JP2798783B2 - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JP2798783B2
JP2798783B2 JP2112479A JP11247990A JP2798783B2 JP 2798783 B2 JP2798783 B2 JP 2798783B2 JP 2112479 A JP2112479 A JP 2112479A JP 11247990 A JP11247990 A JP 11247990A JP 2798783 B2 JP2798783 B2 JP 2798783B2
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哲郎 巴
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三田工業株式会社
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子写真装置の帯電器の異常に対応する装
置に関する。
従来の技術 二成分反転現像方式の電子写真装置では、帯電器のON
/OFFに同期して現像バイアスの電位を2つの状態に切り
換えている。すなわち、電位の具体的数値を例示して説
明すると、帯電器をONとしたとき(このとき、ドラムの
電位は−700V)には現像バイアスを−500Vに、帯電器を
OFFとしたとき(このとき、ドラムの電位は0V)は現像
バイアスは+100Vとして、非現像時の負帯電トナーのド
ラムへの付着を防いでいる。
発明が解決しようとする課題 従来は、主帯電器がONの状態である限り、現像バイア
スは常に現像時の値のまま(上記の例では−500V)とな
っていた。このため、現像工程の最中に、帯電器の装着
不良、ワイヤの断線、あるいはリーク等の不具合が発生
すると、トナーが現像ローラからドラムの全域に移転
し、トナーの浪費、機内汚染あるいはドラムのクリーニ
ング不良等の問題が生じていた。
本発明は、スコロトン帯電器を備えた電子写真装置に
ついてこのような問題を解決し、現像時に主帯電器に異
常が発生した場合、ドラムへのトナーの移転を防止する
ことのできる電子写真装置を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明では、感光体の表
面電位を制御するためのグリッドを有するスコロトロン
帯電器と、トナーを感光体に転移するための所定の現像
バイアスが印加される現像手段とを備えた電子写真装置
において、グリッドに流れる電流を検出する手段と、ト
ナーの帯電電位とは逆方向の非現像バイアス電位を発生
する手段と、上記電流値が所定値以下のときには、現像
手段に印加する電位を上記所定現像バイアスから非現像
バイアスに切り換える手段とを備えることを特徴とす
る。
作 用 電子写真装置では現像時に主帯電器に所定の電位を印
加することにより感光体を帯電させるが、スコロトロン
現像器では、主帯電器から感光体へ移動するイオンをグ
リッドで捕捉することにより、その帯電電位を制御して
いる。逆に言えば、感光体が実際に帯電されている間
は、グリッドには所定の電流が流れるはずである。従っ
て、グリッドに流れる電流が所定の値(正常時の値)以
下であるということは、主帯電器に何かの異常が発生
し、感光体が正常に帯電されていないことを表すと考え
られる。このときには、上記のようなトナーの感光体へ
の無駄な転移を防止するため、現像装置のバイアスを非
現像バイアスに切り換えるのである。これにより、主帯
電器の異常時にはトナーは現像手段に保持され、感光体
には移転しない。
実施例 第1図に、本発明に係る電子写真装置の一実施例の構
成を示す。また、第2図に、その動作時の各部の状態を
タイミングチャートで示す。
本電子写真装置の起動ボタン(複写機ではコピー開始
ボタン)が押されたとき(t0)、メインモータがONとな
り、メインチャージャ(主帯電器)12もONとなる。メイ
ンチャージャ12のワイヤには高電圧ユニット(HVU)10
により所定の電位(−5kV)が印加され、それにより発
生したイオンがドラム20の感光体を帯電させる。メイン
チャージャ12のワイヤと感光体との間に配置されたグリ
ッド14は感光体の帯電電位を制御するためのものであ
り、ワイヤ近傍で発生した負イオンはこのグリッド14で
捕捉され、その電子はツェナーダイオード16、抵抗Rを
通ってグラウンドへ流れる。ツェナーダイオード16によ
りグリッド14は所定の電位(−700V)に保持され、従っ
て、感光体の帯電電位もその値に近い値に制御されるの
である。
本実施例では、コンパレータ18でダイオード16と抵抗
Rの間の電位を所定の基準電位EREFと比較することによ
り、グリッド14に流れる電流をチェックしている。主帯
電器12が正常に動作しているときにグリッド14に流れる
電流をiとしたとき、基準電位EREFをR・iよりも小さ
い値としておく。
メインモータ及びメインチャージャ12がONとなると同
時に、現像バイアス発生装置もONとなり、2種の現像バ
イアスEDEU(−500V)とENON(+100V)が生成される。
EDEUは通常の現像に用いるバイアスであり、このバイア
スにより、負帯電トナーが現像ローラ22からドラム20に
移転する。ENONはトナーをドラム20へ移転させないため
のバイアスであり、負帯電トナーを保持するために正の
値とされている。ドラム20の感光された部分が現像ロー
ラ22の所へ来た時点(t1)で現像ローラ22に現像バイア
スEDEUが印加される。これにより、現像ローラ22上のト
ナーがドラム20に移転し、現像が行われる。
このように現像を行っている際に、メインチャージャ
12(あるいは、HVU10)に何らかの異常が生じ、そのワ
イヤに正常な電位(−5kV)が印加されなくなると、ワ
イヤの周囲のイオン発生量も少なくなり(あるいは、イ
オンが発生しなくなり)、グリッド14に流れる電流iが
小さくなる(あるいは0になる)(t2)。この結果、電
圧R・iが下がって基準電位EREF以下となると、コンパ
レータ18の出力が反転する。コンパレータ18の出力は切
換スイッチ24を制御しており、メインチャージャ12が正
常に動作しているときは現像ローラ22のバイアスをEDEU
(−500V)とするが、グリッド14に流れる電流iが基準
電位EREFにより定まる所定値(例えば、20μA)よりも
小さくなったとき、正の電位であるENON(+100V)側に
切り換える。これにより、負帯電トナーは現像ローラ22
上に保持され、無駄なトナーのドラム20への転移が防止
される。
なお、コンパレータ16の出力を警報装置(ランプ、ブ
ザー等)にも接続し、現像バイアスを切り換えると同時
に使用者に警報を発するようにしてもよい。なお、以上
の説明で括弧内に記載した値は単なる例示であり、その
値はもちろん異なっていてもよいし、全符号が反転して
いてもよい。
発明の効果 以上説明した通り、本発明によれば、主帯電器の装着
不良、断線、リーク等、いかなる原因であれ、(高電圧
ユニットを含む)主帯電器の不良により感光体が正常に
帯電されない場合には、現像手段に印加するバイアスが
非現像バイアス(現像手段から感光体へトナーが転移し
ないようなバイアス)に切り換えられる。このため、感
光体への無駄なトナーの移転がなくなり、トナーの浪
費、機内汚染、クリーニング不良等が防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成図、第2図はその動作
のタイミングチャートである。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 540 G03G 15/06 - 15/06 102 G03G 15/02 - 15/02 103

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体の表面電位を制御するためのグリッ
    ドを有するスコロトロン帯電器と、トナーを感光体に転
    移させるための所定の現像バイアス電位が印加される現
    像手段とを備えた電子写真装置において、 グリッドに流れる電流を検出する手段と、 トナーの帯電電位とは逆方向の非現像バイアス電位を発
    生する手段と、 上記電流値が所定値以下のときには、現像手段に印加す
    る電位を上記所定現像バイアスから非現像バイアスに切
    り換える手段と を備えることを特徴とする電子写真装置。
JP2112479A 1990-04-26 1990-04-26 電子写真装置 Expired - Lifetime JP2798783B2 (ja)

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JPH0578245U (ja) * 1992-03-31 1993-10-26 シロキ工業株式会社 点滴報知装置
JP5862203B2 (ja) * 2011-10-28 2016-02-16 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

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