JP2802841B2 - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JP2802841B2
JP2802841B2 JP3128672A JP12867291A JP2802841B2 JP 2802841 B2 JP2802841 B2 JP 2802841B2 JP 3128672 A JP3128672 A JP 3128672A JP 12867291 A JP12867291 A JP 12867291A JP 2802841 B2 JP2802841 B2 JP 2802841B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,原色インク以外の特
色インクで印刷される画像成分を含むカラー画像を処理
するための画像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】通常のカラー画像の印刷では,Y(イエ
ロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラッ
ク)の4色の原色インクを用いてカラー画像が印刷され
る。このために,製版工程では,まずこれら4色に対応
する網目版画像をそれぞれ焼き付けた4枚のフィルム
(「網フィルム」と呼ばれる)を作成する。そして,4
枚の網フィルムから上記4色用の印刷版をそれぞれ作成
し,これらの印刷版を用いてカラー印刷を行なう。
【0003】ところで,画像によっては,YMCK以外
の色のインク(「特色インク」と呼ばれる。)の版(特
色版)を用いて印刷を行ないたい場合がある。例えば,
美術書やグラフィックデザインの印刷で原画の色を忠実
に再現したい場合などに,茶色や緑色などの特色インク
が用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし,網目版画像を
処理するための通常の画像処理は,YMCKの各版の画
像成分を処理するように構成されており,画像データを
記憶するためのRAMも4色分しか有していなかった。
また,画像処理のためのアプリケーションプログラムも
4色の画像成分の処理を行なうものであった。すなわ
ち,従来の画像処理装置は4色の画像成分を同時に処理
する能力しか無く,5色以上の画像成分を同時に処理す
ることは不可能であった。
【0005】従って,YMCKの各版の画像成分に加え
て特色版の画像成分を処理する場合には,YMCKの各
版の画像成分を処理した後で,特色版の画像成分を別途
処理しなければならないという問題があった。また,画
像の色を補正したような場合には,YMCKの各印刷版
と特色版とを作成し,校正刷りを作成して画像の色を確
認しなければならず,かなりの手間と時間とを有してい
た。
【0006】この発明は,従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり,特色版の画像成
分を含む複数の画像成分を同時に処理できるとともに,
処理されたカラー画像を表示することのできる画像処理
システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め,この発明による画像処理システムは,原色インクで
印刷される原色画像成分と、原色インク以外の特色イン
で印刷される特色画像成分との合成によって再現され
カラー画像を処理する画像処理システムにおいて,与
えられる画像処理命令に従って,少なくとも1種類の
インクに関する原色画像成分を処理するとともに,当
原色画像成分を表わす画像信号を出力する第1の画像
処理ユニットと,前記画像処理命令に従って,少なくと
も1種類の特色インクに関する特色画像成分を処理する
とともに,当該特色画像成分を表わす画像信号を出力す
る第2の画像処理ユニットと, 入力された前記画像処理
命令を前記第1と第2の画像処理ユニットに共通に伝達
する命令入力手段と,前記第1と第2の画像処理ユニッ
トからそれぞれ出力される画像信号に基づいて,前記原
色画像成分と前記特色画像成分とで構成されるカラー画
像を表わす表示用画像信号を生成するとともに,当該表
示用画像信号に従って前記カラー画像を表示する画像表
示手段と,を備えることを特徴とする。
【0008】
【作用】画像処理命令が命令入力手段に与えられると,
命令入力手段はその画像処理命令を複数の画像処理ユニ
ットに伝送する。各画像処理ユニットは,この画像処理
命令に応じて画像処理を行なうので,1つの画像処理命
令を入力するだけで,カラー画像の各画像成分を同時に
処理することができる。また,各画像処理ユニットから
出力される画像信号が画像表示手段に与えられると,画
像表示手段はカラー画像を表わす表示用画像信号を生成
し,この表示用画像信号に基づいてカラー画像を表示す
る。従って,オペレータは,各画像処理ユニットで処理
された画像成分をすべて含むカラー画像を観察できる。
【0009】
【実施例】図1は,本発明の一実施例としての画像処理
システムを示すブロック図である。この画像処理システ
ムは,入力スキャナ10と,画像ディスク20と,出力
スキャナ30と,ディスク切替器40と,第1の画像処
理ユニット50と,第2の画像処理ユニット60と,カ
ラーモニタ70と,RGB合成回路80と,入力分配器
90と,マウス100とを備えている。
【0010】ディスク切替器40は,5つの装置10,
20,30,50,60を必要に応じて相互に接続する
ための装置である。
【0011】第1の画像処理ユニット50は,CPU5
1と,画像表示用RAM52と,色変換回路53と,入
出力端末54とを備えている。第2の画像処理ユニット
60も同様である。これらの画像処理ユニット50,6
0は,いずれもYMCKの4色の画像成分(色分解画
像)を処理する装置として製作されている。この画像処
理システムは,これら2つの画像処理ユニット50,6
0をRGB合成回路80や入力分配器90に接続し,特
色版の画像成分をYMCKの各版の画像成分と同時に処
理できるシステムとして構築したものである。従って,
各画像処理ユニット50,60を分離すれば,それぞれ
4色の原色版の画像成分を処理する装置として使用でき
る。なお,この実施例では,第1の画像処理ユニット5
0によってYMCKの4版の画像成分を処理し,第2の
画像処理ユニット60によって特色版としての茶色版の
画像成分を処理するものとする。
【0012】RGB合成回路80は,2つの色変換回路
53,63から出力された各版の画像データに基づい
て,特色版の画像成分を含むカラー画像を表わすR(レ
ッド),G(グリーン),B(ブルー)の各表示用画像
信号を生成する回路である。カラーモニタ70は生成さ
れたRGB信号に基づいてカラー画像を表示する。入力
分配器90は,マウス100で入力された命令を第1と
第2の画像処理ユニット50,60の双方に伝達するた
めの装置である。
【0013】なお,この実施例におけるカラーモニタ7
0とRGB合成回路80が本発明の画像表示手段に相当
し,入力分配器90とマウス100が命令入力手段に相
当する。
【0014】図2は,実施例における処理の概略手順を
示すフローチャートである。ステップS1では,カラー
写真の原稿を入力スキャナ10で光電走査することによ
り,YMCKとBr(茶色)の各色に色分解された色分
解画像データDy,Dm,Dc,Dk,Dbrを読取
る。この際,入力スキャナ10と画像ディスク20とが
ディスク切替器40を介して接続されており,読取られ
た画像データは画像ディスク20に格納される。なお,
画像データは1画素の濃度を8ビットの値で表わしたデ
ータである。
【0015】ステップS2では,画像ディスク20内に
収納されている画像データに基づいて,カラー画像がカ
ラーモニタ70に表示される。図3は,ステップS2の
処理の詳細手順を示すフローチャートである。
【0016】ステップS21では,まず,オペレータが
ディスク切替器40を切り替えて,第1と第2の画像処
理ユニット50,60を画像ディスク20に接続する。
また,マウス100を用いて入出力端末54(または6
4)のモニタに表示された複数の命令の1つを選択す
る。この命令は,ステップS22において入力分配器9
0を介してCPU51と61にそれぞれ供給される。ス
テップS23において,CPU51は,画像ディスク2
0からYMCK各版の画像データDy,Dm,Dc,D
kを読出して画像表示用RAM52に転送し,ビットマ
ップデータとして展開する。また,CPU61は特色版
の画像データDbrを読出して画像表示用RAM62に
転送し,ビットマップデータとして展開する。
【0017】画像表示用RAM52,62は,図4の
(a),(b)にその構成を示すように,それぞれ4枚
の画像フレームメモリ52a〜52d,62a〜62d
を有している。第1の画像処理ユニット50の画像フレ
ームメモリ52a〜52dには,YMCKの各版の画像
データDy,Dm,Dc,Dkがそれぞれビットマップ
データとして展開される。また,第2の画像処理ユニッ
ト60の画像フレームメモリ62aには,特色版の画像
データDbrがビットマップデータとして展開される。
【0018】ステップS24では,RGB合成回路80
がアドレスADを第1と第2の画像処理ユニット50,
60にそれぞれ供給し,それぞれの画像表示用RAM5
2,62に記憶されている画像データを読出す。図5
は,RGB合成回路80の内部構成を示すブロック図で
ある。RGB合成回路80は,アドレス発生部81と,
D/A変換器82と,演算器83とを有している。アド
レス発生部81は,画像フレームメモリのアドレスAD
を,走査線順次にかつ周期的に発生している。マウス1
00からCPU51に画像表示命令が与えられると,R
GB合成回路80から発生されるアドレスADに応じ
て,画像表示用RAM52から画像データDy,Dm,
Dc,Dkが走査線順次に色変換回路53に供給され
る。同様に,画像表示用RAM62からはアドレスAD
に応じて画像データDbrが走査線順次に読出され,色
変換回路63に供給される。
【0019】ステップS25では,以下に示すように,
読出された画像データDy,Dm,Dc,Dkが色変換
回路53によってRGB信号R1,G1,B1に変換さ
れるとともに,特色版の画像データDbrが色変換回路
63によってRGB信号R2,G2,B2に変換され
る。
【0020】図6の(a),(b)は,色変換回路5
3,63がそれぞれ有する色変換テーブル53a〜53
d,63a〜63dを示す概念図である。例えば,色変
換テーブル53aはY版の画像データDyをRGB信号
Ry,Gy,Byに変換するテーブルである。色変換テ
ーブル53aには,8ビットの画像データDyの各値0
〜255に対して各RGB信号Ry(Dy),Gy(D
y),By(Dy)の値が登録されている。これらのR
GB信号Ry(Dy),Gy(Dy),By(Dy)
は,RGB各色の輝度レベルを示す信号である。
【0021】他の色変換テーブル53b〜53dも同様
に,M版,C版,K版の画像データをRGB信号に変換
するテーブルである。すなわち,M版用の色変換テーブ
ル53bによってRGB信号Rm(Dm),Gm(D
m),Bm(Dm)が生成され,C版用の色変換テーブ
ル53cによってRGB信号Rc(Dc),Gc(D
c),Bc(Dc)が,また,K版用の色変換テーブル
53dによってRGB信号Rk(Dk),Gk(D
k),Bk(Dk)が生成される。
【0022】色変換回路53は,色変換テーブル53a
〜53dを用いて変換されたRGB信号を次の(1)〜
(3)式に従って演算することにより,YMCKの4版
で表わされる画像を表わすRGB信号R1,G1,B1
をそれぞれ求める。 なお,各式の左辺の値がマイナスになる場合(これ
は,特に色の濃い部分や暗い部分の場合に多い。)に
は,その値をゼロとすればよい。この点は,後述の
(7),(8),(9)式や(10),(11),(1
2)式についても同様である。
【0023】一方,第2の画像処理ユニット60の色変
換回路63では,色変換テーブル63aによって特色版
の画像データDbrをRGB信号Rb(Dbr),Gb
(Dbr),Bb(Dbr)に変換する。この実施例で
は,特色インクとして茶色インクを使用するだけなの
で,これらのRGB信号Rb(Dbr),Gb(Db
r),Bb(Dbr)が,そのまま第2の画像処理ユニ
ット60のRGB信号R2,G2,B2となる。 R2=Rb(Dbr) …(4) G2=Gb(Dbr) …(5) B2=Bb(Dbr) …(6)
【0024】なお,第2の画像処理ユニット60は,も
ともとYMCKの画像を処理するために製作されてお
り,色変換テーブル63aもY版の画像データをRGB
信号に変換するテーブルとして構成されている。そこ
で,この実施例のように,特色版の画像データをRGB
信号に変換する場合には,色変換テーブル63a内のデ
ータを予め入出力端末64などから入力して変更してお
く必要がある。
【0025】図3に戻り,ステップS26では第1と第
2の画像処理ユニットからそれぞれ出力されたRGB信
号R1,G1,B1,およびR2,G2,B2がRGB
合成回路80に与えられる。RGB合成回路80の演算
器83(図5参照)は,下記の式に従って演算を実行す
ることにより,RGB信号Rt,Gt,Btを生成す
る。 Rt=255−{(255−R1)+(255−R2)} …(7) Gt=255−{(255−G1)+(255−G2)} …(8) Bt=255−{(255−B1)+(255−B2)} …(9)
【0026】このRGB信号Rt,Gt,Btは,YM
CKの各版の画像成分と,特色版の画像成分との全体で
構成されるカラー画像を表わす信号である。なお,画像
データや画像信号は,画像内の各画素ごとの濃度レベル
(または輝度レベル)を表わしており,上述の各種の演
算も各画素ごとに行なわれている。こうして算出された
RGB信号Rt,Gt,Btは,D/A変換器82でア
ナログ信号に変換され,この信号に基づいてカラーモニ
タ70にカラー画像が表示される。
【0027】図2に戻り,上述のようにステップS2に
おいてカラー画像が表示されると,ステップS3におい
て所望の画像処理が行なわれる。図7は,ステップS3
の詳細手順を示すフローチャートである。
【0028】ステップS31では,所望の画像処理を行
なう旨の命令をマウス100から入力する。ここで行な
う画像処理としては画像のアフィン変換あるいは線形変
換(回転,移動,拡大,縮小など)や画像合成などの処
理がある。オペレータは入出力端末54(または64)
のモニタに表示されたメニューから画像処理の内容を選
択することによって画像処理の命令を入力する。以下で
は,画像を移動させる命令を入力した場合の例について
説明する。
【0029】ステップS32では,入力分配器90を通
じて命令が各画像処理ユニット50,60に伝送され,
ステップS33では与えられた命令に従って,各CPU
51,61が画像表示用RAM52,62にそれぞれ展
開されている各版の画像データDy,Dm,Dc,D
k,Dbrをそれぞれ変更する。画像を移動させる場合
には,アドレスを主走査方向および副走査方向に移動さ
せることによって画像の位置を移動させる。このような
処理は,各画像データDy,Dm,Dc,Dk,および
Dbrがそれぞれ展開されている画像フレームメモリ5
2a,52b.52c,52d,および62aのそれぞ
れにおいて行なわれる。
【0030】ステップS34〜S36は,図3のステッ
プS24〜S26と同じであり,画像表示用RAM5
2,62に記憶されている画像データに基づいて,画像
処理後のカラー画像がカラーモニタ70に表示される。
【0031】図2にもどり,ステップS3における画像
処理が済むと,ステップS4において,処理後の画像デ
ータが画像表示用RAM52,62からディスク切替器
40を介して画像ディスク20に転送され,保存され
る。
【0032】この後,画像ディスク20に保存された画
像データに基づき,出力スキャナ30によってYMCK
各版と特色版の網目版画像がフィルム上に焼き付けられ
る。そして,これらのフィルム(網フィルム)から印刷
版が作成され,更にこれらの印刷版を用いて多色印刷を
行なうことによってカラー画像が印刷される。
【0033】このように,上記実施例では,画像処理の
命令がマウス100から入力されると,入力分配器90
から2つの画像処理ユニット50,60に命令がそれぞ
れ伝達され,それぞれの画像処理ユニットにおいて必要
な画像処理がそれぞれ行なわれる。従って,オペレータ
は,特色版の画像成分についてYMCKの各版の画像成
分と別に処理を行なう必要がないという利点がある。
【0034】また,上記実施例では2つの画像処理ユニ
ット50,60から出力されるRGB信号がRGB合成
回路80によって合成され,特色版の画像成分を含むカ
ラー画像がカラーモニタ70に表示される。従って,特
色版の画像成分を含むカラー画像をカラーモニタ70で
確認しつつ画像処理を行なうことができるという利点が
ある。
【0035】第1と第2の画像処理ユニット50,60
は,いずれもYMCKの4版の画像成分を処理するよう
に製作された装置である。従って,各画像処理ユニット
50,60を互いに分離すれば,それぞれ独立した画像
処理装置として使用することができる。そして,上述の
ように,RGB合成回路80や入力分配器90を用いて
2つの画像処理ユニットを接続すれば,5版以上の版を
用いる画像処理を容易に実行することができる。すなわ
ち,必要に応じて2つの画像処理ユニットを接続した
り,分離したりすることによって,各種の画像処理を効
率よく行なうことが可能である。
【0036】なお,この発明は上記実施例に限られるも
のではなく,その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり,例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0037】(1)上記実施例では,第1と第2の画像
処理ユニット50,60がそれぞれRGB信号を出力す
るものとしたが,,各画像処理ユニット50,60とし
て,RGB信号以外の形式の画像信号(YMCKの各画
像成分を表わす信号や,NTSC信号など)を出力する
装置を用いてもよい。この場合には,RGB合成回路8
0の代わりに,各画像処理ユニット50,60から出力
される形式の画像信号に基づいて,カラーモニタに与え
る表示用画像信号を生成する装置を用いればよい。
【0038】ただし,画像処理ユニットとしてはRGB
信号の出力端子を有しているものが多いので,上記実施
例のようにRGB合成回路を用いて表示用画像信号(R
GB信号Rt,Gt,Bt)を生成するようにすれば,
各画像処理ユニットを改造することなく,入力分配器や
RGB合成回路を用いて複数の画像処理ユニットを接続
するだけで,特色版の画像成分を有するカラー画像を処
理することができるという利点がある。
【0039】(2)上記実施例では,入力スキャナ10
によって色分解することにより特色版の画像データDb
rを作成するものとした。しかし,2次原色以外の特色
(金色や銀色)の画像データは,色分解処理ではなく,
オペレータの指定で与えられるのが普通である。この発
明は,このような2次原色以外の特色の画像成分を含む
ような場合にも適用することができる。
【0040】(3)上記実施例では,YMCK各版の各
画像成分と,特色版の画像成分とを有するカラー画像を
処理するものとしたが,この発明は一般に,M種類(M
は整数)の原色インクの画像成分と,N種類(Nは整
数)の特色インクの画像成分とを含むカラー画像を処理
する場合に適用することができる。例えば,2色の原色
インクの画像成分と,2色の特色インクの画像成分とを
有するカラー画像を処理するシステムにも適用すること
ができる。このとき,M種類の原色インクの画像成分を
処理する第1の画像処理ユニットと,N種類の特色イン
クの画像成分を処理する第2の画像処理ユニットとを備
えるようにすればよい。
【0041】(4)上記実施例では,2つの画像処理ユ
ニット50,60を用いて特色インクの画像成分を含む
カラー画像を処理していたが,3つ以上の画像処理ユニ
ットを用いて処理を行なってもよい。例えば,15色の
インクを用いて1つのカラー画像を印刷するような場合
には,4色の画像成分を取り扱う能力を有する画像処理
ユニットを4つ利用することによって,そのカラー画像
のすべての画像成分を同時に処理することができる。す
なわち,この発明では一般に,複数の画像処理ユニット
を用い,少なくとも1種類のインクに関する画像成分を
表わす画像信号を各画像処理ユニットからそれぞれ出力
するようにすればよい。なお,各画像処理ユニットにお
いて,互いに異なるインクに関する画像成分を処理する
ようにすれば,画像処理ユニットの総数を最少にするこ
とができる。
【0042】上記のように,複数の画像処理ユニットを
用いる場合には,入力分配器90は複数の画像処理ユニ
ット全部に画像処理命令を伝達する。また,iセット
(iは2以上の整数)を画像処理ユニットを用いる場合
に,RGB合成回路80の演算器83は,上述の(7)
〜(9)式と同様の次の(10)〜(12)式に従って
演算を行なう。
【0043】(5)上記実施例では2つの画像処理ユニ
ット50,60に命令を与える入力装置としてマウス1
00を用いたが,キーボードやデジタイザなどの他の入
力装置を用いてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の画像処理
システムによれば,複数の画像処理ユニットが命令入力
手段から与えられた画像処理命令に応じてそれぞれ画像
処理を行なうので,1つの画像処理命令を入力するだけ
で,カラー画像の各画像成分を同時に処理することがで
きる。また,各画像処理ユニットから出力される画像信
号が画像表示手段に与えられると,画像表示手段はカラ
ー画像を表わす表示用画像信号を生成し,この表示用画
像信号に基づいてカラー画像を表示するので,オペレー
タは,各画像処理ユニットで処理された画像成分をすべ
て含むカラー画像を観察することができる。
【0045】すなわち,この発明によれば,特色インク
の画像成分を含む複数の画像成分を同時に処理できると
ともに,特色インクの画像成分を含むカラー画像を表示
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての画像処理ユニット
を示すブロック図。
【図2】実施例の概略処理手順を示すフローチャート。
【図3】実施例における画像表示の手順を示すフローチ
ャート。
【図4】画像表示用RAMの構成を示す概念図。
【図5】RGB合成回路の内部構成を示すブロック図。
【図6】色変換回路の構成を示す概念図。
【図7】実施例における画像処理の手順を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
50 第1の画像処理ユニット 60 第2の画像処理ユニット 70 カラーモニタ 80 RGB合成回路 90 入力分配器 100 マウス Dy 画像データ Dm 画像データ Dc 画像データ Dk 画像データ Dbr 画像データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 - 1/64 G03G 15/01

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原色インクで印刷される原色画像成分
    と、原色インク以外の特色インクで印刷される特色画像
    成分との合成によって再現されるカラー画像を処理する
    画像処理システムであって, 与えられる画像処理命令に従って,少なくとも1種類の
    原色インクに関する原色画像成分を処理するとともに,
    当該原色画像成分を表わす画像信号を出力する第1の画
    像処理ユニットと,前記画像処理命令に従って,少なくとも1種類の特色イ
    ンクに関する特色画像成分を処理するとともに,当該特
    色画像成分を表わす画像信号を出力する第2の画像処理
    ユニットと, 入力された前記 画像処理命令を前記第1と第2の画像処
    理ユニットに共通に伝達する命令入力手段と, 前記第1と第2の画像処理ユニットからそれぞれ出力さ
    れる画像信号に基づいて,前記原色画像成分と前記特色
    画像成分とで構成されるカラー画像を表わす表示用画像
    信号を生成するとともに,当該表示用画像信号に従って
    前記カラー画像を表示する画像表示手段と, を備えることを特徴とする画像処理システム。
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