JP2795994B2 - 断熱キャビネット用箱体の製造方法 - Google Patents

断熱キャビネット用箱体の製造方法

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JP2795994B2 JP3102089A JP10208991A JP2795994B2 JP 2795994 B2 JP2795994 B2 JP 2795994B2 JP 3102089 A JP3102089 A JP 3102089A JP 10208991 A JP10208991 A JP 10208991A JP 2795994 B2 JP2795994 B2 JP 2795994B2
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、発泡断熱材を注入,発
泡,充填させて製造する断熱キャビネットの箱体を製造
するところの断熱キャビネット用箱体の製造方法に関す
る。
【0003】
【従来の技術】従来より、例えば冷蔵庫においては、そ
の断熱キャビネットが、内箱や外箱といった箱体により
組成される外殻の内部に、発泡断熱材の原液を注入し発
泡させて充填させることにより、製造されるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記発
泡断熱材(一般には発泡ポリウレタン)にはフロンが含
まれており、これの化学的影響が該発泡断熱材の触れる
箱体に及ぶことから、箱体の強度が低下する。殊に近
年、冷蔵庫等は大形化する傾向にあって、箱体には大き
な応力が生じがちであり、その応力が箱体の強度が低下
した部分に作用すると、箱体には白化や割れを生じ、商
品価値が低下する。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、耐フロン性に優れ、しかも
商品性に優れて、更に材料のリサイクル性にも優れ、そ
のほかコスト面でも有利な断熱キャビネット用箱体の製
造方法を提供するにある。
【0006】[発明の構成]
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の断熱キャビネット用箱体の製造方法は、箱
体により組成される外殻の内部に発泡断熱材の原液を注
入し発泡させて充填させることにより製造する断熱キャ
ビネットのその箱体を製造するものにあって、耐フロン
性に優れた主シート材の内面にクランプで押え付けられ
る部分より内側に位置して表面シート材を添着し、その
クランプで押え付けた状態で両シート材を真空成形し、
成形後に主シート材のクランプで押え付けた部分より外
側の部分を除去するようにしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記手段によれば、発泡断熱材に含まれるフロ
ンは耐フロン性に優れた主シート材に触れることにな
り、その化学的影響を実質的になしにすることができ
る。ただし、この耐フロン性に優れた主シート材は、光
沢が少ないなど、表面の質に問題があり、それを表面シ
ート材で補うことができる。又、主シート材を真空成形
した後、そのスクラップ部分を再生利用するについて、
表面シート材が含まれるようであると、物性が変化して
しまうが、表面シート材は主シート材の真空成形時にク
ランプで押え付けられる部分より内側に位置して添着
し、成形後には主シート材のクランプで押え付けた部分
より外側の部分を除去するようにしているから、そのス
クラップ部分には表面シート材が含まれず、物性が変化
することを回避できる。更に、この場合、表面シート材
はその使用量を少なく留めることもできる。
【0009】
【実施例】以下、本発明方法を具体化した一実施例につ
き、図面を参照して説明する。
【0010】まず、図1の(a)には、主シート材1
と、これの内面(図中上面)に添着した表面シート材2
を示しており、主シート材1は、耐フロン性ポリプロピ
レンなど、耐フロン性に優れ、且つ成形性も良い材料か
ら成っており、その厚さは例えば1.8[mm]程度であ
る。これに対して、表面シート材2は高光沢ポリプロピ
レンなど、外観性に優れた材料から成っており、その厚
さは例えば0.2[mm]程度で、主シート材1の内面に
は次に述べる真空成形時にクランプで押え付けられる部
分より内側に位置して例えば熱溶着により添着してい
る。
【0011】次に、図1の(b)には、真空成形用の成
形型3と、クランプ4とを示しており、成形型3上に、
表面シート材2と共に熱した主シート材1をその表面シ
ート材2を上にして置き、この状態で、クランプ4によ
り、表面シート材2より外側の部分で主シート材1を押
え付けている。
【0012】図1の(c)には、上述の状態で、成形型
3内を真空引きすることにより、主シート材1を表面シ
ート材2と共に成形型3の内面に密接させて成形した状
態を示している。
【0013】図1の(d)には、成形後、クランプ4の
押え付け力から解放し、成形型3内から表面シート材2
と共に取出した主シート材1を示している。
【0014】そして、図1の(e)には、取出し後、不
要部分1aを除去した主シート材1を示しており、それ
は、前述のクランプ4で押え付けた部分より外側の部分
を除去している。
【0015】なお、このようにして製造した箱体5は、
例えば冷蔵庫キャビネットの内箱として図示しない外箱
と組合わせることにより外殻を組成し、該外殻の内部に
発泡断熱材の原液を注入し発泡させて充填させることに
より、冷蔵庫キャビネットを製造するようになってい
る。
【0016】上述のごとくして断熱キャビネット用の箱
体5を製造する方法によれば、発泡断熱材に含まれるフ
ロンは主シート材1に触れることになり、それに対し
て、その主シート材1は耐フロン性に優れた材料より成
るから、フロンの化学的影響を実質的に受けず、箱体の
強度を充分に保ち得る。よって、大形化した冷蔵庫等に
あっても、箱体の白化や割れといったことの発生を防止
し得、商品価値を良好に保つことができる。
【0017】一方、耐フロン性に優れた材料は、一般に
光沢が少ないなど、表面の質に問題を有するが、外観性
に優れた材料から成る表面シート材2を添着したことに
より、表面を良好な状態にでき、商品性を良くすること
ができる。
【0018】更に、表面シート材2は主シート材1の真
空成形時にクランプ4で押え付けられる部分より内側に
位置して添着し、成形後には主シート材1のクランプ4
で押え付けた部分より外側の部分を除去するようにして
いるから、その除去されたスクラップ部分には表面シー
ト材2が含まれない。従って、そのスクラップ部分1a
を再生利用するについて、それを溶融させたときにも、
物性を主シート材1のままに保つことができるものであ
り、よって、材料のリサイクル性に優れ、他の材料との
混合等も所望にできる。
【0019】加えて、この場合、主シート材1の真空成
形時にクランプ4で押え付けられる部分より内側に位置
して添着した表面シート材2は、それによって、その使
用量を少なく留め得るものでもあり、コスト面で有利に
できる。
【0020】なお、上記実施例では本発明を冷蔵庫キャ
ビネット用の箱体の製造方法に適用して述べたが、それ
以外、例えば温蔵庫キャビネット用の箱体の製造方法な
ど、断熱キャビネット用箱体の製造方法一般に広く適用
して実施できる。
【0021】そのほか、本発明は上記し且つ図面に示し
た実施例にのみ限定されるものではなく、特に各部の具
体的材料等の点につき、要旨を逸脱しない範囲内で適宜
変更して実施し得る。
【0022】
【発明の効果】以上の記述で明らかなように、本発明の
断熱キャビネット用箱体の製造方法は、箱体により組成
される外殻の内部に発泡断熱材の原液を注入し発泡させ
て充填させることにより製造する断熱キャビネットのそ
の箱体を製造するものにあって、耐フロン性に優れた主
シート材の内面にクランプで押え付けられる部分より内
側に位置して表面シート材を添着し、そのクランプで押
え付けた状態で両シート材を真空成形し、成形後に主シ
ート材のクランプで押え付けた部分より外側の部分を除
去するようにしたことを特徴とするもので、それによ
り、耐フロン性に優れ、しかも商品性に優れて、更に材
料のリサイクル性にも優れるほか、コスト面でも有利に
できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す工程図
【符号の説明】
1は主シート材、2は表面シート材、4はクランプ、5
は箱体を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29C 51/38 B29C 51/38 F25D 23/08 F25D 23/08 V // B29L 9:00 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 39/10,39/18,39/22,39/42 B29C 51/02 - 51/20,51/26 B29C 51/30 - 51/38 F25D 23/08 B29L 9:00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体により組成される外殻の内部に発泡
    断熱材の原液を注入し発泡させて充填させることにより
    製造する断熱キャビネットのその箱体を製造するもので
    あって、耐フロン性に優れた主シート材の内面にクラン
    プで押え付けられる部分より内側に位置して表面シート
    材を添着し、そのクランプで押え付けた状態で両シート
    材を真空成形し、成形後に主シート材のクランプで押え
    付けた部分より外側の部分を除去するようにしたことを
    特徴とする断熱キャビネット用箱体の製造方法。
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