JP2798100B2 - パリソン形成用ダイス - Google Patents

パリソン形成用ダイス

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JP2798100B2
JP2798100B2 JP3086241A JP8624191A JP2798100B2 JP 2798100 B2 JP2798100 B2 JP 2798100B2 JP 3086241 A JP3086241 A JP 3086241A JP 8624191 A JP8624191 A JP 8624191A JP 2798100 B2 JP2798100 B2 JP 2798100B2
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JP
Japan
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resin
molding material
die
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parison
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克俊 深野
博章 古屋
宏幸 高取
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空体を成形するブロ
ー成形機におけるパリソンを形成するためのダイスに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のブロー成形機におけるパリソン形
成用のダイスは、図4に示したようになっている。すな
わち、ダイス10は、ダイスハウジング12が上部ハウ
ジング材12aと下部ハウジング材12bとから構成し
てあり、上部ハウジング材12aの内部に芯金14が配
置され、芯金14の外周面と上部ハウジング材12aの
内周面との間に、成形材である溶融樹脂16が流れる樹
脂流路18が形成してある。
【0003】芯金14は、上部の側部に、例えば押出機
がアキュムレータに吐出し、アキュムレータから射出さ
れた溶融樹脂16が流入する流入口20が設けてあると
ともに、流入口20から入った樹脂16を軸方向に沿っ
て流下させる流入路22を有している。また、芯金14
には、流入路22の下端部と樹脂流路18の上端部とを
連通する連通孔24が軸線に直交して形成してあり、流
入路22に供給された溶融樹脂16を樹脂流路18に導
くことができるようにしてある。
【0004】一方、下部ハウジング材12bは、流路孔
26が下方に向けて漸次小さくなっている。そして、芯
金14の下端部には、コア28が挿入してあり、このコ
ア28の下端外周面と下部ハウジング材12bの内周面
とで、溶融樹脂16を吐出してパリソン(図示せず)を
形成する樹脂吐出口を構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成した
従来のパリソン形成用ダイス10は、流入口20からダ
イス10内に供給された溶融樹脂16を、そのまま流入
路22、連通孔24を介して樹脂流路18に供給するよ
うになっている。このため、従来のダイス10は、芯金
14やコア28、ダイスハウジング12の形状が一定で
ある限り、各部品の製作上の問題や精度、公差等の関係
から、樹脂流路18内における樹脂16の流れ方(樹脂
廻り)が不均一となっても、樹脂廻りの調整をすること
が困難である。この結果、樹脂流路18の周方向におけ
る樹脂16の広がり性が充分でなかったり、樹脂を交換
するいわゆる樹脂替え(色替え)のときに、ダイス10
内に残留している古い樹脂を充分に除去することができ
ない、などの問題があった。
【0006】また、流入口20に供給された樹脂量に対
して、連通孔24から樹脂流路18に流れ込む樹脂量を
変化させることができないため、形成したパリソンの吐
出形状を任意に調整することができない。
【0007】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、ダイス内における成形材の広が
り性を向上することができるパリソン形成用ダイスを提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るパリソン形成用ダイスは、供給され
た成形材を吐出してパリソンを形成するパリソン形成用
ダイスにおいて、ダイスハウジングと、このダイスハウ
ジング内に配置され、ダイスハウジングとの間に横断面
がループ常の成形材流路を形成する芯金と、この芯金の
上部に軸線に沿って設けられ、芯金の上部中央部に前記
成形材を導く流入路と、前記芯金に軸線とほぼ直交して
貫通形成され、前記流入路と前記成形材流路とを連通す
る連通孔と、この連通孔の両端のそれぞれに対応して前
記ダイスハウジングに設けられ、相互に独立して前記連
通に挿入可能な一対の流量調整弁とを有することを特徴
としている。
【0009】
【作用】上記の如く構成した本発明は、一対の流量調整
弁を作動させて、連通孔と成形材流路との接続部におけ
る流路面積を調整する。これにより、連通孔から成形材
流路に流入する成形材の流量、流速が変化し、流量調整
弁の位置を適切な位置にすることにより、成形材流路の
おける成形材の廻り込み、広がり性を向上でき、均一に
吐出されるパリソンが得られる。
【0010】そして、樹脂替えの時には、いずれいか一
方の流量調整弁を閉じて、または各弁を交互に閉じて、
連通孔の片側だけから成形材を成形材流路に供給するこ
とにより、成形材流路への成形材の流入速度を増大させ
るとともに、成形材流路内における成形材の流れをパリ
ソン形成時と異ならせる、ダイスの成形材合流部(ウエ
ルド部)に残留している古い成形材を押し流して、容易
に除去することができ、樹脂替えを容易に行うことがで
きる。
【0011】また、流量調整弁によって連通孔から成形
材流路に流入する成形材の流量を制御することにより、
成形材吐出口からの成形材の吐出量を変化させることが
でき、パリソンの吐出状態を容易に調整することができ
る。
【0012】
【実施例】本発明に係るパリソン形成用ダイスの好まし
い実施例を、添付図面に従って詳説する。なお、前記従
来例において説明した部分に相当する部分については、
同一の符号を付し、その説明を省略する。図1は、本発
明の実施例に係るパリソン形成用ダイスの断面図であ
る。
【0013】図1において、ダイスハウジング12を構
成している上部ハウジング材12aには、芯金14に設
けた連通孔24の両端面に対面して弁孔30、32が貫
通して形成してある。また、上部ハウジング材12aの
外面には、棒状の流量調整弁34、36が貫通している
バルブガイド38、40が取り付けてある。
【0014】流量調整弁34、36は、先端が弁孔3
0、32に挿入してあり、後端部がシリンダ42、44
等のアクチュエータに接続してあって、シリンダ42、
44によって芯金14の軸線に直交した方向に作動さ
れ、連通孔24に挿抜自在となっている。そして、シリ
ンダ42、44は、ダイスハウジング12を固定した支
持台46に、ブラケット48、50を介して取り付けて
ある。
【0015】上記の如く構成した実施例は、シリンダ4
2、44を駆動して棒状の流量調整弁34、36の先端
部を樹脂流路18に挿入し、図2に示したように、連通
孔24の端部と流量調整弁34、36の先端との距離
(間隙)dを変化させる。これにより、連通孔24と樹
脂流路18との接続部の流路断面積が変化し、連通孔2
4から樹脂流路18に流入する溶融樹脂16の流速、流
量が変わり、これらの変化に伴って樹脂流路18におけ
る樹脂廻り、樹脂の広がり性が変化する。従って、流量
調整弁34、36の樹脂流路18への挿入量を調整する
ことにより、連通孔24と樹脂流路18との接続部の流
路断面積を制御して、樹脂流路18における樹脂廻り、
樹脂の広がり性を向上することができる。
【0016】また、上記間隙dを変化させることによ
り、流入口20からダイス10に流入する溶融樹脂16
の単位時間当たりの供給量が同じであっても、連通孔2
4から樹脂流路18に流入する樹脂量、すなわちダイス
10の下端から吐出する樹脂量を変化させることがで
き、形成する図示しないパリソンの吐出状態を変化させ
ることができる。
【0017】さらに、樹脂替え(色替え)を行う際に
は、流量調整弁34、36のいずれか一方を、図3に示
したように連通孔24に挿入して連通孔24の一方の出
口を閉じ、連通孔24の片側だけから樹脂流路18に溶
融樹脂16を供給すると、流入口20に流入する樹脂量
が同じであれば、流量調整弁の開いている連通孔24の
他方の出口における樹脂の流量、流速が通常時の2倍と
なり、樹脂流路18に残留している古い樹脂を容易に押
し流し、除去することができる。
【0018】しかも、樹脂流路18には、連通孔24の
一側から樹脂が流入するため、樹脂流路18における樹
脂の流れがパリソン形成時と異なり、連通孔24の両側
から流入するときのウエルド部に残留している樹脂を容
易に除去することが可能となり、樹脂替えが容易に行え
る。そして、図3において、流量調整弁34によって連
通孔24と流量調整弁34との間隙を狭くすれば、樹脂
の流速が一層速くなり、残留している樹脂の流動性を助
長して樹脂替え操作の向上が図れる。
【0019】なお、樹脂替えの際に、流量調整弁34、
36を交互に連通孔24に挿入して行ってもよい。ま
た、前記実施例においては、流量調整弁34、36が棒
状である場合について説明したが、流量調整弁は棒状の
ものに限定されない。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、流入路と樹脂流路とを連通する連通孔の両端部に一
対の流量調整弁を設け、これらの流量調整弁を作動し
て、連通孔から成形材流路に流入する成形材の流量、流
速を変化させることにより、成形材流路のおける成形材
の廻り込み、広がり性を向上でき、吐出口から均一に吐
出されるパリソンが得られ、特に樹脂吐出口が真円でな
い(偏平、楕円等)ダイスに有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るパリソン形成用ダイスの
断面図である。
【図2】実施例の流量調整弁の作用を説明する断面図で
ある。
【図3】実施例の樹脂替え時の作用を説明する断面図で
ある。
【図4】従来のパリソン形成用ダイスの断面図である。
【符号の説明】
10 ダイス 12 ダイスハウジング 14 芯金 16 成形材(溶融樹脂) 18 成形材流路(樹脂流路) 22 流入路 24 連通孔 34、36 流量調整弁 42、44 シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高取 宏幸 山口県宇部市大字小串字沖の山1980番地 宇部興産株式会社 宇部樹脂加工機研 究所内 (56)参考文献 特開 昭61−54909(JP,A) 特開 昭61−213107(JP,A) 特開 昭62−80009(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29B 11/10 B29C 47/20 - 47/28 B29C 49/04,49/42 B29L 22:00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給された成形材を吐出してパリソンを
    形成するパリソン形成用ダイスにおいて、ダイスハウジ
    ングと、このダイスハウジング内に配置され、ダイスハ
    ウジングとの間に横断面がループ常の成形材流路を形成
    する芯金と、この芯金の上部に軸線に沿って設けられ、
    芯金の上部中央部に前記成形材を導く流入路と、前記
    金に軸線とほぼ直交して貫通形成され、前記流入路と前
    記成形材流路とを連通する連通孔と、この連通孔の両端
    のそれぞれに対応して前記ダイスハウジングに設けら
    れ、相互に独立して前記連通に挿入可能な一対の流量調
    整弁とを有することを特徴とするパリソン形成用ダイ
    ス。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2620535B2 (ja) * 1995-02-24 1997-06-18 株式会社タハラ 中空成形機のパリソンコントローラ
JP7349316B2 (ja) * 2019-10-18 2023-09-22 株式会社日本製鋼所 ストランド製造装置及びペレット製造装置

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