JP2800427B2 - 内燃機関試験装置の排気管接続装置 - Google Patents

内燃機関試験装置の排気管接続装置

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JP2800427B2
JP2800427B2 JP3009437A JP943791A JP2800427B2 JP 2800427 B2 JP2800427 B2 JP 2800427B2 JP 3009437 A JP3009437 A JP 3009437A JP 943791 A JP943791 A JP 943791A JP 2800427 B2 JP2800427 B2 JP 2800427B2
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利彦 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば自動車組立て
工場において、車体に組み込む前の内燃機関に対して性
能試験を行う際に、この内燃機関の排気部に対して試験
装置側の耐熱ホースを接続・分離させるのに採用される
内燃機関試験装置の排気管接続装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、たとえば
実開平2−122342号公報に見られる構成が提供されてい
る。この従来構成は、内燃機関を支持自在なベ―ス板に
配管用のジヤンクシヨンを設け、このジヤンクシヨンに
設けた排気管部に基端が接続した可撓性の耐熱ホ―スを
設け、この耐熱ホ―スの先端に、内燃機関の排気部に連
通自在でかつ吸着自在なアダプタを設けている。
【0003】この従来構成によると、ベ―ス板上に内燃
機関を載置したのち、アダプタを排気部に対向させ、そ
してアダプタを接近動させることで、このアダプタを排
気部に連通し得るとともに、アダプタを排気部に磁石を
介して吸着させて固定化し得る。またアダプタの分離
は、磁石の吸着力に打ち勝つ力でアダプタを離間動させ
ればよい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来構成によ
ると、排気部に対してアダプタを磁石により吸着させた
状態において、排出される排気ガスの熱によってアダプ
タが次第に加熱され、その結果、磁石の高温減磁による
吸着力の低下を招くとともに、分離作業はアダプタが高
温のため容易に迅速に行えなかった。
【0005】本発明の目的とするところは、磁石を含め
てアダプタ側が加熱されることを防止し得る内燃機関試
験装置の排気管接続装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明の内燃機関試験装置の排気管接続装置は、内燃機関
を支持自在なベンチに配管用のジヤンクシヨンを設け、
このジヤンクシヨンに設けた排気管部に基端が接続した
可撓性の耐熱ホースを設け、この耐熱ホースの先端に、
内燃機関の排気部に連通自在でかつ磁石を介して吸着自
在なアダプタを設け、このアダプタに前記磁石の冷却装
置を設け、前記冷却装置は、前記磁石に沿って配設され
た冷却用配管と、この冷却用配管に冷却用流体を供給す
る供給用管体と、冷却用配管内を循環した冷却用流体を
冷却用配管から排出する排出用管体とで構成されている
ものである。
【0007】
【作用】かかる本発明の構成によると、内燃機関をベン
チに支持させたのち、アダプタを排気部に対向させ、そ
してアダプタを接近動させることで、このアダプタを排
気部に接続し得るとともに、磁石を介してアダプタを排
気部に吸着させて固定化し得る。またアダプタの分離
は、磁石の吸着力に打ち勝つ力でアダプタを排気部から
離間動させればよい。
【0008】そして前述した接続状態において、排気部
からアダプタを介して耐熱ホースへと排気ガスが流れる
ことで、このアダプタが加熱されようとするが、これは
冷却装置によりアダプタが冷却されていることで必要以
上に加熱されることが防止され、また磁石も必要以上に
加熱されることが防止される。この際、冷却用配管を磁
石に沿って配設したため、供給用管体から冷却用配管内
に供給された冷却用流体は、磁石に沿って冷却用配管内
を循環しながらアダプタや磁石の熱を奪い取り、その
後、冷却用配管内から排出用管体へ排出される。したが
って、磁石を全体にわたって十分に冷却することができ
る。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1〜図6に基づ
いて説明する。図1〜図3において、内燃機関試験装置
1のベンチ2上に載置自在なパレツト装置3は、その平
板状のベ―ス板4上に複数の受け具5を設けており、そ
して前端側に配管用のジヤンクシヨン6を設けている。
このジヤンクシヨン6には、給油管部7、冷却水給水管
部8、冷却水排水管部9、排気管部10などが接続管形式
で設けられている。
【0010】図4〜図6において、前記排気管部10に基
端が接続した可撓性の耐熱ホ―ス11はステンレス製から
なる。この耐熱ホ―ス11の先端に設けられるアダプタ15
は、内部に一対の流路16を形成した本体17と、この本体
17の入口部である二又筒状部17Aの始端部に外嵌する状
態で配設した永久磁石18と、前記本体17の出口部である
フランジ部17Bと前記永久磁石18との外縁間に配設した
カバー体19と、このカバー体19の部分に配設した前記永
久磁石18の冷却装置20とからなる。
【0011】ここで前記永久磁石18は、吸着面側から見
て、内輪部18AをN極、外輪部18BをS極として(また
は逆であってもよい。)眼鏡状に配設してある。また前
記冷却装置20は、前記カバー体19の内側に形成される冷
却用空間21と、この冷却用空間21内に前記磁石18に沿っ
て配設された冷却水配管22(冷却用配管の一例)と、こ
の冷却水配管22に連通すべく前記カバー体19に貫通して
配設した一対の接続用金具23,24 と、一方の接続用金
具23に接続した給水ホース25(供給用管体の一例)、な
らびに他方の接続用金具24に接続した排水ホース26(排
出用管体の一例)とから構成される。
【0012】前記本体17の出口部であるフランジ部17B
の外面部には前記流路16に連通した一対の筒部材27が配
設され、これら筒部材27に前記耐熱ホ―ス11の先端が内
嵌され固定される。
【0013】前記アダプタ15は、内燃機関30の排気部31
に二又筒状部17Aを嵌合させることで排気路32に流路16
が連通し、そして排気部外面33に永久磁石18を当て付け
て吸着させることで固定し得る。その際に排気路32の外
端には、前記二又筒状部17Aの突出上部が嵌合自在な凹
入段部34が形成されている。
【0014】なお給水ホース25ならびに排水ホース26
は、前記内燃機関30へ給水や排水を行うための冷却水給
水管部8や冷却水排水管部9に並列状に接続している。
次に上記実施例において、内燃機関30に対して耐熱ホー
ス11を接続・分離させる作業を説明する。
【0015】ベンチ2の受け具5上にパレツト装置3を
介して内燃機関30を載置したのち、ジヤンクシヨン6側
の各種配管が内燃機関30の対応する部分に接続される。
このうち排気系統は、アダプタ15を排気部26に対向さ
せ、そしてアダプタ15を接近動させる。これにより二又
筒状部17Aの突出部が凹入段部34に嵌入し、以てアダプ
タ15の流路16を排気部31の排気路32に連通させるととも
に、アダプタ15側の永久磁石18を排気部外面33に吸着さ
せてアダプタ15を排気部31に固定化させる。
【0016】このように内燃機関30を試験装置1に送り
込み、ジヤンクシヨン6側の各種配管を内燃機関30に対
して接続させた状態で、内燃機関30の運転により所期の
試験に移る。そして内燃機関30で発生し排気部31から排
出される排気ガスは耐熱ホ―ス11などを介して回収され
る。
【0017】このときアダプタ15では、給水ホース25か
ら冷却水配管22に冷却水(冷却用流体の一例)が供給さ
れ、そして冷却水は永久磁石18に沿って冷却水配管22内
を流れたのち排水ホース26から排出されている。したが
って冷却水により冷却用空間21内の空気が冷却され、本
体17が冷却されたのち永久磁石18が全体にわたって十分
冷却されることになる。
【0018】なお試験後においては、永久磁石18の吸着
力に打ち勝つ力でアダプタ15を排気部31から離間動させ
ればよい。なお上記実施例では冷却装置20に冷却用流体
の一例である冷却水を使用しているが、これは冷却空気
を流動させる形式であってもよい。なお冷却装置20の冷
却水配管22は、冷却水が均一状に流れるように流路を設
定している。
【0019】前記実施例で示したように、前記永久磁石
18を内輪部18Aと外輪部18Bとに分けて眼鏡状に配設す
ることで、強力な吸着力を得ることができる。なお前記
永久磁石18に排気ガスが直接に当たらないように、シリ
カ製の断熱材を内面に張ってもよい。前記アダプタ15
を、アルミニウム、焼結金属、セラミックなどで製作し
たときには軽量化をはかることができる。
【0020】図7、図8は本発明の別の実施例を示す。
ここでアダプタ15は、互いに接続・分離自在な本体17と
磁石装置35とからなる。磁石装置35は、一対の中継流路
36を有する枠状本体37と、この枠状本体37内に配設した
電磁石38、ならびに前記冷却装置20とからなり、電磁石
38にはDC電源39が接続している。
【0021】この別の実施例によると、電磁石38に通電
した状態で枠状本体37の上面を排気部外面33に当接して
吸着させ、そして本体17の二又筒状部17A を中継流路36
に内嵌させて吸着させることにより、所期の接続を行え
る。
【0022】なお電磁石38を使用することで吸着力を任
意に変えることができ、また冷却装置20によって、排気
ガスによる加熱や電磁石38自身の発熱に対処し得る。
【0023】
【発明の効果】上記構成の本発明によると、内燃機関を
ベンチに支持させたのち、アダプタを排気部に対向さ
せ、そしてアダプタを接近動させることで、このアダプ
タを排気部に連通できるとともに、磁石を介してアダプ
タを排気部に吸着させて固定化することができる。また
アダプタの分離は、磁石の吸着力に打ち勝つ力でアダプ
タを排気部から離間動させることで行うことができる。
【0024】そして前述した接続状態において、排気部
からアダプタを介して耐熱ホースへと排気ガスが流れる
ことで、このアダプタが加熱されようとするが、これは
冷却装置によりアダプタが冷却されていることで必要以
上に加熱されることが防止することができ、また磁石も
必要以上に加熱されることが防止できる。この際、冷却
用配管を磁石に沿って配設したため、供給用管体から冷
却用配管内に供給された冷却用流体は、磁石に沿って冷
却用配管内を循環しながらアダプタや磁石の熱を奪い取
り、その後、冷却用配管内から排出用管体へ排出され
る。したがって、磁石を全体にわたって十分に冷却する
ことができる。
【0025】このように、磁石を含めてアダプタ側が加
熱されることを防止できることから、磁石は常に強力な
吸着力を期待でき、またアダプタの分離作業は容易に迅
速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、試験可能状態での側
面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】同接続部の分離状態での縦断面図である。
【図5】同接続部の接続状態での縦断面図である。
【図6】同アダプタ部の平面図である。
【図7】本発明の別の実施例を示し、接続部の分離状態
での縦断面図である。
【図8】同接続部の接続状態での縦断面図である。
【符号の説明】
1 内燃機関試験装置 2 ベンチ 3 パレツト装置 6 ジヤンクシヨン 10 排気管部 11 耐熱ホース 15 アダプタ 17 本体 18 永久磁石 18A 内輪部 18B 外輪部 20 冷却装置 21 冷却用空間 22 冷却水配管 30 内燃機関 31 排気部 33 排気部外面 35 磁石装置 38 電磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−122342(JP,U) 実公 昭52−48411(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01M 15/00 F16L 37/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関を支持自在なベンチに配管用の
    ジヤンクシヨンを設け、このジヤンクシヨンに設けた排
    気管部に基端が接続した可撓性の耐熱ホースを設け、こ
    の耐熱ホースの先端に、内燃機関の排気部に連通自在で
    かつ磁石を介して吸着自在なアダプタを設け、このアダ
    プタに前記磁石の冷却装置を設け、前記冷却装置は、前
    記磁石に沿って配設された冷却用配管と、この冷却用配
    管に冷却用流体を供給する供給用管体と、冷却用配管内
    を循環した冷却用流体を冷却用配管から排出する排出用
    管体とで構成されていることを特徴とする内燃機関試験
    装置の排気管接続装置。
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