JP2798810B2 - カードの繊維マスから不純物を除去する装置 - Google Patents

カードの繊維マスから不純物を除去する装置

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JP2798810B2 JP2504654A JP50465490A JP2798810B2 JP 2798810 B2 JP2798810 B2 JP 2798810B2 JP 2504654 A JP2504654 A JP 2504654A JP 50465490 A JP50465490 A JP 50465490A JP 2798810 B2 JP2798810 B2 JP 2798810B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、請求の範囲第1項の前提部に記載した形式
の、カードの繊維マスから不純物を除去する装置に関す
る。
通常、カードは、比較的大径のドラム(該ドラムはタ
ンバとも呼ばれている)と、該ドラムに隣接して配置さ
れた、繊維材料を供給するためのより小径のドラム(い
わゆるテーカイン)とを有している。カードドラムに形
成されたカードスライバは、別の小径ドラム(いわゆる
ドッファ)を作動して取り出される。繊維の加工時にカ
ードドラムと協働する静止フラット及び/又は移動フラ
ット(該移動フラットはカードの構造に従って使用され
る)が、カードドラムの周囲に隣接して設けられてい
る。
カードに供給される原料としての繊維材料には、夾雑
物、穀皮片、穀皮ニッソ(すなわち、繊維が付着した穀
皮片)等の種々の不純物が含まれており、高品質のカー
ドスライバを得るにはこれらの不純物をできる限り除去
しなければならない。
本願の請求の範囲第1項の前提部に記載したカードの
不純物除去装置は、ドイツ国公開特許公報第36 44 529
号(DE−OS 36 44 529)において既に知られている。こ
の既知の装置は、テーカインの下流側に配置された抑制
プレートを有しており、該抑制プレートから周方向に間
隔を隔てた箇所にはナイフブレードが続いて配置されて
いる。ナイフブレードと抑制プレートとの間に形成され
たギャップには排気装置が部分的に跨っている。上記抑
制プレートの下流側に間隔を隔てた位置には、別のナイ
フブレードが設けられている。第2の抑制プレートとこ
れに関連するナイフブレードとの間に形成されたギャッ
プには、第2の排気装置が跨がっている。これらの抑制
プレートとナイフブレードとの間に形成されるギャップ
は調節することができない。
この既知の装置では、第1の浄化ユニットが作動して
不純物の最初の除去を行うようになっている。複数の静
止フラットにより行われる次のカーディング作動により
材料が完全に混合され、この結果、次のナイフブレード
によっても依然として材料中に含まれている不純物を除
去するのはかなり困難である。従って、この既知の装置
の浄化作用は全体として満足できるものではない。ま
た、この装置の構造はかなり複雑でもある。
別の問題は、装置内への空気の案内に関するものであ
り、この問題は最適な浄化効率を得る上で極めて重要で
ある。カードドラムは高速で回転されるため、抑制プレ
ートと、ナイフブレードと、カードエレメントとの間の
ギャップには空気の流れが創出される。上記既知の装置
ではこの空気流を制御できないため、実際に加工される
材料に関して、浄化作動の結果を最適化することができ
ない。
ドイツ国公開特許公報第28 33 413号(DE−OS 28 33
413)から、別のカード用浄化装置が知られている。こ
の既知の装置は複数のカードプレートすなわちフラット
を有しており、該カードプレートすなわちフラットは、
互いに隣接するこれらのカードプレートすなわちフラッ
トがカードドラムの母線に対して平行な方向にそれぞれ
のギャップを形成するように取り付けられている。ま
た、この装置にはフードを備えた排気装置が設けられて
おり、フードは、カードプレートすなわちフラットに跨
がっていて、不純物をこれに通して排出できるようにな
っている。しかしながら、この装置には、繊維材料から
粗大不純物を充分に除去するという点に関して問題があ
る。また、微細不純物の除去という点でも完全に満足で
きるものではない。
従って本発明の目的は、カードの不純物を除去する装
置であって、粗大不純物の優れた除去が可能で、コンパ
クトかつ低コスト構造に設計されたカードの不純物除去
装置を提供することにある。
本発明によれば上記目的は、本願の請求の範囲第1項
の特徴部の構成により達成される。
本発明の解決方法は、2つ以上のナイフブレードを使
用し、各ナイフブレードを、この直ぐ下流側に配置され
るカードエレメントに固定する構成である。各ナイフブ
レードの上流側に設けられたそれぞれの抑制エレメント
(抑制プレート)により、繊維は、カードドラムの表面
から所定の距離において押さえつけられるようにして有
効に保持される。各ナイフブレードとこれに関連する抑
制プレートとの間には、不純物を通して排出させるため
のギャップが設けられている。テーカインの直ぐ下流側
には第1のナイフブレードが配置されている。この位置
においては、穀皮等の比較的粗大な不純物が容易に除去
される。これは、この位置において未だカーディングさ
れていない状態の繊維マスから、粗大不純物が容易に解
放されること、及び粗大不純物は大きな比重を有してい
るため遠心力の作用により外方に運ばれ、ナイフブレー
ドにより繊維から容易に分離されることによる。粗大不
純物を除去した後、第1ナイフブレードに後続するカー
ドエレメントは、繊維に対して最初のカーディング作業
を与えるべく作用する。このカーディング作業により微
細な不純物が有効に解放され、これらの微細不純物は後
続の抑制プレートの下流側で遠心力により外方に運ばれ
る。これらの微細不純物は、第2ナイフブレードによっ
て繊維から連続的に分離される。
第2ナイフブレード自体は第2カードエレメントに固
定されている。第2カードエレメントの後ろには、別の
抑制プレート、ナイフブレード及びカードエレメントを
固定することができる。これらの構造ユニットには排出
フードが跨がっており、該排出フード内において、遠心
力及びナイフブレードの作用により除去された物質(不
純物)が収集され、低真空力の作用により排出フードか
ら排出される。
本発明の装置は、粗大不純物及び微細不純物の両方を
同時に除去することができる。これは、テーカインの下
流側で互いに直ぐ後に続く2つの構造ユニットを位置決
めすること以外に、第1抑制プレートとカードドラムと
の間の距離が第2抑制プレートとカードドラムとの間の
距離より大きいという事実により行われるものである。
粗大不純物が除去される間、繊維マスは依然として比較
的厚い状態にあり、繊維マスが第1ナイフブレードによ
り形成されたギャップに近づくときには未だ配向されて
いない。繊維マスは、第1カードエレメントを通過した
後、第2ナイフブレードにより形成されたギャップに到
達するときによりきつく圧縮される。これは、細かい浄
化作業、すなわち微細不純物の除去を促進するのに有効
である。この点に関し、本発明は、細かい浄化作業を行
うには、カーディング工程をそれ程前進させないことが
非常に重要であるという認識(なぜならば、その場合に
は、繊維マスからの不純物の解放が非常に困難になるか
らである)に基づいている。排出フード(1つ又は複
数)内に生じさせる真空は比較的低くすることができ
る。これは、真空力によって繊維マスから不純物を有効
に排出させることを意図するものではなく、単に、遠心
力の作用によりギャップを通って逃散する不純物を排出
させることを意図するに過ぎないからである。
従来知られた浄化装置の場合には、カードドラムの回
転により創出された空気流で浄化エレメントの作用を調
和させることは非常に困難である。本発明の優れた実施
例では、この問題は、カードドラムの表面に対する抑制
プレートの距離、並びにカードドラムの表面に対するナ
イフブレードの距離を調節可能にする(各エレメントを
個々に調節できるようにする)ことによって解決され
る。
これにより、粗い浄化作業(粗大不純物の除去)及び
細かい浄化作業(微細不純物の除去)を、最適な方法で
互いに調和させることが可能になる。
本発明の他の特徴によれば、ナイフブレード又は抑制
プレートは、それぞれ次のように、すなわち、抑制プレ
ートとカードドラムの表面との間の距離、又はナイフブ
レードとカードドラムの表面との間の距離をそれぞれ小
さくすると、抑制プレートとこれに関連しているナイフ
ブレードとの間のギャップの幅が小さくなるように、傾
斜支持面に沿って調節することができる。この結果、そ
れぞれの距離(この距離は、通常、カードドラムの所与
の回転速度において空気流量を有効に増大させる距離で
ある)を小さくすれば、必然的に逃散領域を小さくする
ことができる。このようにすれば、良い繊維が多量に逃
散してしまうことを有効に防止できる。
本発明の更に別の実施例によれば、第2の構造ユニッ
ト及び任意の他の構造ユニットに関連している各抑制プ
レートは、それぞれの上流側の構造ユニットに固定され
ている。これにより、構造ユニットの構成から既に得ら
れている装置のコンパクト構造を更に改善することがで
きる。
本発明の他の利点は特徴及び適用例は、実施態様項の
記載及び添付図面に関連して示す実施例についての以下
の説明から明らかになるであろう。
第1図は、本発明による浄化装置が設けられたカード
の概略断面図である。
第2図は、第1図に示した本発明の装置の実施例の拡
大断面図である。
第3図は、本発明による装置の別の実施例について
の、第2図と同様な断面図である。
第1図は、本発明の一実施例による浄化装置が設けら
れたカードの断面図である。カードはカードドラムすな
わちタンバ(tambour)1を有しており、該カードドラ
ム1にはテーカイン2が関連している。テーカイン2の
上流側には、原料の繊維材料をカードに供給すべく作動
するフィーダ機構3が設けられている。ドラム(カード
ドラム)1に関してテーカイン2の反対側にはドッファ
4が設けられており、該ドッファ4は、加工された繊維
材料をドフすなわち排出すべく作動する。テーカイン2
とドッファ4との間には、既知の構造の移動フラット5
が配置されている。しかしながら、本発明の浄化装置
は、異なる構成の静止フラット及び/又は移動フラット
を備えたカードにも適用できることを指摘しておく。
テーカイン2とカードドラム1との接触領域に隣接し
てドラムカバー10が設けられている。本実施例において
は、このドラムカバー10が、カードドラム1の表面から
約1mmの距離aだけ間隔を隔てて配置されたものが示さ
れている。
ドラムカバー10の後には、該ドラムカバー10との間に
ギャップを設けることなく、アンギュラブラケット11が
続いて配置されている。このアンギュラブラケット11
は、カードドラム1と同心状に配置された短い脚11a
と、カードドラム1の表面から離れる方向に延びている
長い脚11bとを備えている。
短い脚11a及び長い脚11bは、必ずしも互いに垂直に配
置する必要はなく、後で詳しく説明するように、アンギ
ュラブラケット11の両脚11a、11bは、90゜より小さい角
度をなすようにするのが好ましい。
第1抑制プレート12が、アンギュラブラケット11に固
定されている。この第1抑制プレート12は、第1表面部
分13と、第2表面部分14と、第3表面部分15とを有す
る。第1抑制プレート12の第1表面部分13は、アンギュ
ラブラケット11の長い脚11bに支持されている。第1抑
制プレート12の第2表面部分14は、カードドラム1の表
面に面しており、かつ、第1表面部分13に対して或る角
度をなして延びている。第1抑制プレート12の第3表面
部分15は、カードドラム1の表面に対して鋭角をなし
て、カードドラム1の表面から外の方に向かう方向に延
びている。
第1抑制プレート12はアンギュラブラケット11に隣接
して固定されている。この調節を可能にするため、第1
抑制プレート12の第1表面部分13には、該第1抑制プレ
ート12をアンギュラブラケット11に連結するそれぞれの
クランプねじを受け入れる長手方向のスロット(図示せ
ず)が形成されている。第2表面部分14とカードドラム
1の表面との間の距離bは、上記スロットに沿って第1
抑制プレート12を摺動変位させることにより選択的に調
節することができる。アンギュラブラケット11の長い脚
