JP2017133226A - 車両ドアロック制御装置及び車両ドアロックシステム - Google Patents

車両ドアロック制御装置及び車両ドアロックシステム Download PDF

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Abstract

【課題】車両内に人が存在する場合であっても、車両キーを車両内においたまま、車両のドアを自動的にロックすることができる車両ドアロック制御装置及び車両ドアロックシステムを提供する。
【解決手段】ECU2は、カーテシスイッチ4及び着座センサ5からの入力信号に基づいて、車両からの乗員の降車の検知及び車両内に乗員が存在しているか否かの判定を行う。ECU2は、第1無線通信部24によるキー8との無線通信の結果に応じて、キー8が車両内に存在しているか否かの判定を行う。ECU2は、乗員が装着したバイタルセンサ9が検知した生体情報を取得することにより、この乗員が睡眠中であるか否かを判定する。ECU2は、車両から少なくとも一人の乗員が降車したことを検知した後、車両内にキー8が存在し、車両内に少なくとも一人の乗員が存在し、且つ、乗員が睡眠中であると判定した場合に、車両のドアをロックする。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両キーとの無線通信に応じて車両のドアのロック及びアンロックを制御する車両ドアロック制御装置及び車両ドアロックシステムに関する。
従来、ユーザが所持する車両キーと車両に設けられた車両ドアロック制御装置との間で無線通信を行うことにより、機械式キーを用いることなく車両のドアのロック又はアンロックを行う車両ドアロックシステムが広く普及している。このシステムは、いわゆるキーレスエントリシステム又はスマートエントリシステム等の名称で呼ばれ得るシステムである。
特許文献1においては、無線式の車両キーを車両内においたまま、一時的に全ドアを施錠することができるスマートキーシステムが提案されている。このスマートキーシステムでは、ユーザが車両キーを操作してモード移行指令を与え、車両のドアロックスイッチにて所定の操作を行った後、ユーザが全て降車し、車両が駐車状態であり、且つ、車両キーが車両内に存在する場合に、車両のドアをロックする。
特開2015−151811号公報
特許文献1に記載のスマートキーシステムでは、例えば複数の乗員が車中泊している状況などにおいて、車両キーを所持した運転者が車両内で寝ている場合、他の乗員が車両外へ出る際に車両のドアをロックすることができないという問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、車両内に人が存在する場合であっても、車両キーを車両内においたまま、車両のドアを自動的にロックすることができる車両ドアロック制御装置及び車両ドアロックシステムを提供することにある。
本発明に係る車両ドアロック制御装置は、車両に搭載され、無線通信機能を有する車両キーとの間で通信を行う第1通信部と、前記第1通信部による前記車両キーとの通信に応じて前記車両のドアのロックを制御するドアロック制御部とを備える車両ドアロック制御装置において、前記車両からの乗員の降車を検知する降車検知部と、前記第1通信部による前記車両キーとの通信に応じて、前記車両内に前記車両キーが存在しているか否かを判定する車両キー判定部と、前記車両内に乗員が存在しているか否かを判定する乗員判定部とを備え、前記ドアロック制御部は、前記降車検知部が乗員の降車を検知した後、前記車両内に前記車両キーが存在していると前記車両キー判定部が判定し、且つ、前記車両内に乗員が存在していると前記乗員判定部が判定した場合に、前記車両のドアをロックすることを特徴とする。
また、本発明に係る車両ドアロック制御装置は、可搬型通信装置との間で通信を行う第2通信部と、前記車両のドアをアンロックするための情報を前記第2通信部により前記可搬型通信装置へ送信するアンロック情報送信部とを備え、前記ドアロック制御部は、前記第2通信部による前記情報に基づく前記可搬型通信装置との通信に応じて前記車両のドアをアンロックすることを特徴とする。
また、本発明に係る車両ドアロック制御装置は、前記車両の乗員が睡眠中であるか否かを判定する睡眠判定部を備え、前記ドアロック制御部は、前記降車検知部が乗員の降車を検知した後、前記車両内に前記車両キーが存在していると前記車両キー判定部が判定し、前記車両内に乗員が存在していると前記乗員判定部が判定し、且つ、前記車両内に存在する乗員が睡眠中であると前記睡眠判定部が判定した場合に、前記車両のドアをロックすることを特徴とする。
また、本発明に係る車両ドアロック制御装置は、前記車両に係る異常を検知する異常検知部と、前記異常検知部が異常を検知した場合に通報を行う通報部とを備え、前記降車検知部が乗員の降車を検知した後、前記車両内に前記車両キーが存在していると前記車両キー判定部が判定し、且つ、前記車両内に乗員が存在していると前記乗員判定部が判定した場合に、前記異常検知部による異常検知を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る車両ドアロックシステムは、車両との間で無線通信を行う車両キーと、前記車両に搭載され、前記車両キーとの間で通信を行う第1通信部、及び、前記第1通信部による前記車両キーとの通信に応じて前記車両のドアのロックを制御するドアロック制御部を有する車両ドアロック制御装置とを備える車両ドアロックシステムにおいて、前記車両ドアロック制御装置は、前記車両からの乗員の降車を検知する降車検知部と、前記第1通信部による前記車両キーとの通信に応じて、前記車両内に前記車両キーが存在しているか否かを判定する車両キー判定部と、前記車両内に乗員が存在しているか否かを判定する乗員判定部とを有し、前記ドアロック制御部は、前記降車検知部が乗員の降車を検知した後、前記車両内に前記車両キーが存在していると前記車両キー判定部が判定し、且つ、前記車両内に乗員が存在していると前記乗員判定部が判定した場合に、前記車両のドアをロックすることを特徴とする。
本発明においては、車両に搭載された車両ドアロック制御装置が、車両に搭載された各種のセンサ及び装置等を利用して、車両からの乗員の降車の検知と、車両内に車両キーが存在しているか否かの判定と、車両内に乗員が存在しているか否かの判定とを行う。車両からの乗員の降車の検知は、例えば車両のドアの開閉の有無及び着座センサの検知結果等に基づいて行うことができる。車両内に車両キーが存在しているか否かの判定は、例えば車両内へのみ無線信号を送信する無線通信装置と車両キーとの間で無線通信を行うことができるか否かに応じて行うことができる。車両内に乗員が存在しているか否かの判定は、例えば着座センサの検知結果に基づいて行うことができる。
車両ドアロック制御装置は、車両から少なくとも一人の乗員が降車したことを検知した後、車両内に車両キーが存在すると判定し、且つ、車両内に少なくとも一人の乗員が存在していると判定した場合に、車両のドアをロックする。これにより車両キーを所持した乗員が車両内で寝ている場合などであっても、他の乗員が車両外へ出た際に、車両のドアが自動的にロックされる。
また本発明においては、車両ドアロック制御装置が例えば携帯電話通信網、無線LAN(Local Area Network)又はBluetooth(登録商標)等のネットワークを利用して、ユーザが所持する携帯電話機又はスマートフォン等の可搬型通信装置との通信を行う。上記のように、車両キーを所持していない乗員が車外へ出てドアを自動的にロックした場合、車両キーを所持していない乗員はドアをアンロックすることができず、車外に締め出される虞がある。そこで車両ドアロック制御装置は、この乗員が所持する可搬型通信装置へ車両のドアをアンロックするための情報を送信する。
車外へ出た乗員は、自身の可搬型通信装置を利用し、車両から受信したアンロック用の情報を用いて車両ドアロック制御装置との通信を行う。車両ドアロック制御装置は、送信済みのアンロック用の情報に基づく通信を可搬型通信装置との間で行った場合に、車両のドアをアンロックする。これにより車両キーを所持していない乗員は、車両のドアが自動的にロックされた後、自身の可搬型通信装置を利用してドアをアンロックすることができる。
また本発明においては、例えば車両の乗員が装着したウェアラブル端末に備えられたバイタルセンサの検知結果を取得することにより、車両ドアロック制御装置は乗員が睡眠中であるか否かを判定する。車両ドアロック制御装置は、車両から少なくとも一人の乗員が降車したことを検知した後、車両内に車両キーが存在すると判定し、車両内に少なくとも一人の乗員が存在していると判定し、且つ、車両内の乗員が睡眠中であると判定した場合に、車両のドアをロックする。これにより、車両キーを所持した乗員が車両内で寝ている可能性が高い場合に、他の乗員が車両外へ出た際に車両のドアをロックすることができる。
また本発明においては、上記のように車両キーを所持していない乗員が車外へ出て車両ドアロック制御装置がドアを自動的にロックした場合、車両に係る異常の検知と、異常を検知した場合の通報とを行う。車両の異常検知は、例えば車両に対して閾値を超える衝撃が加えられたことを検知する、車両内の乗員数が増加したことを検知する、及び/又は、アンロックしていない状態でドアが開かれたことを検知する等の方法で行うことができる。通報は、例えば音声出力又はランプ点灯等の方法で行うことができ、また例えば他の乗員が所持する可搬型通信装置又は警備会社等への通報メッセージの送信などの方法で行うことができる。
本発明による場合は、車両から少なくとも一人の乗員が降車したことを検知した後、車両内に車両キーが存在すると判定し、且つ、車両内に少なくとも一人の乗員が存在していると判定した場合に、車両のドアをロックする構成とすることにより、車両キーを車両内においたまま、車両のドアを自動的にロックすることが可能となる。
本実施の形態に係る車両ドアロックシステムの構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るECUの構成を示すブロック図である。 ECUによるスマートフォンへの一時キー送信処理の手順を示すフローチャートである。 ECUによるオートドアロックの準備処理の手順を示すフローチャートである。 ECUによるオートドアロック処理の手順を示すフローチャートである。 ECUによるドアのアンロック処理の手順を示すフローチャートである。 変形例に係る車両ドアロックシステムの構成を示すブロック図である。
図1は、本実施の形態に係る車両ドアロックシステムの構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る車両ドアロックシステムは、車両1に搭載されたECU(Electronic Control Unit)2と、車両1のドアのロック/アンロックを行うための無線式のキー8と、ユーザの生体情報を取得するバイタルセンサ9と、ユーザが所持する一又は複数のスマートフォン10とを備えて構成されている。ECU2は、キー8、バイタルセンサ9及びスマートフォン10との間で無線通信を行うことができる。ECU2は、ロック操作部3、カーテシスイッチ4及び着座センサ5から入力される情報と、キー8、バイタルセンサ9及びスマートフォン10との通信結果とに基づいて、ドアロック機構6及びセキュリティ装置7の動作を制御する。
ロック操作部3は、車両1のドアの外側に設けられ、このドアのロック/アンロックに係る操作を受け付ける。ロック操作部3は、ユーザによる操作の有無を示す信号をECU2へ入力する。ECU2は、ロック操作部3に対する操作がなされた場合、キー8との無線通信を行って、その結果に基づきドアのロック/アンロックを行う。カーテシスイッチ4は、車両1のドアに設けられたカーテシランプの点灯/消灯を制御するためのスイッチであり、ドアが開状態又は閉状態のいずれであるかを示す信号をECU2へ入力する。着座センサ5は、車両1の各座席に設けられており、各座席にユーザが着席しているか否かを示す信号をECU2へ入力する。
ドアロック機構6は、車両1の各ドアに設けられ、ドアをロックするための機械機構と、この機械機構を動作させるモータ又はアクチュエータ等とを備えて構成されている。ドアロック機構6は、ECU2から与えられる動作命令に応じて、ドアのロック/アンロックを行う。セキュリティ装置7は、車両1に設けられた各種のセンサから得られる情報に基づいて車両1に生じる異常を検知する処理を行うと共に、異常を検知した場合にはその旨を通報すべく警告音の出力などを行う装置である。セキュリティ装置7は、ECU2からの制御信号に応じて、異常検知及び通報を行う警戒モードと、異常検知及び通報を行わない通常モードとの切り替えを行う。
キー8は、ECU2との間で無線通信を行うことができ、この無線通信により認証情報などの情報交換を行う。例えば、ECU2からキー8へはLF(Low Frequency)帯の無線信号が送信され、キー8からECU2へはUHF(Ultra High Frequency)帯の無線信号が送信される。このためキー8は、図示は省略するが、LF信号を受信する受信回路、UHF信号を送信する送信回路、認証情報などを記憶する記憶部及びこれらを制御する制御部等を備えて構成される。
バイタルセンサ9は、例えばユーザの腕部又は頭部等に装着されるウェアラブル端末として実現され得る。バイタルセンサ9は、例えばユーザの体温、発汗量、心拍数又は血中酸素等の生体情報を取得するセンサである。バイタルセンサ9は、例えばBluetooth(登録商標)又は無線LAN等の通信規格に従ってECU2との間で無線通信を行うことができ、取得した生体情報をECU2へ送信する。本実施の形態に係るECU2は、バイタルセンサ9から受信した生体情報に基づいて、バイタルセンサ9を装着しているユーザが睡眠中であるか否かを判定する。
スマートフォン10は、ユーザが所持する可搬型の情報処理装置であり、例えばBluetooth又は無線LAN等の通信規格に従ってECU2との間で無線通信を行うことができる。なお本実施の形態においてはユーザが所持する可搬型の情報処理装置をスマートフォン10とするが、これに限るものではなく、例えば携帯電話機、タブレット型端末装置、ノート型パソコン又は携帯型ゲーム機等の情報処理装置であってもよい。スマートフォン10には、車両1のドアロック制御を行うためのアプリケーションプログラムがインストールされている。
図2は、本実施の形態に係るECU2の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るECU2は、処理部20、記憶部21、信号入力部22、信号出力部23、第1無線通信部24及び第2無線通信部25等を備えて構成されている。処理部20は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro-Processing Unit)等の演算処理装置を用いて構成されている。処理部20は、記憶部21又は図示しないROM(Read Only Memory)に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、車両1のドアのロック/アンロックに係る種々の演算処理及び制御処理等を行う。
記憶部21は、例えばフラッシュメモリ又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性のメモリ素子を用いて構成されている。記憶部12は、例えば処理部20が実行するプログラム、及び、このプログラムの実行に必要なデータ等を記憶している。本実施の形態においては、ECU2と無線通信を行うスマートフォン10は予め登録されている必要があり、ECU2は記憶部21に登録されたスマートフォン10の識別情報などを端末情報21aとして記憶している。
信号入力部22は、ロック操作部3、カーテシスイッチ4及び着座センサ5等の情報入力装置が信号線を介して接続され、これらの情報入力装置から入力されるデジタル又はアナログの信号を受け付ける。信号入力部22は、入力された信号をサンプリングしたデジタルの情報を処理部20へ与える。信号出力部23は、信号線を介してドアロック機構6及びセキュリティ装置7等の被制御装置が接続され、処理部20からの命令に応じてこれらの被制御装置に対する制御信号を出力する。ドアロック機構6へ制御信号を出力することにより、ECU2は、車両1の各ドアのロック/アンロックを行うことができる。またECU2は、セキュリティ装置7に対して警戒モードと通常モードとを切り替える制御信号を出力する。
なお本実施の形態においては、ECU2へ信号を入力する装置及びECU2から信号が出力される装置が信号線を介して個別にECU2に接続される構成としたが、これに限るものではない。これらの装置のうちの一又は複数の装置は、例えば車両1に設けられたCAN(Controller Area Network)などの車内ネットワークを介してECU2との通信を行う構成としてよい。
第1無線通信部24はキー8との間で無線通信を行うことができ、この無線通信によりECU2の処理部20はキー8との間で認証情報などの情報交換を行う。例えば第1無線通信部24は、キー8へLF帯の無線信号を送信すると共に、キー8から送信されたUHF帯の無線信号を受信する。また車両1には、第1無線通信部24がキー8との間で送受信する無線信号を送信及び受信するアンテナが複数設けられている。複数のアンテナは、キー8と無線通信可能な範囲がそれぞれ異なるように、指向性を持たせて通信範囲をある程度限定して設けてある。よってECU2は、第1無線通信部24がいずれのアンテナを介してキー8との無線通信を行ったかを調べることにより、車両1に対するキー8の位置を判定することができる。本実施の形態においてECU2は、少なくともキー8が車両1の内部に存在するか否かを判定することができる。
第2無線通信部25は、例えばBluetooth又は無線LAN等の通信規格に従ってバイタルセンサ9及びスマートフォン10との間で無線通信を行う。なお本実施の形態においては、バイタルセンサ9及びスマートフォン10は同じ通信規格にてECU2との無線通信を行う構成とするが、これに限るものではなく、異なる通信規格で無線通信を行う構成であってよく、この場合にはECU2にそれぞれの通信規格にて無線通信を行う無線通信部を設ければよい。第2無線通信部25は、バイタルセンサ9又はスマートフォン10から受信した情報を処理部20へ与えると共に、処理部20から与えられた送信用の情報をバイタルセンサ9又はスマートフォン10へ送信する。
また本実施の形態に係るECU2の処理部20には、記憶部21に記憶されたプログラムを実行することにより、降車検知部31、キー判定部32、乗員判定部33、睡眠判定部34、ドアロック制御部35及びアンロック情報送信部36等がソフトウェア的な機能ブロックとして実現される。降車検知部31は、カーテシスイッチ4からの入力信号に基づく車両1のドアの開閉状態と、着座センサ5が検知する各座席の着座状態とに基づいて、車両1から少なくとも一人の乗員が降車したことを検知する処理を行う。降車検知部31は、例えば車両1のドアが閉状態から開状態へ変化し更に閉状態へ変化したとき、状態変化の前後における各座席の着座状態の変化を調べ、着座状態の座席数が減少している場合、少なくとも一人の乗員が車両1から降車したと判断する。
キー判定部32は、キー8が車両1の内部に存在するか否かを判定する。上述のように車両1にはキー8との無線通信を行うためのアンテナが複数設けられており、第1無線通信部24がいずれのアンテナを介してキー8との無線通信を行ったかにより、キー判定部32は、キー8が車両1の内部に存在するか否かを判定することができる。
乗員判定部33は、着座センサ5の検知結果に基づいて、車両1内に少なくとも一人の乗員が存在するか否かを判定する。睡眠判定部34は、バイタルセンサ9から与えられる生体情報に基づいて、バイタルセンサ9を装着したユーザが睡眠中であるか否かを判定する。睡眠判定部34は、例えばバイタルセンサ9が検知したユーザの心拍数又は呼吸数が閾値を超えるか否かに基づいて睡眠中であるか否かを判定することができる。ただし睡眠判定部34による判定方法はこれに限るものではなく、その他の様々な方法を用いて睡眠中であるか否かを判定する構成としてよい。
ドアロック制御部35は、第1無線通信部24によるキー8との無線通信の結果に応じて、ドアロック機構6へ車両1のドアのロック/アンロックを行う制御信号を出力する処理を行う。ドアロック制御部35は、例えばロック操作部3に対する操作がなされた場合に第1無線通信部24にてキー8との無線通信を行い、キー8から受信した認証情報が正当なものであるか否かを判定し、正当なものであると判定した場合に車両1のドアをアンロックする制御を行う。またキー8に設けられたスイッチに対するユーザの操作がなされてキー8から送信された無線信号を第1無線通信部24が受信した場合、ドアロック制御部35は、このキー8との間で無線通信を行って認証情報を取得し、この認証情報が正当なものであるか否かを判定し、正当なものであると判定した場合に車両1のドアをロック又はアンロックする制御を行う。
また本実施の形態に係るECU2のドアロック制御部35は、キー8が車両1内に存在する場合であっても、所定の条件が満たされた場合に車両1のドアを自動的にロックする制御を行う。即ちドアロック制御部35は、降車検知部31が少なくとも一人の乗員の降車を検知した後、キー判定部32が車両1の内部にキー8が存在すると判定し、乗員判定部33が少なくとも一人の乗員が車両1内に存在すると判定し、且つ、睡眠判定部34がバイタルセンサ9を装着した乗員が睡眠中であると判定した場合に、ドアを自動的にロックする制御を行う。またドアロック制御部35は、ユーザが所持するスマートフォン10との無線通信を第2無線通信部25にて行い、この通信結果に応じて車両1のドアをアンロックする制御を行う。
アンロック情報送信部36は、上述のようなスマートフォン10との無線通信に応じた車両1のドアのアンロックを行うため、必要な情報(この情報を以下、一時キーという)をスマートフォン10に対して予め送信する処理を行う。アンロック情報送信部36は、スマートフォン10から一時キーの発行要求が与えられた場合、記憶部21に記憶された端末情報21aに基づいて要求元のスマートフォン10が正当なものであるか否かを判定し、正当なスマートフォン10に対して一時キーを送信する。一時キーは、例えば予め定められた情報であってもよく、また例えば乱数などに基づいてその都度発生させる情報であってもよい。ECU2からの一時キーを受信したスマートフォン10は、これを記憶しておく。
一時キーを発行した後に車両1のロック操作部3に対する操作がなされた場合、ECU2のドアロック制御部35は、第2無線通信部25にてスマートフォン10との無線通信を行う。この無線通信によりドアロック制御部35は、スマートフォン10から一時キーを取得し、取得した一時キーが正当なものであるか否かを判定し、正当であると判定した場合に車両1のドアをアンロックする制御を行う。
なおECU2のアンロック情報送信部36が送信する一時キーには、例えば発行から6時間以内などの有効期限が設定されていてもよい。この場合にドアロック制御部35は、スマートフォン10から取得した一時キーが正当なものであっても、有効期限を過ぎている場合には車両1のドアをアンロックしない。
またドアロック制御部35は、車両1のドアをロック/アンロックに応じて、セキュリティ装置7による警戒モード/通常モードの切り替えを行う。即ちドアロック制御部35は、車両1のドアをロックした場合に、セキュリティ装置7に対して警戒モードへ移行する制御信号を出力する。またドアロック制御部35は、車両1のドアをアンロックした場合に、セキュリティ装置7に対して通常モードへ移行する制御信号を出力する。
セキュリティ装置7は、車両1に設けられた各種のセンサの検知結果に応じて異常を検知する異常検知部71と、異常を検知した場合に音声出力による通報を行う通報部72とを備えている。異常検知部71は、例えば車両1に設けられた振動センサ又は加速度センサ等が検知する振動又は加速度等、車内カメラ及び車外カメラが撮像する車両内外の画像、カーテシスイッチ4が検知するドアの開閉、並びに、着座センサ5が検知する着座状態の変化等の情報に基づいて異常の有無を検知する構成とすることができる。なおセキュリティ装置7による異常検知の方法は、どのような方法を採用してもよいが、車両1内で睡眠中の乗員の動きなどを異常と判断しないものである必要がある。
異常検知部71が車両1に係る異常を検知した場合、通報部72は、車両1に設けられたホーンを駆動することによって警告音の出力を行うことにより異常発生を通報する。なお通報部72による通報の方法は、車両1のホーンを用いるものに限るものではなく、例えば車両1のランプの点滅、車両1に設けられたスピーカからの警告音若しくは警告メッセージの出力、スマートフォン10へのメッセージ送信、又は、予め設定されたセキュリティ会社のサーバ装置へのメッセージ送信等を行ってもよい。
図3は、ECU2によるスマートフォン10への一時キー送信処理の手順を示すフローチャートである。例えば車両1のキー8を所持した運転者が睡眠中であり、キー8を車両1内に残した状態で同乗者が車外へ出る場合、この同乗者は自身のスマートフォン10を操作して、ECU2に対して一時キーの取得要求を行う。例えば同乗者は、スマートフォン10にて特定のアプリケーションプログラムを起動し、このアプリケーションプログラムが表示するメニュー画面から一時キー取得の項目を選択することによって、ECU2に対する一時キーの取得要求を行うことができる。ECU2の処理部20のアンロック情報送信部36は、第2無線通信部25にてスマートフォン10からの一時キーの取得要求を受信したか否かを判定する(ステップS1)。一時キーの取得要求を受信していない場合(S1:NO)、アンロック情報送信部36は、一時キーの取得要求を受信するまで待機する。
一時キーの取得要求を受信した場合(S1:YES)、アンロック情報送信部36は、スマートフォン10との認証処理を行う(ステップS2)。このときにスマートフォン10は、識別番号及びパスワード等の情報を含む認証情報をECU2へ送信する。ECU2のアンロック情報送信部36は、スマートフォン10から受信した認証情報と、記憶部21の端末情報21aに登録されている情報とに基づいて、取得要求元のスマートフォン10が正当なものであるか否かを判定する、即ちスマートフォン10との認証処理に成功したか否かを判定する(ステップS3)。認証処理に成功した場合(S3:YES)、アンロック情報送信部36は、スマートフォン10に対して一時キーを送信し(ステップS4)、処理を終了する。認証処理に失敗した場合(S3:NO)、アンロック情報送信部36は、一時キーを送信せずに、処理を終了する。
なおスマートフォン10は、ECU2から一時キーの取得に成功した場合、例えばディスプレイに一時キーを取得したことを通知するメッセージ表示などを行うことが望ましい。またスマートフォン10は、一時キーの取得に失敗した場合にもその旨を通知するメッセージを表示してよい。
図4は、ECU2によるオートドアロックの準備処理の手順を示すフローチャートである。ECU2の処理部20は、キー8が車両1内に存在する場合にドアを自動的にロックする処理を行う前に、この処理を許可するか禁止するかを判定する処理を準備処理として行う。準備処理において処理部20は、バイタルセンサ9による乗員のバイタル情報の取得が可能であるか否かを判定する(ステップS11)。このときに処理部20は、第2無線通信部25にてバイタルセンサ9との無線通信が可能であるか否か、及び、バイタルセンサ9が乗員に装着された状態であるか否か等に基づいて、バイタル情報の取得が可能であるか否かを判定することができる。バイタル情報の取得が可能でないと判定した場合(S11:NO)、処理部20は、自動的なロックを禁止し(ステップS14)、処理を終了する。
バイタル情報の取得が可能であると判定した場合(S11:YES)、処理部20は、図3のフローチャートにて示した一時キー送信処理により、少なくとも一つのスマートフォン10に対して一時キーを送信済みであるか否かを判定する(ステップS12)。少なくとも一つのスマートフォン10に対して一時キーを送信済みである場合(S12:YES)、処理部20は、自動的なロックを許可し(ステップS13)、処理を終了する。スマートフォン10に対して一時キーを送信していない場合(S12:NO)、処理部20は、自動的なロックを禁止し(ステップS14)、処理を終了する。
図5は、ECU2によるオートドアロック処理の手順を示すフローチャートである。ECU2の処理部20は、図4のフローチャートにて示した準備処理により、自動的なドアのロック処理が許可されているか否かを判定する(ステップS21)。自動的なドアのロック処理が許可されていない場合(S21:NO)、処理部20は、処理が許可されるまで待機する。自動的なドアのロック処理が許可されている場合(S21:YES)、処理部20は、降車検知部31による降車検知処理を行う(ステップS22)。このときに降車検知部31は、カーテシスイッチ4からの入力信号に基づく車両1のドアの開閉と、着座センサ5からの入力信号に基づく車両1内の乗員数の変化とに基づいて、車両1から乗員が降車したことを検知することができる。
処理部20は、降車検知部31による降車検知処理の結果に基づいて、車両1から少なくとも一人の乗員の降車が検知されたか否かを判定する(ステップS23)。乗員の降車が検知されていない場合(S23:NO)、処理部20は処理を終了する。乗員の降車が検知された場合(S23:YES)、処理部20のキー判定部32は、第1無線通信部24とキー8との無線通信の結果に基づいて、キー8が車両1内に存在するか否かを判定する(ステップS24)。キー8が車両1内に存在しない場合(S24:NO)、処理部20は処理を終了する。キー8が車両1内に存在する場合(S25:YES)、処理部20の乗員判定部33は、車両1内に少なくとも一人の乗員が存在するか否かを判定する(ステップS25)。車両1内に乗員が一人も存在しない場合(S25:NO)、処理部20は処理を終了する。車両1内に少なくとも一人の乗員が存在する場合(S25:YES)、処理部20の睡眠判定部34は、バイタルセンサ9から生体情報を取得して、乗員が睡眠中であるか否かを判定する(ステップS26)。乗員が睡眠中でない場合(S26:NO)、処理部20は処理を終了する。
乗員が睡眠中である場合(S26:YES)、処理部20のドアロック制御部35は、ドアロック機構6への制御信号を出力することにより、車両1のドアをロックする(ステップS27)。また処理部20は、セキュリティ装置7への制御信号を出力することにより、セキュリティ装置7による異常検知及び通報のセキュリティ動作を開始し(ステップS28)、処理を終了する。
図6は、ECU2によるドアのアンロック処理の手順を示すフローチャートであり、図5のフローチャートにて示した処理によりキー8が車両1内に存在する場合の自動的なドアのロックを行った後にECU2が行う処理である。ECU2の処理部20は、車両1のドアの外側に設けられたロック操作部3に対する操作がなされたか否かを判定する(ステップS41)。ロック操作部3に対する操作がなされていない場合(S41:NO)、処理部20は、操作がなされるまで待機する。
ロック操作部3に対する操作がなされた場合(S41:YES)、処理部20は、記憶部21の端末情報21aに登録されているスマートフォン10に対して、第2無線通信部25による無線通信を行い、一時キーの送信を要求する(ステップS42)。スマートフォン10は、図3のフローチャートにて示した処理により予めECU2から受信した一時キーを記憶しており、ECU2から一時キーの送信要求を受信した場合に、記憶した一時キーをECU2へ送信する処理を行う。ECU2の処理部20は、送信要求に応じてスマートフォン10が送信する一時キーを第2無線通信部25にて受信したか否かを判定する(ステップS43)。一時キーを受信していない場合(S43:NO)、処理部20は、一時キーを受信するまで待機する。
スマートフォン10から一時キーを受信した場合(S43:YES)、処理部20は、受信した一時キーと、以前に送信済みの一時キーとが一致するか否かを判定する(ステップS44)。なおこの判定を行うためにECU2は、一時キーをスマートフォン10へ送信した場合に、送信済みの一時キーに関する情報を記憶部21に記憶しておく。一時キーが一致しない場合(S44:NO)、処理部20は、ドアをアンロックすることなく処理を終了する。一時キーが一致する場合(S44:YES)、処理部20のロック制御部35は、ドアロック機構6へ制御信号を出力することにより、車両1のドアをアンロックする(ステップS45)。また処理部20は、セキュリティ装置7への制御信号を出力することにより、セキュリティ装置7による異常検知及び通報のセキュリティ動作を停止し(ステップS46)、処理を終了する。
以上の構成の本実施の形態に係る車両ドアロックシステムは、車両1に搭載されたECU2が、カーテシスイッチ4及び着座センサ5からの入力信号に基づいて、車両1からの乗員の降車の検知を行う。ECU2は、第1無線通信部24によるキー8との無線通信の結果に応じて、キー8が車両1内に存在しているか否かの判定を行う。ECU2は、着座センサ5からの入力信号に基づいて、車両1内に乗員が存在しているか否かの判定を行う。ECU2は、車両1から少なくとも一人の乗員が降車したことを検知した後、車両1内に車両キーが存在し、且つ、車両1内に少なくとも一人の乗員が存在していると判定した場合に、車両1のドアをロックする。これによりキー8を所持した乗員が車両1内で寝ている場合などであっても、他の乗員が車両1外へ出た際に、車両1のドアが自動的にロックされる。
また本実施の形態に係るECU2は、第2無線通信部25がBluetooth、無線LAN又は携帯電話通信網等のネットワークを利用した無線通信を、ユーザが所持するスマートフォン10との間で行う。上記のようにキー8を所持していない乗員が車外へ出てドアが自動的にロックされた場合、キー8を所持していない乗員はドアをアンロックすることができず、車両1外に締め出される虞がある。そこでECU2は、この乗員が所持するスマートフォン10へ、車両1のドアをアンロックするための情報、即ち一時キーを送信する。車両1外へ出た乗員は、自身のスマートフォン10に予め受信して記憶した一時キーを用い、車両1との無線通信を行って一時キーをECU2へ送信する。ECU2は、スマートフォン10から受信した一時キーが正当なものである場合(即ち予め送信した一時キーと一致する場合)に、車両1のドアをアンロックする。これにより、キー8を所持していない乗員は、車両1のドアが自動的にロックされた後、自身のスマートフォン10を利用してドアをアンロックすることができる。
また本実施の形態に係るECU2は、車両1の乗員が装着したバイタルセンサ9が検知した生体情報を取得することにより、この乗員が睡眠中であるか否かを判定する。ECU2は、車両1から少なくとも一人の乗員が降車したことを検知した後、車両1内に車両キーが存在し、車両1内に少なくとも一人の乗員が存在し、且つ、乗員が睡眠中であると判定した場合に、車両1のドアをロックする。これによりキー8を所持した乗員が車両1内で寝ている可能性が高い場合、他の乗員が車両1外へ出た際に、車両1のドアが自動的にロックされる。
また本実施の形態に係るECU2は、キー8を所持していない乗員が車両1外に出てドアを自動的にロックした場合、セキュリティ装置7に制御信号を出力することにより、車両1に係る以上の検知と、異常を検知した場合の通報とを行う。これにより、車両1内に残された乗員が睡眠中である場合の車両1の安全性を向上することができる。
なお本実施の形態においては、アンロック用の情報としてECU2からスマートフォン10へ一時キーを送信する構成としたが、これに限るものではない。ECU2からスマートフォン10へ送信するアンロック用の情報は、通信相手のスマートフォン10がドアをアンロックする正当な権利が付与されたものであることをECU2が判断し得る情報であればどのようなものであってもよい。
またECU2はカーテシスイッチ4及び着座センサ5を用いて車両1からの降車検知及び乗員有無判定を行う構成としたが、これに限るものではない。例えばECU2は、降車検知及び乗員有無判定に、車両1の各座席のシートベルトが装着されているか否かを検知するセンサを用いてもよい。また例えばECU2は、車両1内を撮像する車内カメラの画像に基づいて降車検知及び乗員有無判定を行う構成としてもよい。ECU2は、これら以外の方法で降車検知及び乗員有無判定を行う構成であってもよい。
またECU2とスマートフォン10との通信を、携帯電話通信網、無線LAN又はBluetooth等の無線通信としたが、これに限るものではない。ECU2及びスマートフォン10の通信は、例えばNFC(Near Field Communication)のような近距離無線通信であってもよく、また例えばUSB(Universal Serial Bus)ケーブルなどを介した有線通信であってもよく、これら以外の通信方式であってもよい。ECU2及びバイタルセンサ9の通信についても同様である。
またECU2は、キー8との無線通信を行う第1無線通信部24を備える構成としたが、これに限るものではない。キー8との無線通信を行う通信装置をECU2とは別に車両1に設け、ECU2がこの通信装置を介してキー8との通信を行う構成としてもよい。同様に、ECU2は、バイタルセンサ9及びスマートフォン10との無線通信を行う第2無線通信部25を備える構成としたが、これに限るものではない。バイタルセンサ9及びスマートフォン10との無線通信を行う通信装置をECU2とは別に車両1に設け、ECU2がこの通信装置を介してバイタルセンサ9及びスマートフォン10との通信を行う構成としてもよい。また車両1にはECU2とは別にセキュリティ装置7を搭載する構成としたが、これに限るものではない。ECU2がセキュリティ装置7の機能を併せ持つ構成としてもよい。即ち、本実施の形態において一つの装置が行うとして説明した処理及び機能等は、複数の装置の協働により実現されるものであってよい。また本実施の形態において複数の装置が行うとして説明した処理及び機能等は、一つの装置に統合されて実現されてもよい。
またECU2は、バイタルセンサ9を用いた乗員の睡眠判定を行い、車両1に残された乗員が睡眠中である場合にドアをロックする構成としたが、これに限るものではない。例えばECU2は、バイタルセンサ9を用いた睡眠判定を行わない構成であってもよい。また例えばECU2は、以下の変形例に示すように、バイタルセンサ9を用いた睡眠判定に代えて、別の判定を行う構成としてもよい。
(変形例)
図7は、変形例に係る車両ドアロックシステムの構成を示すブロック図である。変形例に係る車両ドアロックシステムは、バイタルセンサ9に代えて、ロック許可操作部109を備えて構成されている。ロック許可操作部109は、例えば車両1の運転席近傍に設けられたボタン又はスイッチ等として実現され得る。ロック許可操作部109は、キー8が車両1内に存在する場合にドアの自動的なロックを許可するか否かを切り替える操作を受け付ける。ロック許可操作部109は、操作状態を示す信号を変形例に係るECU2へ入力する。
変形例に係るECU2は、車両1から少なくとも一人の乗員が降車したことを検知した後、車両1内に車両キーが存在し、車両1内に少なくとも一人の乗員が存在しており、且つ、ロック許可操作部109によりドアの自動的なロックが許可されている場合に、車両1のドアをロックする。この構成の場合に変形系例に係るECU2は、図4のフローチャートにて示した処理においてステップS11の処理を省略し、図5のフローチャートにて示した処理において、ステップS26にて乗員が睡眠中であるか否かを判定するのに代えて、ロック許可操作部109によりドアの自動的なロックが許可されているか否かを判定すればよい。又は、変形例に係るECU2は、ロック許可操作部109によりドアの自動的なロックが許可されていない場合、図3〜図6のフローチャートにて示した処理を全く行わない構成としてもよい。
1 車両
2 ECU
3 ロック操作部
4 カーテシスイッチ
5 着座センサ
6 ドアロック機構
7 セキュリティ装置
8 キー(車両キー)
9 バイタルセンサ
10 スマートフォン(可搬型通信装置)
20 処理部
21 記憶部
21a 端末情報
22 信号入力部
23 信号出力部
24 第1無線通信部(第1通信部)
25 第2無線通信部(第2通信部)
31 降車検知部
32 キー判定部
33 乗員判定部
34 睡眠判定部
35 ドアロック制御部
36 アンロック情報送信部
71 異常検知部
72 通報部

Claims (5)

  1. 車両に搭載され、無線通信機能を有する車両キーとの間で通信を行う第1通信部と、前記第1通信部による前記車両キーとの通信に応じて前記車両のドアのロックを制御するドアロック制御部とを備える車両ドアロック制御装置において、
    前記車両からの乗員の降車を検知する降車検知部と、
    前記第1通信部による前記車両キーとの通信に応じて、前記車両内に前記車両キーが存在しているか否かを判定する車両キー判定部と、
    前記車両内に乗員が存在しているか否かを判定する乗員判定部と
    を備え、
    前記ドアロック制御部は、前記降車検知部が乗員の降車を検知した後、前記車両内に前記車両キーが存在していると前記車両キー判定部が判定し、且つ、前記車両内に乗員が存在していると前記乗員判定部が判定した場合に、前記車両のドアをロックすること
    を特徴とする車両ドアロック制御装置。
  2. 可搬型通信装置との間で通信を行う第2通信部と、
    前記車両のドアをアンロックするための情報を前記第2通信部により前記可搬型通信装置へ送信するアンロック情報送信部と
    を備え、
    前記ドアロック制御部は、前記第2通信部による前記情報に基づく前記可搬型通信装置との通信に応じて前記車両のドアをアンロックすること
    を特徴とする請求項1に記載の車両ドアロック制御装置。
  3. 前記車両の乗員が睡眠中であるか否かを判定する睡眠判定部を備え、
    前記ドアロック制御部は、前記降車検知部が乗員の降車を検知した後、前記車両内に前記車両キーが存在していると前記車両キー判定部が判定し、前記車両内に乗員が存在していると前記乗員判定部が判定し、且つ、前記車両内に存在する乗員が睡眠中であると前記睡眠判定部が判定した場合に、前記車両のドアをロックすること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両ドアロック制御装置。
  4. 前記車両に係る異常を検知する異常検知部と、
    前記異常検知部が異常を検知した場合に通報を行う通報部と
    を備え、
    前記降車検知部が乗員の降車を検知した後、前記車両内に前記車両キーが存在していると前記車両キー判定部が判定し、且つ、前記車両内に乗員が存在していると前記乗員判定部が判定した場合に、前記異常検知部による異常検知を行うこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のドアロック制御装置。
  5. 車両との間で無線通信を行う車両キーと、前記車両に搭載され、前記車両キーとの間で通信を行う第1通信部、及び、前記第1通信部による前記車両キーとの通信に応じて前記車両のドアのロックを制御するドアロック制御部を有する車両ドアロック制御装置とを備える車両ドアロックシステムにおいて、
    前記車両ドアロック制御装置は、
    前記車両からの乗員の降車を検知する降車検知部と、
    前記第1通信部による前記車両キーとの通信に応じて、前記車両内に前記車両キーが存在しているか否かを判定する車両キー判定部と、
    前記車両内に乗員が存在しているか否かを判定する乗員判定部と
    を有し、
    前記ドアロック制御部は、前記降車検知部が乗員の降車を検知した後、前記車両内に前記車両キーが存在していると前記車両キー判定部が判定し、且つ、前記車両内に乗員が存在していると前記乗員判定部が判定した場合に、前記車両のドアをロックすること
    を特徴とする車両ドアロックシステム。
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