JPH07282865A - 電気装置用薄壁接続端子 - Google Patents
電気装置用薄壁接続端子Info
- Publication number
- JPH07282865A JPH07282865A JP7054627A JP5462795A JPH07282865A JP H07282865 A JPH07282865 A JP H07282865A JP 7054627 A JP7054627 A JP 7054627A JP 5462795 A JP5462795 A JP 5462795A JP H07282865 A JPH07282865 A JP H07282865A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tunnel
- screw
- thread
- thin
- connection terminal
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- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02B—BOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02B1/00—Frameworks, boards, panels, desks, casings; Details of substations or switching arrangements
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R4/00—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
- H01R4/28—Clamped connections, spring connections
- H01R4/30—Clamped connections, spring connections utilising a screw or nut clamping member
- H01R4/307—Clamped connections, spring connections utilising a screw or nut clamping member characterised by the thread of the screw or nut
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ねじの強度の低下、変形、損傷が防止され、
安価で用途の広い電気装置用薄壁接続端子を提供する。 【構成】 電気装置に用いられる薄壁接続端子（１０）
は、接続すべき電気線またはケーブル（１２）の通過を
可能にする貫通開口部を有するトンネル（１１）を備え
る。端子は締めつけねじ（１４）によって接触片（１
３）に押し付けられ、トンネルの壁の対応するねじすじ
は鋸歯状の非対称形状のねじすじにより形成される。こ
のねじすじ形状は、ケーブルがねじによって締めつけら
れる際におけるトンネル上の半径方向の力を低減する利
点を有する。
安価で用途の広い電気装置用薄壁接続端子を提供する。 【構成】 電気装置に用いられる薄壁接続端子（１０）
は、接続すべき電気線またはケーブル（１２）の通過を
可能にする貫通開口部を有するトンネル（１１）を備え
る。端子は締めつけねじ（１４）によって接触片（１
３）に押し付けられ、トンネルの壁の対応するねじすじ
は鋸歯状の非対称形状のねじすじにより形成される。こ
のねじすじ形状は、ケーブルがねじによって締めつけら
れる際におけるトンネル上の半径方向の力を低減する利
点を有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電気装置用薄壁接続端
子に関する。
子に関する。
【０００２】
【従来の技術】電気装置に用いられる薄壁接続端子は、
電線やケーブルを通過させるために開口された壁面の開
口部を備えたトンネルを有し、このトンネル底部には接
触片が備えられ、このトンネル中の該トンネル底部から
反対側に埋め込まれたねじすじのある締めつけねじが設
けられ、該トンネルの壁には、前記締めつけねじの第２
の共働するねじすじに対応する第１のねじすじが備えら
れている。
電線やケーブルを通過させるために開口された壁面の開
口部を備えたトンネルを有し、このトンネル底部には接
触片が備えられ、このトンネル中の該トンネル底部から
反対側に埋め込まれたねじすじのある締めつけねじが設
けられ、該トンネルの壁には、前記締めつけねじの第２
