JP2804874B2 - 半導体加速度検出装置 - Google Patents
半導体加速度検出装置Info
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- JP2804874B2 JP2804874B2 JP4346967A JP34696792A JP2804874B2 JP 2804874 B2 JP2804874 B2 JP 2804874B2 JP 4346967 A JP4346967 A JP 4346967A JP 34696792 A JP34696792 A JP 34696792A JP 2804874 B2 JP2804874 B2 JP 2804874B2
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P15/00—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
- G01P15/02—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
- G01P15/08—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
- G01P15/12—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values by alteration of electrical resistance
- G01P15/123—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values by alteration of electrical resistance by piezo-resistive elements, e.g. semiconductor strain gauges
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- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P21/00—Testing or calibrating of apparatus or devices covered by the preceding groups
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体加速度検出装置
に関し、特に車載用,産業用ロボット用等に用いるのに
適した半導体加速度検出装置に関するものである。
に関し、特に車載用,産業用ロボット用等に用いるのに
適した半導体加速度検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4および図5はそれぞれ従来の半導体
加速度検出装置を示す側面断面図およびキャップを取り
除いた平面図である。従来の半導体加速度検出装置は、
キャップ9aと共に外装を構成する基台9と、基台9に
台座3を介して固着された加速度検出梁2とを備えてい
る。加速度検出梁2は台座3により基台9に固着された
固定部6と、この固定部6の一端に一体に設けられたダ
イアフラム部4と、ダイアフラム部4を介して固定部6
に接続された可動部5とを備えている。ダイアフラム部
4は固定部6および可動部5に比較してその厚さが薄く
なっており、加速度検出梁2に掛かる加速度に応じて撓
むようにしてある。ダイアフラム部4の表面上には、ダ
イアフラム部4の撓み量を表す電気信号を発生するセン
サ回路1が形成されている。このセンサ回路1は、半導
体のピエゾ抵抗効果を利用し応力に応じて抵抗値が変化
するたゲージ抵抗素子1aにより構成したブリッジ回路
である。センサ回路1からの電気信号は、加速度検出梁
2の固定部6上に形成された増幅回路7に供給されて増
幅され、ワイヤ11およびリードピン10を介して基台
9を通して外部回路に供給される。また、加速度検出梁
2の固定部6には、増幅回路7からの出力信号が異常か
否かを判断する診断回路8も形成されており、この診断
回路8からの信号もワイヤ11およびリードピン10か
らから外部回路に供給される。基台9にはキャップ9a
が封止されていて外装を構成し、基台9上の部品を保護
している。
加速度検出装置を示す側面断面図およびキャップを取り
除いた平面図である。従来の半導体加速度検出装置は、
キャップ9aと共に外装を構成する基台9と、基台9に
台座3を介して固着された加速度検出梁2とを備えてい
る。加速度検出梁2は台座3により基台9に固着された
固定部6と、この固定部6の一端に一体に設けられたダ
イアフラム部4と、ダイアフラム部4を介して固定部6
に接続された可動部5とを備えている。ダイアフラム部
4は固定部6および可動部5に比較してその厚さが薄く
なっており、加速度検出梁2に掛かる加速度に応じて撓
むようにしてある。ダイアフラム部4の表面上には、ダ
イアフラム部4の撓み量を表す電気信号を発生するセン
サ回路1が形成されている。このセンサ回路1は、半導
体のピエゾ抵抗効果を利用し応力に応じて抵抗値が変化
するたゲージ抵抗素子1aにより構成したブリッジ回路
である。センサ回路1からの電気信号は、加速度検出梁
2の固定部6上に形成された増幅回路7に供給されて増
幅され、ワイヤ11およびリードピン10を介して基台
9を通して外部回路に供給される。また、加速度検出梁
2の固定部6には、増幅回路7からの出力信号が異常か
否かを判断する診断回路8も形成されており、この診断
回路8からの信号もワイヤ11およびリードピン10か
らから外部回路に供給される。基台9にはキャップ9a
が封止されていて外装を構成し、基台9上の部品を保護
している。
【0003】このような従来の半導体加速度検出装置に
加速度が印加されると、加速度検出梁2はダイアフラム
部4に応力が集中してダイヤフラム部4でしなる。この
ダイアフラム部4の変形によりゲージ抵抗1の抵抗値が
変化しブリッジ回路のバランスが崩れ電気信号が発生し
加速度として検出される。この電気信号は増幅回路7に
より増幅されワイヤ11、リードピン10を通して基台
9とキャップ9aで構成される外装の外部へと引き出さ
れる。
加速度が印加されると、加速度検出梁2はダイアフラム
部4に応力が集中してダイヤフラム部4でしなる。この
ダイアフラム部4の変形によりゲージ抵抗1の抵抗値が
変化しブリッジ回路のバランスが崩れ電気信号が発生し
加速度として検出される。この電気信号は増幅回路7に
より増幅されワイヤ11、リードピン10を通して基台
9とキャップ9aで構成される外装の外部へと引き出さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体加速度検
出装置に於いては、以上説明した如く増幅回路7および
診断回路8が加速度検出梁2の固定部6上に配置されて
おり、固定部6の大きさは、これら回路7および8を配
置するために必要な大きさ以上の大きさとしなければな
らず、固定部6を小さくできない。また、可動部5の大
きさは加速度検出装置の感度等の特性に重大な影響を与
えるため、可動部5の大きさは不注意には変えられない
ため。従って、可動部5の大きさを小さくせずに固定部
6に十分な大きさを確保しなければならず、必然的に加
速度検出梁2が大きくなり、ひいては半導体加速度検出
装置全体が大きくなっているという課題があった。この
発明は上述の課題を解決するためになされたもので、加
速度検出梁2の可動部5の大きさを変えずに、すなわち
特性に影響を与えずに加速度検出梁2の大きさを小さく
して半導体加速度検出装置を小型化することを目的とす
る。
出装置に於いては、以上説明した如く増幅回路7および
診断回路8が加速度検出梁2の固定部6上に配置されて
おり、固定部6の大きさは、これら回路7および8を配
置するために必要な大きさ以上の大きさとしなければな
らず、固定部6を小さくできない。また、可動部5の大
きさは加速度検出装置の感度等の特性に重大な影響を与
えるため、可動部5の大きさは不注意には変えられない
ため。従って、可動部5の大きさを小さくせずに固定部
6に十分な大きさを確保しなければならず、必然的に加
速度検出梁2が大きくなり、ひいては半導体加速度検出
装置全体が大きくなっているという課題があった。この
発明は上述の課題を解決するためになされたもので、加
速度検出梁2の可動部5の大きさを変えずに、すなわち
特性に影響を与えずに加速度検出梁2の大きさを小さく
して半導体加速度検出装置を小型化することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体加
速度検出装置は、基台と、この基台に固着された固定
部、固定部の一端に設けられた可動部および固定部と可
動部との間に連結されて加速度に応じて撓むダイアフラ
ム部を有する加速度検出梁と、加速度検出梁のダイアフ
ラム部に設けられ、ダイアフラム部の撓み量を表す電気
信号を発生するセンサ回路と、センサ回路からの電気信
号を増幅して増幅された信号を出力する増幅回路と、増
幅回路からの出力が異常か否かを判断する診断回路とを
備えた半導体加速度検出装置であって、増幅回路は加速
度検出梁の可動部に形成され、診断回路は加速度検出梁
の固定部に形成されているとともに、増幅回路と診断回
路とは加速度検出梁のダイアフラム部を介して電気的に
接続されている。
速度検出装置は、基台と、この基台に固着された固定
部、固定部の一端に設けられた可動部および固定部と可
