JP6782184B2 - 車両制御システム及び車両制御方法 - Google Patents

車両制御システム及び車両制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6782184B2
JP6782184B2 JP2017052226A JP2017052226A JP6782184B2 JP 6782184 B2 JP6782184 B2 JP 6782184B2 JP 2017052226 A JP2017052226 A JP 2017052226A JP 2017052226 A JP2017052226 A JP 2017052226A JP 6782184 B2 JP6782184 B2 JP 6782184B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
mobile terminal
range
communication
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017052226A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018157360A (ja
Inventor
茂憲 蛭田
茂憲 蛭田
考司 森
考司 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2017052226A priority Critical patent/JP6782184B2/ja
Publication of JP2018157360A publication Critical patent/JP2018157360A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6782184B2 publication Critical patent/JP6782184B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、ユーザが携行する1つ又は複数の携帯端末を用いて、車両に搭載された車載装置を制御する車両制御システム及び車両制御方法に関する。
従来から、ユーザが携行する1つ又は複数の携帯端末(キーフォブ、スマートフォンを含む)を用いて、車両に搭載された車載装置を制御する車両制御システムが開発されている。
特許文献1では、ユーザが、スマートブレスレットを腕に装着した状態にて、手を上げ、手を下げ、又は腕を上下左右に振る指令操作(いわゆる、遠隔操作)を行うことで、車載装置を制御する制御システムが提案されている。
中国特許出願公開第104008635号明細書([0005]〜[0009]、[0033])
ところで、スマートブレスレットのような携帯端末を用いる場合、ユーザによる僅かな動きを捉えて、意図しない遠隔操作(例えば、ドアの自動開閉)を引き起こすおそれがある。そこで、車載装置としてのドア自動開閉装置の遠隔操作を行う場合、車両に対する防盗性を高めるため、遠隔操作を受け付ける範囲(以下、許可範囲)を予め狭めておくことが望ましい。
その一方、上記の許可範囲を狭めることで却って緊急時の利便性を損なうおそれがある。その理由は、ユーザは、開閉動作中のドアの間に物体等が存在しそうな気配を察した場合、遠隔操作を有効にするために許可範囲内の位置まで急いで移動しなければならないからである。
本発明は上記した問題を解決するためになされたものであり、ドアの自動開閉における防盗性及び緊急時の利便性を両立可能な車両制御システム及び車両制御方法を提供することを目的とする。
第1の本発明に係る車両制御システムは、車両に搭載され、前記車両の周囲の通信範囲にて無線通信可能な車両側通信部と、前記車両側通信部に接続され、1つ又は複数の車載装置の動作制御を行う車両側制御部と、ユーザに携行され、前記車両側通信部との間で無線通信可能である第1携帯端末と、前記ユーザに携行され、前記第1携帯端末との間で無線通信可能である第2携帯端末と、を備え、前記第1携帯端末は、前記第2携帯端末を用いた前記ユーザの指令操作に応じて、前記車載装置の動作制御を実行させるトリガとなる指令信号を前記車両側通信部に向けて送信し、前記車両側制御部は、前記通信範囲の一部である許可範囲内に前記第1携帯端末がある場合に前記車載装置の動作制御を行う一方、前記通信範囲から前記許可範囲を除いた制限範囲内に前記第1携帯端末がある場合に前記車載装置の動作制御を制限し、前記車載装置には、前記車両のドアを自動開閉可能なドア自動開閉装置が含まれ、前記車両側制御部は、前記ドアの開閉動作中であることを条件として、前記第1携帯端末が前記制限範囲内にあるにもかかわらず前記第2携帯端末を用いた前記指令操作を受け付けて、前記ドア自動開閉装置の動作を停止させ、又は前記ドア自動開閉装置を逆動作させる制御を行う。
このように、原則的には、第1携帯端末が制限範囲内にある場合に車載装置の動作制御を制限するが、ドアの開閉動作中であることを例外的な条件として、第2携帯端末を用いた指令操作を受け付けてドア自動開閉装置の停止又は逆動作を行うので、ドアの自動開閉における防盗性及び緊急時の利便性を両立することができる。
また、前記第1携帯端末又は前記第2携帯端末は、前記ユーザが、前記通信範囲内にある所定位置から該所定位置よりも外側に移動する際、前記車両側通信部と前記第1携帯端末の間の無線通信が切断される旨を予告する報知動作を行ってもよい。これにより、指令操作を受け付けられる制限範囲内に、報知を受けたユーザを留めることができる。
また、当該車両制御システムは、前記ドアの開閉動作中における特定の状態を検出する状態検出手段をさらに備え、前記第1携帯端末又は前記第2携帯端末は、前記状態検出手段により前記特定の状態が検出された場合に、前記第2携帯端末を用いた前記指令操作を促す報知動作を行ってもよい。これにより、ユーザが特定の状態に気付きにくい状況であっても、ドアの開閉動作を速やかに停止させることができる。
また、前記第2携帯端末は、前記ユーザが装着可能であり、かつ、前記ユーザのジェスチャ操作を前記指令操作として受付可能に構成されるウェアラブル端末であってもよい。これにより、指令操作の所要時間が大幅に短縮される。
また、前記車両側通信部は、通信限界距離が異なる複数の通信方式を用いて、外部装置との間で無線通信可能であり、前記通信範囲は、前記通信限界距離が相対的に長い通信方式による通信可能範囲であり、前記許可範囲は、前記通信限界距離が相対的に短い通信方式による通信可能範囲であってもよい。
また、前記許可範囲は、前記車両側通信部から無線信号を受信する際の受信強度が閾値よりも高い範囲であり、前記制限範囲は、前記受信強度が前記閾値よりも低い範囲であってもよい。
第2の本発明に係る車両制御方法は、車両に搭載され、前記車両の周囲の通信範囲にて無線通信可能な車両側通信部と、前記車両側通信部に接続され、1つ又は複数の車載装置の動作制御を行う車両側制御部と、ユーザに携行され、前記車両側通信部との間で無線通信可能である第1携帯端末と、前記ユーザに携行され、前記第1携帯端末との間で無線通信可能である第2携帯端末と、を備える車両制御システムを用いた方法であって、前記第1携帯端末が、前記第2携帯端末を用いた前記ユーザの指令操作に応じて、前記車載装置の動作制御を実行させるトリガとなる指令信号を前記車両側通信部に向けて送信する送信ステップと、前記車両側制御部が、前記通信範囲の一部である許可範囲内に前記第1携帯端末がある場合に前記車載装置の動作制御を行う一方、前記通信範囲から前記許可範囲を除いた制限範囲内に前記第1携帯端末がある場合に前記車載装置の動作制御を制限する制御ステップと、を含み、前記車載装置には、前記車両のドアを自動開閉可能なドア自動開閉装置が含まれ、前記制御ステップでは、前記ドアの開閉動作中であることを条件として、前記第1携帯端末が前記制限範囲内にあるにもかかわらず前記第2携帯端末を用いた前記指令操作を受け付けて、前記ドア自動開閉装置の動作を停止させ、又は前記ドア自動開閉装置を逆動作させる制御を行う。
本発明に係る車両制御システム及び車両制御方法によれば、ドアの自動開閉における防盗性及び緊急時の利便性を両立できる。
本発明の一実施形態に係る車両制御システムの構成を示すブロック図である。 車両制御システムの動作の第1例を模式的に示す図である。 車両制御システムの動作の第2例を模式的に示す図である。 車両制御システムの動作の第3例を模式的に示す図である。 図1に示す車両制御システムの動作説明に供されるフローチャートである。 ステップS7(図5)におけるドアの緊急停止動作を模式的に示す図である。 変形例に係るフローチャートである。 変形例に係る許可範囲及び制限範囲の設定方法を示す図である。
以下、本発明に係る車両制御システムについて車両制御方法との関係において好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
[車両制御システム10の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る車両制御システム10の構成を示すブロック図である。車両制御システム10は、ユーザUが携行する携帯端末を用いて、車両12に搭載された車載装置26を制御可能に構成されるスマートキーリンク(スマートエントリ)システムである。この車両制御システム10は、基本的には、車両12と、スマートフォン14(第1携帯端末)と、ウェアラブル端末16(第2携帯端末)と、キーフォブ18とから構成される。
<車両12の構成>
車両12は、車載通信装置20(車両側通信部)と、バッテリ22と、車両状態センサ24と、車載装置26と、統合制御ユニット28(車両側制御部)と、ドア30を含んで構成される。車載通信装置20、バッテリ22、車両状態センサ24及び車載装置26は、CAN(Controller Area Network)を含む車載通信ネットワークによって、統合制御ユニット28との間で相互に通信可能に接続されている。
車載通信装置20は、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)を含む「近距離無線通信」、或いはWiFiを含む「狭域無線通信」の規格に準拠する通信用モジュールを含む通信装置である。例えば、車載通信装置20は、BTアンテナ32を介して、Bluetooth(登録商標)の無線信号を送信又は受信可能である。
また、車載通信装置20は、LFアンテナ33を介してLF(Low Frequency)帯の電波(具体的には、キーフォブ18に向けた要求信号)を送信可能であり、RFアンテナ34を介してRF(Radio Frequency)帯の電波(具体的には、キーフォブ18からの応答信号)を受信可能である。
バッテリ22は、車両12に関わる電気・電子機器に対して電力を供給する。車両状態センサ24は、車両12の状態(動作状態又は操作状態)を検出する1つ又は複数のセンサであり、例えば、イグニッションスイッチ、ドアロック状態センサ、ドアスイッチ、通信状態センサ、又は車載装置26のスイッチである。
車載装置26は、乗員による所定の操作に従って動作する装置であり、例えば、ドア自動開閉装置36、ドアロックユニット、エンジン始動/停止装置、空調装置、表示装置、又はスピーカ(いずれも不図示)である。ドア自動開閉装置36は、車両12のドア30(例えば、スライドドア又はテールゲートドア)を自動で開閉可能な装置である。
ドア30には、開動作中又は閉動作中(以下、開閉動作中)における特定の状態を検出するための非接触センサ38(状態検出手段)が設けられている。この非接触センサ38は、例えば、ドア30の間にある物体等を検出可能な光学センサである。
統合制御ユニット28は、例えば電子制御装置(ECU;Electronic Control Unit)から構成され、スマートキーリンク動作に関わる車両12の各部を統括的に制御する。統合制御ユニット28の動作については後述する。
<スマートフォン14の構成>
スマートフォン14は、ユーザUが携行可能な第1端末装置であり、これに代わってタブレット端末であってもよい。具体的には、スマートフォン14は、第1端末側通信部40と、センサ群42と、第1端末側UI(User Interface)部44と、第1端末側制御部46を含んで構成される。
第1端末側通信部40は、上記した狭域無線通信及び近距離無線通信、或いは4G、5G、LTE(Long Term Evolution)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)を含む「広域無線通信」の規格に準拠する通信用モジュールである。例えば、第1端末側通信部40は、BTアンテナ48を介して、Bluetooth(登録商標)の無線信号を送信又は受信可能である。
センサ群42は、スマートフォン14に標準的に搭載される1つ又は複数のセンサであり、例えば、位置センサ、加速度センサ、角速度センサ、地磁気センサ又は歩数計を含んで構成される。
第1端末側UI部44は、スマートフォン14に標準的に搭載される入出力装置、例えば、表示パネル、タッチセンサ、マイクロフォン、スピーカ又はバイブレータの組み合わせによってユーザインターフェースを実現する。
第1端末側制御部46は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro-Processing Unit)のプロセッサで構成され、図示しないメモリに格納されたプログラムを読み出し実行することで、強度検出部50、報知処理部52、及び遠隔操作処理部54として機能する。
<ウェアラブル端末16の構成>
ウェアラブル端末16は、ユーザU(図2等)が装着して携行可能な第2携帯端末である。ウェアラブル端末16の形態として、例えば、腕時計、眼鏡、指輪、ブレスレット、活動量計(アクティビティ・トラッカー)が挙げられる。このウェアラブル端末16は、第2端末側通信部60と、モーションセンサ62と、第2端末側UI部64と、第2端末側制御部66を含んで構成される。
第2端末側通信部60は、上記した近距離無線通信又は狭域無線通信の規格に準拠する通信用モジュールである。例えば、第2端末側通信部60は、BTアンテナ68を介して、Bluetooth(登録商標)の無線信号を送信又は受信可能である。
モーションセンサ62は、例えば、加速度センサ又はジャイロセンサからなり、ウェアラブル端末16の移動の有無(つまり、ユーザUのジェスチャ)を検出するセンサである。
第2端末側UI部64は、ウェアラブル端末16の種類に応じて搭載される入出力装置、腕時計(スマートウォッチ)の例では、表示パネル、タッチセンサ又はスピーカの組み合わせによってユーザインターフェースを実現する。
第2端末側制御部66は、CPU又はMPUのプロセッサで構成され、図示しないメモリに格納されたプログラムを読み出し実行することで、遠隔操作又は報知に関わる各種機能(詳細は後述する)を実行する。
<キーフォブ18の構成>
キーフォブ18は、CPU、ROM、RAMを含んで構成され、統合制御ユニット28との間で認証処理を行う携帯機である。キーフォブ18の筐体には、例えば、ドアロックユニットの遠隔操作用スイッチが設けられている。
[車両制御システム10の動作]
この実施形態に係る車両制御システム10は、以上のように構成される。続いて、車両制御システム10による動作、具体的には、報知機能及び遠隔操作機能について概略的に説明する。
ここで、車両12−スマートフォン14間、スマートフォン14−ウェアラブル端末16間で、Bluetooth(登録商標)のペアリング接続が設定されている。つまり、車両制御システム10では、[1]車両12−スマートフォン14間、[2]スマートフォン14−ウェアラブル端末16間にて無線通信を行う一方、[3]車両12−ウェアラブル端末16間において無線通信を行わない点に留意する。
<1.報知機能の概略>
統合制御ユニット28は、車両状態センサ24からの検出値を取得し、監視対象である車載装置26の状態を検出する。車載通信装置20は、統合制御ユニット28による送信制御に従って、BTアンテナ32を中継する無線通信(以下、BT通信)を通じて、車載装置26の状態に関する無線信号(以下、状態信号)を車両12の周囲に向けて定期的に送信する。
なお、この状態信号には、例えば、イグニッションスイッチのオン・オフ、ドアロックユニットの解錠・施錠、ドアの開閉、或いは電源のオン・オフを示す情報が含まれる。これと併せて又はこれとは別に、状態信号には、降車後の理想的な状態と、現在の状態との間の一致性を示す情報が含まれる。
スマートフォン14は、所定の通信圏内(以下、BT圏内)に位置する場合、車両12側から送信された状態信号を、第1端末側通信部40のBTアンテナ48を中継して受信する。これにより、スマートフォン14は、車載装置26の状態を取得することができる。
スマートフォン14は、BT圏内から外れた範囲(以下、BT圏外)に位置する場合、車両12側から送信された状態信号を受信することができない。このとき、スマートフォン14は、直近に受信した状態信号を解析し、ユーザUによる「操作忘れ」があると判定した場合、ウェアラブル端末16に報知させる制御(以下、報知制御)を行う。
<2.遠隔操作機能の概略>
スマートフォン14は、BT圏内に位置し、かつ、ウェアラブル端末16を用いたユーザUの指令操作を受け付けた場合、車載装置26の遠隔操作を行う旨の指令信号を外部に向けて送信する。
統合制御ユニット28は、車載通信装置20を介して指令信号を受信したことをトリガとして、必要に応じて他の条件(例えば、ユーザUの位置条件)を満たすか否かを判定する。統合制御ユニット28は、肯定的な判定結果を得た場合、指令信号の内容に応じて車載装置26の動作を制御する。
<想定される課題>
図2〜図4に示すように、概略円状のBT圏内(以下、通信範囲80内)にいるユーザUは、衣類82(ここではズボン)のポケット83の中に入れた状態にてスマートフォン14を携行している。また、ユーザUは、腕時計型のウェアラブル端末16を腕84に装着した状態で携行している。
図2の例では、ユーザUは、車両12に近い位置、具体的には通信範囲80の一部である許可範囲86内の位置にいる。概略半円状の許可範囲86は、キーフォブ18と車載通信装置20の間で、3本のLFアンテナ33を中継する無線通信(以下、LF通信)の通信可能範囲であり、例えば、車両12の右側方部、左側方部、及び後方部の3箇所に形成されている。
このとき、ウェアラブル端末16は、ユーザUに対して遠隔操作の実行を促す操作画面88を表示する。操作画面88上には、[スライドドア操作]と表記されたメッセージ90と、ドア30の閉動作を模式的に示すアイコン91と、[CLOSE]と表記されたボタン92が配置されている。ユーザUがボタン92をタッチする遠隔操作を行うことで、開状態のドア30を自動的に閉めることができる。
図3の例では、ユーザUは、車両12から離れた位置、具体的には制限範囲94内の位置にいる。この制限範囲94は、キーフォブ18と車載通信装置20の間でLF通信が実行できない範囲(換言すれば、通信範囲80から許可範囲86を除いた残りの範囲)である。このとき、ウェアラブル端末16は、図3の操作画面88に代わって、ユーザUによる遠隔操作を制限する旨を示す操作制限画面98を表示する。
このように、スマートフォン14が通信範囲80内にあって、車載通信装置20との間でBT通信可能であるにもかかわらず、遠隔操作を受け付ける範囲を予め狭めておくことで、車両12に対する防盗性を高めることができる。
一方、図4に示すように、ユーザUは、ドア30の閉動作中に、物体Oが車室内から飛び出しそうな気配を察したとする。この場合、ユーザUは、ウェアラブル端末16を用いて遠隔操作を行う前に、現在位置である制限範囲94から許可範囲86に移動する必要がある。或いは、ユーザUは、スマートフォン14を用いて遠隔操作を行う場合、ポケット83等に収納されたスマートフォン14を取り出すまでに時間を要する可能性がある。以下、ドア30の自動開閉における防盗性及び緊急時の利便性を両立可能な車両制御方法を提案する。
<本制御方法に関する説明>
図1の車両制御システム10を用いた車両制御方法について、図5のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。ここでは、スマートフォン14及び統合制御ユニット28が主体的に動作する点に留意する。
ステップS1において、統合制御ユニット28は、車両制御システム10の動作を継続するか否かを判定する。この動作を継続する場合(ステップS1:YES)、ステップS2に進む。
ステップS2において、第1端末側制御部46は、車載通信装置20から状態信号を受信する際の受信強度(以下、RSSI;Received Signal Strength Indicator)と、第1閾値Th1の間の大小関係を判定する。この判定に先立ち、強度検出部50は、直近に受信した状態信号のRSSIを検出する。なお、第1閾値Th1は、例えば、通信品質が保証される下限値に相当する。
仮に、ユーザUが通信範囲80の外側に出た場合、RSSI≦Th1(ステップS2:NO)を満たすようになるので、ステップS3に進む。
ステップS3において、報知処理部52は、BT圏外向けの報知処理(ここでは、ウェアラブル端末16に対する報知制御)を行う。先ず、報知処理部52は、直近に受信した状態信号を解析し、ユーザUに対する報知の要否を判定する。報知処理部52は、1つ又は複数の車載装置26に関して、降車後における理想的な状態と、現在の状態の間に相違点がある場合、「操作忘れ」に対する報知が必要であると判定する。ここでは、ユーザUに対してドア30の閉め忘れを報知する場合を想定する。
報知処理部52は、第1端末側通信部40を介して、ドア30が開いている旨の報知動作を実行させるための制御信号を外部に向けて送信する。ペアリング接続されたウェアラブル端末16(第2端末側制御部66)は、第2端末側通信部60を介して制御信号を受信することで報知動作を開始する。
ユーザUは、この報知動作によって、自身が既に通信範囲80外にいると認識し、車載装置26を遠隔操作可能な位置(制限範囲94内)まで戻ろうと車両12に近づく。スマートフォン14が通信範囲80内の位置に到達することで、RSSIが第1閾値Th1を上回る。つまり、RSSIが改善してRSSI>Th1の関係を満たすようになるので(ステップS2:YES)、ステップS4に進む。
ステップS4において、遠隔操作処理部54は、ウェアラブル端末16を用いたユーザUの指令操作を受け付けたか否かを判定する。ここで、「指令操作」とは、遠隔操作の対象である車載装置26の動作を指令するための特定の操作を意味し、具体的には、ウェアラブル端末16を強く振るジェスチャや他の操作(例えば、ボタン92のタッチ操作)であってもよい。
ウェアラブル端末16(第2端末側制御部66)は、第2端末側UI部64から特定の操作を検出した場合、第2端末側通信部60を介して、車載装置26の遠隔操作を行う旨の指令信号を外部に向けて送信する。これにより、統合制御ユニット28は、車載通信装置20を介して、スマートフォン14からの指令信号を受信する。
この指令操作を未だ受け付けていない場合(ステップS4:NO)、ステップS1に戻って、当該操作を受け付けるまでステップS1〜S4を繰り返す。一方、指令操作を受け付けた場合(ステップS4:YES)、ステップS5に進む。
ステップS5において、遠隔操作処理部54は、ステップS4で受け付けた指令操作に応じて遠隔操作処理を行う。具体的には、遠隔操作処理部54は、第1端末側通信部40を介して、車載装置26の遠隔操作を行う旨の指令信号を外部に向けて送信する。ペアリング接続された車両12(統合制御ユニット28)は、車載通信装置20を介して指令信号を受信する。
ステップS6において、統合制御ユニット28は、ステップS5にて指令信号を受信したことをトリガとして、スマートフォン14の位置を判定する。具体的には、統合制御ユニット28は、キーフォブ18と車載通信装置20の間でLF通信ができる場合にはスマートフォン14が許可範囲86内にあると判定し、LF通信ができない場合にはスマートフォン14が制限範囲94内にあると判定する。
例えば、スマートフォン14が許可範囲86内にあると判定された場合(ステップS6:許可範囲)、ステップS7に進む。
ステップS7において、統合制御ユニット28は、既に受信した指令信号の内容に応じて車載装置26の動作制御を行う。その後、ステップS1に戻って、以下、図5のフローチャートを反復して実行する。
一方、ステップS6に戻って、スマートフォン14が制限範囲94内にあると判定された場合(ステップS6:制限範囲)、ステップS8に進む。
ステップS8において、統合制御ユニット28は、車両状態センサ24の検出値の時間変化を捉えて、ドア30が開閉動作中であるか否かを判定する。ドア30が開閉動作中でないと判定された場合(ステップS8:NO)、ステップS9に進む。
ステップS9において、統合制御ユニット28は、指令信号を既に受信したにもかかわらず、車載装置26の動作制御を制限する(つまり、実行しない又は保留する)。その後、ステップS1に戻って、以下、図5のフローチャートを反復して実行する。
ところが、ドア30が開閉動作中であると判定された場合(ステップS8:YES)、例外的にステップS7に進み、統合制御ユニット28は、既に受信した指令信号の内容に応じて、ドア自動開閉装置36の停止制御(ドア30の緊急停止)を行う。
図6に示すように、ユーザUは、ドア30の閉動作中に、物体Oが車室内から飛び出しそうな気配を察したとする。この場合、ユーザUは、制限範囲94内のその場で、ウェアラブル端末16が装着された腕を振るジェスチャ操作を行うことで、閉動作中のドア30を緊急停止させることができる。特に、ユーザUが装着可能であり、かつ、ユーザUのジェスチャ操作を指令操作として受付可能なウェアラブル端末16を用いることで、指令操作の所要時間が大幅に短縮される。
なお、統合制御ユニット28は、ドア30の停止制御と併せて又はこれとは別に、ドア自動開閉装置36を逆動作させる制御を行ってもよい。これにより、ドア30の「閉」動作中であった場合には「開」動作が、ドア30の「開」動作中であった場合には「閉」動作がそれぞれ実行される。
また、ステップS8において、スマートフォン14又はウェアラブル端末16は、ドア30の開閉動作中に、非接触センサ38により特定の状態(例えば、ドア30の間に物体Oがある状態)が検出された場合に、ウェアラブル端末16を用いた指令操作を促す報知動作を行ってもよい。これにより、ユーザUが特定の状態に気付きにくい状況であっても、ドア30の開閉動作を速やかに停止させることができる。
また、ステップS3において、ユーザUが、通信範囲80内にある境界近傍位置96(所定位置)から境界近傍位置96よりも外側に移動する際、ウェアラブル端末16又はスマートフォン14は、車載通信装置20とスマートフォン14の間の無線通信が切断される旨を予告する報知動作を行ってもよい。後述するように、指令操作を受け付けられる制限範囲94内に、報知を受けたユーザUを留めることができる。
ここで、図6の境界近傍位置96は、通信範囲80の境界線(通信限界位置)から所定距離だけ手前にある位置の集合であってもよいし、RSSI=Th1+Δ(Δは正の微小値)を満たす位置の集合であってもよい。
ステップS1に戻って、車両制御システム10の動作を継続しない場合(ステップS1:NO)、車両制御システム10の動作を終了する。これにより、ドア30の自動開閉における防盗性及び緊急時の利便性を両立することができる。
[車両制御システム10による効果]
以上のように、車両制御システム10は、[1]車両12に搭載され、車両12の周囲の通信範囲80にて無線通信可能な車載通信装置20(車両側通信部)と、[2]車載通信装置20に接続され、1つ又は複数の車載装置26の動作制御を行う統合制御ユニット28(車両側制御部)と、[3]ユーザUに携行され、車載通信装置20との間で無線通信可能であるスマートフォン14(第1携帯端末)と、[4]ユーザUに携行され、スマートフォン14との間で無線通信可能であるウェアラブル端末16(第2携帯端末)と、を備える。
[5]スマートフォン14は、ウェアラブル端末16を用いたユーザUの指令操作に応じて、車載装置26の動作制御を実行させるトリガとなる指令信号を車載通信装置20に向けて送信し、[6]統合制御ユニット28は、(6a)通信範囲80の一部である許可範囲86内にスマートフォン14がある場合に車載装置26の動作制御を行う一方、(6b)通信範囲80から許可範囲86を除いた制限範囲94内にスマートフォン14がある場合に車載装置26の動作制御を制限し、[7]車載装置26には、車両12のドア30を自動開閉可能なドア自動開閉装置36が含まれ、[8]統合制御ユニット28は、ドア30の開閉動作中であることを条件として、スマートフォン14が制限範囲94内にあるにもかかわらずウェアラブル端末16を用いた指令操作を受け付けて、ドア自動開閉装置36の動作を停止させ、又はドア自動開閉装置36を逆動作させる制御を行う。
また、車両制御システム10を用いた車両制御方法は、[5]スマートフォン14が、ウェアラブル端末16を用いたユーザUの指令操作に応じて、車載装置26の動作制御を実行させるトリガとなる指令信号を車載通信装置20に向けて送信する送信ステップ(S5)と、[6]統合制御ユニット28が、(6a)スマートフォン14が許可範囲86内にある場合に車載装置26の動作制御を行う一方、(6b)スマートフォン14が制限範囲94内にある場合に車載装置26の動作制御を制限する制御ステップ(S7、S9)と、を含み、[7]車載装置26には、車両12のドア30を自動開閉可能なドア自動開閉装置36が含まれ、[8]制御ステップ(S7)では、ドア30の開閉動作中であることを条件として、スマートフォン14が制限範囲94内にあるにもかかわらずウェアラブル端末16を用いた指令操作を受け付けて、ドア自動開閉装置36の動作を停止又はドア自動開閉装置36を逆動作させる制御を行う。
このように、原則的には、スマートフォン14が制限範囲94内にある場合に車載装置26の動作制御を制限するが、ドア30の開閉動作中であることを例外的な条件として、ウェアラブル端末16を用いた指令操作を受け付けてドア自動開閉装置36の停止又は逆動作を行うので、ドア30の自動開閉における防盗性及び緊急時の利便性を両立することができる。
なお、車載通信装置20が、通信限界距離が異なる複数の通信方式を用いて、外部装置との間で無線通信可能である場合、通信限界距離が相対的に長い通信方式(BT通信)による通信可能範囲を「通信範囲80」と設定し、通信限界距離が相対的に短い通信方式(LF通信)による通信可能範囲を「許可範囲86」と設定してもよい。
[動作の変形例]
続いて、車両制御システム10による動作の変形例について、図7のフローチャート及び図8を参照しながら説明する。図7のステップS11〜13はそれぞれ、図5のステップS1〜S3に対応するので、動作の説明を省略する。
図7のステップS14において、スマートフォン14は、車載通信装置20との関係において自身の位置を判定する。具体的には、第1端末側制御部46は、車載通信装置20から状態信号を受信する際のRSSIと、第2閾値Th2(>Th1)の間の大小関係を判定する。RSSI>Th2を満たす場合(ステップS14:YES)、スマートフォン14が許可範囲100内にあると判定し、ステップS15に進む。
図8に示すように、通信範囲80及び許可範囲100は、車両12(車載通信装置20)を中心として略同心円状に形成されている。この場合、制限範囲102は、通信範囲80から許可範囲100を除いた環状の範囲に相当する。
ステップS15において、遠隔操作処理部54は、図5のステップS4と同様に、ウェアラブル端末16を用いたユーザUの指令操作を受け付けたか否かを判定する。この指令操作を未だ受け付けていない場合(ステップS15:NO)、ステップS11に戻って、当該操作を受け付けるまでステップS11〜S16を繰り返す。
一方、ステップS14に戻って、Th1<RSSI≦Th2を満たす場合(ステップS14:NO)、スマートフォン14が制限範囲102内にあると判定し、ステップS16に進む。
ステップS16において、遠隔操作処理部54は、車載通信装置20から車両状態センサ24の検出値を受信し、この検出値の時間変化を捉えて、ドア30が開閉動作中であるか否かを判定する。ドア30が開閉動作中でないと判定された場合(ステップS16:NO)、ステップS11に戻る。つまり、統合制御ユニット28は、スマートフォン14が制限範囲102内にある場合に原則的には指令信号を受信しないため、車載装置26の動作制御が制限されている点に留意する。
ところが、ドア30が開閉動作中であると判定された場合(ステップS16:YES)、例外的にステップS15に進み、遠隔操作処理部54は、ウェアラブル端末16を用いたユーザUの指令操作を受け付けたか否かを判定する。指令操作を受け付けた場合(ステップS15:YES)、ステップS17に進む。
ステップS17において、遠隔操作処理部54は、ステップS15で受け付けた指令操作に応じて遠隔操作処理を行う。具体的には、遠隔操作処理部54は、第1端末側通信部40を介して、車載装置26の遠隔操作を行う旨の指令信号を外部に向けて送信する。ペアリング接続された車両12(統合制御ユニット28)は、車載通信装置20を介して指令信号を受信する。
ステップS18において、統合制御ユニット28は、ステップS17にて指令信号を受信したことをトリガとして、当該指令信号の内容に応じて車載装置26の動作制御を行う。なお、統合制御ユニット28は、ドア30が開閉動作中である場合、スマートフォン14が制限範囲102内にあるにもかかわらず、ドア自動開閉装置36の停止制御(又は逆動作制御)を行う。
このように、1つの通信方式(BT通信)に着目して、車載通信装置20から無線信号を受信する際のRSSIが第2閾値Th2(閾値)よりも高い範囲を「許可範囲100」と設定し、RSSIが第2閾値Th2よりも低い範囲を「制限範囲」と設定してもよい。この構成によっても、図5及び図6に示す場合と同様に、上記した作用効果(防盗性及び利便性の両立)が得られる。
[備考]
なお、この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。或いは、技術的に矛盾が生じない範囲で各々の構成を任意に組み合わせてもよい。
10…車両制御システム 12…車両
14…スマートフォン(第1携帯端末) 16…ウェアラブル端末(第2携帯端末)
18…キーフォブ 20…車載通信装置(車両側通信部)
26…車載装置 28…統合制御ユニット
40…第1端末側通信部 42…センサ群
44…第1端末側UI部 46…第1端末側制御部
50…強度検出部 52…報知処理部
54…遠隔操作処理部 60…第2端末側通信部
62…モーションセンサ 64…第2端末側UI部
66…第2端末側制御部 80…通信範囲
86、100…許可範囲 88…操作画面
92…ボタン 94、102…制限範囲
96…境界近傍位置(所定位置) 98…操作制限画面
O…物体 Th1…第1閾値
Th2…第2閾値(閾値) U…ユーザ

Claims (7)

  1. 車両に搭載され、前記車両の周囲の通信範囲にて無線通信可能な車両側通信部と、
    前記車両側通信部に接続され、1つ又は複数の車載装置の動作制御を行う車両側制御部と、
    ユーザに携行され、前記車両側通信部との間で無線通信可能である第1携帯端末と、
    前記ユーザに携行され、前記第1携帯端末との間で無線通信可能である第2携帯端末と、
    を備え、
    前記第1携帯端末は、前記第2携帯端末を用いた前記ユーザの指令操作に応じて、前記車載装置の動作制御を実行させるトリガとなる指令信号を前記車両側通信部に向けて送信し、
    前記車両側制御部は、前記通信範囲の一部である許可範囲内に前記第1携帯端末がある場合に前記車載装置の動作制御を行う一方、前記通信範囲から前記許可範囲を除いた制限範囲内に前記第1携帯端末がある場合に前記車載装置の動作制御を制限し、
    前記車載装置には、前記車両のドアを自動開閉可能なドア自動開閉装置が含まれ、
    前記車両側制御部は、前記ドアの開閉動作中であることを条件として、前記第1携帯端末が前記制限範囲内にあるにもかかわらず前記第2携帯端末を用いた前記指令操作を受け付けて、前記ドア自動開閉装置の動作を停止させ、又は前記ドア自動開閉装置を逆動作させる制御を行う
    ことを特徴とする車両制御システム。
  2. 請求項1に記載の車両制御システムにおいて、
    前記第1携帯端末又は前記第2携帯端末は、前記ユーザが、前記通信範囲内にある所定位置から該所定位置よりも外側の位置に移動する際、前記車両側通信部と前記第1携帯端末の間の無線通信が切断される旨を予告する報知動作を行うことを特徴とする車両制御システム。
  3. 請求項1又は2に記載の車両制御システムにおいて、
    前記ドアの開閉動作中における特定の状態を検出する状態検出手段をさらに備え、
    前記第1携帯端末又は前記第2携帯端末は、前記状態検出手段により前記特定の状態が検出された場合に、前記第2携帯端末を用いた前記指令操作を促す報知動作を行う
    ことを特徴とする車両制御システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両制御システムにおいて、
    前記第2携帯端末は、前記ユーザが装着可能であり、かつ、前記ユーザのジェスチャ操作を前記指令操作として受付可能に構成されるウェアラブル端末であることを特徴とする車両制御システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両制御システムにおいて、
    前記車両側通信部は、通信限界距離が異なる複数の通信方式を用いて、外部装置との間で無線通信可能であり、
    前記通信範囲は、前記通信限界距離が相対的に長い通信方式による通信可能範囲であり、
    前記許可範囲は、前記通信限界距離が相対的に短い通信方式による通信可能範囲である
    ことを特徴とする車両制御システム。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両制御システムにおいて、
    前記許可範囲は、前記車両側通信部から無線信号を受信する際の受信強度が閾値よりも高い範囲であり、
    前記制限範囲は、前記受信強度が前記閾値よりも低い範囲である
    ことを特徴とする車両制御システム。
  7. 車両に搭載され、前記車両の周囲の通信範囲にて無線通信可能な車両側通信部と、
    前記車両側通信部に接続され、1つ又は複数の車載装置の動作制御を行う車両側制御部と、
    ユーザに携行され、前記車両側通信部との間で無線通信可能である第1携帯端末と、
    前記ユーザに携行され、前記第1携帯端末との間で無線通信可能である第2携帯端末と、
    を備える車両制御システムを用いた車両制御方法であって、
    前記第1携帯端末が、前記第2携帯端末を用いた前記ユーザの指令操作に応じて、前記車載装置の動作制御を実行させるトリガとなる指令信号を前記車両側通信部に向けて送信する送信ステップと、
    前記車両側制御部が、前記通信範囲の一部である許可範囲内に前記第1携帯端末がある場合に前記車載装置の動作制御を行う一方、前記通信範囲から前記許可範囲を除いた制限範囲内に前記第1携帯端末がある場合に前記車載装置の動作制御を制限する制御ステップと、
    を含み、
    前記車載装置には、前記車両のドアを自動開閉可能なドア自動開閉装置が含まれ、
    前記制御ステップでは、前記ドアの開閉動作中であることを条件として、前記第1携帯端末が前記制限範囲内にあるにもかかわらず前記第2携帯端末を用いた前記指令操作を受け付けて、前記ドア自動開閉装置の動作を停止させ、又は前記ドア自動開閉装置を逆動作させる制御を行う
    ことを特徴とする車両制御方法。
JP2017052226A 2017-03-17 2017-03-17 車両制御システム及び車両制御方法 Expired - Fee Related JP6782184B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017052226A JP6782184B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 車両制御システム及び車両制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017052226A JP6782184B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 車両制御システム及び車両制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018157360A JP2018157360A (ja) 2018-10-04
JP6782184B2 true JP6782184B2 (ja) 2020-11-11

Family

ID=63718213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017052226A Expired - Fee Related JP6782184B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 車両制御システム及び車両制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6782184B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11490223B2 (en) 2020-03-30 2022-11-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and electronic device for providing notification based on distance of remote input device

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7101630B2 (ja) * 2019-02-26 2022-07-15 本田技研工業株式会社 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
CN116101220A (zh) * 2023-02-24 2023-05-12 英华达(上海)科技有限公司 汽车解锁控制方法、系统、设备及存储介质

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0726494B2 (ja) * 1986-07-02 1995-03-22 富士通テン株式会社 キ−レスエントリ−装置
JP2797776B2 (ja) * 1991-10-18 1998-09-17 日産自動車株式会社 車両用遠隔制御装置
FR2707030B1 (ja) * 1993-06-21 1995-07-28 Valeo Electronique
JP2005163522A (ja) * 2003-11-14 2005-06-23 Tokai Rika Co Ltd 車両制御装置、携帯機、車両用遠隔操作システム、車両制御装置の制御方法、及び携帯機の制御方法
JP2011241621A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Toyota Auto Body Co Ltd パワースライドドアの施錠装置
KR101509596B1 (ko) * 2014-05-08 2015-04-08 경북대학교 산학협력단 차량 원격 시동 및 관리용 이동 단말 시스템
JP6101244B2 (ja) * 2014-12-05 2017-03-22 本田技研工業株式会社 報知システム
JP2016169525A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 株式会社東海理化電機製作所 電子キーシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11490223B2 (en) 2020-03-30 2022-11-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and electronic device for providing notification based on distance of remote input device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018157360A (ja) 2018-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9919679B2 (en) Electronic key system
JP6246262B2 (ja) キーレスシステム
CN107667043B (zh) 用于将对车辆特征的控制授权给可穿戴电子装置的系统和方法
US9544742B2 (en) Determining vehicle occupant location
KR102303909B1 (ko) 휴대 단말기 및 차량용 어플리케이션 제어 방법
JP2018156283A (ja) 報知システム及び報知方法
CN107117121B (zh) 实现对车辆特征进行姿势控制的方法和系统
JP6101244B2 (ja) 報知システム
US20150279131A1 (en) Key fob and smartdevice gestures for vehicle functions
RU2702243C2 (ru) Определение расположения пользователя транспортного средства
JP6043335B2 (ja) 遠隔エンジン始動システム
JP6782184B2 (ja) 車両制御システム及び車両制御方法
WO2016143502A1 (ja) 電子キーシステム
JP2013187783A (ja) 通信システムおよび携帯機
US10706650B2 (en) Key unit, control system, control method, and non-transitory computer-readable storage medium having program stored therein
US20160048249A1 (en) Wearable computing device for handsfree controlling of vehicle components and method therefor
US20200290510A1 (en) Vehicle control system and vehicle control device
JP2019029690A (ja) 電子キーシステムおよび電子キーの制御方法
JP2016014638A (ja) 携帯装置及び位置検出システム
JP2014175856A (ja) 車載システム、情報処理方法、車両制御装置、車両制御システム、携帯端末、及び、プログラム
US9474024B2 (en) Mobile communication apparatus switching on and off state with distance from communicating external apparatus
TWI741901B (zh) 車輛的智慧型鑰匙收納盒
JP2017133226A (ja) 車両ドアロック制御装置及び車両ドアロックシステム
KR102087361B1 (ko) 디지털 도어록 및 디지털 도어록 시스템
EP2799293B1 (en) Passive entry and passive start system with operator walking detection

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6782184

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees