JP2804230B2 - 真空用フランジの締め付けクランプ - Google Patents

真空用フランジの締め付けクランプ

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JP2804230B2
JP2804230B2 JP14804894A JP14804894A JP2804230B2 JP 2804230 B2 JP2804230 B2 JP 2804230B2 JP 14804894 A JP14804894 A JP 14804894A JP 14804894 A JP14804894 A JP 14804894A JP 2804230 B2 JP2804230 B2 JP 2804230B2
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延二郎 松本
行雄 三津山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空用フランジの締め
付けクランプに関し、特に、クランプ駒の数を増加さ
せ、より強いクランプ力と均一な締め付けを可能とする
ための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の真空用フ
ランジの締め付けクランプとしては、一般に、図11及
び図12に示す実公平4−5807号公報に開示された
構成を挙げることができる。すなわち、図11におい
て、符号1で示されるものは複数のクランプ駒2に接続
された連結板であり、この各連結板1の連結部1aは、
各々軸支部3を介してクランプ駒2の両端に互いに重合
しない状態で独立して回動自在に接続されている。
【0003】前記各連結板1及びクランプ駒2は互いに
連結されて長手形状のチェーン4を形成すると共に、こ
の各クランプ駒2の内側にはテーパ状の凹部からなるテ
ーパ凹部2aが形成されている。前記チェーン4の各端
部4a,4bには、チェーン用軸支部5を介してねじ付
クランプ駒6が回動自在に軸支されている。
【0004】前記各ねじ付クランプ駒6には、前記テー
パ凹部2aと同様のテーパ形状をなすクランプ用テーパ
凹部6aが設けられていると共に、各ねじ孔6bには、
ハンドル7を有するねじ棒8が螺入されており、このね
じ棒8を螺入することによって各ねじ付クランプ駒6同
志を接近させることにより、チェーン4で形成された輪
状の内径を締めるように構成されている。
【0005】また、図12で示す他の従来構成は、前記
連結板1及びクランプ駒2の数を増加させてチェーン4
の長さを長くし、輪状の内径を大径化して、より大径の
真空用フランジの締付けを行うことができるように構成
されている。なお、図11と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の真空用フランジ
の締め付けクランプは、以上のように構成されていたた
め、次のような課題が存在していた。すなわち、前述の
従来構成の場合、クランプ駒の回転を防止するため、ク
ランプ駒の両端に各連結板の連結部を互いに離間させて
独立した状態で軸支しているため、クランプ駒の数を多
くすることができず、真空フランジに対する作用点が4
〜5個所となり、個々においては過大な点荷重となり、
摩擦等により十分な信頼性を得ることが困難であった。
また、前述のように十分な信頼性が得られない場合、半
導体製造装置等においては真空室と真空ポンプとの距離
が階をまたがって設置されたり、真空室はクリーンルー
ムに設置し真空ポンプはクリーンルーム外の機械室に設
置する等、真空配管の距離が長くなる場合が増加してい
るため、このような場合、従来の真空フランジの締結ク
ランプでは締め付け力が不足し、リークが発生する危険
性があった。
【0007】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、クランプ駒の数を増加さ
せ、より強いクランプ力と均一な締め付けを可能とした
真空用フランジの締め付けクランプを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による真空用フラ
ンジの締め付けクランプは、テーパ凹部を有する複数の
クランプ駒を複数の連結板で曲折自在に接続してチェー
ンを形成し、前記チェーンの両端に設けた1対のねじ付
クランプ駒をねじ棒で締結するようにした真空用フラン
ジの締め付けクランプにおいて、前記各連結板の各連結
部は互いに重合して各1個の前記クランプ駒に軸支さ
れ、前記各クランプ駒の前記テーパ凹部の縁部には突部
が形成されていると共に、前記突部が前記連結板と係合
するようにした構成である。
【0009】さらに詳細には、前記クランプ駒及び連結
板の数を変えることにより異なる長さの複数の前記チェ
ーンを形成すると共に、前記各チェーンの各クランプ駒
及び連結板の寸法は同一である構成である。
【0010】
【作用】本発明による真空用フランジの締め付けクラン
プにおいては、各連結板の連結部が互いに重合した状態
で1個のクランプ駒に軸支されているため、チェーンを
構成するクランプ駒の数を従来よりも多くすることがで
き、より均一に真空フランジを締付けることができる。
また、この各クランプ駒のテーパ凹部の縁部に突部が形
成されているため、この突部が連結板と係合することに
より、各クランプ駒の自由回転が防止されて各クランプ
駒のテーパ凹部が内側を向くように位置決めが達成され
る。また、連結板とクランプ駒の数を増加させることに
より、チェーンの長さを長くし、大径の真空フランジの
締付けが可能となり、この場合の各連結板及び各クラン
プ駒は同一寸法のものを使用することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面と共に本発明による真空用フラン
ジの締め付けクランプの好適な実施例について詳細に説
明する。なお、従来例と同一又は同等部分には、同一符
号を用いて説明する。図1において、符号1で示される
ものは、複数のクランプ駒2に接続された連結板であ
り、この各連結板1の連結部1aは、共通の軸支部3を
介して互いに重合する状態で各1個のクランプ駒2に回
動自在に接続されている。
【0012】前記各連結板1及びクランプ駒2は互いに
連結されて長手形状のチェーン4を形成すると共に、こ
の各クランプ駒2の内側にはテーパ状の凹部からなるテ
