JPH09283323A - 熱界面ガスケット及び熱ジョイントを形成する方法 - Google Patents

熱界面ガスケット及び熱ジョイントを形成する方法

Info

Publication number
JPH09283323A
JPH09283323A JP8346418A JP34641896A JPH09283323A JP H09283323 A JPH09283323 A JP H09283323A JP 8346418 A JP8346418 A JP 8346418A JP 34641896 A JP34641896 A JP 34641896A JP H09283323 A JPH09283323 A JP H09283323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gasket
indium
thermal interface
thermal
openings
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8346418A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3874866B2 (ja
Inventor
Phillip William Eckels
フィリップ・ウィリアム・エッケルス
Daniel C Woods
ダニエル・クリスチャン・ウッズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JPH09283323A publication Critical patent/JPH09283323A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3874866B2 publication Critical patent/JP3874866B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D19/00Arrangement or mounting of refrigeration units with respect to devices or objects to be refrigerated, e.g. infrared detectors
    • F25D19/006Thermal coupling structure or interface
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F6/00Superconducting magnets; Superconducting coils
    • H01F6/04Cooling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 界面ジョイントで必要な熱コンダクタンスを
与えることのできる熱界面ガスケット及び熱ジョイント
を形成する方法を提供する。 【解決手段】 インジウム・ガスケット(80)が多数
の開口(84)を有しており、これらの開口(84)
は、超伝導磁石システムの低温冷却器と低温冷却器界面
スリーブとの間の圧縮の間に、変形するインジウムによ
って満たされている。ガスケット(80)に開口(8
4)を形成することには、インジウムが降伏する機械的
界面圧力を小さくする効果がある。インジウムは、低温
冷却器の所要の構造的強さを超えない機械的界面圧力で
流動する。インジウムは開口(84)によって形成され
る空き空間に流入し、低温冷却器と界面スリーブとの間
に必要な熱コンダクタンスを与える。その結果、超伝導
磁石の冷却の間に、界面スリーブと低温冷却器との間に
比較的小さな温度差が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低温冷却器を磁気共鳴
イメージング・システムに取り外し可能なように結合す
るための直接接触熱インタフェースに関する。更に詳し
くは、本発明は、超伝導マグネットで使用される放射シ
ールドを冷却するための取り外し可能な低温冷却器の低
温ヘッドで使用されるガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、コイル付きマグネット
は、ある特性を有する線で巻かれていれば、極めて低温
の環境に配置することにより、例えば低温保持装置(ク
ライオスタット)、又は液体ヘリウム等の冷凍剤が収容
