JP2802442B2 - 車両用エンジンユニット - Google Patents
車両用エンジンユニットInfo
- Publication number
- JP2802442B2 JP2802442B2 JP21699689A JP21699689A JP2802442B2 JP 2802442 B2 JP2802442 B2 JP 2802442B2 JP 21699689 A JP21699689 A JP 21699689A JP 21699689 A JP21699689 A JP 21699689A JP 2802442 B2 JP2802442 B2 JP 2802442B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crankshaft
- vehicle
- engine unit
- output
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は車両用エンジンユニットに関し、詳しくは
クランク軸を車幅方向に延在させて搭載される車両用エ
ンジンユニットに関する。
クランク軸を車幅方向に延在させて搭載される車両用エ
ンジンユニットに関する。
[従来の技術] 車体の中央に車室を備え、さらにこの車室の前後で車
体の四隅に車輪を配置して走行安定性を向上させた車両
に、エンジンユニットが、そのクランク軸を車幅方向に
延在させて搭載されるものが知られている。
体の四隅に車輪を配置して走行安定性を向上させた車両
に、エンジンユニットが、そのクランク軸を車幅方向に
延在させて搭載されるものが知られている。
この場合、エンジンユニットは車室の前部或いは後部
に搭載されるが、いずれもクランク軸は車軸よりも車室
側に位置することになる。
に搭載されるが、いずれもクランク軸は車軸よりも車室
側に位置することになる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、クランク軸上には、マニュアルトランスミ
ッション車においては大径のフライホイールが設けら
れ、或いはオートマチックトランスミッション車におい
ては大径のトルクコンバータが設けられる。
ッション車においては大径のフライホイールが設けら
れ、或いはオートマチックトランスミッション車におい
ては大径のトルクコンバータが設けられる。
このような車両では、その車輪と、フライホイール或
いはトルクコンバータとの干渉を避けるため、クランク
軸が車軸から車室側に向って離れる傾向がある。このた
め、クランク軸に協働するピストンを備えるシリンダ
が、車室に近づくことになり、その分車室が狭くなる不
具合があった。
いはトルクコンバータとの干渉を避けるため、クランク
軸が車軸から車室側に向って離れる傾向がある。このた
め、クランク軸に協働するピストンを備えるシリンダ
が、車室に近づくことになり、その分車室が狭くなる不
具合があった。
この発明はかかる実情を背景にしてなされたもので、
エンジン室をコンパクトにし、車室を広くすることがで
きる車両用エンジンユニットを提供することを目的とし
ている。
エンジン室をコンパクトにし、車室を広くすることがで
きる車両用エンジンユニットを提供することを目的とし
ている。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、請求項1記載の発明の車
両用エンジンユニットは、車室前部のエンジン室内に、
前車軸より後側に位置してこの前車軸と平行にクランク
軸を配した車両用エンジンユニットにおいて、前記クラ
ンク軸の出力を取出す出力取出軸を、クランク軸の後側
に配置すると共に、この出力取出軸にフライホイールま
たはトルクコンバータを設け、前記クランク軸に協働す
るピストンを備えたシリンダを、前上方に向けて傾斜さ
せて前記前車軸上方を覆うようになしたことを特徴とし
ている。
両用エンジンユニットは、車室前部のエンジン室内に、
前車軸より後側に位置してこの前車軸と平行にクランク
軸を配した車両用エンジンユニットにおいて、前記クラ
ンク軸の出力を取出す出力取出軸を、クランク軸の後側
に配置すると共に、この出力取出軸にフライホイールま
たはトルクコンバータを設け、前記クランク軸に協働す
るピストンを備えたシリンダを、前上方に向けて傾斜さ
せて前記前車軸上方を覆うようになしたことを特徴とし
ている。
また、請求項2記載の発明の車両用エンジンユニット
は、車室後部のエンジン室内に、後車軸より前側に位置
