JP2795250B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2795250B2 JP8030873A JP3087396A JP2795250B2 JP 2795250 B2 JP2795250 B2 JP 2795250B2 JP 8030873 A JP8030873 A JP 8030873A JP 3087396 A JP3087396 A JP 3087396A JP 2795250 B2 JP2795250 B2 JP 2795250B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法に関し、特にキャパシタ電極に高融点金属
材料を用いたDRAM等の半導体記憶装置およびその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、DRAMの高集積化が進むにつれ
て、セルの容量を確保することが重要かつ困難な問題と
なってきている。セル容量を確保する手段として、
(1)容量絶縁膜の薄膜化、(2)蓄積電極の表面積の
増大、といった2つの方法がある。そこで、容量絶縁膜
を薄膜化するために、絶縁膜として従来よく用いられて
きたシリコン窒化膜よりも比誘電率の高い材料を用いる
方法がある。
【0003】容量絶縁膜に比誘電率が高い材料を用いた
半導体装置が、特開平3−136361号公報に開示さ
れている(以下、従来例1と称する)。図3はその半導
体装置の構造を示す図であって、容量絶縁膜1として酸
化タンタル(Ta25)を使用している。このように酸
化タンタル膜を用いた場合、容量下部電極2(蓄積電
極)としてはタングステン(W)を用いている。これ
は、容量絶縁膜1を形成する際の酸化処理時に容量下部
電極2が酸化され、蓄積容量値が低下するのを防止する
ためである。一般的に、比誘電率が高い材料に対する蓄
積電極は、タングステンのような高融点金属材料を用い
る場合が多い。
【0004】一方、蓄積電極の表面積を増加させる半導
体装置の製造方法が、特開平3−69162号公報に開
示されている(以下、従来例2と称する)。図4はその
方法により製造された半導体装置を示す図である。本方
法は、蓄積電極4をポリシリコンで形成した後、その側
壁に再度ポリシリコンを形成してサイドウォール5とす
ることによって、蓄積電極の表面積を増加させる方法で
ある。通常、蓄積電極間の間隔は露光装置の解像限界で
決定するが、側壁にポリシリコンを成長させることによ
り、蓄積電極間の間隔をその解像限界で決まる間隔より
も小さくすることができ、蓄積電極の表面積を有効に増
加させることができる。しかしながら、この方法は、蓄
積電極の側壁のみにポリシリコンを形成するのが困難で
ある、という欠点を持っている。
【0005】そこで、蓄積電極の側壁にポリシリコンを
容易に形成する方法が、特開平3−165552号公報
に開示されている(以下、従来例3と称する)。図5は
その方法により製造された半導体装置を示す図である。
本方法は、容量蓄積電極7を形成する際に電極7上面に
酸化膜8を形成しておき、その後、全面にポリシリコン
を形成し、全面をエッチバックする。このエッチバック
の際、先に形成した酸化膜8がエッチングストッパーと
なるため、側壁のポリシリコンサイドウォール9を安定
して形成することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例1で
使用したタングステン電極を基にして、従来例2の技術
を組み合わせ、ポリシリコンの代わりに側壁にタングス
テンサイドウォールを形成することにより容量の増加を
検討した場合、以下のような問題点がある。すなわち、
蓄積電極の存在しない部分では層間膜(シリコン酸化
膜)が露出しているが、タングステンとシリコン酸化膜
の密着性が悪いため、全面にタングステンを成長させた
際にタングステンの剥れが発生し、パーティクルとなっ
てデバイスの歩留まりを低下させてしまう、という問題
がある。
【0007】また、従来例3のように、サイドウォール
形成時のエッチングストッパーとしてシリコン酸化膜を
使用すると、このシリコン酸化膜と蓄積電極のタングス
テンが反応を起こす。そして、仮にタングステン中にシ
リコン(Si)が含まれると、容量絶縁膜である酸化タ
ンタル膜の電気的特性が劣化する。また、このエッチン
グストッパーを除去する工程が必要となる上、エッチン
グストッパーも下地層間膜もシリコン酸化膜であるた
め、エッチングストッパーを除去する際に下地の層間膜
にくびれが生じ、容量膜の電気的特性が劣化する、とい
う問題がある。
【0008】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、容量の増加を図るために蓄積電極
にタングステン等の高融点金属材料を用いた場合でも、
その側壁にサイドウォールを容易に形成することがで
き、かつ高融点金属膜の剥れ等の問題を回避することの
できる半導体装置およびその製造方法を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の半導体装置は、2種類以上の材料からな
る多層の導電膜で構成され、その最上層が金属である容
量蓄積電極を有する半導体装置において、最上層の金属
の側壁にサイドウォールが形成され、最上層の金属より
下方に位置する導電膜のうち少なくとも1層の導電膜が
サイドウォールの下部にまで延在し、その導電膜が最上
層の金属に対して下地との反応を防止するとともに密着
性を向上させるためのバリア金属であることを特徴とす
るものである。
【0010】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
シリコン基板上に層間膜を介してバリア金属となる第1
の導電膜を形成する工程と、第1の導電膜上に蓄積電極
本体となる第2の導電膜を形成する工程と、第2の導電
膜上に第1の導電膜と同時にエッチング除去でき、かつ
これをエッチング除去する際のエッチング時間が少なく
とも第1の導電膜がエッチング除去される時間以上とな
るような膜厚の、後のエッチバック時のストッパーとし
て機能する第3の導電膜を形成する工程と、第1の導電
膜を残し第2、第3の導電膜をエッチングして蓄積電極
本体としてパターニングする工程と、全面に第4の導電
膜を形成する工程と、第3の導電膜をエッチバックスト
ッパーとして全面をエッチバックし少なくとも第4の導
電膜を第2の導電膜の側壁に残存させることにより蓄積
電極本体にサイドウォールを付加する工程と、第2、第
4の導電膜の下方以外の部分の第1の導電膜と第3の導
電膜を同時にエッチング除去する工程、を有することを
特徴とするものである。
【0011】上記の方法において、エッチバックストッ
パーとして用いる第3の導電膜を形成することなく、第
4の導電膜を全面に形成し、エッチバックを行うように
してもよい。そして、第1の導電膜の材料としては窒化
チタンを、第2の導電膜の材料としては、タングステン
またはタングステンを含む金属、もしくは白金または白
金を含む金属、もしくはルテニウムまたは酸化ルテニウ
を用いることができる。
【0012】本発明の製造方法においては、最初に蓄積
電極本体をパターニングする際に第2の導電膜の下に形
成してある第1の導電膜を残すことにより、次にサイド
ウォールとなる第4の導電膜を全面に形成する際に第4
の導電膜とシリコン基板の間に第1の導電膜が介在す
る。第4の導電膜に対してもこの第1の導電膜がバリア
金属として機能するため、サイドウォールとなる第4の
導電膜の剥れ等が生じることがない。また、エッチバッ
クストッパーとして第3の導電膜を用いるため、つまり
シリコン酸化膜を用いないため、蓄積電極本体である、
例えばタングステン等と反応を起こしたり、容量絶縁膜
である酸化タンタル膜の電気的特性が劣化するようなこ
とがない。また、エッチバックストッパーを除去する際
に下地の層間膜にくびれが生じることもない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1および図2を参照して説明する。図1は本実施の形態
の半導体装置のキャパシタ部分を示す図であり、図2は
その製造方法を工程順を追って示すプロセスフロー図で
ある。
【0014】まず、本装置のキャパシタの構造について
説明する。図1に示すように、p型シリコン基板11上
に素子分離領域12が形成され、その上に層間絶縁膜1
3が形成されている。そして、層間絶縁膜13中には、
後述する容量蓄積電極14(容量下部電極)とシリコン
基板11とを電気的に接続するためのコンタクトプラグ
15が形成されている。また、コンタクトプラグ15お
よび層間絶縁膜13上にはバリア金属である窒化チタン
膜16が形成され、この窒化チタン膜16上に載るよう
に、容量蓄積電極本体であるタングステン膜17とその
サイドウォールである側壁タングステン膜18が形成さ
れている。すなわち、バリア金属窒化チタン膜16と電
極本体タングステン膜17と側壁タングステン膜18の
3つの部分で容量蓄積電極14全体が構成されている。
そして、その上部に、容量絶縁膜である酸化タンタル膜
19と、容量上部電極である窒化チタン膜20が順次、
形成されている。
【0015】次に、上記構成の半導体装置の製造方法に
ついて説明する。ただし、ここでは本発明の特徴である
容量蓄積電極を形成するまでの工程を説明する。また、
図2では本発明に関係するキャパシタ部分のみを図示
し、この種の半導体装置に当然存在するゲート電極、ビ
ット線等、他の部分はここでは省略する。
【0016】まず、図2(a)に示すように、p型シリ
コン基板11上に素子分離領域12を形成し、その上に
シリコン酸化膜からなる層間絶縁膜13を形成する。次
に、図2(b)に示すように、層間絶縁膜13の所定の
場所にコンタクト孔21を開口した後、そのコンタクト
孔21を例えばポリシリコン等の導電性材料で埋め込
み、コンタクトプラグ15を形成する。
【0017】次に、図2(c)に示すように、層間絶縁
膜13およびコンタクトプラグ15上の全面に、バリア
金属となる膜厚100nmの窒化チタン膜16(第1の
導電膜)と、蓄積電極本体となる膜厚5000nmのタ
ングステン膜17(第2の導電膜)と、エッチバックス
トッパー膜となる膜厚100nmの窒化チタン膜22
(第3の導電膜)を順次堆積する。この際、蓄積電極本
体のタングステン膜17は層間絶縁膜13であるシリコ
ン酸化膜と密着性が悪いため、タングステン膜17の剥
れを防止するためにタングステン膜17と層間絶縁膜1
3との間にバリア金属としての窒化チタン膜16が必要
となる。また、この窒化チタン膜16は、下地のポリシ
リコンプラグ15とタングステン膜17が相互に過度に
反応して電気的特性が劣化するのを防止する役目も果た
す。
【0018】その後、図2(d)に示すように、公知の
フォトリソグラフィー技術を用いてレジストパターン
(図示せず)を形成し、ドライエッチング技術を用いて
ストッパー窒化チタン膜22とタングステン膜17のみ
をエッチングし、バリア金属窒化チタン膜16を残存さ
せる。この際、下地のバリア金属窒化チタン膜16が多
少エッチングされても問題ない。そして、この時の蓄積
電極間の寸法が最小加工寸法となる。
【0019】次に、タングステン膜(第4の導電膜)を
全面に堆積し、SF6 を主成分としたエッチングガスを
用いてエッチバックを行うことにより、図2(e)に示
すように、電極本体タングステン膜17の側壁に側壁タ
ングステン膜18を残存させ、サイドウォールを形成す
る。このタングステン膜18の膜厚は電極間の間隔によ
って決まるものであり、例えば電極の間隔が0.3μm
ならば、タングステン膜18の膜厚は100nm程度で
よい。このエッチバックを行う場合、ストッパー窒化チ
タン膜22によりエッチング停止時間を制御すれば、再
現性良くエッチバックを行うことができる。またこの
際、ストッパー窒化チタン膜22および下地のバリア金
属窒化チタン膜16が多少エッチングされても問題な
い。
【0020】その後、図2(f)に示すように、ストッ
パー窒化チタン膜22と、容量蓄積電極14が形成され
ていない領域のバリア金属窒化チタン膜16をエッチン
グ除去する。この際、図2(e)に示した形状でエッチ
ングガスとしてCl2 ガスを用いて全面をエッチングす
れば、電極本体タングステン膜17はエッチングされず
に双方の窒化チタン膜16、22のみが除去され、図2
(f)のような形状を容易に形成することができる。そ
の後は容量絶縁膜を形成し、容量上部電極を形成するこ
とによって、図1に示したキャパシタを有する半導体装
置が完成する。
【0021】本実施の形態の半導体装置の製造方法によ
れば、蓄積電極本体をパターニングする際にタングステ
ン膜17の下に形成してあるバリア金属窒化チタン膜1
6を残すことにより、次にサイドウォールとなるタング
ステン膜18を全面に形成する際に、タングステン膜1
8とシリコン基板11の間にバリア金属窒化チタン膜1
6が介在するため、タングステン膜18の剥れ等が生じ
てパーティクルが発生することがなく、デバイスの歩留
まり低下を防止することができる。
【0022】また、エッチバックストッパー膜の材料と
して窒化チタン膜を用いるため、つまり従来の方法のよ
うにシリコン酸化膜を用いないため、エッチバックスト
ッパー膜が直接接触する電極本体タングステン膜17と
反応を起こしたり、タングステン中にシリコンが拡散す
ることで容量絶縁膜である酸化タンタル膜の電気的特性
が劣化するのを防止することができる。
【0023】また、ストッパー窒化チタン膜22を除去
する際には下地の層間絶縁膜13上にバリア金属窒化チ
タン膜16が存在し、バリア金属窒化チタン膜16が同
時に除去されて個々の容量蓄積電極14に分離されると
同時に、下地の層間絶縁膜13をエッチングから保護す
るため、層間絶縁膜13にくびれが生じることがなく、
容量膜の電気的特性を維持することができる。
【0024】このように、本方法によれば、デバイスの
歩留まりや容量膜の電気的特性等を充分に確保した上
で、高誘電率材料の使用による容量絶縁膜の薄膜化、容
量蓄積電極の表面積の増大、の双方を実現することがで
き、今後の高集積化に適した半導体装置を提供すること
ができる。
【0025】なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において種々の変更を加えることが可能である。例
えば本実施の形態では、蓄積電極とシリコン基板の間の
コンタクトを微細化の可能なプラグ型にしてその上に容
量蓄積電極を形成したが、コンタクトプラグを用いずに
コンタクト孔内に直接バリア金属を形成するようにして
もよい。また、バリア金属として単層の窒化チタン膜を
用いたが、多層の金属膜を用いてもよい。さらに、蓄積
電極材料としてタングステンを用いたが、電極として電
気的特性が劣化しない材料、例えば窒化タングステン、
モリブデン、窒化モリブデン、白金等を用いてもよい。
また、本実施の形態では、バリア金属とエッチバックス
トッパー膜の材料として窒化チタンを用いたが、バリア
金属として働き、かつ、容量蓄積電極材料に対してエッ
チング選択比のある材料であれば、他の材料を用いても
よい。
【0026】本実施の形態では、ストッパー窒化チタン
とバリア金属窒化チタンを同じ膜厚としたが、ストッパ
ー窒化チタンがバリア金属窒化チタンより厚ければ問題
ない。また、容量絶縁膜として酸化タンタルを用いた
が、他の高誘電率膜でもよく、例えばBST膜を用いた
場合、エッチバックストッパー膜として窒化チタン、蓄
積電極としてルテニウム(Ru)または酸化ルテニウム
(RuO2 )を用いればよい。その他、容量絶縁膜にP
ZT膜を用いた場合、エッチバックストッパー膜として
窒化チタン、蓄積電極として白金(Pt)を用いればよ
い。また、エッチバックストッパー膜をエッチバック時
のエッチング時間の制御に用いたが、他の手段でエッチ
バック時間が制御できる場合には必ずしもエッチバック
ストッパー膜を用いなくてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、最初に蓄積電極本体をパターニングする際に第
2の導電膜の下に形成してある第1の導電膜を残すこと
により、次にサイドウォールとなる第4の導電膜を全面
に形成する際に第4の導電膜とシリコン基板の間に第1
の導電膜が介在し、これがバリア金属として機能するた
め、サイドウォールとなる第4の導電膜の剥れ等が生じ
てパーティクルが発生し、デバイスの歩留まりが低下す
るのを防止することができる。また、エッチバックスト
ッパーとして第3の導電膜を用いる、つまりシリコン酸
化膜を用いないため、蓄積電極本体となる、例えばタン
グステン等と反応を起こしたり、容量絶縁膜である酸化
タンタル膜等の電気的特性が劣化するようなことがな
い。また、エッチバックストッパーを除去する際に下地
の層間膜にくびれが生じることもない。このように、本
発明によれば、デバイスの歩留まりや容量膜の電気的特
性を充分に確保した上で、高誘電率材料の使用による容
量絶縁膜の薄膜化、容量蓄積電極の表面積の増大、の双
方を実現することができ、今後の高集積化に適した半導
体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体装置を示す
断面図である。
【図2】同、半導体装置の製造方法を工程順を追って示
すプロセスフロー図である。
【図3】従来例1の半導体装置を示す断面図である。
【図4】従来例2の半導体装置を示す断面図である。
【図5】従来例3の半導体装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 容量絶縁膜 2 容量下部電極 4 蓄積電極 5 サイドウォール 7,14 容量蓄積電極 8 酸化膜 9 ポリシリコンサイドウォール 11 p型シリコン基板 12 素子分離領域 13 層間絶縁膜 15 コンタクトプラグ 16 バリア金属窒化チタン膜(バリア金属、第1の導
電膜) 17 電極本体タングステン膜(容量蓄積電極本体、第
2の導電膜) 18 側壁タングステン膜(サイドウォール、第4の導
電膜) 19 酸化タンタル膜(容量絶縁膜) 20 窒化チタン膜(容量上部電極) 21 コンタクト孔 22 ストッパー窒化チタン膜(エッチバックストッパ
ー膜、第3の導電膜)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2種類以上の材料からなる多層の導電膜
    で構成され、その最上層が金属である容量蓄積電極を有
    する半導体装置において、 前記最上層の金属の側壁にサイドウォールが形成され、
    前記最上層の金属より下方に位置する導電膜のうち少な
    くとも1層の導電膜が前記サイドウォールの下部にまで
    延在し、該少なくとも1層の導電膜が前記最上層の金属
    に対して下地との反応を防止するとともに密着性を向上
    させるためのバリア金属であることを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 シリコン基板上に層間膜を介してバリア
    金属となる第1の導電膜を形成する工程と、該第1の導
    電膜上に蓄積電極本体となる第2の導電膜を形成する工
    程と、該第2の導電膜上に前記第1の導電膜と同時にエ
    ッチング除去でき、かつこれをエッチング除去する際の
    エッチング時間が少なくとも前記第1の導電膜がエッチ
    ング除去される時間以上となるような膜厚の、後のエッ
    チバック時のストッパーとして機能する第3の導電膜を
    形成する工程と、前記第1の導電膜を残し前記第2、第
    3の導電膜をエッチングして蓄積電極本体としてパター
    ニングする工程と、全面に第4の導電膜を形成する工程
    と、前記第3の導電膜をエッチバックストッパーとして
    全面をエッチバックし少なくとも前記第4の導電膜を前
    記第2の導電膜の側壁に残存させることにより蓄積電極
    本体にサイドウォールを付加する工程と、前記第2、第
    4の導電膜の下方以外の部分の前記第1の導電膜と前記
    第3の導電膜を同時にエッチング除去する工程、を有す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の半導体装置の製造方法
    において、 エッチバックストッパーとして用いる前記第3の導電膜
    を形成することなく、前記第4の導電膜を全面に形成
    し、エッチバックを行うことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の半導体装置の
    製造方法において、 前記第1の導電膜として窒化チタンを用い、前記第2の
    導電膜としてタングステンまたはタングステンを含む金
    属を用いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項2または3に記載の半導体装置の
    製造方法において、 前記第1の導電膜として窒化チタンを用い、前記第2の
    導電膜として白金または白金を含む金属を用いることを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項2または3に記載の半導体装置の
    製造方法において、 前記第1の導電膜として窒化チタンを用い、前記第2の
    導電膜としてルテニウムもしくは酸化ルテニウムを用い
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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