JPH0532393Y2 - - Google Patents

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JPH0532393Y2
JPH0532393Y2 JP1987175832U JP17583287U JPH0532393Y2 JP H0532393 Y2 JPH0532393 Y2 JP H0532393Y2 JP 1987175832 U JP1987175832 U JP 1987175832U JP 17583287 U JP17583287 U JP 17583287U JP H0532393 Y2 JPH0532393 Y2 JP H0532393Y2
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side stand
switch
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fixed contact
fixed
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動二輪車を駐車時に倒れないよ
うに支持するサイドスタンドの突出を、走行時に
格納するのを忘れて走行することのないようにす
るため、サイドスタンドを突出させたままではエ
ンジンが始動しないようにするためのサイドスタ
ンドの状態検出装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、特開昭57−47262号公報に示されたよう
な自動二輪車のサイドスタンド戻忘れ防止装置が
ある。
これは、軸支ボルトを支点として起立位置と倒
伏位置とに交互に回動可能にサイドスタンドを枢
支し、このサイドスタンドに連動する作動部材に
よりサイドスタンドの起立時に操作子を介して押
圧されるスイツチを設けると共に、このスイツチ
の操作子を前記軸支ボルトの上方近傍に設けたも
のであり、自動二輪車の駐車時にサイドスタンド
を起立させたときは、このサイドスタンドと連動
する前記作動部材が、前記スイツチの操作子を押
圧してスイツチを作動させて、エンジンが始動し
ないようにするか、あるいは警報を出すように
し、また、自動二輪車の走行時にサイドスタンド
を倒伏させたときは、前記作動部材によるスイツ
チの操作子の押圧を解放し、この操作子を復帰ス
プリングによつて元に戻してエンジンが始動し得
る状態にしたものである。
(考案が解決しようとする問題点) 前記のような従来例においては、サイドスタン
ドが起立状態に回動すると、これと一体に回動し
た作動部材によつてスイツチの操作子を押圧して
スイツチを作動させるようにしているので、スイ
ツチのオン/オフに余裕を持たせるには可動スト
ロークを大きくする必要があるため、スイツチ本
体が大型化して取付位置が限定されるうえ、取り
付けも容易でないという問題があつた。
また、前記操作子は、サイドスタンドの回動に
よるスイツチのオン/オフの繰り返しにより容易
に変形しないように、ある程度の剛性を有するも
のでなければならず、スイツチを大型化する一因
となつている。
(問題点を解決するための手段) この考案は、前記のような問題点を解決するた
めの手段として、自動二輪車のフレームに取り付
けられた支持ブラケツトに支軸を介して枢着され
突出位置と格納位置との間で回動するサイドスタ
ンドが、前記突出位置にあるか格納位置にあるか
を検出するサイドスタンドの状態検出装置におい
て、サイドスタンドの基端部から離間した位置に
設けられ、かつ、前記支持ブラケツトに固定され
た固定接点と、前記サイドスタンドの支軸と平行
な回動軸により前記支持ブラケツトに回動自在に
設けられるとともに、連結機構を介して前記回動
軸から偏心した位置で前記サイドスタンドの基端
部と連結されて前記サイドスタンドと同様に回動
する回動部材と、この回動部材に設けられ前記回
動部材の回動動作により前記固定接点と摺接する
導通部とからなる可動接点と、この可動接点を常
時固定接点側に付勢する付勢手段とからなること
を特徴とする。
(作用) 前記のような手段により、自動二輪車を駐車時
に倒れないように支持するためにサイドスタンド
を回動させて突出させると、このサイドスタンド
の回動角と等しい角度だけ可動接点が回動する。
導通部は、この可動接点の回動とともに回動して
固定接点と摺接し(あるいは離反して)スイツチ
がオン(あるいはオフ)になり、このスイツチの
操作状態に応じて、制御回路がエンジンを始動不
可能状態に制御する。
また、前記スタンドを収納させると、前記可動
接点は前記と逆に動作して前記スイツチがオフ
(あるいはオン)になり、このスイツチの他の操
作状態に応じて、前記制御回路がエンジンを始動
可能状態に制御する。
(実施例) 第1図乃至第4図はこの考案の状態検出装置の
実施例を示す図であり、第1図はその側面図、第
2図は第1図のB−B線における断面図、第3図
は第2図のC−C線における断面図、第4図はそ
の動作説明のための概略図である。
この考案のサイドスタンドの状態検出装置は、
支持ブラケツト2側に固定された固定接点として
のスイツチ接点11cと、前記サイドスタンド1
の回動角θに等しい回動角で回動し、前記スイツ
チ接点11cと接する可動接点としての導通性板
11dとから成る。
第1図に示すように、サイドスタンド1の二叉
状に形成された基端部1aを、ボデイーに形成し
たブラケツト2を挟持するように差込むと共に、
この挟持部にサイドスタンド1の支軸となるボル
ト3を挿通して、サイドスタンド1を起立状態に
突出および水平方向への収納状態に回動自在に取
付けてある。なお、図示していないが、前記ブラ
ケツト2とサイドスタンド1との間には、サイド
スタンド1を収納状態に保持するためのスプリン
グが張設されている。
前記ボルト3の他端に形成した円盤部3bの外
面に、サイドスタンド1の回動中心から偏心した
位置に支軸6を一体に突出形成し、円盤部3bの
内面に一体に突出形成した図示しないボルト回り
止めストツパーを、サイドスタンド1の基端部の
外面の孔に嵌合させて、サイドスタンド1の基端
部の回動と共に、前記ボルト3の他端に形成した
円盤部3bも一体に回動するようになつている。
また、前記支軸6には、基端部1aと可動接点
11dとを連結するリンク部材8の一端部8aが
回動自在に嵌合されると共に、支軸6の端部にワ
ツシヤー4を嵌合した後に抜け止めサークリツプ
9が挿入されている。
符号11はスイツチであり、スイツチケース1
1aの中に絶縁板11bによつて放射方向の所定
間隔で保持されたスイツチ接点11c,11cが
設けられている。スイツチケース11aに回動自
在に設けられた回動軸11eには、回動部材11
iが固定され、この回動部材11iの外周には径
方向に突出しスイツチ接点11c,11cの間を
閉路または開路させる導通部11hが設けられて
いる。そして、この導通部11hと回動部材11
iとで導電性板11dが構成されている。前記回
動軸11eの周わりには前記導電性板11dを前
記スイツチ接点11c,11cに押圧するための
スプリング11fを設けてあり、さらに、前記回
動軸11eのスイツチケース11aから外に突出
した先端には軸方向に対してほぼ直角にアーム1
1gが形成されて、スイツチ11が構成されてい
る。
そして、前記アーム11gの先端部と前記リン
ク部材8の他端部8bとを連結軸12で回動自在
に連結してある。連結機構は、リンク部材8、ア
ーム11g、連結軸12および支軸6とから構成
される。
第4図において、前記サイドスタンドを1′,
1″とし、これを回動自在に支持したボルトの中
心を3′とし、この中心3′から偏心した位置に取
り付けられたリンク部材の一端部の支軸の中心を
6′,6″とし、リンク部材を8′とし、スイツチ
の回動軸を11e′とし、回動軸から直角に伸びた
アームを11g′とし、アームの先端部とリンク部
材の他端部とを連結した連結軸を12′,12″と
して表す。
第4図に示すようにサイドスタンド1を回動さ
せて突出させると、前記リンク部材8を介してス
イツチ11の回動軸11eが回動され、この回動
軸11eにスイツチケース内で固定された導電性
板11dの導通部11hが、第3図に示すよう
に、スイツチケース内で絶縁板11bに設けられ
たスイツチ接点11c,11c間に接触して、こ
のスイツチ11はオン(導通)状態である。
次にサイドスタンドが第4図において1″で示
すようにほぼ水平状に回動した収納状態では、サ
イドスタンドの基端部の回動と共に、リンク部材
の一端部の支軸の中心が6″で示す位置に回動し、
リンク部材8′の他端部とスイツチの回動軸11
e′から直角に伸びたアーム11g′とを連結した連
結軸が12″で示す位置に回動するので、スイツ
チの回動軸11e′はサイドスタンドの回動角θに
等しい角度θだけ回動されることになり、このス
イツチの回動軸11e′に固定された前記導電性板
11dが第3図で点線で示す位置に回動し導通部
11hがスイツチ接点11c,11cから離間し
てスイツチ11はオフ(非導通)状態となる。
第5図はこの考案の自動二輪車の制御装置の電
気回路を示すもので、11は前記のようにサイド
スタンド1の突出あるいは収納によつてオン、オ
フされるスイツチ、13はバツテリー、14はキ
ーを差し込んでそれを回動させることによつてオ
ン、オフされるメインスイツチである。15はこ
の考案の制御装置の他の構成部材の一つである制
御回路で、下記のように構成されている。すなわ
ち、16は励磁コイル16aと前記スイツチ11
が直列になつてバツテリー13の(+)極と
(−)極(アース)に接続された第1の電磁スイ
ツチ(リレー)で、前記スイツチ11がオンにな
つて励磁コイル16aに電流が流れると、可動接
点16bが固定接点16c,16cから離れてオ
フとなるようになつている。
17は復帰力に抗して押すとオンになるスター
タスイツチ、18は第2の電磁スイツチで、この
励磁コイル18aと前記第1の電磁スイツチ16
の固定接点16c,16cと前記スタータスイツ
チ17とが直列になつてバツテリー13の両極に
接続されており、この第2の電磁スイツチ18の
励磁コイル18aに電流が流れると、その可動接
点18bが固定接点18c,18cに接触するよ
うになつている。19は前記第2の電磁スイツチ
18の固定接点18c,18cと直列になつてバ
ツテリー13の両極に接続されたスタータモー
タ、20はパルスジエネレータ、21は点火時期
制御回路、22は点火時期制御回路21から出力
されるパルス信号によつてオン、オフするスイツ
チングトランジスタ、23はこのスイツチングト
ランジスタ22を介して低電圧巻線23aがバツ
テリー13の(+)極と(−)極との間に接続さ
れたイグニツシヨンコイル、24はこのイグニツ
シヨンコイル23の高電圧巻線23bに接続され
たスパークプラグである。
前記点火時期制御回路21のパルス信号の出力
端子21aとバツテリー13の(−)極(アー
ス)との間に第1の制御トランジスタ25のコレ
クタとエミツタが接続され、この第1の制御トラ
ンジスタ25のベースは抵抗26を介してバツテ
リー13の(+)極に接続されると共に、このベ
ースとバツテリー13の(−)極との間に第2の
制御トランジスタ27のコレクタとエミツタが接
続され、この第2の制御トランジスタ27のベー
スは、前記第1の電磁スイツチ16の固定接点1
6cと第2の電磁スイツチ18の励磁コイル18
aとの接続点に接続されている。
次にこの制御装置の動作について第5図の電気
回路と共に説明する。
自動二輪車を倒れないように支持するためにサ
イドスタンド1を突出させているときには、この
サイドスタンド1と連動するスイツチ11がオン
になつている。そして、キーを差し込み、それを
回動させてメインスイツチ14をオンにすると、
第1の電磁スイツチ16の励磁コイル16aに電
流が流れ、その可動接点16bは固定接点16
c,16cから離間し接点間を開路させる。そう
すると、第2の電磁スイツチ18の励磁コイル1
8aは前記固定接点16c,16cとスタータス
イツチ17と直列になつてバツテリー13の
(+)極と(−)極との間に接続されているの
で、、前記スタータスイツチ17をオンにしても、
第2の電磁スイツチ18の励磁コイル18aに電
流が流れないので、その可動接点18bは固定接
点18c,18cから離間しており、スタータモ
ータ19は回転せず、エンジンは始動しない。さ
らに、前記第1の電磁スイツチ16の固定接点1
6c,16cが開路されているので、前記第2の
制御トランジスタ27のベースに電圧が印加され
ず、この第2の制御トランジスタ27はオフ状態
となり、従つて、第1の制御トランジスタ25が
オン状態となつて、この第1のトランジスタ25
を介して点火時期制御回路21の出力端子21a
がアースされるので、イグニツシヨンコイル23
の高電圧巻線23bから高電圧が発生せず、自動
二輪車を押動させてもエンジンは始動しない。
次にサイドスタンド1を収納させると、これと
連動するスイツチ11がオフとなり、メインスイ
ツチ14をオンにしても前記第1の電磁スイツチ
16の励磁コイル16aに電流が流れないので、
その可動接点16bが矢印方向が移動して固定接
点16c,16cを閉路(オン)させる。そし
て、スタータスイツチ17をオンにさせると、第
2の電磁スイツチ18の励磁コイル18aに電流
が流れて、その可動接点18bが矢印方向に移動
して固定接点18c,18c間を閉路させるの
で、スタータモータ19が回転する。これと同時
に、前記第1の制御トランジスタ27のベースに
電圧が印加されて、これがオン状態となり、第2
の制御トランジスタ25がオフ状態となる。従つ
て、前記点火時期制御回路21からのパルス信号
が、スイツチングトランジスタ22のベースに印
加されて、パルス信号に応じたスイツチング動作
が行われるので、イグニツシヨンコイル23の高
電圧巻線23bに高電圧が発生し、これがスパー
クプラグ24に印加されてエンジンが始動する。
なお、前記実施例では、サイドスタンドと連動
してオン、オフするスイツチとしたが、メインス
タンドと連動するスイツチとすることもできる。
また、前記実施例では、サイドスタンド1を突
出すると、これに連動してスイツチ11がオンに
なり、このオンによつて第1の電磁スイツチ16
の固定接点16c,16c間が開路されるように
構成したが、これと逆に、サイドスタンド1が突
出すると、スイツチ11がオフになり、このオフ
によつて第1の電磁スイツチ16の固定接点16
c,16c間が開路されるように構成することも
できる。
(考案の効果) この考案は、上述したとおりに構成されている
ので、以下のような効果を奏する。
すなわち、サイドスタンドの回動角に等しい回
動角度で可動接点が回動するので、可動接点の回
動量を大きくとることができるためスイツチのオ
ン/オフの設定を極めて容易に行うことができる
ようになるばかりでなく、スイツチの小型化にも
なり、取り付を容易に、かつ、取付位置の自由度
を大幅に大きくすることができるようになる。
また、サイドスタンドと可動接点がメカ的に連
結し、かつ、固定接点に可動接点が摺接するいわ
ゆるロータリスイツチ形式としたので、固定接点
と可動接点の位置関係がずれにくいうえ、仮に多
少のがたが生じてもスイツチのオン/オフの位置
ずれを大きくとることができる。前述のことか
ら、スイツチ性能に何ら影響が生じない。
さらに、経時変化に対し有効であるが故にスイ
ツチの剛性も必要とされないため、スイツチ本体
の厚みおよび大きさをより小さくすることがで
き、設計時において状態検出装置の取付位置の自
由度を一層高めることができ、取り付けも容易に
できる状態検出装置を得ることができる。また、
固定接点および可動接点は単一の部品を汎用的に
使用することができるので、製造コストを低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例にかかりサイドスタ
ンドの状態検出装置の側面図、第2図は第1図の
B−B線における断面図、第3図は第2図のC−
C線における切断図、第4図はその動作説明のた
めの概略図、第5図はこの考案の自動二輪車の制
御装置の電気回路図である。 1……サイドスタンド、1a……基端部、2…
…ブラケツト、3……サイドスタンドの支軸、3
b……円盤部、6……支軸、8……リンク部材、
8a……一端部、8b……他端部、9……抜け止
めサークリツプ、11……スイツチ、11a……
スイツチケース、11b……絶縁板、11c……
スイツチ接点(固定接点)、11d……導電性板
(可動接点)、11e……回動軸、11f……スプ
リング、11g……アーム、12……連結軸、1
3……バツテリー、14……メインスイツチ、1
5……制御回路、16……第1の電磁スイツチ、
16a……励磁コイル、16b……可動接点、1
6c……固定接点、17……スタータスイツチ、
18……第2の電磁スイツチ、18a……励磁コ
イル、18b……可動接点、18c……固定接
点、19……スタータモータ、20……パルスジ
エネレータ、21……点火時期制御回路、21a
……出力端子、22……スイツチングトランジス
タ、23……イグニツシヨンコイル、23a……
低電圧巻線、23b……高電圧巻線、24……ス
パークプラグ、25……第1の制御トランジス
タ、26……抵抗、27……第2の制御トランジ
スタ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 自動二輪車のフレームに取り付けられた支持ブ
    ラケツトに支軸を介して枢着され突出位置と格納
    位置との間で回動するサイドスタンドが、前記突
    出位置にあるか格納位置にあるかを検出するサイ
    ドスタンドの状態検出装置において、 サイドスタンドの基端部から離間した位置に設
    けられ、かつ、前記支持ブラケツトに固定された
    固定接点と、 前記サイドスタンドの支軸と平行な回動軸によ
    り前記支持ブラケツトに回動自在に設けられると
    ともに、連結機構を介して前記回動軸から偏心し
    た位置で前記サイドスタンドの基端部と連結され
    て前記サイドスタンドと同様に回動する回動部材
    と、この回動部材に設けられ前記回動部材の回動
    動作により前記固定接点と摺接する導通部とから
    なる可動接点と、 この可動接点を常時固定接点側に付勢する付勢
    手段と、 からなることを特徴とするサイドスタンドの状態
    検出装置。
JP1987175832U 1987-11-19 1987-11-19 Expired - Lifetime JPH0532393Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5132848B2 (ja) * 1973-04-14 1976-09-16
JPS5747262A (en) * 1980-09-04 1982-03-18 Yamaha Motor Co Ltd Preventive device for forgetting of return of side stand for autobicycle

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