されている圧力容器に封入することにより、超伝導性に
することができる。極度の低温によって、マグネット・
コイルの抵抗は無視できるレベルまで小さくなる。最初
(ある期間の間、例えば10分間)、コイルに電源を接
続してコイルに電流を入れると、電源を除去した後も無
視できる抵抗のためにコイルに電流が流れ続ける。これ
により、磁界が維持される。超伝導マグネットは、磁気
共鳴イメージング((magnetic resonance imaging)以
後、「MRI」と表す。)の分野で広範な用途がある。
【0003】例えば、ギフォード−マクマホン(Giffor
d-McMahon)サイクルを使用している低温冷却器は、超
伝導マグネットの内部から熱を除去するために低温冷却
器のヒート・ステーションで低温を達成することができ
る。図1はギフォード−マクマホン冷凍機システム10
の概略図である。ギフォード−マクマホン冷凍機システ
ム10は一般に、圧縮機12と、両端が閉じられたシリ
ンダ14と、シリンダ14内に摺動するように収容され
ている変位機16と、再生用熱交換器18と、熱交換器
20とを含んでいる。変位機は、ロッド15の端に取り
付けられている。ロッド15は、電動機(図示していな
い)によって上下させられる。変位機とシリンダとの間
で、シール22が上側膨張空間24と下側膨張空間26
との間の境界を形成している。上側膨張空間24は接合
点28と流体連通しており(流体が通じており)、接合
点28は接合点30と流体連通している。圧縮機12の
出口は、直列に接続されたサージ・ボリューム32及び
入口弁34を介して接合点30と流体連通している。圧
縮機12の入口は、直列に接続された排出弁36及びサ
ージ・ボリューム38を介して接合点30と流体連通し
ている。接合点30は再生用熱交換器18の一方の側と
も流体連通している。再生用熱交換器18の他方の側は
接合点40と流体連通しており、接合点40は、下側膨
張空間26及び熱交換器20の出口と流体連通してい
る。熱交換器20の入口も下側膨張空間26と流体連通
している。ギフォード−マクマホン冷凍機に対する動作
シーケンスは、次の通りである。
【0004】変位機16がシリンダ14内で変位機の最
も低い位置にある状態で、入口弁34は開かれ、圧縮機
12が駆動されて上側膨張空間24の内側の圧力を増大
させる。入口弁34が開いて排出弁36が閉じている間
に、変位機16はシリンダ14内の変位機の最も上の位
置に動かされる。これにより、上側膨張空間24からの
ガスが再生用熱交換器18を通して下側膨張空間26に
移される。再生用熱交換器18を通るときに、ガスは冷
却される。変位機16がそれの最も上の位置にある状態
で、入口弁34は閉じられ、排出弁36は開かれ、これ
により、下側膨張空間26のガスは膨張することができ
る。下側膨張空間26に残っているガスは低温に下げら
れる。次に、この低温のガスは、変位機16をその最も
低い位置に動かすことにより、下側膨張空間26から追
い出される。この低温ガスは熱交換器20を通って流れ
る。熱交換器20内で、低温源からガスに熱が移され
る。次に、ガスは再生用熱交換器18に入る。再生用熱
交換器18はガスを周囲温度近くまで暖める。
【0005】上述の説明は、1段の低温冷却器に関する
ものであるが、上述した基本的な動作原理は、ギフォー
ド−マクマホン(Gifford-McMahon)形の多段低温冷却
器、例えばMRI用の超伝導マグネット・システムで普
通に使用されている2段の低温冷却器に同様に当てはま
る。詳しく述べると、2段の低温冷却器は公知の超伝導
マグネット・システムに組み込まれている。公知の超伝
導マグネット・システムは、複数対(例えば、3対)の
超伝導コイルを有している円筒形のマグネット・カート
リッジと、マグネット・カートリッジを取り囲んでいる
と共に、マグネットを冷却するための液体ヘリウムで満
たされている漏れの無い円環形状(ドーナツ形)の容器
(「ヘリウム容器」)と、ヘリウム容器を取り囲んでい
る円環形状の低温熱放射シールドと、低温熱放射シール
ドを取り囲んでいる円環形状の高温熱放射シールドと、
低温熱放射シールドを取り囲んでいると共に、排気され
ている円環形状の容器(「真空容器」)とを含んでい
る。この形式の超伝導マグネット・システムでは、2段
の低温冷却器が高温熱放射シールド及び低温熱放射シー
ルドに熱結合されている。熱を除去すべきMRIシステ
ムの放射シールドのような表面に低温冷却器のヒート・
ステーションを接続するために、低熱抵抗を達成するた
めに軟らかい金属界面と共に高接触力が必要とされる。
【0006】低温では、熱ジョイントのための界面ガス
ケットとして、インジウムが使用されている。代表的な
超伝導マグネットの設計では、2段の低温冷却器46の
第1の段及び第2の段と低温冷却器界面スリーブ48と
の間の熱界面ガスケット42及び44として、インジウ
ムが使用されることが多い(図2を参照)。最大の熱コ
ンダクタンスを得るために、インジウム・ガスケット4
2及び44に対する界面圧力は、インジウムがその降伏
/流動点に達するようなものでなければならない。低温
では、降伏/流動点は室温の場合に比べて著しく(4
倍)高い。しかしながら、インジウムに印加することが
できる接触圧力の量には、低温冷却器の構造的強さに限
界があるという点で、限界がある。インジウム・ガスケ
ットに余りに大きい圧力が印加されると、低温冷却器は
構造的に破損することがある。
【0007】2段低温冷却器の第2の段と低温冷却器の
界面スリーブとの間の熱ジョイントに対する代表的な一
体インジウム・ガスケット構成が図3に示されている。
従来のインジウム・ガスケット44は、円形のプレート
50と、半径方向外側に突き出ている4つのタブ52a
〜52dとを含んでおり、タブ52a〜52dは、円形
のプレート50の円周の周りに等角度間隔で配置されて
いる。インジウム・ガスケット44は典型的には、図4
に示すようにシリンダ14の底部でタブ52a〜52d
を上に、且つフランジ54の周りに折り重ねた後に、タ
ブ52a〜52dの端をシリンダ14の外側円周表面に
テープで巻くことにより、シリンダ14の端に固着され
ている(図1を参照)。テープ56は、間にタブ端を入
れてシリンダの円周全体の周りに巻かれることが好まし
い。
【0008】この一体インジウム・ガスケットを降伏さ
せて、成形的に変形させるために必要な接触圧力は、低
温冷却器の構造的強さを超えることがある。インジウム
が降伏しない場合には、熱抵抗が高くなり過ぎて、低温
冷却器の冷却能力が制限され、低温冷却器46と低温冷
却器界面スリーブ48との間に比較的大きな温度差が生
じる。従って、低温冷却器の構造的強さを超えない、よ
り低い界面圧力でインジウムが降伏して流動するように
すると共に、界面ジョイントで必要な熱コンダクタンス
を与えるインジウム・ガスケット構成を決める必要があ
る。
【0009】
【発明の概要】本発明は、従来のインジウム・ガスケッ
トの降伏及び流動を生じるのに必要な接触圧力よりも低
い接触圧力で、インジウムがその降伏/流動点に達する
ことができるような構成を有している改善されたインジ
ウム・ガスケットを提供する。改善されたインジウム・
ガスケットは、多数の開口を有しており、これらの開口
は、低温冷却器とそれの界面スリーブとの間の圧縮の間
に、変形し、流れるインジウムによって満たされる。ガ
スケットに開口を形成することには、インジウムが降伏
して流動する機械的界面圧力を小さくする効果がある。
本発明によれば、インジウムは低温冷却器の所要の構造
的強さを超えない機械的界面圧力で流動する。インジウ
ムは、開口によって形成されている空の空間に流入し、
溶けてそれらの開口を閉じた後に、低温冷却器とそれの
界面スリーブとの間に必要な接触面積及び熱コンダクタ
ンスを与える。その結果、超伝導マグネットの冷却の間
に、界面スリーブと低温冷却器との間に比較的小さな温
度差が得られる。
【0010】
【実施例】2段の低温冷却器を参照して、本発明の好ま
しい実施例を説明する。しかしながら、本発明は、1段
以上の低温冷却器に同様に適用できることが理解される
はずである。超伝導マグネットの冷却に適したギフォー
ド−マクマホン形の2段の低温冷却器が図2に示されて
いる。2段の低温冷却器(クライオクーラ)46は、同
軸関係で端と端とをつないで配置されている一対のシリ
ンダ14a及び14bを含んでいる。上側のシリンダ1
4aの直径は、下側のシリンダ14bの直径よりも大き
い。シリンダの内部容積は、環状の仕切り58によって
分離されている。シリンダ14aは変位機16aを収容
しており、シリンダ14bは変位機16bを収容してい
る。変位機16a及び16bは、接続ロッド60によっ
て堅固に接続されていると共に、シリンダの内側を垂直
に摺動可能である。変位機16aは駆動ロッド62に接
続されており、駆動ロッド62は、電動機64の駆動に
応答して変位する。駆動ロッド62の変位の間に、シリ
ンダ14a及び14bは縦に並んで移動する。
【0011】超伝導マグネットを冷却するための2段の
低温冷却器では、低温冷却器の低温ヘッド部分の第1の
段及び第2の段の端にヒート・ステーションが配置され
ている。更に詳しく述べると、第1のヒート・ステーシ
ョンは環状フランジ66であり、環状フランジ66は、
上側シリンダ14aの底部外周を下側シリンダ14bの
上側外周に接続している。第2のヒート・ステーション
は、下側シリンダ14bの底部の円形の端フランジ68
である。
【0012】低温冷却器のフランジ70を界面スリーブ
のフランジ72に結合することにより、低温冷却器46
は低温冷却器界面スリーブ48内に据え付けられている
と共に、低温冷却器界面スリーブ48に取り付けられて
いる。低温冷却器界面スリーブ48は更に、直径が上側
シリンダ14aの直径よりも大きい上側円筒状スリーブ
部48aと、直径が下側シリンダ14bの直径よりも大
きい下側円筒状スリーブ部48bとを含んでいる。上側
スリーブ部48aの底部外周は、環状の界面フランジ7
4によって下側スリーブ部48bの上側外周に連結され
ている。界面フランジ74は、従来のヒート・パイプ手
段(図示していない)によって高温熱放射シールド(図
示していない)に熱的に結合されている。下側スリーブ
部48bの底部は、円形の界面端フランジ76によって
閉じられており、界面端フランジ76は、従来のヒート
・パイプ手段(図示していない)によって低温熱放射シ
ールド(図示していない)に熱的に結合されている。
【0013】図2に示すように、シリンダ14a及び1
4bの円筒形の壁は真空ギャップによって、界面スリー
ブの円筒形の周囲壁48a及び48bから隔てられる。
これとは異なり、第1のヒート・ステーション66はイ
ンジウム・ガスケット42によって、界面フランジ74
に熱結合されている。同様に、第2のヒート・ステーシ
ョン68はインジウム・ガスケット44によって、界面
スリーブの底部の界面端フランジ76に熱結合されてい
る。
【0014】本発明によれば、図3に示す従来のインジ
ウム・ガスケットの降伏を生じるのに必要な接触圧力よ
りも低い接触圧力で、インジウムがそれの降伏/流動点
に達し得るようにインジウム・ガスケットが成形され
る。このように成形されたインジウム・ガスケット80
の実施例が図5(A)及び図5(B)に示されている。
これは、図3に示された従来技術の構成とは2つの点で
異なる。第1に、インジウム・ガスケット80の円形の
プレート82は、多数の開口、即ち貫通孔で構成されて
いる開放領域を厚さ方向に有している。第2に、ガスケ
ットの圧縮の間に、ガス汚染物が空き空間から流れ出ら
れるように、ガスケットは一方の側に溝を有している。
【0015】厚さ方向の開口は、背骨部(スパイン)8
6から離れて且つガスケット外周に向かって両方向に伸
びている平行スロット84の2つのアレイの形態を採り
得る。この構成では、ガスケットの本体は、円形のリン
グ88と、リング88の直径に沿って伸びている背骨部
86と、円形リングを直径の背骨部86に接続している
2組の平行ビーム90とを含んでいる。従って、スロッ
ト84は2つの群、即ち、背骨部86の一方の側に配置
されているスロット84aと、背骨部86の他方の側に
配置されているスロット84bとに分割されている。構
成例では、各々のスロットの幅は、各々のウェブ90の
幅に等しい(例えば、62ミル)。ガスケットの厚さは
ほぼ0.1〜0.3インチの範囲にある。スロット及び
チャンネルは、インジウムの製造中にインジウム内に加
熱圧縮(プレス)してもよい。その代わりに、ガスケッ
ト全体を、その中に組み込まれたスロット及びチャンネ
ルと一緒に鋳造することもできる。
【0016】図5(A)に示すインジウム・ガスケット
は、従来のガスケット42の代わりに低温冷却器46の
第2のヒート・ステーション68と低温冷却器界面スリ
ーブ48の底部端フランジ76との間に挿入するのに適
している。しかしながら、低温冷却器46の第1のヒー
ト・ステーション66と低温冷却器界面スリーブ48の
環状界面フランジ74との間に挿入するのに適した環状
のインジウム・ガスケットには、内側の円形リングと外
側の円形リングとの間に伸びている開口も設けることが
できる。改善されたガスケット80内の空き空間84に
よって、一体ガスケット42(図3に示す)が降伏して
流動するのに必要な圧力に比べて著しく小さい機械的圧
力で、インジウムはその降伏/流動点に達することがで
きる。より低い圧力では、低温冷却器界面スリーブ48
の構造的強さを超えない。又、インジウムの降伏点を超
えた後に、インジウムは空き空間84(図5(A)を参
照)に流入する(直径の減少)ので、低温冷却器46と
低温冷却器界面スリーブ48との間に必要な接触面積及
び熱コンダクタンスが得られる。
【0017】図5(B)に示されるように、本発明の好
ましい実施例によるガスケット80は又、変形していな
いガスケットに形成されている複数のチャンネル92を
有している。チャンネル92は、ガスケットの一方の側
の表面に平行に走っている。これらのチャンネル92に
よって、ガスケット80の空き空間84に霜として捕ら
えられたガス汚染物はガスケットの変形の間に、低温冷
却器界面スリーブ48の真空空間に漏れることができ
る。
【0018】図5(A)及び図5(B)に示された好ま
しい実施例によれば、3つのチャンネル92a、92b
及び92cがガスケットの一方の側のガスケット表面に
平行に形成されている。チャンネル92a、92b及び
92cは、互いに平行に走っていると共に、スロット8
4に対して垂直に走っている。チャンネル92a及び9
2cの各々は、互いに隣接したビーム90内に且つ円形
のリング88内に形成されている一連の整列した溝を含
んでいる。このようにして、圧縮されてガスケットが変
形する間に、チャンネル92aによってガスは、群84
aの互いに隣接したスロットの間を流れることができ、
チャンネル92cによってガスは、群84bの互いに隣
接したスロットの間を流れることができる。他方、チャ
ンネル92bは背骨部86の底部に沿って伸びており、
その幅は、背骨部の幅よりも大きい。チャンネル92b
の長さは背骨部分86の長さに等しい。従って、圧縮さ
れてガスケットが変形する間に、チャンネル92bによ
って一方の群のスロットから他方の群のスロットにガス
が流れることができる。選択的に、チャンネル92bを
隣接したタブに伸ばすこともできる。
【0019】図3に示す一体ガスケットを試験したとこ
ろ、一体ガスケットは、低温冷却器の構造的強さを超え
ない最大機械的界面圧力で降伏しなかった。低温冷却器
界面スリーブ48と低温冷却器46との間の温度差が
1.0°Kであったので、熱コンダクタンスも比較的低
かった。次に、図5(A)及び図5(B)に示された成
形されたインジウム・ガスケットを取り付けたところ、
よりよい結果が得られた。低温冷却器の所要の構造的強
さを超えない機械的界面圧力で、インジウムは流動し
た。界面スリーブと低温冷却器との間の温度差は約0.
1°Kであった。
【0020】説明のため、本発明の好ましい実施例を開
示してきた。本発明の広い概念から逸脱しない変更及び
変形は、活性シールドされた超伝導マグネットの設計の
当業者には容易に考え付き得る。例えば、適当なガスケ
ットの構成の組は図5(A)に示す細かい幾何学的形状
に限定されない。特許請求の範囲に記載された発明の要
旨を逸脱することなく図5(A)の幾何学的形状からの
変形を容易に考え付き得ることは、インジウム・ガスケ
ットの設計の当業者には明らかなことである。このよう
な変更及び変形をすべて包含するように特許請求の範囲
を記載されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術の教示による単一段のギフォード−
マクマホン冷凍機の基本的な構成要素を示すブロック図
である。
【図2】熱界面としてインジウム・ガスケットを組み込
んだ2段の低温冷却器の概略の部分断面図である。
【図3】超伝導マグネット用低温冷却器に組み込まれた
従来のインジウム・ガスケットの概略平面図である。
【図4】従来の方法で低温冷却器のシリンダの端に固着
されている従来のインジウム・ガスケットの概略側面図
である。
【図5】図5(A)は本発明の好ましい実施例によるイ
ンジウム・ガスケットの概略平面図であり、図5(B)
は図5(A)の線5B−5Bに沿って見たインジウム・
ガスケットの概略断面図である。
【符号の説明】
46 低温冷却器 48 低温冷却器界面スリーブ 68 端フランジ 76 界面端フランジ 80 インジウム・ガスケット 84 スロット 86 背骨部 88 円形リング 90 ビーム 92 チャンネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・クリスチャン・ウッズ アメリカ合衆国、サウス・カロライナ州、 フローレンス、ウッド・ダック・レーン、 838番

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械的に変形可能な熱伝導材料から成っ
    ている基板(80)を含んでいる熱界面ガスケットであ
    って、 前記基板は、複数の開口(84)により貫通されている
    熱界面ガスケット。
  2. 【請求項2】 前記材料は、インジウムである請求項1
    に記載の熱界面ガスケット。
  3. 【請求項3】 前記複数の開口は、平行なスロットのア
    レイを含んでいる請求項1に記載の熱界面ガスケット。
  4. 【請求項4】 前記基板は、円形のリング(88)と、
    該円形リングの直径に沿って延在している背骨部(8
    6)と、該背骨部を前記円形リングに接続している複数
    の平行なビーム(90)とを含んでいる請求項1に記載
    の熱界面ガスケット。
  5. 【請求項5】 前記基板は、ガスケット圧縮の間に前記
    開口の間で流体が連通し得るようにする複数の溝(9
    2)を有している請求項4に記載の熱界面ガスケット。
  6. 【請求項6】 前記複数の開口は、前記材料を降伏させ
    るのに十分な力の印加に応答して材料を変形させること
    により前記開口が閉じるように配置されている請求項1
    に記載の熱界面ガスケット。
  7. 【請求項7】 超伝導マグネット・システムの第1及び
    第2の構成要素(46、48)の対向している表面(6
    8、76)の間に熱ジョイントを形成する方法であっ
    て、 機械的に変形可能な熱伝導材料を、複数の開口(84)
    により貫通されているガスケット(80)に作成する工
    程と、 前記ガスケットを前記対向している表面のうちの一方の
    表面(68)に接触させて配置する工程と、 前記材料を降伏且つ流動させるように、前記対向してい
    る表面を十分な力で一緒に圧縮する工程とを備えてお
    り、 前記開口は、前記材料が前記圧縮する工程に応答して流
    動して溶けたときに前記開口が閉じるように配置されて
    いると共に構成されている熱ジョイントを形成する方
    法。
  8. 【請求項8】 前記材料は、インジウムである請求項7
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 機械的に変形可能な熱伝導材料で作成さ
    れている熱界面ガスケット(80)であって、 変形していない状態では、前記ガスケットは、複数の開
    口(84)により厚さ方向に貫通されていると共に、変
    形した状態では、前記開口は、閉じられており、前記ガ
    スケットは、前記材料を降伏且つ流動させるのに十分な
    力の前記ガスケットの平面に垂直な方向への印加に応答
    して、前記変形していない状態から前記変形した状態に
    変化している熱界面ガスケット(80)。
  10. 【請求項10】 前記変形していない状態では、複数の
    部材(90)が空き空間により隔てられている請求項9
    に記載の熱界面ガスケット。
JP34641896A 1995-12-29 1996-12-26 熱界面ガスケット及び熱ジョイントを形成する方法 Expired - Fee Related JP3874866B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/581,099 US5701742A (en) 1995-12-29 1995-12-29 Configured indium gasket for thermal joint in cryocooler
US08/581099 1995-12-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09283323A true JPH09283323A (ja) 1997-10-31
JP3874866B2 JP3874866B2 (ja) 2007-01-31

Family

ID=24323879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34641896A Expired - Fee Related JP3874866B2 (ja) 1995-12-29 1996-12-26 熱界面ガスケット及び熱ジョイントを形成する方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5701742A (ja)
EP (1) EP0781957B1 (ja)
JP (1) JP3874866B2 (ja)
DE (1) DE69636732T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005123313A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Sumitomo Heavy Ind Ltd 単結晶引上げ装置用超電導磁石装置における冷凍機の装着構造及び冷凍機のメンテナンス方法
JP2010177677A (ja) * 2000-02-28 2010-08-12 Taiyo Nippon Sanso Corp 超電導部材冷却装置
JP2016538042A (ja) * 2013-11-13 2016-12-08 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 熱効率的なライドスルーシステムを有する超電導磁石システム及び超電導磁石システムを冷却する方法

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6196006B1 (en) * 1998-05-27 2001-03-06 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Pulse tube refrigerator
US5918470A (en) * 1998-07-22 1999-07-06 General Electric Company Thermal conductance gasket for zero boiloff superconducting magnet
JP2000130874A (ja) * 1998-10-28 2000-05-12 Aisin Seiki Co Ltd 蓄冷型冷凍機
US6378312B1 (en) * 2000-05-25 2002-04-30 Cryomech Inc. Pulse-tube cryorefrigeration apparatus using an integrated buffer volume
US6923009B2 (en) * 2003-07-03 2005-08-02 Ge Medical Systems Global Technology, Llc Pre-cooler for reducing cryogen consumption
JP4796393B2 (ja) * 2006-01-17 2011-10-19 株式会社日立製作所 超電導電磁石
US8291717B2 (en) * 2008-05-02 2012-10-23 Massachusetts Institute Of Technology Cryogenic vacuum break thermal coupler with cross-axial actuation
DE202012100995U1 (de) * 2012-03-20 2013-07-01 Pressure Wave Systems Gmbh Kompressorvorrichtung
EP2710263B1 (de) 2011-08-03 2016-09-14 Pressure Wave Systems GmbH Kompressorvorrichtung sowie eine damit ausgerüstete kühlvorrichtung und eine damit ausgerüstete kältemaschine

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4190106A (en) * 1976-03-18 1980-02-26 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Optimized cooler dewar
IL68138A (en) * 1983-03-15 1988-01-31 Elscint Ltd Cryogenic magnet system
US4876413A (en) * 1988-07-05 1989-10-24 General Electric Company Efficient thermal joints for connecting current leads to a cryocooler
US5247800A (en) * 1992-06-03 1993-09-28 General Electric Company Thermal connector with an embossed contact for a cryogenic apparatus
US5509243A (en) * 1994-01-21 1996-04-23 Bettigole; Neal H. Exodermic deck system

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010177677A (ja) * 2000-02-28 2010-08-12 Taiyo Nippon Sanso Corp 超電導部材冷却装置
JP2005123313A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Sumitomo Heavy Ind Ltd 単結晶引上げ装置用超電導磁石装置における冷凍機の装着構造及び冷凍機のメンテナンス方法
JP2016538042A (ja) * 2013-11-13 2016-12-08 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 熱効率的なライドスルーシステムを有する超電導磁石システム及び超電導磁石システムを冷却する方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE69636732T2 (de) 2007-10-18
JP3874866B2 (ja) 2007-01-31
EP0781957B1 (en) 2006-11-29
DE69636732D1 (de) 2007-01-11
US5701742A (en) 1997-12-30
EP0781957A3 (en) 1998-01-14
EP0781957A2 (en) 1997-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0265288B1 (en) Magnetic refrigeration apparatus and method with conductive heat transfer
US5647219A (en) Cooling system using a pulse-tube expander
US5482919A (en) Superconducting rotor
JP3727977B2 (ja) 超導電回転子
US4926647A (en) Cryogenic precooler and cryocooler cold head interface receptacle
JP3874866B2 (ja) 熱界面ガスケット及び熱ジョイントを形成する方法
JP4892328B2 (ja) 磁気シールド付き冷凍機
US3148512A (en) Refrigeration apparatus
US5735127A (en) Cryogenic cooling apparatus with voltage isolation
US5590533A (en) Refrigerator having regenerator
US4667487A (en) Refrigerated penetration insert for cryostat with rotating thermal disconnect
US4739634A (en) Cylindrical counter-flow heat exchanger
EP1436555A2 (en) A pulse tube refrigerator sleeve
EP1208343B1 (en) Heat exchanger
Zimm et al. Test results on a 50K magnetic refrigerator
JPH0341704A (ja) 超伝導磁石用の低温予冷器
CN111936802B (zh) 冷却循环制冷剂的热站
WO2024075424A1 (ja) 熱スイッチおよび熱スイッチ装置
JPH0541321Y2 (ja)
JP3127592B2 (ja) 極低温容器および超電導電磁石
JPH05296587A (ja) 多段式蓄冷形冷凍機
JPH09296964A (ja) パルス管冷凍機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060127

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060411

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060707

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061025

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091102

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees