JP2804416B2 - 塗料組成物 - Google Patents
塗料組成物Info
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- JP2804416B2 JP2804416B2 JP5054678A JP5467893A JP2804416B2 JP 2804416 B2 JP2804416 B2 JP 2804416B2 JP 5054678 A JP5054678 A JP 5054678A JP 5467893 A JP5467893 A JP 5467893A JP 2804416 B2 JP2804416 B2 JP 2804416B2
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- solvent
- binder
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/62—Record carriers characterised by the selection of the material
- G11B5/68—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent
- G11B5/70—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer
- G11B5/702—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by the bonding agent
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
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- G11B5/73—Base layers, i.e. all non-magnetic layers lying under a lowermost magnetic recording layer, e.g. including any non-magnetic layer in between a first magnetic recording layer and either an underlying substrate or a soft magnetic underlayer
- G11B5/735—Base layers, i.e. all non-magnetic layers lying under a lowermost magnetic recording layer, e.g. including any non-magnetic layer in between a first magnetic recording layer and either an underlying substrate or a soft magnetic underlayer characterised by the back layer
- G11B5/7356—Base layers, i.e. all non-magnetic layers lying under a lowermost magnetic recording layer, e.g. including any non-magnetic layer in between a first magnetic recording layer and either an underlying substrate or a soft magnetic underlayer characterised by the back layer comprising non-magnetic particles in the back layer, e.g. particles of TiO2, ZnO or SiO2
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- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Lubricants (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録媒体のバックコ
ート層を設ける為の塗料組成物に関し、更に詳しくは、
帯電防止性、巻き乱れ防止性、耐摩耗性及び走行安定性
等に優れ、動摩擦が少ない磁気記録媒体を提供すること
を目的とする。
ート層を設ける為の塗料組成物に関し、更に詳しくは、
帯電防止性、巻き乱れ防止性、耐摩耗性及び走行安定性
等に優れ、動摩擦が少ない磁気記録媒体を提供すること
を目的とする。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープ等の磁気記録媒体は広
く使用されているが、これらの磁気記録媒体は高い記録
密度が要求されると共に、ロール状に巻かれ、使用時に
は高速走行しつつ磁気ヘッドが磁気層に接触し、且つ背
面は装置部材の一部に接触走行する。従ってこれらの磁
気記録媒体においては、製造時及び使用時の双方におい
て、帯電防止性、巻き乱れ防止性、耐摩耗性及び走行安
定性等に優れ、動摩擦が少ないことが要求されている。
この様な要求に応えるべく非磁性支持体フイルムの背面
に、カーボンブラックを含む充填剤を結合剤に分散結着
させたバックコート層を設け、テープの帯電防止及び耐
摩耗性を向上させることは公知である。
く使用されているが、これらの磁気記録媒体は高い記録
密度が要求されると共に、ロール状に巻かれ、使用時に
は高速走行しつつ磁気ヘッドが磁気層に接触し、且つ背
面は装置部材の一部に接触走行する。従ってこれらの磁
気記録媒体においては、製造時及び使用時の双方におい
て、帯電防止性、巻き乱れ防止性、耐摩耗性及び走行安
定性等に優れ、動摩擦が少ないことが要求されている。
この様な要求に応えるべく非磁性支持体フイルムの背面
に、カーボンブラックを含む充填剤を結合剤に分散結着
させたバックコート層を設け、テープの帯電防止及び耐
摩耗性を向上させることは公知である。
【0003】上記のバックコート層としては以下の如き
提案が為されている。 カーボンブラックの粒子径の異なるものを併用する
方法(特開昭59−14127号公報)。 バックコート層に有機金属化合物よりなる潤滑剤層
を設ける方法(特開平2−214015号公報)。 バックコート層の結合剤分子中に第3級アミノ基を
含有するポリウレタン樹脂を使用する方法(特開平1−
91317号公報)。 以上の如きバックコート層に求められる代表的性質とし
ては、帯電防止、耐摩耗性の向上、潤滑性の向上及び動
摩擦係数の低減等が挙げられる。
提案が為されている。 カーボンブラックの粒子径の異なるものを併用する
方法(特開昭59−14127号公報)。 バックコート層に有機金属化合物よりなる潤滑剤層
を設ける方法(特開平2−214015号公報)。 バックコート層の結合剤分子中に第3級アミノ基を
含有するポリウレタン樹脂を使用する方法(特開平1−
91317号公報)。 以上の如きバックコート層に求められる代表的性質とし
ては、帯電防止、耐摩耗性の向上、潤滑性の向上及び動
摩擦係数の低減等が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとしている問題点】以上の如き性質
をバックコート層に付与するには、塗料内におけるカー
ボンブラックの分散安定化、バックコート層の光沢度安
定化及び非磁性支持体フイルムに対する接着性が基本的
に要求されるが、従来技術においてはこれらの特性が充
分ではなかった。又、バックコート層の塗膜物性の向上
及び非磁性支持体フイルムに対する接着性を更に向上さ
せる為に、塗料中にポリイソシアネート系硬化剤を添加
すると、バックコート層中のカーボンブラックの分散安
定性が悪くなり、又、バックコート層の光沢度が悪くな
る。その為、光沢度の悪いバックコート層表面は粗面で
あり、耐摩耗性が悪くなるという問題が発生する。従っ
て本発明の目的は、帯電防止性、巻き乱れ防止性、耐摩
耗性及び走行安定性等に優れ、動摩擦が少ないバックコ
ート層を有する磁気記録媒体を提供することである。
をバックコート層に付与するには、塗料内におけるカー
ボンブラックの分散安定化、バックコート層の光沢度安
定化及び非磁性支持体フイルムに対する接着性が基本的
に要求されるが、従来技術においてはこれらの特性が充
分ではなかった。又、バックコート層の塗膜物性の向上
及び非磁性支持体フイルムに対する接着性を更に向上さ
せる為に、塗料中にポリイソシアネート系硬化剤を添加
すると、バックコート層中のカーボンブラックの分散安
定性が悪くなり、又、バックコート層の光沢度が悪くな
る。その為、光沢度の悪いバックコート層表面は粗面で
あり、耐摩耗性が悪くなるという問題が発生する。従っ
て本発明の目的は、帯電防止性、巻き乱れ防止性、耐摩
耗性及び走行安定性等に優れ、動摩擦が少ないバックコ
ート層を有する磁気記録媒体を提供することである。
【0005】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、カーボンブラッ
クと結合剤と溶剤とを含有してなり、上記結合剤が、ア
クリル重合物変性ポリウレタン樹脂と、末端にヒドロキ
シ基、カルボキシル基又は第3級アミノ基を有する塩化
ビニル系共重合体とからなることを特徴とする磁気記録
媒体のバックコート層形成用塗料組成物である。
によって達成される。即ち、本発明は、カーボンブラッ
クと結合剤と溶剤とを含有してなり、上記結合剤が、ア
クリル重合物変性ポリウレタン樹脂と、末端にヒドロキ
シ基、カルボキシル基又は第3級アミノ基を有する塩化
ビニル系共重合体とからなることを特徴とする磁気記録
媒体のバックコート層形成用塗料組成物である。
【0006】
【作用】非磁性支持体フイルム背面に形成するバックコ
ート層の結合剤として、アクリル重合物変性ポリウレタ
ン樹脂と塩化ビニル系共重合体とを採用することによ
り、これら樹脂間の相溶性が非常に良好となる為、バッ
クコート層に含有するカーボンブラックの分散安定化を
図ることが出来ると同時に、ポリイソシアネート系硬化
剤を添加しても可使時間を長く保つことが出来、得られ
るバックコート層の光沢度は殆ど低下しない。
ート層の結合剤として、アクリル重合物変性ポリウレタ
ン樹脂と塩化ビニル系共重合体とを採用することによ
り、これら樹脂間の相溶性が非常に良好となる為、バッ
クコート層に含有するカーボンブラックの分散安定化を
図ることが出来ると同時に、ポリイソシアネート系硬化
剤を添加しても可使時間を長く保つことが出来、得られ
るバックコート層の光沢度は殆ど低下しない。
【0007】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に具体的に説明する。磁気記録媒体におけるバ
ックコート層に特に求められる性質としては、長い可使
時間、カーボンブラックの優れた分散安定性、非磁性支
持体フイルムに対する優れた接着性、帯電防止の為の抵
抗値が1.0X105 Ωレベルであること、耐摩耗性に
優れること、及び高い光沢度を有することが挙げられ
る。
発明を更に具体的に説明する。磁気記録媒体におけるバ
ックコート層に特に求められる性質としては、長い可使
時間、カーボンブラックの優れた分散安定性、非磁性支
持体フイルムに対する優れた接着性、帯電防止の為の抵
抗値が1.0X105 Ωレベルであること、耐摩耗性に
優れること、及び高い光沢度を有することが挙げられ
る。
【0008】バックコート層の上記性質(耐摩耗性、動
摩擦係数及び支持体に対する接着性等)を改善する為、
バックコート層用塗料組成物に架橋剤としてポリイソシ
アネート架橋剤を添加する方法は公知であり非常に効果
的であるが、その反面時間経過と共に塗料の結合剤とポ
リイソシアネート架橋剤との反応が塗料中で進み、結合
剤が高分子量化すると同時に、溶媒に対する溶解性が減
少し、結果的にかなり短い時間で塗料中に含まれるカー
ボンブラックの分散安定性が悪くなり、バックコート層
の光沢度にバラツキ(段階的に艷が消える)が表われ
る。
摩擦係数及び支持体に対する接着性等)を改善する為、
バックコート層用塗料組成物に架橋剤としてポリイソシ
アネート架橋剤を添加する方法は公知であり非常に効果
的であるが、その反面時間経過と共に塗料の結合剤とポ
リイソシアネート架橋剤との反応が塗料中で進み、結合
剤が高分子量化すると同時に、溶媒に対する溶解性が減
少し、結果的にかなり短い時間で塗料中に含まれるカー
ボンブラックの分散安定性が悪くなり、バックコート層
の光沢度にバラツキ(段階的に艷が消える)が表われ
る。
【0009】従って、バックコート層用塗料において
は、ポリイソシアネート系架橋剤を添加して塗料の性質
を改善することと、長い時間塗料の安定性を保つことが
非常に重要となる。非磁性支持体フイルム(典型的には
ポリエステルフイルム)に対するバックコート層の接着
性はバックコート層としての性質、即ちテープの耐久性
を保持する為に必要な重要な性質である。バックコート
層の帯電防止を確保する為にカーボンブラックを使用す
るが、カーボンブラックとバックコート層用結合剤との
比率が40〜60/60〜40の範囲であることが好ま
しい。
は、ポリイソシアネート系架橋剤を添加して塗料の性質
を改善することと、長い時間塗料の安定性を保つことが
非常に重要となる。非磁性支持体フイルム(典型的には
ポリエステルフイルム)に対するバックコート層の接着
性はバックコート層としての性質、即ちテープの耐久性
を保持する為に必要な重要な性質である。バックコート
層の帯電防止を確保する為にカーボンブラックを使用す
るが、カーボンブラックとバックコート層用結合剤との
比率が40〜60/60〜40の範囲であることが好ま
しい。
【0010】この比率によりカーボンブラックの比率を
多くすると、バックコート層の帯電防止効果を向上させ
ることが出来るが、その反面バックコート層の塗膜強度
及び非磁性支持体フイルムに対する接着性が悪くなる。
従って、バックコート層に使用する結合剤としては、カ
ーボンブラックとの重量比が約1/1で、上記帯電防止
レベルの抵抗値を確保することが出来るカーボンブラッ
クの分散能力が必要である。
多くすると、バックコート層の帯電防止効果を向上させ
ることが出来るが、その反面バックコート層の塗膜強度
及び非磁性支持体フイルムに対する接着性が悪くなる。
従って、バックコート層に使用する結合剤としては、カ
ーボンブラックとの重量比が約1/1で、上記帯電防止
レベルの抵抗値を確保することが出来るカーボンブラッ
クの分散能力が必要である。
【0011】本発明においてバックコート層を形成する
為の結合剤としては、 a アクリル重合物変性ポリウレタン樹脂と、 b 末端にヒドロキシ基、カルボキシル基又は第3級ア
ミノ基又はこれら2種以上の官能基を含有する塩化ビニ
ル系共重合体とを併用する。 上記aとbの配合割合は、a/b=5〜50/95〜5
0の範囲が好ましい。b成分がこの範囲未満であると、
バックコート層の耐摩耗性が著しく悪くなる等の点で不
満足であり、一方、b成分がこの範囲を越えると、支持
体フイルム(ポリエステル)に対するバックコート層の
接着性が劣る等の点で不満足である。
為の結合剤としては、 a アクリル重合物変性ポリウレタン樹脂と、 b 末端にヒドロキシ基、カルボキシル基又は第3級ア
ミノ基又はこれら2種以上の官能基を含有する塩化ビニ
ル系共重合体とを併用する。 上記aとbの配合割合は、a/b=5〜50/95〜5
0の範囲が好ましい。b成分がこの範囲未満であると、
バックコート層の耐摩耗性が著しく悪くなる等の点で不
満足であり、一方、b成分がこの範囲を越えると、支持
体フイルム(ポリエステル)に対するバックコート層の
接着性が劣る等の点で不満足である。
【0012】又、上記結合剤混合物とカーボンブラック
の重量比は60〜40/40〜60の範囲が好ましい。
更にこれらの成分を含む塗料組成物は、結合剤とカーボ
ンブラックとの固形分の合計が、約10〜20重量%
で、粘度5〜300cps/25℃が好ましい。塗料組
成物に使用する溶剤としては、工業的汎用有機溶剤、例
えば、MEK、MIBK、トルエン、キシレン、酢酸エ
チル等或はこれらの混合物が挙げられる。更に必要に応
じて、顔料分散剤、ニトロセルローズ、酸化防止剤、熱
安定剤、光安定剤等の任意の添加剤を添加することが出
来る。
の重量比は60〜40/40〜60の範囲が好ましい。
更にこれらの成分を含む塗料組成物は、結合剤とカーボ
ンブラックとの固形分の合計が、約10〜20重量%
で、粘度5〜300cps/25℃が好ましい。塗料組
成物に使用する溶剤としては、工業的汎用有機溶剤、例
えば、MEK、MIBK、トルエン、キシレン、酢酸エ
チル等或はこれらの混合物が挙げられる。更に必要に応
じて、顔料分散剤、ニトロセルローズ、酸化防止剤、熱
安定剤、光安定剤等の任意の添加剤を添加することが出
来る。
【0013】本発明の塗料組成物には、架橋剤としてポ
リイソシアネート系架橋剤を添加する。これらのポリイ
ソシアネート系架橋剤としては、例えば、 a)コロネートL 日本ポリウレ
タン工業 b)コロネートHL 日本ポリウレ
タン工業 c)ジュラネート24A−75 旭化成工業 d)タケネートD−110N 武田薬品工業 e)タケネートD−140N 武田薬品工業 等が挙げられる。
リイソシアネート系架橋剤を添加する。これらのポリイ
ソシアネート系架橋剤としては、例えば、 a)コロネートL 日本ポリウレ
タン工業 b)コロネートHL 日本ポリウレ
タン工業 c)ジュラネート24A−75 旭化成工業 d)タケネートD−110N 武田薬品工業 e)タケネートD−140N 武田薬品工業 等が挙げられる。
【0014】上記塗料組成物に使用する結合剤は、結合
剤単独として破断強度:400〜700Kg/cm2 及
び破断伸度:5〜20%以下の結合剤が好ましく、特
に、破断強度が400〜700Kg/cm2 であっても
破断伸度が30%以上の伸度を示すものはバックコート
層を形成した場合にその耐摩耗性が劣るので好ましくな
い。バックコート層用塗料組成物の塗布の1例は、塗料
溶剤組成をMEK/トルエン(重量比6/4)とし、固
形分15重量%、塗料粘度5〜100cps/25℃に
設定し、室温(20〜30℃)で、相対湿度30〜80
%で、塗料の塗布を100メッシュグラビヤロールを使
用して、非磁性支持体フイルムに塗布することが好まし
く、塗布後直ちに温度60〜70℃で熱風で乾燥するこ
とにより所望のバックコート層が形成される。この形成
された被膜状態を観察することによって、塗料の塗工適
性の良否を判断することが出来る。
剤単独として破断強度:400〜700Kg/cm2 及
び破断伸度:5〜20%以下の結合剤が好ましく、特
に、破断強度が400〜700Kg/cm2 であっても
破断伸度が30%以上の伸度を示すものはバックコート
層を形成した場合にその耐摩耗性が劣るので好ましくな
い。バックコート層用塗料組成物の塗布の1例は、塗料
溶剤組成をMEK/トルエン(重量比6/4)とし、固
形分15重量%、塗料粘度5〜100cps/25℃に
設定し、室温(20〜30℃)で、相対湿度30〜80
%で、塗料の塗布を100メッシュグラビヤロールを使
用して、非磁性支持体フイルムに塗布することが好まし
く、塗布後直ちに温度60〜70℃で熱風で乾燥するこ
とにより所望のバックコート層が形成される。この形成
された被膜状態を観察することによって、塗料の塗工適
性の良否を判断することが出来る。
【0015】前記アクリル重合物変性ポリウレタン樹脂
と塩化ビニル系共重合体と架橋剤としてのポリイソシア
ネート化合物の相溶性が良好なものは塗工適性も良く、
『ブラッシング』等のトラブル現象が発生する可能性が
著しく少ない。アクリル重合物変性ポリウレタン樹脂と
は、Polymer Bulletin 8,239-244(1982)に示されている
様な、末端水酸基含有マクロモノマー類(macromonomer
s)を、ヒドロキシル成分の少なくとも一部として使用し
て得られるポリウレタン樹脂である。末端水酸基含有マ
クロモノマー類を得る為に使用される重合性モノマーと
しては、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、
ジエチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノ
プロピルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルア
ミド、アクリロイルモルフォリン、アクリル酸、メタク
リル酸、アクリルニトリル、スチレン、マレイン酸、塩
化ビニル、酢酸ビニル等の重合性モノマーが挙げられ
る。
と塩化ビニル系共重合体と架橋剤としてのポリイソシア
ネート化合物の相溶性が良好なものは塗工適性も良く、
『ブラッシング』等のトラブル現象が発生する可能性が
著しく少ない。アクリル重合物変性ポリウレタン樹脂と
は、Polymer Bulletin 8,239-244(1982)に示されている
様な、末端水酸基含有マクロモノマー類(macromonomer
s)を、ヒドロキシル成分の少なくとも一部として使用し
て得られるポリウレタン樹脂である。末端水酸基含有マ
クロモノマー類を得る為に使用される重合性モノマーと
しては、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、
ジエチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノ
プロピルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルア
ミド、アクリロイルモルフォリン、アクリル酸、メタク
リル酸、アクリルニトリル、スチレン、マレイン酸、塩
化ビニル、酢酸ビニル等の重合性モノマーが挙げられ
る。
【0016】本発明で使用するアクリル重合物変性ポリ
ウレタン樹脂を合成する際に、末端水酸基含有マクロモ
ノマー類と同時に使用することが出来るポリオール化合
物としては、例えば、末端水酸基含有2官能性ポリオー
ル、分子量約700〜6,000もの、例えば、 ポリエーテルポリオール;例えば、ポリエチレングリ
コール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリテトラ
メチレングリコール、EO/PO共重合体等、 ラクトンポリオール;例えば、バレロラクトンポリオ
ール、ポリカプロラクトンポリオール等、 ポリエステルポリオール;例えば、ジオールと二塩基
酸から得られるポリエステルポリオール等が挙げられ
る。
ウレタン樹脂を合成する際に、末端水酸基含有マクロモ
ノマー類と同時に使用することが出来るポリオール化合
物としては、例えば、末端水酸基含有2官能性ポリオー
ル、分子量約700〜6,000もの、例えば、 ポリエーテルポリオール;例えば、ポリエチレングリ
コール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリテトラ
メチレングリコール、EO/PO共重合体等、 ラクトンポリオール;例えば、バレロラクトンポリオ
ール、ポリカプロラクトンポリオール等、 ポリエステルポリオール;例えば、ジオールと二塩基
酸から得られるポリエステルポリオール等が挙げられ
る。
【0017】二塩基酸としては、芳香族ジカルボン酸と
して、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフ
タル酸、トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット
酸、又はこれらの酸無水物、又はこれらの低級アルコー
ルエステル、芳香族オキシカルボン酸、p−オキシ安息
香酸等が挙げられ、脂肪族ジカルボン酸としては、例え
ば、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン
ジカルボン酸、ダイマー酸等が挙げられる。
して、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフ
タル酸、トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット
酸、又はこれらの酸無水物、又はこれらの低級アルコー
ルエステル、芳香族オキシカルボン酸、p−オキシ安息
香酸等が挙げられ、脂肪族ジカルボン酸としては、例え
ば、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン
ジカルボン酸、ダイマー酸等が挙げられる。
【0018】ジオール化合物としては、例えば、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグ
リコール、ジエチレングリコール、ジプロピングリコー
ル、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオ
ール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ダイマー
ジオール、ビスフェノールAのエチレンオキシド付加
物、プロピレンオキシド付加物、水素化ビスフェノール
Aのエチレンオキシド付加物、プロピレンオキシド付加
物、ポリカーボネートポリオール等が挙げられる。
ングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグ
リコール、ジエチレングリコール、ジプロピングリコー
ル、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオ
ール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ダイマー
ジオール、ビスフェノールAのエチレンオキシド付加
物、プロピレンオキシド付加物、水素化ビスフェノール
Aのエチレンオキシド付加物、プロピレンオキシド付加
物、ポリカーボネートポリオール等が挙げられる。
【0019】ジイソシアネート化合物としては、例え
ば、芳香族ジイソシアネート化合物としてTDI、MD
I、TMXDI等、脂環族としてIPDI、水添加MD
I、ノボルネジイソシアネート等、脂環族としてヘキサ
メチレンジイソシアネート、ダイマージイソシアネート
等が挙げられる。
ば、芳香族ジイソシアネート化合物としてTDI、MD
I、TMXDI等、脂環族としてIPDI、水添加MD
I、ノボルネジイソシアネート等、脂環族としてヘキサ
メチレンジイソシアネート、ダイマージイソシアネート
等が挙げられる。
【0020】鎖伸長剤(ジオール化合物)としては、例
えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ネ
オペンチルグリコール、ジエチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4
−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6
−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3
−ペンタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール、N−アルキルジエタノールアミン等が挙げられ
る。
えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ネ
オペンチルグリコール、ジエチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4
−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6
−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3
−ペンタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール、N−アルキルジエタノールアミン等が挙げられ
る。
【0021】本発明の塗料の結合剤の1種である塩化ビ
ニル系共重合体とは、塩化ビニルモノマーと共重合し得
る単量体、例えば、酢酸ビニル、アクリルニトリル、塩
化ビニルデン、メチルアクリレート、メチルメタクリレ
ート、スチレン、エチレンプロピン、グリシジルメタク
リレート等と塩化ビニルとの共重合体である。
ニル系共重合体とは、塩化ビニルモノマーと共重合し得
る単量体、例えば、酢酸ビニル、アクリルニトリル、塩
化ビニルデン、メチルアクリレート、メチルメタクリレ
ート、スチレン、エチレンプロピン、グリシジルメタク
リレート等と塩化ビニルとの共重合体である。
【0022】これらの共重合体としては、例えば、塩化
ビニル/酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル/酢酸ビニル
/ビニルアルコール(水酸基含有)共重合体、塩化ビニ
ル/酢酸ビニル/アルキルアクリレート(水酸基含有)
共重合体、塩化ビニル/酢酸ビニル/マレイン酸共重合
体、塩化ビニル/酢酸ビニルプロピオン酸共重合体、塩
化ビニル/酢酸ビニル(水酸基含有)共重合体、塩化ビ
ニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール(水酸基含有)共
重合体、スルホン酸のアルカリ金属基含有塩化ビニル/
酢酸ビニル/アルキルアクリレート(水酸基含有)共重
合体等が挙げられる。
ビニル/酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル/酢酸ビニル
/ビニルアルコール(水酸基含有)共重合体、塩化ビニ
ル/酢酸ビニル/アルキルアクリレート(水酸基含有)
共重合体、塩化ビニル/酢酸ビニル/マレイン酸共重合
体、塩化ビニル/酢酸ビニルプロピオン酸共重合体、塩
化ビニル/酢酸ビニル(水酸基含有)共重合体、塩化ビ
ニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール(水酸基含有)共
重合体、スルホン酸のアルカリ金属基含有塩化ビニル/
酢酸ビニル/アルキルアクリレート(水酸基含有)共重
合体等が挙げられる。
【0023】本発明で使用する結合剤には、本発明の目
的達成を妨げない範囲において、更にアクリル(メタク
リル)酸エステル共重合体、アクリルニトリル重合体、
塩化ビニル/アクリルニトリル共重合体、スチレン/ア
クリル(メタクリル)酸エステル共重合体、ブタジェン
共重合体、ビニリデン共重合体、弗素化合物共重合体等
のビニル重合体又は共重合体を添加することが出来る。
更にフェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿
素樹脂等のアルデヒド樹脂、シリコン樹脂、ニトロセル
ローズ樹脂、ラク酢酸セルローズ樹脂等も添加すること
が出来る。
的達成を妨げない範囲において、更にアクリル(メタク
リル)酸エステル共重合体、アクリルニトリル重合体、
塩化ビニル/アクリルニトリル共重合体、スチレン/ア
クリル(メタクリル)酸エステル共重合体、ブタジェン
共重合体、ビニリデン共重合体、弗素化合物共重合体等
のビニル重合体又は共重合体を添加することが出来る。
更にフェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿
素樹脂等のアルデヒド樹脂、シリコン樹脂、ニトロセル
ローズ樹脂、ラク酢酸セルローズ樹脂等も添加すること
が出来る。
【0024】
【実施例】次に参考例、比較例及び実施例を挙げて本発
明を更に具体的に説明する。 参考例1(アクリル重合物変性ポリウレタン樹脂の合成
例、鎖伸長剤を使用しない場合) 配合 ポリカプロラクトンポリオール 500g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) 末端水酸基含有メチルメタクリレート 500g (水酸基価約30、分子量約3,733、2官能性ポリオール) MDI(NCO/OH≒1) 95.8g ジブチルスズラウレート(触媒) 0.1g MEK(溶剤) 2,800g トルエン(溶剤) 853g
明を更に具体的に説明する。 参考例1(アクリル重合物変性ポリウレタン樹脂の合成
例、鎖伸長剤を使用しない場合) 配合 ポリカプロラクトンポリオール 500g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) 末端水酸基含有メチルメタクリレート 500g (水酸基価約30、分子量約3,733、2官能性ポリオール) MDI(NCO/OH≒1) 95.8g ジブチルスズラウレート(触媒) 0.1g MEK(溶剤) 2,800g トルエン(溶剤) 853g
【0025】10リットルのポリウレタン樹脂反応釜
に、上記配合に示したポリカプロラクトンポリオール及
び末端水酸基含有メタクリレートマクロモノマー、MD
I80.0g、MEK300g、仕込み温度常温(約2
5℃)から1時間かけて温度約90℃まで上げ、この状
態で約1時間反応させ、更にMEK300g、MDI1
0.0gを追加して、そのまま反応を更に約1時間継続
後、触媒の全量を添加し、残りのMDI6gを滴下し、
増粘状態を見ながら更にMEK300gを追加し、その
まま反応を更に約2時間継続後、残りのMEKの全量と
トルエンの全量を添加し、常温まで放冷却して目的のア
クリル重合物変性ポリウレタン樹脂溶液を得た。得られ
た樹脂溶液は固形分約30%、粘度約300ポイズ/2
5℃であった。
に、上記配合に示したポリカプロラクトンポリオール及
び末端水酸基含有メタクリレートマクロモノマー、MD
I80.0g、MEK300g、仕込み温度常温(約2
5℃)から1時間かけて温度約90℃まで上げ、この状
態で約1時間反応させ、更にMEK300g、MDI1
0.0gを追加して、そのまま反応を更に約1時間継続
後、触媒の全量を添加し、残りのMDI6gを滴下し、
増粘状態を見ながら更にMEK300gを追加し、その
まま反応を更に約2時間継続後、残りのMEKの全量と
トルエンの全量を添加し、常温まで放冷却して目的のア
クリル重合物変性ポリウレタン樹脂溶液を得た。得られ
た樹脂溶液は固形分約30%、粘度約300ポイズ/2
5℃であった。
【0026】参考例2(アクリル重合物変性ポリウレタ
ン樹脂の合成、ジオール化合物鎖伸長剤を使用した場
合) 配合 ポリカーボネートポリオール 500g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) 末端水酸基含有メチルメタクリレート 500g (水酸基価約30、分子量約3,733、2官能性ポリオール) 1,3−ブタンジオール(鎖伸長剤) 8g MDI(NCO/OH≒1) 118g ジブチルスズラウレート(触媒) 0.1g MEK(溶剤) 2,101.8g トルエン(溶剤) 525.5g 反応条件を参考例1と同様にして合成した。得られた樹
脂溶液は固形分約30%、粘度約500ポイズ/25℃
であった。
ン樹脂の合成、ジオール化合物鎖伸長剤を使用した場
合) 配合 ポリカーボネートポリオール 500g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) 末端水酸基含有メチルメタクリレート 500g (水酸基価約30、分子量約3,733、2官能性ポリオール) 1,3−ブタンジオール(鎖伸長剤) 8g MDI(NCO/OH≒1) 118g ジブチルスズラウレート(触媒) 0.1g MEK(溶剤) 2,101.8g トルエン(溶剤) 525.5g 反応条件を参考例1と同様にして合成した。得られた樹
脂溶液は固形分約30%、粘度約500ポイズ/25℃
であった。
【0027】参考例3(アクリル重合物変性ポリウレタ
ン樹脂の合成、ポリエステルポリオール化合物を使用し
た場合) 配合 ネオペンチルグリコール−エチレングリコール−イソフタレートポリ オール 500g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) 末端水酸基含有メチルメタクリレート 500g (水酸基価約30、分子量約3,733、2官能性ポリオール) MDI(NCO/OH≒1) 95.8g ジブチルスズラウレート(触媒) 0.1g MEK(溶剤) 2,800g トルエン(溶剤) 853g 反応条件を参考例1と同様にして合成した。得られた樹
脂溶液は固形分約30%、粘度約550ポイズ/25℃
であった。
ン樹脂の合成、ポリエステルポリオール化合物を使用し
た場合) 配合 ネオペンチルグリコール−エチレングリコール−イソフタレートポリ オール 500g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) 末端水酸基含有メチルメタクリレート 500g (水酸基価約30、分子量約3,733、2官能性ポリオール) MDI(NCO/OH≒1) 95.8g ジブチルスズラウレート(触媒) 0.1g MEK(溶剤) 2,800g トルエン(溶剤) 853g 反応条件を参考例1と同様にして合成した。得られた樹
脂溶液は固形分約30%、粘度約550ポイズ/25℃
であった。
【0028】参考例4(アクリル重合物変性ポリウレタ
ン樹脂の合成、アミノアルコール化合物鎖伸長剤を使用
した場合) 配合 ポリカーボネートポリオール 500g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) 末端水酸基含有メチルメタクリレート 500g (水酸基価約30、分子量約3,733、2官能性ポリオール) メチルジエタノールアミン(鎖伸長剤) 5g IPDI(NCO/OH≒1) 100.1g ジブチルスズラウレート(触媒) 0.1g MEK(溶剤) 1,129.5g トルエン(溶剤) 284.4g 反応条件を参考例1と同様にして合成した。得られた樹
脂溶液は固形分約30%、粘度約500ポイズ/25℃
であった。
ン樹脂の合成、アミノアルコール化合物鎖伸長剤を使用
した場合) 配合 ポリカーボネートポリオール 500g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) 末端水酸基含有メチルメタクリレート 500g (水酸基価約30、分子量約3,733、2官能性ポリオール) メチルジエタノールアミン(鎖伸長剤) 5g IPDI(NCO/OH≒1) 100.1g ジブチルスズラウレート(触媒) 0.1g MEK(溶剤) 1,129.5g トルエン(溶剤) 284.4g 反応条件を参考例1と同様にして合成した。得られた樹
脂溶液は固形分約30%、粘度約500ポイズ/25℃
であった。
【0029】参考例5(アクリル重合物変性ポリウレタ
ン樹脂の合成、鎖伸長剤を使用した場合) 配合 a)ウレタンプレポリマー化反応 ポリカーボネートポリオール 1,500g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) 末端水酸基含有メチルメタクリレートマクロモノマー 500g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) ヘキサメチレンジイソシアネート(NCO/OH≒2) 336g オクチル酸亜鉛(触媒) 0.02g MEK(溶剤−1)反応溶剤 779g MEK(溶剤−2)希釈溶剤 1,557g
ン樹脂の合成、鎖伸長剤を使用した場合) 配合 a)ウレタンプレポリマー化反応 ポリカーボネートポリオール 1,500g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) 末端水酸基含有メチルメタクリレートマクロモノマー 500g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) ヘキサメチレンジイソシアネート(NCO/OH≒2) 336g オクチル酸亜鉛(触媒) 0.02g MEK(溶剤−1)反応溶剤 779g MEK(溶剤−2)希釈溶剤 1,557g
【0030】10リットルのポリウレタン樹脂反応釜に
ポリカーボネートポリオール、末端水酸基含有メタクリ
レートマクロモノマー、及びヘキサメチレンジイソシア
ネートの全量、MEK779g(溶剤−1)及び触媒を
仕込み、温度常温(約25℃)から1時間かけて温度約
90℃まで上げ、この状態で、約4時間反応させ末端N
CO基含有ウレタンプレポリマーのMEK75%溶液を
得た。このウレタンポリマー溶液にMEK1,557g
添加し固形分を50%した。このもののイソシアネート
%は約1.73であった。
ポリカーボネートポリオール、末端水酸基含有メタクリ
レートマクロモノマー、及びヘキサメチレンジイソシア
ネートの全量、MEK779g(溶剤−1)及び触媒を
仕込み、温度常温(約25℃)から1時間かけて温度約
90℃まで上げ、この状態で、約4時間反応させ末端N
CO基含有ウレタンプレポリマーのMEK75%溶液を
得た。このウレタンポリマー溶液にMEK1,557g
添加し固形分を50%した。このもののイソシアネート
%は約1.73であった。
【0031】 b)鎖伸長化反応: 上記固形分(50%)ウレタンポリマー溶液 1,000g IPDA(鎖伸長剤);NH2 /NCO=0.8 68.5g IPA(反応停止溶剤);OH/NCO=0.2 12.0g MEK(溶剤) 854.5g
【0032】別の2リットルのポリウレタン樹脂反応釜
に、上記固形分(50%)ウレタンプレポリマー溶液の
全量を仕込み、温度約25〜30℃に調整する。一方、
別な容器にIPDA、IPA及びMEKの全量を仕込み
温度約25〜30℃に調整して均一に混合したものを、
ウレタンプレポリマー溶液の入った反応釜に滴下しなが
ら、温度約30℃以下で鎖伸長反応と同時に、過剰のイ
ソシアネート基をマスクする。得られた樹脂溶液は固形
分約30%、粘度約800ポイズ/25℃であった。
に、上記固形分(50%)ウレタンプレポリマー溶液の
全量を仕込み、温度約25〜30℃に調整する。一方、
別な容器にIPDA、IPA及びMEKの全量を仕込み
温度約25〜30℃に調整して均一に混合したものを、
ウレタンプレポリマー溶液の入った反応釜に滴下しなが
ら、温度約30℃以下で鎖伸長反応と同時に、過剰のイ
ソシアネート基をマスクする。得られた樹脂溶液は固形
分約30%、粘度約800ポイズ/25℃であった。
【0033】上記アクリル重合物変性ポリウレタン尿素
樹脂の場合、ジアミン化合物による鎖伸長率に制約があ
る。即ち、鎖伸長率がNCO基の80%を超える場合、
得られる樹脂はMEK、トルエンの単体、又は混合溶剤
に溶解しない(MEK、トルエンとIPAの混合溶剤、
DMF等の特殊溶剤系にしか溶解しない)。しかし、I
PAは工業的に有用な溶剤であるが、最終的に塗料組成
物に硬化剤としてイソシアネート化合物を更に添加し
て、この塗料組成物の性能(例えば、耐熱性、接着性)
を向上を期待する場合、予め塗料組成物に存在している
IPAと、後に添加する硬化剤としてのポリイソシアネ
ート化合物とが反応してしまい目的の性能が得られ難く
なる。上記のアクリル重合物変性ポリウレタン尿素樹脂
の場合、プレポリマーのNCO基の約30〜80%の範
囲をジアミン化合物によって鎖伸長することが好まし
い。
樹脂の場合、ジアミン化合物による鎖伸長率に制約があ
る。即ち、鎖伸長率がNCO基の80%を超える場合、
得られる樹脂はMEK、トルエンの単体、又は混合溶剤
に溶解しない(MEK、トルエンとIPAの混合溶剤、
DMF等の特殊溶剤系にしか溶解しない)。しかし、I
PAは工業的に有用な溶剤であるが、最終的に塗料組成
物に硬化剤としてイソシアネート化合物を更に添加し
て、この塗料組成物の性能(例えば、耐熱性、接着性)
を向上を期待する場合、予め塗料組成物に存在している
IPAと、後に添加する硬化剤としてのポリイソシアネ
ート化合物とが反応してしまい目的の性能が得られ難く
なる。上記のアクリル重合物変性ポリウレタン尿素樹脂
の場合、プレポリマーのNCO基の約30〜80%の範
囲をジアミン化合物によって鎖伸長することが好まし
い。
【0034】比較参考例1(ポリウレタン樹脂の合成、
鎖伸長剤を使用しない場合) 配合 ポリカプロラクトンポリオール 1,000g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) MDI(NCO/OH≒1) 125.0g ジブチルスズラウレート(触媒) 0.1g MEK(溶剤) 2,100g トルエン(溶剤) 525g
鎖伸長剤を使用しない場合) 配合 ポリカプロラクトンポリオール 1,000g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) MDI(NCO/OH≒1) 125.0g ジブチルスズラウレート(触媒) 0.1g MEK(溶剤) 2,100g トルエン(溶剤) 525g
【0035】10リットルのポリウレタン樹脂反応釜に
上記配合に示したポリカプロラクトンポリオール、MD
I105g及びMEK300gを仕込み、温度常温(約
25℃)から1時間かけて温度約90℃まで上げ、この
状態で約1時間反応させ、更にMEK300g及びMD
I10.0gを追加して、そのまま反応を更に約1時間
継続後、触媒の全量を添加し、残りのMDI10gを滴
下し、増粘状態を見ながら更にMEK300gを追加
し、そのまま反応を更に約2時間継続後、残りのMEK
の全量とトルエンの全量を添加し、常温まで放冷却しポ
リウレタン樹脂溶液を得た。得られた樹脂溶液は固形分
約30%、粘度約370ポイズ/25℃であった。
上記配合に示したポリカプロラクトンポリオール、MD
I105g及びMEK300gを仕込み、温度常温(約
25℃)から1時間かけて温度約90℃まで上げ、この
状態で約1時間反応させ、更にMEK300g及びMD
I10.0gを追加して、そのまま反応を更に約1時間
継続後、触媒の全量を添加し、残りのMDI10gを滴
下し、増粘状態を見ながら更にMEK300gを追加
し、そのまま反応を更に約2時間継続後、残りのMEK
の全量とトルエンの全量を添加し、常温まで放冷却しポ
リウレタン樹脂溶液を得た。得られた樹脂溶液は固形分
約30%、粘度約370ポイズ/25℃であった。
【0036】比較参考例2(ポリウレタン樹脂の合成、
ジオール化合物鎖伸長剤を使用した場合) 配合 ポリカーボネートポリオール 1,000g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) 1,3−ブタンジオール(鎖伸長剤) 8g MDI(NCO/OH≒1) 147.2g ジブチルスズラウレート(触媒) 0.1g MEK(溶剤) 2156.0g トルエン(溶剤) 539.1g 反応条件を比較参考例1と同様にして合成した。得られ
た樹脂溶液は固形分約30%、粘度約550ポイズ/2
5℃であった。
ジオール化合物鎖伸長剤を使用した場合) 配合 ポリカーボネートポリオール 1,000g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) 1,3−ブタンジオール(鎖伸長剤) 8g MDI(NCO/OH≒1) 147.2g ジブチルスズラウレート(触媒) 0.1g MEK(溶剤) 2156.0g トルエン(溶剤) 539.1g 反応条件を比較参考例1と同様にして合成した。得られ
た樹脂溶液は固形分約30%、粘度約550ポイズ/2
5℃であった。
【0037】比較参考例3(ポリウレタン樹脂の合成、
ポリエステルポリオールを使用した場合) 配合 ネオペンチルグリコール−エチレングリコール−イソフタレートポリ オール 1,000g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) MDI(NCO/OH≒1) 125.0g ジブチルスズラウレート(触媒) 0.1g MEK(溶剤) 2,100g トルエン(溶剤) 525g 反応条件を比較参考例1と同様にして合成した。得られ
た樹脂溶液は固形分約30%、粘度約660ポイズ/2
5℃であった。
ポリエステルポリオールを使用した場合) 配合 ネオペンチルグリコール−エチレングリコール−イソフタレートポリ オール 1,000g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) MDI(NCO/OH≒1) 125.0g ジブチルスズラウレート(触媒) 0.1g MEK(溶剤) 2,100g トルエン(溶剤) 525g 反応条件を比較参考例1と同様にして合成した。得られ
た樹脂溶液は固形分約30%、粘度約660ポイズ/2
5℃であった。
【0038】比較参考例4(ポリウレタン樹脂の合成、
アミノアルコール化合物鎖伸長剤を使用した場合) 配合 ポリカーボネートポリオール 1,000g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) メチルジエタノールアミン(鎖伸長剤) 5g IPDI(NCO/OH≒1) 120.3g ジブチルスズラウレート(触媒) 0.1g MEK(溶剤) 2,100.0g トルエン(溶剤) 525.0g 反応条件を比較参考例1と同様にして合成した。得られ
た樹脂溶液は固形分約30%、粘度約610ポイズ/2
5℃であった。
アミノアルコール化合物鎖伸長剤を使用した場合) 配合 ポリカーボネートポリオール 1,000g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) メチルジエタノールアミン(鎖伸長剤) 5g IPDI(NCO/OH≒1) 120.3g ジブチルスズラウレート(触媒) 0.1g MEK(溶剤) 2,100.0g トルエン(溶剤) 525.0g 反応条件を比較参考例1と同様にして合成した。得られ
た樹脂溶液は固形分約30%、粘度約610ポイズ/2
5℃であった。
【0039】比較参考例5(ポリウレタン尿素樹脂の合
成、鎖伸長剤を使用した場合) 配合 a)ウレタンプレポリマー化反応 ポリカーボネートポリオール 2,000g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) ヘキサメチレンジイソシアネート(NCO/OH≒2) 336g オクチル酸亜鉛(触媒) 0.02g MEK(溶剤−1)反応溶剤 779g MEK(溶剤−2)希釈溶剤 1,557g
成、鎖伸長剤を使用した場合) 配合 a)ウレタンプレポリマー化反応 ポリカーボネートポリオール 2,000g (水酸基価約56、分子量約2,000、2官能性ポリオール) ヘキサメチレンジイソシアネート(NCO/OH≒2) 336g オクチル酸亜鉛(触媒) 0.02g MEK(溶剤−1)反応溶剤 779g MEK(溶剤−2)希釈溶剤 1,557g
【0040】10リットルのポリウレタン樹脂反応釜に
ポリカーボネートポリオール、ヘキサメチレンジイソシ
アネートの全量、MEK779g(溶剤−1)及び触媒
を仕込み、温度常温(約25℃)から1時間かけて温度
約90℃まで上げ、この状態で、約4時間反応させ末端
NCO基含有ウレタンプレポリマーのMEK75%溶液
を得た。このウレタンポリマー溶液にMEK1557g
添加し固形分50%したもののイソシアネート%は約
1.71であった。
ポリカーボネートポリオール、ヘキサメチレンジイソシ
アネートの全量、MEK779g(溶剤−1)及び触媒
を仕込み、温度常温(約25℃)から1時間かけて温度
約90℃まで上げ、この状態で、約4時間反応させ末端
NCO基含有ウレタンプレポリマーのMEK75%溶液
を得た。このウレタンポリマー溶液にMEK1557g
添加し固形分50%したもののイソシアネート%は約
1.71であった。
【0041】 b)鎖伸長化反応: 上記固形分(50%)ウレタンポリマー溶液 1,000g IPDA(鎖伸長剤);NH2 /NCO=0.8 68.5g IPA(反応停止溶剤);OH/NCO=0.2 12.0g MEK(溶剤) 854.5g 別の2リットルのポリウレタン樹脂反応釜に、上記固形
分(50%)ウレタンプレポリマー溶液の全量を仕込み
温度約25〜30℃に調整する。一方、別な容器にIP
DA、IPA及びMEKの全量を仕込み温度約25〜3
0℃に調整して均一に混合したものを、ウレタンプレポ
リマー溶液の入った反応釜に滴下しながら、温度約30
℃以下で鎖伸長反応と同時に、過剰のイソシアネート基
をマスクする。得られた樹脂溶液は固形分約30%、粘
度約870ポイズ/25℃であった。
分(50%)ウレタンプレポリマー溶液の全量を仕込み
温度約25〜30℃に調整する。一方、別な容器にIP
DA、IPA及びMEKの全量を仕込み温度約25〜3
0℃に調整して均一に混合したものを、ウレタンプレポ
リマー溶液の入った反応釜に滴下しながら、温度約30
℃以下で鎖伸長反応と同時に、過剰のイソシアネート基
をマスクする。得られた樹脂溶液は固形分約30%、粘
度約870ポイズ/25℃であった。
【0042】 実施例1(塗料組成物の調製) 参考例1のアクリル重合物変性ポリウレタン樹脂 2.0部*1 ビニライトVAGH 8.0部*2 カーボンブラック 10.0部 顔料分散剤 0.1部 MEK 40.0部 トルエン 40.0部 上記塗料配合組成物をペイントコンディショナーで3時
間練肉して本発明の塗料組成物を得た。
間練肉して本発明の塗料組成物を得た。
【0043】得られた塗料組成物100部に硬化剤(旭
化成工業製ポリイソシアネート化合物、デユ ラネート2
4A−75)を3部添加し、本発明のバックコート層用
塗料組成物とした。この塗料組成物の粘度は約50cp
s/25℃であった。この塗料組成物をグラビヤロール
を使用し、ビデオテーオテープ用ポリエステルフイルム
に塗布及び乾燥後、50〜60℃/48時間熟成し、厚
さ約1ミクロンのバックコート層を形成した。*1 参考例1に示したアクリル重合物変性ポリウレタン樹
脂*2 ユニオンカーバイト製、水酸基含有PVC共重合体樹
脂
化成工業製ポリイソシアネート化合物、デユ ラネート2
4A−75)を3部添加し、本発明のバックコート層用
塗料組成物とした。この塗料組成物の粘度は約50cp
s/25℃であった。この塗料組成物をグラビヤロール
を使用し、ビデオテーオテープ用ポリエステルフイルム
に塗布及び乾燥後、50〜60℃/48時間熟成し、厚
さ約1ミクロンのバックコート層を形成した。*1 参考例1に示したアクリル重合物変性ポリウレタン樹
脂*2 ユニオンカーバイト製、水酸基含有PVC共重合体樹
脂
【0044】実施例2〜5 他の参考例2〜5に示したアクリル重合物変性ポリウレ
タン樹脂についても、実施例1と同様にして塗料組成物
を調製し、且つバックコート層を形成した。 比較例1〜5(比較例の塗料組成物の調製) 比較参考例1〜5に示したポリウレタン樹脂について
も、実施例1と同様にして塗料組成物を調製し、且つバ
ックコート層を形成した。本発明の塗料組成物(表1)
及び比較例の塗料組成物(表2)の性能評価結果を以下
に示す。
タン樹脂についても、実施例1と同様にして塗料組成物
を調製し、且つバックコート層を形成した。 比較例1〜5(比較例の塗料組成物の調製) 比較参考例1〜5に示したポリウレタン樹脂について
も、実施例1と同様にして塗料組成物を調製し、且つバ
ックコート層を形成した。本発明の塗料組成物(表1)
及び比較例の塗料組成物(表2)の性能評価結果を以下
に示す。
【0045】
【表1】 但し、(1)〜(5)はそれぞれ実施例1〜5の塗料組
成物から得られたバックコート層を示す。
成物から得られたバックコート層を示す。
【0046】
【表2】 但し、(1)〜(5)はそれぞれ比較例1〜5の塗料組
成物から得られたバックコート層を示す。
成物から得られたバックコート層を示す。
【0047】*1:塗料組成物にデユ ラネート24A−
75を配合した塗料組成物を、10分間及び60分間経
過後にビデオテープ用ポリエステルフイルムに塗布及び
乾燥し、48時間熟成後にグロス値を比較した。グロス
値の低いもの程この塗料組成物中の水酸基含有塩化ビニ
ル系共重合体とポリウレタン樹脂との相溶性が悪いこと
を意味する。更に、グロス値の低いもの程その表面が粗
面となり、耐摩耗性が悪い。 *2:セロハンテープ剥離試験により比較した。 A;結果非常に良好 B;結果良好 C;結果良好 D;結果非常に不良 *3:*1で作成した試料からリールに巻いた供試テー
プを作成し、100回VTRで繰り返し試験を実施して
傷の発生状態を評価した。 ◎;結果非常に良好 ○;結果良好 △;結果良好 ×;結果非常に不良
75を配合した塗料組成物を、10分間及び60分間経
過後にビデオテープ用ポリエステルフイルムに塗布及び
乾燥し、48時間熟成後にグロス値を比較した。グロス
値の低いもの程この塗料組成物中の水酸基含有塩化ビニ
ル系共重合体とポリウレタン樹脂との相溶性が悪いこと
を意味する。更に、グロス値の低いもの程その表面が粗
面となり、耐摩耗性が悪い。 *2:セロハンテープ剥離試験により比較した。 A;結果非常に良好 B;結果良好 C;結果良好 D;結果非常に不良 *3:*1で作成した試料からリールに巻いた供試テー
プを作成し、100回VTRで繰り返し試験を実施して
傷の発生状態を評価した。 ◎;結果非常に良好 ○;結果良好 △;結果良好 ×;結果非常に不良
【0048】
【効果】以上の如き本発明によれば、非磁性支持体フイ
ルム背面に形成するバックコート層の結合剤として、ア
クリル重合物変性ポリウレタン樹脂と塩化ビニル系共重
合体とを採用することにより、これら樹脂間の相溶性が
非常に良好となる為、バックコート層に含有するカーボ
ンブラックの分散安定化を図ることが出来ると同時に、
ポリイソシアネート系硬化剤を添加しても可使時間を長
く保つことが出来、得られるバックコート層の光沢度は
殆ど劣化しない。従って本発明によれば、帯電防止性、
巻き乱れ防止性、耐摩耗性及び走行安定性等に優れ、動
摩擦が少ない磁気記録媒体を提供することが出来る。
ルム背面に形成するバックコート層の結合剤として、ア
クリル重合物変性ポリウレタン樹脂と塩化ビニル系共重
合体とを採用することにより、これら樹脂間の相溶性が
非常に良好となる為、バックコート層に含有するカーボ
ンブラックの分散安定化を図ることが出来ると同時に、
ポリイソシアネート系硬化剤を添加しても可使時間を長
く保つことが出来、得られるバックコート層の光沢度は
殆ど劣化しない。従って本発明によれば、帯電防止性、
巻き乱れ防止性、耐摩耗性及び走行安定性等に優れ、動
摩擦が少ない磁気記録媒体を提供することが出来る。
フロントページの続き (72)発明者 中島 昌俊 埼玉県川口市戸塚東2−5−20 (72)発明者 樋口 利明 埼玉県春日部市粕壁東6−19−44 (56)参考文献 特開 平3−12026(JP,A) 特開 平1−91316(JP,A) 特開 昭62−231419(JP,A) 特開 昭64−79923(JP,A) 特開 平2−260223(JP,A) 特開 平2−146107(JP,A) 特開 昭60−170025(JP,A) 特開 昭60−43222(JP,A) 特開 昭61−5430(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/704 C09D 127/00 - 127/06 C09D 175/04 C08G 18/62
Claims (5)
- 【請求項1】 カーボンブラックと結合剤と溶剤とを含
有してなり、上記結合剤が、アクリル重合物変性ポリウ
レタン樹脂と、末端にヒドロキシ基、カルボキシル基又
は第3級アミノ基を有する塩化ビニル系共重合体とから
なることを特徴とする磁気記録媒体のバックコート層形
成用塗料組成物。 - 【請求項2】 カーボンブラックと結合剤との重量比が
40〜60/60〜40の範囲である請求項1に記載の
塗料組成物。 - 【請求項3】 アクリル重合物変性ポリウレタン樹脂
と、末端にヒドロキシ基、カルボキシル基又は第3級ア
ミノ基を有する塩化ビニル系共重合体の重量比が5〜5
0/95〜50の範囲である請求項1に記載の塗料組成
物。 - 【請求項4】 結合剤とカーボンブラックとの固形分の
合計が、約10〜20重量%で、且つ粘度5〜300c
ps/25℃である請求項1に記載の塗料組成物。 - 【請求項5】 更に架橋剤としてポリイソシアネート化
合物を含有する請求項1に記載の塗料組成物。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5054678A JP2804416B2 (ja) | 1992-11-02 | 1993-02-22 | 塗料組成物 |
US08/214,277 US5489643A (en) | 1992-11-02 | 1994-03-17 | Coating compositions |
EP19940104237 EP0673022B1 (en) | 1992-11-02 | 1994-03-17 | Coating compositions |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-315617 | 1992-11-02 | ||
JP31561792 | 1992-11-02 | ||
JP5054678A JP2804416B2 (ja) | 1992-11-02 | 1993-02-22 | 塗料組成物 |
US08/214,277 US5489643A (en) | 1992-11-02 | 1994-03-17 | Coating compositions |
EP19940104237 EP0673022B1 (en) | 1992-11-02 | 1994-03-17 | Coating compositions |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06195680A JPH06195680A (ja) | 1994-07-15 |
JP2804416B2 true JP2804416B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=27442792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5054678A Expired - Fee Related JP2804416B2 (ja) | 1992-11-02 | 1993-02-22 | 塗料組成物 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5489643A (ja) |
EP (1) | EP0673022B1 (ja) |
JP (1) | JP2804416B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1022726A4 (en) * | 1998-07-21 | 2000-12-20 | Fuji Photo Film Co Ltd | MAGNETIC RECORD CARRIER |
JP3783223B2 (ja) * | 1998-08-26 | 2006-06-07 | 日本ポリウレタン工業株式会社 | 転写シート用印刷インキバインダー及びこれを用いた転写シート用印刷インキ |
DE102011050872A1 (de) * | 2011-06-06 | 2012-12-06 | Inomat Gmbh | Semitransparentes Beschichtungsmaterial |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6126933A (ja) * | 1984-07-16 | 1986-02-06 | Tdk Corp | 磁気記録媒体 |
US4735985A (en) * | 1985-04-08 | 1988-04-05 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Chip- and abrasion-resistant polyurethane coating composition having improved adhesion |
JPS6383915A (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録媒体 |
DE4238174A1 (de) * | 1992-11-12 | 1994-05-19 | Basf Magnetics Gmbh | Flexible magnetische Aufzeichnungsträger mit Rückschicht |
-
1993
- 1993-02-22 JP JP5054678A patent/JP2804416B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-03-17 EP EP19940104237 patent/EP0673022B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-03-17 US US08/214,277 patent/US5489643A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06195680A (ja) | 1994-07-15 |
EP0673022A1 (en) | 1995-09-20 |
US5489643A (en) | 1996-02-06 |
EP0673022B1 (en) | 1999-02-03 |
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Legal Events
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