JP2806203B2 - 壁パネル用シール材 - Google Patents

壁パネル用シール材

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JP2806203B2 JP12543293A JP12543293A JP2806203B2 JP 2806203 B2 JP2806203 B2 JP 2806203B2 JP 12543293 A JP12543293 A JP 12543293A JP 12543293 A JP12543293 A JP 12543293A JP 2806203 B2 JP2806203 B2 JP 2806203B2
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聡 稲垣
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築物の壁パネル用シー
ル材、特に壁パネルの縦目地を屋内側から裏打ちしてシ
ールするシール材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、コンクリート等より
なる多数のパネル材1を上下左右に配設して構成された
壁パネルにおいては、横目地2の屋外側には横一次シー
ル材5が設けられ、開口はコーキング材4でシールされ
ている。縦目地3も同様に、コーキング材および縦一次
シール材でシールされる。また横目地2の屋内側には横
二次シール材6が設けられる。
【0003】縦目地3の屋内側のシール手段としては、
図示のように、両側にチューブ状の中空シール部702
a,702bを備えた裏打ち用のシール材7を用いたも
のがある(実開平3−108706号)。そしてこのシ
ール材7は、図4に示すように、その裏側に接着テープ
71が貼着してあり、シール材7はこの接着テープ71
を介して建築物の骨柱9に固着される。
【0004】一方、壁パネル工事では、壁パネルの屋外
側面に沿う位置に足場が組まれる。この足場の倒れを防
ぐ手段としては一般に、図4に示すように、骨柱9に上
下方向に所定の間隔をおいて受金具部材10が突設して
あり、この受金具部材10をシール材7に形成した穴ま
たはスリット703を通して縦目地3内に突出させ、壁
パネルの外側からボルト11を螺結し、ボルト11の頭
部側で足場を支持固定する手段がとられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記横目地
2や縦目地3をシールするコーキング材4は長期使用で
材質が劣化すると亀裂が生じる。そして風圧等により壁
パネル内外の圧力差が大きいと、亀裂から入った雨水等
の水は縦横の一次シール材5に浸透し更に目地の屋内外
に至る。この水は最終的には、縦目地3については上記
裏打ちシール材7の中空シール部702a,702bで
止水されるのであるが、シール材7は止水の最終段階で
あるから、万全のシール性が要求される。
【0006】一方、上記受金具部材10については、上
記シール材7を骨柱9に下から上へと貼着してゆく過程
で、受金具部材10対応位置にナイフ等で穴またはスリ
ット703を形成し、これに受金具部材10を背面側か
ら差し込む。ところが、穴またはスリット703の形成
は、よほど注意して作業をしないと受金具部材10に対
して位置ずれしたり、また受金具部材10に対して傾斜
した方向に切込まれてしまうことがあり、作業が面倒で
ある。
【0007】そこで本発明は、壁パネルの縦目地から侵
入した水のシールの万全が確保され、かつ受金具部材差
込み用開口形成の作業性が改善された縦目地裏打ち用の
シール材を提供することを課題としてなされたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1および図
2、特に図2に示すように、基板部801の両側縁に中
空シール部802a,802bを備えた裏打ち用のシー
ル材8の幅方向中央に沿い、断面V字形に突出する一対
のシールリップ803a,803bを形成し、縦目地3
の屋内側の開口の左右両側をそれぞれ二重シールする構
造とする。更にV字形のシールリップ803a,803
bの根本又部沿いに溝804を形成する。そしてこの溝
804に、足場用等の受金具部材10を差込み貫通させ
るスリット805を形成する。
【0009】
【作用】縦目地3の両側がシールリップ803a,80
3bと、中空シール部802a,802bとで二重シー
ルされるから、止水の万全が確保される。かつシールリ
ップ803a,803bの根元又部の溝804に沿って
スリット805を設けることで位置ずれなく、作業性良
好に受金具部材10貫通用の開口を形成することができ
る。
【0010】
【実施例】図1に示すように多数のパネル材1で構成さ
れた壁パネルの横目地2には、屋外側にコーキング材4
および横一次シール材5が施され、屋内側に横二次シー
ル材6が施される。縦目地3の屋外側にも、横目地2と
同様に図略のコーキング材および縦一次シール材が施さ
れる。縦目地3の屋内側には、裏打ち用のシール材8が
設けられる。
【0011】裏打ち用のシール材8は図1および図2
(A)に示すように、帯状の基板部801の左右両側縁
にチューブ状の中空シール部802a,802bが形成
してあり、基板部801の幅方向中央沿いには、先端側
が開くように断面V字状に伸び出す一対のシールリップ
803a,803bが形成してある。更にシールリップ
803a,803bの根元又部にはこれに沿って溝80
4が形成してある。溝804の深さは、その底が基板部
801の表面位置ないしはそれよりも若干深くなる位置
としてある。
【0012】シール材8はゴムの押出成形体で、基板部
801はソリッドゴム、中空シール部802a,802
bおよびシールリップ803a,803bはスポンジゴ
ムからなる。基板部801の背面には両面接着テープ8
1が貼着してある。
【0013】シール材8は、図2(C)に示すように建
築物の骨柱9に縦目地3に沿って下から上方へと貼着さ
れる。そして、シールリップ803a,803bは縦目
地3をまたぐように伸び、先端が縦目地3の左右沿いに
パネル材1の内面に圧接され、更にその外側の左右位置
で、中空シール部802a,802bがパネル材1の内
面に圧接される。
【0014】骨柱9には上下方向に所定の間隔をおい
て、足場用の受金具としてのアングル部材10が突設し
てある。このアングル部材10を貫通させるため、シー
ル材8にはこれを骨柱9に下から上方へ貼着してゆく過
程で、アングル部材10に対応する位置に図2(B)に
示すように溝804に沿ってナイフ等でスリット805
を形成する。そして図2(C)に示すようにスリット8
05を拡開するようにして、基板部801の背面側から
前面側へアングル部材10を差込み貫通させ、縦目地3
内へ突出させる。アングル部材10にはねじ穴が設けて
あり、これに長尺のボルト11を屋外側から縦目地3に
挿入し、アングル部材10に螺結する。そしてこのボル
ト11にて壁パネルの屋外側に組立てられた足場を支持
固定せしめる。
【0015】縦横の目地にコーキング材およびシール材
を施すときには、足場の上段側から順次ボルト11をア
ングル部材10からはずし取り、目地のシール工事をす
る。
【0016】しかして、シール材8の基板部801にア
ングル部材10貫通用のスリット805を形成すると
き、これを溝804を利用して形成するのであるから、
スリット形成の位置決めに手間どらず、また位置ずれが
ない。更に溝804に沿って切り込むから、斜め方向に
それて切込まれることなく作業が容易である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の壁パネル
の縦目地裏打ち用のシール材は、縦目地をその左右で中
空シール部とシールリップとで二重にシールするから、
屋内への水漏れ防止の完全性が保証される。かつ、シー
ルリップの根元又部に溝を形成し、その溝を利用して受
金具部材貫通用の開口を形成するから、開口を受金具部
材に対して位置ずれなく、作業性容易に形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縦目地裏打ち用のシール材を設けた壁
パネルの斜視図である。
【図2】図2(A)は本発明の縦目地裏打ち用のシール
材の一般部の断面図、図2(B)は同シール材のスリッ
ト形成部の断面図、図2(C)は同シール材の足場用受
金具部材貫通部の取付状態断面図である。
【図3】従来の縦目地裏打ち用のシール材が設けられた
壁パネルの斜視図である。
【図4】従来の縦目地裏打ち用のシール材の足場用受金
具貫通部の断面図である。
【符号の説明】
1 パネル材 2 横目地 3 縦目地 7 従来のシール材 8 本発明のシール材 801 基板部 802a,802b 中空シール部 803a,803b シールリップ 804 溝 805 スリット 9 骨柱 10 受金具部材(アングル部材)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のパネル材で構成された建築物の壁
    パネルの縦目地を屋内側から裏打ちするシール材であっ
    て、縦目地に沿い建築物の骨柱に取付けられる基板部
    と、基板部の両側縁に沿ってチューブ状に形成され、縦
    目地の左右両側で壁パネルの内面に圧接される中空シー
    ル部を備えたシール材において、基板部の幅方向中央に
    沿い基板部から縦目地をまたぐように断面V字状に突出
    し、先端が上記両中空シール部の内側で壁パネルの内面
    に圧接する一対のシールリップを形成するとともに、両
    シールリップの根元又部沿いに溝を形成し、上記骨柱に
    上下方向に所定の間隔をおいて突設された足場用等の受
    金具部材に対応する位置で上記溝にスリットを形成し、
    該スリットにより上記受金具部材を基板部の背面側から
    前面側へ貫通せしめるようになした壁パネル用シール
    材。
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