JP2799496B2 - Dv線引留具 - Google Patents

Dv線引留具

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JP2799496B2 JP8056973A JP5697396A JP2799496B2 JP 2799496 B2 JP2799496 B2 JP 2799496B2 JP 8056973 A JP8056973 A JP 8056973A JP 5697396 A JP5697396 A JP 5697396A JP 2799496 B2 JP2799496 B2 JP 2799496B2
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賢一 鷲野
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近畿電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DV線を線径の太
細に拘わらず確実に固定した状態に引き留めさせるDV
線引留具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のDV線引留具で、図9に
示すように基体101の両側面の長手方向に対称位置さ
せて軸部102,102′,103,103′,10
4,104′を突設し、これらの各軸部にはそれぞれ一
対毎に互いに反対向きに庇部105,105′,10
6,106′107,107′を設けることにより電線
挟持溝108,108′,109,109′,110,
110′を形成し、さらに基体101の長手方向の一端
にねじ部111を備えた固定軸部112を突出させ、ね
じ部111に締付ナット113を螺合させるようにした
ものが例えば、出願人の出願に係わる特開平7−298
464号公報記載のように知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のDV
線引留具は、DV線114,114を電線挟持溝11
0,110′から引き入れて蛇行させ、電線挟持溝10
9,109′を経て電線挟持溝108,108′に摺接
させた状態で、締付ナット113を締め付けて引き留め
を固定させるようにしている。しかしながら、このDV
線引留具は太径のDV線が兼用して引き留められるよう
に各電線挟持部の溝巾が広巾に形成されており、このた
めに細径のDV線の引き留めに使用したときは各電線挟
持溝内でDV線が固定されずに滑ってずれを起こし、絶
縁被覆を擦傷させたりすることがあった。そこで本発明
は、基体に太径のDV線を受け入れて蛇行させる広巾の
電線受入溝と電線挟持溝の組と、細径のDV線を受け入
れて蛇行させる細巾の電線受入溝と電線挟持溝の組とを
設けて、これらをDV線の線径の太細に応じて使い分け
るようにすることで前記従来技術にみられる問題を解決
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明に係わるDV線引留具は、左右両側面が長方
形をなす基体の長手方向一端にねじ溝を備えた固定軸部
を突設して前記ねじ溝に締付ナットを螺合すると共に、
該基体の長手方向他端に基体端面より広い面積で方形板
状をなす電線受入部を設けて該電線受入部の左右両側寄
りで上下端縁の一方に太径のDV線を受け入れさせる広
巾電線受入溝を左右一対に設けると共に、前記上下端縁
の他方に細径のDV線を受け入れさせる細巾電線受入溝
を左右一対に設け、前記基体の左右両側面に対称位置さ
せて縦長楕円形の台部を複数対突出させ、該各台部の側
壁面に前記広巾電線受入溝又は細巾電線受入溝から受け
入れた太径又は細径のDV線を蛇行させて挟持させる広
巾電線挟持溝と細巾電線挟持溝を設け、前記広巾電線受
入溝又は細巾電線受入溝から受け入れて広巾電線挟持溝
又は細巾電線挟持溝に蛇行状に挟持させたDV線を前記
締付ナットの締め付けで引き留めるようにした。
【0005】また、基体の両側面に隣接して突設する台
部の位置を交互に違えることで、各広細巾の電線挟持溝
に挟持させるDV線の蛇行波形に高低差を持たせたり、
波形のピッチを狭めて挟持させた状態で、DV線の固定
を高めるようにした。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係わるDV線引留
具の実施の形態を図面と共に説明する。図において、1
はDV線引留具の基体であり、平行面に形成した左右両
側面を横に長い長方形として、長手方向一端にねじ溝2
を備えさせた固定軸部3を突設して前記ねじ溝2に締付
ナット4を螺合させる。また、基体1の長手方向他端に
該基体1の端面より広い面積で方形板状をなす電線受入
部5を設けて、該電線受入部5の左右両側寄りで上下端
縁の一方に太径のDV線を受け入れさせる半円形断面の
広巾電線受入溝6,6′を左右一対に設けると共に、前
記上下端縁の他方に細径のDV線を受け入れさせる細巾
電線受入溝6a,6a′を左右一対に設ける。
【0007】さらに、前記基体1の左右両側面に縦長楕
円形の台部7,7′,8,8′を突出させてこれらの各
台部7,7′,8,8′の側壁面に前記広巾電線受入溝
6,6′又は細巾電線受入溝6a,6a′から受け入れ
た太径または細径のDV線を蛇行させて挟持させる広巾
電線挟持溝9,9′,10,10′と細巾電線挟持溝9
a,9a′,10a,10a′を設ける。
【0008】次にこのように構成した本発明に係わるD
V線引留具の使用について説明する。固定軸部3に設け
た通孔11に係合させた係止金具12の先端を図5及び
図6に示すように腕木13に固着した環杆14に係止さ
せる。図5は太径のDV線15,15を引き留める使用
例であり、基体1に設けた電線受入部5の広巾電線受入
溝6,6′を上向きにした状態で、太径のDV線15,
15を基体1の他端側の広巾電線受入溝6,6′から受
け入れ、蛇行させて下向きの広巾電線挟持溝10,1
0′に摺接させてから引き上げ、広巾電線挟持溝9,
9′に摺接させた状態で締付ナット4を締め付けて引き
留め固定させる。
【0009】図6は細径のDV線を引き留める使用例で
あり、基体1の電線受入部5の細巾電線受入溝6a,6
a′が上向きにした状態で細径のDV線15a,15a
を巻き着けた状態を示すもので、基体1の他端側の細巾
電線受入溝6a,6a′から細径のDV線15a,15
aを受け入れ、以下図5で説明したのと同じようにして
引き留め固定する。このように細径のDV線15a,1
5aの引き留めの場合も、細巾電線受入溝6a,6a′
細巾電線挟持溝9a,9a′,10a,10a′が細巾
に形成されていることで、DV線15a,15aが滑っ
てずれを起こしたりすることなくしっかりと引き留め固
定させることができる。
【0010】また、前記各台部7,7′,8,8′によ
り形成された広巾電線挟持溝9,9′,10,10′及
び細巾電線挟持溝9a,9a′,10a,10a′は図
7及び図8に示すように、互いに上下に位置をずらして
設けている。このように隣接する台部7,7′,8,
8′を交互に位置をずらして設けることで各電線挟持溝
9,9′,10,10′及び9a,9a′,10a,1
0a′を蛇行させて巻き着けたDV線15,15aの蛇
行の波形が高くなり、その分引き留めがより確実にな
る。この場合、太径のDV線15は図7に示すように図
8に示した細径のDV線15aより蛇行の波形が緩く、
楽に各電線挟持溝9,9′,10,10′に摺接させる
ことができる。そして、図8に示す細径のDV線15a
は蛇行の波形のピッチが狭くてより確実に引き留めがな
される。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明に係わるDV線引留
具は、電線径の大小に合わせて電線受入溝及び電線挟持
溝の溝巾を広狭選択してDV線を挟持させることができ
るから、従来のものにみられた電線径に対して電線挟持
溝の溝巾が広過ぎることにより電線が滑ってずれを起こ
し絶縁被覆を擦傷したり或いは電線挟持溝の溝巾が狭す
ぎることにより太径のDV線を引留具に巻き付ける作業
性が困難となり、作業中にDV線の絶縁被覆を擦傷した
り、DV線が使用時に引留具より外ずれたりすることは
なく、どのような電線径のDV線でも巻き付け位置を電
線受入部の受入溝を選択して使用することにより常に確
実に固定した状態にDV線を引き留めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】広巾電線受入溝を上向きにした状態のDV線引
留具の斜視図。
【図2】細巾電線受入溝を上向きにした状態のDV線引
留具の斜視図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】図1のB−B線断面図。
【図5】太径のDV線を引き留めた使用状態の斜視図。
【図6】細径のDV線を引き留めた使用状態の斜視図。
【図7】図1の側面図。
【図8】図2の側面図。
【図9】従来のDV線引留具の使用状態の斜視図。
【符号の説明】
1 基体 2 ねじ部 3 固定軸部 4 締付ナット 5 電線受入部 6,6′ 広巾電線受入溝 6a,6a′ 細巾電線受入溝 7,7′,8,8′ 台部 9,9′,10,10′ 広巾電線挟持溝 9a,9a′,10a,10a′ 細巾電線挟持溝 15 太径のDV線 15a 細径のDV線

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右両側面が長方形をなす基体の長手方
    向一端にねじ溝を備えた固定軸部を突設して前記ねじ溝
    に締付ナットを螺合すると共に、該基体の長手方向他端
    に基体端面より広い面積で方形板状をなす電線受入部を
    設けて該電線受入部の左右両側寄りで上下端縁の一方に
    太径のDV線を受け入れさせる広巾電線受入溝を左右一
    対に設けると共に、前記上下端縁の他方に細径のDV線
    を受け入れさせる細巾電線受入溝を左右一対に設け、前
    記基体の左右両側面に対称位置させて縦長楕円形の台部
    を複数対突出させ、該各台部の側壁面に前記広巾電線受
    入溝又は細巾電線受入溝から受け入れた太径又は細径の
    DV線を蛇行させて挟持させる広巾電線挟持溝と細巾電
    線挟持溝を設け、前記広巾電線受入溝又は細巾電線受入
    溝から受け入れて広巾電線挟持溝又は細巾電線挟持溝に
    蛇行状に挟持させたDV線を前記締付ナットの締め付け
    で引き留めるようにしたDV線引留具。
  2. 【請求項2】 基体の左右両側面に隣接して複数対設し
    た台部の位置を交互に上下方向に位置をずらして各広細
    巾の電線挟持溝を蛇行状に形成した請求項1記載のDV
    線引留具。
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