JPS588483Y2 - 超仕上鉋盤における往復切削装置 - Google Patents
超仕上鉋盤における往復切削装置Info
- Publication number
- JPS588483Y2 JPS588483Y2 JP1977174422U JP17442277U JPS588483Y2 JP S588483 Y2 JPS588483 Y2 JP S588483Y2 JP 1977174422 U JP1977174422 U JP 1977174422U JP 17442277 U JP17442277 U JP 17442277U JP S588483 Y2 JPS588483 Y2 JP S588483Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- knife stock
- slope
- knife
- cutting
- stock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
従来、往復切削装置として図面第1図に示すようなもの
があったが、このものは刃口金98’、9b′の高さを
切削の基準である送材テーブル2′の面より高い範囲で
上下動して切削厚さの設定を行なうため、以下述べるよ
うな欠点を免れ得ない。
があったが、このものは刃口金98’、9b′の高さを
切削の基準である送材テーブル2′の面より高い範囲で
上下動して切削厚さの設定を行なうため、以下述べるよ
うな欠点を免れ得ない。
即わち、材料の通過に際して被切削側の刃物6b′の刃
先は第2図に示すようにその弾力によって下方へ沈むが
、刃口金9b’は固定保持されているため、材料Mの切
削面がこの刃口金9b’の先端部mに接触し、損傷を受
けることになるのである。
先は第2図に示すようにその弾力によって下方へ沈むが
、刃口金9b’は固定保持されているため、材料Mの切
削面がこの刃口金9b’の先端部mに接触し、損傷を受
けることになるのである。
そこで、上記欠点に対処すべく被切削側の鉋刃を送材面
から退避させる往復切削装置が考案されているが、何れ
も鉋刃を切削位置と退避位置へ交番的に位置付けするに
積極的な作動手段が講じられているため、構造が煩雑と
なり故障を発生し易く、保守も容易ではない欠点を有し
た。
から退避させる往復切削装置が考案されているが、何れ
も鉋刃を切削位置と退避位置へ交番的に位置付けするに
積極的な作動手段が講じられているため、構造が煩雑と
なり故障を発生し易く、保守も容易ではない欠点を有し
た。
加えて、鉋刃を保持するナイフストックをテーブルから
簡単に引き出すことができないため、迅速に作業を行な
う上で支障を来たすものであった。
簡単に引き出すことができないため、迅速に作業を行な
う上で支障を来たすものであった。
本考案は上記した欠点に鑑みてなされたもので、テーブ
ルの凹陥孔に抜差可能に装着したナイフストックにおい
て、該ナイフストックにおける前後方向の底面中央部に
支点を係合させて、前後端を上下方向に揺動自在とする
と共に、上記ナイフストックの上面部にその中央から前
後両側へ及ぶに従って僅かに低くなる前方傾斜の勾配面
および後方傾斜の勾配面を設け、かつ上記勾配面にその
傾斜方向に向けた鉋刃の刃先を各別に突設するようにし
、さらに前記ナイフストックの前後端にはその揺動範囲
を規制するストッパーを対配し、このストッパーによっ
て少くとも両方の刃先が同時にテーブル面に臨むように
ナイフストックの揺動範囲を規制することによって、何
ら特別な手段を用いることなく自動往復切削を可能なら
しめたものである。
ルの凹陥孔に抜差可能に装着したナイフストックにおい
て、該ナイフストックにおける前後方向の底面中央部に
支点を係合させて、前後端を上下方向に揺動自在とする
と共に、上記ナイフストックの上面部にその中央から前
後両側へ及ぶに従って僅かに低くなる前方傾斜の勾配面
および後方傾斜の勾配面を設け、かつ上記勾配面にその
傾斜方向に向けた鉋刃の刃先を各別に突設するようにし
、さらに前記ナイフストックの前後端にはその揺動範囲
を規制するストッパーを対配し、このストッパーによっ
て少くとも両方の刃先が同時にテーブル面に臨むように
ナイフストックの揺動範囲を規制することによって、何
ら特別な手段を用いることなく自動往復切削を可能なら
しめたものである。
本考案である超仕上鉋盤における往復切削装置の一実施
例を添付図面に付いて説明すると、1は超仕上鉋盤のフ
レーム、2はフレーム1の上部に設けた送材テーブル、
3は送材テーブル2の中央部に旋回調節自在に嵌合した
旋回台で、上部の送材面を送材テーブル面と一致させで
ある。
例を添付図面に付いて説明すると、1は超仕上鉋盤のフ
レーム、2はフレーム1の上部に設けた送材テーブル、
3は送材テーブル2の中央部に旋回調節自在に嵌合した
旋回台で、上部の送材面を送材テーブル面と一致させで
ある。
4は旋回台3の中央部に設けた凹陥溝で、前側と後側の
上部に夫々受縁a、aを形成し、下部に台座す、bを形
成しである。
上部に夫々受縁a、aを形成し、下部に台座す、bを形
成しである。
5は凹陥溝4に抜差自在に挿嵌したナイフストックで、
その上面部にその中央から前側へ及ぶに従って僅かに低
くなる前方傾斜の勾配面5aと中央から後側へ及ぶに従
って僅かに低くなる後方傾斜の勾配面5bを形成する。
その上面部にその中央から前側へ及ぶに従って僅かに低
くなる前方傾斜の勾配面5aと中央から後側へ及ぶに従
って僅かに低くなる後方傾斜の勾配面5bを形成する。
6aおよび6bは表刃と裏刃からなる釣力で、ナイフス
トック5の内側部に形成した互いに逆勾配の傾斜面7,
7に反対向きにしてボルト締めされており、前記した前
方傾斜の勾配面5aには前方へ向けた釣力6aの刃先6
a’が突出され、また−前後方傾斜の勾配面5bには後
方へ向けた釣力6bの刃先6bが突出される。
トック5の内側部に形成した互いに逆勾配の傾斜面7,
7に反対向きにしてボルト締めされており、前記した前
方傾斜の勾配面5aには前方へ向けた釣力6aの刃先6
a’が突出され、また−前後方傾斜の勾配面5bには後
方へ向けた釣力6bの刃先6bが突出される。
8・・・・・・は釣力6a、6bの下辺に係合した押し
ねじで、刃先の突出寸法を決定する。
ねじで、刃先の突出寸法を決定する。
9a、9bは釣力6a、6bに対設した刃口金で、−側
の根部をねじ10・・・・・・によりナイフストックの
段部11,11に固定し、先端部を中央部の薄肉部によ
り可動できるように構成し、該先端部と上記刃先6 a
’、6 b’との間に刃口Cを形成する。
の根部をねじ10・・・・・・によりナイフストックの
段部11,11に固定し、先端部を中央部の薄肉部によ
り可動できるように構成し、該先端部と上記刃先6 a
’、6 b’との間に刃口Cを形成する。
12.12は刃口金93.9 bの先端部とナイフスト
ック5の段部との間に介装したテーパー金で、先端部を
上下方向において微動調節し、加工材料の切削寸法を設
定する。
ック5の段部との間に介装したテーパー金で、先端部を
上下方向において微動調節し、加工材料の切削寸法を設
定する。
13.13はテーパー金12.12を作動させる調整ね
し、14・・・・・・はナイフストック5における前後
方向の底面中央部でその両側(図には一方しか示してい
ない)に係合したボルト等の支点で上記ナイフストック
5を凹陥溝4内において揺動自在に支持し、併わせてナ
イフストック中央上面を送材テーブル2面と同じ高さの
基準面eに合致させる。
し、14・・・・・・はナイフストック5における前後
方向の底面中央部でその両側(図には一方しか示してい
ない)に係合したボルト等の支点で上記ナイフストック
5を凹陥溝4内において揺動自在に支持し、併わせてナ
イフストック中央上面を送材テーブル2面と同じ高さの
基準面eに合致させる。
15 a・・・・・・、および15 b・・・・・・は
ナイフストック5の下面前部と下面後部に当接したボル
ト等のストッパーで刃口金93,9bの先端を基準面e
内に没入させ、且刃先6 a 、6 bを基準面eから
突出させる範囲で、ナイフストック5の揺動量を設定す
る。
ナイフストック5の下面前部と下面後部に当接したボル
ト等のストッパーで刃口金93,9bの先端を基準面e
内に没入させ、且刃先6 a 、6 bを基準面eから
突出させる範囲で、ナイフストック5の揺動量を設定す
る。
16は送材テーブル2に対応させて上部に配設した無端
ベルト式の送材装置で、これら送材テーブル2と送材装
置16との間に送材路Aを形成する。
ベルト式の送材装置で、これら送材テーブル2と送材装
置16との間に送材路Aを形成する。
17は送材路Aにおけるナイフストック5の前方に配設
した給送材の終端検出スイッチで、このスイッチの検出
信号をタイマー(図示せず)を介して送材装置16を駆
動する可逆モータ18に伝達し、可逆モータ18を正逆
回転させて材料Mを送材テーブル2上において往復移送
させる。
した給送材の終端検出スイッチで、このスイッチの検出
信号をタイマー(図示せず)を介して送材装置16を駆
動する可逆モータ18に伝達し、可逆モータ18を正逆
回転させて材料Mを送材テーブル2上において往復移送
させる。
19は送材装置16を昇降調節して送材路間隔を材料厚
に適合させる昇降調整機構である。
に適合させる昇降調整機構である。
このように本考案においては、ナイフストック5の中心
下部を支点として揺動させ、刃口金9a。
下部を支点として揺動させ、刃口金9a。
9bだけを交互にテーブル送材面即わち基準面e内に没
入させるようにしたもので、該刃口金より切削寸法だけ
高さの高い釣力6a、6bの刃先6a′、6b′はナイ
フストック5の揺動運動にあってもなお同時に基準面e
上に設定されることを要件とする。
入させるようにしたもので、該刃口金より切削寸法だけ
高さの高い釣力6a、6bの刃先6a′、6b′はナイ
フストック5の揺動運動にあってもなお同時に基準面e
上に設定されることを要件とする。
本考案に係る装置の一実施例は上記のように構成されて
いるから、送材路Aの間隔を材料Mの厚さに適合させる
と共に、送材装置16を正回転した後材料を図面第5図
に矢印で示す方向に向って移送すれば、材料は右向きの
釣力6aに係合し、下面を所定の厚さをもって切削され
るのである。
いるから、送材路Aの間隔を材料Mの厚さに適合させる
と共に、送材装置16を正回転した後材料を図面第5図
に矢印で示す方向に向って移送すれば、材料は右向きの
釣力6aに係合し、下面を所定の厚さをもって切削され
るのである。
この際ナイフストック5は材料の切削力によって支点1
3・・・・・・を中心に左方へ揺動し、左向きの釣力6
bに対設した刃口金9bの先端を基準面e内に没入させ
るから、釣力6aによって切削された材料面が、この刃
口金9bに接触することはないのである。
3・・・・・・を中心に左方へ揺動し、左向きの釣力6
bに対設した刃口金9bの先端を基準面e内に没入させ
るから、釣力6aによって切削された材料面が、この刃
口金9bに接触することはないのである。
又、右向きの釣力6aによる切削が完了して送材装置1
6が逆方向へ回転され、材料がナイフストック5の左方
から移送されて来るとき、ナイフストックは依然として
第5図のように換向されているが材料は基準面eから僅
かに突出している左向きの釣力6bの刃先6b’に掛っ
て切削を開始され、その切削力によりナイフストック5
を第6図に示すように揺動させるから、材料はこの釣力
6bにより所定の厚さをもって仕上切削を旋されるので
ある。
6が逆方向へ回転され、材料がナイフストック5の左方
から移送されて来るとき、ナイフストックは依然として
第5図のように換向されているが材料は基準面eから僅
かに突出している左向きの釣力6bの刃先6b’に掛っ
て切削を開始され、その切削力によりナイフストック5
を第6図に示すように揺動させるから、材料はこの釣力
6bにより所定の厚さをもって仕上切削を旋されるので
ある。
又ナイフストックの揺動の際に右向きの釣力6aに対配
した刃口金9aを基準面e内に没入させるから、釣力6
bによって仕上加工された材料面に刃口金が接触するこ
とがなく、円滑に互いに逆向きの釣力による往復切削作
業が遂行されるのである。
した刃口金9aを基準面e内に没入させるから、釣力6
bによって仕上加工された材料面に刃口金が接触するこ
とがなく、円滑に互いに逆向きの釣力による往復切削作
業が遂行されるのである。
このように本考案によれば、何ら特別な刃先の押上手段
、退避手段を用いることなく往復切削作業を行なうこと
ができる特徴を有するものであり、しかも凹陥溝に対し
てナイフストックを簡単に着脱できるように構成したか
ら作業上においても便利に使用できる超仕上鉋盤におけ
る往復切削装置として極めて大めて大きな効果を発揮す
るものである。
、退避手段を用いることなく往復切削作業を行なうこと
ができる特徴を有するものであり、しかも凹陥溝に対し
てナイフストックを簡単に着脱できるように構成したか
ら作業上においても便利に使用できる超仕上鉋盤におけ
る往復切削装置として極めて大めて大きな効果を発揮す
るものである。
第1図は従来の往復切削装置の構造を示す縦断側面図、
第2図は同じく切削状態を示す説明図、第3図は本考案
の往復切削装置を施えた超仕上鉋盤の側面図、第4図は
本考案の往復切削装置の構造を示す縦断側面図、第5図
及び第6図は切削状態を示す説明図で゛ある。
第2図は同じく切削状態を示す説明図、第3図は本考案
の往復切削装置を施えた超仕上鉋盤の側面図、第4図は
本考案の往復切削装置の構造を示す縦断側面図、第5図
及び第6図は切削状態を示す説明図で゛ある。
Claims (1)
- テーブル2の凹陥溝4に抜差可能に装着したナイフスト
ック5において、該ナイフストック5における前後方向
の底面中央に支点14を係合させて、前後端を上下方向
に摺動自在とすると共に、上記ナイフストック5の上面
部にその中央から前側へ及ぶに従って僅かに低くなる前
方傾斜の勾配面5aと後側へ及ぶに従って低くなる後方
傾斜の勾配面5bを設け、かつ前記前方傾斜の勾配面5
aに前方へ向けた鉋刃6aの刃先を、また後方傾斜の勾
配面5bに後方へ向けた鉋刃6bの刃先をそれぞれ突設
すると共に、前記ナイフストック5の前後端にその揺動
範囲を規制するストッパー15aおよび15bを各別に
対設し、これらストッパーによって少くとも両方の刃先
が同時にテーブル2面上に存在するようにナイフストッ
ク5の揺動範囲を設定したことを特徴とする超仕上鉋盤
における往復切削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977174422U JPS588483Y2 (ja) | 1977-12-24 | 1977-12-24 | 超仕上鉋盤における往復切削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977174422U JPS588483Y2 (ja) | 1977-12-24 | 1977-12-24 | 超仕上鉋盤における往復切削装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5498697U JPS5498697U (ja) | 1979-07-12 |
JPS588483Y2 true JPS588483Y2 (ja) | 1983-02-16 |
Family
ID=29181023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977174422U Expired JPS588483Y2 (ja) | 1977-12-24 | 1977-12-24 | 超仕上鉋盤における往復切削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS588483Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5139295B2 (ja) * | 1973-03-23 | 1976-10-27 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5139295U (ja) * | 1974-09-19 | 1976-03-24 |
-
1977
- 1977-12-24 JP JP1977174422U patent/JPS588483Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5139295B2 (ja) * | 1973-03-23 | 1976-10-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5498697U (ja) | 1979-07-12 |
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