JP2801922B2 - 非水系電池、およびそのリードタブの溶接方法 - Google Patents

非水系電池、およびそのリードタブの溶接方法

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吉野  彰
真治 金子
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旭化成工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は非水系電池におけるアルミニウム材からなる
リードタブの缶体もしくは、端子への溶接方法に関す
る。
<従来の技術とその問題点> 非水系電池のリードタブ材は電解液に対する化学的、
電気化学的安定性が要求され、これまでは主としてニッ
ケル、ステンレス、鉄等の金属が用いられてきた。一方
当然のことながら該リードタブ材としては電気抵抗が小
さいことが要求される。かかる観点から銅、アルミニウ
ム等の金属もしくは各々の合金系材料は電気抵抗が小さ
く好ましい材料である。
しかしながら、銅、アルミニウム等は通常缶体もしく
は端子に用いられている鉄、ステンレス等との金属材料
との溶接が困難であり、溶接強度不足、溶接不良等の問
題点があった。
本発明はこのような従来の問題点を一掃することを目
的としてなされたものである。
<課題を解決するための手段> 本発明によれば (1)アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるリ
ードタブと缶体または端子とが溶接されてなる非水系電
池において、両者の溶接面の少くとも一部に、ニッケ
ル、クロム、鉄、チタンの群から選ばれた少くとも一種
からなる金属層、または、これらの群から選ばれた少く
とも一種を主成分する合金層が介在してなることを特徴
とする非水系電池、 (2)非水系電池に用いるアルミニウムまたはアルミニ
ウム合金からなるリードタブと缶体または端子とを溶接
するに際し、該リードタブの表面に、ニッケル、クロ
ム、鉄、チタンの群から選ばれた少くとも一種、または
これらの群から選ばれた少くとも一種を主成分とする合
金からなる薄層を設けて、該薄層をリードタブと缶体ま
たは端子との間に介在させ、溶接することを特徴とする
リードタブの溶接方法、 (3)非水系電池に用いるアルミニウムまたはアルミニ
ウム合金からなるリードタブと缶体または端子とを溶接
するに際し、該リードタブと缶体または端子との間にニ
ッケル、クロム、鉄、チタンの群からなる選ばれた少く
とも一種の金属箔または、これらの群から選ばれた少く
とも一種を主成分とする合金箔を介在させたのち、該リ
ードタブと缶体または端子とを溶接することを特徴とす
るリードタブの溶接方法、 が提供される。
以下、本発明について詳しく述べる。
請求項1は、例えば請求項2、または3の発明の実施
の結果得られる、リードタブと缶体または端子とが溶接
された非水系電池であり、溶接面が、ニッケル、クロ
ム、鉄またはチタンの少くとも一種からなる金属層ある
いはこれらの少くとも一種を含む合金層の介在によっ
て、溶接強度が強化された非水系電池を提供する。
つぎに、請求項2について説明する。
非水系電池のリードタブとして銅系金属、アルミニウ
ム系金属を用いたい場合には、缶体、端子との溶接強度
が著しく小さいという欠点があった。本発明者らは、か
かるリードタブの表面にニッケル、クロム、鉄、チタン
もしくはこれらの少くとも一種を主成分とする合金の薄
層を設けることにより著しく溶接強度が向上することを
見出した。該リードタブの表面にかかる薄層を設ける方
法としては特に限定されないが、電気メッキ、無電解メ
ッキ、蒸着、スパッタリング等の方法を採用することが
できる。該薄層の厚みは本発明の目的を達成する範囲に
おいてとくに限定されないが、通常10μm以下が好まし
い。より好ましくは0.01μm〜5μmの範囲である。10
μmを越す場合には本発明の効果がそれ以上向上しない
と共に経済的にも不利となる傾向がある。また0.01μm
未満では溶接強度がやや充分でなくなる傾向が出る。
本発明の表面にニッケル、クロム、鉄、チタンの少く
とも一種の薄層、もしくはこれらの少なくとも一種を主
成分とする合金の薄層を設けたリードタブを用いて、本
発明の目的を達成するための溶接方法としては、通常の
公知の方法を用いれば足り、特に限定するものではない
が、例えば抵抗溶接、レーザー溶接、超音波溶接等の方
法を挙げることができる。
つぎに、請求項3について説明する。
リードタブと缶体もしくは端子との間に介在せしめる
金属箔の厚みは200μm以下が好ましい。より好ましく
は150〜0.5μmである。
0.5μm未満でも効果がある。ただし、現在商業的に
は0.5μm未満の金属箔は製造が困難と思われる。200μ
mを越える場合は電池内容積を減少することとなり実用
的には好ましくない。
本発明によれば極めて安定した溶接強度が得られる。
溶接方法としては通常公知の方法を用いれば足り、特に
限定するものではないが、例えば抵抗溶接、レーザー溶
接、超音波溶接等が好ましい溶接方法として挙げられ
る。本発明による溶接方法を実施するに際し、前記ニッ
ケル、鉄、クロム、チタンまたはこれらの合金等の箔材
をリードタブと缶体もしくは端子との間に単に挿入介在
せしめた後溶接しても良いし、予めリードタブに機械的
に圧着しておいても良い。他法として、該ニッケル、
鉄、クロム、チタンまたはこれらの合金からなる箔材を
リードタブ又は缶体、端子と予備溶接しておいた後、本
溶接しても良い。
第1図は本発明の、この方法により溶接された電池の
構成図を示すものである。
1はリードタブ、2はニッケル、鉄、クロム、チタン
または各々の合金からなる中間層、3はニッケルメッキ
スチールからなる缶体、4は電極コイルを示す。
<実施例> 以下に本発明を実施例により詳細に説明する。
比較例1 厚み100μm、幅6mmのCuリードタブに、厚み5μmの
Niメッキを施した後、厚み0.3mmのステンレス缶に2点
スポット抵抗溶接し、リードタブの引張り試験を実施し
た。
その結果を表1に示す。
溶接強度の測定法は、通常の引張り試験器により溶接
部分が破断するまでの強度を測定した。
比較例2 比較例1のリードタブ材にNiメッキを施さないこと以
外同様にして、溶接し、リードタブの引張り試験を実施
した。その結果を同じく表1に示す。
実施例1 厚み75μm、幅6mmのアルミニウムリードタブに厚み
0.1μmのニッケルを蒸着した後、厚み0.3mmのステンレ
ス缶に2点スポット抵抗溶接し、リードタブの引張り試
験を実施した。その結果を表2に示す。
比較例3 実施例1のリードタブ材にニッケル蒸着を施さないこ
と以外、同様にして溶接し、リードタブの引張り試験を
実施した。結果を同じく表2に示す。
比較例4 比較例1のリードタブ材にNiメッキの代わりに0.01μ
mの厚みにNiを蒸着した物を用いた以外は同様の操作を
行った。
この方法での溶接強度は2.8kg・f/6mmであった。
比較例5 負極リードタブの厚み50μm、幅4mmの銅箔と電池ケ
ースである0.3mm厚みのニッケルメッキ鉄缶との間に第
1図の如く100μmニッケル箔片を介して2.5抵抗スポッ
ト溶接した。その引張り試験の結果を表3に示す。
実施例2 正極リードタブの50μm厚み、幅4mmのアルミ箔に、1
50μm厚みのステンレス箔片を二つ折りにしてカシメた
後、電池蓋である0.5mm厚みのニッケルメッキ鉄製蓋
に、2点抵抗スポット溶接した。その引張り試験の結果
を表3に示す。
比較例6 負極リードタブの35μm厚みの銅箔に、100μm厚み
のニッケル箔片を二つ折りにしてカシメた後、電池ケー
スである0.25mm厚みのステンレス缶に、2点抵抗スポッ
ト溶接した。その引張り試験の結果を表3に示す。
比較例7、8 35μm厚み、4mm幅の銅箔リードタブを直接、0.25mm
厚みのステンレス缶に2点抵抗スポット溶接したサンプ
ル及び、100μm厚み、4mm幅のアルミ箔リードタブを直
接0.5mm厚みのステンレス蓋に2点抵抗スポット溶接し
たサンプルを作成し、それぞれ引張り試験を実施した。
その結果を表3に示す。
比較例9 比較例5において、20μmのニッケル箔片を用いた以外
は全く同じ操作を行った。この時の溶接強度は2.0kg・f
/4mmであった。
比較例10 比較例5において5μmのニッケル箔片を用いた以外
は全く同じ操作を行った。この時の溶接強度は1.8kg・f
/4mmであった。
<発明の効果> 本発明によれば、抵抗溶接、レーザー溶接、超音波溶
接等の通常の溶接によりアルミニウムまたはその合金を
用いたリードタブを容易に溶接することが可能となり、
内部抵抗の小さい非水系電池を供し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法により溶接された電池の構成図の
一例を示すものである。 1はリードタブ、2はニッケル、鉄、クロム、チタン又
は各々の合金からなる中間層、3はニッケルメッキスチ
ールからなる缶体、4は電極コイルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01M 2/20 - 2/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウムまたはアルミニウム合金から
    なるリードタブと缶体または端子とが溶接されてなる非
    水系電池において、両者の溶接面の少なくとも一部に、
    ニッケル、クロム、鉄、チタンの群から選ばれた少なく
    とも一種からなる金属層、または、これらの群から選ば
    れた少なくとも一種を主成分する合金層が介在してなる
    ことを特徴とする非水系電池。
  2. 【請求項2】非水系電池に用いるアルミニウムまたはア
    ルミニウム合金からなるリードタブと缶体または端子と
    を溶接するに際し、該リードタブの表面に、ニッケル、
    クロム、鉄、チタンの群から選ばれた少なくとも一種、
    またはこれらの群から選ばれた少なくとも一種を主成分
    とする合金から薄層を設けて、該薄層をリードタブと缶
    体または端子との間に介在させ、溶接することを特徴と
    するリードタブの溶接方法。
  3. 【請求項3】非水系電池に用いるアルミニウムまたはア
    ルミニウム合金からなるリードタブと缶体または端子と
    を溶接するに際し、両者の間に、ニッケル、クロム、
    鉄、チタンの群からなる選ばれた少なくとも一種の金属
    箔または、これらの群から選ばれた少なくとも一種を主
    成分とする合金箔を介在させたのち、該リードタブと缶
    体または端子とを溶接することを特徴とするリードタブ
    の溶接方法。
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