JP2805650B2 - 円板型スライダ付ヘツド - Google Patents

円板型スライダ付ヘツド

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JP2805650B2 JP31453889A JP31453889A JP2805650B2 JP 2805650 B2 JP2805650 B2 JP 2805650B2 JP 31453889 A JP31453889 A JP 31453889A JP 31453889 A JP31453889 A JP 31453889A JP 2805650 B2 JP2805650 B2 JP 2805650B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハードデイスクを記録、再生するのに最適
な円板型スライダ付ヘツドに関するものである。
〔発明の概要〕
本発明は、ほぼ円板状に形成されたスライダのスライ
ダ面でスライダセンターの左右両側に、そのスライダ面
の前端縁から左右両側縁にかけて斜めに形成された2本
の傾斜溝を左右対称状に設け、上記スライダ面のスライ
ダセンター状の後方側に磁気ヘツドを取付けてある円板
型スライダ付ヘツドにおいて、2本の傾斜流内を流れる
空気流の空気剛性が、これらの傾斜溝の後端部側で高く
なるように構成することにより、ハードディスク等に対
するスライダの浮上安定性を確保できるようにしたもの
である。
〔従来の技術〕
本発明の出願人は、円板型スライダ付ヘツドの先願例
(特開昭63−200314号公報)を先に出願している。
この先願例の円板型スライダ付ヘツドは、第5図及び
第6図に示すように、円筒状の外周面1aを有し、円板状
に形成されたスライダ1のスライダ面2でスライダセン
ターPの左右両側に、そのスライダ面2の前端縁2aから
左右両側縁2bにかけて斜めに形成された2本の傾斜溝3
を左右対称状に設け、上記スライダ面2のスライダセン
ターP状の後方側(スライダ面2の後端縁2c側)に磁気
ヘツド4を取付けたものである。
この先願例によれば、矢印a方向に高速で回転駆動さ
れるフレキシブル磁気デイスク5にスライダ1のスライ
ダ面2を近接させて、磁気ヘツド4によつて所望の記
録、再生を行う際、フレキシブル磁気デイスク5の高速
回転によつて誘起されて矢印a方向に流れる空気流をス
ライダ面2下に沿つて矢印a′方向に流すと共に、両傾
斜溝3内に沿つて矢印a″方向に流すようにする。これ
により、スライダ1をフレキシブル磁気デイスク5に対
して微小の浮上量で安定して浮上させるようにしたもの
である。
なお、フレキシブル磁気デイスク5に対するスライダ
1の立上り特性は、第6図に示すように、スライダ面2
の前端縁2aの下部でフレキシブル磁気デイスク5にうね
り5aを発生させることによつて得ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、先願例においては、第5図に示すように、
矢印a方向に流れる空気流の一部は、スライダ1の外周
面1aに沿つても矢印a方向に流れる。そこで、スライ
ダ1の矢印a方向の空気流に対する上流側の正面を0゜
とし、その反対側を180゜とし、これらの中間を90゜と
して、スライダ1の外周の空気の圧力分布を測定したと
ころ、第7図に示すように、ほぼ45゜〜180゜の領域が
負圧領域となつている。
そして、この先願例の円板型スライダ付ヘツドをハー
ドデイスクに適用したところ、上記ほぼ45゜〜180゜の
負圧領域の影響によつて、スライダ1にピツチングやロ
ーリングといつた振動が発生し易く、スライダ1の立上
り特性も悪いことが判明した。
本発明は、ハードデイスク等に対するスライダの浮上
安定性を確保できるようにした円板型スライダ付ヘツド
を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の円板型スライダ
付ヘツドは、スライダのスライダ面に設けた上記2本の
傾斜溝の溝巾を上記スライダ面の前端縁側である前端部
から左右両側縁側である後端部に向つて次第に狭く構成
したものである。
〔作 用〕
上記のように構成された円板型スライダ付ヘツドによ
れば、2本の傾斜溝の溝巾が後端部側で狭くなつている
ために、これら2本の傾斜構内を流れる空気流の空気剛
性が傾斜溝の後端部側で高くなる。この結果、スライダ
面の左右両側縁近傍の負圧領域の圧力を高めることがで
きる。
〔実施例〕
以下、本発明をハードデイスクに適用する円板型スラ
イダ付ヘツドの一実施例を第1図〜第4図を参照して説
明する。なお、第5図〜第7図に示した先願例と同一構
造部には同一の符号を付して重複説明を省略する。
まず、スライダ1はアルチツク材(セラミツク材)等
によつて成形されたものであり、スライダ面2や両傾斜
溝3等の表面粗さは0.04μmの高精度に保たれている。
そして、両傾斜溝3の溝巾を、スライダ面2の前端縁
2a側である前端部3aで最大の溝巾W1となり、スライダ面
2の左右両側縁2b側である後端部3bで最小の溝巾W2とな
るように、その溝巾を前端部3aから後端部3bに向つて次
第に狭く構成している。
また、スライダ面2の前端縁2aから左右両側縁2bにか
けて、両傾斜溝3の左右両側に沿つて左右一対のテーパ
ー面7を形成したものである。なお、両テーパー面7は
スライダ面2に対して1゜〜8゜程度が好ましい。
以上のように構成した円板型スライダ付ヘツドをハー
ドデイスク8に適用すると、前述したフレキシブル磁気
デイスク5と同様に、ハードデイスク8の矢印a方向へ
の高速回転によつて誘起された空気流が、スライダ面2
下に沿つて矢印a′方向に流れると共に、両傾斜溝3内
に沿つて矢印a″方向に流れる。また、スライダ1の外
周面1aに沿つても矢印a方向に流れる。
しかし、2本の傾斜溝3の溝巾が後端部3b側で狭くな
つているために、これら2本の傾斜溝3内を流れる空気
流の空気剛性が傾斜溝3の後端部3b側で高くなる。この
結果、第7図で示したように、ほぼ45゜〜180゜の負圧
領域のほぼ90゜近傍に臨まれているスライダ面2の左右
両側縁2bの近傍の負圧領域の圧力を高めることができ
る。
従つて、スライダ1にピツチングやローリングといつ
た振動が発生せず、ハードデイスク8に対するスライダ
1の浮上安定性を確保できて、スライダ1をサスペンシ
ョン6に抗してハードデイスク8に対して極めて安定さ
せて状態に浮上させることができる。また、第4図に示
すように、スライダ1はスライダ面2の前端縁2a側が後
端縁2c側に比べて高くなるような後傾姿勢でハードデイ
スク8に対して安定して浮上されることになり、ハード
デイスク8に対するスライダ1の立上り特性も良好であ
る。
しかも、スライダ面2に設けられたテーパー面7に作
用する静圧によつて、スライダ面2の前端縁2a側に第4
図に矢印b方向の揚力を積極的に作用させることができ
るので、ハードデイスク8に対するスライダ1の立上り
特性は特に良好である。また、両テーパー面7に作用す
る静圧は、スライダ1のピツチングやローリング、或い
はヨーイングも効果的に抑制する効果がある。
以上、本発明の実施例に付き述べたが、本発明は上記
実施例に限定されることなく、本発明の技術的思想に基
づいて、各種の有効な変更が可能である。
〔発明の効果〕
本発明は、上述のとおり、スライダ面の2本の傾斜溝
内を流れる空気流の空気剛性が傾斜溝の後端側で高くな
るようにして、スライダ面の左右両側縁近傍の負圧領域
の圧力を高めることができるようにした円板型スライダ
付ヘツドであるから、この円板型スライダ付ヘツドをハ
ードデイスク等に適用しても、スライダにピツチングや
ローリングといつた振動が発生せず、ハードデイスク等
に対するスライダの浮上安定性を確保できると共に、ハ
ードデイスク等に対するスライダの立上り特性も良くな
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示したものであつ
て、第1図は円板型スライダ付ヘツド全体の斜視図、第
2図は円板型スライダ付ヘツド全体の下面図、第3図は
円板型スライダ付ヘツド全体の正面図、第4図は円板型
スライダ付ヘツドの浮上姿勢を示す側面図である。 第5図は先願例の下面図、第6図は先願例の浮上姿勢を
示す側面図、第7図はスライダの圧力分布を示す特性図
である。 また、図面に用いられている符号において、 1……スライダ 2……スライダ面 2a……スライダ面の前端縁 2b……スライダ面の左右両側縁 3……傾斜溝 3a……傾斜溝の前端部 3b……傾斜溝の後端部 4……磁気ヘツド 7……テーパー面 8……ハードデイスク P……スライダセンター W1,W2……溝巾 矢印aa′a″……空気流 である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ円板状に形成されたスライダのスライ
    ダ面でスライダセンターの左右両側に、そのスライダ面
    の前端縁から左右両側縁にかけて斜めに形成された2本
    の傾斜溝を左右対称状に設け、上記スライダ面のスライ
    ダセンター上の後方側に磁気ヘツドを取付けてある円板
    型スライダ付ヘツドにおいて、 上記2本の傾斜溝の溝巾を上記スライダ面の前端縁側で
    ある前端部から左右両側縁側である後端部に向つて次第
    に狭く構成したことを特徴とする円板型スライダ付ヘツ
    ド。
JP31453889A 1989-12-04 1989-12-04 円板型スライダ付ヘツド Expired - Fee Related JP2805650B2 (ja)

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