の共働するねじすじに対応する第１のねじすじが備えら
れている。
【０００３】電気装置の多くは、通常、電気ケーブルの
露出部により形成される導電体の締めつけねじを受け入
れるように設計された薄壁トンネルを有する接続端子を
備えている。この目的のために、トンネルの内部壁また
は側面は適当なねじすじを備えており、そのねじすじ
は、良く知られているもので、標準的な対称的ねじすじ
により形成されており、ＩＳＯ規格に対応したものであ
る。ねじすじの２つの側面は、ねじの軸に垂直でねじす
じの山を通過する横断部平面に対して３０°の角度をな
している。
露出部により形成される導電体の締めつけねじを受け入
れるように設計された薄壁トンネルを有する接続端子を
備えている。この目的のために、トンネルの内部壁また
は側面は適当なねじすじを備えており、そのねじすじ
は、良く知られているもので、標準的な対称的ねじすじ
により形成されており、ＩＳＯ規格に対応したものであ
る。ねじすじの２つの側面は、ねじの軸に垂直でねじす
じの山を通過する横断部平面に対して３０°の角度をな
している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の接続端子には以下のような問題点がある。すな
わち、比較的高い締めつけトルクが締めつけねじに与え
られたとき、トンネルの側壁のらせん部により及ぼされ
るその力の半径方向の成分は決して無視できないもので
あり、特にそれらが薄くて抵抗力の低いアルミニウムの
ような軽金属からできていた場合には、永久的な変形を
生じたり、あるいはその壁が破損してしまうことさえあ
る。
た従来の接続端子には以下のような問題点がある。すな
わち、比較的高い締めつけトルクが締めつけねじに与え
られたとき、トンネルの側壁のらせん部により及ぼされ
るその力の半径方向の成分は決して無視できないもので
あり、特にそれらが薄くて抵抗力の低いアルミニウムの
ような軽金属からできていた場合には、永久的な変形を
生じたり、あるいはその壁が破損してしまうことさえあ
る。
【０００５】その結果、従来の対称的ねじすじと薄壁の
端子は、それを超えることにより締めつけトルクがトン
ネルを損傷させるおそれのある半径方向の力である閾ト
ルク未満の値に制限される場合にのみ使用することがで
きる。
端子は、それを超えることにより締めつけトルクがトン
ネルを損傷させるおそれのある半径方向の力である閾ト
ルク未満の値に制限される場合にのみ使用することがで
きる。
【０００６】この制限は、安価で寸法の小さい端子の一
般的用途を大きく制限するという不都合を引き起こす。
般的用途を大きく制限するという不都合を引き起こす。
【０００７】ねじすじはそのすじが四角形状、正方形
状、もしくは方形状の断面形状、または不等辺四辺形状
の断面形状を有することでも知られている。ねじが締め
られたときに、これらのねじすじは端子トンネルの壁に
加わる半径方向の力を低減し得るのは事実ではあるが、
これを達成することは困難で、ねじの縮小した長さに多
数のねじすじを適用させることは不可能である。その結
果ねじの強度が低下し、この強度の低下はこの種のねじ
すじの用途の限定という不都合を招く。
状、もしくは方形状の断面形状、または不等辺四辺形状
の断面形状を有することでも知られている。ねじが締め
られたときに、これらのねじすじは端子トンネルの壁に
加わる半径方向の力を低減し得るのは事実ではあるが、
これを達成することは困難で、ねじの縮小した長さに多
数のねじすじを適用させることは不可能である。その結
果ねじの強度が低下し、この強度の低下はこの種のねじ
すじの用途の限定という不都合を招く。
【０００８】この発明の目的は、高い締めつけトルクに
よる損傷の危険をかなり減少させ、あるいは完全に除去
できる端子を達成することにより、これらの不都合を克
服することである。
よる損傷の危険をかなり減少させ、あるいは完全に除去
できる端子を達成することにより、これらの不都合を克
服することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電気装
置に用いられる、薄壁を有する接続端子であって、電気
線またはケーブル（１２）を通すための貫通開口部と、
トンネル（１１）の底部に配設された接触片（１３）
と、トンネルの底部から反対側まで埋め込まれたねじす
じのある締めつけねじ（１４）とを有するトンネル（１
１）を備え、トンネルの壁には、締めつけねじの第２の
共働するねじすじに対応する第１のねじすじを備えた接
続端子において、第１及び第２のねじすじは、鋸歯状の
非対称断面を有するねじすじからなり、非対称ねじすじ
は、ねじの軸に垂直でねじすじの山を通過する横断部平
面において、ねじすじの一方の側面の第１の角度は０°
から１５°の間の角度を含み、好ましくは約１０°に等
しく、ねじすじの他方の側面の第２の角度は３５°から
５０°の間の角度を含み、好ましくは約４５°に等しい
ことを特徴とする。
置に用いられる、薄壁を有する接続端子であって、電気
線またはケーブル（１２）を通すための貫通開口部と、
トンネル（１１）の底部に配設された接触片（１３）
と、トンネルの底部から反対側まで埋め込まれたねじす
じのある締めつけねじ（１４）とを有するトンネル（１
１）を備え、トンネルの壁には、締めつけねじの第２の
共働するねじすじに対応する第１のねじすじを備えた接
続端子において、第１及び第２のねじすじは、鋸歯状の
非対称断面を有するねじすじからなり、非対称ねじすじ
は、ねじの軸に垂直でねじすじの山を通過する横断部平
面において、ねじすじの一方の側面の第１の角度は０°
から１５°の間の角度を含み、好ましくは約１０°に等
しく、ねじすじの他方の側面の第２の角度は３５°から
５０°の間の角度を含み、好ましくは約４５°に等しい
ことを特徴とする。
【００１０】トンネル（１１）は、厚さが薄く、アルミ
ニウムにより形成された壁を備えたものとすると良い。
ニウムにより形成された壁を備えたものとすると良い。
【００１１】
【作用】薄壁接続端子を構成するトンネルの壁に形成さ
れた第１のねじすじ、及び締めつけねじに形成された第
２の共働するねじすじは、それぞれ鋸歯状の非対称断面
を有するねじすじであって、ねじの軸に垂直でねじすじ
の山を通過する横断部平面において、ねじすじの一方の
側面の第１の角度は０°から１５°の間の角度を含み、
好ましくは約１０°に等しく、ねじすじの他方の側面の
第２の角度は３５°から５０°の間の角度を含み、好ま
しくは約４５°に等しいものとしたので、締めつけねじ
を締めつける際におけるトンネルと締めつけねじとの間
に働く力の半径方向の成分は従来の接続端子の場合と比
較して非常に小さくなり、ねじの強度の低下、変形、損
傷が防止され、安価で用途の広い薄壁接続端子を実現す
ることができる。
れた第１のねじすじ、及び締めつけねじに形成された第
２の共働するねじすじは、それぞれ鋸歯状の非対称断面
を有するねじすじであって、ねじの軸に垂直でねじすじ
の山を通過する横断部平面において、ねじすじの一方の
側面の第１の角度は０°から１５°の間の角度を含み、
好ましくは約１０°に等しく、ねじすじの他方の側面の
第２の角度は３５°から５０°の間の角度を含み、好ま
しくは約４５°に等しいものとしたので、締めつけねじ
を締めつける際におけるトンネルと締めつけねじとの間
に働く力の半径方向の成分は従来の接続端子の場合と比
較して非常に小さくなり、ねじの強度の低下、変形、損
傷が防止され、安価で用途の広い薄壁接続端子を実現す
ることができる。
【００１２】上述の構成を有する薄壁接続端子のトンネ
ルの壁を、厚さの薄いアルミニウムにより形成すると、
さらに安価で用途の広い薄壁接続端子を実現することが
できる。
ルの壁を、厚さの薄いアルミニウムにより形成すると、
さらに安価で用途の広い薄壁接続端子を実現することが
できる。
【００１３】
【実施例】本発明は、非限定的な例として与えられた発
明の好ましい実施例についての以下の記載及び添付した
図面を参照するとより良く理解できる。以下、図面を参
照しながら本発明に係る薄壁接続端子について説明す
る。
明の好ましい実施例についての以下の記載及び添付した
図面を参照するとより良く理解できる。以下、図面を参
照しながら本発明に係る薄壁接続端子について説明す
る。
【００１４】端子の好ましい実施例においては、ねじの
軸に垂直でありこのねじすじの山を通過する横断平面に
おける前記非対称断面ねじすじ形状が、ねじすじの一方
の側面においては第１の角度は０°から１５°まで、好
ましくは約１０°に等しい角度を有し、ねじすじの他方
の側面においては第２の角度は３５°から５０°まで、
好ましくは約４５°に等しい角度を有する形状を形成し
ている。
軸に垂直でありこのねじすじの山を通過する横断平面に
おける前記非対称断面ねじすじ形状が、ねじすじの一方
の側面においては第１の角度は０°から１５°まで、好
ましくは約１０°に等しい角度を有し、ねじすじの他方
の側面においては第２の角度は３５°から５０°まで、
好ましくは約４５°に等しい角度を有する形状を形成し
ている。
【００１５】図１は、比較的太い電気ケーブルの接続に
用いられた、本発明に係る端子の図２の線１−１に沿っ
て紙面に垂直にとった断面図であり、図２は、図１によ
り示された端子の線２−２に沿って紙面に垂直にとった
断面図である。
用いられた、本発明に係る端子の図２の線１−１に沿っ
て紙面に垂直にとった断面図であり、図２は、図１によ
り示された端子の線２−２に沿って紙面に垂直にとった
断面図である。
【００１６】図３は、図１の図に似ているが、比較的細
い電気ケーブルの接続に用いられた場合の端子の図４の
線３−３に沿った断面図であり、図４は、図２の図に似
ているが、図３の線４−４に沿った断面図である。
い電気ケーブルの接続に用いられた場合の端子の図４の
線３−３に沿った断面図であり、図４は、図２の図に似
ているが、図３の線４−４に沿った断面図である。
【００１７】図５は、既知の接続端子のトンネル壁及び
対応する締めつけねじのねじすじの部分的横断面図であ
り、図６は、本発明に係る端子のトンネル壁及び締めつ
けねじのねじすじの部分的横断面図である。
対応する締めつけねじのねじすじの部分的横断面図であ
り、図６は、本発明に係る端子のトンネル壁及び締めつ
けねじのねじすじの部分的横断面図である。
【００１８】図１及び２を参照すると、端子１０には、
接続用に設計された裸電気線またはケーブル１２の通過
を可能とする貫通開口部を有しアルミニウムで形成され
たトンネル１１が備えられている。この例が示すよう
に、ケーブル１２は直径の大きいものであり前記トンネ
ルに設けられた全開口部をほぼ満たしている。トンネル
底部には、前記端子が接続される電気装置の回路に接続
された接触片１３が備えられている。ねじ１４は、望ま
しくは商品名インバス（Ｉｍｂｕｓ）型ねじであってそ
の頭部に六辺形の穴または同様の部分を備え、接触片に
対するケーブルの締めつけを確実にする。
接続用に設計された裸電気線またはケーブル１２の通過
を可能とする貫通開口部を有しアルミニウムで形成され
たトンネル１１が備えられている。この例が示すよう
に、ケーブル１２は直径の大きいものであり前記トンネ
ルに設けられた全開口部をほぼ満たしている。トンネル
底部には、前記端子が接続される電気装置の回路に接続
された接触片１３が備えられている。ねじ１４は、望ま
しくは商品名インバス（Ｉｍｂｕｓ）型ねじであってそ
の頭部に六辺形の穴または同様の部分を備え、接触片に
対するケーブルの締めつけを確実にする。
【００１９】ねじとトンネルにはねじすじが切られてお
り、図６により拡大した細部に示されるように、ねじす
じは非対称鋸歯状断面形状のねじすじにより形成されて
いる。
り、図６により拡大した細部に示されるように、ねじす
じは非対称鋸歯状断面形状のねじすじにより形成されて
いる。
【００２０】図３及び４は、貫通開口部に直径の小さい
電気線またはケーブル１２ａを差し込んだトンネル１１
を備えた端子１０を示している。この場合には、ねじ１
４は、接触片１３に対するケーブル１２ａの締めつけを
確実にするために、完全にトンネルの穴の内側に埋没し
ている。
電気線またはケーブル１２ａを差し込んだトンネル１１
を備えた端子１０を示している。この場合には、ねじ１
４は、接触片１３に対するケーブル１２ａの締めつけを
確実にするために、完全にトンネルの穴の内側に埋没し
ている。
【００２１】一方は図１及び２により、他方は図３及び
４により示された、具体化された２つの形態において、
ねじとトンネルのねじすじは同一の非対称断面形状を有
している。加えて、いずれの場合も、ねじはその高さに
応じて比較的大きい横断寸法を有している。これらのね
じは、トンネルが小さい厚さの壁を有するために、脆く
なってしまう。この脆さを補うために、ねじ１４のねじ
すじはトンネルの壁の半径方向の力が最小限のものとな
るよう非対称に形成されている。
４により示された、具体化された２つの形態において、
ねじとトンネルのねじすじは同一の非対称断面形状を有
している。加えて、いずれの場合も、ねじはその高さに
応じて比較的大きい横断寸法を有している。これらのね
じは、トンネルが小さい厚さの壁を有するために、脆く
なってしまう。この脆さを補うために、ねじ１４のねじ
すじはトンネルの壁の半径方向の力が最小限のものとな
るよう非対称に形成されている。
【００２２】図５は、ねじすじの２つの側面が対称、か
つ、ねじ１４ａの軸に垂直な横断平面Δに対して約４５
°の角度に形成されており、トンネル１１ａに埋め込ま
れた従来型の標準的なねじすじを示している。ねじによ
ってトンネルに作用する力は、ねじすじの側面の表面に
垂直な反作用Ｒを発生する。この反作用Ｒは、それぞれ
軸方向と半径方向の２つの成分ＲａとＲｒに分解され
る。この場合、半径方向の成分が比較的大きく、このこ
とが上述したような不都合を引き起こすことが認められ
る。
つ、ねじ１４ａの軸に垂直な横断平面Δに対して約４５
°の角度に形成されており、トンネル１１ａに埋め込ま
れた従来型の標準的なねじすじを示している。ねじによ
ってトンネルに作用する力は、ねじすじの側面の表面に
垂直な反作用Ｒを発生する。この反作用Ｒは、それぞれ
軸方向と半径方向の２つの成分ＲａとＲｒに分解され
る。この場合、半径方向の成分が比較的大きく、このこ
とが上述したような不都合を引き起こすことが認められ
る。
【００２３】図６は、本発明に係るねじすじの、ねじす
じの２つの側面が非対称、かつ、ねじの軸に垂直でねじ
すじの山を通過する横断平面Δに対してそれぞれ、０°
から１５°の間、好ましくは１０°に近い角度と、３５
°から５０°の間、好ましくは４５°に近い角度とをな
している部分を示している。この場合、反作用Ｒ1 は、
それぞれ軸方向と半径方向の２つの成分Ｒ1aとＲ1rを有
する。半径方向の成分Ｒ1rは、図５に示した半径方向の
成分Ｒｒと比較してかなり小さい。
じの２つの側面が非対称、かつ、ねじの軸に垂直でねじ
すじの山を通過する横断平面Δに対してそれぞれ、０°
から１５°の間、好ましくは１０°に近い角度と、３５
°から５０°の間、好ましくは４５°に近い角度とをな
している部分を示している。この場合、反作用Ｒ1 は、
それぞれ軸方向と半径方向の２つの成分Ｒ1aとＲ1rを有
する。半径方向の成分Ｒ1rは、図５に示した半径方向の
成分Ｒｒと比較してかなり小さい。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る薄壁
接続端子によれば、接続端子を構成するトンネルの壁に
形成された第１のねじすじ、及び締めつけねじに形成さ
れた第２の共働するねじすじは、それぞれ鋸歯状の非対
称断面を有するねじすじであって、２つの側面がそれぞ
れ所定の角度に形成されたものとしたので、締めつけね
じを締めつける際におけるトンネルと締めつけねじとの
間に働く力の半径方向の成分は従来の接続端子の場合と
比較して非常に小さく、ねじの強度の低下、変形、損傷
が防止され、安価で用途の広い薄壁接続端子を実現する
ことができる。
接続端子によれば、接続端子を構成するトンネルの壁に
形成された第１のねじすじ、及び締めつけねじに形成さ
れた第２の共働するねじすじは、それぞれ鋸歯状の非対
称断面を有するねじすじであって、２つの側面がそれぞ
れ所定の角度に形成されたものとしたので、締めつけね
じを締めつける際におけるトンネルと締めつけねじとの
間に働く力の半径方向の成分は従来の接続端子の場合と
比較して非常に小さく、ねじの強度の低下、変形、損傷
が防止され、安価で用途の広い薄壁接続端子を実現する
ことができる。
【００２５】薄壁接続端子のトンネルの壁を厚さの薄い
アルミニウムにより形成したので、さらに安価で用途の
広い薄壁接続端子を実現することができる。
アルミニウムにより形成したので、さらに安価で用途の
広い薄壁接続端子を実現することができる。
【図１】比較的太い電気ケーブルの接続に用いられた、
本発明に係る端子の図２の線１−１に沿って紙面に垂直
にとった断面図。
本発明に係る端子の図２の線１−１に沿って紙面に垂直
にとった断面図。
【図２】図１により示された端子の線２−２に沿って紙
面に垂直にとった断面図。
面に垂直にとった断面図。
【図３】比較的細い電気ケーブルの接続に用いられた場
合の端子の図４の線３−３に沿った断面図。
合の端子の図４の線３−３に沿った断面図。
【図４】図３の線４−４に沿った断面図。
【図５】既知の接続端子のトンネル壁及び対応する締め
つけねじのねじすじの部分的横断面図。
つけねじのねじすじの部分的横断面図。
【図６】本発明に係る端子のトンネル壁及び締めつけね
じのねじすじの部分的横断面図。
じのねじすじの部分的横断面図。
１０ 端子 １１，１１ａ トンネル １２，１２ａ ケーブル １３ 接触片 １４，１４ａ ねじ
Claims (2)
- 【請求項１】電気装置に用いられる、薄壁を有する接続
端子であって、電気線またはケーブル（１２）を通すた
めの貫通開口部と、トンネル（１１）の底部に配設され
た接触片（１３）と、前記トンネルの底部から反対側ま
で埋め込まれたねじすじのある締めつけねじ（１４）と
を有する前記トンネル（１１）を備え、前記トンネルの
壁には、前記締めつけねじの第２の共働するねじすじに
対応する第１のねじすじを備えた接続端子において、 前記第１及び第２のねじすじは、鋸歯状の非対称断面を
有するねじすじからなり、前記非対称ねじすじは、ねじ
の軸に垂直でねじすじの山を通過する横断部平面におい
て、前記ねじすじの一方の側面の第１の角度は０°から
１５°の間の角度を含み、好ましくは約１０°に等し
く、前記ねじすじの他方の側面の第２の角度は３５°か
ら５０°の間の角度を含み、好ましくは約４５°に等し
いことを特徴とする接続端子。 - 【請求項２】請求項１に記載の接続端子において、前記
トンネル（１１）は、厚さが薄く、アルミニウムにより
形成された壁を備えたことを特徴とする接続端子。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR9403034 | 1994-03-14 | ||
| FR9403034A FR2717313A1 (fr) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | Borne de raccordement à parois minces pour un appareillage électrique. |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07282865A true JPH07282865A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=9461078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7054627A Pending JPH07282865A (ja) | 1994-03-14 | 1995-03-14 | 電気装置用薄壁接続端子 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0673079A1 (ja) |
| JP (1) | JPH07282865A (ja) |
| KR (1) | KR950034947A (ja) |
| FR (1) | FR2717313A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102014012296A1 (de) * | 2014-08-22 | 2016-02-25 | Robert Seidl | Vielfachklemme |
| FR3128065B1 (fr) * | 2021-10-08 | 2024-05-03 | Lacroix Group | Bornier de connexion |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2234675A1 (en) * | 1973-06-22 | 1975-01-17 | Phoenix Elekt | Cable terminal screw clamp - has transverse through boring which holds terminal in moulding with vertical locking screw |
| DE7510206U (de) * | 1975-04-01 | 1978-02-09 | Weiner, Norbert, 5275 Bergneustadt | Vorrichtung zur Klemmverbindung elektrischer Leiter |
-
1994
- 1994-03-14 FR FR9403034A patent/FR2717313A1/fr active Pending
-
1995
- 1995-03-13 KR KR1019950005170A patent/KR950034947A/ko not_active Application Discontinuation
- 1995-03-13 EP EP95410016A patent/EP0673079A1/fr not_active Withdrawn
- 1995-03-14 JP JP7054627A patent/JPH07282865A/ja active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| FR2717313A1 (fr) | 1995-09-15 |
| KR950034947A (ko) | 1995-12-28 |
| EP0673079A1 (fr) | 1995-09-20 |
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