JPH0796202B2 - バンドソーの送り装置 - Google Patents

バンドソーの送り装置

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JPH0796202B2
JPH0796202B2 JP5108732A JP10873293A JPH0796202B2 JP H0796202 B2 JPH0796202 B2 JP H0796202B2 JP 5108732 A JP5108732 A JP 5108732A JP 10873293 A JP10873293 A JP 10873293A JP H0796202 B2 JPH0796202 B2 JP H0796202B2
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JP
Japan
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ruler
band saw
surface plate
cut
feed roller
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JP5108732A
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Inventor
鑛市 菱田
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鑛市 菱田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バンドソーの送り装置
に関し、詳しくは、被切断材を手送りして切断するよう
に構成されたバンドソーにアタッチメントとして装着す
る送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型のバンドソーにおいては、被
切断材を手送りする方式のものが一般的であり、アタッ
チメントとして簡便に装着できる送り装置は提供されて
いなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、この種のバン
ドソーでは、被切断材の定規体への密着程度や送りスピ
ードが変動するため、切断品質がばらつき易く、作業性
が良くなかった。また、作業者の手が帯鋸に近づくこと
は非常に危険であり、安全性の面からも自動送りにする
ことが望ましい。なお、バンドソーに送り装置を備える
方法として、定規体の可動領域外に支柱を立てて送りロ
ーラを支持することも考えられるが、所望の強度及び精
度を満たすには改造が大がかりになる難点がある。
【0004】そこで、本発明は、手送り式のバンドソー
に簡便に装着できる送り装置を提供することを解決すべ
き技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、以下のよう
なバンドソーの送り装置を創出した。すなわち、本発明
は、定盤に対し上下方向に運動する帯鋸と、その定盤上
を移動して前記帯鋸との間隔を設定可能に形成された定
規体とを備え、前記定規体に沿って移送される被切断材
を切断するように構成されたバンドソーにアタッチメン
トとして装着する送り装置であって、前記定規体に沿わ
せる定規当て板を有しその定規当て板を前記定規体に取
付けた状態で前記定盤に載置され、その定規体に従動し
て定盤上を移動可能に形成された取付本体と、前記取付
本体に支持され、前記定盤に対し軸線を略平行に保って
離接移動可能に形成された送りローラと、前記取付本体
に設けられ、前記送りローラを前記定盤に接近する方向
に付勢するスプリングと、前記送りローラを回転させる
駆動モータとを備えて成ることを特徴としている。
【0006】
【作用】上記のように構成された送り装置をバンドソー
に設置するときは、バンドソーの定規体に定規当て板を
沿わせて取付けた状態にして取付本体を定盤に載置す
る。取付本体は定規体に従動して定盤上を移動し、支持
している送りローラを所定の位置で被切断材に当接させ
る。その送りローラは、スプリングにて定盤に接近する
方向に付勢され、かつ駆動モータにて駆動されて回転す
るから、被切断材を所定の方向に移送する。したがっ
て、定盤に取付け用のねじ穴等の追加加工は不要であ
り、送りローラを常に定規体の近傍で被切断材に当接さ
せるようにして送り装置をコンパクトで軽量な構成にす
ることが可能になる。なお、作業者は、被切断材の幅が
変化しても送りローラの位置に気を使う必要がなく、通
常通り定規体の位置調整をするだけで良いので、作業性
が向上する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図5を参照
して説明する。図1に示すように、バンドソー1は、フ
レーム2の略中央部に水平状に設けられた定盤3に対し
帯鋸4が上下方向に運動するようになっている。この帯
鋸4は無端状に形成されており、フレーム2内に備えら
れた駆動機構によって駆動され、定盤3を貫通して一方
向に回動する。定盤3上には、帯鋸4の側面と平行な当
接面5aを有する定規体5が帯鋸4に対して離接移動可
能に設けられ、この定規体5はラック・ピニオン式の間
隔調整機構6に連結されている。すなわち、間隔調整機
構6の操作ハンドル6aを回してピニオン(図示されな
い)を回動させると、定規体5が定盤3上を摺動し、帯
鋸4と定規体5との間隔を調節できるようになってい
る。上記のような基本構成を有するバンドソー1にアタ
ッチメントとして装着する送り装置7について次に説明
する。
【0008】送り装置7は、定盤3に載置された状態で
定規体5に固定される取付本体8と、被切断材を定盤3
に対し押圧しながら回転する送りローラ9と、送りロー
ラ9を駆動する駆動モータ10と、被切断材を定規面に
押し付けるための押付具20とを主体に構成される。
【0009】前記取付本体8は、図2及び図3に示すよ
うに、定盤3に対し垂直に配置されて定規体5の当接面
5aに当接するように形成された平板状の定規当て板8
aの後面8bにヒンジ11が取付けられ、かつ定規当て
板8aの頂部にL字状のクランプ12の一辺がボルト締
めされたものであり、クランプ12には定規体5を挟着
するための締付ねじ12aが設けられている。前記ヒン
ジ11の固定片11aは定規当て板8aに固着されてお
り、支持部11b回りに回動自在に形成された可動片1
1cには長穴11eが設けられ、固定片11aに立設さ
れたスタッド11dが長穴11eを貫通している。そし
て、図4に示すように、可動片11cとスタッド11d
の頭部との間に弾装されたスプリング14にて可動片1
1cが固定片11aに向けて付勢され、固定片11aに
は可動片11cを受けるクッションゴム15が取付けら
れている。
【0010】また、定規当て板8aの下端部及びヒンジ
11の固定片11aの下端部には回動自在な鋼球13が
それぞれ突設され、取付本体8が定規体5とともに定盤
3上を移動するときに、これらの鋼球13が取付本体8
を支持しながら定盤3上を転動するように構成されてい
る。
【0011】前記ヒンジ11の可動片11cには、図3
に示すように、長手方向に延びるスリット16bを有す
る筒部16が立設され、筒部16内にねじ軸16aが軸
線回りに回動自在に取付けられている。この筒部16に
は、支持体18aが摺動自在に嵌め込まれるとともに、
昇降基部18が摺動自在に外嵌されていて、ねじ軸16
aと螺合した支持体18aと昇降基部18とはスリット
16bを通るアーム部(図示されない)にて一体に結合
している。従って、ねじ軸16aの上端部に取付けられ
たハンドル17を回すと、ねじ軸16aの回動に伴って
昇降基部18が筒部16に沿って昇降動する。
【0012】前記昇降基部18からは、定盤3に対して
軸線が平行になる状態で駆動軸10aが突出し、その軸
端には外周部に滑り止め溝が設けられているゴム製の送
りローラ9が装着されている。なお、送りローラ9は駆
動軸10a上で軸方向の取付け位置調整が可能に形成さ
れている。この駆動軸10aは昇降基部18に取り付け
られた減速機構10bを介して駆動モータ10に連結さ
れている。
【0013】次に、前記押付具20について説明する。
図2及び図3に示すように、平板状の補助ベース21に
は略コ字状の取付部22が設けられ、定盤3の縁部を挟
んだ状態の取付部22に対して蝶ボルト22aをねじ込
むことで補助ベース21を固定できるようになってい
る。補助ベース21に摺動可能に載置される細長板状の
押付具本体23は、補助ベース21に突設された回り止
めピン21aが押付具本体23の長穴23aに挿通され
た状態で、蝶ボルト24にて補助ベース21に締めつけ
られ、定盤3上の所望の位置に固定される。押付具本体
23の先端には回動アーム23bが回動自在に軸支さ
れ、回動アーム23bの先端には円板状の押えローラ2
3cが軸支され、回動アーム23bの後端と押付具本体
23との間に装着されたスプリング23dにて、図2に
示す反時計回転方向に回動アーム23bが付勢されてい
る。従って、押えローラ23cはスプリング23dのば
ね力にて被切断材W(図2に想像線で示す)を定規面に
密着するように押し付けることができる。さらに、補助
ベース21の上面には、回動自在に形成された円筒状の
返却ローラ25が送りローラ9と互いの軸線が平行にな
る姿勢に備えられている。
【0014】また、図1に示すように、前記フレーム2
の外面には、駆動モータ10の起動停止用のスイッチ
が取付けられている。スイッチ30の取付板26は、
図5に示すように、長方形に形成されており、その3辺
にはU字状の切欠26aが各辺に対して直角方向に形成
されている。従って、この取付板26をフレーム2に取
付けるときには、フレーム2から頭部を浮かせた状態の
ビス26bに対していずれかの切欠26aを挿通させれ
ばよいから、取付けスペースに制約をうけるときでも装
着方向を選ぶことによって、容易かつ迅速に取付けるこ
とができる。
【0015】上記のように構成された送り装置7の作用
について説明する。送り装置7をバンドソー1に装着す
るには、取付本体8を定盤3に載置してクランプ12に
て定規体5に固定し、押付具20の補助ベース21を蝶
ボルト22aにて定盤3の縁部に固定し、さらに、スイ
ッチ30をフレーム2の外面の適宜位置に取付ける。そ
して、間隔調整機構6の操作ハンドル6aを回して定規
体5とともに取付本体8を移動させ、定規当て板8aの
位置決めをして被切断材Wの切断幅を設定する。このと
き、鋼球13が取付本体8を支持しながら定盤3上を転
動するから操作が比較的軽く、しかも定規体5の位置決
め精度によって定規面(定規当て板8aの前面8c)の
位置精度が保たれる。また、被切断材Wの板厚に応じて
ハンドル17を回して送りローラ9の高さ設定を行い、
被切断材Wの幅に応じて押付具本体23を進退移動させ
て押付具20の位置調整を行う。
【0016】さて、図2に示す状態において、被切断材
Wの前端部で押えローラ23cを押し退けるようにして
被切断材Wを定盤3の前方(図示上方)に送ると、回動
アーム23bは、スプリング23dにて反時計回転方向
の付勢力を受け、押えローラ23cを介して被切断材W
を定規当て板8aに押しつける。そして、帯鋸4が被切
断材Wを切断し始めると、被切断材Wの前端部が送りロ
ーラ9の真下に進み、送りローラ9が被切断材Wを押圧
しながら回転して被切断材Wを前方に移送する。この送
りローラ9は、ヒンジ11の支持部11bを回動中心と
して上下動可能に構成され、かつスプリング14にて下
方に付勢されているから、被切断材Wの板厚変動に対す
る許容度が大きくなっている。また、被切断材Wの切断
が終了近くなっても、帯鋸4に近接させて設置した押え
ローラ23cが被切断材Wの後端部を定規当て板8aに
押しつけているから、被切断材Wの切断品質が保たれる
とともに、作業者が帯鋸4に手を近づけ過ぎてしまうと
いうような危険性が回避される。
【0017】こうして、切断が終了した被切断材Wを再
度切断するときには、バンドソー1の機側に立った作業
者が被切断材Wの一端を返却ローラ25に載せて手で押
すことによって、返却ローラ25がころとして働き、被
切断材Wを反対側に送り戻すことができる。
【0018】以上説明したように本実施例の送り装置7
は、バンドソー1の既存の定規体5に取付本体8を取付
けるため定規面の位置決めが容易、かつ正確にできる。
さらに、定盤3に当接する鋼球13が送り装置7を支持
しているため、定規体5に過大な外力が掛かることが防
がれている。また、取付本体8の前面8c、すなわち、
定規面の近傍で送りローラ9を回動させて切断材Wを送
、かつ定規体5に従動して送り装置7が定盤3上を移
動するように構成したから、装置全体がコンパクトであ
る。また、押付具20にて被切断材Wを定規面に対して
押し付けているから、被切断材Wが定規面に沿って移送
され易く、加工精度が均一に維持され、かつ作業者の手
が不用意に帯鋸4に近接するのを避けることができる。
さらに、返却ローラ25を設けてあるから同一の被切断
材Wを繰り返して切断する際、作業者が被切断材Wを手
で持って往復移動しなくて済み、被切断材Wを切断前の
位置に戻す作業が極めて楽になる。
【0019】
【発明の効果】従って、本発明のバンドソーの送り装置
は、既存の手送り式のバンドソーに簡便に装着できるも
のであり、被切断材の切断品質のばらつきが少なくなる
とともに、作業効率が向上するという効果がある。ま
た、自動送り式にすることで作業の安全性向上に寄与で
きるという効果がある。なお、本発明の送り装置はコン
パクトで取付けが容易であるから適用範囲が広く、定規
体と共に送りローラが移動するので使い勝手が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の送り装置及びバンドソーの斜視図であ
る。
【図2】実施例の送り装置の平面図である。
【図3】実施例の送り装置の側面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】実施例の送り装置に用いるスイッチ及び取付板
の斜視図である。
【符号の説明】 1 バンドソー 3 定盤 4 帯鋸 5 定規体 7 送り装置 8 取付本体 9 送りローラ 12 クランプ 10 駆動モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定盤に対し上下方向に運動する帯鋸と、
    その定盤上を移動して前記帯鋸との間隔を設定可能に形
    成された定規体とを備え、前記定規体に沿って移送され
    る被切断材を切断するように構成されたバンドソーにア
    タッチメントとして装着する送り装置であって、前記定規体に沿わせる定規当て板を有しその定規当て板
    を前記定規体に取付けた状態で前記定盤に載置され、そ
    の定規体に従動して定盤上を移動可能 に形成された取付
    本体と、前記取付本体に支持され、前記定盤に対し軸線
    を略平行に保って離接移動可能に形成された送りローラ
    と、前記取付本体に設けられ、前記送りローラを前記定
    盤に接近する方向に付勢するスプリングと、前記送りロ
    ーラを回転させる駆動モータとを備えて成るバンドソー
    の送り装置。
JP5108732A 1993-03-16 1993-03-16 バンドソーの送り装置 Expired - Lifetime JPH0796202B2 (ja)

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JPH06270102A JPH06270102A (ja) 1994-09-27
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104290143A (zh) * 2014-10-14 2015-01-21 浙江安吉双虎竹木业有限公司 一种新型木板开片机结构

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