JP3234798B2 - 溶融樹脂混練用ノズル - Google Patents
溶融樹脂混練用ノズルInfo
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- JP3234798B2 JP3234798B2 JP20853197A JP20853197A JP3234798B2 JP 3234798 B2 JP3234798 B2 JP 3234798B2 JP 20853197 A JP20853197 A JP 20853197A JP 20853197 A JP20853197 A JP 20853197A JP 3234798 B2 JP3234798 B2 JP 3234798B2
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- JP
- Japan
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- nozzle
- molten resin
- outer diameter
- flange
- resin
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/58—Details
- B29C45/581—Devices for influencing the material flow, e.g. "torpedo constructions" or mixing devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】ドライカラーやマスターバッ
チを用いて樹脂に着色して成形する際、色の分散を良く
するために溶融樹脂を混練するための技術に関する。
チを用いて樹脂に着色して成形する際、色の分散を良く
するために溶融樹脂を混練するための技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】そのための手段として従来は、スクリュ
の先端にミキシングヘッドを取り付けた。他の手段とし
ては、実開平６−５３１２０に開示のように、ノズルの
成形材料の経路にその混練のための柱状部を嵌挿したも
のがある。
の先端にミキシングヘッドを取り付けた。他の手段とし
ては、実開平６−５３１２０に開示のように、ノズルの
成形材料の経路にその混練のための柱状部を嵌挿したも
のがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ミ
キシングヘッドにおいては、混練効果を向上させようと
すると原料可塑化時の可塑化能力の減少を招いた。ま
た、ノズル内に柱状部を嵌挿したものにおいては、十分
な混練効果を得ようとすると射出充填時の溶融樹脂の圧
力損失が大きくなり、成形に必要とする樹脂圧力が不足
する事態が生じたのである。
キシングヘッドにおいては、混練効果を向上させようと
すると原料可塑化時の可塑化能力の減少を招いた。ま
た、ノズル内に柱状部を嵌挿したものにおいては、十分
な混練効果を得ようとすると射出充填時の溶融樹脂の圧
力損失が大きくなり、成形に必要とする樹脂圧力が不足
する事態が生じたのである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで、両端にノズルの
樹脂通路の内径よりわずか小さい外径の鍔を有し、両鍔
の間を断面略Ｘ字状の部材で連結し、該断面略Ｘ字状部
材と鍔により形成される軸方向に長い四の凹部と、前記
鍔の外径より所定寸法小さい外径を有する該凹部を形成
する四の凸部と、対向する前記二の凹部へ溶融樹脂を導
く供給口と、前記供給口を備えた凹部とは異なる二の対
向する凹部から混練された溶融樹脂を排出する排出口と
を有するトーピードをノズルに嵌挿するようにし、ノズ
ルの樹脂通路と凸部との狭い間隙に溶融樹脂を通過せし
めることにより未可塑樹脂を含まない良質な溶融樹脂を
得るのである。
樹脂通路の内径よりわずか小さい外径の鍔を有し、両鍔
の間を断面略Ｘ字状の部材で連結し、該断面略Ｘ字状部
材と鍔により形成される軸方向に長い四の凹部と、前記
鍔の外径より所定寸法小さい外径を有する該凹部を形成
する四の凸部と、対向する前記二の凹部へ溶融樹脂を導
く供給口と、前記供給口を備えた凹部とは異なる二の対
向する凹部から混練された溶融樹脂を排出する排出口と
を有するトーピードをノズルに嵌挿するようにし、ノズ
ルの樹脂通路と凸部との狭い間隙に溶融樹脂を通過せし
めることにより未可塑樹脂を含まない良質な溶融樹脂を
得るのである。
【０００５】
【発明の実施の形態】図面に基づいて本発明の実施の形
態を詳細に説明する。図２はトーピード４であり、それ
を装着したノズル１を図１に示す。
態を詳細に説明する。図２はトーピード４であり、それ
を装着したノズル１を図１に示す。
【０００６】ノズル１はノズル本体２とノズルチップ３
から主に構成される。ノズル本体２の基部は図示しない
加熱筒先端面に螺着するのであり、その軸心には貫通す
る樹脂通路６を備え、先端にはノズルチップ３を螺着し
ている。ノズル本体２の外周にはノズル本体２を加熱温
調するためのバンドヒータ５が捲着してあり、図示はし
ないが温度検出するサーモカップルを適宜な場所に取り
付け、別途設けた制御装置によって温調される。
から主に構成される。ノズル本体２の基部は図示しない
加熱筒先端面に螺着するのであり、その軸心には貫通す
る樹脂通路６を備え、先端にはノズルチップ３を螺着し
ている。ノズル本体２の外周にはノズル本体２を加熱温
調するためのバンドヒータ５が捲着してあり、図示はし
ないが温度検出するサーモカップルを適宜な場所に取り
付け、別途設けた制御装置によって温調される。
【０００７】トーピード４は、ノズルチップ３を取り外
してノズル本体２の樹脂通路６へ挿入することにより装
着される。樹脂通路６には、ノズルチップの取付け螺子
部の段部からノズル本体２の基部へ向けトーピード４の
長さより僅か長い位置に他の段部を有し、トーピード４
は該段部とノズルチップ３の底部に狭持される。
してノズル本体２の樹脂通路６へ挿入することにより装
着される。樹脂通路６には、ノズルチップの取付け螺子
部の段部からノズル本体２の基部へ向けトーピード４の
長さより僅か長い位置に他の段部を有し、トーピード４
は該段部とノズルチップ３の底部に狭持される。
【０００８】トーピード４は、両端に鍔７を有し、その
直径は樹脂通路６の内径より僅か小さい。両側の鍔の間
は断面が略Ｘ字状の部材よりなり、四の凹部１３と四の
凸部１８が形成される。該凸部１８の外径は、鍔７の外
径より所定寸法小さくしてあり、好ましい実施例では、
トーピード４をノズルに嵌挿したとき、樹脂通路６と凸
部１８の頂部との間隙Ｇは０．５〜１．２ｍｍである。
この寸法は原料ペレットの寸法より小さいため、未可塑
原料が通過出来ないので、溶融樹脂に未可塑樹脂が混入
することがない。
直径は樹脂通路６の内径より僅か小さい。両側の鍔の間
は断面が略Ｘ字状の部材よりなり、四の凹部１３と四の
凸部１８が形成される。該凸部１８の外径は、鍔７の外
径より所定寸法小さくしてあり、好ましい実施例では、
トーピード４をノズルに嵌挿したとき、樹脂通路６と凸
部１８の頂部との間隙Ｇは０．５〜１．２ｍｍである。
この寸法は原料ペレットの寸法より小さいため、未可塑
原料が通過出来ないので、溶融樹脂に未可塑樹脂が混入
することがない。
【０００９】対向する二の凹部１３の底部の一方の鍔７
の近傍には、鍔７の入口端面１６に設けた入口１４に連
通する供給口９、１０が穿設されている。一方、前記供
給口９、１０を有する凹部とは異なる対向する二の凹部
１３の底部の他方の鍔７の近傍には、鍔７の出口端面１
７に設けた出口１５に連通する排出口１１、１２が穿設
されている。なお、入口１４と出口１５は便宜上指定し
たのであって、機能的には逆にしても同じである。
の近傍には、鍔７の入口端面１６に設けた入口１４に連
通する供給口９、１０が穿設されている。一方、前記供
給口９、１０を有する凹部とは異なる対向する二の凹部
１３の底部の他方の鍔７の近傍には、鍔７の出口端面１
７に設けた出口１５に連通する排出口１１、１２が穿設
されている。なお、入口１４と出口１５は便宜上指定し
たのであって、機能的には逆にしても同じである。
【００１０】次に、溶融樹脂の流動状況について説明す
る。加熱筒から流出した溶融樹脂はノズル本体２の樹脂
通路６に流入し、トーピード４に到達する。入口１４へ
入った溶融樹脂は供給口９と供給口１０に分流し矢印ａ
に示すように凹部１３を流動する。凹部１３が溶融樹脂
で充満されると、矢印ｂで示すように、溶融樹脂は、凸
部１８と樹脂通路６との間の狭い間隙Ｇを通過して両側
に隣接する凹部へ流れる。この際、溶融樹脂は良好に混
練されるとともに、間隙Ｇによって未可塑原料の通過を
阻止する。隣接する凹部へ流入した溶融樹脂は供給口１
０からの溶融樹脂ｃと合流して、矢印ｄに示すように排
出口１１に流入し、さらに他の排出口１２からの溶融樹
脂と合流して出口１５からノズルチップ３に到達して金
型に充填される。
る。加熱筒から流出した溶融樹脂はノズル本体２の樹脂
通路６に流入し、トーピード４に到達する。入口１４へ
入った溶融樹脂は供給口９と供給口１０に分流し矢印ａ
に示すように凹部１３を流動する。凹部１３が溶融樹脂
で充満されると、矢印ｂで示すように、溶融樹脂は、凸
部１８と樹脂通路６との間の狭い間隙Ｇを通過して両側
に隣接する凹部へ流れる。この際、溶融樹脂は良好に混
練されるとともに、間隙Ｇによって未可塑原料の通過を
阻止する。隣接する凹部へ流入した溶融樹脂は供給口１
０からの溶融樹脂ｃと合流して、矢印ｄに示すように排
出口１１に流入し、さらに他の排出口１２からの溶融樹
脂と合流して出口１５からノズルチップ３に到達して金
型に充填される。
【００１１】凸部１８の頂部の適宜な箇所には座部８が
設けてあり、その外径は鍔７の外径と同一である。つま
り、該座部８の高さは、凸部の外径と鍔の外径との所定
寸法差に等しい。該座部８は、トーピード４の保芯と破
損防止に効果がある。例えば、もし一方の供給口が未可
塑原料等で閉塞されたようなとき、他方の供給口に連通
する凹部のみに樹脂圧力が印加され、座部がない場合に
は、断面略Ｘ字状部材は折れてしまう。
設けてあり、その外径は鍔７の外径と同一である。つま
り、該座部８の高さは、凸部の外径と鍔の外径との所定
寸法差に等しい。該座部８は、トーピード４の保芯と破
損防止に効果がある。例えば、もし一方の供給口が未可
塑原料等で閉塞されたようなとき、他方の供給口に連通
する凹部のみに樹脂圧力が印加され、座部がない場合に
は、断面略Ｘ字状部材は折れてしまう。
【００１２】トーピード４の長さ、即ち入口端面１６と
出口端面１７との距離は、鍔７の直径の３〜７倍とする
のが好ましい。トーピード４の長さは樹脂圧力の圧力損
失に大きく関与しており、トーピード４の長さが長い
程、間隙Ｇ部分の通路断面積が増加し、圧力損失は減少
するが、流動長の増加となり、両者の兼ね合う最適な長
さが存在する。本発明のノズルにおける圧力損失は樹脂
圧力換算で４００〜５００ｋｇｆ／ｃｍ2 であり、通常
の成形においては必要なキャビティ圧力は５００ｋｇｆ
／ｃｍ2 前後であって、一般に射出成形機の最大射出圧
力が１５００ｋｇｆ／ｃｍ2 以上であることから十分な
余裕を有する。
出口端面１７との距離は、鍔７の直径の３〜７倍とする
のが好ましい。トーピード４の長さは樹脂圧力の圧力損
失に大きく関与しており、トーピード４の長さが長い
程、間隙Ｇ部分の通路断面積が増加し、圧力損失は減少
するが、流動長の増加となり、両者の兼ね合う最適な長
さが存在する。本発明のノズルにおける圧力損失は樹脂
圧力換算で４００〜５００ｋｇｆ／ｃｍ2 であり、通常
の成形においては必要なキャビティ圧力は５００ｋｇｆ
／ｃｍ2 前後であって、一般に射出成形機の最大射出圧
力が１５００ｋｇｆ／ｃｍ2 以上であることから十分な
余裕を有する。
【００１３】
【発明の効果】上記のように、本発明による溶融樹脂混
練用ノズルにおいては、可塑化能力の減少や溶融樹脂の
圧力損失の過度な増加を招くことなく、溶融樹脂の混練
状況を改善することが可能となり、成形品に未可塑原料
が混入したり、色むらが発生する等の不良現象を防止す
る。さらに、本発明のノズルは、従来のミキシングヘッ
ドのようにスクリュの変更という比較的大きな改造を要
せず、ノズル部分のみの比較的小規模な変更で目的を達
成出来る。
練用ノズルにおいては、可塑化能力の減少や溶融樹脂の
圧力損失の過度な増加を招くことなく、溶融樹脂の混練
状況を改善することが可能となり、成形品に未可塑原料
が混入したり、色むらが発生する等の不良現象を防止す
る。さらに、本発明のノズルは、従来のミキシングヘッ
ドのようにスクリュの変更という比較的大きな改造を要
せず、ノズル部分のみの比較的小規模な変更で目的を達
成出来る。
【図１】本発明のノズルの縦断面図である。
【図２】本発明のノズルに嵌挿するトーピードの斜視図
である。
である。
１ ノズル ２ ノズル本体 ３ ノズルチップ ４ トーピード ５ バンドヒータ ６ 樹脂通路 ７ 鍔 ８ 座部 ９、１０ 供給口 １１、１２ 排出口 １３ 凹部 １４ 入口 １５ 出口 １６ 入口端面 １７ 出口端面 １８ 凸部
Claims (3)
- 【請求項１】 両端にノズルの樹脂通路の内径よりわず
か小さい外径の鍔を有し、両鍔の間を断面略Ｘ字状の部
材で連結し、該断面略Ｘ字状部材と鍔により形成される
軸方向に長い四の凹部と、前記鍔の外径より所定寸法小
さい外径を有する該凹部を形成する四の凸部と、対向す
る前記二の凹部へ溶融樹脂を導く供給口と、前記供給口
を備えた凹部とは異なる二の対向する凹部から混練され
た溶融樹脂を排出する排出口とを有するトーピードを嵌
挿する溶融樹脂混練用ノズル。 - 【請求項２】 前記鍔の外径より所定寸法低い凸部の頂
部と樹脂通路との間隙が０．５〜１．２ｍｍであること
を特徴とする請求項１に記載の溶融樹脂混練用ノズル。 - 【請求項３】 凸部の頂部に鍔の外径より凸部を低くす
る所定寸法に相当する高さの座部を設けたことを特徴と
する請求項１に記載の溶融樹脂混練用ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20853197A JP3234798B2 (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 溶融樹脂混練用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20853197A JP3234798B2 (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 溶融樹脂混練用ノズル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1134108A JPH1134108A (ja) | 1999-02-09 |
| JP3234798B2 true JP3234798B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=16557738
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20853197A Expired - Fee Related JP3234798B2 (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 溶融樹脂混練用ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3234798B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ITRM20020534A1 (it) * | 2002-10-23 | 2004-04-24 | SIPA Societa Industrializzazione Progettazione E | Ugello per dispositivo di stampaggio ad iniezione. |
| DE102005025035B3 (de) * | 2005-05-30 | 2006-10-12 | Potthoff, Rüdiger | Vorrichtung zum Mischen von Schmelze einer Spritzgießmaschine |
| KR100777836B1 (ko) * | 2006-05-03 | 2007-11-28 | (주)대호스크류 | 용융 수지의 혼련 및 여과를 위한 필터 노즐 |
| DE102016108424A1 (de) | 2015-05-08 | 2016-11-10 | Mitsubishi Electric Corporation | Spritzdüse, Spritzvorrichtung, Spritzgießvorrichtung, Spritzverfahren und Spritzgießverfahren |
-
1997
- 1997-07-16 JP JP20853197A patent/JP3234798B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1134108A (ja) | 1999-02-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |