JP3874866B2 - 熱界面ガスケット及び熱ジョイントを形成する方法 - Google Patents

熱界面ガスケット及び熱ジョイントを形成する方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、低温冷却器を磁気共鳴イメージング・システムに取り外し可能なように結合するための直接接触熱インタフェースに関する。更に詳しくは、本発明は、超伝導マグネットで使用される放射シールドを冷却するための取り外し可能な低温冷却器の低温ヘッドで使用されるガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、コイル付きマグネットは、ある特性を有する線で巻かれていれば、極めて低温の環境に配置することにより、例えば低温保持装置(クライオスタット)、又は液体ヘリウム等の冷凍剤が収容されている圧力容器に封入することにより、超伝導性にすることができる。極度の低温によって、マグネット・コイルの抵抗は無視できるレベルまで小さくなる。最初(ある期間の間、例えば10分間)、コイルに電源を接続してコイルに電流を入れると、電源を除去した後も無視できる抵抗のためにコイルに電流が流れ続ける。これにより、磁界が維持される。超伝導マグネットは、磁気共鳴イメージング((magnetic resonance imaging)以後、「MRI」と表す。)の分野で広範な用途がある。
【0003】
例えば、ギフォード−マクマホン(Gifford-McMahon)サイクルを使用している低温冷却器は、超伝導マグネットの内部から熱を除去するために低温冷却器のヒート・ステーションで低温を達成することができる。図1はギフォード−マクマホン冷凍機システム10の概略図である。ギフォード−マクマホン冷凍機システム10は一般に、圧縮機12と、両端が閉じられたシリンダ14と、シリンダ14内に摺動するように収容されている変位機16と、再生用熱交換器18と、熱交換器20とを含んでいる。変位機は、ロッド15の端に取り付けられている。ロッド15は、電動機(図示していない)によって上下させられる。変位機とシリンダとの間で、シール22が上側膨張空間24と下側膨張空間26との間の境界を形成している。上側膨張空間24は接合点28と流体連通しており(流体が通じており)、接合点28は接合点30と流体連通している。圧縮機12の出口は、直列に接続されたサージ・ボリューム32及び入口弁34を介して接合点30と流体連通している。圧縮機12の入口は、直列に接続された排出弁36及びサージ・ボリューム38を介して接合点30と流体連通している。接合点30は再生用熱交換器18の一方の側とも流体連通している。再生用熱交換器18の他方の側は接合点40と流体連通しており、接合点40は、下側膨張空間26及び熱交換器20の出口と流体連通している。熱交換器20の入口も下側膨張空間26と流体連通している。ギフォード−マクマホン冷凍機に対する動作シーケンスは、次の通りである。
【0004】
変位機16がシリンダ14内で変位機の最も低い位置にある状態で、入口弁34は開かれ、圧縮機12が駆動されて上側膨張空間24の内側の圧力を増大させる。入口弁34が開いて排出弁36が閉じている間に、変位機16はシリンダ14内の変位機の最も上の位置に動かされる。これにより、上側膨張空間24からのガスが再生用熱交換器18を通して下側膨張空間26に移される。再生用熱交換器18を通るときに、ガスは冷却される。変位機16がそれの最も上の位置にある状態で、入口弁34は閉じられ、排出弁36は開かれ、これにより、下側膨張空間26のガスは膨張することができる。下側膨張空間26に残っているガスは低温に下げられる。次に、この低温のガスは、変位機16をその最も低い位置に動かすことにより、下側膨張空間26から追い出される。この低温ガスは熱交換器20を通って流れる。熱交換器20内で、低温源からガスに熱が移される。次に、ガスは再生用熱交換器18に入る。再生用熱交換器18はガスを周囲温度近くまで暖める。
【0005】
上述の説明は、1段の低温冷却器に関するものであるが、上述した基本的な動作原理は、ギフォード−マクマホン(Gifford-McMahon)形の多段低温冷却器、例えばMRI用の超伝導マグネット・システムで普通に使用されている2段の低温冷却器に同様に当てはまる。詳しく述べると、2段の低温冷却器は公知の超伝導マグネット・システムに組み込まれている。公知の超伝導マグネット・システムは、複数対(例えば、3対)の超伝導コイルを有している円筒形のマグネット・カートリッジと、マグネット・カートリッジを取り囲んでいると共に、マグネットを冷却するための液体ヘリウムで満たされている漏れの無い円環形状(ドーナツ形)の容器(「ヘリウム容器」)と、ヘリウム容器を取り囲んでいる円環形状の低温熱放射シールドと、低温熱放射シールドを取り囲んでいる円環形状の高温熱放射シールドと、低温熱放射シールドを取り囲んでいると共に、排気されている円環形状の容器(「真空容器」)とを含んでいる。この形式の超伝導マグネット・システムでは、2段の低温冷却器が高温熱放射シールド及び低温熱放射シールドに熱結合されている。熱を除去すべきMRIシステムの放射シールドのような表面に低温冷却器のヒート・ステーションを接続するために、低熱抵抗を達成するために軟らかい金属界面と共に高接触力が必要とされる。
【0006】
低温では、熱ジョイントのための界面ガスケットとして、インジウムが使用されている。代表的な超伝導マグネットの設計では、2段の低温冷却器46の第1の段及び第2の段と低温冷却器界面スリーブ48との間の熱界面ガスケット42及び44として、インジウムが使用されることが多い(図2を参照)。最大の熱コンダクタンスを得るために、インジウム・ガスケット42及び44に対する界面圧力は、インジウムがその降伏/流動点に達するようなものでなければならない。低温では、降伏/流動点は室温の場合に比べて著しく(4倍)高い。しかしながら、インジウムに印加することができる接触圧力の量には、低温冷却器の構造的強さに限界があるという点で、限界がある。インジウム・ガスケットに余りに大きい圧力が印加されると、低温冷却器は構造的に破損することがある。
【0007】
2段低温冷却器の第2の段と低温冷却器の界面スリーブとの間の熱ジョイントに対する代表的な一体インジウム・ガスケット構成が図3に示されている。従来のインジウム・ガスケット44は、円形のプレート50と、半径方向外側に突き出ている4つのタブ52a〜52dとを含んでおり、タブ52a〜52dは、円形のプレート50の円周の周りに等角度間隔で配置されている。インジウム・ガスケット44は典型的には、図4に示すようにシリンダ14の底部でタブ52a〜52dを上に、且つフランジ54の周りに折り重ねた後に、タブ52a〜52dの端をシリンダ14の外側円周表面にテープで巻くことにより、シリンダ14の端に固着されている(図1を参照)。テープ56は、間にタブ端を入れてシリンダの円周全体の周りに巻かれることが好ましい。
【0008】
この一体インジウム・ガスケットを降伏させて、成形的に変形させるために必要な接触圧力は、低温冷却器の構造的強さを超えることがある。インジウムが降伏しない場合には、熱抵抗が高くなり過ぎて、低温冷却器の冷却能力が制限され、低温冷却器46と低温冷却器界面スリーブ48との間に比較的大きな温度差が生じる。従って、低温冷却器の構造的強さを超えない、より低い界面圧力でインジウムが降伏して流動するようにすると共に、界面ジョイントで必要な熱コンダクタンスを与えるインジウム・ガスケット構成を決める必要がある。
【0009】
【発明の概要】
本発明は、従来のインジウム・ガスケットの降伏及び流動を生じるのに必要な接触圧力よりも低い接触圧力で、インジウムがその降伏/流動点に達することができるような構成を有している改善されたインジウム・ガスケットを提供する。改善されたインジウム・ガスケットは、多数の開口を有しており、これらの開口は、低温冷却器とそれの界面スリーブとの間の圧縮の間に、変形し、流れるインジウムによって満たされる。ガスケットに開口を形成することには、インジウムが降伏して流動する機械的界面圧力を小さくする効果がある。本発明によれば、インジウムは低温冷却器の所要の構造的強さを超えない機械的界面圧力で流動する。インジウムは、開口によって形成されている空の空間に流入し、溶けてそれらの開口を閉じた後に、低温冷却器とそれの界面スリーブとの間に必要な接触面積及び熱コンダクタンスを与える。その結果、超伝導マグネットの冷却の間に、界面スリーブと低温冷却器との間に比較的小さな温度差が得られる。
【0010】
【実施例】
2段の低温冷却器を参照して、本発明の好ましい実施例を説明する。しかしながら、本発明は、1段以上の低温冷却器に同様に適用できることが理解されるはずである。
超伝導マグネットの冷却に適したギフォード−マクマホン形の2段の低温冷却器が図2に示されている。2段の低温冷却器(クライオクーラ)46は、同軸関係で端と端とをつないで配置されている一対のシリンダ14a及び14bを含んでいる。上側のシリンダ14aの直径は、下側のシリンダ14bの直径よりも大きい。シリンダの内部容積は、環状の仕切り58によって分離されている。シリンダ14aは変位機16aを収容しており、シリンダ14bは変位機16bを収容している。変位機16a及び16bは、接続ロッド60によって堅固に接続されていると共に、シリンダの内側を垂直に摺動可能である。変位機16aは駆動ロッド62に接続されており、駆動ロッド62は、電動機64の駆動に応答して変位する。駆動ロッド62の変位の間に、シリンダ14a及び14bは縦に並んで移動する。
【0011】
超伝導マグネットを冷却するための2段の低温冷却器では、低温冷却器の低温ヘッド部分の第1の段及び第2の段の端にヒート・ステーションが配置されている。更に詳しく述べると、第1のヒート・ステーションは環状フランジ66であり、環状フランジ66は、上側シリンダ14aの底部外周を下側シリンダ14bの上側外周に接続している。第2のヒート・ステーションは、下側シリンダ14bの底部の円形の端フランジ68である。
【0012】
低温冷却器のフランジ70を界面スリーブのフランジ72に結合することにより、低温冷却器46は低温冷却器界面スリーブ48内に据え付けられていると共に、低温冷却器界面スリーブ48に取り付けられている。低温冷却器界面スリーブ48は更に、直径が上側シリンダ14aの直径よりも大きい上側円筒状スリーブ部48aと、直径が下側シリンダ14bの直径よりも大きい下側円筒状スリーブ部48bとを含んでいる。上側スリーブ部48aの底部外周は、環状の界面フランジ74によって下側スリーブ部48bの上側外周に連結されている。界面フランジ74は、従来のヒート・パイプ手段(図示していない)によって高温熱放射シールド(図示していない)に熱的に結合されている。下側スリーブ部48bの底部は、円形の界面端フランジ76によって閉じられており、界面端フランジ76は、従来のヒート・パイプ手段(図示していない)によって低温熱放射シールド(図示していない)に熱的に結合されている。
【0013】
図2に示すように、シリンダ14a及び14bの円筒形の壁は真空ギャップによって、界面スリーブの円筒形の周囲壁48a及び48bから隔てられる。これとは異なり、第1のヒート・ステーション66はインジウム・ガスケット42によって、界面フランジ74に熱結合されている。同様に、第2のヒート・ステーション68はインジウム・ガスケット44によって、界面スリーブの底部の界面端フランジ76に熱結合されている。
【0014】
本発明によれば、図3に示す従来のインジウム・ガスケットの降伏を生じるのに必要な接触圧力よりも低い接触圧力で、インジウムがそれの降伏/流動点に達し得るようにインジウム・ガスケットが成形される。このように成形されたインジウム・ガスケット80の実施例が図5(A)及び図5(B)に示されている。これは、図3に示された従来技術の構成とは2つの点で異なる。第1に、インジウム・ガスケット80の円形のプレート82は、多数の開口、即ち貫通孔で構成されている開放領域を厚さ方向に有している。第2に、ガスケットの圧縮の間に、ガス汚染物が空き空間から流れ出られるように、ガスケットは一方の側に溝を有している。
【0015】
厚さ方向の開口は、背骨部(スパイン)86から離れて且つガスケット外周に向かって両方向に伸びている平行スロット84の2つのアレイの形態を採り得る。この構成では、ガスケットの本体は、円形のリング88と、リング88の直径に沿って伸びている背骨部86と、円形リングを直径の背骨部86に接続している2組の平行ビーム90とを含んでいる。従って、スロット84は2つの群、即ち、背骨部86の一方の側に配置されているスロット84aと、背骨部86の他方の側に配置されているスロット84bとに分割されている。構成例では、各々のスロットの幅は、各々のウェブ90の幅に等しい(例えば、62ミル)。ガスケットの厚さはほぼ0.1〜0.3インチの範囲にある。スロット及びチャンネルは、インジウムの製造中にインジウム内に加熱圧縮(プレス)してもよい。その代わりに、ガスケット全体を、その中に組み込まれたスロット及びチャンネルと一緒に鋳造することもできる。
【0016】
図5(A)に示すインジウム・ガスケットは、従来のガスケット42の代わりに低温冷却器46の第2のヒート・ステーション68と低温冷却器界面スリーブ48の底部端フランジ76との間に挿入するのに適している。しかしながら、低温冷却器46の第1のヒート・ステーション66と低温冷却器界面スリーブ48の環状界面フランジ74との間に挿入するのに適した環状のインジウム・ガスケットには、内側の円形リングと外側の円形リングとの間に伸びている開口も設けることができる。改善されたガスケット80内の空き空間84によって、一体ガスケット42(図3に示す)が降伏して流動するのに必要な圧力に比べて著しく小さい機械的圧力で、インジウムはその降伏/流動点に達することができる。より低い圧力では、低温冷却器界面スリーブ48の構造的強さを超えない。又、インジウムの降伏点を超えた後に、インジウムは空き空間84(図5(A)を参照)に流入する(直径の減少)ので、低温冷却器46と低温冷却器界面スリーブ48との間に必要な接触面積及び熱コンダクタンスが得られる。
【0017】
図5(B)に示されるように、本発明の好ましい実施例によるガスケット80は又、変形していないガスケットに形成されている複数のチャンネル92を有している。チャンネル92は、ガスケットの一方の側の表面に平行に走っている。これらのチャンネル92によって、ガスケット80の空き空間84に霜として捕らえられたガス汚染物はガスケットの変形の間に、低温冷却器界面スリーブ48の真空空間に漏れることができる。
【0018】
図5(A)及び図5(B)に示された好ましい実施例によれば、3つのチャンネル92a、92b及び92cがガスケットの一方の側のガスケット表面に平行に形成されている。チャンネル92a、92b及び92cは、互いに平行に走っていると共に、スロット84に対して垂直に走っている。チャンネル92a及び92cの各々は、互いに隣接したビーム90内に且つ円形のリング88内に形成されている一連の整列した溝を含んでいる。このようにして、圧縮されてガスケットが変形する間に、チャンネル92aによってガスは、群84aの互いに隣接したスロットの間を流れることができ、チャンネル92cによってガスは、群84bの互いに隣接したスロットの間を流れることができる。他方、チャンネル92bは背骨部86の底部に沿って伸びており、その幅は、背骨部の幅よりも大きい。チャンネル92bの長さは背骨部分86の長さに等しい。従って、圧縮されてガスケットが変形する間に、チャンネル92bによって一方の群のスロットから他方の群のスロットにガスが流れることができる。選択的に、チャンネル92bを隣接したタブに伸ばすこともできる。
【0019】
図3に示す一体ガスケットを試験したところ、一体ガスケットは、低温冷却器の構造的強さを超えない最大機械的界面圧力で降伏しなかった。低温冷却器界面スリーブ48と低温冷却器46との間の温度差が1.0°Kであったので、熱コンダクタンスも比較的低かった。
次に、図5(A)及び図5(B)に示された成形されたインジウム・ガスケットを取り付けたところ、よりよい結果が得られた。低温冷却器の所要の構造的強さを超えない機械的界面圧力で、インジウムは流動した。界面スリーブと低温冷却器との間の温度差は約0.1°Kであった。
【0020】
説明のため、本発明の好ましい実施例を開示してきた。本発明の広い概念から逸脱しない変更及び変形は、活性シールドされた超伝導マグネットの設計の当業者には容易に考え付き得る。例えば、適当なガスケットの構成の組は図5(A)に示す細かい幾何学的形状に限定されない。特許請求の範囲に記載された発明の要旨を逸脱することなく図5(A)の幾何学的形状からの変形を容易に考え付き得ることは、インジウム・ガスケットの設計の当業者には明らかなことである。このような変更及び変形をすべて包含するように特許請求の範囲を記載されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術の教示による単一段のギフォード−マクマホン冷凍機の基本的な構成要素を示すブロック図である。
【図2】熱界面としてインジウム・ガスケットを組み込んだ2段の低温冷却器の概略の部分断面図である。
【図3】超伝導マグネット用低温冷却器に組み込まれた従来のインジウム・ガスケットの概略平面図である。
【図4】従来の方法で低温冷却器のシリンダの端に固着されている従来のインジウム・ガスケットの概略側面図である。
【図5】図5(A)は本発明の好ましい実施例によるインジウム・ガスケットの概略平面図であり、図5(B)は図5(A)の線5B−5Bに沿って見たインジウム・ガスケットの概略断面図である。
【符号の説明】
46 低温冷却器
48 低温冷却器界面スリーブ
68 端フランジ
76 界面端フランジ
80 インジウム・ガスケット
84 スロット
86 背骨部
88 円形リング
90 ビーム
92 チャンネル

Claims (8)

  1. 機械的に変形可能な熱伝導インジウム材料から成っている、表面と裏面を有する略板状の基板(80)を含んでおり、低温冷却器の低温ヘッドで使用される、熱界面ガスケットであって、前記基板は、前記表面から前記裏面まで延びる複数の開口(84)により貫通されている熱界面ガスケット。
  2. 前記複数の開口は、平行なスロットのアレイを含んでいる請求項1に記載の熱界面ガスケット。
  3. 前記基板は、円形のリング(88)と、該円形リングの直径に沿って延在している背骨部(86)と、該背骨部を前記円形リングに接続している複数の平行なビーム(90)とを含んでいる請求項1に記載の熱界面ガスケット。
  4. 前記基板は、ガスケット圧縮の間に前記開口の間で流体が連通し得るようにする複数の溝(92)を有している請求項に記載の熱界面ガスケット。
  5. 前記複数の開口は、前記材料を降伏させるのに十分な力の印加に応答して材料を変形させることにより前記開口が閉じるように配置されている請求項1に記載の熱界面ガスケット。
  6. 超伝導マグネット・システムの第1及び第2の構成要素(46、48)の対向している表面(68、76)の間に熱ジョイントを形成する方法であって、機械的に変形可能な熱伝導インジウム材料を、複数の開口(84)により貫通されているガスケット(80)に作成する工程と、前記ガスケットを前記対向している表面のうちの一方の表面(68)に接触させて配置する工程と、前記材料を降伏且つ流動させるように、前記対向している表面を十分な力で一緒に圧縮する工程とを備えており、前記開口は、前記材料が前記圧縮する工程に応答して流動して溶けたときに前記開口が閉じるように配置されていると共に構成されている熱ジョイントを形成する方法。
  7. 機械的に変形可能な熱伝導インジウム材料で作成されており、低温冷却器の低温ヘッドで使用される、熱界面ガスケット(80)であって、変形していない状態では、前記ガスケットは、複数の開口(84)により厚さ方向に貫通されていると共に、変形した状態では、前記開口は、閉じられており、前記ガスケットは、前記材料を降伏且つ流動させるのに十分な力の前記ガスケットの平面に垂直な方向への印加に応答して、前記変形していない状態から前記変形した状態に変化している熱界面ガスケット(80)。
  8. 前記変形していない状態では、複数の部材(90)が空き空間により隔てられている請求項に記載の熱界面ガスケット。
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