JP2803785B2 - 版胴交換方法及び版胴交換装置 - Google Patents
版胴交換方法及び版胴交換装置Info
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- JP2803785B2 JP2803785B2 JP63261102A JP26110288A JP2803785B2 JP 2803785 B2 JP2803785 B2 JP 2803785B2 JP 63261102 A JP63261102 A JP 63261102A JP 26110288 A JP26110288 A JP 26110288A JP 2803785 B2 JP2803785 B2 JP 2803785B2
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- Japan
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- plate cylinder
- ink pan
- ink
- carriage
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はインキパン内のインキを版胴を介してウエブ
へ塗布するグラビア印刷機の版胴交換方法及び版胴交換
装置に関する。
へ塗布するグラビア印刷機の版胴交換方法及び版胴交換
装置に関する。
[従来の技術] グラビア印刷機においては、インキパン内のインキが
フアーニツシングローラで持出されて版胴の画線凹部へ
塗布され、非画線部分のインキをドクターで掻取った後
に画線凹部内のインキをウエブヘ塗布して印刷を行うよ
うになっている。
フアーニツシングローラで持出されて版胴の画線凹部へ
塗布され、非画線部分のインキをドクターで掻取った後
に画線凹部内のインキをウエブヘ塗布して印刷を行うよ
うになっている。
このグラビア印刷機において版胴を別の画線が形成さ
れた版胴と交換する場合には、印刷機の作動を停止した
後に版胴の円周面及び側面に付着したインキを作業員が
掻落としてインキパンへと落し込むと共に版胴表面を溶
剤で洗浄する。その後インキパンを印刷機から取外し、
版胴はリフトを用いて印刷機から取外す。この状態で新
規な版胴をリフトによって印刷機へ持込んで装着する。
リフトを印刷機から抜出した後にインキパンを装着し、
版胴表面の油性分をクレンザーを用いて除去してインキ
パンヘインキを充填する。
れた版胴と交換する場合には、印刷機の作動を停止した
後に版胴の円周面及び側面に付着したインキを作業員が
掻落としてインキパンへと落し込むと共に版胴表面を溶
剤で洗浄する。その後インキパンを印刷機から取外し、
版胴はリフトを用いて印刷機から取外す。この状態で新
規な版胴をリフトによって印刷機へ持込んで装着する。
リフトを印刷機から抜出した後にインキパンを装着し、
版胴表面の油性分をクレンザーを用いて除去してインキ
パンヘインキを充填する。
[解決すべき課題] このような版胴交換作業、特に版胴洗浄作業は長時間
を必要とし、グラビア印刷の作業能率向上の妨げとなっ
ている。特に取外し前の版胴の洗浄作業に時間を要す
る。
を必要とし、グラビア印刷の作業能率向上の妨げとなっ
ている。特に取外し前の版胴の洗浄作業に時間を要す
る。
本発明は上記事実を考慮し、版胴交換を迅速に行うこ
とができる版胴交換方法及び版胴交換装置を得ることが
目的である。
とができる版胴交換方法及び版胴交換装置を得ることが
目的である。
[課題解決のための手段] 請求項1に記載の発明では、まず、版胴の下方にイン
キパンを配置した状態で版胴を印刷機から取外してイン
キパン上へ保持する。そして、版胴及びインキパンを洗
浄することなく、予め準備した新規なインキパン及び新
規な版胴を搭載した台車を印刷機の下方へ移動させる。
この版胴はインキパンにスライド可能に取り付けられた
版胴載置台に載置されている。
キパンを配置した状態で版胴を印刷機から取外してイン
キパン上へ保持する。そして、版胴及びインキパンを洗
浄することなく、予め準備した新規なインキパン及び新
規な版胴を搭載した台車を印刷機の下方へ移動させる。
この版胴はインキパンにスライド可能に取り付けられた
版胴載置台に載置されている。
一方、台車にはインキパンを昇降させる昇降装置が設
けられており、この昇降装置によりインキパンを持ち上
げて、版胴載置台に載置された版胴の上下位置を調節す
る。さらに、版胴載置台をスライドさせて版胴の軸方向
の調節を行い、版胴を印刷機に装着する。
けられており、この昇降装置によりインキパンを持ち上
げて、版胴載置台に載置された版胴の上下位置を調節す
る。さらに、版胴載置台をスライドさせて版胴の軸方向
の調節を行い、版胴を印刷機に装着する。
このため、版胴の交換を迅速に行うことができ、直ち
に印刷を開始することができる。
に印刷を開始することができる。
請求項2に記載の発明では、インキパンを搭載して運
搬する台車には、インキパンを昇降させる昇降手段が設
けられている。また、インキパンには版胴を載置する版
胴載置台がスライド可能に取付けられている。
搬する台車には、インキパンを昇降させる昇降手段が設
けられている。また、インキパンには版胴を載置する版
胴載置台がスライド可能に取付けられている。
このため、版胴を交換するとき、台車を印刷機の下へ
移動させ、昇降手段を操作して印刷機と同軸位置まで版
胴を上昇させた後、印刷機のフレーム間で版胴を軸方向
に移動させて適切な位置に配置させることができる。
移動させ、昇降手段を操作して印刷機と同軸位置まで版
胴を上昇させた後、印刷機のフレーム間で版胴を軸方向
に移動させて適切な位置に配置させることができる。
請求項3に記載の発明では、台車には、固定ピンが上
下方向に移動可能に設けられており、把手が回動可能に
設置されている。この把手の回動操作により固定ピンは
下方へ押し下げられ、床に当接させられる。
下方向に移動可能に設けられており、把手が回動可能に
設置されている。この把手の回動操作により固定ピンは
下方へ押し下げられ、床に当接させられる。
このピンによって、台車の不用意な移動を停止させる
ことができる。
ことができる。
[発明の実施例] 第6図には本発明が適用されたグラビア印刷機P及び
これを設置した印刷工場Rの平面図が示されている。グ
ラビア印刷機Pではウエブ巻出部W1とウエブ巻取部W2と
の間に印刷ユニツトMが複数台(この実施例では7台)
設置され、矢印A方向にウエブ16(第2図参照)を順次
印刷ユニツトMへ搬送して多色印刷が可能となってい
る。
これを設置した印刷工場Rの平面図が示されている。グ
ラビア印刷機Pではウエブ巻出部W1とウエブ巻取部W2と
の間に印刷ユニツトMが複数台(この実施例では7台)
設置され、矢印A方向にウエブ16(第2図参照)を順次
印刷ユニツトMへ搬送して多色印刷が可能となってい
る。
第2図にはグラビア印刷機Pの印刷ユニツトMの断面
図が示されている。この印刷ユニツトMでは版胴12及び
圧胴14が図示しない印刷機フレームへ軸支され、これら
の間をウエブ16が通過するようになっている。
図が示されている。この印刷ユニツトMでは版胴12及び
圧胴14が図示しない印刷機フレームへ軸支され、これら
の間をウエブ16が通過するようになっている。
版胴12の下方にはインキパン18が設置され、充填され
たインキはフアーニツシングローラ24で持出されて版胴
12の外周へ付与されるようになっている。このため版胴
12の外周に形成した画線凹部分ヘインキが塗布され。版
胴12の矢印B方向の回転によってドクターブレード26で
不要部分のインキが除去された後にウエブ16へ画線凹部
内のインキが付与されるようになっている。
たインキはフアーニツシングローラ24で持出されて版胴
12の外周へ付与されるようになっている。このため版胴
12の外周に形成した画線凹部分ヘインキが塗布され。版
胴12の矢印B方向の回転によってドクターブレード26で
不要部分のインキが除去された後にウエブ16へ画線凹部
内のインキが付与されるようになっている。
インキパン18は台車32上へ搭載されている。この台車
32は第1図及び第4図に示される如くアングル材が矩形
枠状に組立てられており、両側部から突出されたブラケ
ツト34には車輪36が軸支されて移動可能となっている。
32は第1図及び第4図に示される如くアングル材が矩形
枠状に組立てられており、両側部から突出されたブラケ
ツト34には車輪36が軸支されて移動可能となっている。
また台車32の一部には軸心が垂直とされて固定ピン38
が軸支されており、その下端部は通常状態で上方向に付
勢されている。しかし台車32の側面に突出した把手42を
約1/2回転操作することによってこの把手42へ連結され
た回動軸44がカム46を回転させ、これによって固定ピン
38の下端部が台車32の底面から突出して床へ当り台車32
の不用意な移動を停止できるようになっている。
が軸支されており、その下端部は通常状態で上方向に付
勢されている。しかし台車32の側面に突出した把手42を
約1/2回転操作することによってこの把手42へ連結され
た回動軸44がカム46を回転させ、これによって固定ピン
38の下端部が台車32の底面から突出して床へ当り台車32
の不用意な移動を停止できるようになっている。
台車32へ掛渡された支持板48、52には支持筒54が軸心
を垂直として固着されており、昇降軸56が挿入されてい
る。この昇降軸56は上端部に枠板58が固着され、この枠
板58へ固着された支持台62へインキパン18が載置される
ようになっている。この支持台62の長手方向両端部は若
干量だけ上方へ屈曲された傾斜部62Aとされ、インキパ
ン18の移動を阻止している。
を垂直として固着されており、昇降軸56が挿入されてい
る。この昇降軸56は上端部に枠板58が固着され、この枠
板58へ固着された支持台62へインキパン18が載置される
ようになっている。この支持台62の長手方向両端部は若
干量だけ上方へ屈曲された傾斜部62Aとされ、インキパ
ン18の移動を阻止している。
一方、昇降軸56の中間部にはラツク56Aが刻設されて
おり、ピニオン64と噛合っている。このピニオン64の軸
心へ固着される回転軸66はブラケツト68を介して支持板
48、52へ軸支されると共に、一端部にはウオームホイル
72が固着されている。このウオームホイル72は軸受74で
支持板48へ軸支されたウオームギヤ76と噛合っている。
このウオームギヤ76のウオーム軸76Aには操作輪78が固
着されており、この操作輪78から突出する把手82を回転
することによってウオームギヤ76が回転軸66を回転さ
せ、ピニオン64はラツク56Aを介して昇降軸56を上下動
(矢印C方向)させるようになっている。これによって
把手82の回転量を調整すればインキパン18を任意の高さ
まで上下出来るようになっている。
おり、ピニオン64と噛合っている。このピニオン64の軸
心へ固着される回転軸66はブラケツト68を介して支持板
48、52へ軸支されると共に、一端部にはウオームホイル
72が固着されている。このウオームホイル72は軸受74で
支持板48へ軸支されたウオームギヤ76と噛合っている。
このウオームギヤ76のウオーム軸76Aには操作輪78が固
着されており、この操作輪78から突出する把手82を回転
することによってウオームギヤ76が回転軸66を回転さ
せ、ピニオン64はラツク56Aを介して昇降軸56を上下動
(矢印C方向)させるようになっている。これによって
把手82の回転量を調整すればインキパン18を任意の高さ
まで上下出来るようになっている。
インキパン18は第5図に示される如く周囲から側板18
Aが立設された皿形状であり、第1図に示される如く版
胴12の軸線に沿ってその長手方向(矢印D方向)が配置
され、版胴12の下方に位置されるようになっている。
Aが立設された皿形状であり、第1図に示される如く版
胴12の軸線に沿ってその長手方向(矢印D方向)が配置
され、版胴12の下方に位置されるようになっている。
このインキパン18の長手方向に沿った側板18Aには一
対の版胴載置台84が装填されるようになっている。これ
らの版胴載置台84はその長手方向がインキパン18の長手
方向と略直角にされ、長手方向両端部付近に形成される
凹部84Aへ側板18Aが挿入されるようにインキパン18へ設
置される。この凹部84A内にはガイドローラ86が軸支さ
れており、このガイドローラ86が側板18Aの上端部へ当
接することにより、版胴載置台84はインキパン18の長手
方向(矢印D方向)に移動できるようになっている。し
かし版胴載置台84の端部には止めねじ88が螺合されてお
り、そのねじ部先端が側板18Aの外側面へ押圧されるこ
とによって版胴載置台84の矢印D方向の移動を拘束でき
る構成となっている。
対の版胴載置台84が装填されるようになっている。これ
らの版胴載置台84はその長手方向がインキパン18の長手
方向と略直角にされ、長手方向両端部付近に形成される
凹部84Aへ側板18Aが挿入されるようにインキパン18へ設
置される。この凹部84A内にはガイドローラ86が軸支さ
れており、このガイドローラ86が側板18Aの上端部へ当
接することにより、版胴載置台84はインキパン18の長手
方向(矢印D方向)に移動できるようになっている。し
かし版胴載置台84の端部には止めねじ88が螺合されてお
り、そのねじ部先端が側板18Aの外側面へ押圧されるこ
とによって版胴載置台84の矢印D方向の移動を拘束でき
る構成となっている。
版胴載置台84の上部はインキ、洗浄剤中の溶剤、油等
に浸されないゴム等の柔軟材で構成された受部84Bとさ
れ、長手方向中央部には凹部84Cが形成され、第1図に
示される如く版胴12が載置される場合の受け用となって
いる。この凹部84Cの底面には一対のゴム製支持ローラ9
2が軸支されており、その軸心は載置される版胴12と平
行となっている。版胴12はこの支持ローラ92を介して版
胴載置台84へと設置される。従って搭載された版胴12は
この支持ローラ92の回転によって軸回りに容易に回転で
きるようになっている。しかし。この支持ローラ92を省
略し、受部84Cへ版胴12を直接載置してもよい。
に浸されないゴム等の柔軟材で構成された受部84Bとさ
れ、長手方向中央部には凹部84Cが形成され、第1図に
示される如く版胴12が載置される場合の受け用となって
いる。この凹部84Cの底面には一対のゴム製支持ローラ9
2が軸支されており、その軸心は載置される版胴12と平
行となっている。版胴12はこの支持ローラ92を介して版
胴載置台84へと設置される。従って搭載された版胴12は
この支持ローラ92の回転によって軸回りに容易に回転で
きるようになっている。しかし。この支持ローラ92を省
略し、受部84Cへ版胴12を直接載置してもよい。
なお第1図に示される如く版胴12の軸方向両端部には
テーパ連結孔12Aが形成されており、印刷機フレームか
ら同軸的に突出されるテーパコーンシヤフト94が互に接
近して先端部のテーパコーン96がテーパ連結孔12Aへ嵌
合すると共にキー96Aがテーパ連結孔12Aのキー溝12Bと
結合してテーパコーンシヤフト94と版胴12とが連結され
るようになっている。またこれらのテーパコーンシヤフ
ト94は図示しないモータの回転力を受けてウエブ16の搬
送速度と等しい速度で回転されるようになっている。
テーパ連結孔12Aが形成されており、印刷機フレームか
ら同軸的に突出されるテーパコーンシヤフト94が互に接
近して先端部のテーパコーン96がテーパ連結孔12Aへ嵌
合すると共にキー96Aがテーパ連結孔12Aのキー溝12Bと
結合してテーパコーンシヤフト94と版胴12とが連結され
るようになっている。またこれらのテーパコーンシヤフ
ト94は図示しないモータの回転力を受けてウエブ16の搬
送速度と等しい速度で回転されるようになっている。
次に本実施例の作用を説明する。
第2図は印刷状態であり、版胴12が圧胴14と共にウエ
ブ16を挟持して回転しており、インキパン18内のインキ
はフアーニツシングローラ24によって版胴12の外周へ塗
布されている。版胴12は矢印B方向に回転し、不要部分
のインキがドクターブレード26で除去された後にウエブ
16へインキを塗布する。
ブ16を挟持して回転しており、インキパン18内のインキ
はフアーニツシングローラ24によって版胴12の外周へ塗
布されている。版胴12は矢印B方向に回転し、不要部分
のインキがドクターブレード26で除去された後にウエブ
16へインキを塗布する。
これらの印刷ユニツトMへは第6図の矢印A方向に順
次ウエブ16が送られて、ウエブ16へ異なる色の印刷を行
う。
次ウエブ16が送られて、ウエブ16へ異なる色の印刷を行
う。
次に版胴12の交換作業について説明する。版胴12の回
転を停止した後に、フアーニツシングローラ24を図示し
ない案内装置を用いて版胴12の周囲から退避させる。
転を停止した後に、フアーニツシングローラ24を図示し
ない案内装置を用いて版胴12の周囲から退避させる。
この状態で台車32の把手82を回転することにより昇降
軸56を支持筒54内へ引き込んでインキパン18を降下させ
る。ここで側板18Aへ第1図に示される一対の版胴載置
台84を載置し、再び把手82を操作してインキパン18を上
昇させる。この版胴載置台84の凹部84Cにある支持ロー
ラ92が版胴12へ接する状態までインキパン18を上昇した
後に、テーパコーンシヤフト94を互に離して版胴12のテ
ーパ連結孔12Aから抜出す。これによって第1図に示さ
れる如く版胴12はテーパコーンシヤフト94から離れて版
胴載置台84を介してインキパン18へ載置されることにな
る。
軸56を支持筒54内へ引き込んでインキパン18を降下させ
る。ここで側板18Aへ第1図に示される一対の版胴載置
台84を載置し、再び把手82を操作してインキパン18を上
昇させる。この版胴載置台84の凹部84Cにある支持ロー
ラ92が版胴12へ接する状態までインキパン18を上昇した
後に、テーパコーンシヤフト94を互に離して版胴12のテ
ーパ連結孔12Aから抜出す。これによって第1図に示さ
れる如く版胴12はテーパコーンシヤフト94から離れて版
胴載置台84を介してインキパン18へ載置されることにな
る。
ここで再びインキパン18を若干量だけ降下した後に把
手42を回転して台車32の固定を解除し、台車32を矢印F
方向に移動して印刷ユニツトM間へと抜き出し、更にこ
れと直角方向の矢印G方向に移動して隣接する一対の印
刷ユニツトM間から抜出し、更に矢印H方向へと移動し
て処理室98へと持込む。
手42を回転して台車32の固定を解除し、台車32を矢印F
方向に移動して印刷ユニツトM間へと抜き出し、更にこ
れと直角方向の矢印G方向に移動して隣接する一対の印
刷ユニツトM間から抜出し、更に矢印H方向へと移動し
て処理室98へと持込む。
このように版胴12をインキパン18に載置して台車32に
よって処理室へと移動するので、版胴12は従来のように
印刷機から取外す場合に付着したインキを除去する必要
はない。またこのように台車32を矢印F、G、H方向に
移動する必要があるので、車輪36は台車32に対して垂直
軸回りに90゜毎に回転できるような節度手段を設けても
よい。
よって処理室へと移動するので、版胴12は従来のように
印刷機から取外す場合に付着したインキを除去する必要
はない。またこのように台車32を矢印F、G、H方向に
移動する必要があるので、車輪36は台車32に対して垂直
軸回りに90゜毎に回転できるような節度手段を設けても
よい。
ここで予め処理室98で準備した別の台車32へ新規なイ
ンキパン18、及び版胴載置台84を介してこのインキパン
へ版胴12を搭載した状態でこの別の台車32を矢印H、
G、F方向と反対方向に移動して印刷ユニツト内へと挿
入する。この新規な台車及び版胴は交換作業前に処理室
98から引出して、印刷ユニツトMの側方に配置しておい
てもよい。
ンキパン18、及び版胴載置台84を介してこのインキパン
へ版胴12を搭載した状態でこの別の台車32を矢印H、
G、F方向と反対方向に移動して印刷ユニツト内へと挿
入する。この新規な台車及び版胴は交換作業前に処理室
98から引出して、印刷ユニツトMの側方に配置しておい
てもよい。
この状態で把手42を操作して台車32を固定し、把手82
を回転してインキパン18を上昇させる。版胴12のテーパ
連結孔12Aがテーパコーンシヤフト94と同軸位置まで移
動した状態で停止させ、一対のテーパコーンシヤフト94
を互に接近させる。これによってテーパコーン96はテー
パ連結孔12A内へ挿入される。この場合、テーパコーン9
6のキー96Aを正確にキー溝12Bと一致させるためには版
胴12を支持ローラ92上で軸回りに回転させる。また一対
のテーパコーンシヤフト94間へ版胴12を適切に配置させ
るために版胴12は軸方向へと移動させる必要があるが、
版胴載置台84がガイドローラ86を介して側板18Aへと搭
載されているので、版胴12の軸方向移動も容易である。
を回転してインキパン18を上昇させる。版胴12のテーパ
連結孔12Aがテーパコーンシヤフト94と同軸位置まで移
動した状態で停止させ、一対のテーパコーンシヤフト94
を互に接近させる。これによってテーパコーン96はテー
パ連結孔12A内へ挿入される。この場合、テーパコーン9
6のキー96Aを正確にキー溝12Bと一致させるためには版
胴12を支持ローラ92上で軸回りに回転させる。また一対
のテーパコーンシヤフト94間へ版胴12を適切に配置させ
るために版胴12は軸方向へと移動させる必要があるが、
版胴載置台84がガイドローラ86を介して側板18Aへと搭
載されているので、版胴12の軸方向移動も容易である。
テーパコーンシヤフト94と版胴12が連結した後には把
手82を回転してインキパン18を所定量降下させる。ここ
で版胴載置台84をインキパン18から取外した後にインキ
パン18へインキ22を充填すれば印刷作業が再開可能とな
る。
手82を回転してインキパン18を所定量降下させる。ここ
で版胴載置台84をインキパン18から取外した後にインキ
パン18へインキ22を充填すれば印刷作業が再開可能とな
る。
一方、処理室98へ持込んだ使用後の版胴12及びインキ
パン18はこの処理室98においてインキ除去、洗浄、油塗
布等の後処理作業が行われる。この作業は既に新規な版
胴12及びインキパン18を印刷機に装填した後に行われる
ので、印刷機を休止した状態で行う必要はなく、印刷機
の稼動効率を向上できる。一例として印刷ユニツトMが
7台設けられる7色印刷用のグラビア印刷機では印刷ユ
ニツト内の版胴を交換するのに洗浄時間を含んで約2時
間であったが、本実施例ではこれを約40分へと大幅に短
縮することができた。
パン18はこの処理室98においてインキ除去、洗浄、油塗
布等の後処理作業が行われる。この作業は既に新規な版
胴12及びインキパン18を印刷機に装填した後に行われる
ので、印刷機を休止した状態で行う必要はなく、印刷機
の稼動効率を向上できる。一例として印刷ユニツトMが
7台設けられる7色印刷用のグラビア印刷機では印刷ユ
ニツト内の版胴を交換するのに洗浄時間を含んで約2時
間であったが、本実施例ではこれを約40分へと大幅に短
縮することができた。
このグラビア印刷機Pにおける他の印刷ユニツトの版
胴を交換するのも上記と同様の手順で行うことができ
る。
胴を交換するのも上記と同様の手順で行うことができ
る。
なお、上記版胴載置台84は実施例のように上部を柔軟
な受部84Bで構成する以外にも、版胴との接触部を版胴
へ傷を付けない材料、構造とするものであればよい。ま
たこの版胴載置台はインキパンの側板を介してインキパ
ンへ支持される必要はなく、他の部分を介してインキパ
ン又は台車へ支持されてもよく、版胴をインキパン上へ
配置して版胴のインキがインキパンへ落ちるようにする
ものであればよい。
な受部84Bで構成する以外にも、版胴との接触部を版胴
へ傷を付けない材料、構造とするものであればよい。ま
たこの版胴載置台はインキパンの側板を介してインキパ
ンへ支持される必要はなく、他の部分を介してインキパ
ン又は台車へ支持されてもよく、版胴をインキパン上へ
配置して版胴のインキがインキパンへ落ちるようにする
ものであればよい。
[発明の効果] 本発明は上記の構成としたので版胴交換を迅速に行う
ことができる優れた効果を有する。
ことができる優れた効果を有する。
第1図は本発明が適用されたグラビア印刷の版胴交換状
況を説明する斜視図、第2図は印刷状態を示す版胴軸方
向から見た側面図、第3図は第2図の交換作業状態を示
す作動図、第4図は台車の分解斜視図、第5図はインキ
パン及び版胴載置台を示す分解斜視図、第6図は本発明
が適用されたグラビア印刷機及びその関連部分を示すレ
イアウトの平面図である。 P……グラビア印刷機、 M……印刷ユニツト、 12……版胴、 16……ウエブ、 18……インキパン、 32……台車、 38……固定ピン、 42……把手、 56……昇降軸(昇降手段)、 56A……ラック(昇降手段)、 64……ピニオン(昇降手段)、 72……ウオールホイル(昇降手段)、 76……ウオームギア(昇降手段)、 78……操作輪(昇降手段)、 82……把手(昇降手段)、 84……版胴載置台、 84B……受部。
況を説明する斜視図、第2図は印刷状態を示す版胴軸方
向から見た側面図、第3図は第2図の交換作業状態を示
す作動図、第4図は台車の分解斜視図、第5図はインキ
パン及び版胴載置台を示す分解斜視図、第6図は本発明
が適用されたグラビア印刷機及びその関連部分を示すレ
イアウトの平面図である。 P……グラビア印刷機、 M……印刷ユニツト、 12……版胴、 16……ウエブ、 18……インキパン、 32……台車、 38……固定ピン、 42……把手、 56……昇降軸(昇降手段)、 56A……ラック(昇降手段)、 64……ピニオン(昇降手段)、 72……ウオールホイル(昇降手段)、 76……ウオームギア(昇降手段)、 78……操作輪(昇降手段)、 82……把手(昇降手段)、 84……版胴載置台、 84B……受部。
Claims (3)
- 【請求項1】インキパン内のインキを版胴を介してウエ
ブへ塗布するグラビア印刷機の版胴交換方法であって、 前記版胴の下方に前記インキパンを配置した状態で版胴
を印刷機から取外してインキパン上へ保持し、前記版胴
及び前記インキパンを洗浄することなく、予め準備した
新規なインキパン及びこのインキパンにスライド可能に
取付けられた版胴載置台に載置された新規な版胴を搭載
した台車を前記印刷機の下方へ移動させ、前記台車に設
けられ前記インキパンを昇降させる昇降装置で版胴載置
台を持ち上げて版胴の上下位置を調節し、版胴載置台を
スライドさせ版胴の軸方向の調節を行って版胴を印刷機
に装着することを特徴とする版胴交換方法。 - 【請求項2】インキパンを搭載して運搬する台車と、前
記台車に設けられ前記インキパンを昇降させる昇降手段
と、前記インキパンにスライド可能に取付けられ版胴が
載置される版胴載置台と、を有することを特徴とする版
胴交換装置。 - 【請求項3】台車に上下方向に移動可能に設けられた固
定ピンと、前記台車に設けられ回動操作により前記固定
ピンを下方へ押し下げ、床に当接させる把手と、を有す
ることを特徴とする請求項2に記載の版胴交換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63261102A JP2803785B2 (ja) | 1988-10-17 | 1988-10-17 | 版胴交換方法及び版胴交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63261102A JP2803785B2 (ja) | 1988-10-17 | 1988-10-17 | 版胴交換方法及び版胴交換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02107443A JPH02107443A (ja) | 1990-04-19 |
JP2803785B2 true JP2803785B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=17357110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63261102A Expired - Fee Related JP2803785B2 (ja) | 1988-10-17 | 1988-10-17 | 版胴交換方法及び版胴交換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2803785B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH686355A5 (fr) * | 1991-04-09 | 1996-03-15 | Bobst Sa | Machine d'impression rotative comprenant un cylindre amovible. |
US7305245B2 (en) | 2004-10-29 | 2007-12-04 | Skyhook Wireless, Inc. | Location-based services that choose location algorithms based on number of detected access points within range of user device |
US8369264B2 (en) | 2005-10-28 | 2013-02-05 | Skyhook Wireless, Inc. | Method and system for selecting and providing a relevant subset of Wi-Fi location information to a mobile client device so the client device may estimate its position with efficient utilization of resources |
JP5310981B2 (ja) * | 2007-10-24 | 2013-10-09 | 凸版印刷株式会社 | 印刷機に於ける初期見当合わせ方法及びその装置 |
FR3092789B1 (fr) * | 2019-02-20 | 2021-02-19 | Bobst Lyon | Chariot de manipulation pour cylindre de groupe imprimeur dans une machine d’impression |
CN109703176B (zh) * | 2019-03-05 | 2024-05-14 | 天津长荣科技集团股份有限公司 | 用于分体式凹印版辊的拆装设备 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0665489B2 (ja) * | 1983-11-15 | 1994-08-24 | 大日本印刷株式会社 | 印刷機の版胴運搬兼インキ装置 |
JPH01163130U (ja) * | 1988-05-09 | 1989-11-14 |
-
1988
- 1988-10-17 JP JP63261102A patent/JP2803785B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02107443A (ja) | 1990-04-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |