JP3297589B2 - ダクト用換気扇 - Google Patents

ダクト用換気扇

Info

Publication number
JP3297589B2
JP3297589B2 JP09090296A JP9090296A JP3297589B2 JP 3297589 B2 JP3297589 B2 JP 3297589B2 JP 09090296 A JP09090296 A JP 09090296A JP 9090296 A JP9090296 A JP 9090296A JP 3297589 B2 JP3297589 B2 JP 3297589B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spiral casing
duct
blower
main body
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09090296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09280627A (ja
Inventor
賀弘 楠
Original Assignee
松下精工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 松下精工株式会社 filed Critical 松下精工株式会社
Priority to JP09090296A priority Critical patent/JP3297589B2/ja
Publication of JPH09280627A publication Critical patent/JPH09280627A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3297589B2 publication Critical patent/JP3297589B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、おもに浴室の天井
面に取付けられ、室外と連通しているダクトと接続する
ことで浴室内の空気を換気するダクト用換気扇に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、浴室内で発生する湯煙により浴室
内壁部に水滴が付着し、かびが発生するのを防止するた
め浴室内の湿った空気を室外に排気する浴室用換気扇が
普及しており、効率良く換気することに対する要求が高
まってきている。
【0003】従来の、一般的な浴室用の換気扇は、浴室
の空気を排気するだけであったため、浴室のコーナー部
の乾燥が遅くかびが発生しやすかったという欠点があっ
た。
【0004】この点を改良するために、特開平7−14
5973号公報のように給気を強制的に行うことにより
壁面に沿う気流を発生させたものがあった。以下その構
成について図15を参照しながら説明する。
【0005】図に示すように、浴室101の天井面10
2を貫通して浴室101内部に排気用ケース103を突
出せしめ、この排気用ケース103の下端外周部から水
平方向外方に延びるフランジ104を設け、排気用ケー
ス103の下面に排気口105を形成し、排気用ケース
103の側面には開口106を形成し、開口106に連
通する排気用ダクト107を設け、排気用ケース103
の内部に排気用ファン108を配置していた。また、給
気用ファン109が給気空気を給気用ケース110に供
給できるように給気用ダクト111により給気用ケース
110に連通させていた。
【0006】上記構成により、給気用ファン109によ
って給気された空気は、給気用ケース110内を通り、
排気用ケース103の下端外周から水平方向外方に延び
るフランジ104と浴室101の天井面102との隙間
から天井面102に沿うように流れ、天井および壁の面
に沿って気流が発生し、その結果、浴室101内部の換
気および乾燥が促進され、かびの発生を減少でき、衛生
状態を常時良好に保つことができるようにするものであ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の浴室
用換気扇の構成では、給気用ファン109によって給気
された空気は、排気用ケース103に衝突し、上下左右
方向に分散するが、上、左、右方向に分散した空気の多
くは、給気用ケース110の内側面でふたたび集まりな
がら、給気ファン109より給気用ケース110に給気
された方向のまま浴室101内部に吹き出されることと
なり、浴室101全体の換気および乾燥が均一に促進さ
れないという課題を有していた。
【0008】本発明はこのような課題を解決するもの
で、浴室内に吹き出す空気の吹き出し方向が片寄って浴
室全体の換気および乾燥が均一に促進されなくなるのを
防止することのできるダクト用換気扇を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のダクト用換気扇
は、浴室の天井面の開口部から天井裏に突設され、下面
に吸込口、および一側面に吐出口を設けた箱体状の本体
と、この本体内部に設けられる、下面に前記吸込口と連
通する送風機吸込口と一側面に前記吐出口と連通する送
風機吐出口、および他の一側面に前記本体内部に連通す
る循環口を有した渦巻状のケーシング内部に回転羽根を
設けた送風機と、前記吐出口から突設され、室外に連通
したダクトを接続するアダプターと、前記送風機の渦巻
状のケーシングに形成された送風機用吸込口に連通する
ように渦巻状のケーシング下面に設けられた接続ダクト
と、この接続ダクトの下方外周に重合する重合部を有
し、前記本体の下面を覆う椀状で、前記重合部の形成さ
れる中央部には、前記接続ダクトと連通するルーバー用
吸込口を有し、四周には前記循環口に連通し、ほぼ水平
方向に吐出されるルーバー用吐出口を設けたルーバーと
を備え、前記本体の内周壁面と前記渦巻状のケーシング
および前記接続ダクトの外周面との間でチャンバー部を
形成するものである。
【0010】この本発明によれば、浴室内に吹き出す空
気の吹き出し方向が片寄って浴室全体の換気および乾燥
が均一に促進されなくなるのを防止することのできるダ
クト用換気扇を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、浴室の天井面の開口部から天井裏に突設され、下面
に吸込口、および一側面に吐出口を設けた箱体状の本体
と、この本体内部に設けられる、下面に前記吸込口と連
通する送風機吸込口と一側面に前記吐出口と連通する送
風機吐出口、および他の一側面に前記本体内部に連通す
る循環口を有した渦巻状のケーシング内部に回転羽根を
設けた送風機と、前記吐出口から突設され、室外に連通
したダクトを接続するアダプターと、この送風機の渦巻
状のケーシングに形成された送風機用吸込口に連通する
ように渦巻状のケーシング下面に設けられた接続ダクト
と、この接続ダクトの下方外周に重合する重合部を有
し、前記本体の下面を覆う椀状で、前記重合部の形成さ
れる中央部には、前記接続ダクトと連通するルーバー用
吸込口を有し、四周には前記循環口に連通し、ほぼ水平
方向に吐出されるルーバー用吐出口を設けたルーバーと
を備え、前記循環口を本体内周壁面に向かい送風できる
ように設け、前記本体の内周壁面と前記渦巻状のケーシ
ングおよび前記接続ダクトの外周面との間でチャンバー
部を形成する構成としたものであり、送風機を運転する
と、浴室内部の湿った空気は、ルーバー用吸込口より接
続ダクト内部を通って送風機用吸込口から送風機に吸い
込まれ、吐出口よりダクトを通って室外へ排気される。
【0012】また、送風機に吸い込まれた空気の一部
は、ケーシング側面に設けられた循環口からチャンバー
部内部に吹き出され、このチャンバー部内を通過する際
にその風速が弱められ、チャンバー部内に充満しながら
下方に流れて行き、ルーバーの四周に設けられたルーバ
ー用吐出口からほぼ均等に浴室の天井面に沿って吹き出
されることとなり、これにより浴室内部に均一な循環気
流が発生し、この循環気流と排気とにより浴室全体の換
気および乾燥が均一に促進されることとなる。
【0013】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図14を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1および図2に示すように、浴室1
の天井面2の開口部3から天井裏4に突設され、下面に
吸込口5と、一側面に吐出口6とを設けた箱体状の本体
7内部には、送風機8が設けられ、送風機8は、本体7
の天面に設けた電動機9の回転軸9aに固着した回転羽
根10と、この回転羽根10の外周部を囲み、吐出口6
に連通する送風機吐出口11と本体7内に連通する循環
口12を設けた側壁部13、および羽根10の下方を覆
うとともに、吸込口5に連通する送風機吸込口14を設
