JP2800048B2 - 車輌用始動回路 - Google Patents

車輌用始動回路

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JP2800048B2
JP2800048B2 JP27815789A JP27815789A JP2800048B2 JP 2800048 B2 JP2800048 B2 JP 2800048B2 JP 27815789 A JP27815789 A JP 27815789A JP 27815789 A JP27815789 A JP 27815789A JP 2800048 B2 JP2800048 B2 JP 2800048B2
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強 中村
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車輌用始動回路に係り、とくに、二輪車
(スクーター系)の始動用として好適な車輌用始動回路
に関する。
〔従来の技術〕
第3図に、この種の始動回路の従来例を示す。
この第3図において、マイナス側がアースされたバッ
テリ21のプラス側には、ヒューズ22を介して、イグニシ
ョンスイッチ23のオン(ON)ポジション回路の一端に接
続された点火系回路Rが接続されている。また、イグニ
ションスイッチ23のONポジション回路の他端には点火系
回路Oが接続されている。この点火系回路Oには、スタ
ータスイッチ31を介してスタータリレー30のリレーコイ
ル30aが接続され、このリレーコイル30aの他端側はアー
スされている。また、点火系回路Oには、スイッチ41を
介してランプ類(例えば、ターンシグナルランプ等)40
が接続されている。
また、バッテリ21のプラス側には、スタータリレー30
の可動接点30dにより相互に接続されるリレー接点30b,3
0cを介してスタータモータ32が接続され、このスタータ
モータ32の他端はアースされている。
この一方、イグニションスイッチ23のオフ(OFF)ポ
ジション回路の一端は失火系回路BWを介してアースさ
れ、他端には失火系回路BRを介してダイオード33のカソ
ード側が接続され、このダイオード33のアノード側に
は、一端がアースされたマグネトのエキサイタコイル24
の他端側が接続されている。このエキサイタコイル24の
他端側には、またCDI点火回路と点火コイル(何れも図
示せず)とからなるCDI&コイル25が接続されている。
このCDI&コイル25の他端側には点火プラグ26が併設さ
れている。
第2図は、イグニションスイッチ23の導通状態を示す
ものである。この第2図において、〔LOCK〕は、所謂キ
ーロック位置を示す。
ここで、第2図を参照しつつ上記従来例の動作を説明
する。
イグニションスイッチ23を「ON」すると、第2図に示
すように、点火系回路Rと点火系回路Oとが導通するの
で、スタータスイッチ31を押す(「ON」する)ことによ
り、リレーコイル30aが励磁され、可動接点30dが吸引さ
れて、リレー接点30b,30cが導通してリレーが「ON」と
なる。このため、バッテリ21から電源がスタータモータ
32に供給され、当該スタータモータ32が回転して、図示
しないマグネトのロータが回転する。これにより、エキ
サイタコイル24に出力が発生して、CDI&コイル25の作
用により、点火プラグ26の点火が行われ、図示しないエ
ンジンが始動する。
一方、イグニションスイッチ23を「OFF」すると、第
2図に示すように、失火系回路BRと失火系回路BWとが導
通するので、エキサイタコイル24からの出力がアースさ
れ、エンジンが停止する。
このようにして、エンジンの始動停止が行われてい
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来例では、イグニションスイッチ23は、通
常と同様、「OFF」接点と「ON」接点を備えた円筒上の
キーシリンダと、このキーシリンダ内に回動可能に装備
されたキー差し込み口を有するロータとを備え、当該ロ
ータに差し込まれたイグニションキーにより「ON・OF
F」等の切替えを行う構造の一般的なものが使用されて
いる。このため、第2図に示すA部,即ち,点火系回路
RとOが導通し且つ失火系回路BRとBWが導通する領域
(以下、「中間領域」という。)が存在する。この中間
領域Aは、無い方が良いのであるが、製品公差上必然的
に発生するものである。この中間領域Aにイグニション
キーが位置している場合には、スタータモータ32は回る
がエキサイタコイル24の出力がアースされているためエ
ンジンは始動することがない。従って、ドライバーがこ
れに気がつかずスタータモータ32を回してもエンジンが
始動しないため、チョークを引いたりアクセル・グリッ
プを回したりして、何度もスタータモータ32を回すこと
が多く、かかる場合に、点火プラグがかぶったり、バッ
テリ上がりとなったりするという不都合がしばしば生じ
ていた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、かかる従来例の有する不都合を改善
し、イグニションキーがイグニションスイッチの中間領
域に位置していることに起因する始動時の点火プラグの
かぶり及びバッテリ上がりを防止し得る車輌用始動回路
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では、スタータモータの作動停止制御用のスタ
ータリレーと、このスタータリレーのリレーコイルに直
列接続されたスタータスイッチと、このスタータスイッ
チに接続されたイグニションスイッチとを有している。
このイグニションスイッチとして、オンポジションにて
スタータスイッチとバッテリとを接続する第1の機能
と,オフポジションにてエキサイタコイルの出力をアー
スする第2の機能とを有するとともに、当該両ポジショ
ンの中間に設けられた中間ポジションにて第1及び第2
の機能を同時に兼ね備えたものが使用されている。そし
て、スタータリレーに、スタータスイッチがオンで、イ
グニションスイッチがオンポジションの場合にスタータ
リレーをオンせしめるとともに,中間ポジションの場合
にスタータリレーをオフせしめるリレー制御回路を併設
するという構成を採っている。これによって、前述した
目的を達成しようとするものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第2図に基づ
いて説明する。
ここで、前述した従来例と同一の構成部分については
同一の符号を用いるものとする。
この第1図に示す実施例は、前述した従来例におい
て、スタータリレー30に、スタータスイッチ31が「ON」
で、イグニションスイッチ23が「ON」ポジションの場合
にスタータリレー30を「ON」せしめるとともに,中間ポ
ジションA(第2図参照)の場合にスタータリレー30を
「OFF」せしめるリレー制御回路1を併設した点に特徴
を有する。即ち、このリレー制御回路1は、スタータリ
レー30のリレーコイル30aにそのコレクタ側が接続され
るとともにそのエミッタ側がアースされたトランジスタ
2と、このトランジスタ2のベースと失火系回路BRのダ
イオード33のカソード側とを別のダイオード3を介して
接続する回路Cと、スタータスイッチ31からリレーコイ
ル30aに至る回路にその一端が接続されるともに他端が
トランジスタ2のベースに接続された抵抗4とにより構
成されている。
その他の構成は、前述した従来例と同一になってい
る。
このように構成された本実施例においては、図示しな
いキーシリンダ内のロータに差し込まれたイグニション
キーを回して、エンジンの始動を行うに際し、イグニシ
ョンキーがイグニションスイッチ23の「ON」の位置にあ
れば、第2図に示すように、点火系回路Rと点火系回路
Oとが導通するので、スタータスイッチ31を「ON」する
ことにより、バッテリ21からの電源電流が抵抗4を介し
てトランジスタ2のベースに供給され、トランジスタ2
が「ON」となる。このトランジスタ2の「ON」により、
バッテリ21から電源がリレーコイル30aに供給され、当
該リレーコイル30aが励磁される。リレーコイル30aが励
磁されると、可動接点30dが吸引されて、リレー接点30
b,30cが導通してスタータリレー30が「ON」となる。こ
のため、バッテリ21から電源がスタータモータ32に供給
され、当該スタータモータ32が回転して、図示しないマ
グネトのロータが回転する。これにより、エキサイタコ
イル24に出力が発生して、CDI&コイル25の作用によ
り、点火プラグ26の点火が行われ、図示しないエンジン
が始動する。
一方、イグニションキーがイグニションスイッチ23の
中間領域Aにあると、上記と同様に、点火系回路Rと点
火系回路Oとが導通するので、スタータスイッチ31を
「ON」することにより、バッテリ21からの電源電流が抵
抗に流れるが、この場合には、回路Cの他端側がアース
されているため、抵抗4を通過した電流は第1図の矢印
方向に流れ、トランジスタ2にベース電流が殆ど流れる
ことがない。このため、トランジスタ2が「ON」しない
ので、スタータリレー30が「OFF」状態のままであり、
スタータモータ32は作動しない。
この一方、エンジン回転中にイグニションスイッチ23
を「OFF」すると、第2図に示すように、失火系回路BR
と失火系回路BWとが導通するので、従来例と同様に、エ
キサイタコイル24からの出力がアースされ、エンジンが
停止する。
以上説明した本実施例によると、イグニションキーが
イグニションスイッチ23の中間ポジションAに有る場合
に、スタータモータ32が回ることがないので、ドライバ
がこの状態で何度もスタータスイッチ31を押してスター
タモータ32を回すことがない。このため、これに起因す
る、点火プラグ26のかぶり及びバッテリ上がりを有効に
回避することができる。
なお、本実施例によると、従来からある一般的なイグ
ニションスイッチを使用して、簡単な回路の追加により
前記目的を達成でき、何ら特別な構造のイグニションス
イッチを使用しないので、かかる点でコストが殆ど上昇
しないものとなっている。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によると、スタータリレ
ーに併設されたリレー制御回路の機能により、スタータ
スイッチが「ON」で、イグニションスイッチが中間ポジ
ションの場合に、スタータリレーが「ON」することがな
いので、スタータモータが回らない。このため、従来の
ように、ドライバーがこれに気がつかずにこの状態で何
度もスタータスイッチを押してスタータモータを回すこ
とがない。これがため、イグニションキーがイグニショ
ンスイッチの中間ポジションにあることに起因する、点
火プラグのかぶり及びバッテリ上がりをほぼ完全に防止
することができるという従来にない優れた車輌用始動回
路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の構成を示す回路図、第2
図は第1図の実施例及び従来例に共通して用いられるイ
グニションスイッチの導通状況を示す説明図、第3図は
従来例を示す回路図である。 1……リレー制御回路、21……バッテリ、23……イグニ
ションスイッチ、24……エキサイタコイル、30……スタ
ータリレー、30a……リレーコイル、31……スタータス
イッチ、32……スタータモータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02N 11/08 F02N 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スタータモータの作動停止制御用のスター
    タリレーと、このスタータリレーのリレーコイルに直列
    接続されたスタータスイッチと、このスタータスイッチ
    に接続されたイグニションスイッチとを有し、 前記イグニションスイッチが、オンポジションにて前記
    スタータスイッチとバッテリとを接続する第1の機能
    と,オフポジションにてエキサイタコイルの出力をアー
    スする第2の機能とを有するとともに、前記両ポジショ
    ンの中間に設けられた中間ポジションにて前記第1及び
    第2の機能を同時に兼ね備えた車輌用始動回路におい
    て、 前記スタータリレーに、前記スタータスイッチがオン
    で、イグニションスイッチがオンポジションの場合に前
    記スタータリレーをオンせしめるとともに,中間ポジシ
    ョンの場合にスタータリレーをオフせしめるリレー制御
    回路を併設したことを特徴とする車輌用始動回路。
JP27815789A 1989-10-25 1989-10-25 車輌用始動回路 Expired - Lifetime JP2800048B2 (ja)

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JPH03141864A JPH03141864A (ja) 1991-06-17
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