JP2801526B2 - 発泡シートのパイプ成形装置 - Google Patents

発泡シートのパイプ成形装置

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JP2801526B2
JP2801526B2 JP15695394A JP15695394A JP2801526B2 JP 2801526 B2 JP2801526 B2 JP 2801526B2 JP 15695394 A JP15695394 A JP 15695394A JP 15695394 A JP15695394 A JP 15695394A JP 2801526 B2 JP2801526 B2 JP 2801526B2
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山口  静
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配管の断熱材等に用い
られる発泡パイプを製造するための発泡シートのパイプ
成形装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】図14及び図15に示すように、従来の発
泡シートのパイプ成形装置1は、走行する発泡シート2
をパイプ状に成形してその両側縁2aを突合せる成形ダ
イス3と、成形ダイス3の入口部3aの上方から発泡シ
ート2の両側縁2aを突合せた突合せ部4を加熱融着す
る加熱機5とを備えたものである。加熱機5は例えば熱
風ノズルからなり、熱風は成形ダイス3の入口部3aの
外側から突合せ部4にむけて吹きつけられる。
【0003】なお、成形ダイス3は、入口部3aが該成
形ダイス3の入口側に向かって内径が大きくなるテーパ
状に形成され、平行部3bが成形される発泡パイプの所
定の外径と略同径となるような円筒状に形成されたもの
である。この成形ダイス3を発泡シート2が走行する
と、入口部3aでは発泡シート2が徐々に湾曲されると
同時に両側縁2aが加熱され、平行部3bでは両側縁2
aが突合されてその突合せ部4が融着される構造になっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな発泡シートのパイプ成形装置1では、突合せ部4の
位置が成形ダイス3内で周方向に変動してしまうという
問題がある。このようになると、加熱機5は予め決めら
れた位置(図面では成形ダイス3の上部)に熱風を吹き
つけているため、発泡シート2の両側縁2a及び突合せ
部4を十分に且つ均等に加熱することができなくなって
しまい、融着割れ等の融着不良を引き起こすという問題
がある。
【0005】また、発泡シート2の両側縁2aを加熱し
て突合せ部4を融着する際、加熱溶融された両側縁2a
に不要の樹脂(ゴミ)がバリとなって突合せ部4上には
みだし、このゴミが成形ダイス3の入口部3aの内周面
に、凝結、成長し、最後には脱落して突合せ部4に挟ま
ってしまい、融着不良、外観不良を引き起こすという問
題もある。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は、上記の課題を解決し、
融着不良、外観不良がない発泡パイプを成形することが
できる発泡シートのパイプ成形装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するためになされたもので、請求項1の手段とし
て、走行する発泡シートをパイプ状に成形してその両側
縁を突合せる成形ダイスと、発泡シートの両側縁を加熱
する加熱機とを備えた発泡シートのパイプ成形装置にお
いて、外周縁部が前記両側縁を突合せた突合せ部の両側
縁間に挟んで食い込み、発泡シートの走行に伴い突合せ
部の面に平行で且つ発泡シートの走行方向に直交する軸
線を中心として回転する融着不良防止部材を前記突合せ
部の外側に配置してなり、前記融着不良防止部材は厚肉
の中央部とその中央部から半径方向外側へ向って楔状に
先細りとなる薄肉の外周縁部とからなるソロバン玉状体
で構成されるものである。
【0008】請求項2の手段として、前記ソロバン玉状
体を、成形ダイスの中間部に配置するものである。
【0009】請求項3の手段として、前記ソロバン玉状
体を、成形ダイスの入口部に配置するものである。
【0010】
【作用】このように、発泡シートのパイプ成形装置は、
外周縁部が前記両側縁を突合せた突合せ部の両側縁間に
挟んで食い込み、発泡シートの走行に伴い突合せ部の面
に平行で且つ発泡シートの走行方向に直交する軸線を中
心として回転する融着不良防止部材を前記突合せ部の外
側に配置するので、突合せ部が成形ダイスの周方向へ変
動するのを防止し、発泡シートの両側縁を均等に加熱し
て、突合せ部を確実に融着することができる。
【0011】また、融着不良防止部材を回転させながら
突合せ部を融着するので、不要の樹脂がバリとなって突
合せ部上にはみだすことなく、発泡シートの両側縁の表
面を滑らかにすることができる。
【0012】さらに、融着不良防止部材がは厚肉の中央
部とその中央部から半径方向外側へ向って楔状に先細り
となる薄肉の外周縁部とからなるソロバン玉状体で構成
されるので、前記ソロバン玉状体の外周縁部が前記発泡
シートの突合せ部の両側縁間の内端(底部)まで奥深く
食い込み、前記突合せ部の両側縁とソロバン玉状体の
周縁部がむらなくぴったりと接して、両側縁の表面全体
を滑らかにし、前記突合せ部の両側縁の融着力が強くな
り、発泡パイプの取付け、使用中等に前記突合せ部が簡
単に剥がれることがなく、発泡パイプの性能を長期間保
証することができる
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図1及び図2に示すように発泡シートのパイプ成形
装置10は、走行する発泡シート12例えば発泡ポリエ
チレンシートをパイプ状に成形してその両側縁12aを
突合せる円筒状の成形ダイス14と、発泡シート12の
突合せ部16における両側縁12aを成形ダイス14の
上方から溶融温度以上の100℃〜500℃の熱風で加
熱して突合せ部16を熱融着する加熱機18とを備え、
外周縁部20aが前記突合せ部16の両側縁12a間に
挟んでほぼ突抜けるように食い込み、発泡シート12の
走行に伴い突合せ部16の面に平行でかつ発泡シート1
2の走行方向に直交する支持軸31の軸線を中心とし
て、回転するように支持軸31に取付けられる融着不良
防止部材20を突合せ部16の外側に配置してなるもの
である。
【0014】なお、発泡シート12は、ポリエチレンの
他に、ポリプロピレン等のオレフィンモノポリマー、エ
チレン−酢酸ビニルコポリマーやエチレン−プロピレン
コボリマー等のオレフィン系コポリマー、軟質ポリ塩化
ビニル等を主剤にした発泡シートを、用いてもよい。
【0015】前記成形ダイス14は、鉄、銅、ステンレ
ス等の金属製で円筒状をしており、入口部Aはテーパ
状、中間部Bは円筒状でその先端部がテーパ状、出口部
Cは円筒状に形成されている。テーパ状の入口部A及び
中間部Bの先端部は、両方とも成形ダイス入口14aに
向かって内径が大きくなるように成形されている。これ
は、入口部Aで発泡シート12を徐々にパイプ状に湾曲
させ、中間部Bの先端部で出口部Cの内径を中間部Bの
内径より小さくし、出口部Cでの両側縁12aの接触圧
を中間部Bより高くして突合せ部16の融着を確実に行
うためである。なお、成形ダイス14は、セラミックス
等の材質で形成してもよい。
【0016】また、成形ダイス14の周壁には、加熱機
18からの熱風を突合せ部16の両側縁12aに直接吹
き当てるために、成形ダイス入口14aの周縁から中間
部B(軸方向)にのびる切り込み部22が成形されてい
る。
【0017】図3(イ)(ロ)は融着不良防止部材20
を示すもので、ソロバン玉状体26に成形したものであ
る。このソロバン玉状体26の材質は、加熱機の熱風で
溶融しないものであれば特に限定はしないもので、例え
ば鉄、アルミ、銅、ステンレス等の金属で形成されてい
る。また形状は、厚肉の中央部26aとその中央部26
aから半径方向外側へ向かって楔状に先細りとなる薄肉
の外周縁部26bとからなるものである。
【0018】このように融着不良防止部材20として前
記のような構造のソロバン玉状体26を使用したので、
前記ソロバン玉状体26の外周縁部26bが前記発泡シ
ート12の突合せ部16の両側縁12a間の内端(底
部)まで奥深く食い込み、前記突合せ部16の両側縁1
2aとソロバン玉状体26の外周縁部26bがむらなく
ぴったりと接して、両側縁12aの表面全体を滑らかに
し、前記突合せ部16の両側縁12aの融着力が強くな
り、発泡パイプ44の取付け、使用中等に前記突合せ部
16が簡単に剥がれることがなく、発泡パイプ44の性
能を長期間保証することができる
【0019】図5(イ)(ロ)及び図6(イ)(ロ)に
示すものは、融着不良防止部材20を構成するソロバン
玉状体26の更に他実施例で、前者は外周縁部28bの
形状が6角形の6角形状体28、後者は外周縁部29b
の形状が8角形の8角形状体29の多角形状体に成形し
たものである。この外周縁部28b、29bは厚肉の中
央部28a、29aから半径方向外側へ向かって楔状に
先細りとなる薄肉状に成形されている。なお、図示しな
いが、6角形状体28、8角形状体29は円盤 状体の外
周縁部の形状を6角形、8角形にしたものでもよい。
【0020】この6角形状体28、8角形状体29は、
頂点28c、29cが突合せ部16の内端(底部)を突
抜けるように、また、辺28d、29dの部分が突合せ
部の内端と接するように配置される。このため、例えば
6角形状体28は、1回転につき頂点28cが突合せ部
の内端を6回出たり入ったりすることになり、両側縁1
2aに適度な振動を与えるので、両側縁12aの表面を
より効率良く滑らかにすることができる。
【0021】なお、31は発泡シート12の突合せ部1
6の面と平行で且つ発泡シート12の走行方向に直交す
るように(図1参照)、ソロバン玉状体26の中央部2
6a、28a、29aを貫通して設けられた支持軸であ
る。図1、図2に示すように、支持軸31は成形ダイス
14の中間部Bの先端部の上部に設けた軸受部30に回
転自在に取付けられる。このため、支持軸31の軸線を
中心として回転するように支持軸31に取付けられる融
着不良防止部材20は、成形ダイス14の切り込み部2
2内に収納され、突合せ部16の外側に配置される。
【0022】図7及び図8は発泡シートのパイプ成形装
置の他実施例を示すもので、円筒形状をしており、入口
14a側から入口部Aがテーパ状、中間部Bが円筒状に
形成され、周壁には、入口14aの周縁から中間部B
(軸方向)にのびるY型の切り込み部22が成形された
成形ダイス14と、成形ダイス14上方から熱風を突合
せ部16の両側縁12aに吹き当てる加熱機18と、切
り込み部22内に収納配置され、軸受部30、支持軸3
1を介して回転自在に設けられた融着不良防止部材20
とからなるものであり、成形ダイス14の切り込み部2
2がY型をしているところが図1及び図2に示すものと
相違している。なお、中間部Bの内径は、パイプ状に成
形される発泡パイプ44の所定の外径と略同径となるよ
う成形されたものである。
【0023】このような成形ダイス14を使用すると、
発泡シート12の両側縁12aが突合される前と、突合
された突合せ部16とで加熱することができ、より広い
範囲で加熱することができる。
【0024】図9及び図10に示すものは、発泡シート
のパイプ成形装置の更に他実施例で、円筒形状をしてお
り、入口14a側から入口部Aがテーパ状、中間部Bが
円筒状に形成され、周壁には、入口14aの周縁から平
行部B(軸方向)にのびるY型の切り込み部22が成形
され、中間部Bの出口付近の内周面上部に図11(イ)
(ロ)に示すような略かまぼこ形の押え部材24を設け
た成形ダイス14と、成形ダイス14の上方から突合せ
部16における両側縁12aに熱風を吹き当てる加熱機
18と、切り込み部22内に配置され、軸受部30、支
持軸31を介して回転自在に設けられた融着不良防止部
材20とからなるものであり、成形ダイス14が略かま
ぼこ形の押え部材24を有するところが図7及び図8に
示すものと相違している
【0025】このような成形ダイス14を使用すると、
成形される発泡パイプ44の所定の外径より中間部Bの
内径が大きくても、押え部材24を設けることにより、
突合せ部16の両側縁12aの接触圧を高くすることが
できる。従って、発泡パイプ44のサイズ毎にダイス1
4を用意する必要はない。
【0026】図12に示すものは、ソロバン玉状体26
を成形ダイス14の入口部Aに配置したものである。こ
のソロバン玉状体26は、中間部Bの後端部の上部に設
けた軸受部30に回転自在に取付けられた支持軸31に
貫通して取付けられ、成形ダイス14の切り込み部22
内に収納され、発泡シート12の両側縁12aが突合さ
れる位置に配置されている。
【0027】このように、成形ダイス14の入口部Aに
ソロバン玉状体26を配置しても、突合せ部16の融着
位置を矯正することができると共に、発泡シート12の
両側縁12aの表面を滑らかにすることができる。
【0028】また、図13に示すものは、本発明の発泡
シートのパイプ成形装置10を用いて発泡パイプ44を
製造する状態を示すもので、成形ダイス14の入口側に
は、発泡シート12を供給する発泡シート送出機42
と、発泡シート12を発泡シート送出機42から成形ダ
イス14にガイドする中継ロール43とが設けられ、成
形ダイス14の出口側には、パイプ状に成形された発泡
パイプ44を上下からベルト46aで挟持して引き取る
引き取り機46と、発泡パイプ44を巻き取る巻取機4
8が設けられている。
【0029】次に、図1、図2及び図13を参照して、
本発明の発泡シートのパイプ成形装置10を使用した発
泡パイプの製造方法を説明する。
【0030】発泡シート送出機42から走行する発泡シ
ート12を、中継ロール43を通して成形ダイス14の
入口部Aに送り込んで徐々に円筒状に湾曲させ、中間部
Bで発泡シート12をパイプ状に成形して両側縁12a
の内端(底端)を突合せる。次に突合せ部16の両側縁
12aを成形ダイス14の切り込み部22の上方から、
加熱機18に取り付けられた熱風ノズル(図示せず)
で、発泡シート12の溶融温度以上に加熱する。
【0031】次に加熱された両側縁12a間でソロバン
玉状体26からなる融着不良防止部材20を挟み、両側
縁12aを引き離して、融着不良防止部材20を通過後
に突き合せる。この際、融着不良防止部材20によっ
て、突合せ部16の両側縁12aに付着した不要な樹脂
等の異物や、凹凸をなくして両側縁12aの表面を滑ら
かにすると同時に、突合せ部16の融着位置が加熱機1
8の熱風ノズルの真下に来るように融着位置を矯正す
る。
【0032】なお、融着不良防止部材20に不要な樹脂
(ゴミ)が付着する場合があるが、ブラシまたはスクレ
ーバ(図示せず)等を融着不良防止部材20の上半分に
接するように設けて、必要に応じてゴミを除去すればよ
い。また、ブラシスクレーバを設けることにより融着不
良防止部材20に回転不良が生ずるようであれば、モー
タ等の駆動源(図示せず)を接続して、融着不良防止部
材20を回転させればよい。
【0033】この後、発泡シート12の両側縁12a
を、中間部Bの先端部を通って出口部Cに送り込んで、
所定の径に絞り込み、完全に融着させる。このようにし
てパイプ状に成形された発泡パイプ44を、引き取り機
46のベルト46aにより挟持し、成形ダイス14の出
口側に引き取り、巻取機48に巻取る。
【0034】なお、発泡シート12の両側縁12aで、
融着不良防止部材20を挟むことにより両側縁12aの
温度が低下してしまい、融着不良が発生するという問題
があるが、この場合は融着不良防止部材20に加熱手段
を設ければよい。また、融着不良防止部材12そのもの
を抵抗発熱体等で作成してもよい。本実施例では、加熱
された発泡シート12の両側縁12aが融着不良防止部
材20を加熱するので、特に加熱手段を設けなくても、
両側縁12aの温度が低下することはない。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、走行す
る発泡シートをパイプ状に成形してその両側縁を突合せ
る成形ダイスと、発泡シートの両側縁を加熱する加熱機
とを備えた発泡シートのパイプ成形装置において、外周
縁部が前記両側縁を突合せた突合せ部の両側縁間に挟ん
で食い込み、発泡シートの走行に伴い突合せ部の面に平
行で且つ発泡シートの走行方向に直交する軸線を中心と
して回転する融着不良防止部材を前記突合せ部の外側に
配置するので、突合せ部が成形ダイスの周方向へ変動す
るのを防止し、発泡シートの両側縁を均等に加熱して、
突合せ部を確実に融着することができる。
【0036】また、融着不良防止部材を回転させながら
突合せ部を融着するので、不要の樹脂がバリとなって突
合せ部上にはみだすことなく、発泡シートの両側縁の表
面を滑らかにすることができ、このため、不要な樹脂が
突合せ部に挟まって融着不良及び外観不良のない良品質
の発泡パイプを成形することができる
【0037】さらに、融着不良防止部材が厚肉の中央部
とその中央部から半径方向外側へ向って楔状に先細りと
なる薄肉の外周縁部とからなるソロバン玉状体で構成さ
れるので、前記ソロバン玉状体の外周縁部が前記発泡シ
ートの突合せ部の両側縁間の内端(底部)まで奥深く食
い込み、前記突合せ部の両側縁とソロバン玉状体の外周
縁部がむらなくぴったりと接して、両側縁の表面全体を
滑らかにし、前記突合せ部の両側縁の融着力が強くな
り、発泡パイプの取付け、使用中等に前記突合せ部が簡
単に剥がれることがなく、発泡パイプの性能を長期間保
証することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発泡シートのパイプ成形装置の平面図
である。
【図2】図1のV−V縦断面図である。
【図3】(イ)、(ロ)は図1の融着不良防止部材とし
て使用されるソロバン玉状体を示す正面図、側面図であ
る。
【図4】図1のW−W横断面図である。図、側面図であ
る。
【図5】(イ)、(ロ)は図1の融着不良防止部材とし
て使用される6角形状体を示す正面図、側面図である
【図6】(イ)、(ロ)図1の融着不良防止部材として
使用される8角形状体を示す正面図、側面図である
【図7】本発明の発泡シートのパイプ成形装置の他実施
例を示す平面図である
【図8】図7のX−X縦断面図である
【図9】本発明の発泡シートのパイプ成形装置の更に他
実施例を示す平面図である
【図10】図7のY−Y縦断面図である
【図11】(イ)、(ロ)は成形ダイス出口付近の内周
面上部に取付けられる押え部材の異なる例を示す横断面
図である
【図12】ソロバン玉状体を成形ダイスの入口部に配置
したものを示す平面図である
【図13】本発明の発泡シートのパイプ成形装置を用い
て発泡パイプを製造する状態を示す説明図である
【図14】従来の発泡シートのパイプ成形装置を示す説
明図である
【図15】図14のZ−Z縦断面図である
【符号の説明】
10 発泡シートのパイプ成形装置 12 発泡シート 12a 両側縁 12c 外導押出機 14 成形ダイス 16 突合せ部 18 加熱機 20 融着不良防止部材 20a 外周縁部 22 切り込み部 24 押え部材 26 ソロバン玉状体26a 中央部 26b 外周縁部 27 円盤状体 28 6角形状体28a 中央部 28b 外周縁部 29 8角形状体29a 中央部 29b 外周縁部 30 軸受部 31 支持軸 42 発泡シート送出機 43 中継ロール 44 発泡パイプ 46 引き取り機 48 巻取機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 23:00 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 53/38 - 53/54 B29C 65/10 B29D 23/00 B29K 101:12 B29K 105:04 B29L 23:00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行する発泡シートをパイプ状に成形し
    てその両側縁を突合せる成形ダイスと、発泡シートの両
    側縁を加熱する加熱機とを備えた発泡シートのパイプ成
    形装置において、外周縁部が前記両側縁を突合せた突合
    せ部の両側縁間に挟んで食い込み、発泡シートの走行に
    伴い突合せ部の面に平行で且つ発泡シートの走行方向に
    直交する軸線を中心として回転する融着不良防止部材を
    前記突合せ部の外側に配置してなり、前記融着不良防止
    部材は厚肉の中央部とその中央部から半径方向外側へ向
    って楔状に先細りとなる薄肉の外周縁部とからなるソロ
    バン玉状体であることを特徴とする発泡シートのパイプ
    成形装置。
  2. 【請求項2】 前記ソロバン玉状体を、成形ダイスの中
    間部に配置することを特徴とする請求項1記載の発泡シ
    ートのパイプ成形装置。
  3. 【請求項3】 前記ソロバン玉状体を、成形ダイスの
    口部に配置することを特徴とする請求項1記載の発泡シ
    ートのパイプ成形装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6432763A (en) * 1987-07-29 1989-02-02 Nec Corp Facsimile equipment

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JPH0820078A (ja) 1996-01-23

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