けた底部15からなる渦巻状のケーシング16とからな
り、送風機吐出口11近傍には、空気を吐出口6に案内
するための舌部17が設けられ、また、循環口12近傍
には、空気を循環口12に案内するための舌部18が設
けられ、底部15の送風機吸込口14の周縁には、空気
を羽根10に案内するためのベルマウス19が設けら
れ、送風機吸込口14に連通するように渦巻状のケーシ
ング16の下面に取付ボス20を介して接続ダクト21
を設ける。
【0014】そして、接続ダクト21は下方外周に重合
部22を有し、本体7の下面を覆う椀状で重合部22の
形成される中央部には接続ダクト21と連通するルーバ
ー用吸込口23を有し、四周にはチャンバー部24に連
通し、ほぼ水平方向に吐出されるように周壁にルーバー
用吐出口25を設けてルーバー26を形成する。
【0015】また、ルーバー26は外方向開き勝手のば
ねにより本体7に取り付ける公知の取付手段(図示せ
ず)により取り付けられる。
【0016】また、本体7の吐出口6には、室外(図示
せず)に連通したダクト27を接続する略筒状のアダプ
ター28が、パッキン29を介して突設されている。
【0017】上記構成において、送風機8を運転する
と、送風機8により浴室1内の湿った空気がルーバー用
吸込口23より接続ダクト21内を通って送風機吸込口
14から送風機8に吸い込まれ、吐出口6よりダクト2
7を通って室外へ排気される。
【0018】また、送風機8に吸い込まれた空気の一部
は、循環口12からチャンバー部24内部に吹き出さ
れ、このチャンバー部24を通過する際にその風速が弱
められ、チャンバー部24に充満しながら下方に流れて
行き、ルーバー26の四周に設けられたルーバー用吐出
口25からほぼ均等に浴室1の天井面2に沿って吹き出
されることとなる。
【0019】このように本発明の実施の形態1のダクト
用換気扇によれば、送風機8によって排気する浴室1内
部の空気の一部を、循環口12から循環空気としてチャ
ンバー部24を通してルーバー26の四周に設けたルー
バー用吐出口25からほぼ均等に浴室1内部に吹き出さ
せ、浴室1内部に均一な循環気流を発生させることによ
って、循環気流と排気とにより浴室1全体の換気および
乾燥を均一に促進させることができる。
【0020】また、送風機8によって排気する空気の一
部を循環空気として用いることで浴室1内部に循環気流
を発生させているので、従来のダクト用換気扇のように
循環気流を発生させる給気用ファンを別に設けなくとも
よく、ダクト用換気扇の施工性をも向上させることがで
きる。
【0021】(実施の形態2) 図3および図4に示すように、吐出口6に連通する送風
機吐出口11と本体7内に連通するように本体7の内周
壁面に向かい送風できる循環口12aを設けた側壁部1
3、および羽根10の下方を覆うとともに、吸込口5に
連通する送風機吸込口14とチャンバー部24に連通す
る循環口12bを設けた底部15Aからなる渦巻状のケ
ーシング16Aとからなる構成とする。
【0022】上記構成により、送風機8に吸い込まれた
空気の一部は、循環口12aと循環口12bとの両方か
ら、水平方向と下方向とに分かれてチャンバー部24内
部に吹き出され、このチャンバー部24を通過する際に
その風速がより弱められ、チャンバー部24に充満しな
がら下方に流れて行き、ルーバー26の四周に設けられ
たルーバー用吐出口25からより均等に浴室1の天井面
2に沿って吹き出されることとなる。
【0023】このように、本発明の実施の形態2のダク
ト用換気扇によれば、送風機8によって排気する空気の
一部を、循環口12aと循環口12bとの両方から循環
空気として水平方向と下方向とに分けてチャンバー部2
4内部に吹き出させ、ルーバー26の四周に設けたルー
バー用吐出口25からより均等に浴室1内部に吹き出さ
せることによって、浴室1全体の換気および乾燥をより
均一に促進させることができる。
【0024】(実施の形態3)図5および図6に示すよ
うに、吐出口6に連通する送風機吐出口11と本体7内
に連通する循環口12cと結露水集結板30を設けた側
壁部13A、および羽根10の下方を覆うとともに、吸
込口5に連通する送風機吸込口14とチャンバー部24
に連通する循環口12dを設けた底部15Bからなる渦
巻状のケーシング16Bとからなる構成とする。
【0025】上記構成により、送風機8に吸い込まれた
浴室1内部の湿った空気の一部は、結露水集結板30に
衝突し、この結露水集結板30で空気中に含まれる水分
の一部が取り除かれたのちに循環口12cと循環口12
dとの両方から、水平方向と下方向とに分かれてチャン
バー部24内部に吹き出され、このチャンバー部24を
通過する際にその風速がより弱められ、チャンバー部2
4に充満しながら下方に流れて行き、ルーバー26の四
周に設けられたルーバー用吐出口25から均等に浴室1
の天井面2に沿って吹き出されることとなる。
【0026】このように本発明の実施の形態3のダクト
用換気扇によれば、浴室1に吹き出す循環空気の水分の
一部を結露水集結板30で取り除くことによって、浴室
1を効率よく乾燥させることができる。
【0027】(実施の形態4)図7および図8に示すよ
うに、吐出口6に連通する送風機吐出口11とチャンバ
ー部24内に連通する循環口12eと循環空気流が渦巻
状のケーシング16Cの外周に沿い流れるように形成し
た結露水集結板30Aを設けた側壁部13、および羽根
10の下方を覆うとともに、吸込口5に連通する送風機
吸込口14とチャンバー部24内に連通する循環口12
fを設けた底部15Cからなる渦巻状のケーシング16
Cとからなる構成とする。
【0028】上記構成により、送風機8に吸い込まれ、
循環口12eおよび循環口12fからチャンバー部24
内部に吹き出される空気は、結露水集結板30Aによっ
て水分の一部が取り除かれるとともに、循環口12eか
ら吹き出される空気は、渦巻状のケーシング16Cの外
周に沿う方向に案内され、渦巻状のケーシング16Cの
外周に沿って回転しながらチャンバー部24内部に流入
して行き、チャンバー部24を通過する際にその風速が
より弱められ、チャンバー部24により均一に充満しな
がら下方に流れて行き、ルーバー26の四周に設けられ
たルーバー用吐出口25からより均等に浴室1の天井面
2に沿って吹き出されることとなる。
【0029】このように、本発明の実施の形態4のダク
ト用換気扇によれば、浴室1に吹き出す循環空気の水分
の一部を結露水集結板30Aで取り除くことによって、
浴室1を効率よく乾燥させることができるとともに、循
環口12aからチャンバー部24内部に吹き出される空
気を結露水集結板30Aで渦巻状のケーシング16Cの
外周に沿って流れるようにしているので、浴室1全体の
換気および乾燥をより均一に促進させることができる。
【0030】(実施の形態5)図9および図10に示す
ように、渦巻状のケーシング16D内には結露水31
a、31b、31cを受けるように、本体7の吐出口6
の下辺6aの高さより高い位置に底面32aを有すると
ともに、一端に閉鎖部32bを設け、他端に開口部32
cを設けて本体7の吐出口6において開放し側壁部13
aを貫通する結露水案内溝32を側壁部13a、13b
の内面に沿って形成する構成とする。
【0031】上記構成により、送風機8により浴室1内
の湿った空気がルーバー用吸込口23から接続ダクト2
1内を通って送風機吸込口14から送風機8に吸い込ま
れ、渦巻状のケーシング16D、アダプター28、およ
びダクト27内部を通って室外へ排出される。そして、
湿った空気が渦巻状のケーシング16D内部を通過する
際、回転羽根10によって渦巻状のケーシング16Dの
側壁部13a、13bに当たり結露水31a、31bが
発生し、また、送風機8により浴室1内の湿った空気が
ルーバー用吸込口23より接続ダクト21内を通って送
風機吸込口14より送風機8に吸い込まれ、循環口12
gと循環口12hからチャンバー部24内に吹き出す前
に結露水集結板30Bに衝突した際にも、結露水31c
を発生させることとなり、この結露水31a、31b、
31cが側壁部13a、13b、および結露水集結板3
0Bから結露水案内溝32へ流下して溜まりながら、結
露水案内溝32の開口部32c側に流出していき、そし
て、開口部32cからアダプター28、およびダクト2
7の内部を通って室外へ排出されることとなる。
【0032】このように本発明の実施の形態5のダクト
用換気扇によれば、ドレン管等を設けなくても、渦巻状
のケーシング16D内部で発生する結露水31a、31
b、31cの多くを浴室1内に滴下させることなく、室
外に排出することができる。
【0033】(実施の形態6)図11および図12に示
すように、渦巻状のケーシング16E内には結露水31
a、31b、31cを受けるように、本体7の吐出口6
の下辺6aの高さより高い位置に底面32aを有すると
ともに、一端に閉鎖部32d、32eを設け、他端に開
口部32f、32gを設けて本体7の吐出口6において
開放し、底面32aを回転羽根10の回転方向におい
て、開口部32f、32gに向かい順次下降するように
傾斜させた結露水案内溝32A、32Bを側壁部13
a、13bの内面および外面に沿って形成する構成とす
る。
【0034】上記構成により、送風機8により浴室1内
の湿った空気がルーバー用吸込口23より接続ダクト2
1内を通って送風機吸込口14より送風機8に吸い込ま
れ、渦巻状のケーシング16E、アダプター28、およ
びダクト27内部を通って室外へ排出される。そして、
湿った空気が渦巻状のケーシング16E内部を通過する
際、回転羽根10によって渦巻状のケーシング16Eの
側壁部13aに当たり結露水31aを発生させ、この結
露水31aが側壁部13aより結露水案内溝32Bへ流
下して溜まりながら、結露水案内溝32Bの傾斜によっ
て開口部32g側に流出していき、そして、開口部32
gからアダプター28、およびダクト27の内部を通っ
て室外へ排出されることとなる。
【0035】また、送風機8により浴室1内の湿った空
気が渦巻状のケーシング16E内部を通過する際、回転
羽根10によって渦巻状のケーシング16Eの側壁部1
3bに当たり結露水31bを発生させ、また、湿った空
気がルーバー用吸込口23より接続ダクト21内を通っ
て送風機吸込口14より送風機8に吸い込まれ、循環口
12gと循環口12hからチャンバー部24内に吹き出
す前に結露水集結板30Bに衝突した際にも、結露水3
1cを発生させることとなり、これらの結露水31b、
31cが側壁部13bおよび結露水集結板30Bから結
露水案内溝32Aへ流下して溜まりながら結露水案内溝
32Aの傾斜および空気の流れによって開口部32f側
に流出していき、そして、開口部32fからアダプター
28、およびダクト27の内部を通って室外へ排出され
ることとなる。
【0036】このように本発明の実施の形態6のダクト
用換気扇によれば、渦巻状のケーシング16E内部で発
生する結露水31a、31b、31cを渦巻状のケーシ
ング16Eの側壁部13aを貫通することなく結露水案
内溝32A、32Bの傾斜、および空気の流れにより吐
出口6からアダプター28、およびダクト27内部に流
出させることによって、渦巻状のケーシング16E内部
に溜まる結露水を常に減少させることができることか
ら、入浴後の渦巻状のケーシング16E内部の乾燥を短
時間で行うことができるので、結露水によって渦巻状の
ケーシング16E、および本体7内部が腐食したり、か
び等が発生するのを確実に防止することができる。
【0037】(実施の形態7)図13および図14に示
すように、渦巻状のケーシング16F内には結露水31
a、31b、31cを受けるように、本体7の吐出口6
の下辺6aの高さより高い位置に底面32aを有すると
ともに、一端に閉鎖部32d、32eを設け、他端に開
口部32f、32gを設けて本体7の吐出口6において
開放し結露水案内溝32A、32Bを側壁部13a、1
3bの内面および外面に沿って形成し、外面に沿って形
成する結露水案内溝32Aの外周壁33によって二重壁
を形成する構成とする。
【0038】上記構成により、送風機8により浴室1内
の湿った空気がルーバー用吸込口23より接続ダクト2
1内を通って送風機吸込口14より送風機8に吸い込ま
れ、渦巻状のケーシング16F、アダプター28、およ
びダクト27内部を通って室外へ排出される。そして、
湿った空気が渦巻状のケーシング16F内部を通過する
際、回転羽根10によって渦巻状のケーシング16Fの
側壁部13aに当たり結露水31aを発生させ、この結
露水31aが側壁部13aより結露水案内溝32Bへ流
下し溜まりながら結露水案内溝32Bの開口部32g側
に流出していき、そして、開口部32gからアダプター
28、およびダクト27の内部を通って室外へ排出され
ることとなる。また、送風機8により浴室1内の湿った
空気が渦巻状のケーシング16F内部を通過する際、回
転羽根10によって渦巻状のケーシング16Fの側壁部
13bに当たり結露水31cを発生させ、また、湿った
空気がルーバー用吸込口23より接続ダクト21内を通
って送風機吸込口14より送風機8に吸い込まれ、循環
口12aと循環口12bよりのチャンバー部24内に吹
き出す前に結露水集結板30Bに衝突した際にも、結露
水31bを発生させることとなり、これらの結露水31
b,31cが側壁部13bおよび結露水集結板30Bか
ら露水案内溝32Aへ流下して溜まりながら結露水案内
溝32Aの開口部32f側に流出していき、そして、開
口部32fからアダプター28、およびダクト27の内
部を通って室外へ排出されることとなる。
【0039】このように本発明の実施の形態6のダクト
用換気扇によれば、渦巻状のケーシング16Fの外周壁
が二重構造となり、渦巻状のケーシング16F内で発生
した音が遮音され、騒音を低減することができる。
【0040】
【発明の効果】以上の実施の形態から明らかなように、
本発明によれば下面に吸込口を有し、側面に吐出口を設
けた本体内に下面に送風機吸込口を有した送風機を設
け、送風機の吸込口には接続ダクトを設け、送風機の吸
込口には接続ダクトを設け、送風機の渦巻状のケーシン
グには、本体の内周壁面と渦巻状のケーシングおよび接
続ダクトの外周面との間に形成されるチャンバー部に連
通する循環口を形成し、本体の下面に四周にルーバー用
吐出口を有したルーバーを設けたので、循環流がチャン
バー部内に充満したのちに下方に流れルーバー用吐出口
より水平方向の四周にほぼ均一に吹き出すことができる
ので、浴室内に吹き出す空気の吹き出し方向が片寄って
浴室全体の換気および乾燥が均一に促進されなくなるの
を防止すことのできるダクト用換気扇を提供できる。
【0041】また、本体内部に形成されるチャンバー部
に連通する循環口を渦巻状のケーシングの一側面と下面
に設けたので、ルーバー用吐出口より均等な循環流を水
平方向の四周に放散することができる。
【0042】また、循環口部分に結露水集結板を設けた
ので、水分の少ない循環流とすることができる。
【0043】また、循環流が渦巻状のケーシング外周に
沿い流れるように結露水集結板を形成したので、水分の
少ない循環流を水平方向の四周にほぼ均一に吹き出すこ
とができる。
【0044】また、渦巻状のケーシング内に本体の吐出
口の下辺の高さより高い位置に底面を有し、渦巻状のケ
ーシング側壁内面に結露水案内溝を設けたので、結露水
を室外へ排出することができる。
【0045】また、渦巻状のケーシングの側壁内面と外
面に結露水案内溝を設けたので、より多くの結露水を室
外へ排出することができる。
【0046】また、渦巻状のケーシングの側壁部の外面
に沿って設けられる結露水案内溝の外周壁を上方に延設
して二重壁を形成したので、渦巻状のケーシング内で発
生した音が遮音され、騒音を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のダクト用換気扇の設置
状態を示す断面図
【図2】同実施の形態1のダクト用換気扇の横断面図
【図3】同実施の形態2のダクト用換気扇の設置状態を
示す断面図
【図4】同実施の形態2のダクト用換気扇の横断面図
【図5】同実施の形態3のダクト用換気扇の設置状態を
示す断面図
【図6】同実施の形態3のダクト用換気扇の横断面図
【図7】同実施の形態4のダクト用換気扇の設置状態を
示す断面図
【図8】同実施の形態4のダクト用換気扇の横断面図
【図9】同実施の形態5のダクト用換気扇の設置状態を
示す断面図
【図10】同実施の形態5のダクト用換気扇の横断面図
【図11】同実施の形態6のダクト用換気扇の設置状態
を示す断面図
【図12】同実施の形態6のダクト用換気扇の横断面図
【図13】同実施の形態7のダクト用換気扇の設置状態
を示す断面図
【図14】同実施の形態7のダクト用換気扇の横断面図
【図15】従来のダクト用換気扇の設置状態を示す断面
【符号の説明】
1 浴室 2 天井面 3 開口部 4 天井裏 5 吸込口 6 吐出口 7 本体 8 送風機 10 回転羽根 11 送風機吐出口 12 循環口 12a 循環口 12b 循環口 12c 循環口 12d 循環口 12e 循環口 12f 循環口 12g 循環口 12h 循環口 14 送風機吸込口 16 渦巻状のケーシング 16A 渦巻状のケーシング 16B 渦巻状のケーシング 16C 渦巻状のケーシング 16D 渦巻状のケーシング 16E 渦巻状のケーシング 16F 渦巻状のケーシング 21 接続ダクト 22 重合部 23 ルーバー用吸込口 24 チャンバー部 25 ルーバー用吐出口 26 ルーバー 27 ダクト 28 アダプター 30 結露水集結板 30A 結露水集結板 30B 結露水集結板 32 結露水案内溝 32A 結露水案内溝 32B 結露水案内溝 32a 底面 32c 開口部 32f 開口部 32g 開口部 33 外周壁
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/10 101 F24F 7/007 101

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室の天井面の開口部から天井裏に突設
    され、下面に吸込口、および一側面に吐出口を設けた箱
    体状の本体と、この本体内部に設けられる、下面に前記
    吸込口と連通する送風機吸込口と一側面に前記吐出口と
    連通する送風機吐出口、および他の一側面に前記本体内
    部に連通する循環口を有した渦巻状のケーシング内部に
    回転羽根を設けた送風機と、前記吐出口から突設され、
    室外に連通したダクトを接続するアダプターと、前記送
    風機の渦巻状のケーシングに形成された送風機用吸込口
    に連通するように渦巻状のケーシング下面に設けられた
    接続ダクトと、この接続ダクトの下方外周に重合する重
    合部を有し、前記本体の下面を覆う椀状で、前記重合部
    の形成される中央部には、前記接続ダクトと連通するル
    ーバー用吸込口を有し、四周には前記循環口に連通し、
    ほぼ水平方向に吐出されるルーバー用吐出口を設けたル
    ーバーとを備え、前記循環口を本体内周壁面に向かい送
    風できるように設け、前記本体の内周壁面と前記渦巻状
    のケーシングおよび前記接続ダクトの外周面との間でチ
    ャンバー部を形成する構成としたダクト用換気扇。
  2. 【請求項2】 本体内と連通するように本体内周壁面に
    向かい送風できる循環口と、下面に吸込口と連通する送
    風機吸込口、および一側面に吐出口と連通する送風機吐
    出口、および他の一側面と下面に本体内部に形成される
    チャンバー部に連通する循環口を有した渦巻状のケーシ
    ングを設けた請求項1記載のダクト用換気扇。
  3. 【請求項3】 循環口部分に結露水集結板を有した渦巻
    状のケーシングを設けた請求項1または請求項2記載の
    ダクト用換気扇。
  4. 【請求項4】 循環空気流が渦巻状のケーシング外周に
    沿い流れるように結露水集結板を形成した渦巻状のケー
    シングを設けた請求項3記載のダクト用換気扇。
  5. 【請求項5】 渦巻状のケーシング内に本体の吐出口の
    下辺の高さより高い位置に底面を有し渦巻状のケーシン
    グの側壁部内面に沿って設けられる結露水を受ける結露
    水案内溝を設け、前記結露水案内溝の吐出口側端部に結
    露水を流出する開口部を設け、結露水を室外に排出する
    構成とした請求項3または4記載のダクト用換気扇。
  6. 【請求項6】 渦巻状のケーシングの側壁部内面と外面
    に沿って開口部に向かい順次下降するように傾斜させた
    結露水案内溝を設けた請求項5記載のダクト用換気扇。
  7. 【請求項7】 渦巻状のケーシングの側壁部の外面に沿
    って設けられる結露水案内溝の外周壁を上方に延設して
    二重壁を形成した請求項6記載のダクト用換気扇。
JP09090296A 1996-04-12 1996-04-12 ダクト用換気扇 Expired - Fee Related JP3297589B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09090296A JP3297589B2 (ja) 1996-04-12 1996-04-12 ダクト用換気扇

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09090296A JP3297589B2 (ja) 1996-04-12 1996-04-12 ダクト用換気扇

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09280627A JPH09280627A (ja) 1997-10-31
JP3297589B2 true JP3297589B2 (ja) 2002-07-02

Family

ID=14011341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09090296A Expired - Fee Related JP3297589B2 (ja) 1996-04-12 1996-04-12 ダクト用換気扇

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3297589B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5375108B2 (ja) * 2009-01-13 2013-12-25 パナソニック株式会社 天井埋込形換気扇
JP2015152185A (ja) * 2014-02-12 2015-08-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 換気装置
KR102521846B1 (ko) * 2016-09-05 2023-04-14 엘지전자 주식회사 욕실관리기 및 욕실관리기의 제어방법
KR102484776B1 (ko) * 2016-10-10 2023-01-05 엘지전자 주식회사 욕실관리기 및 욕실관리기의 제어방법
JP6975885B2 (ja) * 2019-03-08 2021-12-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 天井埋込型換気扇

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09280627A (ja) 1997-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007205642A (ja) 送風装置
JP3297589B2 (ja) ダクト用換気扇
JP6442862B2 (ja) 送風装置
JP2796252B2 (ja) ダクト用換気扇
JP2912821B2 (ja) ダクト用換気扇
JP5465072B2 (ja) ダクト用換気扇
KR100382522B1 (ko) 공기조화기의 컨버터블형 실내기
JP4341681B2 (ja) 換気装置
JPH11226297A (ja) 浴室用換気乾燥機
JP4298470B2 (ja) 換気機能付き空気調和機
KR102633617B1 (ko) 환풍기
JP7345675B2 (ja) 送風装置
JP3118415U (ja) 回転式空調ファン
JP3920745B2 (ja) ダクト用換気扇
JP4585886B2 (ja) 同時給排気型換気装置
JP4002661B2 (ja) 換気装置
JP5531770B2 (ja) 換気装置
JP3283737B2 (ja) 浴室用換気扇
JP2009133618A (ja) 換気機能付き空気調和機
JP3329671B2 (ja) 床下換気扇
JP3308430B2 (ja) 主として浴室に使用される換気扇
JP2505099B2 (ja) 換気扇装置
JPH07145973A (ja) 浴室ユニットの換気・乾燥方法及び装置
JP3051290B2 (ja) 換気装置
JP2500844Y2 (ja) ダクト用換気扇

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080412

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090412

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090412

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090412

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100412

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110412

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120412

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130412

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130412

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140412

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees