JPH04172467A - 電子写真装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は電子写真装置の帯電器の異常に対応する装置に
関するものである。

（従来技術） 二成分反転現像方式の電子写真装置では、帯電器のＯＮ
１０　Ｆ　Ｆに同期して現像バイアスの電位を２つの状
態に切り換えている。すなわち、電位の具体的数値を例
示して説明すると、帯電器をＯＮとしたとき（このとき
、感光体ドラムの表面電位は一７００Ｖ）には、現像バ
イアスを一５００■に、帯電器をＯＦＦとしたとき（こ
のとき、感光体ドラムの表面電位はＯＶ）には、現像バ
イアスは＋１００■として、非現像時の負帯電トナーの
ドラムへの付着を防止している。

（発明が解決しようとする問題点） 従来は、帯電器がＯＮの状態である限り、現像バイアス
は常に現像時の値のまま（上記の例では、−５００Ｖ）
となっていた。このため、現像工程の最中に、ワイヤの
断線、あるいはリーク等の不具合が発生すると、トナー
が現像ローラからドラムの全域に移転し、トナーの浪費
、機内汚染あるいはドラムのクリーニング不良等の問題
が生じていた。

本発明は、このような問題を解決し、現像時に帯電器に
異常が発生した場合、ドラムへのトナーの移転を防止す
ることのできる電子写真装置を提供することを目的とす
る。

（問題点を解決するための手段） 本発明の電子写真装置は、感光体に表面電位を印加する
ための帯電器と、トナーを感光体に移転させるための所
定の現像バイアス電位が印加される現像手段とを有する
電子写真装置において、前記帯電器は帯電器に流れる電
流を検出する手段を備え、さらに前記現像手段はトナー
の帯電電位とは逆極性の非現像バイアス電位を発生する
手段と、前記電流値が所定値以下のときには現像手段に
印加する電位を上記所定現像バイアス電位から非現像バ
イアス電位に切り換える手段とを具備することを特徴と
するものである。

〔作用〕

電子写真装置では現像時に帯電器に所定の電流を流すこ
とにより感光体を所定の表面電位に帯電させている。言
い換えれば、感光体が実際に帯電されている間は、帯電
器には所定の電流が流れているはずである。

従って、帯電器に流れる電流が所定の値（正常時の値）
以下であるということは、帯電器に何らかの異常が発生
し、感光体が正常に帯電されていないことを表すと考え
られる。

このときには、上記のようなトナーの感光体への無駄な
移転を防止するため、現像装置の現像バイアス電位を非
現像バイアス電位に切り換えるのである。これにより、
帯電器の異常時にはトナーは現像手段に保持され、感光
体には移転しない。

（実施例） 以下、本発明の電子写真装置の一実施例を第１図および
第２図を参照して説明する。

なお、第１図は本発明に係わる電子写真装置の一実施例
の構成を示す図、第２図は本実施例の動作時の各部の状
態を示すタイミングチャート図である。

本電子写真装置の起動ボタン（複写機ではコピー開始ボ
タン）が押されたとき（１０）、メインモータがＯＮに
なり、メインチャージャ（帯電器）１２もＯＮになる。

メインチャージャ１２のワイヤには高電圧ユニット（Ｈ
ＶＵ）１０により所定の電位（−５ｋＶ）が印加され、
それにより発生したイオンがドラム２０の感光体を帯電
させる。　本実施例では、コンパレータ１８でＲ２／Ｒ
１で分圧し電位を所定の基準電位ＥＲＥＦと比較するこ
とにより、メインチャージ中１２に流れる電流をチエツ
クしている。メインチャージャ１２が正常に動作してい
るときに動作チエツクラインに流れる電流をｉとしたと
き、基準電位Ｅ　ＲＥＦを（Ｒ２／Ｒ１）　　・ｉより
も大きい値としておく。

メインモータ及びメインチャージャ１２がＯＮとなると
同時に、現像バイアス電位発生装置２４もＯＮとなり、
２種類の現像バイアスＥＤＥＶ　　（−５００Ｖ）とＥ
ＮＯＮ　　（＋１００Ｖ）が生成される。

前記したＥ　Ｉ）ＥＶは通常の現像に用いるバイアスで
あり、このバイアスにより負帯電トナーが現像ローラ２
２からドラム２０に移転する。

一方、Ｅ　ＮＯＮはトナーをドラム２０へ移転させない
ためのバイアスであり、負帯電トナーを保持するために
正の値とされている。ドラム２０の感光された部分が現
像ローラ２２と対向する現像領域に到達した時点（ｔｌ
）で現像ローラ２２に現像バイアスＥＤＥνが印加され
る。これにより、現像ローラ２２上のトナーがドラム２
０に移転し、現像が行われる。

このように現像を行っている際に、メインチャージャ１
２に何らかの異常が生じると、動作チエツクラインに流
れる電流ｉが大きくなる。（ｔ２）この結果、電圧（Ｒ
２／Ｒ１）　　・ｉが上がって基準電位Ｅ　ＲＥＦ以上
となると、コンパレータ１８の出力が反転する。コンパ
レータ１８の出力は切り換えスイッチ２４を制御してお
り、メインチャージャ１２が正常に動作しているときは
現像ローラ２２のバイアス電位をＥＤＥＶ　　（−５０
０Ｖ）とするが、動作チエツクラインに流れる電流ｉが
基準電位Ｅ　ＲＥＦにより定まる所定値（例えば２０μ
Ａ）よりも大きくなったとき、正の電位であるＥＮＯＮ
　　（＋１００Ｖ）側に切り換える。これによリ、負帯
電トナーは現像ローラ２２上に保持され、無駄なトナー
のドラム２０への移転が防止される。

また、コンパレータ１６の出力を警報装置（ランプ、ブ
ザー等）にも接続し、現像バイアスを切り換えると同時
に使用者に警報を発するようにしてもよい。なお、以上
の説明で括弧内に記載した値は単なる例示であり、その
値はもちろん異なっていてもよいし、全符号が反転して
いてもよい。

更に、本実施例においてはメインチャージャ１２に流れ
込む電流としてメインチャージャ１２のチャージャ線を
流れる電流を検出するように構成していたが、何らこれ
に限定されず、例えばメインチャージャ１２のシールド
ケースに流れ込む電流を検出するように構成してもよい
。

（効果） 以上説明した通り、本発明によれば、帯電器の装着不良
、断線、リーク等いかなる原因であれ、帯電器の不良に
より感光体が正常に帯電されない場合には、現像手段に
印加するバイアスが非現像バイアス（現像手段から感光
体へトナーが移転しないようなバイアス）に切り換えら
れる。このことにより、感光体への無駄なトナーの移転
がなくなり、トナーの浪費、機内汚染、クリーニング不
良等が防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係わる電子写真装置の一実施例の構成
を示す図、第２図は本実施例の動作時の各部の状態を示
すタイミングチャート図である。 １２・・・メインチャージャ（帯電器）、２０・・・ド
ラム、２２・・・現像ローラ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 感光体に表面電位を印加するための帯電器と、トナーを
   感光体に移転させるための所定の現像バイアス電位が印
   加される現像手段とを有する電子写真装置において、 前記帯電器は帯電器に流れる電流を検出する手段を備え
   、 さらに前記現像手段はトナーの帯電電位とは逆極性の非
   現像バイアス電位を発生する手段と、前記電流値が所定
   値以下のときには現像手段に印加する電位を上記所定現
   像バイアス電位から非現像バイアス電位に切り換える手
   段とを具備することを特徴とする電子写真装置。