JP2795959B2 - 金銀糸製造用シート、金銀糸、金銀布材および金銀帯 - Google Patents

金銀糸製造用シート、金銀糸、金銀布材および金銀帯

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、金銀糸製造用シート、金銀糸、金銀布材お
よび金銀帯に係わり、特に、布材のしわ防止効果を付与
したものに関する。
「従来の技術」 和服の帯の一種として金銀色の模様を形成したものが
ある。このような帯は通常、金糸または銀糸を横糸、絹
糸を縦糸として織り、部分的に前記金糸または銀糸を帯
の表面側に露出させて模様を形成したものである。
このような金銀糸の多くは、プラスチックフイルムに
金属を蒸着した金属糸製造用シートを裁断して製造され
ている。第7図は、この種の金銀糸製造用シートの一例
を示す断面拡大図であり、図中符号1は透明な樹脂製フ
イルム、2はフイルム1に蒸着された銀色の金属蒸着
層、3は金属蒸着層2の酸化を防ぐアクリル系樹脂の保
護層、4は保護層3に接着層5を介して接着された薄い
和紙などの繊維層である。
そして、これらの各層1〜5で構成される片面シート
6を一対、接着層7を介して繊維層4を対向させて張り
合わせることにより、両面シート8が得られる。この両
面シート8の厚さは0.1mm程度である。また、金糸を製
造する場合には、前記フイルム1上に赤色系の着色層を
形成するか、または/およびフイルム1と金属蒸着層2
の間に赤色系の着色層を形成し、金属蒸着層2を金色に
発色させる。
次に、この両面シート8をマイクロスリッター等で0.
3mm程度の幅で細く裁断し、金銀平糸が得られる。さら
に、片面シート6を裁断した平糸を絹糸等の芯糸に螺旋
状に巻き付け、撚糸が製造される。金銀帯の模様形成に
は通常このような撚糸が用いられるが、織り方によって
は、平糸がそのまま使用される場合もある。
なお、上記の金銀糸製造用シートは、両面シート8の
状態、片面シート6の状態、片面シート6から繊維層4
および接着層5を除いた状態のいずれかで中間製品とし
て出荷される。
ところで、和服の帯は着用時に固く結ばれるため、ほ
どいた後にも結び目に生じたしわが取れにくく、特にこ
の種の金銀帯ではしわが顕著に残る問題があった。
この問題を軽減する手段として、最近では、帯など布
材の表面に、溶剤に溶かした形状記憶樹脂を塗布して形
状記憶樹脂層を形成し、布材を平らに延した状態で加熱
し、その形状を記憶させる処理方法が既に提案されてい
る。
この処理を布材(帯)に施しておけば、布材にしわが
生じた場合にも、スチームアイロン等で形状復帰温度以
上に加熱することにより形状記憶樹脂が平坦な形状に戻
り、しわを消す効果が得られる。
「発明が解決しようとする課題」 しかし、上記のしわ防止処理を金銀糸を織り込んだ布
材や帯に適用すると、以下のような欠点が生じることが
確認された。
この種の金銀帯では、金銀模様の光沢や輝き、鮮や
かさが重要であるが、前記のしわ防止処理を金銀帯に施
すと、布材の表面に若干有色で光沢が比較的鈍い形状記
憶樹脂層が形成されるため、金銀模様の色調をくすませ
るとともに、光沢を低下させ、総合的な品位を損ねてし
まう。
形状記憶樹脂層が布材表面に直接露出するため、紫
外線や摩擦などの外部からの影響により物性劣化が生じ
て樹脂の形状記憶効果が低下しやすい。このためしわ回
復効果が長続きせず、効果を復活させるためには定期的
に塗布し直す必要がある。
布材の表面において、布材の隣接する繊維を架橋し
た状態で形状記憶樹脂層が形成されるため、布材が硬く
強張った感触になることが避けられない。そのうえ、形
状記憶樹脂層によって摩擦係数等の表面物性が変化する
ため、帯の場合には締めにくくなるなどの問題が生じ
る。
そこで本発明者らは、個々の金銀糸の内部に形状記憶
樹脂層を形成することにより、布材の表面光沢を損なう
ことなく、布材のしわ防止効果が得られないかとの新規
な観点から各種実験を行ない、個々の糸の内部に形状記
憶樹脂層を形成した場合にも、その厚さを適値に設定す
ることにより、良好なしわ防止効果が得られることを発
見した。また同時に、このような金銀糸を布材に織り込
むと、前記しわ防止処理を施した金銀帯はもちろん、通
常の金銀帯に比しても布材が柔軟化し、手触りが大幅に
改善されるという意外の効果も発見した。
「課題を解決するための手段」 本発明は上記知見に基づいてなされたものであり、以
下、その構成を第1図ないし第6図を用いて具体的に説
明する。なお、前述の第7図と共通する部分は同一符号
を付している。
第1図は、本発明に係わる金銀糸製造用シートの最も
単純な構造例を示し、図中符号1は無色透明な樹脂製フ
イルム、2はフイルム1に形成された金属蒸着層、10は
金属蒸着層2に形成された形状記憶樹脂層である。
フイムル1および金属蒸着層2は従来品と同様でよ
く、フイルム1は、PET、OPP、CPP、PVC等のプラスチッ
クからなり、厚さは例えば2〜50μmとされている。
また、金属蒸着層2は、Au,Ag,Al等の金属を真空蒸着
法、スパッタ法等によりフイルム1に蒸着したもので、
厚さは100〜2000Å程度が望ましい。
一方、本発明の特徴点である形状記憶樹脂層10の材質
としては、例えばポリスチレンユニットとポリブタジエ
ンユニットとを複合化したスチレン系ハイブリットポリ
マー、ポリノルボルネン、ジメチルフォルムアシド等が
挙げられ、具体的な商品名を挙げると、スチレン系ハイ
ブリッドポリマーとしては旭化成株式会社製「アスマ
ー」、ポリノルボルネンとしては日本ゼオン株式会社製
「ノーソレックス」、ジメチルフォルムアシドとしては
三菱重工株式会社製「MS5500」等が使用可能である。た
だし、本発明には、上記以外にも各種の形状記憶樹脂が
使用可能である。その場合、要求される特性として、形
状付与温度が100〜200℃、形状復帰温度が35〜100℃で
あることが望ましい。形状付与温度が200℃より高いと
他の層1,2に対する悪影響が生じる可能性があり、形状
付与温度が100℃未満では他の熱加工工程によって所定
外の形状が付与されてしまうおそれが生じる。また、形
状復帰温度が100℃より高いと家庭用のスチームアイロ
ン等でしわを消すことが困難になり、35℃未満では形状
復帰力が弱いという問題が生じる。
形状記憶樹脂層10の厚さは1〜30μm、好ましくは3
〜25μmとされる。1μm未満では十分な形状記憶効果
が得られず、30μmより厚いとこのシート11から得られ
る金銀糸を用いた布材が強張り、手触りが悪化する問題
が生じる。
上記の金銀糸製造用シート11を製造するには、搬送ロ
ーラ間で長尺のフイルム1を連続的に送りつつ、金属蒸
着層2を蒸着法またはスパッタ法等で形成した後、バー
コーター等の塗布装置を用いて、有機溶剤に溶いた形状
記憶樹脂を金属蒸着層2に塗布して乾燥させる。このよ
うに、これらの工程は連続したライン上で効率良く行な
うことが可能である。
この時、形状記憶樹脂層10を乾燥させる温度を、前記
形状付与温度以上に設定することにより、形状記憶樹脂
層10に平坦形状を記憶させることが可能である。
次に第2図は、金属蒸着層2の酸化を防止するため
に、金属蒸着層2と形状記憶樹脂層10との間に従来品と
同様の保護層3を設けた例を示している。
保護層3の材質としては、酸素遮断性の高いアクリル
系樹脂、ウレタン系樹脂等が好適であり、厚さは0.1〜3
0μm程度とされる。この保護層3は、金属蒸着層2の
材質が比較的安定した酸化皮膜を生じるAl等の金属であ
る場合には、第1図のように省くことができるが、その
他の金属を用いた場合には形成しておくことが好まし
い。ただし、形状記憶樹脂層10として酸素遮断性に優れ
た樹脂を選択すれば省くことができる。
次に第3図は、金糸製造用シート14の一例を示し、フ
イルム1の上、およびフイルム1と金属蒸着層2との間
のそれぞれに、赤色系の顔料を含有する透明な着色層13
A,13Bを設けた例である。この構成により、金属蒸着層
2が銀色である場合にも、シート14を金色に発色させる
ことができる。
着色層13A,13Bの厚さは、所望の発色程度に合わせ
て、それぞれ0.1〜30μm程度とされる。なお、フイル
ム1の両面に着色層13A,13Bの形成する代わりに、着色
層13A,13Bのうちいずれか一方のみとしてもよい。
以上の第1図、第2図および第3図に示した金銀糸製
造用シートには裏張が設けられていないが、通常はこの
後、第4図に示すように形状記憶樹脂層10の下面に裏張
17が張り合わされる。
この裏張17は、繊維層15の片面から形状記憶樹脂を塗
布して一部含浸させ、繊維層15の内部に含浸層16Aを形
成するとともに、繊維層15の上面に一定厚の形状記憶樹
脂層16を形成したものである。この形状記憶樹脂層16の
厚さおよび材質も、前記の形状記憶樹脂層10と同様でよ
い。
繊維層15は、和紙、洋紙、合成繊維の不織布等からな
り、厚さは10〜200μm程度、望ましくは15〜100μmと
される。10μmよりも薄いと十分な補強効果が得られ
ず、200μmよりも厚いと得られる布材が強張って手触
りが悪化する。
そして、この裏張17の形状記憶樹脂層16は、接着層5
を介して、第1図に示したシート11の形状記憶樹脂層10
に接着されている。接着剤としては塩化ビニル系接着
剤、酢酸ビニル系接着剤、エポキシ系接着剤など従来使
用されているいずれでもよい。接着層5の厚さは1〜50
μm程度とされる。
なお、第2図または第3図の金銀糸製造用シート12,1
4にも、同様の裏張17が貼付される。
次に第5図は、裏張の変形例18を示し、この裏張18は
繊維層15の両面に形状記憶樹脂層16を形成したことを特
徴とする。したがって、形状記憶樹脂の一部は繊維層15
の内部のほぼ全域に亙って浸透している。シート12,14
においても、裏張17の代わりに裏張18を用いてよい。ま
た、第2図のシート12において、保護層3を設けた後に
形状記憶樹脂層10を形成せず、裏張17または18を直接接
着した構成も可能である。さらに、第1図のシート11
に、形状記憶樹脂層16を形成していない繊維層15を接着
剤で張り合わせた構成も可能である。
上記のように裏張17,18を接着した金銀糸製造用シー
トは、いずれも繊維層15側を接着剤で互いに張り合わせ
て両面シートとされ、平糸製造に供される。
例えば第6図は、第2図に示したシート12の裏面に裏
張17を接着したシートを接着層7を介して互いに張り合
わせたものである。必要であれば、異種のシート同士を
張り合わせてもよい。
次に、上記のように張り合わせた両面シートを、0.5m
m以下の幅にマイクロスリッター等を用いて切断し、金
銀平糸を得る。さらに、第4図のような片面シートを同
様に裁断した金銀平糸を絹糸等の芯糸の周囲に螺旋状に
巻き付ければ、金銀撚糸が得られる。
そして、この金銀平糸または金銀撚糸を横糸(あるい
は縦糸)とし、通常の絹糸を縦糸(または横糸)として
織機にかけ、金銀布材が得られる。さらに、このような
金銀布材を用いて金銀帯が縫製される。
このようにして、最終製品である金銀布材または金銀
帯が得られたら、これを前記形状付与温度まで再度加熱
し、布材または帯内における金銀糸の形状を形状記憶樹
脂層に記憶させる。例えば、形状記憶樹脂として前述の
「ノーソレックス」を用いた場合には、150℃以上に1
分以上保持した後、40℃まで冷却することにより形状が
付与される。また、「アスマー」を場合には、120℃ま
で加熱して40℃以下に冷却することにより、形状付与が
行なわれる。
形成付与が完了した後には、布材あるいは帯にしわが
よった場合に、スチームアイロン等で前記形状復帰温度
(例えば前記各樹脂の場合60℃前後)まで加熱すると、
形状記憶樹脂層が元の形状に回復してしわが消される。
上記構成からなる金銀糸製造用シート、金銀糸を経て
製造された金銀布材あるいは金銀帯においては、個々の
金銀糸の内部に形状記憶樹脂層10,16が設けられ、表面
には露出していないため、形状記憶樹脂層によって布材
や帯の光沢を低下させたり、色調を変えることがなく、
本来の品位を損ねるおそれがない。
また、金銀糸の内部に形状記憶樹脂層10,16が設けら
れているので、紫外線や物理的刺激による形状記憶樹脂
の経時劣化か少なく、布材の表面に直接形状記憶樹脂層
を形成する方法に比して、しわ防止効果が長続きする。
また、弾性に富む形状記憶樹脂層10,16を金銀糸の内
部に形成しているので、金銀糸の柔軟性が増し、形状記
憶樹脂層10,16を設けない場合よりも金銀布材あるいは
金銀帯の感触が柔らかくなり、高級感を一層高めること
ができる。しかも、帯の表面の摩擦係数等を変化させる
ことがないから、金銀帯に適用した場合には締めやすい
という利点も得られる。
さらに、繊維層15に形状記憶樹脂層16を形成した裏張
17,18をシートに設けた場合には、形状記憶樹脂が繊維
層15の内部にまで含浸し、シート全体の厚さに占める形
状記憶樹脂層の実質的な割合が大きくなるため、しわ防
止効果を一層高めることができる。
「実施例」 (実験1) 9μmのPETフイルムに、厚さ0.06μmのAg蒸着層、
厚さ2μmのアクリル系樹脂からなる保護層を順に形成
した。
一方、厚さ30μmの和紙にバーコーターを用いて、前
述の「アスマー」および「MS−5500」をトルエンに溶い
た溶液を数種の厚さで塗布し、塗布後の乾燥温度および
乾燥時間を種々変化させて乾燥を行ない、その後は自然
放熱により室温まで低下させ、形状記憶樹脂層を形成し
た裏張を得た。この裏張を、形状記憶樹脂層側が前記シ
ートの保護層と対向するように塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合接着剤で貼付した。
一方、比較のために形状記憶樹脂層を設けない以外は
すべて上記と条件の等しい金銀糸製造用シートを作成し
た。
得られた実施例および比較例の金銀糸製造用シート
を、それぞれ4つ折りにして折り目上に1kgの錘を載
せ、30分放置して、しわを付けた。
そして、これらの金銀糸製造用シートのしわ部分に、
ハンドスチーマーで100℃の水蒸気を20秒間吹き付け、
しわ回復効果の程度を比較例と対比して観察した。その
結果を第1表に示す。表中「○」は比較例に対してしわ
の回復効果が良好であったもの、「△」はしわの回復効
果が良好ではないが認められたもの、「×」は比較例と
変わりなかったものを示している。この結果から明らか
なように、いずれの樹脂においても形状記憶樹脂層が8
μm以上である場合にしわ回復効果が見られた。
(実験2) 実験1で得た金銀糸製造用シートのうち、「アスマ
ー」を10μmの厚さに塗布したものを2枚、繊維層側同
士を前記接着剤で張り合わせ、さらにこのシートを幅0.
34mmに裁断して平糸を得た。
一方、比較例のシートも同様に2枚の張り合わせ、同
様に裁断して平糸を得た。
次に、これら平糸を横糸、絹糸を縦糸として織機にか
け、金銀布材を製造した。そして得られた2種の布材に
対し、前記同様の方法によりしわ回復効果の比較実験を
行なった。
その結果、本発明の金銀帯では良好なしわ回復効果が
確認できた。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明の金銀糸製造用シート、
金銀糸、金銀布材および金銀帯においては、個々の金銀
糸の内部に形状記憶樹脂層が設けられているので、形状
記憶樹脂層によって布材や帯の光沢を低下させたり、色
調を変えることがなく、金銀布材本来の品位を低下させ
ない。
また、金銀糸の内部に形状記憶樹脂層が設けられてい
るので、紫外線や物理的刺激による形状記憶樹脂の経時
劣化が少なく、しわ防止効果が長続きする。
さらに、弾性に富む形状記憶樹脂層を金銀糸の内部に
形成しているので、金銀糸の柔軟性が増し、形状記憶樹
脂層を設けない場合よりも、金銀布材あるいは金銀帯が
柔らかい感触になる。そのうえ、帯の表面の摩擦係数等
に影響を与えないため、金銀帯に適用した場合には、締
めやすいという利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は、本発明に係わる金銀糸製造用シ
ートのそれぞれ異なる例を示す断面拡大図、第7図は従
来の金銀糸製造用シートの一例を示す断面拡大図であ
る。 1……樹脂製フイルム、2……金属蒸着層、3……保護
層、10……形状記憶樹脂層、11,12……金銀糸製造用シ
ート、13A,B……着色層、14……金銀糸製造用シート、1
5……繊維層、16……形状記憶樹脂層、16A……形状記憶
樹脂の含浸層、17……裏張、18……裏張。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 15/08 C23C 14/20 D02G 3/12

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】形状記憶樹脂層と、その上に設けられた金
    属蒸着層と、この金属蒸着層の上に設けられた透明な樹
    脂製のフイルムを具備したことを特徴とする金銀糸製造
    用シート。
  2. 【請求項2】前記形状記憶樹脂層と前記金属蒸着層との
    間には、金属蒸着層の酸化を防止する保護層が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の金銀糸製造用シ
    ート。
  3. 【請求項3】前記フイルムの上、またはフイルムと前記
    金属蒸着層との間の少なくともいずれか一方には、有色
    かつ透明な着色層が設けられていることを特徴とする請
    求項1または2記載の金銀糸製造用シート。
  4. 【請求項4】前記形状記憶樹脂層は、繊維層の上面に形
    成されたものであることを特徴とする請求項1、2また
    は3記載の金銀糸製造用シート。
  5. 【請求項5】前記形状記憶樹脂層の下には、少なくとも
    片面側に形状記憶樹脂層を形成した繊維層が設けられて
    いることを特徴とする請求項1、2または3記載の金銀
    糸製造用シート。
  6. 【請求項6】請求項4または5から選択される同種また
    は異種の一対の金銀糸製造用シートを、前記繊維層側を
    対向させて接着剤で張り合わせたことを特徴とする金銀
    糸製造用シート。
  7. 【請求項7】請求項6の金銀糸製造用シートを0.5mm以
    下の幅に切断したことを特徴とする金銀平糸。
  8. 【請求項8】請求項7の金銀平糸を、芯糸の周囲に巻き
    付けたことを特徴とする金銀撚糸。
  9. 【請求項9】請求項7の金銀平糸または請求項8の金銀
    撚糸を、横糸あるいは縦糸として織り込んだことを特徴
    とする金銀布材。
  10. 【請求項10】請求項7の金銀平糸または請求項8の金
    銀撚糸を、横糸あるいは縦糸として織り込んだことを特
    徴とする金銀帯。
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