JP2799766B2 - スライド式切断機の定寸切削装置 - Google Patents

スライド式切断機の定寸切削装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スライド式切断機の溝入れ作業時における
定寸切削装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、第10図に示すように、テーブル1の側面から突
出したシャフト12に水平移動自在な定寸ストッパ15を設
け、この定寸ストッパ15は切削工具10から切断する長さ
の位置に固定させることにより、加工材2の端面を定寸
ストッパ15に突き当てるだけで、加工材2の切断寸法が
設定されるものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記した定寸ストッパ15は、長尺材を一定の
長さで連続切断する場合の位置決めや、加工材端面から
任意の位置への溝入れを複数の加工材に行う場合にしか
便用できず、加工材に一定間隔で溝を複数個所切削する
場合には、定寸ストッパ15は邪魔になるため取り外さな
ければならなかった。
従って、加工材に一定間隔で溝を複数個所切削する場
合、溝加工する個所全てに加工位置を示す墨線を入れな
ければならず、切削時には前記加工材を左右に移動させ
て墨線上に切削工具の位置を合わせる墨線合わせ作業を
しなければならないため、作業能率を著く低下させてい
た。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、
連続した一定間隔の溝入れ作業が容易にできる定寸切削
装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、加工材を支持
するテーブル上方に、ギヤケースをテーブル上面に向け
て揺動し、かつテーブル上面に対し平行にスライド自在
に設け、該ギヤケースにモートルと該モートルにより回
転する切削工具を装着したスライド式切断機において、
前記テーブル側面から突出したシャフトにストッパホル
ダを水平移動自在に嵌合させ、該ストッパホルダに前記
切削工具で形成した加工材の溝に挿脱自在なストッパー
を設け、前記ストッパーを重ね合わせた2つのストッパ
ーで構成し、この2つのストッパー間の間隔を調整自在
にしたものである。
〔作用〕
切削工具で形成した加工材の溝にストッパーを係合さ
せる。これにより所定の距離をおいて次の溝入れ位置が
設定されたことになり、この操作を繰り返すことによ
り、連続した一定間隔の溝入れができる。
〔実施例〕
本発明の実施例を第1図〜第8図により説明する。第
1図の(a),(b)はスライド式切断機の正面図、第
2図は第1図の側面図、第3図は第2図のA−A線断面
図、第4図はストッパーを後方に回動させた状態を示す
右側面図、第5図はストッパーが係合する溝が浅い場合
の右側面図、第6図はストッパーが係合する溝が深い場
合の右側面図、第7図は定寸切断作業時の正面図、第8
図は第7図の右側面図である。
図において、テーブル1で加工材2を載置し、テーブ
ル1上面には加工材2の側面を支持するフェンス3を固
定し、テーブル1後部には上方へ延びたホルダ4を設け
ている。ホルダ4の上部にスライドシャフト5を摺動
(スライド)自在に片持ち支持させて装着している。ス
ライドシャフト5の前端に固定したギヤケース取付部6
にはギヤケース7の一端がシャフト8により上下揺動自
在に軸支されている。ギヤケース7はスプリング(図示
せず)により上方へ付勢され、上限ストッパ(図示せ
ず)により上方の所定の停止位置で保持されている。ギ
ヤケース7にはモートル9、モートル9から動力伝達手
段を介して回転駆動する例えば、カッタ、丸のこ等の切
削工具10と、ギヤケース7を揺動させるハンドル11が取
付けられている。ハンドル11を手前側に引くか、又は後
方へ押し込むことによりギヤケース7はスライドシャフ
ト5を介し前後移動する。
ギヤケース7の側面にギヤケース7の下限位置を規制
するボルト21がねじ嵌合し、ボルト21頭部はギヤケース
取付部6前側面部に形成した突出部22と対向するように
設けられている。このボルト21はギヤケース7を下方へ
押し下げ、任意の位置でボルト21の頭部が突出部22に突
き当たり、この位置からギヤケース7が下がらないよう
に、下限ストッパの役目をしている。
テーブル1の右側面から水平突出したシャフト12にス
トッパホルダ13が左右移動自在に嵌合し、ノブボルト14
によりストッパホルダ13をシャフト12に位置固定する。
ストッパホルダ13にはストッパー15の一端がテーブル1
側に向けて回転自在に軸支され、ストッパー25はヘ字形
の折り曲げられ、一方の辺は凸状の円弧からなる当接部
15aを形成している。ストッパー15を回動することで、
当接部15aは加工材2の溝へ挿脱自在となる。シャフト1
2の右方の外周にプレート16を固定することによりスト
ッパホルダ13の抜け止めが施されている。第3図に示す
ように、ストッパー15の折り曲げ部15bにはストッパー1
5の当接部15aと同形状のストッパー17の一端がノブボル
ト19を介して重なるように取付けられている。ストッパ
ー15とストッパー17との間のノブボルト19外周にはスト
ッパー17をノブボルト19の頭部側に付勢するスプリング
18を設け、ノブボルト19に設けた溝にC形トメワ20を嵌
挿し、ストッパー17の動きを規制している。
上記構成において、加工材2に一定間隔に溝を複数個
所切削(例えば階段状の側板)する場合について説明す
る。まず、切削工具10の左端からストッパー15の側面15
c間の長さが加工材2に加工する溝間の距離L(溝2aの
左端から溝2bの左端までの距離、又は溝2aの右端から溝
2bの右端までの距離)となるようストッパホルダ13の位
置を設定し、ノブボルト14でストッパホルダ13の位置を
固定する。設定後、ストッパー15を後方に回動させ、一
時退避させておく。
最初に溝入れする位置に墨線を入れ、墨線と切削工具
10の位置を合わせる。次に、ハンドル11を手前側に引き
ギヤケース7を前方に移動させる。一方の手で加工材2
を押え、もう一方の手でハンドル11を持ち、ギヤケース
7を下方へ揺動し、回転する切削工具10で加工材2の上
面を切削し、突出部22にボルト21が突き当たり下限位置
でギヤケース7が規制されたところで、押し下げた状態
のままギヤケース7を後方へスライドさせ、溝2aを加工
する。
次に、加工材2を右方向へ移動させ、溝2aがストッパ
ー15付近に達したところで、ストッパー15を前方に回動
させて溝2aに係合させ、ストッパー15の側面に溝2aの左
側面を突き当てる。これにより距離Lの間隔をおいて次
の溝入れ位置が設定されたことになる。以下、上記した
切削作業で溝加工する。以上の操作を繰り返すことによ
り、連続した一定間隔の溝入れが容易に行える。
さらに、切削工具10の幅より大きな幅の溝入れ作業を
行う場合がある。この場合は、一度切削工具10の幅分溝
を切削したあと、残りの溝幅分加工材2を移動し、もう
一度切削工具10で切削する。切削する際には、まず、ノ
ブボルト19を回し、ストッパー15とストッパー17との幅
Wを切削工具10の幅と同一になるよう設定する。そし
て、切削工具10の右端からストッパー17の側面17c間の
長さが加工材2に加工する溝間の距離L(溝の右端から
溝の右端までの距離)となるようストッパホルダ13を移
動させ、ノブボルト14によって固定する。ストッパー15
を加工材2の加工された溝2aに嵌合し、ストッパー17の
側面17cに溝2aの右側面を突き当て切削する(第1図
a)。次に、加工材2を右にずらし、ストッパー15の側
面15cに溝2aの左側面を突き当てる(第1図b)。これ
により、残りの溝幅に加工材2の位置が設定されたこと
になり、切削工具10の幅より大きな幅の溝入れを連続し
て行うことができる。
また、第5図及び第6図に示すように、ストッパー1
5、ストッパー17の下面形状を円弧状にすることによ
り、加工材2の溝高さが変化しても、確実に溝と嵌合さ
せることができる。
第7図及び第8図に示すように、ストッパー15を下げ
た状態をノブボルト等(図示せず)で固定することで、
溝入れ作業のみならず、長尺材を一定の長さで連続切断
する定寸切断作業を行うこともできる。
本発明では、ストッパー15を回動自在にし、ストッパ
ー15の当接部を凸状の円弧にして加工材2の溝に係合さ
せたが、第9図に示すように、フェンス3と平行になる
位置にストッパホルダ23を立設し、このストッパホルダ
23に加工材2の幅方向と同方向に延びたストッパー15を
上下移動に設け、ストッパー15の上下移動で加工材2の
溝に挿脱させることも可能である。この場合、ストッパ
ー15に回り止めを施すことが必要である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、切削工具で形成した加工材の溝に挿
脱自在なストッパーを設けたことにより、連続した一定
間隔の溝入れ作業が正確、容易にかつ敏速にでき、作業
時間の短縮が図れる。
また、墨入れ作業は最初に溝加工する個所に記すのみ
で、他の加工個所に墨入れをする手間が省け、大幅な作
業性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本発明となるスライド式切断機
の一実施例を示す正面図、第2図は第1図の側面図、第
3図は第2図のA−A線断面図、第4図はストッパーを
後方に回動させた状態を示す右側面図、第5図はストッ
パーが係合する溝が浅い場合の右側面図、第6図はスト
ッパーが係合する溝が深い場合の右側面図、第7図は定
寸切断作業時の正面図、第8図は第7図の右側面図、第
9図は他の実施例を示す右側面図、第10図は従来技術を
示す正面図である。 図において、1はテーブル、2は加工材、10は切削工
具、12はシャフト、13はストッパホルダ、14はノブボル
ト、15,17はストッパー、15aは当接部、15bは折り曲げ
部、15c,17cは側面、19はノブボルト。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工材を支持するテーブル上方に、ギヤケ
    ースをテーブル上面に向けて揺動し、かつテーブル上面
    に対し平行にスライド自在に設け、該ギヤケースにモー
    トルと該モートルにより回転する切削工具を装着したス
    ライド式切断機において、 前記テーブル側面から突出したシャフトにストッパホル
    ダを水平移動自在に嵌合させ、該ストッパホルダに前記
    切削工具で形成した加工材の溝に挿脱自在なストッパー
    を設け、前記ストッパーを重ね合わせた2つのストッパ
    ーで構成し、この2つのストッパー間の間隔を調整自在
    にしたことを特徴とするスライド式切断機の定寸切削装
    置。
  2. 【請求項2】前記加工材の溝に当接するストッパーの当
    接面の形状を凸状の円弧としたことを特徴とする請求項
    1記載のスライド式切断機の定寸切削装置。
  3. 【請求項3】前記ストッパーを固定手段により任意の位
    置で固定自在にしたことを特徴とする請求項1又は2記
    載のスライド式切断機の定寸切削装置。
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