JPH09254234A - 押出被覆成形機 - Google Patents

押出被覆成形機

Info

Publication number
JPH09254234A
JPH09254234A JP8069751A JP6975196A JPH09254234A JP H09254234 A JPH09254234 A JP H09254234A JP 8069751 A JP8069751 A JP 8069751A JP 6975196 A JP6975196 A JP 6975196A JP H09254234 A JPH09254234 A JP H09254234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating material
molding die
conductor
molding
extrusion coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8069751A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Watanabe
敏之 渡辺
Masaaki Niwa
正明 丹羽
Tsuneyuki Mizutani
常幸 水谷
Takanori Fujita
孝則 藤田
Toshihiro Sato
利廣 佐藤
Yoshiki Komori
芳樹 小森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
Priority to JP8069751A priority Critical patent/JPH09254234A/ja
Publication of JPH09254234A publication Critical patent/JPH09254234A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】絶縁材料の押出被覆された電線や電力ケーブル
等の表面を火であぶらずに而も成形ダイスに加工を施す
なく、成形ダイスの絶縁材料出口周縁に発生する被覆絶
縁材料カスを確実に除去する。 【解決手段】導体20の位置決めをするニップル6と、
ニップル6によって位置決めされた導体20にゴム・プ
ラスチックなどの絶縁材料30を溶融して押出被覆する
際、該絶縁材料30を所定の径に成形加工する成形ダイ
ス7とを備えたクロスヘッド4を有する押出被覆成形機
1において、スライダック10に接続され、温風を温度
調節可能に吹出する工業用エアーヒータ9、9を、該温
風を成形ダイス7の絶縁材料出口7aに向けて吹き出す
ことができる位置に設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は押出被覆成形機に係
り、特にクロスヘッドの成形ダイスの絶縁材料出口周縁
に発生する被覆絶縁材料カスを除去することができる押
出被覆成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電線や電力ケーブル等の製造
の際、導体の周上にゴム・プラスチック等の絶縁材料を
溶融して押出被覆するために、クロスヘッドが用いられ
ている。このクロスヘッドはニップルで走行してくる導
体の位置決めをし、この導体にスクリューによって溶融
されて押し出される絶縁材料を、成形ダイスで所定の径
に成形加工して押出被覆している。
【0003】しかしながら、クロスヘッドで絶縁材料を
押出被覆していると、成形ダイスの絶縁材料出口周縁に
は被覆絶縁材料カスが発生し付着することがあった。こ
のように被覆絶縁材料カスが推積、成長するのは、成形
ダイスの材料出口側の表面温度が低いことが要因であ
る。したがって、図2に示すように、押出被覆作業を続
行すると、被覆絶縁材料カスが該被覆絶縁材料カス発生
の基点Aを中心にして矢印B、C方向に成長して成形ダ
イス52の絶縁材料出口周縁53に推積するようにな
り、押出被覆された絶縁材料の厚さや太さが不均一とな
っていた。また、被覆絶縁材料カスの推積物51が成形
ダイス52の絶縁材料出口周縁53から離れ、押出被覆
された絶縁材料15の表面に付着したりすることがあっ
た。
【0004】このような被覆絶縁材料カスの推積物51
は、絶縁材料出口周縁53をガスバーナ(図示せず)で
加熱して除去していた。なお、このガスバーナは製造ラ
インの自動化のためにガスが自動供給されているので、
安全上、ガスの供給管には遮断用の電磁弁が設けられて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、製造ラ
インが何等かの異常で停止した場合、電磁弁でガスの供
給を遮断しても、供給管内の残留ガスによりガスバーナ
の火はすぐには消えないので、停止している電線や電力
ケーブル等の被覆部に引火する虞があった。また、絶縁
材料が押出被覆された製品の表面を火であぶることにな
るので、被覆された絶縁材料の表面に光沢がつき、印刷
が剥がれやすくなる難点があった。
【0006】また、熱可塑性合成樹脂の押出成形を長時
間連続して良好な状態で行なうために、成形ダイスに施
されるダイスの処理方法が提案されている(特公昭52
−5058号公報)。このダイスの処理方法によって処
理された成形ダイスにより、被覆絶縁材料カスの付着や
成長を防止することができる。しかしながら、被覆絶縁
材料カスの付着や成長を防止することができる時間が限
られ、また、いちいち成形ダイスを加工処理しなければ
ならなかった。
【0007】本発明は、このような従来の難点を解決す
るためになされたもので、絶縁材料の押出被覆された電
線や電力ケーブル等の表面を火であぶらずに而も成形ダ
イスに加工を施すことなく、成形ダイスの絶縁材料出口
周縁に発生する被覆絶縁材料カスを除去できる押出被覆
成形機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の押出被覆成形機は、導体の位置決めをするニ
ップルと、ニップルによって位置決めされた導体にゴム
・プラスチックなどの絶縁材料を溶融して押出被覆する
際、該絶縁材料を所定の径に成形加工する成形ダイスと
を備えたクロスヘッドを有する押出被覆成形機におい
て、温風を温度調節可能に吹出する温風吹出手段を、該
温風を成形ダイスの絶縁材料出口に向けて吹き出すこと
ができる位置に設置したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の押出被覆成形機の
実施の一形態について、図面を参照して説明する。押出
被覆成形機は図1に示すように、主にゴム・プラスチッ
ク等の絶縁材料からなるペレットを貯留するためのホッ
パ(図示せず)と、ホッパからペレットが供給されるシ
リンダ2と、シリンダ2内に配設され供給されてくるペ
レットを混練するスクリュー3と、スクリュー3を回転
駆動するスクリュー駆動部(図示せず)と、スクリュー
3から押し出されてくる溶融された絶縁材料30を走行
する導体20に被覆するクロスヘッド4とを備えてい
る。
【0010】シリンダ2にはバンド型電熱ヒータ5が巻
回され、ホッパから供給されるペレットを溶融させてい
る。この溶融された絶縁材料30をスクリュー3の回転
によって混練して、クロスヘッド4に押し出す。クロス
ヘッド4は導体20の位置決めをするニップル6と、ニ
ップル6によって位置決めされた導体20に絶縁材料3
0を押出被覆する際、該絶縁材料30を所定の径に成形
加工する成形ダイス7とを備えている。ニップル6はニ
ップルホルダ8に固定され、このニップルホルダ8の導
体通過孔8aから走行してくる導体20を、成形ダイス
7に導くものである。成形ダイス7はスクリュー3から
押し出されてくる溶融された絶縁材料30をチューブ状
に展開し所定の径に成形加工するものである。
【0011】このようなクロスヘッド4を有する押出被
覆成形機1は、温風吹出手段である工業用エアーヒータ
9が、温風を成形ダイス7の絶縁材料出口7aに向けて
吹き出すことができる位置に2台設置されている。この
工業用エアーヒータ9、9は、高温の温風を長時間持続
的に吹き出すことができるもので、温風の温度はスライ
ダック10で制御されている。これにより、クロスヘッ
ド4から押出被覆される導体20の断面積に応じて、工
業用エアーヒータ9、9から吹き出される温風の温度を
変えることができる。
【0012】なお、スライダック10は電源供給停止回
路11を介して電源部12に接続されている。この電源
供給停止回路11は製造ラインが何等かの異常で停止し
たときに、電源部12からの電源の供給を停止して工業
用エアーヒータ9、9から吹き出される温風をすぐに止
めるためのものである。これにより、停止している導体
20に押出被覆された絶縁材料30に温風が吹き出され
なくなるので、絶縁材料30の発火を防止できる。
【0013】ここで、例えば導体20の断面積が2〜8
mm2とすると、成形ダイス7の絶縁材料出口7a側の
面から工業用エアーヒータ9、9の温風吹出口9a、9
aまでの距離を約5cm、工業用エアーヒータ9、9の
熱風の温度を180℃〜190℃、エアー流量を約5m
3/分に設定することにより、成形ダイス7の絶縁材料
出口周縁7bに発生する被覆絶縁材料カスを確実に除去
することができる。
【0014】このような工業用エアーヒータ9、9が所
定箇所に2台設置された押出被覆成形機1によって、撚
線機等から走行してくる導体20の周上に絶縁材料30
を押出被覆するのは、まず、工業用エアーヒータ9、9
の温風の温度及びエアー流量を、導体20の断面積に応
じてスライダック10によって設定する。そして、工業
用エアーヒータ9、9に電源を供給し、成形ダイス7の
絶縁材料出口7aに向けて温風を吹き出す。この状態
で、ニップル6を貫通して長手方向に走行する導体20
の周上に、該ニップル6と成形ダイス7相互間を通して
押し出されてきた絶縁材料30を連続して押出被覆す
る。
【0015】このとき、工業用エアーヒータ9、9から
吹き出される温風を成形ダイス7の絶縁材料出口7aに
向けて吹き出しているので、絶縁材料出口周縁7bに発
生した被覆絶縁材料カスを払拭させることができる。ま
た、成形ダイス7の温度は温風を吹き出していることか
ら下がることはないので、安定した状態で被覆絶縁材料
カスを除去できる。
【0016】なお、本実施の一形態においては温風吹出
手段である工業用エアーヒータを2台設置していたが、
これに限らず、導体の断面積や、絶縁被覆の材質により
設置台数を変更してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の押出被
覆成形機によれば、導体の位置決めをするニップルと、
ニップルによって位置決めされた導体にゴム・プラスチ
ックなどの絶縁材料を溶融して押出被覆する際、該絶縁
材料を所定の径に成形加工する成形ダイスとを備えたク
ロスヘッドを有する押出被覆成形機において、温風を温
度調節可能に吹出する温風吹出手段を、該温風を成形ダ
イスの絶縁材料出口に向けて吹き出すことができる位置
に設置したことにより、成形ダイスに加工を施すことな
く該成形ダイスの絶縁材料出口周縁に付着する被覆絶縁
材料カスを確実に除去することができる。また、火であ
ぶらずに成形ダイスを加熱することができるので、被覆
された絶縁材料の表面にざらつきができ、印刷のつきが
向上する。さらに、ガスバーナを使用せずに成形ダイス
を加熱しているので、安全性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押出被覆成形機の実施の一形態を示す
説明図。
【図2】従来の押出被覆成形機において、成形ダイスに
発生する被覆絶縁材料カスの成長過程を示す説明図。
【符号の説明】
1…押出被覆成形機 4…クロスヘッド 6…ニップル 7…成形ダイス 7a…絶縁材料出口 9…工業用エアーヒータ(温風吹出手段) 10…スライダック(温風吹出手段) 20…導体 30…絶縁材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 常幸 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 藤田 孝則 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 佐藤 利廣 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 小森 芳樹 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導体の位置決めをするニップルと、前記ニ
    ップルによって位置決めされた前記導体にゴム・プラス
    チックなどの絶縁材料を溶融して押出被覆する際、該絶
    縁材料を所定の径に成形加工する成形ダイスとを備えた
    クロスヘッドを有する押出被覆成形機において、温風を
    温度調節可能に吹出する温風吹出手段を、該温風を前記
    成形ダイスの絶縁材料出口に向けて吹き出すことができ
    る位置に設置したことを特徴とする押出被覆成形機。
JP8069751A 1996-03-26 1996-03-26 押出被覆成形機 Withdrawn JPH09254234A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8069751A JPH09254234A (ja) 1996-03-26 1996-03-26 押出被覆成形機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8069751A JPH09254234A (ja) 1996-03-26 1996-03-26 押出被覆成形機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09254234A true JPH09254234A (ja) 1997-09-30

Family

ID=13411822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8069751A Withdrawn JPH09254234A (ja) 1996-03-26 1996-03-26 押出被覆成形機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09254234A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006231568A (ja) * 2005-02-22 2006-09-07 Bridgestone Corp コード入りゴム部材の製造方法
JP2011011459A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Sumitomo Electric Ind Ltd 材料カス除去装置
WO2020170620A1 (ja) * 2019-02-19 2020-08-27 ポリプラスチックス株式会社 付着物除去装置及び方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006231568A (ja) * 2005-02-22 2006-09-07 Bridgestone Corp コード入りゴム部材の製造方法
JP2011011459A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Sumitomo Electric Ind Ltd 材料カス除去装置
WO2020170620A1 (ja) * 2019-02-19 2020-08-27 ポリプラスチックス株式会社 付着物除去装置及び方法
JP2020131537A (ja) * 2019-02-19 2020-08-31 ポリプラスチックス株式会社 付着物除去装置及び方法
CN113439017A (zh) * 2019-02-19 2021-09-24 宝理塑料株式会社 附着物除去装置及方法
CN113439017B (zh) * 2019-02-19 2023-09-05 宝理塑料株式会社 附着物除去装置及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0793567B1 (en) Method of extruding thermoplastic insulation on stator bars
KR101605538B1 (ko) 파이프 외주면에 플라스틱 혼합물을 코팅 처리하는 장치, 이에 의한 이중강관 제조방법 및 이에 의해 제조된 이중강관
JPH09254234A (ja) 押出被覆成形機
JPH0214112A (ja) ゴムチューブの製造方法およびそれに用いる樹脂被覆装置
KR20180001979A (ko) 전선 피복용 압출장치
JPH09254226A (ja) 押出被覆成形機
JP2663333B2 (ja) ゴム被覆電線の製造装置
JPS62140816A (ja) 熱可塑性樹脂管の製造方法および製造装置
CA2498398A1 (en) Method and apparatus for extrusion coating of fluorescent light tubes
KR880000040Y1 (ko) 전선 피복장치
AU690478B2 (en) Method and apparatus for reducing die drool in cable manufacture
JPH10326598A (ja) 電球ガラスバルブの製造装置
JP2847918B2 (ja) 押出成形品の製造方法
JP2655965B2 (ja) 樹脂のホットカット装置
JP2002205329A (ja) 合成樹脂パイプの表面処理方法及び装置
JPH08294952A (ja) ゴムロールの製造方法
KR20200075070A (ko) 폐전선수지 재활용을 통한 식물재배용 트레이 제조 장치
JP4657486B2 (ja) 結晶性樹脂のペレット成形用連続結晶化方法
JPH0725132B2 (ja) インフレーション成形方法及びその装置
CN217226565U (zh) 一种同心免调挤出机
CN2198654Y (zh) 不调模电线覆层机头
CN107650378A (zh) 一种防碳化的3d打印机喷头
JP3069968B2 (ja) ホースの製造方法およびその装置
JPH09323348A (ja) 波状シートもしくはフィルムの製造方法
JP2967365B2 (ja) 樹脂被覆カバー部材の剥離方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030603