JP2799620B2 - 舗 石 - Google Patents

舗 石

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JP2799620B2
JP2799620B2 JP9769390A JP9769390A JP2799620B2 JP 2799620 B2 JP2799620 B2 JP 2799620B2 JP 9769390 A JP9769390 A JP 9769390A JP 9769390 A JP9769390 A JP 9769390A JP 2799620 B2 JP2799620 B2 JP 2799620B2
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concrete
heat
cement material
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ceramic layer
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実 畑
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ケイコン株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は舗道に敷き詰められる舗石に関し、更に詳し
くは表面に釉薬を塗って、これを焼成し、舗石表面にセ
ラミックス層を形成して舗石の外観を美麗にすると同時
に耐久性を向上した舗石に関する。
(従来の技術) 舗道に敷き詰められる舗石は、周囲形状を方形とする
ものの他、近年、周囲形状を波形としたり、あるいは幾
何学的な形状としているのが多くなっている。このよう
に、周囲形状を工夫すると、舗道の雰囲気が変わり、町
並を楽しく歩行ができるものとなる。
近年、舗石の表面に彩色を施して(以下、カラー舗石
という)一層歩行者に楽しい雰囲気を与えるように工夫
されて来ている。
従来のカラー舗石は、第4図に示すように、下側の厚
手となった基礎コンクリート部分1の上に、顔料を混入
させた薄手のカラーコンクリート部分2を構成してなっ
ている。このように、基礎コンクリート部分1とカラー
コンクリート部分2とに区分するのは、全体をカラーコ
ンクリート部分とすると、高コストとなるからである。
昨今、カラーコンクリート部分2の表面を一層美麗と
するため、該表面を研摩仕上げしたりあるいは表面に透
明な硬化塗料を塗ったりした舗石が提案されている。こ
のような処理を施された舗石は表面に光沢が出て、外観
が一層美麗なものとなる。
(発明が解決しようとする課題) ところが、表面を研摩仕上げしたりあるいは表面に硬
化塗料を塗ったものでは、表面の強度が低く、短時間で
摩滅して光沢を無くしてしまう。
そこで、舗石の表面にセラミックス層を形成すること
が提案されている。表面にセラミックス層を形成するに
は、舗石の表面に釉薬を塗ってこれを焼成すると良い
が、コンクリートに使用されている通常のセメントは耐
熱性が悪く、焼成の際に該コンクリートが加熱されて強
度が低下してしまう。
本発明者等は、高炉スラグ、フェロアロイスラグ、金
属マグネシウムスラグ等の各種冶金スラグを使用して耐
熱性のセメント材を得る技術を開発した。(特公平1−
212258号公報参照) この金属スラグの使用したセメント材は、溶融時の金
属スラグにボロン成分を添加し、これも冷却して結晶質
(これをボロン成分含有水硬性スラグという)とし、こ
のボロン成分含有水硬性スラグを粉砕して粉末を得るも
のである。そして、このボロン成分含有水硬性スラグの
粉末に活性シリカをを混合させたものをセメント材とし
て用いるものである。(以下、このようにして得られた
セメント材を耐熱性セメント材という) 本発明の目的は、前記耐熱性セメント材を利用して、
表面に光沢があると同時に耐久性の向上した舗石を提供
せんとするにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の特徴とするところは、厚手の基礎コンクリー
ト部分の上側に耐熱性セメント材によって固化された薄
手のコンクリート部分を成形し、該薄手のコンクリート
部分の表面に釉薬を焼成してなるセラミックス層を設け
たところにある。
(実施例) 以下に、本発明の実施例を図を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例になる舗石の平面図、第2
図は第1図のA−A断面図である。
本発明になる舗石11は、下側の厚手となった基礎コン
クリート部分12の上に、顔料を混入させた薄手の上側コ
ンクリート部分13を構成してなっている。この実施例で
は、上側コンクリート部分13はカラーコンクリートとな
っており、前記耐熱性セメント材及び顔料を使用して水
と一緒に骨材を成形固化させたものであり、その表面に
はセラミックス層14が形成されている。
上記本発明になる舗石の製造は、以下のようにして行
なわれる。
第3図の(イ)に示されるように、舗石を成形する型
枠21の下側に骨材とセメント材(このセメント材として
は前記耐熱性のセメント材でも良いし、通常のポルトラ
ンドセメント材等でも良い)を水と共に混合させた生コ
ンクリート22を投入配置し、次いで第3図の(ロ)に示
されるように、前記生コンクリート22の上側に骨材と耐
熱性セメント材と顔料とを水と共に混合させた生コンク
リート23と投入配置する。ここで、顔料は耐熱性の顔料
の方が望ましい。そして、振動をかけて型枠21に投入さ
れたコンクリートを締め固め、所定時間経過させて固化
させて舗石コンクリートの半製品を得る。尚、この固化
工程においては、必要に応じて蒸気養生等の通常のコン
クリート製品の固化工程に採用される工程を付加しても
良い。
上記工程で成形された半製品の舗石コンクリートは第
3図の(ハ)に示すように、下側が基礎コンクリート部
分12となっており、上側コンクリート部分13がカラーコ
ンクリートとなっている。そして、上側コンクリート部
分13の表面に釉薬を塗布してこれをバーナ24で焼成しセ
ラミックス層14とする。
以上は本発明の一実施例であって、本発明は上記実施
例に限定されるものではない。
例えば、耐熱性セメント材を使用した上側コンクリー
ト部分を無着色とし、その上に耐熱性顔料の混合された
釉薬を塗布して焼成する構造とすることも本発明の実施
例である。
又、耐熱性セメント材を使用した上側コンクリート部
分を無着色とし、その上に釉薬を塗布して焼成する構造
とすることも本発明の実施例である。
(発明の効果) 以上に説明したように、本発明によると、舗石の表面
に光沢が生じて美麗に仕上がると同時にセラミックス層
があるので耐久性も向上するものとなる。
顔料によってカラーを施した舗石では、一層美麗なも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す舗石の平面図、第2図
は第1図のA−A断面図、第3図(イ)、(ロ)、
(ハ)は本発明の一実施例になる舗石の製造工程を説明
するための概略断面図である。第4図は従来公知の舗石
を示す断面図である。 11:舗石、12:基礎コンクリート部分 13:上側コンクリート部分 14:セラミックス層

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下側の厚手の基礎コンクリート部分と、耐
    熱性セメント材によって固化された上側の薄手のカラー
    コンクリート部分と、該カラーコンクリート部分の表面
    に形成された釉薬を焼成してなるセラミックス層とから
    なることを特徴とする舗石。
  2. 【請求項2】下側の厚手の基礎コンクリート部分と、耐
    熱性セメント材によって固化された上側の薄手の無着色
    コンクリート部分と、該無着色コンクリート部分の表面
    に形成された耐熱性顔料を混合した釉薬を焼成してなる
    カラーセラミックス層とからなることを特徴とする舗
    石。
  3. 【請求項3】下側の厚手の基礎コンクリート部分と、耐
    熱性セメント材によって固化された上側の薄手のコンク
    リート部分と、該コンクリート部分の表面に形成された
    釉薬を焼成してなるセラミックス層とからなることを特
    徴とする舗石。
JP9769390A 1990-04-16 1990-04-16 舗 石 Expired - Lifetime JP2799620B2 (ja)

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JP2900848B2 (ja) * 1995-07-28 1999-06-02 前田製管株式会社 マンホール蓋用装飾リングの製造方法

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