11bが、カードドラム1の接線方向平面に対して鋭角を
なして傾斜しているため、抑制プレート12とカードドラ
ム1の表面との間の距離を小さくすることにより、抑制
プレート12とこれに続くナイフブレードとの間のギャッ
プも小さくすることができる。
抑制プレート12とカードドラム1の表面との間の距離
bは、約1mm程の大きさである。
カードドラム1の回転方向で見て、第1抑制プレート
12の下流側にはナイフブレード20が配置されており、該
ナイフブレード20にはカードエレメント21が固定されて
いる。カードエレメント21の、ドラム1に面した側には
普通の針布(カードクロス)22が設けられており、該針
布22は、カードドラム1自体に取り付けられた針布23
(第2図にはその一部のみを示してある)と同じもので
ある。このカードエレメント21とカードドラム1の表面
との間の距離cは、約0.4mmの大きさである。
ナイフブレード20は、該ナイフブレードの縁部25とカ
ードドラム1の表面との間の距離を調節できるようにし
て、カードエレメント21に固定されている。抑制プレー
ト(第1抑制プレート)12とナイフブレード20の縁部25
とは協働し、該縁部25とカードドラム1の表面との間の
距離eが約0.25mmの大きさであるときに、約6mmの幅を
もつギャップdを形成する。既に説明したように、カー
ドドラム1に対するナイフブレード20の高さを調節する
ことにより、抑制プレート12とナイフブレード20の縁部
25との間のギャップdの幅を変化させることができる。
ナイフブレード20及びカードエレメント21はコンパク
トな構造ユニット29として形成されていて、ナイフブレ
ードを別体として取り付ける必要をなくしている。
ドラム1の周方向で見てカードエレメント21の後ろ側
には、別の抑制プレート(第2抑制プレート)30が配置
されている。この抑制プレート30の構造は第1抑制プレ
ート12の構造と同じであり、従って抑制プレート30につ
いての詳細な説明は不要である。しかしながら、カード
エレメント21に抑制プレート30を取り付けることによ
り、装置の全体的構成を大幅にコンパクト化することが
できる。カードドラム1の表面からの抑制プレート30の
距離fも調節することができる。
粗い浄化作業(粗大不純物の除去)と細かい浄化作業
(微細不純物の除去)との最適な組合せを達成するに
は、カードドラム1からの第2抑制プレート30の距離f
を、カードドラム1からの第1抑制プレート12の距離よ
りも小さく設定する。距離fは、約0.55mmの大きさにす
るのが有効である。第2抑制プレート30の後ろには第2
カードエレメント35が続いており、該第2カードエレメ
ント35は、その前側に調節自在に固定された第2ナイフ
ブレード34を備えている。第2カードエレメント35及び
第2ナイフブレード34の構造は、カードエレメント21及
びナイフブレード20の構造と同じである。従って、これ
らの第2カードエレメント35及び第2ナイフブレード34
は、協働して、第1構造ユニット29と実質的に同じ第2
構造ユニット39を形成している。
第1構造ユニット29の場合のように、第2構造ユニッ
ト39のナイフブレード34は、第2抑制プレート30がカー
ドドラム1の表面から約0.55mmだけ間隔を隔てていると
き、第2ナイフブレード34と第2抑制プレート30との間
の距離gが約6mmの大きさになるようにして取り付けら
れる。カードドラム1の表面からの第2ナイフブレード
34の距離hも約0.25mmである。
第2カードエレメント35にはフード40のカバー部分が
固定されており、フード40は、両構造ユニット29、39
(これらの出口ギャップを含む)に跨っている。フード
40の反対側のリム41は、アンギュラブラケット11の凹部
42内に受け入れられている。不純物は、低真空圧力の作
用により、排出パイプ45を通してフード40から排出され
る。
本発明による浄化装置は次のように作動する。作動状
態において、カードドラム1は所定の速度で回転され、
同時に、フィーダ機構3が繊維材料をテーカイン2に供
給する。このようにして供給された繊維材料は、カード
ドラム1の針布23によりピックアップされて、カードド
ラム1の回りで周方向に捕捉される。遠心力による良い
繊維の逃散が、ドラムカバー10により防止される。第1
抑制プレート12(該抑制プレート12は、カードドラム1
の表面から約1mmだけ間隔を隔てている)の端部におい
て、第1抑制プレート12及び第1ナイフブレード20によ
り第1ギャップdが形成される。カードドラム1の表面
からの第1ナイフブレード20の縁ブレード25の距離eは
約0.25mmであるので、ナイフブレード20は繊維材料中に
深く侵入する。依然としてもつれが解かれていない繊維
材料中へのナイフブレード20のこの侵入により、ナイフ
ブレード20が粗大不純物と係合でき、これにより、粗大
不純物は遠心力の作用により外方に振り飛ばされる。こ
の第1ナイフブレード20の後ろには、繊維材料に第1カ
ーディング作業を行う第1カードエレメント21が続いて
いる。この第1カーディング作業は、依然として存在し
ている不純物を解放するのに有効である。このカードエ
レメント21に続く第2抑制プレート30は、カードドラム
1の表面から約0.5mmの距離fだけ間隔を隔てて配置さ
れている。この第2抑制プレート30と第2ナイフブレー
ド34との間のギャップ(第2ギャップ)gは、第1ギャ
ップdの幅にほぼ等しい。第2ナイフブレード34も、繊
維材料に侵入できるように取り付けられている。
このように、予備カーディング作業を行うこと、ギャ
ップの幅が大きいこと、及び抑制プレートとカードドラ
ムとの間の距離が小さいことにより、微細不純物は第2
ギャップgの位置で外方に変位されて、遠心力及び排気
装置の真空作用により除去される。
従って、本発明の装置においては、上記のように、第
1ギャップでの粗い浄化工程と、第2ギャップgでの細
かい浄化工程との組合せ作用が生じる。付加的なギャッ
プを任意に設けることもできる。粗い浄化工程は、多量
の良い繊維が粗大不純物と一緒に排出されてしまわない
ように選択された狭いギャップ幅で行われる。第2ギャ
ップgの位置(この位置では、繊維の或るカーディング
が既に行われている)では、微細不純物を確実に除去で
きるようにギャップ幅が選択される。本発明の装置の構
造は、実質的に同じ構造ユニット29、39及び一体の排出
フード40を用いることにより非常に簡単化することがで
きる。
第3図には、本発明の別の実施例が示してある。この
第3図に示す装置の構造及び作動は、前述の装置の構造
及び作動と基本的に同一である。従って、同一構成部品
及び均等構成部品には、前に用いた番号と同じ番号を用
いており、以下の説明は異なる特徴部分についてのみ行
う。
この実施例における排出装置は2つの排出フード4
0′、40″を有しており、これらの排出フード40′、4
0″は、それぞれ構造ユニット29、39に関連している。
第1排出フード40′はカバー部材46′として形成されて
おり、アンギュラブラケット11の頂面及び第1カードエ
レメント21に固定されている。カバー部材46′は、アン
ギュラブラケット11の頂面及びカードエレメント21とシ
ール係合している。第2排出フード40″は、それぞれ第
1カードエレメント21及び第2カードエレメント35によ
り形成されており、第2排出フード40″には第2カバー
部材46″が固定されている。第3図に明瞭に示すよう
に、2つのカバー部材46′、46″は、第1カードエレメ
ント21上で互いに重なり合っている。カードエレメント
21、35の各々には、同じ位置でカバー部材46′、46″を
固定する手段が設けられており、このため、2つのカバ
ー部材46′、46″を重ね合わせれば、これらを同一のね
じ37等でカードエレメント21、35に固定することができ
る。更に別の構造ユニットを付加する場合(図示せず)
において、上記のような別のカバー部材を用いて第2カ
ードエレメント35を後続のカードエレメントに連結する
ことにより、簡単な方法で別の排出フードを設けること
ができる。2つの排出フード40′、40″には別々の排出
パイプ45′、45″が設けられており、これらの排出パイ
プ45′、45″は共通の排気ファンに連結することができ
る。

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転するカードドラム(1)と、該カード
    ドラムに繊維を有効に供給するテーカイン(2)と、少
    なくとも2つのナイフブレード(20、34)とを有してお
    り、該ナイフブレードのうちの第1のナイフブレード
    (20)が前記テーカイン(2)とカードエレメント(2
    1)との間に配置されており、第2のナイフブレード(3
    4)がカードエレメント(21)の下流側に配置されてお
    り、前記ナイフブレード(20、34)に関連しておりかつ
    該ナイフブレードの上流側に間隔を隔てて終端していて
    それぞれのギャップを形成している多数の抑制プレート
    (12、30)と、排気装置に連結されておりかつ前記抑制
    プレート(12、30)と前記ナイフブレード(20、34)と
    の間のギャップに跨がっている少なくとも1つの排出フ
    ード(40、40′、40″)とを更に有している、カードの
    繊維マスから不純物を除去する装置において、 前記第1のナイフブレード(20)は、前記カードエレメ
    ント(21)と共に第1構造ユニット(29)を形成するよ
    うに、前記第1のナイフブレード(20)の下流側に配置
    された前記カードエレメント(21)に固定され、前記第
    2のナイフブレード(34)は、同様に、前記第1構造ユ
    ニット(29)の直後に続く第2構造ユニット(39)を形
    成するように、前記第2のナイフブレード(34)の下流
    側に配置されたカードエレメント(35)に固定されてお
    り、前記第1構造ユニット(29)と前記第2構造ユニッ
    ト(39)との間に第2抑制プレート(30)が介在されて
    おり、前記抑制プレート(12、30)のうちの第1抑制プ
    レート(12)と前記カードドラム(1)との間の半径方
    向距離が、前記第2抑制プレート(30)と前記カードド
    ラム(1)との間の半径方向距離より大きいことを特徴
    とする、カードの繊維マスから不純物を除去する装置。
  2. 【請求項2】前記第2構造ユニット(39)の直後に続く
    別の構造ユニットを更に有しており、該構造ユニットと
    前記第2構造ユニット(39)との間に抑制プレートが介
    在されていることを特徴とする、請求の範囲第1項に記
    載の装置。
  3. 【請求項3】それぞれの抑制プレートと前記カードドラ
    ム(1)との間の距離(b、f)が、互いに独立して調
    節できることを特徴とする、請求の範囲第1項又は第2
    項に記載の装置。
  4. 【請求項4】前記各ナイフブレードと前記カードドラム
    (1)の表面との間の距離(e、h)が、互いに独立し
    て調節することができることを特徴とする、請求の範囲
    第1項から第3項のいずれか1項に記載の装置。
  5. 【請求項5】前記抑制プレート(12、30)及び/又は前
    記ナイフブレード(20、34)の各々が、傾斜した案内表
    面に調節可能に固定されており、前記カードドラム
    (1)に対する前記抑制プレート(12、30)及び/又は
    前記ナイフブレード(20、34)の各々の傾斜角度が、前
    記各抑制プレート(12、30)と前記カードドラム(1)
    との間の距離又は前記ナイフブレード(20、34)と前記
    カードドラム(1)との間の距離の変化により、前記そ
    れぞれの抑制プレートとナイフブレードとの間のギャッ
    プの幅(d、g)を変化できるように選択されているこ
    とを特徴とする、請求の範囲第1項又は第4項に記載の
    装置。
  6. 【請求項6】前記第1抑制プレート(12)と前記テーカ
    イン(2)との間にドラムカバー(10)が配置されてい
    ることを特徴とする、請求の範囲第1項から第5項のい
    ずれか1項に記載の装置。
  7. 【請求項7】前記第2構造ユニットに関連する抑制プレ
    ート(30)及び他の全ての構造ユニットに関連する抑制
    プレートが、それぞれの先行する構造ユニットに固定さ
    れていることを特徴とする、請求の範囲第1項から第6
    項のいずれか1項に記載の装置。
  8. 【請求項8】前記第1のナイフブレード(20)に関連す
    る前記第1抑制プレート(12)がアンギュラブラケット
    (11)に固定されており、該アンギュラブラケット(1
    1)は、前記テーカイン(2)と前記第1のナイフブレ
    ード(20)との間、又は、ドラムカバー(10)と前記第
    1のナイフブレード(20)との間に配置されており、前
    記アンギュラブラケット(11)は、前記テーカイン
    (2)と前記第1のナイフブレード(20)との間、又
    は、前記ドラムカバー(10)と前記第1のナイフブレー
    ド(20)との間で前記カードドラム(1)を覆っている
    ことを特徴とする、請求の範囲第1項から第7項のいず
    れか1項に記載の装置。
  9. 【請求項9】前記ナイフブレードの縁部と前記カードド
    ラムとの間の距離(e、h)が、約1/4mm(0.25mm)で
    あることを特徴とする、請求の範囲第1項から第8項の
    いずれか1項に記載の装置。
  10. 【請求項10】前記第1抑制プレート(12)と前記カー
    ドドラムとの間の距離(b)が、約1mmであることを特
    徴とする、請求の範囲第1項から第9項のいずれか1項
    に記載の装置。
  11. 【請求項11】前記第2抑制プレート(30)と前記カー
    ドドラムの表面との間の距離(f)が、約1/2mmである
    ことを特徴とする、請求の範囲第1項から第10項のいず
    れか1項に記載の装置。
  12. 【請求項12】前記第1抑制プレート(12)と前記第1
    のナイフブレード(20)との間のギャップ幅(d)が、
    少なくとも約5mmであることを特徴とする、請求の範囲
    第1項から第11項のいずれか1項に記載の装置。
  13. 【請求項13】前記第2抑制プレート(30)と前記第2
    のナイフブレード(34)との間のギャップ幅(g)が、
    少なくとも約5mmであることを特徴とする、請求の範囲
    第1項から第12項のいずれか1項に記載の装置。
  14. 【請求項14】前記抑制プレート(12、30)とこれらに
    後続するナイフブレード(20、34)との間のギャップ幅
    (d、g)が、10mm以下であることを特徴とする、請求
    の範囲第1項から第13項のいずれか1項に記載の装置。
  15. 【請求項15】前記排気装置が、前記幾つかの構造ユニ
    ット(29、39)に跨がっている一体の排出フード(40)
    を備えていることを特徴とする、請求の範囲第1項から
    第14項のいずれか1項に記載の装置。
  16. 【請求項16】前記各構造ユニット(29、39)には別々
    の排出フードが設けられており、該排出フードが、隣接
    するカードエレメント(21、35)に関して前記カードド
    ラム(1)とは反対側で前記カードエレメント(21、3
    5)の頂部、又は前記アンギュラブラケット(11)及び
    これに隣接するカードエレメント(21)の頂部に固定さ
    れたカバー(46′、46″)を備えていることを特徴とす
    る、請求の範囲第1項から第15項のいずれか1項に記載
    の装置。
  17. 【請求項17】互いに隣接する排出フード(40′、4
    0″)の前記カバー(46′、46″)が互いに重なり合っ
    ておりかつこれらの重なり合った部分に共通の固定点
    (37)を有していることを特徴とする、請求の範囲第1
    項から第16項のいずれか1項に記載の装置。
  18. 【請求項18】前記排気装置が、各排出フード(40′、
    40″)についての別々の排出パイプ(45′、45″)を備
    えていることを特徴とする、請求の範囲第1項から第17
    項のいずれか1項に記載の装置。
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