を含むエリアに大雨警報或いは土砂災害警戒情報が出されているか否かを判定する。
記憶部15に記憶された位置情報を含むエリアに大雨警報或いは土砂災害警戒情報が出されていることが地滑り判定部18によって判定されると、発報部20は、対象となるエレベータ装置に対して地滑り警戒警報を発報する(S103)。例えば、発報部20は、記憶部15に位置情報が記憶されたエレベータ装置のうち大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されているエリアに存在するエレベータ装置に対して警報を発報する。
S103において発報部20から発報される地滑り警戒警報には、例えば警告報知指令及び避難動作指令が含まれる。警告報知指令を受けたエレベータ装置では、制御盤8が、報知装置4から適切な報知を行わせる。例えば、制御盤8は、大雨警報或いは土砂災害警戒情報が出された旨を表示器に表示させる。例えば、制御盤8は、「“大雨警報・土砂災害警戒情報”発令中。エレベータの使用はお控え下さい。」といった内容を表示器に表示させる。制御盤8は、地滑りが発生する可能性がある旨を表示器に表示させても良い。制御盤8は、同様の内容をスピーカからアナウンスさせても良い。
避難動作指令を受けたエレベータ装置では、制御盤8が、かご2を適切に動作させる。地滑りが発生すると、1階等の乗場が土砂で埋まる可能性がある。乗場が土砂で埋まると、その乗場から利用者を救出することができない。このため、制御盤8は、避難動作指令を受けると、例えばかご2を上方階に移動させて運転を休止させる。かご2を上方階に移動させるために待機階を上方階に設定しても良い。閉じ込めを確実に防止するため、戸開状態で運転を休止させても良い。
また、記憶部15に記憶された位置情報を含むエリアに大雨警報或いは土砂災害警戒情報が出されていることが地滑り判定部18によって判定されると、保守員位置判定部19は、大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されている当該エリアに保守員が出動しているか否かを判定する(S104)。当該エリアに保守員が出動していることが保守員位置判定部19によって判定されると、発報部20は、その保守員の携帯端末13に対して地滑り警戒警報を発報する(S105)。
S104及びS105の各処理は、地滑りが発生する可能性があるエリアに存在するエレベータ装置を担当する保守員のうち、一部の保守員に対して警報を発報する例である。即ち、当該エリアに出動している保守員の携帯端末13にしか地滑り警戒警報は配信されない。発報部20は、記憶部15に記憶された位置情報を含むエリアに大雨警報或いは土砂災害警戒情報が出されたことが地滑り判定部18によって判定された場合に、記憶部15に位置情報が記憶されたエレベータ装置のうち大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されているエリアに存在するエレベータ装置を担当する全ての保守員の携帯端末13に警報を発報しても良い。
図7に示す処理フローは定期的に行われる。発報部20は、地滑り警戒警報を一旦発報した後にS101或いはS102においてNoの判定がなされると、警報を配信したエレベータ装置及び携帯端末13に対して解除指令を送信する(S106)。これにより、エレベータ装置では、警告報知及び避難動作が解除される。エレベータの保守員は、携帯端末13を見て、警報が解除されたことを知ることができる。
上記構成を有するエレベータ監視システムであれば、地滑りが発生する可能性がある旨の情報を監視対象のエレベータ装置及びそのエレベータ装置の保守員に配信することができる。上記情報の配信をエレベータ装置に対してのみ行っても一定の効果は期待できる。同様に、上記情報の配信をエレベータ装置の保守員に対してのみ行っても一定の効果は期待できる。
実施の形態2.
実施の形態1では、情報受信部16が受信した大雨警報又は土砂災害警戒情報に基づいて、地滑りが発生する可能性があるか否かを地滑り判定部18が判定する例について説明した。本実施の形態では、情報受信部16が他の情報を受信する例について説明する。
本実施の形態における地滑り監視装置12は、実施の形態1で開示した構成に加え実行雨量計算部21を更に備える。本実施の形態で具体的に開示しないエレベータ監視システムの構成及び機能については、実施の形態1で開示した何れかの構成及び機能と同じである。
情報受信部16は、降水量情報を受信する。例えば、情報受信部16は、気象庁から配信される高解像度降水ナウキャストを受信する。高解像度降水ナウキャストは、各地の降水量を示す情報を含む。例えば、高解像度降水ナウキャストは、250mメッシュに区切られたエリア毎の降水量情報を含む。高解像度降水ナウキャストは、例えば5分毎に更新される。情報受信部16は、高解像度降水ナウキャストと同等の情報を気象情報センタ14から受信しても良い。
記憶部15に、地滑り地形に存在するエレベータ装置の位置情報が記憶される。記憶部15への位置情報の登録は手動で行っても良いし、登録部17が自動で行っても良い。
実行雨量計算部21は、記憶部15に記憶された位置情報を含む各エリアの実行雨量を計算する。実行雨量計算部21は、情報受信部16が受信した降水量情報に基づいて上記計算を行う。
図8は、実行雨量の概念を示す図である。図9は、実行雨量の半減期を説明する図である。実行雨量は、土中への降雨の浸透、表面水としての流出及び地下水としての流出等を反映した指標であり、土中の水分の状況を示す。本実施の形態では、実行雨量として当該時刻までの経過時間に応じた重み付き先行雨量の合計を採用する。重みは、経過時間H毎に半分になるような減少率を採用する。実行雨量は、例えば次式で算出できる。
Figure 0006599664
R(t)は、時刻tにおける実行雨量である。I(τ)は、時刻τにおける降雨強度である。降雨強度I(τ)は、情報受信部16が受信した降水量情報から取得できる。Hは、半減期である。実行雨量計算部21は、記憶部15に記憶された位置情報を含む各エリアについて、実行雨量R(t)を計算する。
地滑り判定部18は、エレベータ装置が設置されているエリアに地滑りが発生する可能性があるか否かを判定する。地滑り判定部18は、実行雨量計算部21によって計算された実行雨量に基づいて上記判定を行う。例えば、地滑り判定部18は、実行雨量計算部21によって計算された実行雨量が閾値を超えている場合に、実行雨量が閾値を超えたそのエリアに地滑りが発生する可能性があることを判定する。
図10は、地滑り監視装置12による地滑り判定機能を説明するための図である。図10(a)は、ある一日の降雨の状況を示す。図10(b)及び図10(c)は、図10(a)に示す量の雨が降った時の実行雨量の推移を示す。具体的に、図10(b)は、半減期Hが6時間である時の実行雨量を示す。半減期Hを短い6時間に設定した時の実行雨量は、浅い層からの崩壊を示す指標として採用される。かかる場合、閾値は、例えば60mmに設定される。
図10(c)は、半減期Hが24時間である時の実行雨量を示す。半減期Hを長い24時間に設定した時の実行雨量は、深い層からの崩壊を示す指標として採用される。かかる場合、閾値は、例えば120mmに設定される。
地滑り判定部18は、例えば半減期Hを6時間に設定した時の実行雨量が60mmを超えた場合に当該エリアに地滑りが発生する可能性があることを判定する。また、地滑り判定部18は、例えば半減期Hを24時間に設定した時の実行雨量が120mmを超えた場合に当該エリアに地滑りが発生する可能性があることを判定する。
半減期の設定及び閾値の設定は、上記例に限定されない。短い半減期のみを採用しても良いし、長い半減期のみを採用しても良い。図10に示す例のように複数の半減期を採用しても良い。複数の半減期を採用した場合、地滑り判定部18は、何れかの半減期に基づく実行雨量が閾値を超えた場合に当該エリアに地滑りが発生する可能性があることを判定する。
保守員位置判定部19は、エレベータ装置の保守員の位置を判定する。保守員位置判定部19は、情報処理装置11から各保守員(各携帯端末13)の位置情報を取得する。
発報部20は、エレベータ装置及び保守員への発報を行う。例えば、発報部20は、地滑りが発生する可能性があると地滑り判定部18によって判定されると、地滑り警戒警報を配信する。その後、地滑りが発生する可能性があると地滑り判定部18によって判定されなくなると、発報部20は解除指令を配信する。エレベータ装置に対する配信は、例えば通信装置10を介して行われる。保守員の携帯端末13に対する配信は、例えば情報処理装置11を介して行われる。
以下に、図11も参照し、地滑り監視装置12の機能について具体的に説明する。図11は、この発明の実施の形態2におけるエレベータ監視システムの動作例を示すフローチャートである。
地滑り監視装置12では、情報受信部16が気象情報センタ14から配信される降水量情報を定期的に受信する(S201)。例えば、情報受信部16は、気象庁から高解像度降水ナウキャストを受信する。
情報受信部16が降水量情報を受信すると、実行雨量計算部21は、記憶部15に記憶された位置情報を含む各エリアの実行雨量を計算する(S202)。次に、地滑り判定部18は、実行雨量計算部21によって計算された実効雨量が閾値を超えているか否かを判定する(S203)。実行雨量計算部21によって計算された何れの実効雨量も閾値を超えていなければ、各エレベータ装置では通常運転が行われる。
実行雨量計算部21によって計算された実効雨量が閾値を超えていることが地滑り判定部18によって判定されると、発報部20は、対象となるエレベータ装置に対して地滑り警戒警報を発報する(S204)。例えば、発報部20は、記憶部15に位置情報が記憶されたエレベータ装置のうち実行雨量が閾値を超えているエリアに存在するエレベータ装置に対して警報を発報する。
S204において発報部20から発報される地滑り警戒警報には、例えば警告報知指令及び避難動作指令が含まれる。警告報知指令を受けたエレベータ装置では、制御盤8が、報知装置4から適切な報知を行わせる。例えば、制御盤8は、「土砂災害の恐れがあります。エレベータの使用はお控え下さい。」といった内容を表示器に表示させる。また、避難動作指令を受けたエレベータ装置では、制御盤8が、かご2を適切に動作させる。
また、実行雨量計算部21によって計算された実効雨量が閾値を超えていることが地滑り判定部18によって判定されると、保守員位置判定部19は、実行雨量が閾値を超えている当該エリアに保守員が出動しているか否かを判定する(S205)。当該エリアに保守員が出動していることが保守員位置判定部19によって判定されると、発報部20は、その保守員の携帯端末13に対して地滑り警戒警報を発報する(S206)。
S205及びS206の各処理は、地滑りが発生する可能性があるエリアに存在するエレベータ装置を担当する保守員のうち、一部の保守員に対して警報を発報する例である。即ち、当該エリアに出動している保守員の携帯端末13にしか地滑り警戒警報は配信されない。発報部20は、記憶部15に記憶された位置情報を含むエリアの実行雨量が閾値を超えていることが地滑り判定部18によって判定された場合に、記憶部15に位置情報が記憶されたエレベータ装置のうち実行雨量が閾値を超えているエリアに存在するエレベータ装置を担当する全ての保守員の携帯端末13に警報を発報しても良い。
図11に示す処理フローは定期的に行われる。発報部20は、地滑り警戒警報を一旦発報した後にS203においてNoの判定がなされると、警報を配信したエレベータ装置及び携帯端末13に対して解除指令を送信する(S207)。これにより、エレベータ装置では、警告報知及び避難動作が解除される。エレベータの保守員は、携帯端末13を見て、警報が解除されたことを知ることができる。
上記構成を有するエレベータ監視システムであれば、地滑りが発生する可能性がある旨の情報を監視対象のエレベータ装置及びそのエレベータ装置の保守員に配信することができる。上記情報の配信をエレベータ装置に対してのみ行っても一定の効果は期待できる。同様に、上記情報の配信をエレベータ装置の保守員に対してのみ行っても一定の効果は期待できる。
本実施の形態では、実行雨量計算部21が、記憶部15に記憶された位置情報を含む各エリアの実行雨量を計算する例について説明した。実行雨量計算部21は、記憶部15に記憶された位置情報を含むエリアの実行雨量に加え、その周囲のエリアの実行雨量を計算しても良い。
符号15〜21に示す各部は、地滑り監視装置12が有する機能を示す。図12は、地滑り監視装置12のハードウェア構成を示す図である。地滑り監視装置12は、ハードウェア資源として、例えば入出力インターフェース22とプロセッサ23とメモリ24とを含む回路を備える。記憶部15が有する機能はメモリ24によって実現される。また、地滑り監視装置12は、メモリ24に記憶されたプログラムをプロセッサ23によって実行することにより、各部16〜21が有する各機能を実現する。各部16〜21が有する各機能の一部又は全部をハードウェアによって実現しても良い。
1 監視センタ
2 かご
3 つり合いおもり
4 報知装置
5 主ロープ
6 駆動綱車
7 電動機
8 制御盤
9 通信装置
10 通信装置
11 情報処理装置
12 地滑り監視装置
13 携帯端末
14 気象情報センタ
15 記憶部
16 情報受信部
17 登録部
18 地滑り判定部
19 保守員位置判定部
20 発報部
21 実行雨量計算部
22 入出力インターフェース
23 プロセッサ
24 メモリ

Claims (10)

  1. 監視対象の複数のエレベータ装置と通信する通信装置と、
    前記複数のエレベータ装置から取得した診断結果の情報を処理するための装置であり、前記複数のエレベータ装置の位置情報が記憶された情報処理装置と、
    地滑り監視装置と、
    を備え、
    前記地滑り監視装置は、
    大雨警報又は土砂災害警戒情報を受信する情報受信手段と、
    地滑り地形に存在するエレベータ装置の位置情報が記憶された記憶手段と、
    前記情報受信手段が大雨警報又は土砂災害警戒情報を受信すると、前記記憶手段に記憶された位置情報を含むエリアに大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されているか否かを判定する地滑り判定手段と、
    大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されていると前記地滑り判定手段によって判定されると、前記記憶手段に位置情報が記憶されたエレベータ装置のうち大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されているエリアに存在するエレベータ装置に、警報を発報する発報手段と、
    地滑り地形分布図と前記情報処理装置に記憶された前記複数のエレベータ装置の位置情報とに基づいて地滑り地形に存在するエレベータ装置を特定し、特定したエレベータ装置の位置情報を前記記憶手段に記憶させる登録手段と、
    を備えたエレベータ監視システム。
  2. 前記発報手段は、大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されていると前記地滑り判定手段によって判定されると、前記記憶手段に位置情報が記憶されたエレベータ装置のうち大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されているエリアに存在するエレベータ装置を担当する保守員の携帯端末に、警報を発報する請求項1に記載のエレベータ監視システム。
  3. 前記地滑り監視装置は、大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されていると前記地滑り判定手段によって判定されると、大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されているエリアに保守員が出動しているか否かを判定する保守員位置判定手段を更に備え、
    前記発報手段は、大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されていると前記地滑り判定手段によって判定されると、大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されているエリアに出動していると前記保守員位置判定手段によって判定された保守員の携帯端末に、警報を発報する請求項1に記載のエレベータ監視システム。
  4. 監視対象の複数のエレベータ装置と通信する通信装置と、
    前記複数のエレベータ装置から取得した診断結果の情報を処理するための装置であり、前記複数のエレベータ装置の位置情報が記憶された情報処理装置と、
    地滑り監視装置と、
    を備え、
    前記地滑り監視装置は、
    大雨警報又は土砂災害警戒情報を受信する情報受信手段と、
    地滑り地形に存在するエレベータ装置の位置情報が記憶された記憶手段と、
    前記情報受信手段が大雨警報又は土砂災害警戒情報を受信すると、前記記憶手段に記憶された位置情報を含むエリアに大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されているか否かを判定する地滑り判定手段と、
    大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されていると前記地滑り判定手段によって判定されると、前記記憶手段に位置情報が記憶されたエレベータ装置のうち大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されているエリアに存在するエレベータ装置を担当する保守員の携帯端末に、警報を発報する発報手段と、
    地滑り地形分布図と前記情報処理装置に記憶された前記複数のエレベータ装置の位置情報とに基づいて地滑り地形に存在するエレベータ装置を特定し、特定したエレベータ装置の位置情報を前記記憶手段に記憶させる登録手段と、
    を備えたエレベータ監視システム。
  5. 監視対象の複数のエレベータ装置と通信する通信装置と、
    前記複数のエレベータ装置から取得した診断結果の情報を処理するための装置であり、前記複数のエレベータ装置の位置情報が記憶された情報処理装置と、
    地滑り監視装置と、
    を備え、
    前記地滑り監視装置は、
    大雨警報又は土砂災害警戒情報を受信する情報受信手段と、
    地滑り地形に存在するエレベータ装置の位置情報が記憶された記憶手段と、
    前記情報受信手段が大雨警報又は土砂災害警戒情報を受信すると、前記記憶手段に記憶された位置情報を含むエリアに大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されているか否かを判定する地滑り判定手段と、
    大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されていると前記地滑り判定手段によって判定されると、大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されているエリアに保守員が出動しているか否かを判定する保守員位置判定手段と、
    大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されていると前記地滑り判定手段によって判定されると、大雨警報又は土砂災害警戒情報が出されているエリアに出動していると前記保守員位置判定手段によって判定された保守員の携帯端末に、警報を発報する発報手段と、
    地滑り地形分布図と前記情報処理装置に記憶された前記複数のエレベータ装置の位置情報とに基づいて地滑り地形に存在するエレベータ装置を特定し、特定したエレベータ装置の位置情報を前記記憶手段に記憶させる登録手段と、
    を備えたエレベータ監視システム。
  6. 監視対象の複数のエレベータ装置と通信する通信装置と、
    前記複数のエレベータ装置から取得した診断結果の情報を処理するための装置であり、前記複数のエレベータ装置の位置情報が記憶された情報処理装置と、
    地滑り監視装置と、
    を備え、
    前記地滑り監視装置は、
    降水量情報を受信する情報受信手段と、
    地滑り地形に存在するエレベータ装置の位置情報が記憶された記憶手段と、
    前記情報受信手段が降水量情報を受信すると、前記記憶手段に記憶された位置情報を含むエリアの実行雨量を計算する実行雨量計算手段と、
    前記実行雨量計算手段によって計算された実効雨量が閾値を超えているか否かを判定する地滑り判定手段と、
    実効雨量が閾値を超えていると前記地滑り判定手段によって判定されると、前記記憶手段に位置情報が記憶されたエレベータ装置のうち実効雨量が閾値を超えているエリアに存在するエレベータ装置に、警報を発報する発報手段と、
    地滑り地形分布図と前記情報処理装置に記憶された前記複数のエレベータ装置の位置情報とに基づいて地滑り地形に存在するエレベータ装置を特定し、特定したエレベータ装置の位置情報を前記記憶手段に記憶させる登録手段と、
    を備えたエレベータ監視システム。
  7. 前記発報手段は、実効雨量が閾値を超えていると前記地滑り判定手段によって判定されると、前記記憶手段に位置情報が記憶されたエレベータ装置のうち実効雨量が閾値を超えているエリアに存在するエレベータ装置を担当する保守員の携帯端末に、警報を発報する請求項に記載のエレベータ監視システム。
  8. 前記地滑り監視装置は、実効雨量が閾値を超えていると前記地滑り判定手段によって判定されると、実効雨量が閾値を超えているエリアに保守員が出動しているか否かを判定する保守員位置判定手段を更に備え、
    前記発報手段は、実効雨量が閾値を超えていると前記地滑り判定手段によって判定されると、実効雨量が閾値を超えているエリアに出動していると前記保守員位置判定手段によって判定された保守員の携帯端末に、警報を発報する請求項6に記載のエレベータ監視システム。
  9. 監視対象の複数のエレベータ装置と通信する通信装置と、
    前記複数のエレベータ装置から取得した診断結果の情報を処理するための装置であり、前記複数のエレベータ装置の位置情報が記憶された情報処理装置と、
    地滑り監視装置と、
    を備え、
    前記地滑り監視装置は、
    降水量情報を受信する情報受信手段と、
    地滑り地形に存在するエレベータ装置の位置情報が記憶された記憶手段と、
    前記情報受信手段が降水量情報を受信すると、前記記憶手段に記憶された位置情報を含むエリアの実行雨量を計算する実行雨量計算手段と、
    前記実行雨量計算手段によって計算された実効雨量が閾値を超えているか否かを判定する地滑り判定手段と、
    実効雨量が閾値を超えていると前記地滑り判定手段によって判定されると、前記記憶手段に位置情報が記憶されたエレベータ装置のうち実効雨量が閾値を超えているエリアに存在するエレベータ装置を担当する保守員の携帯端末に、警報を発報する発報手段と、
    地滑り地形分布図と前記情報処理装置に記憶された前記複数のエレベータ装置の位置情報とに基づいて地滑り地形に存在するエレベータ装置を特定し、特定したエレベータ装置の位置情報を前記記憶手段に記憶させる登録手段と、
    を備えたエレベータ監視システム。
  10. 監視対象の複数のエレベータ装置と通信する通信装置と、
    前記複数のエレベータ装置から取得した診断結果の情報を処理するための装置であり、前記複数のエレベータ装置の位置情報が記憶された情報処理装置と、
    地滑り監視装置と、
    を備え、
    前記地滑り監視装置は、
    降水量情報を受信する情報受信手段と、
    地滑り地形に存在するエレベータ装置の位置情報が記憶された記憶手段と、
    前記情報受信手段が降水量情報を受信すると、前記記憶手段に記憶された位置情報を含むエリアの実行雨量を計算する実行雨量計算手段と、
    前記実行雨量計算手段によって計算された実効雨量が閾値を超えているか否かを判定する地滑り判定手段と、
    実効雨量が閾値を超えていると前記地滑り判定手段によって判定されると、実効雨量が閾値を超えているエリアに保守員が出動しているか否かを判定する保守員位置判定手段と、
    実効雨量が閾値を超えていると前記地滑り判定手段によって判定されると、実効雨量が閾値を超えているエリアに出動していると前記保守員位置判定手段によって判定された保守員の携帯端末に、警報を発報する発報手段と、
    地滑り地形分布図と前記情報処理装置に記憶された前記複数のエレベータ装置の位置情報とに基づいて地滑り地形に存在するエレベータ装置を特定し、特定したエレベータ装置の位置情報を前記記憶手段に記憶させる登録手段と、
    を備えたエレベータ監視システム。
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