ーパ凹部2aが形成されている。前記テーパ凹部2aの
縁部2aAには、突部2aBが前記テーパ凹部2aの幅
方向Aに沿って形成されている。前記突部2aBは、前
記クランプ駒2の内側に位置し、かつ、前記各連結板1
と当接して係合することにより各クランプ駒2の回動防
止を行うように構成されている。
【0013】前記チェーン4の各端部4a,4bには、
チェーン用軸支部5を介してねじ付クランプ駒6が回動
自在に軸支されている。前記各ねじ付クランプ駒6に
は、前記テーパ凹部2aと同様のテーパ形状をなすクラ
ンプ用テーパ凹部6aが設けられていると共に、各ねじ
孔6bには、ハンドル7を有するねじ棒8が螺入されて
おり、このねじ棒8を螺入することによって各ねじ付ク
ランプ駒6同志を接近させることにより、チェーン4で
形成された輪状の内径を締めるように構成されている。
【0014】次に、前述の構成において、ハンドル7を
回転させて、ねじ棒8を介して前記各ねじ付クランプ駒
6を接近させて締付けることにより、輪状に形成された
前記チェーン4の各クランプ駒2の各テーパ凹部2a内
に位置した真空用フランジ(図示せず)を締付けること
ができる。
【0015】前述の締付けの場合、前記クランプ駒2の
数は、従来例の構成に比較すると増加しているため、真
空用フランジに対する締付けの作用点が従来よりも多点
状態となり、摩擦等の少ない安定した締付けを得ること
ができた。なお、前述の締付け量の測定は、図9及び図
10で示すように、図9のフリー時と図10の締付時に
おけるOリング30の潰れ量Sを測定することにより判
定したが、従来構成よりも本発明品の方が締付量が増大
し、安定した信頼性を確保することができた。
【0016】次に、図8で示す構成は、前述の図1から
図7で示した実施例の他の実施例を示すもので、前述の
実施例と異なる構成は、クランプ駒2の数を6個から7
個とし、連結板1の数を7個から8個として大径化した
ものであり、各クランプ駒2の寸法及び各連結板1の寸
法は全く同一としているため、図1及び図8に示す各連
結板1及びクランプ駒2の部品としては同一のものを用
いることができる。
【0017】また、図8の構成では、図1に比較して連
結板1及びクランプ駒2の数を1個各々増設した場合に
ついては述べたが、この増設の数は1個に限ることなく
自在とすることができる。なお、図1と同一部分には同
一符号を付し、その説明は省略する。
【0018】また、前述の実施例におけるクランプ駒2
の外形形状は、4角形に限ることなく、例えば、5角形
等の他の形状とすることもでき、さらに、前記突部2a
Bの形状も、リブ状に限ることなく、例えば、その両端
を突出させて、その中央位置に凹部を形成し、全体とし
て凹凸状として形成することもできる。
【0019】
【発明の効果】本発明による真空用フランジの締め付け
クランプは、以上のように構成されているため、次のよ
うな効果を得ることができる。すなわち、各1個のクラ
ンプ駒に各連結板の連結部を重合して軸支するように構
成しているため、同一径のクランプでも従来よりもクラ
ンプ駒の数を増設することができ、真空フランジの外周
を締付ける個所を増やすことにより従来よりも大きい安
定した締付け力を得ることができる。従って、従来、発
生していたようなリーク等を防止することができる。ま
た、クランプの径を小径化又は大径化する場合、従来は
その連結板の寸法を変えていたが、本発明では連結板及
びクランプ駒の寸法を同一とすることができ、径サイズ
を種々作製する場合の部品製造の手間を大幅に省力化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による真空用フランジの締め付けクラン
プを示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の下面図である。
【図4】図1の右側面図である。
【図5】図1の左側面図である。
【図6】図1の背面図である。
【図7】クランプ駒の断面図である。
【図8】図1の他の実施例を示す正面図である。
【図9】クランプ試験におけるフリー時を示す構成図で
ある。
【図10】クランプ試験における締付時を示す構成図で
ある。
【図11】従来の真空用フランジの締め付けクランプを
示す正面図である。
【図12】図11の他の従来例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 連結板 1a 連結部 2 クランプ駒 2a テーパ凹部 2aA 縁部 2aB 突部 4 チェーン
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−120906(JP,A) 特開 昭48−37553(JP,A) 実開 昭49−118(JP,U) 実開 平4−98966(JP,U) 実開 昭57−109152(JP,U) 実公 平4−5807(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16J 12/00 - 13/24 F16B 2/00,2/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーパ凹部(2a)を有する複数のクランプ
    駒(2)を複数の連結板(1)で曲折自在に接続してチェーン
    (4)を形成し、前記チェーン(4)の両端に設けた1対のね
    じ付クランプ駒(2)をねじ棒(8)で締結するようにした真
    空用フランジの締め付けクランプにおいて、前記各連結
    板(1)の各連結部(1a)は互いに重合して各1個の前記ク
    ランプ駒(2)に軸支され、前記各クランプ駒(2)の前記テ
    ーパ凹部(2a)の縁部(2aA)には突部(2aB)が形成されてい
    ると共に、前記突部(2aB)が前記連結板(1)と係合する構
    成としたことを特徴とする真空用フランジの締め付けク
    ランプ。
  2. 【請求項2】 前記クランプ駒(2)及び連結板(1)の数を
    変えることにより異なる長さの複数の前記チェーン(4)
    を形成すると共に、前記各チェーン(4)の各クランプ駒
    (2)及び連結板(1)の寸法は同一である構成よりなること
    を特徴とする請求項1記載の真空用フランジの締め付け
    クランプ。
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