動部との間に連結されて加速度に応じて撓むダイアフラ
ム部を有する加速度検出梁と、加速度検出梁のダイアフ
ラム部に設けられ、ダイアフラム部の撓み量を表す電気
信号を発生するセンサ回路と、センサ回路からの電気信
号を増幅して増幅された信号を出力する増幅回路と、増
幅回路からの出力が異常か否かを判断する診断回路とを
備えた半導体加速度検出装置であって、増幅回路は加速
度検出梁の可動部に形成され、診断回路は加速度検出梁
の固定部に形成されているとともに、増幅回路と診断回
路とは加速度検出梁のダイアフラム部を介して電気的に
接続されている。
【0006】この発明に係る半導体加速度検出装置は、
基台と、この基台に固着された固定部、固定部の一端に
設けられた可動部および固定部と可動部との間に連結さ
れて加速度に応じて撓むダイアフラム部を有する加速度
検出梁と、加速度検出梁のダイアフラム部に設けられ、
ダイアフラム部の撓み量を表す電気信号を発生するセン
サ回路と、センサ回路からの電気信号を増幅して増幅さ
れた信号を出力する増幅回路と、増幅回路からの出力が
異常か否かを判断する診断回路と、加速度検出梁のダイ
アフラム部および可動部の損傷を検出する損傷検出用配
線と、損傷検出用配線の断線を検出する損傷検出回路と
を備えた半導体加速度検出装置であって、増幅回路は加
速度検出梁の可動部に形成され、診断回路は加速度検出
梁の固定部に形成されるとともに、増幅回路と診断回路
とは加速度検出梁のダイアフラム部を介して電気的に接
続されており、損傷検出用配線は加速度検出梁の可動部
の外周縁に沿って配設され、ダイアフラム部を横切って
加速度検出梁の固定部に形成された損傷検出回路に電気
的に接続している。
基台と、この基台に固着された固定部、固定部の一端に
設けられた可動部および固定部と可動部との間に連結さ
れて加速度に応じて撓むダイアフラム部を有する加速度
検出梁と、加速度検出梁のダイアフラム部に設けられ、
ダイアフラム部の撓み量を表す電気信号を発生するセン
サ回路と、センサ回路からの電気信号を増幅して増幅さ
れた信号を出力する増幅回路と、増幅回路からの出力が
異常か否かを判断する診断回路と、加速度検出梁のダイ
アフラム部および可動部の損傷を検出する損傷検出用配
線と、損傷検出用配線の断線を検出する損傷検出回路と
を備えた半導体加速度検出装置であって、増幅回路は加
速度検出梁の可動部に形成され、診断回路は加速度検出
梁の固定部に形成されるとともに、増幅回路と診断回路
とは加速度検出梁のダイアフラム部を介して電気的に接
続されており、損傷検出用配線は加速度検出梁の可動部
の外周縁に沿って配設され、ダイアフラム部を横切って
加速度検出梁の固定部に形成された損傷検出回路に電気
的に接続している。
【0007】
【作用】この発明に係る半導体加速度検出装置に於いて
は、増幅回路を加速度検出梁の固定部ではなく可動部に
設けたので、固定部およびその回路面積を小さくするこ
とで加速度検出梁を小さくでき、半導体加速度検出装置
全体を小型にすることができる。又、加速度検出梁の特
に可動部およびその上の増幅回路が衝撃等により損傷し
欠損する可能性があるが、損傷検出回路を固定部に設
け、この損傷検出用配線を可動部の周縁に沿って配線し
たので、加速度検出梁の欠損等の損傷が検出できる。
は、増幅回路を加速度検出梁の固定部ではなく可動部に
設けたので、固定部およびその回路面積を小さくするこ
とで加速度検出梁を小さくでき、半導体加速度検出装置
全体を小型にすることができる。又、加速度検出梁の特
に可動部およびその上の増幅回路が衝撃等により損傷し
欠損する可能性があるが、損傷検出回路を固定部に設
け、この損傷検出用配線を可動部の周縁に沿って配線し
たので、加速度検出梁の欠損等の損傷が検出できる。
【0008】
実施例1.以下にこの発明の半導体加速度検出装置の一
実施例を図1乃至図3に沿って説明する。図1および図
2はそれぞれ本発明の半導体加速度検出装置を示す側面
断面図およびキャップを取り除いた平面図であり、半導
体加速度検出装置は、キャップ9aと共に外装21を構
成する基台9と、基台9に台座3を介して固着された加
速度検出梁2とを備えている。加速度検出梁2は略々長
方形のシリコン製の板状部材で、台座3により基台9に
固着された固定部6と、この固定部6の一端に一体に設
けられたダイアフラム部4と、ダイアフラム部4を介し
て固定部6に接続された可動部5とを備えている。ダイ
アフラム部4は固定部6および可動部5を分けるように
加速度検出梁2を横切って形成された溝4aにより形成
された部分であって、可動部5および固定部6に比較し
てその厚さが薄くなっており、加速度検出梁2に掛かる
加速度に応じて撓むようにしてある。溝4aは、加速度
検出梁2の第1面2a(図1で見て上面、即ち台座3が
固着されていない面)を平坦に保つために、加速度検出
梁2の第2面2b(図1で下面、即ち台座3が固着され
ている面)から形成されている。
実施例を図1乃至図3に沿って説明する。図1および図
2はそれぞれ本発明の半導体加速度検出装置を示す側面
断面図およびキャップを取り除いた平面図であり、半導
体加速度検出装置は、キャップ9aと共に外装21を構
成する基台9と、基台9に台座3を介して固着された加
速度検出梁2とを備えている。加速度検出梁2は略々長
方形のシリコン製の板状部材で、台座3により基台9に
固着された固定部6と、この固定部6の一端に一体に設
けられたダイアフラム部4と、ダイアフラム部4を介し
て固定部6に接続された可動部5とを備えている。ダイ
アフラム部4は固定部6および可動部5を分けるように
加速度検出梁2を横切って形成された溝4aにより形成
された部分であって、可動部5および固定部6に比較し
てその厚さが薄くなっており、加速度検出梁2に掛かる
加速度に応じて撓むようにしてある。溝4aは、加速度
検出梁2の第1面2a(図1で見て上面、即ち台座3が
固着されていない面)を平坦に保つために、加速度検出
梁2の第2面2b(図1で下面、即ち台座3が固着され
ている面)から形成されている。
【0009】ダイアフラム部4の表面、即ちダイアフラ
ム部4に対応する加速度検出梁2の第1面2a上には、
ダイアフラム部4の撓み量を表す電気信号を発生するセ
ンサ回路1が形成されている。このセンサ回路1は、周
知の適当なセンサ回路で良く、例えば半導体のピエゾ抵
抗効果を利用し応力による歪みに応じて抵抗値が変化す
るゲージ抵抗素子1aにより構成したブリッジ回路であ
る。
ム部4に対応する加速度検出梁2の第1面2a上には、
ダイアフラム部4の撓み量を表す電気信号を発生するセ
ンサ回路1が形成されている。このセンサ回路1は、周
知の適当なセンサ回路で良く、例えば半導体のピエゾ抵
抗効果を利用し応力による歪みに応じて抵抗値が変化す
るゲージ抵抗素子1aにより構成したブリッジ回路であ
る。
【0010】この発明によれば、センサ回路1からの電
気信号の供給を受けて増幅するための増幅回路27が、
加速度検出梁2の第1面2a上で可動部5上に設けられ
ている。増幅回路27により増幅された信号は、加速度
検出梁2の固定部6上に設けられた診断回路28に供給
されて増幅回路27からの出力信号が異常か否かについ
て判断され、この診断回路28からの信号はワイヤ11
および基台9に固着されたリードピン10から図示して
ない外部回路に供給される。センサ回路1、増幅回路2
7および診断回路28間は配線29により互いに接続さ
れている。基台9にはキャップ9aが封止されていて外
装21を構成し、基台9上の部品を保護している。
気信号の供給を受けて増幅するための増幅回路27が、
加速度検出梁2の第1面2a上で可動部5上に設けられ
ている。増幅回路27により増幅された信号は、加速度
検出梁2の固定部6上に設けられた診断回路28に供給
されて増幅回路27からの出力信号が異常か否かについ
て判断され、この診断回路28からの信号はワイヤ11
および基台9に固着されたリードピン10から図示して
ない外部回路に供給される。センサ回路1、増幅回路2
7および診断回路28間は配線29により互いに接続さ
れている。基台9にはキャップ9aが封止されていて外
装21を構成し、基台9上の部品を保護している。
【0011】半導体加速度検出装置は更に、加速度検出
梁2の固定部6上で第1面2a上に設けられた損傷検出
回路30と、この損傷検出回路30から加速度検出梁2
の可動部5にまで延びた損傷検出用配線31とを備えて
いる。損傷検出用配線31は、シリコンである加速度検
出梁2上に例えば拡散等により形成された比較的脆い配
線であって、後に説明する適当な抵抗値を持ち、加速度
検出梁2が衝撃等により欠損等の損傷を受けたときに共
に欠損するような材料で構成されている。損傷検出用配
線31は、損傷検出回路30が設けられている固定部6
から加速度検出梁2の第1面2a上を延びて、ダイアフ
ラム部4をその最外側縁で横切り、可動部5の外周縁上
で外周縁に沿って延びて増幅回路27を囲み、再びダイ
アフラム部4を往路とは反対側の最外側縁で横切って固
定部6に戻り損傷検出回路30に接続されている。損傷
検出回路30は、加速度検出梁2の固定部6に設けら
れ、損傷検出用配線31に接続されて損傷検出用配線3
1の断線を検出することにより、加速度検出梁2のダイ
アフラム部4および可動部5ならびにその上のセンサ回
路1および増幅回路28の損傷を検出できる。
梁2の固定部6上で第1面2a上に設けられた損傷検出
回路30と、この損傷検出回路30から加速度検出梁2
の可動部5にまで延びた損傷検出用配線31とを備えて
いる。損傷検出用配線31は、シリコンである加速度検
出梁2上に例えば拡散等により形成された比較的脆い配
線であって、後に説明する適当な抵抗値を持ち、加速度
検出梁2が衝撃等により欠損等の損傷を受けたときに共
に欠損するような材料で構成されている。損傷検出用配
線31は、損傷検出回路30が設けられている固定部6
から加速度検出梁2の第1面2a上を延びて、ダイアフ
ラム部4をその最外側縁で横切り、可動部5の外周縁上
で外周縁に沿って延びて増幅回路27を囲み、再びダイ
アフラム部4を往路とは反対側の最外側縁で横切って固
定部6に戻り損傷検出回路30に接続されている。損傷
検出回路30は、加速度検出梁2の固定部6に設けら
れ、損傷検出用配線31に接続されて損傷検出用配線3
1の断線を検出することにより、加速度検出梁2のダイ
アフラム部4および可動部5ならびにその上のセンサ回
路1および増幅回路28の損傷を検出できる。
【0012】図3には損傷検出回路30および損傷検出
用配線31の一例を示す。加速度検出梁2の固定部6に
設けられた損傷検出回路30には、増幅回路27等と共
通の印加電圧Vccと接地との間に直列接続された低抵
抗R1と高抵抗R2と、これら抵抗R1およびR2間に
接続された出力端子Doutとが設けられている。損傷検
出用配線31は、損傷検出回路30の高抵抗R2に並列
に接続されて可動部5上に配置された低抵抗R3を備え
ている。並列接続された高抵抗R2と低抵抗R3との合
成抵抗値R2//R3は低抗値R1と同じ値になるように
してあり、3つの抵抗の間にR2》R1,R3、かつR
1=R2//R3の関係を維持させる。断線検出は高抵抗
R2と低抵抗R3の合成抵抗R2//R3と低抵抗R1と
の分圧を判定電位Dout とする。損傷検出回路30は正
常時出力は印加電圧Vccの半分の電位であるが、損傷
検出用配線31が断線すると、低抵抗R3がオープンと
なるため、高抵抗R2と低抵抗R1の分圧が出力とな
り、回路出力Dout ≒印加電圧Vccとなり、容易に損傷
検出用配線31の断線が検出できる。
用配線31の一例を示す。加速度検出梁2の固定部6に
設けられた損傷検出回路30には、増幅回路27等と共
通の印加電圧Vccと接地との間に直列接続された低抵
抗R1と高抵抗R2と、これら抵抗R1およびR2間に
接続された出力端子Doutとが設けられている。損傷検
出用配線31は、損傷検出回路30の高抵抗R2に並列
に接続されて可動部5上に配置された低抵抗R3を備え
ている。並列接続された高抵抗R2と低抵抗R3との合
成抵抗値R2//R3は低抗値R1と同じ値になるように
してあり、3つの抵抗の間にR2》R1,R3、かつR
1=R2//R3の関係を維持させる。断線検出は高抵抗
R2と低抵抗R3の合成抵抗R2//R3と低抵抗R1と
の分圧を判定電位Dout とする。損傷検出回路30は正
常時出力は印加電圧Vccの半分の電位であるが、損傷
検出用配線31が断線すると、低抵抗R3がオープンと
なるため、高抵抗R2と低抵抗R1の分圧が出力とな
り、回路出力Dout ≒印加電圧Vccとなり、容易に損傷
検出用配線31の断線が検出できる。
【0013】衝撃等により欠損等の損傷を受けるのは、
加速度検出梁2の可動部5あるいはダイアフラム部4で
あり、欠損は加速度検出梁2の外周部より発生するた
め、増幅回路27が損傷を受けて異常が発生する前に断
線検出用配線31が切断され、事前に異常を検知でき
る。又、損傷検出用配線31は加速度検出梁2の可動部
5の最外周部に沿って配線されているので、可動部5自
体の欠損等の損傷も検知することができる。可動部5は
加速度検出梁2の重り兼ねているため、欠損等の損傷を
受けると感度が減少する等の望ましくない特性の変化を
生ずるので、加速度検出梁2の損傷を検知できることは
極めて有用である。
加速度検出梁2の可動部5あるいはダイアフラム部4で
あり、欠損は加速度検出梁2の外周部より発生するた
め、増幅回路27が損傷を受けて異常が発生する前に断
線検出用配線31が切断され、事前に異常を検知でき
る。又、損傷検出用配線31は加速度検出梁2の可動部
5の最外周部に沿って配線されているので、可動部5自
体の欠損等の損傷も検知することができる。可動部5は
加速度検出梁2の重り兼ねているため、欠損等の損傷を
受けると感度が減少する等の望ましくない特性の変化を
生ずるので、加速度検出梁2の損傷を検知できることは
極めて有用である。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、この発明
に係る半導体加速度検出装置に於いては、増幅回路を加
速度検出梁の固定部ではなく可動部に設けたので、固定
部およびその回路面積を小さくすることで特性に影響を
与えずに加速度検出梁を小さくでき、半導体加速度検出
装置全体を小型かつ安価にできる。また、損傷検出回路
を固定部に設け、この損傷検出用配線を可動部の周縁に
沿って配線したので、加速度検出梁の欠損等の損傷が検
出できる。
に係る半導体加速度検出装置に於いては、増幅回路を加
速度検出梁の固定部ではなく可動部に設けたので、固定
部およびその回路面積を小さくすることで特性に影響を
与えずに加速度検出梁を小さくでき、半導体加速度検出
装置全体を小型かつ安価にできる。また、損傷検出回路
を固定部に設け、この損傷検出用配線を可動部の周縁に
沿って配線したので、加速度検出梁の欠損等の損傷が検
出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による半導体加速度検出装
置を示す側面断面図である。
置を示す側面断面図である。
【図2】図1の半導体加速度検出装置をキャップを除去
して示す平面概略図である。
して示す平面概略図である。
【図3】この発明の一実施例による損傷検出回路および
損傷検出用配線を示す回路図である。
損傷検出用配線を示す回路図である。
【図4】従来の半導体加速度検出装置を示す側面断面図
である。
である。
【図5】図4の半導体加速度検出装置をキャップを除去
して示す平面概略図である。
して示す平面概略図である。
1 センサ回路 2 加速度検出梁 4 ダイヤフラム部 5 可動部 6 固定部 27 増幅回路 28 診断回路 9 基台 30 損傷検出回路 31 損傷検出用配線
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01P 15/02 G01P 15/12 G01P 21/00 H01L 29/84
Claims (2)
- 【請求項1】 基台と、 上記基台に固着された固定部、上記固定部の一端に設け
られた可動部および上記固定部と上記可動部との間に連
結されて加速度に応じて撓むダイアフラム部を有する加
速度検出梁と、 上記加速度検出梁のダイアフラム部に設けられ、上記ダ
イアフラム部の撓み量を表す電気信号を発生するセンサ
回路と、 上記センサ回路からの電気信号を増幅して増幅された信
号を出力する増幅回路と、 上記増幅回路からの上記出力が異常か否かを判断する診
断回路とを備えた半導体加速度検出装置であって、上記増幅回路は上記加速度検出梁の可動部に形成され、
上記診断回路は上記加速度検出梁の固定部に形成されて
いるとともに 、上記増幅回路と上記診断回路とは上記加速度検出梁のダ
イアフラム部を介して電気的に接続されている ことを特
徴とする半導体加速度検出装置。 - 【請求項2】 基台と、 上記基台に固着された固定部、上記固定部の一端に設け
られた可動部および上記固定部と上記可動部との間に連
結されて加速度に応じて撓むダイアフラム部を有する加
速度検出梁と、 上記加速度検出梁のダイアフラム部に設けられ、上記ダ
イアフラム部の撓み量を表す電気信号を発生するセンサ
回路と、 上記センサ回路からの電気信号を増幅して増幅された信
号を出力する増幅回路と、 上記増幅回路からの上記出力が異常か否かを判断する診
断回路と、 上記加速度検出梁のダイアフラム部および可動部の損傷
を検出する損傷検出用配線と、 上記損傷検出用配線の断線を検出する損傷検出回路とを
備えた半導体加速度検出装置であって、上記増幅回路は上記加速度検出梁の可動部に形成され、
上記診断回路は上記加 速度検出梁の固定部に形成される
とともに、 上記増幅回路と上記診断回路とは上記加速度検出梁のダ
イアフラム部を介して電気的に接続されており、 上記損傷検出用配線は上記加速度検出梁の可動部の外周
縁に沿って配設され、上記ダイアフラム部を横切って上
記加速度検出梁の固定部に形成された上記損傷検出回路
に電気的に接続している ことを特徴とする半導体加速度
検出装置。
Priority Applications (3)
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- 1992-12-25 JP JP4346967A patent/JP2804874B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
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- 1993-12-22 US US08/171,614 patent/US5460044A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-23 DE DE4344284A patent/DE4344284C2/de not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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