JP2804904B2 - 油圧式トルクレンチの打撃トルク発生装置 - Google Patents

油圧式トルクレンチの打撃トルク発生装置

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JP2804904B2
JP2804904B2 JP7086393A JP8639395A JP2804904B2 JP 2804904 B2 JP2804904 B2 JP 2804904B2 JP 7086393 A JP7086393 A JP 7086393A JP 8639395 A JP8639395 A JP 8639395A JP 2804904 B2 JP2804904 B2 JP 2804904B2
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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B21/00Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose
    • B25B21/02Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose with means for imparting impact to screwdriver blade or nut socket

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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
  • Actuator (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧式トルクレンチの
打撃トルク発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トルクレンチの打撃トルク発生装置とし
て、騒音と振動が小さい油圧式の打撃トルク発生装置を
使用した油圧式トルクレンチが、開発され、実用化され
るに至っている。図21は、この油圧式トルクレンチの
一例を示したもので、この油圧式トルクレンチ1は、高
圧空気の供給、停止を行うメインバルブ2と正逆回転の
打撃トルクを選択的に発生させるための正逆回転切換バ
ルブ3を有し、このバルブ2,3から送気される高圧空
気により回転トルクを発生するロータ4を駆動する。そ
して、ロータ4の回転トルクを打撃トルクに変換する油
圧式の打撃トルク発生装置5を油圧式トルクレンチ1の
先端部に突設されたフロントケース6内に設けるようし
ている。この油圧式の打撃トルク発生装置5は、ライナ
ーケース7内にライナー8を設け、このライナー8内に
作動油を充填密閉し、ライナー8内に同軸に嵌挿した主
軸9に1個又は複数個の羽根挿入溝を設け、この羽根挿
入溝内に羽根Bを嵌挿し、この羽根BをばねSにて常時
主軸外周方向に付勢してライナー8の内周面に当接する
とともに、主軸9の外周面に1個又は複数個のシール面
を形成する。また、ライナー8には、打撃トルクの大き
さを調整する出力調整機構10を設ける。そして、ロー
タ4によりライナー8を回転させることにより、ライナ
ー8の内周面に形成した複数個のシール面と主軸9の外
周面に形成したシール面及び羽根Bとが合致したとき、
主軸9に打撃トルクを発生させるものである。
【0003】ところで、従来の油圧式トルクレンチの打
撃トルク発生装置の場合、主軸9に1個又は複数個の羽
根挿入溝を設け、この羽根挿入溝内に羽根Bを嵌挿し、
この羽根BをばねSにて常時主軸外周方向に付勢してラ
イナー8の内周面に当接する構成を採用しているため、
羽根Bの先端とライナー8の内周面との摺動抵抗による
エネルギ損失が大きく、またこの摺動により発生する摩
擦熱により作動油の温度が上昇し、作動油の粘度変化に
よりトルクレンチの出力が変動するという問題点を有し
ていた。また、主軸9に羽根挿入溝やばねSを挿入する
穴を設ける必要があることから、主軸9の強度を維持す
るため、主軸9の径を大きくしなければならず、これに
伴い装置自体が大形化し、かつ装置の構造も複雑になる
とともに、ばねSの破損等、装置の耐久性にも問題点を
有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
油圧式トルクレンチの打撃トルク発生装置の有する問題
点に鑑み、油圧式トルクレンチの打撃トルク発生装置か
らばねSにて常時主軸外周方向に付勢する羽根Bを無く
すことによって、摺動抵抗が小さくエネルギ効率がよ
く、作動油の温度上昇が少なく安定した出力が得られ、
小形で、構造が簡単で、かつ耐久性を有する油圧式トル
クレンチの打撃トルク発生装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1発明の油圧式トルクレンチの打撃トルク発生
装置は、ライナーの内部に作動油が充填される形式の油
圧式トルクレンチの打撃トルク発生装置において、内部
に作動油が充填される空洞部と2個1組で4以上の偶数
2n個のシール面を有し、ロータにより回動されるライ
ナーと、2以上のn個の突起部を有し、前記ライナーの
内部に同軸に配設される主軸と、両端部近傍に前記ライ
ナーのシール面に対応する2つのシール面を有し、前記
作動油が充填されるライナーの空洞部に嵌挿される2以
上のn個のドライビングブレードとからなり、ライナー
のシール面とドライビングブレードのシール面が合致す
ることにより、ドライビングブレードによって、ライナ
ーの内部を高圧室と低圧室とに区画して、主軸に打撃ト
ルクを発生させることを要旨とする。
【0006】また、本第2発明の油圧式トルクレンチの
打撃トルク発生装置は、第1発明の油圧式トルクレンチ
の打撃トルク発生装置において、ライナーの2個1組の
シール面を各シール面が相互に360/n度回転対称と
なる位置に形成することにより、ライナーの1回転につ
きn回の打撃トルクを主軸に発生させるようにしてなる
ことを要旨とする。
【0007】また、本第3発明の油圧式トルクレンチの
打撃トルク発生装置は、第1発明の油圧式トルクレンチ
の打撃トルク発生装置において、ライナーの2個1組の
シール面を各シール面が相互に360/n度回転対称と
なる位置に形成するとともに、ライナー蓋体の内面及び
該ライナー蓋体と摺接するドライビングブレードの側面
に作動油を逃がす溝を形成することにより、ライナーの
1回転につき1回の打撃トルクを主軸に発生させるよう
にしてなることを要旨とする。
【0008】また、本第4発明の油圧式トルクレンチの
打撃トルク発生装置は、第1発明の油圧式トルクレンチ
の打撃トルク発生装置において、ライナーの2個1組の
シール面を各シール面が相互に360/n度回転非対称
となる位置に形成することにより、ライナーの1回転に
つき1回の打撃トルクを主軸に発生させるようにしてな
ることを要旨とする。
【0009】また、本第5発明の油圧式トルクレンチの
打撃トルク発生装置は、第1発明の油圧式トルクレンチ
の打撃トルク発生装置において、ライナーの2個1組の
シール面を各シール面が相互に360/n度回転対称と
なる位置に形成するとともに、ライナー蓋体の内面にラ
イナーの回転軸と偏心させてガイド溝を形成し、ライナ
ー蓋体と摺接するドライビングブレードの側面にガイド
溝に嵌挿するピンを形成することにより、ライナーの1
回転につき1回の打撃トルクを主軸に発生させるように
してなることを要旨とする。
【0010】
【作用】本第1発明の油圧式トルクレンチの打撃トルク
発生装置は、ロータによりライナーを回転させることに
より、ライナーの内周面に形成した複数個のシール面と
ドライビングブレードの両端部近傍に形成したシール面
とが合致したとき、ドライビングブレードによって、ラ
イナーの内部を高圧室と低圧室とに区画して、主軸に打
撃トルクを発生させる。
【0011】本第2発明の油圧式トルクレンチの打撃ト
ルク発生装置は、ロータによりライナーを回転させるこ
とにより、ライナーの内周面に360/n度回転対称と
なる位置に形成した複数個のシール面とドライビングブ
レードの両端部近傍に形成したシール面とをライナーの
1回転につきn回合致させ、このとき、主軸にライナー
の1回転につきn回の打撃トルクを発生させる。
【0012】本第3発明の油圧式トルクレンチの打撃ト
ルク発生装置は、ロータによりライナーを回転させるこ
とにより、ライナーの内周面に360/n度回転対称と
なる位置に形成した複数個のシール面とドライビングブ
レードの両端部近傍に形成したシール面とをライナーの
1回転につきn回合致させ、このうちの1回を除きライ
ナー蓋体の内面及び該ライナー蓋体と摺接するドライビ
ングブレードの側面に形成した溝から作動油を逃がすこ
とにより、主軸にライナーの1回転につき1回の打撃ト
ルクを発生させる。
【0013】本第4発明の油圧式トルクレンチの打撃ト
ルク発生装置は、ロータによりライナーを回転させるこ
とにより、ライナーの内周面に360/n度回転非対称
となる位置に形成した複数個のシール面とドライビング
ブレードの両端部近傍に形成したシール面とをライナー
の1回転につき1回合致させ、このとき、主軸にライナ
ーの1回転につき1回の打撃トルクを発生させる。
【0014】本第5発明の油圧式トルクレンチの打撃ト
ルク発生装置は、ロータによりライナーを回転させるこ
とにより、ライナーの内周面に360/n度回転対称と
なる位置に形成した複数個のシール面とドライビングブ
レードの両端部近傍に形成したシール面とをライナー蓋
体の内面にライナーの回転軸と偏心させて形成したガイ
ド溝に嵌挿したドライビングブレードのピンによってド
ライビングブレードの動きを規制することにより、ライ
ナーの1回転につき1回合致させ、このとき、主軸にラ
イナーの1回転につき1回の打撃トルクを発生させる。
【0015】
【実施例】以下本発明の油圧式トルクレンチの打撃トル
ク発生装置を図示の実施例に基づいて説明する。図1〜
図6は、本発明の油圧式トルクレンチの打撃トルク発生
装置の第1実施例を示す。本実施例の油圧式トルクレン
チ自体の基本構造は、図15に示す従来の油圧式トルク
レンチと同じもので、この油圧式トルクレンチ1は、高
圧空気の供給、停止を行うメインバルブ2と正逆回転の
打撃トルクを選択的に発生させるための正逆回転切換バ
ルブ3を有し、このバルブ2,3から送気される高圧空
気により回転トルクを発生するロータ4を駆動する。そ
して、ロータ4の回転トルクを打撃トルクに変換する油
圧式の打撃トルク発生装置5を油圧式トルクレンチ1の
先端部に突設されたフロントケース6内に設けるようし
ている。
【0016】本実施例の油圧式の打撃トルク発生装置5
は、ライナーケース7内にライナー11を設け、このラ
イナー11内に作動油を充填密閉し、ライナー11内に
同軸に主軸9を嵌挿する。
【0017】主軸9を嵌挿するライナー11には、内部
に略楕円形状の空洞部を形成し、その内周面に山形状に
2個1組で4個のシール面11a,11bを形成し、こ
の2個1組のシール面、すなわち、シール面11aとシ
ール面11bとを、180度回転対称となる位置に形成
する。この円筒状のライナー11は、その外周をライナ
ーケース7にて支持し、ライナー11の両端にライナー
上蓋12及びライナー下蓋13を配設し、ライナー11
とライナー上蓋12及びライナー下蓋13とは、ライナ
ー11に設けたピン穴とライナー上蓋12及びライナー
下蓋13にそれぞれ設けたピン穴12a,13aにノッ
クピン17を挿入することにより、一体化して回動する
ように構成する。そして、ライナー上蓋12をさらにラ
イナーケース蓋7aで軸方向に固定して、ライナー11
の内部に充填される作動油を密封するようになってい
る。
【0018】ライナー11の内部に同軸に配設される主
軸9には、表面をなめらかな形状に形成した2個の突起
部15a,15bを180度回転対称となる位置に形成
する。 この主軸9の2個の突起部15a,15bは、
軸方向及び周方向の長さをライナー11の内部の空洞部
よりいずれも短く形成することにより、軸方向の両端及
び周方向の先端に作動油の流通する通路を形成するよう
に構成する。
【0019】ライナー11の内部に形成され、主軸9の
突起部15a,15bによって区画された空洞部内に、
表面をなめらかな形状に形成した断面略三角形状で同じ
大きさの2個のドライビングブレード14a,14bを
嵌挿する。この2個のドライビングブレード14a,1
4bは、ドライビングブレード14a,14bの側面が
ライナー上蓋12及びライナー下蓋13の内面と摺接す
るように軸方向の長さをライナー11の内部の空洞部と
ほぼ同じ長さに形成するとともに、その両端部近傍にラ
イナー11のシール面11a,11bに対応するシール
面を形成し、ライナー11の1回転につきライナー11
のシール面11a,11bとドライビングブレード14
a,14bのシール面が2回合致するように構成する。
【0020】ライナー11の外周面には、ドライビング
ブレード14a,14bとライナー11のシール面11
a,11bとによって区画されるライナー11の内部の
低圧室Lとなる空洞部を相互に連通する連通溝16を設
ける。
【0021】また、ライナー11には、ライナー11の
軸心に平行に打撃トルクの大きさを調整する出力調整機
構10を設ける。この出力調整機構10は、従来公知の
もので、ドライビングブレード14a,14bとライナ
ー11のシール面11a,11bとによって区画される
ライナー11の内部の高圧室Hとなる空洞部と低圧室L
となる空洞部を連通するポート10a,10bと、ライ
ナー下蓋13に設けたネジ孔13bに可調整的に螺合す
る出力調整弁10cとで構成する。
【0022】なお、上記第1実施例は、ライナー11に
設けた2個1組で4個のシール面11a,11bと、主
軸9に設けた2個の突起部15a,15bと、2個のド
ライビングブレード14a,14bとで打撃トルク発生
装置5を構成しているが、ライナーに設けるシール面の
個数等はこれに限定されず、打撃トルク発生装置を、ラ
イナーに設ける2個1組で6以上の偶数2n個のシール
面と、主軸に設ける3以上のn個の突起部と、3以上の
n個のドライビングブレードとで構成することができ、
これにより主軸にライナーの1回転につきn回の打撃ト
ルクを発生させることができる。
【0023】次に、上記第1実施例の油圧式トルクレン
チの打撃トルク発生装置5の作動について説明する。ま
ず、メインバルブ2及び切換バルブ3を操作して高圧空
気を本体1内のロータ室へ導入するとロータ4は高速で
回転する。このロータの回転力はライナー11に伝達さ
れる。
【0024】ライナー11の回転により、ライナーケー
ス7の内部は、図6(a)→(b)→(c)→(d)→
(a)・・・のとおり変化する。図6(a)は、主軸9
に打撃トルクが発生していない状態を示し、これよりラ
イナー11が略90度ずつ回転した状態を(b)、
(c)及び(d)に示す。
【0025】主軸9に打撃トルクが発生するのは、図6
(b)及び(d)に示すときで、ライナー11のシール
面11a,11bとドライビングブレード14a,14
bのシール面が合致し、ライナー11の内部の空洞部は
4室に分けられ、ライナー11の内部の空洞部の形状か
ら、主軸9に打撃トルクが発生する瞬間、高圧室H側の
体積は減少し、低圧室L側の体積は増加し、それぞれの
室は高圧室Hと低圧室Lになる。すなわち、ロータ4に
よってライナー11を回転させ、ライナー11のシール
面11a,11bとドライビングブレード14a,14
bのシール面が合致する位置まで来ると、それぞれの室
は高圧室Hと低圧室Lになるとともに、ドライビングブ
レード14a,14bが低圧室L側に押されることによ
り、ライナー11のシール面11a,11bとドライビ
ングブレード14a,14bのシール面が合致し、ライ
ナー11の内部の空洞部が完全に封止状態になって、ラ
イナー11の回転力がドライビングブレード14a,1
4bを介して主軸9の突起部15a,15bに作用し、
主軸9に打撃トルクを発生させる。そして、このライナ
ー11の1回転につき2回、間欠的に発生する打撃トル
クによって主軸9を回転させ、ボルト、ナットの締付
け、緩め等の所望の作業を行うものである。
【0026】一方、図6(a)及び(c)に示すとき
は、ライナー11のシール面11a,11bとドライビ
ングブレード14a,14bのシール面が合致する位置
まで来ると、それぞれの室は瞬時、高圧室Hと低圧室L
になるが、ドライビングブレード14a,14bが低圧
室L側に押されることにより、ライナー11のシール面
11a,11bとドライビングブレード14a,14b
のシール面が合致せず、ライナー11の内部の空洞部が
封止状態とならずに高圧室H側の作動油が両シール面の
間隙を通って低圧室L側に流れることから、主軸9に打
撃トルクは発生しない。
【0027】なお、ロータ4を逆方向に回転した場合に
は、ライナーケース7の内部は、図6(d)→(c)→
(b)→(a)→(d)・・・のとおり変化し、主軸9
に先とは逆方向の打撃トルクを発生させることができ
る。
【0028】図7〜図12は、本発明の油圧式トルクレ
ンチの打撃トルク発生装置の第2実施例を示す。本実施
例の基本構造は、上記第1実施例と同じものである。
【0029】本実施例の油圧式の打撃トルク発生装置5
は、ライナーケース7内にライナー21を設け、このラ
イナー21内に作動油を充填密閉し、ライナー21内に
同軸に主軸9を嵌挿する。
【0030】主軸9を嵌挿するライナー21には、内部
に略楕円形状の空洞部を形成し、その内周面に山形状に
2個1組で4個のシール面21a,21bを形成し、こ
の2個1組のシール面、すなわち、シール面21aとシ
ール面21bとを、180度回転対称となる位置に形成
する。この円筒状のライナー21は、その外周をライナ
ーケース7にて支持し、ライナー21の両端にライナー
上蓋22及びライナー下蓋23を配設し、ライナー21
とライナー上蓋22及びライナー下蓋23とは、ライナ
ー21に設けたピン穴とライナー上蓋22及びライナー
下蓋23にそれぞれ設けたピン穴22a,23aにノッ
クピン27を挿入することにより、一体化して回動する
ように構成する。そして、ライナー上蓋22をさらにラ
イナーケース蓋7aで軸方向に固定して、ライナー21
の内部に充填される作動油を密封するようになってい
る。また、ライナー上蓋22及びライナー下蓋23の内
面には、作動油を逃がす溝28a,28bを所定位置に
形成する。
【0031】ライナー21の内部に同軸に配設される主
軸9には、表面をなめらかな形状に形成した2個の突起
部25a,25bを180度回転対称となる位置に形成
する。この主軸9の2個の突起部25a,25bは、軸
方向及び周方向の長さをライナー21の内部の空洞部よ
りいずれも短く形成することにより、軸方向の両端及び
周方向の先端に作動油の流通する通路を形成するように
構成する。
【0032】ライナー21の内部に形成され、主軸9の
突起部25a,25bによって区画された空洞部内に、
表面をなめらかな形状に形成した断面略三角形状で同じ
大きさの2個のドライビングブレード24a,24bを
嵌挿する。この2個のドライビングブレード24a,2
4bは、ドライビングブレード24a,24bの側面が
ライナー上蓋22及びライナー下蓋23の内面と摺接す
るように軸方向の長さをライナー21の内部の空洞部と
ほぼ同じ長さに形成し、その両端部近傍にライナー21
のシール面21a,21bに対応するシール面を形成す
るとともに、ドライビングブレード24a,24bの両
側面に作動油を逃がす溝29a,29bを形成し、ライ
ナー21の1回転につきライナー21のシール面21
a,21bとドライビングブレード24a,24bのシ
ール面が2回合致し、このうちの1回は、ライナー上蓋
22及びライナー下蓋23の内面に形成した溝28a,
28b及びドライビングブレード24a,24bの両側
面に形成した溝29a,29bから作動油を逃がすこと
により、主軸9にライナー21の1回転につき1回の打
撃トルクを発生するように構成する。
【0033】なお、本実施例においては、作動油を逃が
す溝28a,28bをライナー上蓋22及びライナー下
蓋23の両内面に形成したが、この溝は、ライナー上蓋
22又はライナー下蓋23のいずれか一方側にのみ設け
るようにしてもよく、この場合には、ドライビングブレ
ード24a,24bの対応する一側面に作動油を逃がす
溝を形成する。
【0034】ライナー21の外周面には、ドライビング
ブレード24a,24bとライナー21のシール面21
a,21bとによって区画されるライナー21の内部の
低圧室Lとなる空洞部を相互に連通する連通溝26を設
ける。
【0035】また、ライナー21には、ライナー21の
軸心に平行に打撃トルクの大きさを調整する出力調整機
構10を設ける。この出力調整機構10は、従来公知の
もので、ドライビングブレード24a,24bとライナ
ー21のシール面21a,21bとによって区画される
ライナー21の内部の高圧室Hとなる空洞部と低圧室L
となる空洞部を連通するポート10a,10bと、ライ
ナー下蓋23に設けたネジ孔23bに可調整的に螺合す
る出力調整弁10cとで構成する。
【0036】なお、上記第2実施例は、ライナー21に
設けた2個1組で4個のシール面21a,21bと、主
軸9に設けた2個の突起部25a,25bと、2個のド
ライビングブレード24a,24bとで打撃トルク発生
装置5を構成しているが、ライナーに設けるシール面の
個数等はこれに限定されず、打撃トルク発生装置を、ラ
イナーに設ける2個1組で6以上の偶数2n個のシール
面と、主軸に設ける3以上のn個の突起部と、3以上の
n個のドライビングブレードとで構成することができ、
これにより主軸にライナーの1回転につき1回の打撃ト
ルクを発生させながら、より大きな打撃トルクを得るこ
とができる。この場合において、ライナー上蓋及びライ
ナー下蓋の内面の適宜の位置に、適宜の形状及び適宜の
個数の作動油を逃がす溝を形成することにより、主軸に
ライナーの1回転につき適宜の回数の打撃トルクを発生
させるようにすることができる。
【0037】次に、上記第2実施例の油圧式トルクレン
チの打撃トルク発生装置5の作動について説明する。ま
ず、メインバルブ2及び切換バルブ3を操作して高圧空
気を本体1内のロータ室へ導入するとロータ4は高速で
回転する。このロータの回転力はライナー21に伝達さ
れる。
【0038】ライナー21の回転により、ライナーケー
ス7の内部は、図12(a)→(b)→(c)→(d)
→(a)・・・のとおり変化する。図12(a)は、主
軸9に打撃トルクが発生していない状態を示し、これよ
りライナー21が略90度ずつ回転した状態を(b)、
(c)及び(d)に示す。
【0039】主軸9に打撃トルクが発生するのは、図1
2(b)に示すときで、ライナー21のシール面21
a,21bとドライビングブレード24a,24bのシ
ール面が合致し、ライナー21の内部の空洞部は4室に
分けられ、ライナー21の内部の空洞部の形状から、主
軸9に打撃トルクが発生する瞬間、高圧室H側の体積は
減少し、低圧室L側の体積は増加し、それぞれの室は高
圧室Hと低圧室Lになる。すなわち、ロータ4によって
ライナー21を回転させ、ライナー21のシール面21
a,21bとドライビングブレード24a,24bのシ
ール面が合致する位置まで来ると、それぞれの室は高圧
室Hと低圧室Lになるとともに、ドライビングブレード
24a,24bが低圧室L側に押されることにより、ラ
イナー21のシール面21a,21bとドライビングブ
レード24a,24bのシール面が合致し、ライナー2
1の内部の空洞部が完全に封止状態になって、ライナー
21の回転力がドライビングブレード24a,24bを
介して主軸9の突起部25a,25bに作用し、主軸9
に打撃トルクを発生させる。そして、このライナー21
の1回転につき1回、間欠的に発生する打撃トルクによ
って主軸9を回転させ、ボルト、ナットの締付け、緩め
等の所望の作業を行うものである。
【0040】一方、図12(d)に示すときは、ライナ
ー21のシール面21a,21bとドライビングブレー
ド24a,24bのシール面が合致するが、高圧室H側
の作動油がライナー上蓋22及びライナー下蓋23に形
成した作動油を逃がす溝28a,28bからドライビン
グブレード24a,24bの両側面に形成した作動油を
逃がす溝29a,29bを通って低圧室L側に流れてラ
イナー21の内部の空洞部が封止状態とならないことか
ら、主軸9に打撃トルクは発生しない。
【0041】また、図12(a)及び(c)に示すとき
は、ライナー21のシール面21a,21bとドライビ
ングブレード24a,24bのシール面が合致する位置
まで来ると、それぞれの室は瞬時、高圧室Hと低圧室L
になるが、ドライビングブレード24a,24bが低圧
室L側に押されることにより、ライナー21のシール面
21a,21bとドライビングブレード24a,24b
のシール面が合致せず、ライナー21の内部の空洞部が
封止状態とならずに高圧室H側の作動油が両シール面の
間隙を通って低圧室L側に流れることから、主軸9に打
撃トルクは発生しない。なお、この場合、高圧室H側の
作動油の一部は、ドライビングブレード24a,24b
の両側面に形成した作動油を逃がす溝29a,29bか
らライナー上蓋22及びライナー下蓋23に形成した作
動油を逃がす溝28a,28bを通って低圧室L側に流
れる。
【0042】なお、ロータ4を逆方向に回転した場合に
は、ライナーケース7の内部は、図12(d)→(c)
→(b)→(a)→(d)・・・のとおり変化し、主軸
9に先とは逆方向の打撃トルクを発生させることができ
る。
【0043】図13〜図14は、本発明の油圧式トルク
レンチの打撃トルク発生装置の第3実施例を示す。本実
施例の基本構造は、上記第1実施例と同じものである。
【0044】本実施例の油圧式の打撃トルク発生装置5
は、ライナーケース7内にライナー31を設け、このラ
イナー31内に作動油を充填密閉し、ライナー31内に
同軸に主軸9を嵌挿する。
【0045】主軸9を嵌挿するライナー31には、内部
に略楕円形状の空洞部を形成し、その内周面に山形状に
2個1組で4個のシール面31a,31bを形成し、こ
の2個1組のシール面、すなわち、シール面31aとシ
ール面31bとを、180度回転非対称となる位置に形
成する。この円筒状のライナー31は、その外周をライ
ナーケース7にて支持し、ライナー31の両端にライナ
ー上蓋32及びライナー下蓋33を配設し、ライナー3
1とライナー上蓋32及びライナー下蓋33とは、ライ
ナー31に設けたピン穴とライナー上蓋32及びライナ
ー下蓋33にそれぞれ設けたピン穴32a,33aにノ
ックピン37を挿入することにより、一体化して回動す
るように構成する。そして、ライナー上蓋32をさらに
ライナーケース蓋7aで軸方向に固定して、ライナー3
1の内部に充填される作動油を密封するようになってい
る。
【0046】ライナー31の内部に同軸に配設される主
軸9には、表面をなめらかな形状に形成した2個の突起
部35a,35bを180度回転対称となる位置に形成
する。 この主軸9の2個の突起部35a,35bは、
軸方向及び周方向の長さをライナー31の内部の空洞部
よりいずれも短く形成することにより、軸方向の両端及
び周方向の先端に作動油の流通する通路を形成するよう
に構成する。
【0047】ライナー31の内部に形成され、主軸9の
突起部35a,35bによって区画された空洞部内に、
表面をなめらかな形状に形成した断面略三角形状で異な
る大きさの2個のドライビングブレード34a,34b
を嵌挿する。本実施例においては、一方のドライビング
ブレード34aを他方のドライビングブレード34bよ
り大きな形状に形成している。この2個のドライビング
ブレード34a,34bは、ドライビングブレード34
a,34bの側面がライナー上蓋32及びライナー下蓋
33の内面と摺接するように軸方向の長さをライナー3
1の内部の空洞部とほぼ同じ長さに形成するとともに、
その両端部近傍にライナー31のシール面31a,31
bに対応するシール面を形成し、ライナー31の1回転
につきライナー31のシール面31a,31bとドライ
ビングブレード34a,34bのシール面が1回合致
し、主軸9にライナー31の1回転につき1回の打撃ト
ルクを発生するように構成する。
【0048】なお、本実施例においては、ライナー31
の内周面に2個1組で4個のシール面31a,31bを
180度回転非対称となる位置に形成するとともに、一
方のドライビングブレード34aを他方のドライビング
ブレード34bより大きな形状に形成することによっ
て、ライナー31の1回転につきライナー31のシール
面31a,31bとドライビングブレード34a,34
bのシール面が1回合致し、主軸9にライナー31の1
回転につき1回の打撃トルクを発生するように構成して
いるが、これに代えて、シール面の形状を面対称のクラ
ンク形状としたり、傾斜線形状としたり、V字形状等、
ライナーの1回転につきライナーのシール面とドライビ
ングブレードのシール面が1回合致する形状に構成する
ことにより、主軸にライナーの1回転につき1回の打撃
トルクを発生するようにすることができる。
【0049】ライナー31の外周面には、ドライビング
ブレード34a,34bとライナー31のシール面31
a,31bとによって区画されるライナー31の内部の
低圧室Lとなる空洞部を相互に連通する連通溝36を設
ける。
【0050】また、ライナー31には、ライナー31の
軸心に平行に打撃トルクの大きさを調整する出力調整機
構10を設ける。この出力調整機構10は、従来公知の
もので、ドライビングブレード34a,34bとライナ
ー31のシール面31a,31bとによって区画される
ライナー31の内部の高圧室Hとなる空洞部と低圧室L
となる空洞部を連通するポート10a,10bと、ライ
ナー下蓋33に設けたネジ孔33bに可調整的に螺合す
る出力調整弁10cとで構成する。
【0051】なお、上記第3実施例は、ライナー31に
設けた2個1組で4個のシール面31a,31bと、主
軸9に設けた2個の突起部35a,35bと、2個のド
ライビングブレード34a,34bとで打撃トルク発生
装置5を構成しているが、ライナーに設けるシール面の
個数等はこれに限定されず、打撃トルク発生装置を、ラ
イナーに設ける2個1組で6以上の偶数2n個のシール
面と、主軸に設ける3以上のn個の突起部と、3以上の
n個のドライビングブレードとで構成することができ、
これにより主軸にライナーの1回転につき1回の打撃ト
ルクを発生させながら、より大きな打撃トルクを得るこ
とができる。この場合において、ライナーのシール面と
ドライビングブレードを適宜の形状に形成することによ
り、主軸にライナーの1回転につきライナーのシール面
とドライビングブレードのシール面が適宜の回数合致す
るようにして、適宜の回数の打撃トルクを発生させるよ
うにすることができる。
【0052】次に、上記第3実施例の油圧式トルクレン
チの打撃トルク発生装置5の作動について説明する。ま
ず、メインバルブ2及び切換バルブ3を操作して高圧空
気を本体1内のロータ室へ導入するとロータ4は高速で
回転する。このロータの回転力はライナー31に伝達さ
れる。
【0053】ライナー31の回転により、ライナーケー
ス7の内部は、図14(a)→(b)→(c)→(d)
→(a)・・・のとおり変化する。図14(a)は、主
軸9に打撃トルクが発生していない状態を示し、これよ
りライナー31が略90度ずつ回転した状態を(b)、
(c)及び(d)に示す。
【0054】主軸9に打撃トルクが発生するのは、図1
4(b)に示すときで、ライナー31のシール面31
a,31bとドライビングブレード34a,34bのシ
ール面が合致し、ライナー31の内部の空洞部は4室に
分けられ、ライナー31の内部の空洞部の形状から、主
軸9に打撃トルクが発生する瞬間、高圧室H側の体積は
減少し、低圧室L側の体積は増加し、それぞれの室は高
圧室Hと低圧室Lになる。すなわち、ロータ4によって
ライナー31を回転させ、ライナー31のシール面31
a,31bとドライビングブレード34a,34bのシ
ール面が合致する位置まで来ると、それぞれの室は高圧
室Hと低圧室Lになるとともに、ドライビングブレード
34a,34bが低圧室L側に押されることにより、ラ
イナー31のシール面31a,31bとドライビングブ
レード34a,34bのシール面が合致し、ライナー3
1の内部の空洞部が完全に封止状態になって、ライナー
31の回転力がドライビングブレード34a,34bを
介して主軸9の突起部35a,35bに作用し、主軸9
に打撃トルクを発生させる。そして、このライナー31
の1回転につき1回、間欠的に発生する打撃トルクによ
って主軸9を回転させ、ボルト、ナットの締付け、緩め
等の所望の作業を行うものである。
【0055】一方、図12(a)に示すときは、ライナ
ー31のシール面31a,31bとドライビングブレー
ド34a,34bのシール面が合致する位置まで来る
と、それぞれの室は瞬時、高圧室Hと低圧室Lになる
が、ドライビングブレード34a,34bが低圧室L側
に押されることにより、ライナー31のシール面31
a,31bとドライビングブレード34a,34bのシ
ール面が合致せず、ライナー31の内部の空洞部が封止
状態とならずに高圧室H側の作動油が両シール面の間隙
を通って低圧室L側に流れることから、主軸9に打撃ト
ルクは発生しない。
【0056】また、図14(c)及び(d)に示すとき
は、ライナー31のシール面31a,31bとドライビ
ングブレード34a,34bのシール面が合致しないこ
とから、主軸9に打撃トルクは発生しない。
【0057】なお、ロータ4を逆方向に回転した場合に
は、ライナーケース7の内部は、図14(d)→(c)
→(b)→(a)→(d)・・・のとおり変化し、主軸
9に先とは逆方向の打撃トルクを発生させることができ
る。
【0058】図15〜図20は、本発明の油圧式トルク
レンチの打撃トルク発生装置の第4実施例を示す。本実
施例の基本構造は、上記第1実施例と同じものである。
【0059】本実施例の油圧式の打撃トルク発生装置5
は、ライナーケース7内にライナー41を設け、このラ
イナー41内に作動油を充填密閉し、ライナー41内に
同軸に主軸9を嵌挿する。
【0060】主軸9を嵌挿するライナー41には、内部
に略楕円形状の空洞部を形成し、その内周面に山形状に
2個1組で4個のシール面41a,41bを形成し、こ
の2個1組のシール面、すなわち、シール面41aとシ
ール面41bとを、180度回転対称となる位置に形成
する。この円筒状のライナー41は、その外周をライナ
ーケース7にて支持し、ライナー41の両端にライナー
上蓋42及びライナー下蓋43を配設し、ライナー41
とライナー上蓋42及びライナー下蓋43とは、ライナ
ー41に設けたピン穴とライナー上蓋42及びライナー
下蓋43にそれぞれ設けたピン穴42a,43aにノッ
クピン(図示省略)を挿入することにより、一体化して
回動するように構成する。そして、ライナー上蓋42を
さらにライナーケース蓋7aで軸方向に固定して、ライ
ナー41の内部に充填される作動油を密封するようにな
っている。また、ライナー上蓋42及びライナー下蓋4
3の内面には、ライナー41の回転軸Oと偏心させてガ
イド溝42c,43cを、偏心する方向が180度回転
対称となるように形成する。また、ライナー下蓋43に
は、ピン穴43e及び作動油注入孔43fを形成する。
なお、ピン穴43eにはライナーケース7を貫通するピ
ン48を嵌入することにより、ライナーケース7とライ
ナー下蓋43の回り止めを行うようにするが、この構成
は、上記他の実施例においても同様である。
【0061】ライナー41の内部に同軸に配設される主
軸9には、表面をなめらかな形状に形成した2個の突起
部45a,45bを180度回転対称となる位置に形成
する。この主軸9の2個の突起部45a,45bは、軸
方向及び周方向の長さをライナー41の内部の空洞部よ
りいずれも短く形成することにより、軸方向の両端及び
周方向の先端に作動油の流通する通路を形成するように
構成する。
【0062】ライナー41の内部に形成され、主軸9の
突起部45a,45bによって区画された空洞部内に、
表面をなめらかな形状に形成した断面略三角形状で同じ
大きさの2個のドライビングブレード44a,44bを
嵌挿する。この2個のドライビングブレード44a,4
4bは、ドライビングブレード44a,44bの側面が
ライナー上蓋42及びライナー下蓋43の内面と摺接す
るように軸方向の長さをライナー41の内部の空洞部と
ほぼ同じ長さに形成し、その両端部近傍にライナー41
のシール面41a,41bに対応するシール面を形成す
るとともに、ドライビングブレード44a,44bの一
方の側面に、ライナー上蓋42及びライナー下蓋43の
内面に形成したガイド溝42c,43cに嵌挿するピン
47a,47bを形成し、ライナー上蓋42のガイド溝
42cにドライビングブレード44bのピン47bを、
ライナー下蓋43のガイド溝43cにドライビングブレ
ード44aのピン47aを、それぞれ嵌挿して、ライナ
ー41の1回転につきライナー41のシール面41a,
41bとドライビングブレード44a,44bのシール
面が2回合致しようとしたとき、このうちの1回は、ラ
イナー上蓋42及びライナー下蓋43の内面にライナー
41の回転軸Oと偏心させて形成したガイド溝42c,
43cに嵌挿したドライビングブレード44a,44b
のピン47a,47bによってドライビングブレード4
4a,44bの動きを規制することにより、合致を阻止
し、これにより、主軸9にライナー41の1回転につき
1回の打撃トルクを発生するように構成する。
【0063】ライナー41の外周面には、ドライビング
ブレード44a,44bとライナー41のシール面41
a,41bとによって区画されるライナー41の内部の
低圧室Lとなる空洞部を相互に連通する連通溝46を設
ける。
【0064】また、ライナー41には、ライナー41の
軸心に平行に打撃トルクの大きさを調整する出力調整機
構10を設ける。この出力調整機構10は、従来公知の
もので、ドライビングブレード44a,44bとライナ
ー41のシール面41a,41bとによって区画される
ライナー41の内部の高圧室Hとなる空洞部と低圧室L
となる空洞部を連通するポート10a,10bと、ライ
ナー下蓋23に設けた操作孔43bから調整される出力
調整弁10cとで構成する。
【0065】また、ライナー41には、ライナー41の
軸心に平行に作動油の熱膨張を吸収するためのアキュム
レータ49を設ける。このアキュムレータ49は、ピス
トン49aと通気部材49bとで構成し、ピストン49
aの一方の端面をライナー下蓋43に穿設したアキュム
レータ用小孔43dを介してライナー41の内部の空洞
部に連通するとともに、他方の端面を通気部材49b、
ライナー上蓋42に穿設したアキュムレータ用小孔42
b及びライナー上蓋42とライナーケース蓋7aとの間
隙を介して大気と連通するように構成する。
【0066】なお、上記第4実施例は、ライナー41に
設けた2個1組で4個のシール面41a,41bと、主
軸9に設けた2個の突起部45a,45bと、2個のド
ライビングブレード44a,44bとで打撃トルク発生
装置5を構成しているが、ライナーに設けるシール面の
個数等はこれに限定されず、打撃トルク発生装置を、ラ
イナーに設ける2個1組で6以上の偶数2n個のシール
面と、主軸に設ける3以上のn個の突起部と、3以上の
n個のドライビングブレードとで構成することができ、
これにより主軸にライナーの1回転につき1回の打撃ト
ルクを発生させながら、より大きな打撃トルクを得るこ
とができる。この場合において、ライナー上蓋及びライ
ナー下蓋の内面の適宜の位置に、適宜の形状及び適宜の
個数のガイド溝をライナーの回転軸と偏心させて形成す
ることにより、主軸にライナーの1回転につき適宜の回
数の打撃トルクを発生させるようにすることができる。
【0067】次に、上記第4実施例の油圧式トルクレン
チの打撃トルク発生装置5の作動について説明する。ま
ず、メインバルブ2及び切換バルブ3を操作して高圧空
気を本体1内のロータ室へ導入するとロータ4は高速で
回転する。このロータの回転力はライナー21に伝達さ
れる。
【0068】ライナー41の回転により、ライナーケー
ス7の内部は、図20(a)→(b)→(c)→(d)
→(a)・・・のとおり変化する。図20(a)は、主
軸9に打撃トルクが発生していない状態を示し、これよ
りライナー41が略90度ずつ回転した状態を(b)、
(c)及び(d)に示す。
【0069】主軸9に打撃トルクが発生するのは、図2
0(b)に示すときで、ライナー41のシール面41
a,41bとドライビングブレード44a,44bのシ
ール面が合致し、ライナー41の内部の空洞部は4室に
分けられ、ライナー41の内部の空洞部の形状から、主
軸9に打撃トルクが発生する瞬間、高圧室H側の体積は
減少し、低圧室L側の体積は増加し、それぞれの室は高
圧室Hと低圧室Lになる。すなわち、ロータ4によって
ライナー41を回転させ、ライナー41のシール面41
a,41bとドライビングブレード44a,44bのシ
ール面が合致する位置まで来ると、それぞれの室は高圧
室Hと低圧室Lになるとともに、ドライビングブレード
44a,44bが低圧室L側に押されることにより、ラ
イナー41のシール面41a,41bとドライビングブ
レード44a,44bのシール面が合致し、ライナー4
1の内部の空洞部が完全に封止状態になって、ライナー
41の回転力がドライビングブレード44a,44bを
介して主軸9の突起部45a,45bに作用し、主軸9
に打撃トルクを発生させる。そして、このライナー41
の1回転につき1回、間欠的に発生する打撃トルクによ
って主軸9を回転させ、ボルト、ナットの締付け、緩め
等の所望の作業を行うものである。
【0070】一方、図20(d)に示すときは、ライナ
ー41のシール面41a,41bとドライビングブレー
ド24a,24bのシール面が合致しようとするが、こ
のとき、ライナー上蓋42及びライナー下蓋43の内面
にライナー41の回転軸Oと偏心させて形成したガイド
溝42c,43cに嵌挿したドライビングブレード44
a,44bのピン47a,47bによってドライビング
ブレード44a,44bの動きが規制され、これによ
り、ライナー41の内部の空洞部が封止状態とならない
ことから、主軸9に打撃トルクは発生しない。
【0071】また、図20(a)及び(c)に示すとき
は、ライナー41のシール面41a,41bとドライビ
ングブレード44a,44bのシール面が合致する位置
まで来ると、それぞれの室は瞬時、高圧室Hと低圧室L
になろうとするが、ドライビングブレード44a,44
bが低圧室L側に押されることにより、ライナー41の
シール面41a,41bとドライビングブレード44
a,44bのシール面が合致せず、ライナー41の内部
の空洞部が封止状態とならずに高圧室H側の作動油が両
シール面の間隙を通って低圧室L側に流れることから、
主軸9に打撃トルクは発生しない。
【0072】なお、ロータ4を逆方向に回転した場合に
は、ライナーケース7の内部は、図20(d)→(c)
→(b)→(a)→(d)・・・のとおり変化し、主軸
9に先とは逆方向の打撃トルクを発生させることができ
る。
【0073】
【発明の効果】本第1発明の油圧式トルクレンチの打撃
トルク発生装置によれば、ロータによりライナーを回転
させることにより、ライナーの内周面に形成した複数個
のシール面とドライビングブレードの両端部近傍に形成
したシール面とが合致したとき、ドライビングブレード
によって、ライナーの内部を高圧室と低圧室とに区画し
て、主軸に打撃トルクを発生させることができ、従来の
油圧式トルクレンチの打撃トルク発生装置に必須であっ
た、ばねにて常時主軸外周方向に付勢する羽根を必要と
せず、摺動抵抗が小さくエネルギ効率がよく、作動油の
温度上昇が少なく安定した出力が得られ、小形で、構造
が簡単で、かつ耐久性を有する油圧式トルクレンチの打
撃トルク発生装置を得ることができる。
【0074】また、本第2発明の油圧式トルクレンチの
打撃トルク発生装置によれば、ロータによりライナーを
回転させることにより、ライナーの内周面に360/n
度回転対称となる位置に形成した複数個のシール面とド
ライビングブレードの両端部近傍に形成したシール面と
をライナーの1回転につきn回合致させ、このとき、主
軸にライナーの1回転につきn回の打撃トルクを発生さ
せることができる。
【0075】また、本第3発明の油圧式トルクレンチの
打撃トルク発生装置によれば、ロータによりライナーを
回転させることにより、ライナーの内周面に360/n
度回転対称となる位置に形成した複数個のシール面とド
ライビングブレードの両端部近傍に形成したシール面と
をライナーの1回転につきn回合致させ、このうちの1
回を除きライナー蓋体の内面及び該ライナー蓋体と摺接
するドライビングブレードの側面に形成した溝から作動
油を逃がすことにより、主軸にライナーの1回転につき
1回の大きな打撃トルクを発生させることができる。
【0076】また、本第4発明の油圧式トルクレンチの
打撃トルク発生装置によれば、ロータによりライナーを
回転させることにより、ライナーの内周面に360/n
度回転非対称となる位置に形成した複数個のシール面と
ドライビングブレードの両端部近傍に形成したシール面
とをライナーの1回転につき1回合致させ、このとき、
主軸にライナーの1回転につき1回の大きな打撃トルク
を発生させることができる。
【0077】また、本第5発明の油圧式トルクレンチの
打撃トルク発生装置によれば、ロータによりライナーを
回転させることにより、ライナーの内周面に360/n
度回転対称となる位置に形成した複数個のシール面とド
ライビングブレードの両端部近傍に形成したシール面と
をライナー蓋体の内面にライナーの回転軸と偏心させて
形成したガイド溝に嵌挿したドライビングブレードのピ
ンによってドライビングブレードの動きを規制すること
により、ライナーの1回転につき1回合致させ、このと
き、主軸にライナーの1回転につき1回の大きな打撃ト
ルクを発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の打撃トルク発生装置を示
し、(a)は正面断面図、(b)はそのI−I断面図を
示す。
【図2】本発明の第1実施例の打撃トルク発生装置のド
ライビングブレードを示す図である。
【図3】本発明の第1実施例の打撃トルク発生装置の主
軸を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例の打撃トルク発生装置のラ
イナー上蓋を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例の打撃トルク発生装置のラ
イナー下蓋を示す図である。
【図6】本発明の第1実施例の打撃トルク発生装置の作
動を示す図である。
【図7】本発明の第2実施例の打撃トルク発生装置を示
し、(a)は正面断面図、(b)はそのII−II断面図を
示す。
【図8】本発明の第2実施例の打撃トルク発生装置のド
ライビングブレードを示す図である。
【図9】本発明の第2実施例の打撃トルク発生装置の主
軸を示す図である。
【図10】本発明の第2実施例の打撃トルク発生装置の
ライナー上蓋を示す図である。
【図11】本発明の第2実施例の打撃トルク発生装置の
ライナー下蓋を示す図である。
【図12】本発明の第2実施例の打撃トルク発生装置の
作動を示す図である。
【図13】本発明の第3実施例の打撃トルク発生装置を
示し、(a)は正面断面図、(b)はそのIII−III断面
図を示す。
【図14】本発明の第3実施例の打撃トルク発生装置の
作動を示す図である。
【図15】本発明の第4実施例の打撃トルク発生装置を
示し、(a)は正面断面図、(b)はそのIV−IV断面図
を示す。
【図16】本発明の第4実施例の打撃トルク発生装置の
ドライビングブレードを示す図である。
【図17】本発明の第4実施例の打撃トルク発生装置の
主軸を示す図である。
【図18】本発明の第4実施例の打撃トルク発生装置の
ライナー上蓋を示す図である。
【図19】本発明の第4実施例の打撃トルク発生装置の
ライナー下蓋を示す図である。
【図20】本発明の第4実施例の打撃トルク発生装置の
作動を示す図である。
【図21】従来の打撃トルク発生装置を組み込んだ油圧
式インパクトレンチの全体を示す図である。
【符号の説明】
1 本体 2 メインバルブ 3 正逆回転切換バルブ 4 ロータ 5 打撃トルク発生装置 6 フロントケース 7 ライナーケース 8 ライナー 9 主軸 10 出力調整機構 11 ライナー 11a ライナーのシール面 11b ライナーのシール面 12 ライナー上蓋 13 ライナー下蓋 14a ドライビングブレード 14b ドライビングブレード 15a 主軸の突起部 15b 主軸の突起部 16 連通溝 17 ノックピン 21 ライナー 21a ライナーのシール面 21b ライナーのシール面 22 ライナー上蓋 23 ライナー下蓋 24a ドライビングブレード 24b ドライビングブレード 25a 主軸の突起部 25b 主軸の突起部 26 連通溝 27 ノックピン 28a ライナー蓋体に形成した作動油を逃がす溝 28b ライナー蓋体に形成した作動油を逃がす溝 29a ドライビングブレードに形成した作動油を逃が
す溝 29b ドライビングブレードに形成した作動油を逃が
す溝 31 ライナー 31a ライナーのシール面 31b ライナーのシール面 32 ライナー上蓋 33 ライナー下蓋 34a ドライビングブレード 34b ドライビングブレード 35a 主軸の突起部 35b 主軸の突起部 36 連通溝 37 ノックピン 41 ライナー 41a ライナーのシール面 41b ライナーのシール面 42 ライナー上蓋 42c ガイド溝 43 ライナー下蓋 43c ガイド溝 44a ドライビングブレード 44b ドライビングブレード 45a 主軸の突起部 45b 主軸の突起部 47a ピン 47b ピン 49 アキュムレータ H 高圧室 L 低圧室 S ばね

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライナーの内部に作動油が充填される形
    式の油圧式トルクレンチの打撃トルク発生装置におい
    て、 内部に作動油が充填される空洞部と2個1組で4以上の
    偶数2n個のシール面を有し、ロータにより回動される
    ライナーと、 2以上のn個の突起部を有し、前記ライナーの内部に同
    軸に配設される主軸と、 両端部近傍に前記ライナーの
    シール面に対応する2つのシール面を有し、前記作動油
    が充填されるライナーの空洞部に嵌挿される2以上のn
    個のドライビングブレードとからなり、 ライナーのシール面とドライビングブレードのシール面
    が合致することにより、ドライビングブレードによっ
    て、ライナーの内部を高圧室と低圧室とに区画して、主
    軸に打撃トルクを発生させることを特徴とする油圧式ト
    ルクレンチの打撃トルク発生装置。
  2. 【請求項2】 前記ライナーの2個1組のシール面を各
    シール面が相互に360/n度回転対称となる位置に形
    成することにより、ライナーの1回転につきn回の打撃
    トルクを主軸に発生させるようにしてなることを特徴と
    する請求項1記載の油圧式トルクレンチの打撃トルク発
    生装置。
  3. 【請求項3】 前記ライナーの2個1組のシール面を各
    シール面が相互に360/n度回転対称となる位置に形
    成するとともに、ライナー蓋体の内面及び該ライナー蓋
    体と摺接するドライビングブレードの側面に作動油を逃
    がす溝を形成することにより、ライナーの1回転につき
    1回の打撃トルクを主軸に発生させるようにしてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の油圧式トルクレンチの打
    撃トルク発生装置。
  4. 【請求項4】 前記ライナーの2個1組のシール面を各
    シール面が相互に360/n度回転非対称となる位置に
    形成することにより、ライナーの1回転につき1回の打
    撃トルクを主軸に発生させるようにしてなることを特徴
    とする請求項1記載の油圧式トルクレンチの打撃トルク
    発生装置。
  5. 【請求項5】 前記ライナーの2個1組のシール面を各
    シール面が相互に360/n度回転対称となる位置に形
    成するとともに、ライナー蓋体の内面にライナーの回転
    軸と偏心させてガイド溝を形成し、ライナー蓋体と摺接
    するドライビングブレードの側面にガイド溝に嵌挿する
    ピンを形成することにより、ライナーの1回転につき1
    回の打撃トルクを主軸に発生させるようにしてなること
    を特徴とする請求項1記載の油圧式トルクレンチの打撃
    トルク発生装置。
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