JP2804440B2 - 葛アイスクリーム - Google Patents
葛アイスクリームInfo
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- JP2804440B2 JP2804440B2 JP6153948A JP15394894A JP2804440B2 JP 2804440 B2 JP2804440 B2 JP 2804440B2 JP 6153948 A JP6153948 A JP 6153948A JP 15394894 A JP15394894 A JP 15394894A JP 2804440 B2 JP2804440 B2 JP 2804440B2
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- JP
- Japan
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- ice cream
- kuzu
- cream
- kuzuru
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、舌ざわりが良く、か
つ、後味も良い葛アイスクリームに関する。
つ、後味も良い葛アイスクリームに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、市販されている各種アイスクリー
ムは、主原料である牛乳・生クリーム・卵黄等に、各製
造者独自の風味を与えるため、バニラエッセンス等の各
種エッセンスや、コーヒーや、ココアや、その他の呈味
原料や風味原料を加え、さらに乳化安定剤を加えて製造
している。
ムは、主原料である牛乳・生クリーム・卵黄等に、各製
造者独自の風味を与えるため、バニラエッセンス等の各
種エッセンスや、コーヒーや、ココアや、その他の呈味
原料や風味原料を加え、さらに乳化安定剤を加えて製造
している。
【0003】ここに、乳化安定剤は、それぞれの原料を
うまく結着し、口当たりをまろやかにしてアイスクリー
ムの美味しさを高めるため添加するものである。
うまく結着し、口当たりをまろやかにしてアイスクリー
ムの美味しさを高めるため添加するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したアイ
スクリームは、乳化安定剤が、通常、人工的に作られた
化学物質からなるため、いわゆる後味の悪いものとなっ
ていた。
スクリームは、乳化安定剤が、通常、人工的に作られた
化学物質からなるため、いわゆる後味の悪いものとなっ
ていた。
【0005】本発明は、上記した課題を解決することが
できる葛アイスクリームを提供することを目的とする。
できる葛アイスクリームを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、葛粉を、アイ
スクリーム原料の一部として用いることを特徴とする葛
アイスクリームに係るものである。
スクリーム原料の一部として用いることを特徴とする葛
アイスクリームに係るものである。
【0007】即ち、本発明では、アイスクリームを、好
ましくは、牛乳と、生クリームと、卵黄と、砂糖と、ぶ
どう糖と、脱脂粉乳と、葛粉とより製造する。
ましくは、牛乳と、生クリームと、卵黄と、砂糖と、ぶ
どう糖と、脱脂粉乳と、葛粉とより製造する。
【0008】ここに、葛粉は、好適には、以下の工程を
経て製造したものを用いる。
経て製造したものを用いる。
【0009】すなわち、掘り出した葛根を粉砕機で綿状
の繊維にほぐし、水槽に入れて揉み洗いする。溶け出し
たでんぷんを幾度となく水で晒してアク抜きを行う。次
に、太陽による天日干しではなく、寒風にさらす風干し
で乾燥させ、純白に精製した葛粉を製造する。
の繊維にほぐし、水槽に入れて揉み洗いする。溶け出し
たでんぷんを幾度となく水で晒してアク抜きを行う。次
に、太陽による天日干しではなく、寒風にさらす風干し
で乾燥させ、純白に精製した葛粉を製造する。
【0010】
【実施例】以下、実施例を参照して、本発明に係る葛ア
イスクリームの製造方法について具体的に説明する。
イスクリームの製造方法について具体的に説明する。
【0011】まず、以下の配合割合で、葛アイスクリー
ムの原料を準備する。
ムの原料を準備する。
【0012】 牛乳 16 リットル 生クリーム 4 リットル 卵黄 750 g グラニュー糖 2950 g ぶどう糖 750 g 脱脂粉乳 750 g 葛粉 900 g 次に、これらの原料を、以下の工程で処理することによ
って、本発明に係る葛アイスクリームを製造した。
って、本発明に係る葛アイスクリームを製造した。
【0013】まず、牛乳16リットルと、生クリーム4
リットルとを殺菌機 (パステライザー) 中に投入した。
リットルとを殺菌機 (パステライザー) 中に投入した。
【0014】30℃に昇温した時点で、グラニュー糖75
0 g と、脱脂粉乳750 g とを、同様に殺菌機に投入し
た。
0 g と、脱脂粉乳750 g とを、同様に殺菌機に投入し
た。
【0015】40℃に昇温した時点で、グラニュー糖13
00 gと、本葛900 g とを、同様に殺菌機に投入した。
00 gと、本葛900 g とを、同様に殺菌機に投入した。
【0016】50℃に昇温した時点でグラニュー糖900
gと、ブドウ糖750 g と、卵黄750g とを、投入した。
gと、ブドウ糖750 g と、卵黄750g とを、投入した。
【0017】その後、75°C〜80℃で約15分間加熱殺
菌を行い、その後、冷却して、本発明に係るアイスクリ
ームを得た。
菌を行い、その後、冷却して、本発明に係るアイスクリ
ームを得た。
【0018】この葛アイスクリームの成分を以下に示
す。
す。
【0019】 水分 64.1% たんぱく質 4.2% 脂質 10.8% 灰分 0.8% 炭水化物 20.1% エネルギー 194.0 kcal/100g カルシウム 128mm/100g 総カロチン 検出せず 糖分 18.8% この葛アイスクリームと、市販の乳化安定剤入りのアイ
スクリームとを、無作為に選んだ100 人の人に試食して
もらったところ、90人から、本発明に係る葛アイスクリ
ームは、従来の乳化安定剤入りの市販のアイスクリーム
と比べて、舌ざわりは殆ど変わらないが、後味が格段に
良い旨の回答を得た。
スクリームとを、無作為に選んだ100 人の人に試食して
もらったところ、90人から、本発明に係る葛アイスクリ
ームは、従来の乳化安定剤入りの市販のアイスクリーム
と比べて、舌ざわりは殆ど変わらないが、後味が格段に
良い旨の回答を得た。
【0020】また、本発明に係るアイスクリームでは、
葛を乳化安定剤の代わりに用いることにしたので、アイ
スクリームの原料は、全て天然素材を用いることが可能
となり、人体への安全性の面でも優れている。
葛を乳化安定剤の代わりに用いることにしたので、アイ
スクリームの原料は、全て天然素材を用いることが可能
となり、人体への安全性の面でも優れている。
【0021】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明では、
アイスクリームを、牛乳と、生クリームと、卵黄と、砂
糖と、ぶどう糖と、脱脂粉乳と、葛粉とより製造するこ
とにしている。
アイスクリームを、牛乳と、生クリームと、卵黄と、砂
糖と、ぶどう糖と、脱脂粉乳と、葛粉とより製造するこ
とにしている。
【0022】従って、本発明に係る葛アイスクリーム
は、従来の市販のアイスクリームと比べて、舌ざわりは
殆ど変わらない一方、後味の良さが格段に向上すること
ができる。
は、従来の市販のアイスクリームと比べて、舌ざわりは
殆ど変わらない一方、後味の良さが格段に向上すること
ができる。
【0023】また、葛を乳化安定剤の代わりに用いたの
で、アイスクリームの原料として全て天然素材を用いる
ことが可能となり、人体への安全性の面でも優れてい
る。
で、アイスクリームの原料として全て天然素材を用いる
ことが可能となり、人体への安全性の面でも優れてい
る。
【0024】
Claims (2)
- 【請求項1】葛粉を、アイスクリーム原料の一部として
用いることを特徴とする葛アイスクリーム。 - 【請求項2】牛乳と、生クリームと、卵黄と、砂糖と、
ぶどう糖と、脱脂粉乳と、葛粉とを原料とする請求項1
記載の葛アイスクリーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6153948A JP2804440B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 葛アイスクリーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6153948A JP2804440B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 葛アイスクリーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH089890A JPH089890A (ja) | 1996-01-16 |
JP2804440B2 true JP2804440B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=15573580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6153948A Expired - Fee Related JP2804440B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 葛アイスクリーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2804440B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019004410A1 (ja) | 2017-06-29 | 2019-01-03 | 株式会社マッシュアップ | 本葛粉を主成分とする餅様食品、氷菓及び氷菓の製造方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020028176A (ko) * | 2002-03-18 | 2002-04-16 | 전준모 | 치아 청소하는 아이스크림 |
JP2016025864A (ja) * | 2015-09-03 | 2016-02-12 | ジェネラル ミルズ マーケティング インコーポレイテッド | 冷凍食品 |
-
1994
- 1994-07-05 JP JP6153948A patent/JP2804440B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019004410A1 (ja) | 2017-06-29 | 2019-01-03 | 株式会社マッシュアップ | 本葛粉を主成分とする餅様食品、氷菓及び氷菓の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH089890A (ja) | 1996-01-16 |
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Legal Events
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