してこの後車軸と平行にクランク軸を配した車両用エン
ジンユニットにおいて、前記クランク軸の出力を取出す
出力取出軸を、クランク軸の前側に配置すると共に、こ
の出力取出軸にフライホイールまたはトルクコンバータ
を設け、前記クランク軸に協働するピストンを備えたシ
リンダを、後上方に向けて傾斜させて後車軸上方を覆う
ようになしたことを特徴としている。
は、車室後部のエンジン室内に、後車軸より前側に位置
してこの後車軸と平行にクランク軸を配した車両用エン
ジンユニットにおいて、前記クランク軸の出力を取出す
出力取出軸を、クランク軸の前側に配置すると共に、こ
の出力取出軸にフライホイールまたはトルクコンバータ
を設け、前記クランク軸に協働するピストンを備えたシ
リンダを、後上方に向けて傾斜させて後車軸上方を覆う
ようになしたことを特徴としている。
[作用] 請求項1記載の発明では、大径のフライホイールまた
はトルクコンバータを備えた出力取出軸と、前車軸と
が、クランク軸の両側に振り分けて配置され、シリンダ
が車室と反体側の前側に向って傾斜している。
はトルクコンバータを備えた出力取出軸と、前車軸と
が、クランク軸の両側に振り分けて配置され、シリンダ
が車室と反体側の前側に向って傾斜している。
また、請求項2記載の発明では、大径のフライホイー
ルまたはトルクコンバータを備えた出力取出軸と、後車
軸とが、クランク軸の両側に振り分けて配置され、シリ
ンダが車室と反対側の後側に向って傾斜している。
ルまたはトルクコンバータを備えた出力取出軸と、後車
軸とが、クランク軸の両側に振り分けて配置され、シリ
ンダが車室と反対側の後側に向って傾斜している。
このように、請求項1記載及び請求項2記載の発明で
は、車軸と、フライホイールまたはトルクコンバータと
の間隔を確保しつつシリンダと車室との干渉を避け、こ
れにより車室が広くなっている。
は、車軸と、フライホイールまたはトルクコンバータと
の間隔を確保しつつシリンダと車室との干渉を避け、こ
れにより車室が広くなっている。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を添付図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は請求項1記載の発明の車両用エンジンユニッ
トを搭載した状態を示す側面図、第2図はその平面図、
第3図は一部を破断した車両用エンジンユニットの側面
図、第4図は第3図のIV−IV断面図である。
トを搭載した状態を示す側面図、第2図はその平面図、
第3図は一部を破断した車両用エンジンユニットの側面
図、第4図は第3図のIV−IV断面図である。
第1図及び第2図において、符号1Aは自動車のエンジ
ン室を示し、このエンジン室1Aは車室1Bの前部に設けら
れている。エンジン室1Aは前車軸2で連結された左右の
前輪3の上方で、かつ両前輪3の間に形成されている。
このエンジン室1Aには4行程6気筒エンジンのエンジン
ユニット4が搭載され、エンジンユニット4の前方にラ
ジエータ5が配置され、クランク軸6は前車軸2より後
側に位置して、この前車軸2と平行になっている。
ン室を示し、このエンジン室1Aは車室1Bの前部に設けら
れている。エンジン室1Aは前車軸2で連結された左右の
前輪3の上方で、かつ両前輪3の間に形成されている。
このエンジン室1Aには4行程6気筒エンジンのエンジン
ユニット4が搭載され、エンジンユニット4の前方にラ
ジエータ5が配置され、クランク軸6は前車軸2より後
側に位置して、この前車軸2と平行になっている。
エンジンのクランク軸6は、第3図及び第4図に示す
ように、シリンダブロック7と軸受ケース8間に軸支さ
れ、シリンダブロック7に形成されたシリンダ列に設け
られたピストン9にコンロッド10で連結され、ピストン
9の往復運動でクランク軸6を回転させる。
ように、シリンダブロック7と軸受ケース8間に軸支さ
れ、シリンダブロック7に形成されたシリンダ列に設け
られたピストン9にコンロッド10で連結され、ピストン
9の往復運動でクランク軸6を回転させる。
クランク軸6には第4図に示すように、クランクアー
ムで歯車28が形成され、この歯車28は出力取出軸16に設
けられた歯車29と噛合している。クランク軸6のクラン
クアームを利用して歯車28を形成することで、クランク
軸方向のエンジン幅を短縮している。なお、クランク軸
6から出力取出軸16への動力伝達は歯車28,29に限られ
ることはなく、チェーンでもよく、またその位置もクラ
ンク軸6の軸端やクランク軸6の途中に任意に選ぶこと
ができる。
ムで歯車28が形成され、この歯車28は出力取出軸16に設
けられた歯車29と噛合している。クランク軸6のクラン
クアームを利用して歯車28を形成することで、クランク
軸方向のエンジン幅を短縮している。なお、クランク軸
6から出力取出軸16への動力伝達は歯車28,29に限られ
ることはなく、チェーンでもよく、またその位置もクラ
ンク軸6の軸端やクランク軸6の途中に任意に選ぶこと
ができる。
エンジンのシリンダ列は、鉛直方向に対して車両の前
上方へ向けて傾斜して、前車軸2の上方を覆っている。
クランク軸6の出力を取出す出力取出軸16はクランク軸
6と平行に設けられ、さらに出力取出軸16はクランク軸
6の斜後上方に配置され、出力取出軸16と前車軸2とは
クランク軸6の両側に振り分けられている。
上方へ向けて傾斜して、前車軸2の上方を覆っている。
クランク軸6の出力を取出す出力取出軸16はクランク軸
6と平行に設けられ、さらに出力取出軸16はクランク軸
6の斜後上方に配置され、出力取出軸16と前車軸2とは
クランク軸6の両側に振り分けられている。
このため、出力取出軸16に設けた後述の大径のフライ
ホイールまたはトルクコンバータと、前車軸2との間隔
を確保しつつ、シリンダ列と車室1Bとの干渉を避けるこ
とが可能となり、車室1Bが広くなっている。
ホイールまたはトルクコンバータと、前車軸2との間隔
を確保しつつ、シリンダ列と車室1Bとの干渉を避けるこ
とが可能となり、車室1Bが広くなっている。
また、シリンダ軸線L1と、クランク軸心と出力取出軸
心を結ぶ線L2とのなす角度αを鋭角にすることで、出力
取出軸16と前車軸2との間隔を短かくでき、エンジンの
車両前後方向を短縮することができる。
心を結ぶ線L2とのなす角度αを鋭角にすることで、出力
取出軸16と前車軸2との間隔を短かくでき、エンジンの
車両前後方向を短縮することができる。
出力取出軸16の一端部には、第3図の紙面手前側端部
に位置するようにフライホイール45及びマニュアルトラ
ンスミッション用の乾式単板形の摩擦クラッチ400が設
けられ、変速機47を介して前輪3の前車軸2へ動力を伝
達するようになっている。なお、摩擦クラッチ400及び
変速機47は変速機ケース406で覆われている。
に位置するようにフライホイール45及びマニュアルトラ
ンスミッション用の乾式単板形の摩擦クラッチ400が設
けられ、変速機47を介して前輪3の前車軸2へ動力を伝
達するようになっている。なお、摩擦クラッチ400及び
変速機47は変速機ケース406で覆われている。
摩擦クラッチ400は第4図に示すように構成されてお
り、クラッチカバー401にプレッシャプレート402が進退
自在に支持され、このプレッシャプレート402はスプリ
ング403によって進退されている。このプレッシャプレ
ート402がクラッチディスク404を圧接するとクラッチが
接続され、出力取出軸16の回転力を変速機入力軸405を
介して変速機47へ伝達される。変速機47の一次側は出力
取出軸16上に配置され、二次側はカウンタ軸48上に配置
され、車軸2上に設けられた歯車49を介して前車軸2を
回転する。
り、クラッチカバー401にプレッシャプレート402が進退
自在に支持され、このプレッシャプレート402はスプリ
ング403によって進退されている。このプレッシャプレ
ート402がクラッチディスク404を圧接するとクラッチが
接続され、出力取出軸16の回転力を変速機入力軸405を
介して変速機47へ伝達される。変速機47の一次側は出力
取出軸16上に配置され、二次側はカウンタ軸48上に配置
され、車軸2上に設けられた歯車49を介して前車軸2を
回転する。
出力取出軸16の他端部には第3図に示すように補機駆
動用プーリ50が設けられ、この補機駆動用プーリ50から
図示しないオルタネータ、パワステアリングポンプ及び
エアコンコンプレッサ等の補機のプーリにベルトが掛け
渡されて、これらを同時に駆動するようになっている。
動用プーリ50が設けられ、この補機駆動用プーリ50から
図示しないオルタネータ、パワステアリングポンプ及び
エアコンコンプレッサ等の補機のプーリにベルトが掛け
渡されて、これらを同時に駆動するようになっている。
シリンダブロック7にはシリンダヘッド11が載置され
てエンジン本体Eを構成しており、このシリンダヘッド
11にはヘッドカバー12が設けられ、さらにそれぞれのシ
リンダ毎に点火プラグ13が設けられている。また、シリ
ンダ毎に吸気管41がそれぞれ接続され、このそれぞれの
吸気管41はサージタンク42に接続されている。
てエンジン本体Eを構成しており、このシリンダヘッド
11にはヘッドカバー12が設けられ、さらにそれぞれのシ
リンダ毎に点火プラグ13が設けられている。また、シリ
ンダ毎に吸気管41がそれぞれ接続され、このそれぞれの
吸気管41はサージタンク42に接続されている。
軸受ケース8にはオイルパン14が取付けられ、このオ
イルパン14にはさらにオイルタンク15が接続されてい
る。
イルパン14にはさらにオイルタンク15が接続されてい
る。
オイルパン14には第3図に示すように、上下方向に一
対のオイル通路17が形成されており、オイルパン14にた
められたオイルは出力取出軸16に設けられたポンプユニ
ットPに内蔵された排出ポンプによってオイル通路17の
下方の吸入口17aから吸入されて、オイルタンク15に送
られる。なお、オイルパン14とオイルタンク15は、オイ
ル通路17を設けた壁部により仕切られている。
対のオイル通路17が形成されており、オイルパン14にた
められたオイルは出力取出軸16に設けられたポンプユニ
ットPに内蔵された排出ポンプによってオイル通路17の
下方の吸入口17aから吸入されて、オイルタンク15に送
られる。なお、オイルパン14とオイルタンク15は、オイ
ル通路17を設けた壁部により仕切られている。
オイルタンク15に貯溜されるオイルは出力取出軸16に
設けられたポンプユニットPに内蔵された給油ポンプの
駆動により、オイルタンク15の最下部に配置されたスト
レーナ25、パイプ26を介して吸入される。その後、オイ
ルクーラ22及びオイルフィルタ23を通って、エンジンの
各部へ給送されるようになっている。
設けられたポンプユニットPに内蔵された給油ポンプの
駆動により、オイルタンク15の最下部に配置されたスト
レーナ25、パイプ26を介して吸入される。その後、オイ
ルクーラ22及びオイルフィルタ23を通って、エンジンの
各部へ給送されるようになっている。
31は中間軸であり、シリンダブロック7の側方に位置
するようにシリンダヘッド11に軸支されている。出力取
出軸16に設けられた歯車30は中間軸31の歯車32に第1チ
ェーン33を介して連結され、さらにこの中間軸31に設け
られた歯車34が第2チェーン35を介してバルブ機構36の
カム軸37の歯車38に連結され、クランク軸6の回転によ
ってカム軸37を回転するようになっている。カム軸37の
回転で、一体に形成されたカム39が所定のバルブタイミ
ングで図示しない吸気弁及び排気弁を押動し、シリンダ
ヘッド11に形成された吸気通路及び排気通路を開閉する
ようになっている。
するようにシリンダヘッド11に軸支されている。出力取
出軸16に設けられた歯車30は中間軸31の歯車32に第1チ
ェーン33を介して連結され、さらにこの中間軸31に設け
られた歯車34が第2チェーン35を介してバルブ機構36の
カム軸37の歯車38に連結され、クランク軸6の回転によ
ってカム軸37を回転するようになっている。カム軸37の
回転で、一体に形成されたカム39が所定のバルブタイミ
ングで図示しない吸気弁及び排気弁を押動し、シリンダ
ヘッド11に形成された吸気通路及び排気通路を開閉する
ようになっている。
第5図はこの発明の他の実施例を示す車両用エンジン
ユニットの断面図である。
ユニットの断面図である。
前記第1図乃至第4図に示す実施例がマニュアルトラ
ンスミッションを備える車両用エンジンユニットである
のに対し、この第5図に示す実施例はオートマチックト
ランスミッションを備える車両用エンジンユニットであ
り、他は同様に構成されているので説明を省略する。
ンスミッションを備える車両用エンジンユニットである
のに対し、この第5図に示す実施例はオートマチックト
ランスミッションを備える車両用エンジンユニットであ
り、他は同様に構成されているので説明を省略する。
出力取出軸16の端部にはドライブプレート500がボル
ト501で固定され、このドライブプレート500にはオート
マチックトランスミッションを構成するトルクコンバー
タ502の、ポンプインペラ503がボルト504で固定されて
いる。ポンプインペラ503に対向してタービンランナ505
が配置され、このタービンランナ505は変速機入力軸506
にスプライン係合され、さらにステータ507はワンウェ
イクラッチ508を介してステータシャフト509に設けられ
ている。
ト501で固定され、このドライブプレート500にはオート
マチックトランスミッションを構成するトルクコンバー
タ502の、ポンプインペラ503がボルト504で固定されて
いる。ポンプインペラ503に対向してタービンランナ505
が配置され、このタービンランナ505は変速機入力軸506
にスプライン係合され、さらにステータ507はワンウェ
イクラッチ508を介してステータシャフト509に設けられ
ている。
従って、クランク軸6の回転が歯車28,29を介して出
力取出軸16へ伝達され、さらにドライブプレート500を
介してトルクコンバータ502に伝達される。ここで、ポ
ンプインペラ503の回転力が流体を介してタービンラン
ナ505に伝達され、これにより変速機入力軸506が回転
し、図示しないプラネタリギヤユニットを介して回転
を、前車軸へ伝達し、トルクコンバータ502がクラッチ
を構成している。
力取出軸16へ伝達され、さらにドライブプレート500を
介してトルクコンバータ502に伝達される。ここで、ポ
ンプインペラ503の回転力が流体を介してタービンラン
ナ505に伝達され、これにより変速機入力軸506が回転
し、図示しないプラネタリギヤユニットを介して回転
を、前車軸へ伝達し、トルクコンバータ502がクラッチ
を構成している。
第6図は請求項2記載の発明の車両用エンジンユニッ
トを搭載した状態を示す側面図である。
トを搭載した状態を示す側面図である。
第6図において、符号1Cは自動車のエンジン室を示
し、このエンジン室1Cは車室1Bの後部に設けられてい
る。このエンジン室1Cと車室1Bとは車体パネル600で区
画され、車室1Bではシート601が車体パネル600に設けら
れている。エンジン室1Cは後車軸602で連結された左右
の後輪603の上方で、かつ両後輪603の間に形成されてい
る。このエンジン室1Cには4行程6気筒エンジンのエン
ジンユニット4が搭載され、このエンジンユニット4は
前記発明と同様に構成されているので詳細な説明を省略
する。
し、このエンジン室1Cは車室1Bの後部に設けられてい
る。このエンジン室1Cと車室1Bとは車体パネル600で区
画され、車室1Bではシート601が車体パネル600に設けら
れている。エンジン室1Cは後車軸602で連結された左右
の後輪603の上方で、かつ両後輪603の間に形成されてい
る。このエンジン室1Cには4行程6気筒エンジンのエン
ジンユニット4が搭載され、このエンジンユニット4は
前記発明と同様に構成されているので詳細な説明を省略
する。
このエンジンユニット4のクランク軸6は後車軸602
より前側に位置して、この後車軸602と平行になってい
る。
より前側に位置して、この後車軸602と平行になってい
る。
エンジンのシリンダ列は、鉛直方向に対して車両の後
上方へ向けて傾斜して、後車軸602の上方を覆ってい
る。クランク軸6の出力を取出す出力取出軸16はクラン
ク軸6と平行に設けられ、さらに出力取出軸16はクラン
ク軸6の斜前上方に配置され、出力取出軸16と後車軸60
2とはクランク軸6の両側に振り分けられている。
上方へ向けて傾斜して、後車軸602の上方を覆ってい
る。クランク軸6の出力を取出す出力取出軸16はクラン
ク軸6と平行に設けられ、さらに出力取出軸16はクラン
ク軸6の斜前上方に配置され、出力取出軸16と後車軸60
2とはクランク軸6の両側に振り分けられている。
このため出力取出軸16に設けたフライホイールまたは
トルクコンバータと、後車軸602との間隔を確保しつつ
シリンダ列と車室1Bとの干渉を避けることが可能とな
り、車室1Bが広くなっている。
トルクコンバータと、後車軸602との間隔を確保しつつ
シリンダ列と車室1Bとの干渉を避けることが可能とな
り、車室1Bが広くなっている。
出力取出軸16の一端部には、フライホイール45及びマ
ニュアルトランスミッション用の乾式単板形の摩擦クラ
ッチ400が設けられ、変速機47を介して後輪603の後車軸
602へ動力を伝達するようになっている。
ニュアルトランスミッション用の乾式単板形の摩擦クラ
ッチ400が設けられ、変速機47を介して後輪603の後車軸
602へ動力を伝達するようになっている。
また、オートマチックトランスミッションを備える車
両用エンジンユニットでは、出力取出軸16の一端部に、
フライホイール45及びマニュアルトランスミッション用
の乾式単板形の摩擦クラッチ400に代えて、第5図に示
すようにドライブプレート及びトルクコンバータが設け
られる。
両用エンジンユニットでは、出力取出軸16の一端部に、
フライホイール45及びマニュアルトランスミッション用
の乾式単板形の摩擦クラッチ400に代えて、第5図に示
すようにドライブプレート及びトルクコンバータが設け
られる。
[発明の効果] 前記のように、請求項1記載の発明では、大径のフラ
イホイールまたはトルクコンバータを備えた出力取出軸
と、前車軸とを、クランク軸の両側に振り分けて配置
し、シリンダを車室と反対側の前側に向って傾斜させ、
また請求項2記載の発明では、大径のフライホイールま
たはトルクコンバータを備えた出力取出軸と、後車軸と
を、クランク軸の両側に振り分けて配置し、シリンダを
車室と反対側の後側に向って傾斜させたから、車軸と大
径のフライホイールまたはトルクコンバータとの間隔を
確保しつつシリンダと車室との干渉を避けることが可能
となり、これにより車室を広くすることができる。
イホイールまたはトルクコンバータを備えた出力取出軸
と、前車軸とを、クランク軸の両側に振り分けて配置
し、シリンダを車室と反対側の前側に向って傾斜させ、
また請求項2記載の発明では、大径のフライホイールま
たはトルクコンバータを備えた出力取出軸と、後車軸と
を、クランク軸の両側に振り分けて配置し、シリンダを
車室と反対側の後側に向って傾斜させたから、車軸と大
径のフライホイールまたはトルクコンバータとの間隔を
確保しつつシリンダと車室との干渉を避けることが可能
となり、これにより車室を広くすることができる。
第1図は請求項1記載の発明の車両用エンジンユニット
を搭載した状態を示す側面図、第2図はその平面図、第
3図は一部を破断した車両用エンジンユニットの側面
図、第4図は第3図のIV−IV断面図、第5図はこの発明
の他の実施例を示す車両用エンジンユニットの断面図、
第6図は請求項2記載の発明の車両用エンジンユニット
を搭載した状態を示す側面図である。 図中符号1A,1Cはエンジン室、1Bは車室、2は前車軸、
3は前輪、4はエンジンユニット、6はクランク軸、7
はシリンダブロック、8は軸受ケース、9はピストン、
11はシリンダヘッド、16は出力取出軸、45はフライホイ
ール、400は摩擦クラッチ、500はドライブプレート、50
2はトルクコンバータ、602は後車軸、603は後輪、Eは
エンジン本体である。
を搭載した状態を示す側面図、第2図はその平面図、第
3図は一部を破断した車両用エンジンユニットの側面
図、第4図は第3図のIV−IV断面図、第5図はこの発明
の他の実施例を示す車両用エンジンユニットの断面図、
第6図は請求項2記載の発明の車両用エンジンユニット
を搭載した状態を示す側面図である。 図中符号1A,1Cはエンジン室、1Bは車室、2は前車軸、
3は前輪、4はエンジンユニット、6はクランク軸、7
はシリンダブロック、8は軸受ケース、9はピストン、
11はシリンダヘッド、16は出力取出軸、45はフライホイ
ール、400は摩擦クラッチ、500はドライブプレート、50
2はトルクコンバータ、602は後車軸、603は後輪、Eは
エンジン本体である。
Claims (2)
- 【請求項1】車室前部のエンジン室内に、前車軸より後
側に位置してこの前車軸と平行にクランク軸を配した車
両用エンジンユニットにおいて、前記クランク軸の出力
を取出す出力取出軸を、クランク軸の後側に配置すると
共に、この出力取出軸にフライホイールまたはトルクコ
ンバータを設け、前記クランク軸に協働するピストンを
備えたシリンダを、前上方に向けて傾斜させて前記前車
軸上方を覆うようになしたことを特徴とする車両用エン
ジンユニット。 - 【請求項2】車室後部のエンジン室内に、後車軸より前
側に位置してこの後車軸と平行にクランク軸を配した車
両用エンジンユニットにおいて、前記クランク軸の出力
を取出す出力取出軸を、クランク軸の前側に配置すると
共に、この出力取出軸にフライホイールまたはトルクコ
ンバータを設け、前記クランク軸に協働するピストンを
備えたシリンダを、後上方に向けて傾斜させて後車軸上
方を覆うようになしたことを特徴とする車両用エンジン
ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21699689A JP2802442B2 (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | 車両用エンジンユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21699689A JP2802442B2 (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | 車両用エンジンユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0381530A JPH0381530A (ja) | 1991-04-05 |
JP2802442B2 true JP2802442B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=16697182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21699689A Expired - Fee Related JP2802442B2 (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | 車両用エンジンユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2802442B2 (ja) |
-
1989
- 1989-08-23 JP JP21699689A patent/JP2802442B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0381530A (ja) | 1991-04-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4915070A (en) | Engine unit for motor vehicle | |
US8002653B2 (en) | Power unit having engine and continuously variable transmission, configuration thereof, and vehicle incorporating same | |
US5154144A (en) | Camshaft drive arrangement for engine | |
JP4049474B2 (ja) | スタータモータ付き頭上カム軸式エンジン | |
JPH079171B2 (ja) | 4サイクルエンジンのブリ−ザ装置 | |
US7188697B2 (en) | Power unit for vehicle with internal combustion engine | |
JPS5842859A (ja) | 複数動力源を有する内燃機関のクラツチ機構 | |
JP2802442B2 (ja) | 車両用エンジンユニット | |
JP2719965B2 (ja) | 自動車用エンジンユニット | |
JPH0233405A (ja) | V型多気筒エンジン | |
JP3105316B2 (ja) | エンジンのセルモータ配置構造 | |
US5259347A (en) | Engine output drive arrangement | |
JP2829526B2 (ja) | 車両用エンジンユニット | |
EP0402719B1 (en) | An automitive internal combustion engine | |
JP2807897B2 (ja) | 自動車用エンジンユニット | |
JP2001233276A (ja) | 過給機を備えた自動二輪車 | |
JP2666145B2 (ja) | 自動車用エンジン | |
JP2689333B2 (ja) | 自動車用エンジンユニツト | |
JP2787229B2 (ja) | 車両用エンジンユニット | |
JP2566439B2 (ja) | 自動車用エンジンユニツト | |
JP2751073B2 (ja) | 車両用並列多気筒エンジン | |
JP2649821B2 (ja) | 自動車用エンジンユニツト | |
JPH07189727A (ja) | 作業用油圧ポンプ付き4サイクルエンジン | |
JP2767622B2 (ja) | 車両用並列多気筒エンジン | |
EP0406697B1 (en) | Automotive internal-combustion engine with camshaft drive system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080717 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090717 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |