JP2797776B2 - 車両用遠隔制御装置 - Google Patents

車両用遠隔制御装置

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JP2797776B2 JP27097991A JP27097991A JP2797776B2 JP 2797776 B2 JP2797776 B2 JP 2797776B2 JP 27097991 A JP27097991 A JP 27097991A JP 27097991 A JP27097991 A JP 27097991A JP 2797776 B2 JP2797776 B2 JP 2797776B2
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繁樹 手塚
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載されている
機器を安全性を維持しつつ行なえるようにした車両用遠
隔制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、観光バスあるいは路線バスにおけ
るドアの開閉は自動となっている。また、タクシーにお
いても後席左側のドアの開閉は自動で行われている。し
かしながら、タクシーのドアは自動ドアとは言え、運転
手の手動操作によって行われているのが現実である。と
ころが、最近の乗用車の高級化指向に伴って、乗用車の
ドアをサーボモーターによって自動的に開閉させるよう
にしたらとの要請がにわかに出始めている(特開昭58
−76669号公報参照)。さらに、最近一般的になり
つつあるドアの施錠,解錠の遠隔操作の技術をこのドア
の自動開閉に応用しようというような要請もある。従来
の遠隔操作の技術を用いて、上記の自動開閉を行なわせ
る場合を想定すると、その動作フローチャートは図12
に示すようになる。まずリモコンからドア開またはドア
閉の指令を出力すると、車両側の受信機ではこの送られ
てきた指令は自車のものであるかどうかを判断する。つ
まり、IDが一致しているかどうかを判断する(S
1)。IDが一致していれば、その送られてきた指令の
種類は何であるかを判断し(S2)、ドア開の指令であ
れば、その指令が継続して出されている間だけドア開の
制御を実行する(S3〜S5)。一方、ドア閉の指令で
あれば、その指令が継続して出されている間だけドア閉
の制御を実行する(S6〜S8)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のリモコンを用いた場合には、IDが一致している
か否かのみによって車両のドアが指令通りに動いてしま
うことになり、安全上あまり好ましくはない。つまり、
現在用いられているようなリモコンを用いると、条件に
よってはかなり遠くから遠隔操作できる場合があり、こ
れでは安全面で不十分であると言える。さらに、車両に
はこのようなリモコンの収納場所が特に設けられていな
いので、操作終了後にはダッシュボードに収納したり、
乗員のセカンドバックに収納したりする必要があって、
収納に不便を感じる場合が多い。本発明は、このような
従来の問題点に鑑みて成されたものであり、車両からの
距離が一定の範囲内においてのみ遠隔操作を可能とする
車両用遠隔操作制御装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は次のように構成される。請求項1に記載の発
明は、車両に設けられている各種の機器を遠隔操作手段
からの指令信号に基づいて作動させる車両用遠隔制御装
置であって、現在の時刻を時刻信号として出力する現在
時刻出力手段と、当該遠隔操作手段からの指令信号及び
当該現在時刻出力手段からの時刻信号を受信する受信手
段と、当該受信手段により指令信号が受信された場合に
は、当該指令信号と共に受信した時刻信号と前記現在時
刻出力手段から出力されたその受信時の時刻信号とに基
づいて、前記車両と前記遠隔操作手段との距離を演算す
る距離演算手段と、当該距離演算手段によって演算され
当該距離に応じて、前記遠隔操作手段からの指令信号
のうち特定の指令信号のみの入力を許可する許可手段
と、当該許可手段の許可に基づいて入力された特定の指
令信号に基づいて、前記各種の機器を作動させる制御手
段とを有することを特徴とする。
【0005】請求項2に記載の発明は、車両に設けられ
ている各種の機器を遠隔操作手段からの指令信号に基づ
いて作動させる車両用遠隔制御装置であって、現在の時
刻を時刻信号として出力する当該車両内に設けられた現
在時刻出力手段と、当該遠隔操作手段からの信号を受信
する当該車両内に設けられた受信手段と、当該現在時刻
出力手段から定期的に出力される時刻信号を前記遠隔操
作手段に向けて発信し、前記遠隔操作手段によって受信
されここから再度発信された当該時刻信号を前記受信手
段で受信し、受信された当該時刻信号における前記遠隔
操作手段に向けて発信した時点の時刻と前記現在時刻出
力手段から出力された時刻信号における現在の時刻との
時間差から前記車両と前記遠隔操作手段との距離を演算
する距離演算手段と、当該距離演算手段によって演算さ
れた当該距離に応じて、前記受信手段で受信される前記
遠隔操作手段からの指令信号のうち特定の指令信号のみ
の入力を許可する許可手段と、当該許可手段の許可に基
づいて入力された特定の指令信号に基づいて、前記各種
の機器を作動させる制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0006】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の車両用遠隔制御装置であって、前記遠
隔操作手段には、当該手段の電源となるバッテリーが内
蔵されると共に、当該バッテリーと車両に搭載されてい
るバッテリーとを接続する接続手段が設けられ、前記車
両の内部には、当該遠隔操作手段を収納する収納部が設
けられ、当該収納部には、前記遠隔操作手段が収納され
た場合に前記接続手段に係合し、前記車両に搭載されて
いるバッテリに接続された係合手段が設けられる一方、
収納された状態で前記遠隔操作手段の押し込み動作を繰
り返すことによって、イグニッションキーのACC、イ
グニッションON、セルモータ0N、イグニッションO
Nの順に機能するスイッチ手段が設けられていることを
特徴とする。
【0007】
【作用】このように構成した本発明は以下のように作用
する。まず、請求項1に記載の発明においては、現在時
刻出力手段は、現在の時刻を時刻信号として出力してい
る。受信手段は、遠隔操作手段から出力される指令信号
及び当該現在時刻出力手段からの時刻信号を受信し、
離演算手段はこの受信がされたときに、当該指令信号と
共に受信した時刻信号と前記現在時刻出力手段から出力
されその受信時の時刻信号とに基づいて、車両と遠隔
操作手段との距離がどの程度離れているのかを演算する
ことになる。許可手段は、この演算された距離に応じ
て、遠隔操作手段から送られてくる指令信号のうち特定
の指令信号のみの入力を許可し、許可された指令信号の
みが制御手段に出力されることになる。制御手段は、こ
の入力された特定の指令信号に基づいて各種の機器を作
動させる。したがって、例えばドアの開閉に関する指令
信号は車両の周囲5m以内でなければ許可しないような
プログラムを許可手段に記憶させておけば、その範囲内
での遠隔操作手段による操作のみが有効とされるから、
たとえ電波がとどく範囲であってもその範囲外ではドア
の開閉は行なえないことになる。
【0008】次に、請求項2に記載の発明では、現在時
刻出力手段は、現在の時刻を時刻信号として出力してい
る。距離演算手段は、前記現在時刻出力手段から定期的
に出力される時刻信号を遠隔操作手段に向けて発信し、
前記遠隔操作手段によって受信されここから再度発信さ
れた当該時刻信号を前記受信手段で受信し、受信された
当該時刻信号における前記遠隔操作手段に向けて発信し
た時点の時刻と前記現在時刻出力手段から出力された時
刻信号における現在の時刻との時間差から前記車両と前
記遠隔操作手段との距離がどの程度離れているのかを演
算することになる。受信機は、遠隔操作手段からの指令
信号を受信するが、許可手段は、この演算された距離に
応じて、遠隔操作手段から送られてくる指令信号のうち
特定の指令信号のみの入力を許可し、許可された指令信
号のみが制御手段に出力されることになる。制御手段
は、この入力された特定の指令信号に基づいて各種の機
器を作動させる。このように、車両と遠隔操作手段との
距離を、車両に設けられた現在時刻出力手段から出力さ
れた時刻信号が遠隔操作手段から再び戻ってくるまでの
時間により演算すれば、遠隔操作手段は、現在時刻出力
手段を備えている必要がなく、車両から送られてくる時
刻信号をそのまま送り返す機能を有しているのみで良い
ことになる。
【0009】最後に、請求項3に記載の発明において、
上記請求項1または請求項2に記載の遠隔操作手段が収
納部に装填されると、遠隔操作手段の接続手段と収納部
内に設けられている係合手段とが接続されて、遠隔操作
手段内蔵のバッテリが車両搭載のバッテリと接続されて
その充電が行われ得るようになる。また、遠隔操作手段
は、これに収納された状態で.隔操作手段の押し込み動
作を繰り返すことによって、イグニッションキーのAC
C、イグニッションON、セルモータ0N、イグニッシ
ョンONの順に機能する、いわば車両の電源系統のメイ
ンスイッチとして機能するようになっているから、従来
のイグニッションキーとしての機能をも兼ねることにな
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明にかかる車両用遠隔制御装
置を含むドア自動開閉のための制御系の概略構成図であ
り、図2は、ドアの駆動系とこれに直接関連する制御系
の概略構成図である。DC電源1は、リモコン等の指令
に基づいてドアの自動開閉を行なわせるための電源であ
り、通常は車両に搭載されているバッテリーが使用され
る。記憶装置2は、ドアの自動開閉のための動作プログ
ラムや後述する各種のセンサー等からの信号を一時記憶
するものである。ポテンショメーター5及び15は、ド
アの開閉位置を検出するセンサーであり、現在ドアがそ
の開閉軌跡のどこに存在しているかを検出するものであ
る。なお、この検出はポテンショメーターによらずに後
述するエンコーダーのパルス信号を用いても良い。ドア
の開閉指令は車室内または車室外から行なえるようにす
る必要があることから、その指令のためのスイッチは車
内スイッチ6と車外スイッチ7としてドアの内側と外側
にそれぞれ設けてある。図中には、それぞれのスイッチ
としてドア開スイッチ6a,7a及びドア閉スイッチ6
b,7bを示してあるが、これらの他に非常用スイッチ
も設けてある。リモコン8は、主にドアの開閉を遠隔操
作で行なうためのものであり、そこからの信号は車両に
搭載されている受信器9によって受信される。リモコン
8には、ドアの開放指令を出力するOPENスイッチ8a,
ドアの閉止指令を出力するCLOSE スイッチ8b,押して
いるときにだけヘッドライトの点灯指令を出力するLIGH
T スイッチ8c及び操作状態を表示するディスプレイ8
dとが設けてある。このリモコン8の各スイッチを操作
すると、図3に示してあるように車両55のドア50を
開閉させたり、ヘッドライト60を点滅させたりできる
ことになる。なお、このリモコン8によるドア50の開
閉は、安全性を考慮して例えば車両55の周囲5m以内
においてのみ可能となっており、ヘッドライト60の点
滅はその周囲30m以内において可能となるようにして
ある。
【0011】1枚のドアの開閉は2つの駆動手段によっ
て行われるようになっているが、本実施例ではサーボモ
ーターを用いている。第1軸を駆動させる駆動手段10
は、その軸を減速機11を介して駆動するサーボモータ
ー12と、ドアの完閉状態を維持するブレーキ13と、
前述のポテンショメーター5と、主にドアの開閉速度を
制御するためのパルス信号を得るエンコーダー14とか
ら構成される。第2軸を駆動させる駆動手段20も同様
に、減速機21,サーボモーター22,ブレーキ13,
ポテンショメーター15,エンコーダー24とから構成
される。それぞれの軸に独立して設けられている前リミ
ットスイッチ30,31及び後リミットスイッチ32,
33は制御不能に陥ったときにストッパーとして機能す
るオーバーラン検出用のリミットスイッチである。それ
ぞれの駆動手段10または20の動作は、DCサーボド
ライバー35または40によって制御される。ドアコン
トロールユニット45は、各種のスイッチやセンサーか
らの入力あるいは受信機9から出力される信号に基づい
てドアの開閉及びヘッドライト60の点灯を総括的に制
御するものである。
【0012】ドアの駆動機構の概略の構成は図2に示す
ようになっている。ドア50とボディー51側とはアー
ム52によって連結されている。ドア51側に取り付け
られた第1軸はアーム52をこの軸を回転中心として回
動させるように働き、また、ドア50に取り付けられた
第2軸もやはりアーム52をこの軸を回転中心として回
動させるように働く。なお、このような駆動機構は、図
4(A)に示すように車両の両側のドアに対してそれぞ
れ独立して設けられている。それぞれの軸はこのように
動くから、それぞれの軸を回転させる速度や最終的な回
転位置をそれぞれ独自に設定することで、従来とは異な
る態様でのドアの開閉が可能となる。例えば、図4
(B)に示すような態様でドアを開くことも可能とな
り、このようにすれば、狭い場所での乗降が非常に楽と
なる。なお、ドア50の外周面には図2に示すようにド
アの閉止時の防水性を維持するウエザーストリップ56
が取り付けられている。また、第1軸及び第2軸に設け
られているサーボモーターへの電流はDCサーボドライ
バー35,40からそれぞれ供給される。なお、図にお
いてはDCサーボドライバーは一つだけ記載してある
が、実際には図1に示すようにそれぞれの軸に対して独
立して設けてある。また、それぞれの軸に設けられてい
るポテンショメーターからの信号は、現在位置情報とし
てドアコントロールユニット45に入力される。なお、
図では便宜上この信号がドアコントロールユニット45
に直接入力されるようになっているが、実際には図1に
示したようにDCサーボドライバー35,40を介して
これに入力される。DCサーボドライバー35,40か
らはドアコントロールユニット45に向けて電機子電流
情報,つまりサーボモーターに供給されている電流情報
が、またドアコントロールユニット45からはDCサー
ボドライバー35,40に向けて停止あるいは続行の命
令がそれぞれ出力される。
【0013】図5は、リモコン8の収納機構を示す図で
ある。図に示すように車両内部のインストルメントパネ
ル65には、リモコン8の収納部66が設けられてい
る。この収納部66は、収納の容易性を考慮すれば同図
のように運転席右側前面に位置されるのが好ましい。こ
の収納部66は、単にリモコン8を収納するという機能
を有しているのみならず、リモコン8に内蔵されている
バッテリの充電やイグニッションキーとしての機能をも
兼ね備えている。つまり、収納部66の内部にはリモコ
ン8をこれに装填したときにリモコン8が有している充
電用のプラグに係合するソケット67が設けられてい
る。このソケット67は車両に搭載されているバッテリ
に接続されているので、リモコン8が収納部66に装填
されてリモコン8の充電用のプラグがソケット67に接
続されれば、そのときからリモコン8に内蔵されている
バッテリの充電が開始されることになる。さらに、この
収納部66の奥にはイグニッションスイッチ機構68が
設けられており、このイグニッションスイッチ機構68
は、このリモコン8を収納部66に収納した状態で挿入
方向に一度押すと、イグニッションキーのACC位置の
状態とされ、さらにもう一度押すと、イグニッションO
Nの状態となるように構成されている。そして、エンジ
ンをかけるときにはさらにこれを押し込むことによって
セルモーターが回転するように構成されている。降車時
には、このリモコン8を収納部66から引き抜いて持ち
出すこととなる。このように、収納部66はリモコンの
置き場所として機能すると共に、充電装置としても機能
し、さらにはイグニッションキーとしても機能すること
になる。
【0014】図6は、リモコン8と受信機9との構成を
示した図である。リモコン8には、前述のようにOPENス
イッチ8a,CLOSE スイッチ8b及びLIGHT スイッチ8
cがそれぞれ設けられている。これらのスイッチの操作
は送信部25に入力され、その操作されたスイッチに応
じた指令信号がアンテナ26を介して外部に出力され
る。時刻発生部27は現在の時刻を常にカウントして送
信部25に出力する。なお、図示の送信部は、操作され
たスイッチの種類に拘らずに一様の強さの電波を出力す
るものであるが、例えばドアの開閉に関するスイッチの
指令は非常に弱い電波で出力され、それ以外のスイッチ
の指令は比較的強い電波で出力されるような構成として
も良い。このような機能は、1つの送信部で併有させて
も良いし出力する電波強度に応じて独立して設けても良
い。
【0015】一方、受信機9には、リモコン8から出力
された情報を解読する解読部36が設けられており、こ
こではリモコン8から送られてきた情報をアンテナ34
を介して入力し、記憶部37に記憶されているデータに
基づいてこの情報がどのような指令であるかを解読す
る。時刻発生部38は、リモコン8の時刻発生部27と
同様の動作をするものである。演算部39は、リモコン
8と受信機9との距離を演算するものであって、この距
離の算出は、電波の到達時間に基づいて行われるように
なっている。なお、リモコン8に設けられている時刻発
生部27の時刻はこのリモコン8が図5に示した収納部
66に収納された際に受信機9内に設けられている時刻
発生部38の時刻に完全に一致される。
【0016】各構成要素の概略の動作は以上の通りであ
るが、次に、本発明に係る車両用遠隔装置の動作を図7
から図11のフローチャート等に基づいて詳細に説明す
る。以下に説明するフローチャートは、受信機9とリモ
コン8との構成が、受信機9からの電波がリモコン8を
介して返信されるに要する時間に基づいてリモコン8と
受信機9との距離を算出するようになっているものにつ
いての動作を示したものである。このタイプのものにあ
っては、リモコン8には時刻発生部27を設ける必要は
ないが、送信部25は、受信機9から出力される電波を
そのまま送り返す機能を有している必要がある。
【0017】まず、車両55に搭載されている受信機9
の解読部36は、所定時間ごとに時刻発生部38から出
力される現在の時刻を現在時刻情報としてアンテナ34
を介して出力する。この現在時刻情報は、現在の時刻に
関するデータから構成される情報である。(S20)。
リモコン8の送信部25は、図8のフローチャートに示
されているようにこの受信機9から定期的に送られてく
る現在時刻情報,つまり送信パケットを受信すると、こ
の現在時刻情報に車両ごとに設定されているIDデータ
を付して受信機9に応答パケットとして返信する(S2
8,S29)。解読部36ではリモコン8から現在時刻
情報が返信されてきたか否かを判断し、返信が確認され
ればその返信された現在時刻情報のIDデータは自己の
車両のものと一致するかどうかを判断する(S21,S
22)。このIDが一致していれば、解読部36は現在
時刻発生部38から現在の時刻を入力し、当該現在の時
刻と応答パケットの現在の時刻とを演算部39に送る。
演算部39では、この両現在の時刻に基づいて伝搬遅延
時間を演算する。つまり、受信機9から電波を送信した
時刻とこの電波がリモコン8を介して受信された時刻と
の時間差を伝搬遅延時間として演算するのである(S2
3)。次に、演算部39はこの伝搬遅延時間に基づいて
受信機9とリモコン8との距離を演算する(S24)。
この演算された距離が所定値以内であれば、リモコン8
は圏内にあるものとしてフラグを立てる(S26)。一
方、S21のステップにおいてリモコン8から応答パケ
ットが受信されない場合や、応答パケットのIDが一致
しない場合、さらには演算された距離が所定値以内でな
い場合には、リモコン8が圏外にあるものとしてフラグ
は立てずにおく。このように圏内あるいは圏外の判定を
させておくのは、たとえば、200mも離れているよう
な所からリモコンでドアの開閉が行なえるようでは安全
性に問題があるからであり、車両のごく近くにおいての
みリモコンによるドアの開閉を行なわせるようにするた
めである(S27)。このような処理は、リモコン8が
収納部66から外されているときには常に行われるよう
になっている。また、受信機9とリモコン8との距離の
演算にはかなりの精度が要求されるため(m単位の距離
演算を行なう必要がある)時刻発生部38の時刻のカウ
ントは一億分の一秒以上の速度で行なえるものでなけれ
ばならない。もちろん、演算部39の処理にも高速性が
要求されることになる。
【0018】以上のような処理がリモコン8との間で常
に行われているから、リモコン8の操作がされなくと
も、現在、リモコン8は車両55から圏内にあるのか圏
外に有るのかが受信機9において常に把握されている。
リモコン8のいずれかのスイッチ8a〜8cが操作され
ると、このスイッチ操作は解読部36によって検出され
て、上述のフローチャートの処理において圏内あるいは
圏外認識用のフラグが立っているか否かによってリモコ
ン8が圏外に存在するのか、あるいは圏内に存在するの
かが判断される(S30)。もしも圏外であれば、以降
の処理は行なわずに図7のフローチャートの処理のみを
続行する。圏内であればリモコンの指令内容に応じて以
下の処理が行われる(S31)。LIGHT スイッチ8cが
押されているときには、そのスイッチが押されている間
だけヘッドライトが点灯する(S32〜S34)。この
ような機能を設けてあるのは、広大な駐車場での駐車位
置の確認を容易にするためであるから、この機能だけは
圏外と判断されている場合であっても作動できるように
しても良い。また、CLOSE スイッチ8bが押されている
ときあるいはOPENスイッチ8cが押されている場合に
は、押されている間だけドアコントロールユニット45
がDCサーボドライバー35にドアを閉じまたは開く指
令を出力し続ける。この場合には、通常は運転席側のド
アのみを開閉できるようにしておけば十分であるが、必
要であるならば、リモコン8に両側のドアを同時に開閉
させるスイッチを設けることで両側のドアを同時開閉さ
せることも可能となる(S35〜S40)。以上のよう
な動作をさせることで、リモコン8を用いてのドアの開
閉は、車両のごく近くの範囲内(圏内)においてでなけ
れば行なうことができないから、ドア開閉の安全性が担
保されることとなる。
【0019】図10に示すフローチャートは、図7に示
したものとは異なってリモコン8から定期的に現在時刻
情報を出力するようにしたものである。この場合には、
リモコン8にも時刻発生部27が必要となる。このリモ
コン8からは、現在時刻情報とIDデータとが送信パケ
ットとして一定時間ごとに出力されるようになってい
る。つまり、前述の応答パケットに相当する情報が出力
されることになる。受信機9の解読部36においては、
この送信パケットを入力し、これに含まれるIDデータ
が自車両のものと一致しているかどうかを判断する(S
41,S42)。IDデータが一致していれば、解読部
36は現在時刻発生部38から現在の時刻を入力し、当
該現在の時刻と送信パケットの時刻とを演算部39に送
る。演算部39では、この両時刻に基づいて伝搬遅延時
間を演算する。つまり、リモコン8から電波を送信した
時刻とこの電波が受信機9に受信された時刻との時間差
を伝搬遅延時間として演算するのである(S43)。次
に、演算部39はこの伝搬遅延時間に基づいて受信機9
とリモコン8との距離を演算する(S44)。この演算
された距離が所定距離以内であれば、リモコン8は圏内
にあるものとしてフラグを立てる(S46)。一方、S
42のステップにおいて応答パケットのIDが一致しな
い場合、さらには演算された距離が所定値以内でない場
合には、リモコン8が圏外にあるものとしてフラグは立
てずにおく(S47)。以降のリモコン8による操作
は、図9に示したフローチャートと同様にして処理され
ることになる。なお、以上の場合には、リモコン8の時
刻発生部27と受信機9の時刻発生部38の時刻を完全
に一致させておく必要があるが、これはリモコン8が収
納部66に収納されているときに自動的に行われるのは
前述した通りである。
【0020】図11に示したフローチャートは、リモコ
ン8の送信部25がそれぞれのスイッチに対応して独立
して設けられているものに対して処理されるものであ
る。たとえば、ドア開閉に関するスイッチに対しては、
パッシブ型の送信距離の非常に短いものが設けられ、一
方、これ以外を作動させるスイッチに対しては、送信距
離が通常のものと同様であるものが設けられているよう
なものである。このようにスイッチ別に送信距離の異な
る送信部を設けておけば、前記のように圏内外の判断を
時間差に基づいて行なう必要がなくなるから、比較的簡
単な構成とすることができる。
【0021】この場合には、同図のフローチャートに示
されているように、受信機9に設けられている解読部3
6において、パッシブ型の送信部または通常の送信部か
ら出力されるIDデータを読み込んで照合し(S50,
S51)、IDデータが存在すれば圏内であると判断し
てフラグを立て(S52)、IDデータが存在していな
ければ圏外であると判断してフラグは立てずにおく(S
53)。このようにして、以降のリモコン8による操作
は、図9に示したフローチャートと同様にして処理され
ることになる。
【0022】以上の実施例によれば、ドアの開閉に関す
る遠隔操作は設定された圏内においてしか行なうことが
できないようになっているから、例えば100mも離れ
ているような場所からドアが開いてしまうようなことを
防止できる。また、ヘッドライトは、前記圏内に限らず
に点灯可能であるから、非常に広い駐車場での駐車位置
の確認が容易となる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、車両と遠隔操作手段との距離がどの程度離
れているのかを、遠隔操作手段からの指令信号と共に受
信した時刻信号と前記現在時刻出力手段から出力された
その受信時の時刻信号とに基づいて演算し、この演算さ
れた距離に応じて遠隔操作手段から送られてくる指令信
号のうち特定の指令信号のみを許可するようになってい
るから、遠隔操作の安全性を向上させることができるよ
うになる。また、請求項2に記載の発明によれば、車両
と遠隔操作手段との距離がどの程度離れているのかを、
現在時刻出力手段から出力された時刻信号が遠隔操作手
段から再び戻ってくるまでの時間により演算し、この演
算された距離に応じて遠隔操作手段から送られてくる指
令信号のうち特定の指令信号のみを許可するようになっ
ているから、遠隔操作の安全性を向上させることができ
るようになる。また、現在時刻出力手段は、車両側にの
み設ければ良いので、請求項1に記載の発明に比較し
て、遠隔操作手段の構成を簡略化でき、車両側と遠隔操
作手段との時刻の不一致による距離の演算誤差の発生を
防止することもできることになる。さらに、請求項3に
記載の発明によれば、請求項1または請求項2に記載の
発明において、車両側には遠隔操作手段を収納する収納
部を設け、その収納部には遠隔操作手段内蔵のバッテリ
を車両搭載のバッテリに接続する接続手段を設け、ま
た、遠隔操作手段はこれに収納された状態でイグニッシ
ョンキーとしても機能させるようにしてあるから、遠隔
操作手段の収納に困ることがなくなり、これを収納をさ
せることのみによって内蔵のバッテリを常に充電状態と
しておくことができ、遠隔操作手段の車内での紛失を確
実に防止することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる車両用遠隔制御装置を含むドア
自動開閉のための制御系の概略構成図である。
【図2】図1に示した装置の駆動系の概略構成図であ
る。
【図3】リモコンを用いて車両のドアを開ける情況を示
した図である。
【図4】(A)は、図2に示した駆動系の配置状態を示
す図であり、(B)は、ドアの開閉動作の一態様を示す
図である。
【図5】リモコンの収納部の概略構成図である。
【図6】図1に示した受信機とリモコンとの具体的な構
成を示すブロック図である。
【図7】図1に示した装置における圏内外の判断処理を
示すフローチャートである。
【図8】図1に示したリモコンの返信処理を示すフロー
チャートである。
【図9】リモコンによって車両の機器を動作させる場合
に処理されるフローチャートである。
【図10】図1に示した装置における圏内外の他の判断
処理を示すフローチャートである。
【図11】図1に示した装置における圏内外のさらにも
う一つの判断処理を示すフローチャートである。
【図12】従来のリモコンを用いて車両の機器を動作さ
せる場合に処理されるフローチャートである。
【符号の説明】
8…リモコン(遠隔操作手段) 25…送信部(長距離通信手段,短距離通信手段) 27,38…時刻発生部(現在時刻出力手段) 36…解読部(受信手段) 39…演算部(距離演算手段,許可手段) 45…ドアコントロールユニット(制御手段) 66…収納部 67…ソケット(接続手段) 68…イグニッションスイッチ機構(スイッチ手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E05B 65/20 E05B 65/20 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 5/00 - 5/04 B60R 16/02 B60R 25/00 - 25/02 E05B 49/00 E05B 65/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設けられている各種の機器を遠隔
    操作手段からの指令信号に基づいて作動させる車両用遠
    隔制御装置であって、 現在の時刻を時刻信号として出力する現在時刻出力手段
    と、 当該遠隔操作手段からの指令信号及び当該現在時刻出力
    手段からの時刻信号を受信する受信手段と、 当該受信手段により指令信号が受信された場合には、当
    該指令信号と共に受信した時刻信号と前記現在時刻出力
    手段から出力されたその受信時の時刻信号とに基づい
    て、前記車両と前記遠隔操作手段との距離を演算する距
    離演算手段と、 当該距離演算手段によって演算された当該距離に応じ
    て、前記遠隔操作手段からの指令信号のうち特定の指令
    信号のみの入力を許可する許可手段と、 当該許可手段の許可に基づいて入力された特定の指令信
    号に基づいて、前記各種の機器を作動させる制御手段と
    を有することを特徴とする車両用遠隔制御装置。
  2. 【請求項2】 車両に設けられている各種の機器を遠隔
    操作手段からの指令信号に基づいて作動させる車両用遠
    隔制御装置であって、 現在の時刻を時刻信号として出力する当該車両内に設け
    られた現在時刻出力手段と、 当該遠隔操作手段からの信号を受信する当該車両内に設
    けられた受信手段と、 当該現在時刻出力手段から定期的に出力される時刻信号
    を前記遠隔操作手段に向けて発信し、前記遠隔操作手段
    によって受信されここから再度発信された当該時刻信号
    を前記受信手段で受信し、受信された当該時刻信号にお
    ける前記遠隔操作手段に向けて発信した時点の時刻と前
    記現在時刻出力手段から出力された時刻信号における
    在の時刻との時間差から前記車両と前記遠隔操作手段と
    の距離を演算する距離演算手段と、 当該距離演算手段によって演算された当該距離に応じ
    て、前記受信手段で受信される前記遠隔操作手段からの
    指令信号のうち特定の指令信号のみの入力を許可する許
    可手段と、 当該許可手段の許可に基づいて入力された特定の指令信
    号に基づいて、前記各種の機器を作動させる制御手段と
    を有することを特徴とする車両用遠隔制御装置。
  3. 【請求項3】 前記遠隔操作手段には、当該手段の電源
    となるバッテリーが内蔵されると共に、当該バッテリー
    と車両に搭載されているバッテリーとを接続する接続手
    段が設けられ、 前記車両の内部には、当該遠隔操作手段を収納する収納
    部が設けられ、 当該収納部には、前記遠隔操作手段が収納された場合に
    前記接続手段に係合し、前記車両に搭載されているバッ
    テリに接続された係合手段が設けられる一方、収納され
    た状態で前記遠隔操作手段の押し込み動作を繰り返すこ
    とによって、イグニッションキーのACC、イグニッシ
    ョンON、セルモータ0N、イグニッションONの順に
    機能するスイッチ手段が設けられていることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に 記載の車両用遠隔制御装
    置。
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