JP2539074Y2 - 撚箔糸 - Google Patents
撚箔糸Info
- Publication number
- JP2539074Y2 JP2539074Y2 JP1992022013U JP2201392U JP2539074Y2 JP 2539074 Y2 JP2539074 Y2 JP 2539074Y2 JP 1992022013 U JP1992022013 U JP 1992022013U JP 2201392 U JP2201392 U JP 2201392U JP 2539074 Y2 JP2539074 Y2 JP 2539074Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- foil
- twisted
- silver
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、従来の金銀糸に代
わり得る織物用撚箔糸に関する。
わり得る織物用撚箔糸に関する。
【0002】
【従来の技術】従来金銀糸は通常芯糸に細切した箔を捲
付したものである。
付したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】これに対して本考案は
芯糸を使用せずして柔軟且つ軽量の織物用撚箔糸を構成
しようとするものである。
芯糸を使用せずして柔軟且つ軽量の織物用撚箔糸を構成
しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、銀蒸着を施し
たテレフタル酸とエチレングリコールとの重縮合による
ポリエステルからなるフィルムと和紙を貼合わせ且つ細
切りしたものを原料とし、芯糸を用いず、前記蒸着面を
表面に現出せしめるようにして強撚を施したことを特徴
とするものである。なお、必要に応じ蒸着面に着色を施
すを可とする。
たテレフタル酸とエチレングリコールとの重縮合による
ポリエステルからなるフィルムと和紙を貼合わせ且つ細
切りしたものを原料とし、芯糸を用いず、前記蒸着面を
表面に現出せしめるようにして強撚を施したことを特徴
とするものである。なお、必要に応じ蒸着面に着色を施
すを可とする。
【0005】
【作用及び効果】 本考案は、銀蒸着を施したテレフタル
酸とエチレングリコールとの重縮合によるポリエステル
「テトロン(登録商標)」フィルム1と和紙2を貼合わ
せ且つ細切りしたものを原料とし、これを、芯糸を用い
ずに直接、強撚する。上記の通り、従来の織物用の金銀
糸は芯糸に細切した箔を巻き付けて成るものであるが、
これは、箔のみでは十分な強度が得られず、織物を織成
する際に切断するという事故が多発するためである。す
なわち、金銀糸に用いる箔は上記のような薄いフィルム
に金属を蒸着しただけのものであり、しかもその幅は通
常10分の数mm程度と、強度的に非常に弱い。従って、
箔糸を無芯で通常のように撚っただけでは織成に堪えな
い。それに対し、本願考案に係る撚箔糸では、強撚を施
すことにより十分な強度を有するようになり、無芯であ
っても十分織成に堪える。
酸とエチレングリコールとの重縮合によるポリエステル
「テトロン(登録商標)」フィルム1と和紙2を貼合わ
せ且つ細切りしたものを原料とし、これを、芯糸を用い
ずに直接、強撚する。上記の通り、従来の織物用の金銀
糸は芯糸に細切した箔を巻き付けて成るものであるが、
これは、箔のみでは十分な強度が得られず、織物を織成
する際に切断するという事故が多発するためである。す
なわち、金銀糸に用いる箔は上記のような薄いフィルム
に金属を蒸着しただけのものであり、しかもその幅は通
常10分の数mm程度と、強度的に非常に弱い。従って、
箔糸を無芯で通常のように撚っただけでは織成に堪えな
い。それに対し、本願考案に係る撚箔糸では、強撚を施
すことにより十分な強度を有するようになり、無芯であ
っても十分織成に堪える。
【0006】また、芯糸を使用しないため、本考案に係
る撚箔糸は従来の金銀糸と比較して軽量且つ柔軟であ
る。従って、これを使用した織物(例えば帯地等)は格
別軽量とすることができるとともに、身体になじみやす
いものとなる。
る撚箔糸は従来の金銀糸と比較して軽量且つ柔軟であ
る。従って、これを使用した織物(例えば帯地等)は格
別軽量とすることができるとともに、身体になじみやす
いものとなる。
【0007】さらに、蒸着面が表面に現出するように撚
るため、本考案に係る撚箔糸は従来の金銀糸と同様に表
面の全面に蒸着面の光沢が現われる。ただ、従来の箔糸
は芯糸に細切した箔を巻き付けたものであるため、箔に
は皺が寄らず、箔糸の表面には蒸着面の平坦な金属光沢
がほぼそのまま現出するのに対し、本考案に係る撚箔糸
では細切した箔自身を無芯で強い撚りを掛けることによ
り、箔の蒸着面に皺が寄るとともに、箔の表面に細かい
撚線が現出して乱反射により渋みのある落ちついた美麗
な光沢を現出せしめる。
るため、本考案に係る撚箔糸は従来の金銀糸と同様に表
面の全面に蒸着面の光沢が現われる。ただ、従来の箔糸
は芯糸に細切した箔を巻き付けたものであるため、箔に
は皺が寄らず、箔糸の表面には蒸着面の平坦な金属光沢
がほぼそのまま現出するのに対し、本考案に係る撚箔糸
では細切した箔自身を無芯で強い撚りを掛けることによ
り、箔の蒸着面に皺が寄るとともに、箔の表面に細かい
撚線が現出して乱反射により渋みのある落ちついた美麗
な光沢を現出せしめる。
【図1】 撚箔糸の見取図。
【図2】 原料の断面図。
1 フィルム 2 和紙 a 原料
Claims (1)
- 【請求項1】 銀蒸着を施したテレフタル酸とエチレン
グリコールとの重縮合によるポリエステルからなるフィ
ルム1と和紙2を貼合わせ且つ細切りしたものを原料a
とし、芯糸を用いず、前記蒸着面を表面に現出せしめる
ようにして強撚を施したことを特徴とする織物用撚箔
糸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992022013U JP2539074Y2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 撚箔糸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992022013U JP2539074Y2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 撚箔糸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0738174U JPH0738174U (ja) | 1995-07-14 |
JP2539074Y2 true JP2539074Y2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=12071121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992022013U Expired - Lifetime JP2539074Y2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 撚箔糸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539074Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6655291B2 (ja) * | 2015-01-30 | 2020-02-26 | 大建工業株式会社 | 筒撚り撚糸、筒撚り撚糸の製造方法、畳表、及び畳表の製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5013653A (ja) * | 1973-06-12 | 1975-02-13 | ||
JPS6043453B2 (ja) * | 1981-06-05 | 1985-09-28 | 尾池工業株式会社 | 焼箔状金銀糸およびその製法 |
-
1992
- 1992-02-25 JP JP1992022013U patent/JP2539074Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0738174U (ja) | 1995-07-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6468536A (en) | Fabric structure for production of laminate having high mechanical strength | |
JP2539074Y2 (ja) | 撚箔糸 | |
JP3202008B2 (ja) | 複合撚糸およびその製法 | |
JP3796934B2 (ja) | 地割れ調の外観を呈する接着芯地 | |
CN212579341U (zh) | 一种复合真丝面料 | |
JP3054975U (ja) | 多重織によるファンシー織物 | |
CN210368103U (zh) | 全淀粉浆纱全棉弹力坯布 | |
CN221000060U (zh) | 一种礼品盒用多彩织带 | |
CN219410058U (zh) | 一种仿局部烫金花呢面料 | |
JPH031494Y2 (ja) | ||
JP2739302B2 (ja) | 箔織編物用合撚糸 | |
CN220904315U (zh) | 一种裙子的尼丝纺面料 | |
JP2795959B2 (ja) | 金銀糸製造用シート、金銀糸、金銀布材および金銀帯 | |
JPH0336531Y2 (ja) | ||
JPH0364612B2 (ja) | ||
CN208946792U (zh) | 一种毛织物复合面料 | |
JPH0343263Y2 (ja) | ||
JP3051900U (ja) | リボン糸を織り込んだ織物 | |
JPS6127982Y2 (ja) | ||
JPH0217660B2 (ja) | ||
JPS631400U (ja) | ||
JPH017760Y2 (ja) | ||
JPS6142941Y2 (ja) | ||
JPH0343264Y2 (ja) | ||
JPH01156543A (ja) | 箔織物の製造方法及びそれに使用する撚り金銀糸 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |