JP2803158B2 - インクジェットプリンタのインク充填方法 - Google Patents

インクジェットプリンタのインク充填方法

Info

Publication number
JP2803158B2
JP2803158B2 JP12470689A JP12470689A JP2803158B2 JP 2803158 B2 JP2803158 B2 JP 2803158B2 JP 12470689 A JP12470689 A JP 12470689A JP 12470689 A JP12470689 A JP 12470689A JP 2803158 B2 JP2803158 B2 JP 2803158B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
mixed liquid
suction
flow path
jet printer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12470689A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02303848A (ja
Inventor
剛 富井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP12470689A priority Critical patent/JP2803158B2/ja
Publication of JPH02303848A publication Critical patent/JPH02303848A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2803158B2 publication Critical patent/JP2803158B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は,ノズルよりインク滴を噴射して記録媒体に
文字等の記録を行うインクジェットプリンタの中で、特
に印字ヘッドへのインク充填に関するものである。
[従来の技術] 従来のインクジェットプリンタにおいては、初期充填
が完全に行われず、インクの吐出不良が発生したり、ヘ
ッド内部に残存した混合液によりインクの濃度が低下し
てしまうことがあった。
特開昭62−279955に開示された装置は、インク吸引動
作の途中に少なくとも1回の弁手段の解放を行うことに
より、静的にインク流路の細部にインクを浸透させイン
ク流路内に残存する気泡を排出していた。
[発明が解決しようとする課題及び目的] しかし,前述の従来技術はプリンタ出荷時にインク流
路内のインクを排出して出荷するような輸送形態のプリ
ンタについては有効な手段であるが、プリンタ出荷時に
混合液を充填して出荷するような輸送形態のプリンタに
おいては混合液を完全にインクに置換するという目的か
らすると必ずしも有効な手段とはいえない。さらに、印
字ヘッドのノズルとインクパックを結ぶインクの流路に
インクの供給圧力を調整する膨張膜を有するヘッドダン
パが設けられているようなインクジェットプリンタにお
いては、プリンタの出荷時に混合液を充填する際、ヘッ
ドダンパ内にも混合液が充填されてしまうため初期充填
時にそのヘッドダンパ内に充填された混合液を完全に排
出しないと、ヘッドダンパ内に残存した混合液がインク
に混入してしまい、インクの粘度変化によりインクの吐
出不良を引き起こしたり、混合液が混入することにより
インクのニジミや濃度低下を引き起こすという問題点を
有する。そこで本発明はこのような問題点を解決するも
ので,その目的とするところはプリンタを初めて使用す
るときにもインクの吐出不良及び印字品質の低下が発生
しない極めて信頼性の高いインクジェットプリンタのイ
ンク充填方法を提供するところにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、インクタンクから記録ヘッドのノズルに至
るインク流路の途中に供給圧力調整用のダンパを備えた
インクジェットプリンタの前記インク流路に印字に用い
るインクが充填されるまでの間充填された保管用の混合
液を印字用のインクに置換するインクジェットプリンタ
のインク充填方法であって、前記ノズルを覆うようにキ
ャップ部材を前記記録ヘッドに密着させた後、前記キャ
ップ部材に接続した吸引手段により前記キャップ部材を
介して前記インクタンクから前記記録ヘッドに向けてイ
ンクを吸引して前記混合液を前記インクに置換する吸引
行程を複数回行うとともに、この複数の吸引行程間の吸
引停止期間毎に前記キャップ部材内部を大気に連通させ
る弁手段の開放を行うことを特徴とする。
[作用] 本発明の上記構成によれば、インクの吸引動作によっ
てヘッドダンパ内の圧力が低下するとヘッドタンパは、
そのダンパ効果により容積が減少する。そのときヘッド
ダンパ内の混合液はヘッドダンパの容積が減少した分だ
けインク流路へ排出される。その後吸引動作を停止しほ
ぼ同時に弁手段を解放するとヘッドダンパ内の圧力は大
気圧と同じになり、それとともにインク流路からインク
をヘッドダンパ内へ吸入し結果的にヘッドダンパ内の混
合液の一部が排出される。また混合液の比重がインクの
比重よりも高い場合においては、インクより比重の高い
混合液が重力方向へ下がってくるため、ヘッドダンパ
は、インク流路に対して重力方向と反対方向へ配置し、
弁解放の後休止時間を設ければ混合液がインク流路へ流
入してくるため、より効果的に混合液を排出することが
出来る。
[実施例] 本発明のインクジェットプリンタを図面に基づき説明
する。
第1図は、本発明のインク充填方法を行うインクジェ
ットプリンタの一実施例を示すものであって、図中1は
図示しないキャリッジに取り付けられた印字ヘッドで、
記録媒体と相対向するこの印字ヘッド1の前面には、イ
ンク流路2を介してヘッドダンパ3とインクパック5に
連通したノズル4が開口している。
これに対して図中6は、キャリッジのホームポジショ
ン側に配設した図示しないアクチュエータに取り付けら
れたキャップで、非印字時に印字ヘッド1の前面を気密
に被覆するように構成され、また、このキャップ6のノ
ズル4と対向する側に設けたキャップ内空所7は2本の
細管8,9と連通し、さらにこれらの各細管8,9には、ノズ
ル4内のインクを吸引する吸引手段10と、外部に連通す
る弁手段11が設けられている。
前述した弁手段11は,第2図に示したように圧縮コイ
ルバネ12によって常時細管9の端を閉塞する常閉弁とし
て構成され、かつソレノイド13に付勢されて吸引手段10
の吸引動作と連動する一定のタイミングをもって、開閉
動作するように構成されている。
この様なインク流路においては、プリンタ出荷時イン
クパック5をはずしてノズル4からインク流路2の端2a
に混合液を充填した状態で第1図に示したようなキャッ
プをする。ここでいう混合液とは、溶剤として水、一価
アルコール、多価アルコール等を含んであり、それに染
料などの添加剤を含有しているものである。このキャッ
プは、図示した以外にも単にゴム板をノズル4の開口部
に密着させてプリンタを使用する前にそのゴム板を取り
除くように構成してもよい。このように構成されたイン
クジェットプリンタを使用するときには、まず出荷時に
は取り外しておいたインクパック5を装着して第3図に
示したように吸引手段10と弁手段11を動作させ初期充填
動作を行う。
すなわち、第3図にAで示した部分では、吸引手段10
を動作させ混合液を排出する。このときの時間設定は、
インク流路2内の混合液をすべて排出し得る時間にする
のが望ましい。このときヘッドダンパ3内は吸引手段10
により負圧状態となりヘッドダンパ3の容積が減少して
ヘッドダンパ3内の混合液はその容積分だけ排出されそ
れとともにヘッドダンパ内の液面3aは、点線で示した3b
まで変位する。その後第3図Bの部分で弁手段11を解放
して大気と連通させる。するとヘッドダンパ3内は負圧
状態から大気圧と同じになりそれとともにヘッドダンパ
3内の液面3bは、インク流路2からインクを吸引するた
め3aに戻り、ヘッドダンパ3内の混合液はインクにより
薄められる。この大気圧に戻る圧力変動には若干の時間
がかかるため、第3図Bに示したように吸引手段10を停
止し弁手段11を解放した状態でホールドしておくのが良
い。さらに第1図に示したような構成で重力方向が図面
の下方向であり、かつ、混合液の比重がインクの比重よ
りも大きいときには、前述のホールド時間の間にヘッド
ダンパ3内の混合液がインク流路2の中に流入してくる
ためそのホールド時間を調整することにより、より効果
的にヘッドダンパ3内の混合液の排出を行うことが出来
る。このヘッドダンパ3内の混合液の排出は、ただ1度
の吸引動作と弁手段の解放では完全でないためその動作
を繰り返すことによって排出を行う。具体的には、第三
図にDで示した部分を複数回繰り返すことによりヘッド
ダンパ3内の混合液の排出を行う。
その後インク流路2内に残存している気泡を排出する
ため第3図にEで示した時間的には長めの吸引動作を行
い、その後Fで示した部分で弁手段11を解放しキャップ
内空所7内のインクを排出した後、吸引手段10を停止し
弁手段11を閉塞して初期充填動作を終了する。
実験では、グリセリンを主成分とする混合液を用い、
第3図にアルファベットで示した各部分をAを60秒,Bを
2秒,Cを4秒,Eを9秒,Fを5秒とし繰り返し部分のDを
20回行う合計3分程度の初期充填動作により、インクの
消費量が25cc程度で、ヘッドダンパ3内に残存した混合
液の濃度がインクに対し2%以下にまですることがで
き、実使用上問題にはならないレベルに混合液の排出が
できた。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、インクの吸引動作
を複数回に分けその間に弁手段の解放を行うことによ
り、ヘッドダンパ内の圧力変化によるヘッドダンパの容
積変化を誘発し、それによって混合液を効果的に排出す
ることができるため、初期から安定した印字品質のプリ
ンタを提供できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のインク充填方法を行うインクジェット
プリンタの一実施例を示す構成図。 第2図は第1図の中の弁手段の一例を示した図。 第3図は本発明の吸引手段と弁手段の動作を示す図。 1……印字ヘッド 10……吸引手段 11……弁手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクタンクから記録ヘッドのノズルに至
    るインク流路の途中に供給圧力調整用のダンパを備えた
    インクジェットプリンタの前記インク流路に印字に用い
    るインクが充填されるまでの間充填された保管用の混合
    液を印字用のインクに置換するインクジェットプリンタ
    のインク充填方法であって、 前記ノズルを覆うようにキャップ部材を前記記録ヘッド
    に密着させた後、前記キャップ部材に接続した吸引手段
    により前記キャップ部材を介して前記インクタンクから
    前記記録ヘッドに向けてインクを吸引して前記混合液を
    前記インクに置換する吸引行程を複数回行うとともに、
    この複数の吸引行程間の吸引停止期間毎に前記キャップ
    部材内部を大気に連通させる弁手段の開放を行うことを
    特徴とするインクジェントプリンタのインク充填方法。
JP12470689A 1989-05-18 1989-05-18 インクジェットプリンタのインク充填方法 Expired - Lifetime JP2803158B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12470689A JP2803158B2 (ja) 1989-05-18 1989-05-18 インクジェットプリンタのインク充填方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12470689A JP2803158B2 (ja) 1989-05-18 1989-05-18 インクジェットプリンタのインク充填方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02303848A JPH02303848A (ja) 1990-12-17
JP2803158B2 true JP2803158B2 (ja) 1998-09-24

Family

ID=14892086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12470689A Expired - Lifetime JP2803158B2 (ja) 1989-05-18 1989-05-18 インクジェットプリンタのインク充填方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2803158B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6364448B2 (en) 1998-07-15 2002-04-02 Seiko Epson Corporation Ink jet printer and ink priming method therefor

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02303848A (ja) 1990-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7377616B2 (en) Inkjet printer including discharger with cap
EP0646465B1 (en) Ink for ink jet cartridge and method of ink jet recording using the same
JPH106521A (ja) 液体補充方法、液体供給装置及び液体吐出記録装置
JP5211931B2 (ja) 流体噴射装置
US6523931B1 (en) Method and apparatus for priming a printhead
US5596358A (en) Method and apparatus for refilling a print cartridge having a reservoir pressure of less than ambient pressure
JP2001018408A (ja) インクジェット式記録装置および同装置における保湿液吐出制御方法
JP2822586B2 (ja) インクジェットプリンター
JP2803158B2 (ja) インクジェットプリンタのインク充填方法
JP2004262245A (ja) インクジェットプリントヘッドのノズルをクリーニングする方法
JP2671390B2 (ja) インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置
JP3543315B2 (ja) インクジェット式記録装置
JP2001026112A (ja) インクジェット式記録装置
JPH058400A (ja) インクジエツト記録装置
JP3052432B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2010221460A (ja) 流体噴射装置
JP2000218806A (ja) インクジェット式記録装置
JPS5959457A (ja) インクカ−トリツジおよび記録ヘツドの洗浄装置
JP2005081594A (ja) 液体噴射装置
JP2003089217A (ja) インク供給装置及びインクジェット記録装置
JP3521421B2 (ja) インクジェット式記録装置に適用されるインク流路内の気泡排出方法および気泡排出装置
US20240198678A1 (en) Printing apparatus, method of controlling printing apparatus, and storage medium
JP2006103056A (ja) 記録装置とインク供給方法
JP3430822B2 (ja) キャッピング補助液およびこれを用いたインクジェット記録装置
JPS6222367Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080717

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090717

EXPY Cancellation because of completion of term