JP2796252B2 - ダクト用換気扇 - Google Patents
ダクト用換気扇Info
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- JP2796252B2 JP2796252B2 JP23097794A JP23097794A JP2796252B2 JP 2796252 B2 JP2796252 B2 JP 2796252B2 JP 23097794 A JP23097794 A JP 23097794A JP 23097794 A JP23097794 A JP 23097794A JP 2796252 B2 JP2796252 B2 JP 2796252B2
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- casing
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、おもに浴室の天井面に
取付けられ、屋外と連通しているダクトと接続すること
で浴室内の空気を換気するダクト用換気扇に関する。
取付けられ、屋外と連通しているダクトと接続すること
で浴室内の空気を換気するダクト用換気扇に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、浴室は、部屋の間取りなどの関係
から天井面に設けるダクト用換気扇が主流となってい
る。
から天井面に設けるダクト用換気扇が主流となってい
る。
【０００３】従来、この種のダクト用換気線は、図４に
示すような構成が一般的であった。すなわち、浴室１１
３の天井面１０１の開口部に挿入設置され、下面に吸込
口１０２と一側面に吐出口１０３を有する箱体状の本体
１０４の内部には、羽根１０５を水平方向に装着した電
動機１０６と、羽根１０５を覆い前記吐出口１０３に空
気を案内するケーシング１０７を設けた送風機１０８が
配設されている。また、本体１０４の吐出口１０３に
は、略円筒状のアダプター１０９が突設されており、こ
のアダプター１０９には、屋外（図示せず）に連通した
ダクト１１０が接続されている。
示すような構成が一般的であった。すなわち、浴室１１
３の天井面１０１の開口部に挿入設置され、下面に吸込
口１０２と一側面に吐出口１０３を有する箱体状の本体
１０４の内部には、羽根１０５を水平方向に装着した電
動機１０６と、羽根１０５を覆い前記吐出口１０３に空
気を案内するケーシング１０７を設けた送風機１０８が
配設されている。また、本体１０４の吐出口１０３に
は、略円筒状のアダプター１０９が突設されており、こ
のアダプター１０９には、屋外（図示せず）に連通した
ダクト１１０が接続されている。
【０００４】また、本体１０４の下部には、吸込口１０
２を覆うルーバー１１１が設けられている。そして、ケ
ーシング１０７には、ケーシング１０７内部で発生する
結露水を排水するための水抜孔１１２が設けられてい
た。
２を覆うルーバー１１１が設けられている。そして、ケ
ーシング１０７には、ケーシング１０７内部で発生する
結露水を排水するための水抜孔１１２が設けられてい
た。
【０００５】上記構成において、送風機１０８を運転す
ると、浴室１１３内の湿った空気が吸込口１０２から本
体１０４内に吸込まれていき、そして、ダクト１１０を
通って屋外に排出される。このとき湿った空気がケーシ
ング１０７の内壁面に接触し、結露水１１４となり、水
抜孔１１２からケーシング１０７外部に排出されること
となる。
ると、浴室１１３内の湿った空気が吸込口１０２から本
体１０４内に吸込まれていき、そして、ダクト１１０を
通って屋外に排出される。このとき湿った空気がケーシ
ング１０７の内壁面に接触し、結露水１１４となり、水
抜孔１１２からケーシング１０７外部に排出されること
となる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のダク
ト用換気扇の構成では、入浴中などに送風機１０８を運
転すると、送風機１０８のケーシング１０７内部で発生
した結露水１１４が、水抜孔１１２から浴室１１３内に
滴下し、入浴者に直接当たって不快感を与えるという問
題があった。
ト用換気扇の構成では、入浴中などに送風機１０８を運
転すると、送風機１０８のケーシング１０７内部で発生
した結露水１１４が、水抜孔１１２から浴室１１３内に
滴下し、入浴者に直接当たって不快感を与えるという問
題があった。
【０００７】本発明は上記課題を解決するもので、ケー
シング内部で発生する結露水が、浴室内に落下すること
のないダクト用換気扇を提供することを第１の目的とす
る。
シング内部で発生する結露水が、浴室内に落下すること
のないダクト用換気扇を提供することを第１の目的とす
る。
【０００８】第２の目的はケーシング内部に溜まる結露
水を減少させることによって、ケーシング内部の腐食を
防止することにある。
水を減少させることによって、ケーシング内部の腐食を
防止することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明のダクト用換気扇
は上記第１の目的を達成するために、第１の手段は浴室
の天井面の開口部から天井裏に突設され、下面に吸込
口、および一側面に吐出口を設けた箱体状の本体と、前
記本体内部に設けられ、下面に前記吸込口と連通する送
風機吸込口、および一側面に前記吐出口と連通する送風
機吐出口を有した渦巻状のケーシング内部に回転羽根を
設けた送風機と、前記吐出口から突設され、屋外に連通
したダクトを接続するアダプターと、前記ケーシング内
に前記本体の吐出口の下辺の高さより高い位置に底面を
有し、前記ケーシングの側壁部内面に沿って設けられる
結露水を受ける凹部とを備え、前記凹部の吐出口側端部
に結露水を流出する開口部を設け、結露水を屋外に排出
する構成とする。
は上記第１の目的を達成するために、第１の手段は浴室
の天井面の開口部から天井裏に突設され、下面に吸込
口、および一側面に吐出口を設けた箱体状の本体と、前
記本体内部に設けられ、下面に前記吸込口と連通する送
風機吸込口、および一側面に前記吐出口と連通する送風
機吐出口を有した渦巻状のケーシング内部に回転羽根を
設けた送風機と、前記吐出口から突設され、屋外に連通
したダクトを接続するアダプターと、前記ケーシング内
に前記本体の吐出口の下辺の高さより高い位置に底面を
有し、前記ケーシングの側壁部内面に沿って設けられる
結露水を受ける凹部とを備え、前記凹部の吐出口側端部
に結露水を流出する開口部を設け、結露水を屋外に排出
する構成とする。
【００１０】また、第２の目的を達成するために、第２
の手段は第１の手段に加え凹部の底部を回転羽根の回転
方向において、開口部に向かい順次下降するように傾斜
させた構成とする。
の手段は第１の手段に加え凹部の底部を回転羽根の回転
方向において、開口部に向かい順次下降するように傾斜
させた構成とする。
【００１１】
【作用】本発明は上記した第１の手段の構成により、ケ
ーシング内部で発生する結露水の多くは回転羽根によっ
て前記ケーシング側壁部に付着することから、前記結露
水は前記ケーシング側壁部より凹部へ流下し溜まり、次
にその溜まった結露水は前記凹部の開口部側に流出して
いき、そして、開口部からアダプター、およびダクトの
内部を通って屋外へ排出されることとなる。
ーシング内部で発生する結露水の多くは回転羽根によっ
て前記ケーシング側壁部に付着することから、前記結露
水は前記ケーシング側壁部より凹部へ流下し溜まり、次
にその溜まった結露水は前記凹部の開口部側に流出して
いき、そして、開口部からアダプター、およびダクトの
内部を通って屋外へ排出されることとなる。
【００１２】また、第２の手段の構成により、凹部に溜
まった結露水は、常に前記凹部の傾斜によって開口部に
向かい凹部の底部を伝って流下、流出していくこととな
り、そして、開口部からアダプター、およびダクトの内
部を通って屋外へ排出されることとなる。
まった結露水は、常に前記凹部の傾斜によって開口部に
向かい凹部の底部を伝って流下、流出していくこととな
り、そして、開口部からアダプター、およびダクトの内
部を通って屋外へ排出されることとなる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の第１実施例について、図１お
よび図２を参照しながら説明する。
よび図２を参照しながら説明する。
【００１４】図に示すように、浴室１の天井面２の開口
部３から天井裏４に突設され、下面に吸込口５と、一側
面に吐出口６とを設けた箱体状の本体７内部には、送風
機８が設けられ、前記送風機８は、本体７の天面に設け
た電動機９の回転軸９ａに固着した回転羽根１０と、こ
の回転羽根１０の外周部を囲み、吐出口６に連通する送
風機吐出口１１を設けた側壁部１２、および羽根１０の
下方を覆うとともに、吸込口５に連通する送風機吸込口
１３を設けた底部１４からなる渦巻状のケーシング１５
とからなり、送風機吐出口１１近傍には、空気を吐出口
６に案内するための舌部１６が設けられ、そして、底部
１４の送風機吸込口１３の周縁には、空気を羽根１０に
案内するためのベルマウス１７が設けられている。
部３から天井裏４に突設され、下面に吸込口５と、一側
面に吐出口６とを設けた箱体状の本体７内部には、送風
機８が設けられ、前記送風機８は、本体７の天面に設け
た電動機９の回転軸９ａに固着した回転羽根１０と、こ
の回転羽根１０の外周部を囲み、吐出口６に連通する送
風機吐出口１１を設けた側壁部１２、および羽根１０の
下方を覆うとともに、吸込口５に連通する送風機吸込口
１３を設けた底部１４からなる渦巻状のケーシング１５
とからなり、送風機吐出口１１近傍には、空気を吐出口
６に案内するための舌部１６が設けられ、そして、底部
１４の送風機吸込口１３の周縁には、空気を羽根１０に
案内するためのベルマウス１７が設けられている。
【００１５】また、本体７の吐出口６には、屋外（図示
せず）に連通したダクト１８を接続する略筒状のアダプ
ター１９が、パッキン２０を介して突設され、また、本
体７の下部には、吸込口５を覆うルーバー２１が設けら
れている。
せず）に連通したダクト１８を接続する略筒状のアダプ
ター１９が、パッキン２０を介して突設され、また、本
体７の下部には、吸込口５を覆うルーバー２１が設けら
れている。
【００１６】そして、前記ケ−シング１５内には結露水
２２を受けるように、前記本体７の吐出口６の下辺６ａ
の高さより高い位置に底面２３ａを有するとともに、一
端に閉鎖部２３ｂを設け、他端に開口部２３ｃを設けて
前記本体７の吐出口６において開放する凹部２３を側壁
部１２の内面に沿って形成する。
２２を受けるように、前記本体７の吐出口６の下辺６ａ
の高さより高い位置に底面２３ａを有するとともに、一
端に閉鎖部２３ｂを設け、他端に開口部２３ｃを設けて
前記本体７の吐出口６において開放する凹部２３を側壁
部１２の内面に沿って形成する。
【００１７】上記構成において、送風機８を運転する
と、浴室１内の湿った空気が、ルーバー２１を通って本
体７内部に吸込まれていき、ケーシング１５、アダプタ
ー１９、およびダクト１８内部を通って屋外へ排出され
る。そして、湿った空気がケーシング１５内部を通過す
る際、回転羽根１０によってケーシング１５の側壁部１
２に当たり結露水２２を発生させることとなり、この結
露水２２が側壁部１２より凹部２３へ流下し溜まり、次
にその溜まった結露水２２ａは前記凹部２３の開口部２
３ｃ側に流出していき、そして、開口部２３ｃからアダ
プター１９、およびダクト１８の内部を通って屋外へ排
出されることとなる。
と、浴室１内の湿った空気が、ルーバー２１を通って本
体７内部に吸込まれていき、ケーシング１５、アダプタ
ー１９、およびダクト１８内部を通って屋外へ排出され
る。そして、湿った空気がケーシング１５内部を通過す
る際、回転羽根１０によってケーシング１５の側壁部１
２に当たり結露水２２を発生させることとなり、この結
露水２２が側壁部１２より凹部２３へ流下し溜まり、次
にその溜まった結露水２２ａは前記凹部２３の開口部２
３ｃ側に流出していき、そして、開口部２３ｃからアダ
プター１９、およびダクト１８の内部を通って屋外へ排
出されることとなる。
【００１８】このように本発明の第１実施例のダクト用
換気扇によれば、ケーシング１５内部で発生する結露水
２２の多くを浴室１内に滴下させることなく、屋外に排
出することができる。
換気扇によれば、ケーシング１５内部で発生する結露水
２２の多くを浴室１内に滴下させることなく、屋外に排
出することができる。
【００１９】つぎに本発明の第２実施例について図３を
参照しながら説明する。なお、第２実施例は上記第１実
施例と凹部が異なるもので、第１実施例と同一部分には
同一符号を付し、その説明は省略する。
参照しながら説明する。なお、第２実施例は上記第１実
施例と凹部が異なるもので、第１実施例と同一部分には
同一符号を付し、その説明は省略する。
【００２０】図に示すように、結露水２２を受ける凹部
２３Ａを、凹部２３Ａの底部２３ａを回転羽根１０の回
転方向において、開口部２３ｃに向かい順次下降するよ
うに傾斜させた構成とする。
２３Ａを、凹部２３Ａの底部２３ａを回転羽根１０の回
転方向において、開口部２３ｃに向かい順次下降するよ
うに傾斜させた構成とする。
【００２１】上記構成により、凹部２３Ａに溜まった結
露水２２ａは常に前記凹部２３Ａの傾斜によって開口部
２３ｃ側に流れ、吐出口６に向かい凹部２３Ａの底部２
３ａを伝わって流下、流出していくこととなり、吐出口
６からアダプター１９、およびダクト１８の内部を通っ
て屋外へ排出されることとなる。
露水２２ａは常に前記凹部２３Ａの傾斜によって開口部
２３ｃ側に流れ、吐出口６に向かい凹部２３Ａの底部２
３ａを伝わって流下、流出していくこととなり、吐出口
６からアダプター１９、およびダクト１８の内部を通っ
て屋外へ排出されることとなる。
【００２２】このように本発明の第２実施例のダクト用
換気扇によれば、ケーシング１５内部で発生する結露水
２２を常に吐出口６からアダプター１９、およびダクト
１８内部に流出することによって、ケーシング１５内部
に溜まる結露水２２を減少させることができることか
ら、入浴後のケーシング１５内部の乾燥を短時間で行う
ことができるので、結露水２２によってケーシング１
５、および本体７内部が腐食したり、カビ等が発生する
のを確実に防止することができる。
換気扇によれば、ケーシング１５内部で発生する結露水
２２を常に吐出口６からアダプター１９、およびダクト
１８内部に流出することによって、ケーシング１５内部
に溜まる結露水２２を減少させることができることか
ら、入浴後のケーシング１５内部の乾燥を短時間で行う
ことができるので、結露水２２によってケーシング１
５、および本体７内部が腐食したり、カビ等が発生する
のを確実に防止することができる。
【００２３】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば送風機のケーシング内に本体の吐出口の下辺
の高さより高い位置に底面を有するとともに、前記本体
の吐出口にて開放する開口部を設けた結露水を受ける凹
部を前記ケーシングの側壁部内面に沿って設けているの
で、ケーシング内部で発生する結露水が、浴室内に落下
するのを確実に防止して入浴者に不快感を与えることの
ないダクト用換気扇が提供できる。
明によれば送風機のケーシング内に本体の吐出口の下辺
の高さより高い位置に底面を有するとともに、前記本体
の吐出口にて開放する開口部を設けた結露水を受ける凹
部を前記ケーシングの側壁部内面に沿って設けているの
で、ケーシング内部で発生する結露水が、浴室内に落下
するのを確実に防止して入浴者に不快感を与えることの
ないダクト用換気扇が提供できる。
【００２４】また、凹部の底部を回転羽根の回転方向に
おいて、開口部に向かい順次下降するように傾斜させて
いるので、ケーシング内部に溜まる結露水が減少し、ケ
ーシング内部の腐食を防止することができる。
おいて、開口部に向かい順次下降するように傾斜させて
いるので、ケーシング内部に溜まる結露水が減少し、ケ
ーシング内部の腐食を防止することができる。
【図１】本発明の第１実施例のダクト用換気扇の設置状
態を示す断面図
態を示す断面図
【図２】同第１実施例のダクト用換気扇の横断面図
【図３】同第２実施例のダクト用換気扇の設置状態を示
す断面図
す断面図
【図４】従来のダクト用換気扇の設置状態を示す断面図
１ 浴室 ２ 天井面 ３ 開口部 ４ 天井裏 ５ 吸込口 ６ 吐出口 ６ａ 吐出口の下辺 ７ 本体 ８ 送風機 １０ 回転羽根 １１ 送風機吐出口 １２ 側壁部 １３ 送風機吸込口 １５ ケーシング １８ ダクト １９ アダプター ２３ 凹部 ２３Ａ 凹部 ２３ａ 底面 ２３ｃ 開口部
Claims (2)
- 【請求項１】 浴室の天井面の開口部から天井裏に突設
され、下面に吸込口、および一側面に吐出口を設けた箱
体状の本体と、前記本体内部に設けられ、下面に前記吸
込口と連通する送風機吸込口、および一側面に前記吐出
口と連通する送風機吐出口を有した渦巻状のケーシング
内部に回転羽根を設けた送風機と、前記吐出口から突設
され、屋外に連通したダクトを接続するアダプターと、
前記ケーシング内に前記本体の吐出口の下辺の高さより
高い位置に底面を有し、前記ケーシングの側壁部内面に
沿って設けられる結露水を受ける凹部とを備え、前記凹
部の吐出口側端部に結露水を流出する開口部を設け、結
露水を屋外に排出する構成としたダクト用換気扇。 - 【請求項２】 凹部の底部を回転羽根の回転方向におい
て、開口部に向かい順次下降するように傾斜させた請求
項１記載のダクト用換気扇。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23097794A JP2796252B2 (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | ダクト用換気扇 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23097794A JP2796252B2 (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | ダクト用換気扇 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0894143A JPH0894143A (ja) | 1996-04-12 |
| JP2796252B2 true JP2796252B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=16916295
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23097794A Expired - Fee Related JP2796252B2 (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | ダクト用換気扇 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2796252B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4503323B2 (ja) * | 2004-03-24 | 2010-07-14 | 三菱電機株式会社 | 換気装置 |
| JP4549720B2 (ja) * | 2004-04-12 | 2010-09-22 | 三菱電機株式会社 | 換気装置 |
-
1994
- 1994-09-27 JP JP23097794A patent/JP2796252B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0894143A (ja) | 1996-04-12 |
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